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民明書房〜FF編

231(・ω・):2004/10/08(金) 15:56 ID:rh.jLJJk
Gobrin Ambusherはゴブリンラッシュの構え!

雷電:む!あの構えは!
竜騎:知っているのかRaiden!
雷電:うむ、あれは……

護武凛乱手(ごぶりんらっしゅ)

中国は三国時代、その一国、呉の国に凛という水軍武将がいた。
身の丈は4尺半(140cmほど)背筋も丸く顔ものっぺりとして鬚も薄く、どう見ても武芸者には見えない容姿をしていた。
実際武道場で剣をとって打ち合えば、下っ端の足軽にも遅れを取る始末。

ある日、武術大会が開催された。水軍の盛んな呉のこと、今回は船上での大会と相成った。
そして凛が出場の届けを出すと、集まった屈強な武将たちは何を愚かなと、大なり小なり侮蔑の視線を送っていた。

だが彼は船の上ではいかなる武将にも負けることはなかった。
彼と相対した武将は、嵐の上の木の葉のごとく翻弄される足場でも平然と歩を進め、繰り出す刃を潜り抜けた彼の、独自の無手による乱打を受けて車田正美のごとく激しく吹き飛ばされた。
当然奥行きに幅のある船上のこと、吹き飛ばされた武将は船から投げ出され、水に落ちることとなった。

水に落とされた者は皆、
「俺は負けたわけじゃない、水に落とされただけだ!」
と声高に主張していたが、試合が続行不可能と判断され、凛はついに優勝した。

試合後謁見した凛に、君主が
「なぜ武器も使わず、相手を突き落とすだけなんだ?船上のみとはいえ、懐まで飛び込めるのだから突き落とさずに武器を用いれば勝ち負けもはっきりしただろうに?」
との問いに、
「私は勝ったわけではありません。この凛は自らの身を守れるだけの武芸があればよいのです」
と答えたという。
その後、他国との戦争においても、船上で相手を突き落とす凛の手際をみて
「護武凛乱手おそるべし」
と各国の水軍の将がうわさしたという。

現在でも相手を追い込む連打のことをラッシュというが、これの語源が凛の乱手であることは言うまでもない。

民明書房刊「闘利備亜(トリビア)の泉 第2巻」より抜粋


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