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今はいないフレンドへの手紙

310(・ω・):2004/02/16(月) 17:38 ID:.2SWhilE
第73章 知られざる真実!マジックポットの中身とは…?

その日彼女は一路フェインを目指していた
エルヴァーンの黒魔道士である彼女は、その種族的特徴から数々の辛酸を舐めてきた
精霊魔法が通らない。レジストされる。先日も彼氏から切ない仕打ちを受けていた
「悪い。精霊通らないみたいだからさ。ケアルたのむわ」

屈辱的だった。黒魔道士として彼と肩を並べて戦いたかった。
そんなときだ。街でこんな噂を聞いたのは。
「なんでも壺に入るとINTがあがるらしい」

藁にもすがる思いでフェインにたどり着き、マジックポットの中を見る。
魔力回路がプリントされた壺の内側には赤黒い液体が詰まっていた。
気味が悪いと思ったが、決心を決める。彼を見返してやるのだ。
おそるおそるつま先から液体に浸かる。
少しづつ体を浸食していく痛みにも似た感覚。
腰の当りまで浸かったとき、それは来た。

絶大なまでの魔力の奔流。
「すごい。すごいわ。今なら最大火力の古代魔法も撃てそう。空だって飛べそうよ」
絶叫とも取れる彼女の叫び。そして溢れる魔力
「ファイガー」
暴走した魔力が彼女自身の躰を焼き尽くしていく。
そして壺の中には少し分量を増した赤黒い液体が揺れていた。



「マジックポットってINT高そうだな」
「そうだ。壺に入ろう」
「おまえ。頭良いな」
そして新たな犠牲者がまた一人・・・




第74章 コンシュタットの流星

311(・ω・):2004/02/16(月) 18:41 ID:9aqsIIf2
>>310
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

312(・ω・):2004/02/16(月) 19:08 ID:.2SWhilE
このスレってすげぇ良スレだけど
この流れを作った>>5>>6が神だったんだな
グッジョブ先輩達

313(・ω・):2004/02/16(月) 21:13 ID:7xE0lxBM
どっちかっつーと流れを作ったのは>12->14じゃないか?
なんにしろグッジョブ先輩達

314(・ω・):2004/02/17(火) 00:06 ID:gVGuXFss
潔く身を引いた1に敬礼

315(・ω・):2004/02/17(火) 00:16 ID:a.giZ/H6
>>306
ザンネンだが俺は名無し氏ではないよ、マチガイナイw
これでぐっすり眠れるかね?

そして先輩とこれからの作家さんたちに /salute

316(・ω・):2004/02/17(火) 09:34 ID:I4yKZvE.
冒険者A:/sh きゃぁ〜〜〜でか羊に殺される〜だれかた〜すけ〜て〜〜〜
冒険者Aは助けを求めている!

今日もコンシュに響き渡る、新米冒険者の悲鳴・・・

謎の釣り人:/sh Hahahaha!まかせたまえ!!!
/anon off
そばにいた、釣り人が、ばっと身を翻し、
バルキリーマスクをつけ、サブリガをはいた珍妙
・・・いや、怪しげ
・・・いやいや、かっこいい(?)いでたちの
赤魔にと変貌する!

赤魔の挑発>でか羊
謎の赤魔:/sh やぁやぁ我こそは、あるときは謎の釣り人!
SteelFleece Baldarichの攻撃>コンシュタットの流星にペチッ!!!

謎の赤魔:/sh またあるときは、片目のテレポタクシー!
SteelFleece Baldarichの攻撃>コンシュタットの流星にドゲシッ!!!

謎の赤魔:/sh そしてまたあるときは、旅の寝バザー!
SteelFleece Baldarichの攻撃>コンシュタットの流星にゲシゲシッ!!!

謎の赤魔:/sh しかしてその実態は!!!音にも名高き「コンシュタットの流星」!!!!
コンシュタットの流星はブリリアントスノーを使用した。
SteelFleece Baldarichの攻撃>コンシュタットの流星にビシッ!!!

コンシュタットの流星:/sh この名に恐れをなさぬのならば
SteelFleece Baldarichの攻撃>コンシュタットの流星にバシッ!!!

コンシュタットの流星:/sh かかってこい!!!!
SteelFleece Baldarichの攻撃>コンシュタットの流星にゲシシッ!!!

コンシュタットの流星:・えちょ いてえじゃねぇか!!!!
コンシュタットの流星:・えちょ ってNMかよ!!!!!
コンシュタットの流星:・えちょ うはwwwwひとりじゃ無理wwwwww

コンシュタットの流星:/sh ははは、さぁ、君達も一緒にこのにっくきモンスターを倒そうではないか!
コンシュタットの流星の歯がきらりと光った。





数分後・・・
/sh 俺は赤きサイクロン!!全てを巻き込み粉砕するぜ!!!
通りすがりの赤魔のサイクロン!!> SteelFleece Baldarichを倒した。

新米冒険者A:ありがとうございました、おかげで助かりました。
通りすがりの赤魔:いえいえ、お礼はいりませんよ、無事で何よりでした。
            あぁ、それと死なしてしまって申し訳ないです・・・。
衰弱中のコンシュタットの流星:いえいえ、皆さんが無事で何より!私の命なぞ安いものです!
コンシュタットの流星の歯がきらりと光った。

コンシュタットの流星:/sh ではさらば!!!
/anon

周りの人たち:おぉ、もうどこかに行ってしまわれた・・・。

・・・かくして、コンシュタットノ平和は、今日も彼の活躍により守られた!
この世から悪の獣人を一掃するその日まで!戦えコンシュタットの流星!負けるなコンシュタットの流星!



コンシュタットの流星:/sh ・・・だれだ、そこ、ぱくりだなんていってる奴は!!!

