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総合雑記スレッド
121
:
強制はしませんが固定ハンドルを推奨します
:2004/08/21(土) 22:38
時間が少し経ってしまったが先の闘劇に関したことをまとめてみようと思う。
今回ウメハラは2タイトルにしぼり昨年よりは集中的に練習し仕上げた。 ヌキも団体戦に的を絞り、それぞれ磐石のメンツを組んでやり込み不足対策として臨んだように見えた。 この二人の存在は闘劇を見る上ではやはり中心としていくのが現在のプレイヤー情勢から考えても 妥当かと思う。
さてふたを開けて見るとこの二人ともに入賞ゼロ。 この結果は今回の闘劇で大きな意味を持つと思う。 これまではどんな状況だろうと他に誰が参加していようと問答無用で上位に食い込んでいたこの二人。 確かに共にいつも通り、人知を超えた動きを見せなかったわけではないがそれでも入賞には届かなかった。
この結果には時代の移り変わりと現在の格ゲーの持つ特性が大いに語られているように感じる。
一つは二人とも大人になったということ。 ある意味何も考えずに対戦だけをしていればいいという時期を終えて日常との兼ね合いの中で格ゲーを 続けるという環境になったのであろう。そして思考の中にも大人としての迷いや丸さが生まれたのかもしれない。 日常的に見ればそれはいいことであると思うがこと対戦においては純粋に勝利を求める状態こそがある意味一番結果を生みやすいとも言える。
もう一つの要因は現在の格ゲーの特性として誰にでもチャンスがあるようなシステムが世間に受け入れられているという現実。恐らく、プレイヤーとしての能力だけならばウメヌキに関しては今もトップ中のトップであると思う。 その実力だけでは安定しきれないシステムやゲーム性が彼らの政権を破壊したように見える。格ゲーの歴史が深まれば深まるほど当然としてガチガチの実力勝負をさせられるタイトルは世間から敬遠される。ある意味格ゲーが生き残る道としては当然だとも思うがその自由度の高さや偶然性は真の強さというものを薄れさせてしまうような気がしてしまう。
簡単に言うなら今まで将棋では最強クラスだった二人だが最近はマージャンが主流になってきてしまい、安定した 結果を残すことが難しくなっている現状があるってことねw
当然二人とも現状に対応して安定する道を模索しているように見えるが残念ながら今年の闘劇には間に合わなかった ようだ。しかし、二人にやる気がある限りはウメヌキ時代が再来するのはそう遠くないようにも感じるが。
俺は対戦で強い人間というのは本当にすごいと思うのでウメヌキのようなわかり易い「本物の強さ」が今後見えにくくなっていくのは残念でならないが、そんな俺の心配はよそに新たな時代の天才と呼ばれる人間が出てくるかもしれない。
強さがわかりにくくなればなるほど世間の対戦の本質に対する評価も下がってしまうような気がするので対戦の持つ真の良さをやってない人にも伝わるような時代が来て欲しいと思う。あくまで理想だがw
色々な娯楽に手を出し、様々な楽しい経験をしてみたが対戦の持つ魅力はとんでもないものだと俺は思う。
だからこそ、こんな勝手なことを思ってしまうのですw
そればっかりはしょーがない。
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