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【見るのは】ヤバイ物置き場、(18禁?)【自己責任】

72ROMer</b><font color=#FF0000>(EeMAoRpw)</font><b>:2003/08/01(金) 16:44
「誰か中にいる!」
「なんだって?」
「ほら、そこ!」
僕が指を指したところ。はっきりと何かが蠢いている。
呆然として立ち尽くす僕たちのところで、「それ」はゆっくりと歩き出した。
「それ」はがっしりとした体格をしており、両肩に二人の人間が乗せていた。
体は、とてもひどい火傷を負っており、ところどころ肉が崩れ落ちているのが見えた。
奇妙なのはその頭だった。首から上は無傷だったのだ。
髪こそ焦げてはいたが、炎の影でおぼろげながら、その美麗とも言うべき顔が見とれた。
「それ」は、僕たちに気づいたらしく肩の二人を投げ捨て、先ほどよりも速い速度でこちらへ歩き出した。
僕たちは逃げ出した。
正確には、僕は逃げようとした。足が動かない。
さっき粉砕したはずの恐怖心が、頭の中で再構築されていく。
子供というのは薄情なものだ。動けない僕を置いて二人はどこかへ行ってしまった。
(まってよ・・・)
足を動かそうとするが、逆に膝が折れ、ペタンと地面に座り込んでしまう。
小便を漏らしたのがかろうじてわかった。
(まってよ・・・)
声も、涙も出ない。
後ろを振り向く。そこには「それ」がいた。
ゆっくりと手を伸ばしてくる「それ」。空中で腕の肉が崩れ、地面に落ちる。
気絶してしまいたかった。しかしそれすらも許されなかった。
炭化し、まだ熱を持っているその掌が、僕の首に触れる。とてもいやな匂いがする。
この近距離だ。「それ」ははっきり見えたはずだが、顔だけがぼやけていて見えない。
じっと見ていると、「それ」の首のあたり。ちょうど黒くこげている部分と、無傷な部分だ。
そこから首が切れ、ズルリと僕の膝の上に落ちる。
その首は僕のほうを見つめてきた。
見覚えのある顔があった。
「僕」だった。


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