第74章 倉子(庫)の憂鬱な一日

317(・ω・):2004/02/17(火) 10:03 ID:VwdPICfw
はああ、嫌になっちゃうわ。
また魔法屋からディアかって競売出して来いですって。
まったくいい気なもんよね。
お気にはジュノにレンタルハウス借りてもらったりして
外に冒険に行っているっていうのに
私はいっつもサンド港区の薄暗いトンネルを往復するだけ。
たまに明るいところ出たと思っても、
大抵は皮ギルドか木工ギルドでの開店待ちでしょ?
ほんっと、人を便利なお使いマシーンとでも
勘違いしてるんじゃないかしら?
私だって、こう見えても冒険者よ?
そのうち吟遊詩人に歌われる一編のサーガになる予定なのよ?
それが何よ?
期待に胸はずましてサンドにやってきたというのに
お仕事といったら魔法を競売に出すこと。
……はああああああ、もうほんっと嫌になっちゃう!!

でもね、実はわたし最近たのしみ見つけちゃったんだ〜。えへへ〜。
冒険に出てる子がね、クリスタルとか種とか送ってくるの。
それを他の子が送ってくれた色んな鉢で栽培するの。
色んなものができるんだよ〜!食べ物とか宝石とか!
毎日見てないとすぐ調子悪くなったりするんだけど
そのおかげで毎日のやりがいがあるっていうか
家庭菜園やってるみたいで、なんか主婦っぽくて可愛くない?
って、ちょっと!アンタさっきから聞いてるの?
人が話してる時は目を見なさいよ!ねぇってば!


――ようやく振り返った彼は言った。


「カリカリクポー」


第75章 或いはそれさえも平穏なラバオの日常

318(・ω・):2004/02/17(火) 10:07 ID:nYVg0eS2
第75章 倉子(庫)の憂鬱な一日
  ~~
でいいのかな?

319317:2004/02/17(火) 10:10 ID:VwdPICfw
スマソ お題は「第76章 或いはそれさえも平穏なラバオの日常」に

320(・ω・):2004/02/17(火) 10:47 ID:I4yKZvE.
>>318
スマソ

>>319
それでよろ

321(・ω・):2004/02/17(火) 11:11 ID:nYVg0eS2
第76章 或いはそれさえも平穏なラバオの日常

「たったすけてくれぇ〜〜」
続々迫る蟻蟻蟻蟻蟻アリアリアリありありあり
なんでこんな事になっちゃったんだろう
僕はただお使いでサンダーメロンを買いに出ただけなのに
八百屋さんに無くて。ラバオなら売ってるかもって聞いて
冒険者にコッソリついて行ってココロカを抜けて・・・
でもって何で棒持ったアンティカの大群に追われてるんでしょう。僕は

どん。誰かにぶつかる。ガルカさんかな
「すみません!追われてるんです!たすけてください!」
そのマンティコアはニヤリと笑った

走る走る走る走る走る
なんだか追っかけてる方は緑色のサボテンやらカブトムシやらオンパレードになってきた
大軍団だ。
あ。向こうの方に数人の冒険者がいる。助かった
「おおーい。たすけてー」
冒険者は血相を変えると一目散に逃げ出した。なんでぇ?
も。もう膝が笑ってる。限界だ。本当に限界

その時風が吹いた。
風って言うにはちょっと強すぎだよね。とか思ったとたん足を取られる
あれ?あれ?足だけじゃないよ。なんか地面が無いんですけど
前を逃げる冒険者が何か叫んでる。なんだろう。えーと
た・つ・ま・き・だー?えええええええ

僕は空を飛ぶ。冒険者も空を飛ぶ。アンティカもサボテンもカブトムシも
マンティコアはまだニヤリとしていたが、やっぱり飛んでいた
勘弁してください。もうつまみ食いもイタズラもしないから許してぇ




日が暮れてボロぞうきんみたいになった僕はラバオのおじさんに話しかける
「サンダーメロンひとつください」
「悪いねぇ坊主。売り切れだ。また明日きてくんな」


第77章 守られた約束

322第77章:2004/02/17(火) 12:17 ID:B4y4TKDA
私は帰ってきた。
父の敵を討つべく、サンドリアをたって3年・・・・・。
爺がくれたフレイムデーゲンと共に。

1人前の赤魔導士となった私は、旅先で知り合った冒険者達と
ズヴァール城に出かけ、激闘の末に闇王を倒した。
父の敵を討ったのだ。

屋敷の前まで帰ってきた。あの頃と全く変わっていない。
入るのを躊躇った。母にそして爺に早く逢いたかった。
しかし・・足が進まない。2人とも元気だろうか?
私の我が儘のために、心労をかけたのではないか?
そう思うと、なかなか屋敷に入れなかった。

「!・・お嬢様・・・・・」
後ろから老エルヴァーンが声をかけてきた。爺だ。
「よくぞご無事で・・・・して、本願は?」
「うん。爺のくれた剣のおかげで無事に闇王を倒せたわ。」
「おぉ・・この体に鞭打ってお待ちしていた甲斐がありました・・
ささ、奥様もご健在です。屋敷の中へ・・。
爺に連れられて屋敷に入った。母は涙を流して迎えてくれた。
3年間何をしていたかなど、つもる話をして1日が過ぎた。

翌日、王宮から呼び出しがあり、国王陛下・殿下達・各騎士団長・魔導士団長にお褒めの言葉と
褒美をいただいた。
この日は忙しく、あっという間に夜を迎えた。疲れた私は部屋でくつろいでいた。
コンコン ノックの音
「はい?」
「お嬢様、夜分失礼します。」爺が入ってきた。ちょうど良かった。私も剣を帰そうと思っていたところだ。
「お嬢様、よくぞこの爺との約束を守って、無事にお帰りになりました。大変うれしゅうございます。」
「ううん、爺がくれたこの剣のおかげよ。ありがとう。」私は爺に剣を渡そうとした。
「いえ・・お嬢様は爺などより立派な赤魔導士になられました。このジジィには不用のモノでございます。末永くお使い下さい。」
「爺・・」

