【誤爆も使いよう】ＦＦ１１ちょっといい話２１【みすったああああ】

157：(･ω･)：2004/11/12(金) 16:16 ID:YfSjBh2I: 自分的ちょっといい話・・・。

「目標だった人が居なくなって、自分見失っちゃったんだ」

そう言って引退してったフレのヒューム戦士が居ました。
彼が目標にしてたのは所属LSのリーダーでやはりヒュームの戦士だった人。
統率力があり、頼れる人でLSメンバみんなに頼られていた人です。
そのリーダーがリアル事情で引退して半年。彼はそう言って冒険者を辞めました。

彼がリーダーから受け継いだ１つのリングと、彼とずっと共に戦ってきた武器を２つ、
彼は自分に残していきました。一輪の白い花と共に。
メイン魔道士な自分にはとうてい装備できない高レベル前衛の武器。
売って魔法代にしてくれていいよ。そういわれたって売れるわけがない。
倉庫でずっとずっと埃を被っていました。

「……元気だった？　戻ってきちゃったｗ」
一通の赤い文字と共に表示される懐かしい名前。
そうです、彼は戻ってきたのです。
彼が戻ってくるまでの長い空白に世界は色々変わり、フレも何人か辞めていきました。
けれど彼は帰ってきた。
前と同じ名前、姿で再び冒険者登録をしてきたのです。

倉庫で埃を被っていた武器とリングは再び彼の手に戻りました。
ゼロからスタートする事を望んだ彼に、半ば無理やりに私が押し付けたのです。
だって、元は彼のものなのですから。売って資金にする事も出来ますし。

「返してもらっちゃってごめんね」
バツが悪そうに言った彼に、こう応えました。

「帰ってきてくれたのが何よりのプレゼントだから、あなたの形見よりあなたとまた
一緒に遊べる事が嬉しい」

今は前のメインである戦士よりも赤が楽しいと言っていた彼。
また一緒に遊びましょう。
あなたと遊べるくらいのレベルのジョブは、私にもありますから・・・。

フレ、おかえり！

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