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民明書房〜FF編

97(・ω・):2004/03/31(水) 12:59 ID:4AwE6YLA
破輪凄辣手(ぱわーすらっしゅ)

古代中国で剣と言えば、青龍刀のような片手で扱う曲刀が有名であるが、
両手で扱う大剣を扱う武術も盛んであったことは意外と知られていない。

唐の時代の達人、呉 黎孟(ご・れいもう)は、ある日、自らの突き技を強化する為にある修行法を考案した。
両手首に20kgもの重りを装着し、木の枝からぶら下げた輪の中心を両の手で正確に突く。
この修行法によって身につけた呉 黎孟の突き技は、最終的には突きの衝撃波で鉄の輪を破壊するまでに至ったことから「破輪凄辣手」と名付けられた。

中国では広大な大地での騎馬戦闘が主流である為、その後、両手剣を扱う武術は殆ど失われてしまったが、その技術は西洋に渡りいっそう花開いた。
15世紀頃より西洋で幅広く使われ始めた両手剣「クレイモア」は、呉 黎孟の名前をもじったものと言われている。

現代人が筋力増強の時に手首に付ける重りを「パワーバンド」「パワーリスト」等と呼ぶのも、上記の修行法影響を色濃く残していると言えよう。
        民明書房館「剣術今昔-チャンバラから殺陣まで-」より抜粋


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