「さて、お嬢様、もう1つ約束があったのをお忘れになりましたか?」
「?・・・あ!私の・・子供の面倒を見ること?」
「左様でございます。さて、失礼とは思いましたが、ここにあるお方をお連れしました。」
爺に促され、男が入ってきた。隣の屋敷に住む、幼なじみの伯爵家次男坊だった。
この人物と私は、恋仲だった。しかし生きて帰れないかもしれない3年前の出発前に別れを告げたはずだった。
「お嬢様、無事にお帰りになったのです。ご自分の気持ちに素直になられては如何でしょう?」
「爺・・・・」

月日は流れた。彼は私の家に婿に入り、宙に浮いていた子爵の爵位を継いだ。
爺は相変わらず元気だ。変わったことといえば、私を「奥様」と呼び、娘を「お嬢様」と呼ぶようになったことだ。
「お嬢様!なんというはしたないことを!爺は許しませんぞ!奥様!何とか言って下さい!」
私は微笑みながら、2人のやりとりと見てる。
「やれやれ・・誰かさんの幼い時にそっくりだ・・」爺が苦笑いをしつつもうれしそうにしていた。

第78章 セルビナ警備隊 第11SAM小隊

323第77章 守られた約束:2004/02/17(火) 12:17 ID:A7FBln52
重厚なサンドリア様式の屋敷のベッドに、その老エルヴァーンは横たわっていた。

魂の灯火が今まさに消えんとする彼を支えているのは、ただ一つの思いのみ。

彼は待っていた。
漆黒のロンフォールへ駆け出した後姿を。

月日は流れ、老エルヴァーンは病に伏していた。
かつては戦場を駆け巡ったその足も、主を守って剣を握ったその腕も、
もはや枯れた木の枝のようになっていた。

ただ、彼は待っていた。
幼き頃より彼を見上げたあの美しい瞳を。

その時、窓の外で誰かが叫んだ。
港に飛空艇が到着したという。

そんな当たり前の事。

しかし、その日だけは違った。
毎日、ジュノとサンドリアの間を就航するその飛空艇は、
一人の美しい冒険者を乗せていた。

しなやかなその身体を、朝日のように真っ白い鎧で包んだその人は、
一本のフレイムデーゲンを携えていた。

彼女に駆け寄りねぎらいの言葉をかける人々をかきわけ、彼女は
懐かしい我が家へと急いだ。

あの、老エルヴァーンが待つ屋敷へと。


「ただいま、じいや!いま戻ったわ!」


第78章 今日の戦果はどこへ行った?

324(・ω・):2004/02/17(火) 12:18 ID:A7FBln52
>>322 >>323

うわ、直前で同じテーマで書き込みがッwww

325(・ω・):2004/02/17(火) 12:29 ID:B4y4TKDA
>>324
うはw同時だったねwwwどうしよう?

326(・ω・):2004/02/17(火) 12:33 ID:A7FBln52
>>325
B4y4TKDA、アナタが先よ…>>323は外伝でヨロwwwww

っていうかリロードしたら何もなかったのに、次のお題考えてカキコした
わずかのスキを突くなんて、アナタやるわね…(´ω`)y─┛~~

327(・ω・):2004/02/17(火) 12:43 ID:B4y4TKDA
>>326
A7FBln52 ありがとう。実は自分もリロードして
     なにもなかったからwww

次のお題は譲ります。78章は下のお題でよろ。


第78章 今日の戦果はどこへ行った?

328(・ω・):2004/02/17(火) 13:02 ID:7QoW558g
>>322 >>323
で、お二人さん、ケコーン式はどこでするの?

329(・ω・):2004/02/17(火) 13:14 ID:I4yKZvE.
第77章 守られた約束 外伝

−ズヴァール城・内郭、王の間前
デーモン相手に暴れる一人のタルタルモンクがいる。

「おめめパッチリ、体力すっきり、おチャクラ全開!!」
「集中してりゃ、てめえの攻撃なんか当たらねぇんだよ!」
「とどめだ!乱 撃!!!」

闇の王が復活したので調べてきて欲しいというミッションが発動され
何人もの冒険者が、王の間にたどり着くこともできず返り討ちにあっていたころ
モンク達だけでズヴァールに特攻しようという試みが行われ、何人ものモンクが特攻したが
ここまでたどり着けたのは彼だけだった。

体力が減ったものから順次襲われ半数が脱落したザルカバード。
一人が落ちる穴を間違え、芋づる式にまた半数が落ちてしまい、アーリマンにずたぼろにされた外郭。
何とか上ったはいいもののオークが多数リンクして、さらに半壊した内郭。
しかし、いよいよ彼のミッションも終わろうとしている。
王の間の前で、隠れながら体を休める。
「ようやっとここまできたか・・・。」
自分がこれ以上成長するためには何か壁を越えなくてはならない・・・なんとなくは気づいている。
のっそりと起き上がり、気を貯め始める。
「Maatのじいさんに聞いたらなんかわかるかな・・・」
とりあえず、何かつかめるかもしれないと、この計画に参加はしたが、無駄だろうとは思っていた。

「壁か・・・乗り越えたら、もっともっと強くなれるかな・・・」
そうつぶやくと、王の間の扉を勢いよく開け、飛び込んでいった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

−ル・オンの庭
黒タル「オラオラオラァ!フロスト〜〜」
赤タル「麻痺ってまえ!パライズ〜〜!」
白タル「おんどりゃ〜 ヘキサいくがな!とおっ!」
モタル「うっす!夢想阿修羅拳いきまっしゅ。!!はぁぁぁぁ!!!!」
ちばきゅばずばどがちゃががんごんぎんびしっ!
黒タル「いくで〜〜〜!!ファイガIII!!!」
赤タル「俺もだ!!ファイアIII」
白タル「ついでにぃ〜 ホーリ〜〜!!」
「ウホ☆いいダメージ♪」

