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民明書房〜FF編

84(・ω・):2004/03/30(火) 14:48 ID:N6Mq4VJU
 | .   ┌────────────┐
 |[+].<   事得無(じーえむ)     .│
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古代中国、費尾得(ぴおえる)という村では、驚くことに世界に先駆けて、現在の警察機構にあたる物を考案・実施していた。
「事無きを得る」という意味合いで、「事無(じむ)」と名付けられ、村で頻発するトラブル解決の為、若者の中から屈強な者を選抜し、巡回にあたらせていた。
他の村人と区別する為、全身赤の服を着せられ、特に男性は、風貌の統一化の為頭髪を生やすことも御法度とされた。
しかし、大切な働き手を取られる事を拒む家が多く、頭皮に刺青を入れられた罪人を特赦してその数を埋めていたようだ。
それだけに無学な者が多く、村人への対応が危ぶまれた為、村長の田弘(でんこう)は、事無用のマニュアルを作成し、その通りに対応させたが、その内容は薄かった。
何かトラブルがあっても「村人の間で解決してください。」
また、マニュアルに無い事は一切答えられず、答えに困ったら「費尾得村に設置された意見箱へお願いします。」
その、通り一遍の事務的な対応が村人の不評を呼び、いつしか田弘は村長の座を追われ、事無の制度も廃止となった。

現在一部で、使われているGM(ジーエム)という呼び名は、
当時村人達の間で、「呼んでも得られる物は無い」という事で、「事得無」と呼ばれていたのが元と言われている。

        民明書房館「世界各地の警察機構」より抜粋


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