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民明書房〜FF編

212(・ω・):2004/07/15(木) 19:07 ID:X3kScvSU
真似緊(まねきん)

時は江戸、当時の武士の修行法に、一風変わった物があった。
真似緊(まねきん)と呼ばれるその修行法は、座禅よりヒントを得た物で、
達人の型を習い習得すべく、同じ構えの姿勢を取ったまま一昼夜を過ごすという過酷な物であった。
修行者はその間、微動だにせず、食事も水も絶った。

江戸中期になると、長らく続いた平和によって武士の生活も赤貧を極めることが多くなり、
呉服屋等へ出向き、この修行をしながらその店の服を着て店の前に一日立って報酬を貰う、という武士も目立つようになっていた。

このエピソードは、当時鎖国中の日本で貿易を続けていた元(中国)へと伝わり、マルコ・ポーロの耳に入り、
彼の残した「東方見聞録」の当時の文献には、「黄金の国・ジパング」の名と共にこのエピソードが刻まれていたという。

お金の事を表す「money(マネー)」という言葉が、実はこの真似緊から来ているという説に関しては未だ物議を醸し出しているが、
模倣するという意味で、「真似」という一風変わった読みの言葉を当てているのは、この真似緊が元になっていると言うことは言うまでもない。


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