あれからいく月の日が流れいくつのミッションをこなしただろうか・・・
冒険者の中でも英雄とまで呼ばれるようになった彼らを知らぬものはもういない。
彼らの名は、あのMaatをも屈服させたつわものとして知れ渡っていた。

ヒーリングしながら、赤タルが口を開いた。
「遠いところに来たのぉ。」
みんな下を向いて口を開かない。
今までの苦労もここで終わる・・・誰もがそうわかっていた。
黒タルと白タルが無言のまま起き上がり、次の対戦体制を整える。
タルモンクがつぶやいた。
「うっしゅ・・・でもおれ・・・おれなんか、本当にここにいていいのかな・・・」
赤タルが背を向けたまま、つぶやく。
「なに言うとる・・・。お前もあの壁、乗り越えてきたやないか・・・」
「うっしゅ・・・」

ル・オンの庭が朝焼けで赤く染まっていく・・・。
「俺ら、散り散りになってそれぞれ腕を磨いてきた。うまく言われへんけど、離れてもずっと一緒やった。」
白タルがそうつぶやきながら、手を差し出す。
タルタルたちは円になってぎゅっと手を握りあった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4人のタルタルたちの消息は、誰も知らない。

330(・ω・):2004/02/17(火) 13:16 ID:A7FBln52
/blush >>328

331(・ω・):2004/02/17(火) 13:17 ID:nYVg0eS2
第78章 今日の戦果はどこへ行った?

おいらは気楽な獣使い
今日もサルタで魚釣りさ
隣には運び屋キャリーが満足そうに空を眺めてる
大きく振り上げてピューと釣り糸を垂らす

かかった
このクィクィって感触がたまらないねぇ
ヒョイッと吊り上げてキャリーが見事にキャッチする
ピュー クィクィ ヒョイ パクッ
ピュー クィクィ ヒョイ パクッ
ピュー クィクィ ヒョイ パクッ

なぁキャリー。今日の戦果はどこへ行った?


第79章 スターオニオンズ団vs子ミスラ探偵団

332(・ω・):2004/02/17(火) 14:11 ID:oMR3jXn.
>>322 >>323
すごいね。同着な上に、登場人物まで一緒だよ。

333(・ω・):2004/02/17(火) 15:29 ID:wuvNgJbY
でも、どっちもおもしろかったからおk!

334(・ω・):2004/02/18(水) 04:23 ID:NNtdlPS6
下がりすぎなので↑

335(・ω・):2004/02/18(水) 09:57 ID:k2bLhLUg
物語がどんどん結末を迎えてますな。

3366:2004/02/18(水) 16:30 ID:bFnXNADQ
第79章 スターオニオンズ団vs子ミスラ探偵団

ここはウィンダス。水と森の都。僕の母国。

僕の国ではタルタルとミスラが生活を共にしている。
僕が入っているスターオニオンズ団はKohlo-Lakoloを団長とするタルタル軍団。
主な活動はNanaa Mihgo率いる泥棒ミスラ達を監視することだ。

正義バッジをキラリと胸につけて今日もNanaa Mihgoを追跡する。
最近Nanaa Mihgoの様子がおかしいのだ。
何日か前にピカリと光る石のようなものを手にしてるのを見たんだ。
それ以来、落ち着きがないのだ。

そろそろNanaa Mihgoが動き出すと僕は睨んでいた。
思った通り、チョコボに乗ってどこかに出かけるようだ。
すぐさま後を追う。

見慣れたサルタバルタを抜けタロンギ、メリファトへ。
どうやらオズトロヤ城へ向かうようだ。

僕は見失わないように気づかれないように後を追う。
どうやら地下に向かったようだ。少し待って下に落ちてみる。

(指輪…?)

ピカリと光るものは指輪だった。拾おうとしたその時だった。
「待ちな!その指輪はあたい達の者にゃ!」
振り返るとそこには子ミスラ探偵団がいた…。

数日後、子ミスラ探偵団とすれ違った。
誇らしげにバウンサークラブを装備していた・・・Orz~

第80章 ヒュムの憂鬱

337第80章 ヒュムの憂鬱:2004/02/18(水) 20:55 ID:uAihZgNc

みなさん勘違いしてると思いますが。
私は自分の意思でこうしているのです。
なかには・・・そう、不本意にもそうであるひともいるかもしれません。
ですが、私は今の自分をとても誇らしく思っていますし、
なにより、そんな自分をいとおしくすらおもいます。
(ーー・・・−−・)
っと、リンクシェルに連絡がはいったかな?


待ち合わせ場所はここだったかな・・・
「おまたせ、エース」
苦楽をともにしてきた、頼もしい私の一番の友人。
彼は彼なりの美学を追及しているそうです。
そんな私たちだからこそ、今まで一緒にやってこれたのかもしれません。
「うっす、俺も今ついたとこよ。今日もがんばろうぜ、エリー」
今日は、あの忌まわしき古墳に行くとのことです。
しばらくすれば他のメンバーも集まるとのこと。
今回も無事に終わりますように・・・。

(あ、あの人たちかな?)
「ちわ〜」
「よろしくにゃ〜ん」
「お、ヒゲ、ハゲ」
「ヒゲって言うな!」
「ハゲって言うな!」

ハゲてんじゃネェ!
 そ っ て ん だ よ !
名前に負けず劣らずのこの美しい・・いや、言ってもわからないのでしょうね。

一度でいい・・・初対面の人に名前でよばれてみたい・・
(だよなぁ、エース・・・)

第81章 ??????が言えなくて (注:読みは「えぬじーわーどがいえなくて」です)

338(・ω・):2004/02/19(木) 15:54 ID:0VBGSZvw
第81章 ??????(NGワード)が言えなくて

森深きロンフォール。木漏れ日にまどろむ静けさを打ち破る絹さく悲鳴が響き渡る。

「<pos>で<t>に追われてます!たすけて!」
おきまりのセリフを叫びながらローブを纏った女性が駆けてくる
今こそ本日デビュー新ヒーローの出番だ!

釣り人姿の青い服から0.2秒でAFへと変身を完了し、颯爽と立ちはだかる蒼い瞳のタルタル。
「魔物のララバイ!」
硬直し、死へと繋がる眠りに落ちるゴブリン。
「もう大丈夫。お嬢さんお怪我は?」
安堵のため息をつくローブの姫君。
「ありがとう。貴方は・・・」

「愛の心に勇気の旋律。正義の楽士キノコマンです!」
ポーズを取り昼間だが一番星の方角を指さし瞳を輝かせる
「はい?」
露骨に怪訝そうな顔をするローブの彼女。タルタルはあわてて取り繕う
「あ、いやキノコマンですよキノコマン。えーとヒーローやってるんです。お助けの」
明らかに嫌悪の表情をしだした彼女は後ずさりながら言った。
「セクハラですか?GMよびますよ」
「はい?」
「なんですかキノ??????って。禁止用語連発してるんですか」
「え?あ?」
パニックモーションしている間に脱兎のごとく逃げ出す彼女。

ヒーローだったのに・・活躍だったのに・・・
「てゆーか、どこが禁止用語なんだ・・誰かおしえてぇ;;」





第82章 星に願いを ゴブリンに花束を

339星に願いを ゴブリンに花束を:2004/02/19(木) 17:05 ID:6HqnXyE2
Paya-sabya :ギーベ、早く早く!
Geebeh :どうしたんだよ、そんなに慌てて?
Paya-sabya :咲いたんだ!あの種が花を咲かせたんだよ!!
Geebeh :本当に?!
Paya-sabya :本当だよ!僕はフィレーネ姉ちゃんを呼びに行って来るから、先に行ってて!
Geebeh :わかった、お前もフィネーレ姉ちゃんを早く連れてこいよ!

天晶堂に向かって走って行くパヤの後姿を追うように、ギーベも急いで種を植えた花壇へと駆けて行く。
朝靄に包まれたジュノの街を息を切らせながら。

Geebeh :本当に咲いたんだ…。
一人呟くように、言葉を漏らす。一人のゴブリンが、獣人と人間との共存を星に願い植えた種が、
花壇一杯に咲き誇り、朝露に濡れて輝いていた。

第83章 星の神子様の悩み

340(・ω・):2004/02/19(木) 18:15 ID:u/eHubfM
          .。::+:゜゜。・::。.        .。::・:゜゜。*::。.
       .。:*:゜:。:+゜*:゜。:+。・::+:。   。:*゜。::・。*::+゜*:。:゜:+:。.
フィック━.:・゜:。:*゜:+゜・。*:゜━━━━゜(ノД`)゜━━━━゜:*。・゜+:゜*:。:゜・:.━!!
   。+゜:*゜:・゜。:+゜                   ゜+:。゜・:゜+:゜*。
 .:*::+。゜・:+::*                        *::+:・゜。+::*:.

341(・ω・):2004/02/19(木) 20:19 ID:gKNMWqEU
キノコマンGJ!

342(・ω・):2004/02/20(金) 01:36 ID:mV6eUfqo
          .。::+:゜゜。・::。.        .。::・:゜゜。*::。.
       .。:*:゜:。:+゜*:゜。:+。・::+:。   。:*゜。::・。*::+゜*:。:゜:+:。.
ソード━.:・゜:。:*゜:+゜・。*:゜━━━━゜(ノД`)゜━━━━゜:*。・゜+:゜*:。:゜・:.━!!
   。+゜:*゜:・゜。:+゜                       ゜+:。゜・:゜+:゜*。
 .:*::+。゜・:+::*                             *::+:・゜。+::*:.

343(・ω・):2004/02/20(金) 10:35 ID:zIBMnzLI
まとめサイト管理人様。更新まめですね。素晴らしいです

長いこと誘導がないので
このスレのまとめサイト「ヴァナ・ディールサイドストーリー」
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/8748/

344(・ω・):2004/02/20(金) 15:04 ID:Yq1RnBiQ
まとめサイトの職人待ちの画像はあれでいいのか?

345(・ω・):2004/02/20(金) 16:27 ID:vQ8xdCYs
>>344
何が問題なんだ

346(・ω・):2004/02/20(金) 16:38 ID:KOjglnC2
エル♂じゃない事だろ

347まとめサイト管理人 </b><font color=#FF0000>(aVDzPvL2)</font><b>:2004/02/20(金) 22:46 ID:/yvRgnOo
何がいけなかったんでしょうかね?
あ、勤務時間中だからとか?

348まとめサイト管理人 </b><font color=#FF0000>(aVDzPvL2)</font><b>:2004/02/21(土) 02:58 ID:LUtgrq1M
というわけで、写真をちょっと差し替えてみました。前向きな感じで。
サブリガ姿にちょっと自信のある人、待ちうけ画面にご応募お待ちしています。

349(・ω・):2004/02/21(土) 10:45 ID:LFc1hPno
>>347
単に職人を釣ろうとしてたからシャレがきいてるということだったのでは

350(・ω・):2004/02/21(土) 11:18 ID:LFc1hPno
第83章 星の神子様の悩み

「星の神子様。お食事ですよ」
「いりません。食べたくないのです。すみません」
「いけませんよ。もう数日ほとんどお召し上がりになってませんじゃないですか」

ああ、どうしてこのようなことになってしまったのでしょう
すべてはあの機械が私を狂わせてしまったのですね。
手の院のアプルルから秘密裏に献上された、あの機械が・・・
星の御子と言われようとも私もただの女に過ぎなかったと言うことでしょうか。
アプルルが勧めるものだから、お風呂あがりについ手を出してしまったのです
ほんの出来心だったのに・・なのに・・なのに・・・
はぁぅ。どうしましょう。
星の御子ともあろうものがこんな恥ずかしい悩みを持っているなんて。

沐浴を終えた後、あたりに誰もいないことを確かめておそるおそる機械を使用する私。
「はぁ」
「あのー御子様?」
ぎくぎくぅっっっ!!!

あきれ顔の侍女長ズババがこちらを向いてため息をついていた
「ななななななんでしょう。ズババ?」
「いいかげんアプルルから頂いた体重計にのってため息をつくのはやめたほうがよろしいかと思います」

ば・・ばれてる?!というか現場をおさえられたので当たり前ですね?!
「だってだって私だって女ですよ!通常のタルタルの3倍の体重なんて恥ずかしくてたえられません」
真っ赤になって照れ隠しに怒る私。なんか強そうです。3倍ってフレーズが

やれやれとかぶりをふってズババは答える
「当たり前です。御子様の髪の量でお風呂上がりに体重なんて量ったら水をすってそれはもう何倍にもなってるでしょうから」

「え?」

天の塔は今日も平和である。


第84章 ザルカバードに散る想い

351(・ω・):2004/02/22(日) 10:46 ID:IDZ4Z98U
神子様かわえぇ

352(・ω・):2004/02/23(月) 13:04 ID:EOUCLyno
ウィンダス国民でよかったとか思ったよ
神子様かわえぇ・・

353第84章:2004/02/23(月) 14:03 ID:Sz/y57sA
北の地ーザルカバードー
吹雪の中を歩いているガルカの姿がある。
漆黒のマスクに禍々しい輝きを放つ両手剣。
「暗黒騎士ザイド」。20年前の大戦で闇王を倒した英雄の1人だ。

ザイドはザルカバードの冷気に自らをさらすことによって、己の内に潜む憎悪の炎を沈めていた。
いつもは1人でいるのだが、今日は偶然にも出会ったヒュームの男と一緒にいる。
この男はにはかつて「暗き業」を伝授し、暗黒騎士として導いてやった。
偶然にも氷河に修行に来ていたという。

「ふ・・・お前のその刃もずいぶんと血を吸ってるようだな。その業の上に暗黒騎士の魂がある・・。」
「ありがとうございます。ついにグラウドストライクも修得しました。」
男は背中の大剣を振るって見せた。
「実は、ここに参りましたのはズヴァール城に向かうためです。」
「なに・・?何事だ?」
「いえ、廃墟に住み着いているデーモン達が使うという暗黒魔法【アブゾディック】を求めているのです。」
「それと暗黒騎士のもう1つの武器、両手鎌を鍛えるためです。」
「・・・・・・」ザイドは苦笑を浮かべた。
「そうだ、ザイド様、私めに暗黒魔法と両手鎌の手ほどきをお願いします。」
「ザイド様なら、私など足下にも及ばないような暗黒魔法と両手鎌の使い手とお見受けいたします。」

そういうと男はIce Elementalを攻撃しだした
男はアブゾアジルが発動  → Ice ElementalのAGIを吸収した!
男はクロスリーパーの構え → Ice Elementalに154のダメージ

「ザイド様、どうしても伝説の技【スパイラルヘル】を修得できません。あの時の様に導いて下さい!」
「・・・・・・・・・・・・」ザイドは黙ってその男のすることを見ていた。
「わかった・・我が背負いし業、とくと見るがいい!」
と言うとザイドはおもむろに魔法を唱えだした。

ザイドのフラッシュが発動 → Ice Elementalにフラッシュの効果!

「ななな・・?」

極寒の地、ザルカバード。砕けゆくIce Elmentalと共に男の中で何かが砕け散った。
暫くして・・男は紫の鎧に身を包み、子竜と戯れるようになった。

354第84章の人:2004/02/23(月) 14:10 ID:Sz/y57sA
書き忘れ

第85章 振り返れば奴がいる

355第85章 振り返れば奴がいる:2004/02/23(月) 17:28 ID:1lnjMRS.
俺は走った。
昼でも日差しの届かぬ、薄暗いロンフォールの森を。
ラテーヌ高原からこの森に入って以来、背中に嫌な気配がし続ける。
オークやゴブリンといった獣人の類だろうか。
やつらに捕まれば、駆け出しの俺ではただではすまないだろう・・・。

俺は覚悟を決め振り返る。
かなわぬまでも、せめて一太刀なりとも食らわす為に。

振り向いた俺の視線が捉えたものは、一人のタルタルだった。

「タゲったまま、寝落ちかyp!!!!!」



第86章 コルシュシュ大攻防戦 〜にんにくに賭ける男達〜

356(・ω・):2004/02/24(火) 23:47 ID:OZVAYbRQ
アガレアガレ

357(・ω・):2004/02/25(水) 03:02 ID:v6i58NE2
お題が難しすぎたのかな?

358(・ω・):2004/02/25(水) 09:06 ID:HZqzJyBk
第86章 コルシュシュ大攻防戦 〜にんにくに賭ける男達〜

「ハァ、またか・・・」
いつのころからだったろう。
一定期間ごとに告げられるリージョン支配情報に、一様に肩を落とす前衛でもアタッカーと
呼ばれる人々に料理人達。
そう、アタッカーと呼ばれる人々愛用の食事でもあり、料理人の主な収入源のひとつ
「ミスラ風山の幸の串焼き」。
それを作る上で必要な「マウラのにんにく」が取れるコルシュシュ地方が、ここのところ
獣人に支配されたままなのだ。

「おい、これっていつからだ?」
「う〜ん、普段絶対落ちることの無い三国周辺の地域が落ちてから程なくかなぁ」
「・・・ってーと、やっぱアレか?」
「うん、アレだな・・・」

ここでいうアレとは、ある時期を境に現れ始めた人々の行動をさしていた。
彼らは外見上まったく我々とは変わらない。
種族も性別も基本的には今までいたものとは違いは無い。
ただ彼らは今まで我々が考えていたものとは、まったく違ったアプローチの冒険をしていた。
初期の冒険者にありがちな「無謀」とも思える行動をコルシュシュに行けるようになっても
続けているようなのだ。

「そういやよぅ、コルシュシュにやっと入ったような奴らじゃ太刀打ちできるわけもねぇオンゾゾにも、
 奴らは出入りしているらしいぞ」
「うげ、ホントかよ」
「それでなくてもコルシュシュ地方でボギーだゴブだに追いかけられてるやつも多いってのに」
「あぁ、俺も一回どんなもんかと思ってみてきたんだが、ありゃ阿鼻叫喚の地獄絵図だな」
「そりゃコルシュシュも落ちるわけだよなぁ・・・」

落胆しているばかりでは始まらない。

彼らとコミュニケーションを図り、一緒にパーティーを組み、アドバイスする人もいる。
また、自分の仲間を集め少しでも獣人たちに抵抗しようと敵をなぎ倒すものもいる。
そんな彼らの努力が実を結んだのか、コルシュシュの奪還に希望の光が差し始めた。

「おい、これならいけるんじゃないか?」
「お、いけるかもしれん、俺らもコルシュシュ奪還に手を貸しにいくか!」
「よし、行くか!」

・・・

かくして冒険者達の努力によってコルシュシュ奪還は成った。
忘れてはいけない。
コルシュシュを守ろうとしたとき皆の心がひとつになったことを。
その、焼きたてのミスラ風山の幸の串焼きの味を。

そして、リージョン情報に燦然と輝くクフィム、低地エルシモ、ノルバレン獣人支配の文字を・・・

第87章 クフィムのオーロラだけが知っている

359第87章 クフィムのオーロラだけが知っている:2004/02/25(水) 23:12 ID:IPzhLvNY
浅い夢のような微かな白夜。
照らされる大地は吹き抜ける風とともにただそこに在り続ける。

「アンゼル、そっちを頼む!」

   この心地よい眠りに

「わかってる・・わかってるけど、もうもたないわ!」

   まだ身を委ねていたい

「退くのニャ!今ならまだ間に合うニャ!」

   ッ・・・!!

目覚め。
とでもいうのだろうか。
大気を揺るがす一声が全てを揺るがした。

再び訪れる静寂の中、
ただオーロラは深淵からの獣に朝日のように輝いていた。


第88章 圧縮Love!

36088章 圧縮Love!:2004/02/26(木) 09:57 ID:XJrutw0E
−ウインダス居住区−
「今日から新しいご主人様に仕えるクポー」
「部屋の中を綺麗にしておくクポー」

モグは何かと忙しそう
新しいご主人の為に家の中をお片づけ

(コンコン)
誰かが家のドアをノックする

「ご主人さま、お帰りなさいクポー」
元気よくドアを開けてみると・・・そこには知らないタルタル
『ウインダスタイムスの定期・・・』
「間に合ってるクポッ」
(バタン)
ご主人様じゃなくてモグは少し悲しい気分
こんな時は一杯のウインダスティ
「おちつくクポ〜〜〜」
「あっ・・・茶柱が立ってるクポーッ でも湯のみの底で立っているのは微妙クポーー・・・」

(コンコン)
誰かがドアをノックをする。今度こそご主人様かな?

「お帰りなさいクポーーーーッ」
気合入れてドアをあけてみると・・・チュニックを着た知らないタルタル
『ニャッ・ウインダスタイムスの定期・・・』
「お前さっき来たクポッ。チュニック着て別人のふりしてもモグにはわかるクポッ」
「それに頭のニャッって何クポ?」
(バタンッ)
あらあら、乱暴にドアを閉めると壊れちゃうよ
「ふーっ・・・ふーっ・・・」
「ウインダスティが冷めたクポ・・・・」

(コンコン)
誰かがドアをノックする。また勧誘かな?

「ニャでもガルでも間に合って・・・あっアプr」
そこには手の院の院長の帽子をかぶったタルタル。あっでも顔が判らないようにしてる
『それ以上名前を言ったらやっちゃいますよ・・・』
低いトーンで喋る匿名な手の院長さん
「わっわかりましたクポー」
あらあら怯えちゃってる

『今日はいい商品持ってきたのよ♪ 圧縮Love!って商品なの』
「圧縮Loveクポ?」
『違う違う最後に!が付くの。』
変なところにこだわる匿名な手の院長さん

『これはね、そこにある金庫につけておくと金庫の中の物を小さーくしてくれるの』
『でも出した時にはちゃんと元通りの大きさに戻るの』
「布団圧縮袋みたいで便利そうクポーッ」
『あれと一緒にしないの』
モグは圧縮Love!に興味津々
「でも高いクポ? モグお金もってないクポー・・・」
モグは少し悲しそう

『あっお金は心配しなくてもいいの♪もしもその冒険者さんに何かあった時でいいから♪』
そこは明るく言うところじゃないよ

「分かったクポー、取り付けるクポ」
『お買い上げーありがとー。あと、この事はばらしちゃ駄目だよ。知った人をやらないと駄目になるから』
地味に怖い匿名な手の院長さん

−数ヵ月後−
『ねぇ、その金庫に私の防具とか入っているんだよね?』
「入っているクポ」
『う〜ん・・・、私が入れてあるのは殆ど装備でしょ?入りきらないはずだよね?』
「それはモグの秘密クポッ、知っちゃうと大変な事になるクポー」
『そっかーなら秘密にしておくね』
『でも不思議だよねー』

第89章 操る事をやめた獣使い

361(・ω・):2004/02/26(木) 16:13 ID:.C5W3kkU
第89章 操る事をやめた獣使い

もう裏切られるのは、疲れたのでしゅよ・・・(´・ω・`)
でも一人はさびしいでしゅ・・・

/ja よびだす
・・・いや、まぁ、操っちゃいないけど・・・

/ma カーバンクル召喚
さぽ召喚かyp!!!

/ja コールワイバーン
獣使いですらないし!!

/ja 操る <獣使い>
操られてこっちを殴るんじゃねぇ!!!!!!!


落ちはない

第90章 『戦士 再び』

362第90章 戦士 再び:2004/02/26(木) 22:28 ID:FtAmAEOc
小さな体に大きな勇気。
オレはタルタルの戦士。
たまにパーティで「タルさん挑発しないで^^;」などと言われたりもするけれど、
装備だって稼いで一流品、食事だってカラダを丈夫にするモノを。

オレは戦士という職業に誇りを持っている。

だがしかし、オレは突然恋に落ちた。

かわいいあの娘はナイト好き。
オレはあっさりナイトに転職。
笑え笑え、笑うがいいさ!恋に溺れた愚かな男を。

だがしかし、彼女も突然恋に落ちた。

かわいいあの娘の恋する相手はやっぱりナイト。
背が高くてかっこいいエルヴァーンのナイト。
優しくてちょっと気弱だけど本当にいいヤツだった。
オレの短い恋は終わってしまった。

だがしかし、彼女は突然別の男と結婚をした。

かわいいあの娘の結婚相手はやっぱりナイト。
あの時のエルヴァーンによく似たナイト。
祝福される二人をみながら、オレのアタマは混乱した。

しばらくたって、オレは一人の黒魔導師を助けた。
オークに追われてロンフォールの森の中を逃げていたその男は、
背が高くてかっこいいエルヴァーン。
優しくてちょっと気弱なアイツだった。

「本当は黒魔導師になりたかったんだ。夢を捨てきれなくて転職したら、
そしたら僕が捨てられちゃったよ」

そういって笑う彼の笑顔は明るかった。

そうだ。
オレは戦士という職業に誇りを持っていた。
小さな体に大きな勇気。
オレは再び戦士になった。

相棒は、背が高くて優しくて、かっこいいけどちょっと気弱なアイツ。
少ないMPをやりくり上手な黒魔導師。

二人とも恋は終わってしまったけれど、二人の友情はこれからだ。

363(・ω・):2004/02/26(木) 22:30 ID:FtAmAEOc
第91章 川の流れはどこまでも

364</b><font color=#FF0000>(czB8Myls)</font><b>:2004/02/26(木) 22:43 ID:XJrutw0E
第89章 操る事をやめた獣使い − 外伝−

−サルタバルタ−

崖の所で釣りをしているタルタルの少女
「〜♪」
きゅむきゅむと言いながらマンドラゴラが近くに寄ってくる
「あっいたずらしちゃ駄目だよ」
マンドラゴラは魚の入った入れ物を見ている

「んー、そろそろもどろっかなーまた明日ね」
少女が歩くたびにチリンチリンと腕につけた小さな鈴のついた赤い輪が音を出す
きゅむきゅむと言いながらたるたるの少女の後をついて来るマンドラゴラ
「途中まで一緒にかえろっか」

『たすけてー・・・』
遠くから聞こえる助けを求める声
その声に咄嗟に反応して駆け出す
かなりの数のクロウラーとゴブリンに追われている学者風のタルタル
(一人なら少しつらいかも・・・クロウラーを操って・・・いや・・・駄目・・・)
(とりあえずあの人を助けないとっ)
覚悟を決めて集団の中に駆け込んでいく

「たぁーっ」

かなりのダメージはあったが撃退する事は出来た。

「大丈夫?」
『助かりましたよ。ちょっとクロウラーの生態を調べていたら怒らせちゃって』
『逃げているうちに大変な事になっていましたよ。はははっ』
「無茶はしちゃ駄目だよ」

『そういえば変わったブレスレットをしていますね?』
「あっこれ?」
「これは・・・大切な家族だった子の・・・首輪」
『これは悪い事を聞いてしまいましたね』
「ううん、いいの・・・」
「それからかな・・・動物達を操れなくなったの・・・」
『精神的ショックの影響かもしれませんね』
『そういえば面白い事を聞いたことがあります。まだ事実は確認されていませんが・・・』
『この星にはライフストリームという・・・・・・・・・なので輪廻という考えがあるという事です』
「輪廻?」
『単純に言うと生まれ変わるって事ですね』

タルタルの少女は目を輝かせて話を聞いている
「ねーねーっ、て事はっ」
『可能性はあるかもしれませんね・・・』
「私これから旅の準備するっ学者さんもがんばってね」
そういうとタルタルの少女は駆け出した

『これで依頼終了ですね・・・』
『クライアントも直接言えば良い事なんですが・・・まぁ、そのおかげで仕事が出来たわけですし』
そう独り言を呟いた後、デジョンを唱え何処かへ飛び去った


−ウインダス居住区−
「ただいまっ、私これから旅に行ってきます」

365</b><font color=#FF0000>(czB8Myls)</font><b>:2004/02/26(木) 22:49 ID:XJrutw0E
ガルカザードに地割れからぼわーってのがあったから
7にあったあれかな?と思って使ってみました。
違ってたらかなり鬱ですorz

366(・ω・):2004/02/27(金) 03:13 ID:xW.7JwIw
ガ ル カ ザ ー ド …

山のような禿ガル達が口々に「 負 け な い で ♪^^ 」と唄いながら祭り対象を包囲している。
そんな光景が瞬時に浮かんだ。今から寝るんだけど夢に見そうで怖いよママン

367</b><font color=#FF0000>(czB8Myls)</font><b>:2004/02/27(金) 08:55 ID:ZPSf4XdA
>>366
今 Lonely Vana'diel をみてみたらサルガバードになってました・・・orz
ガルカさんがツエールン鉱山で鉱石掘りながら負けないでを歌ってたら・・・暑そうかも・・・

368</b><font color=#FF0000>(czB8Myls)</font><b>:2004/02/27(金) 09:03 ID:yqyUWrAs
>>367

サルガバードじゃなくてザルカバードでした・・・orz
猿が鳥って意味わかんないーヽ(`Д´)ノ

はうはう沼の前歴もあるし・・・地理能力UPの食事ください・・・orz

369(・ω・):2004/02/27(金) 09:27 ID:i7l9kydc
>>368
Intが不足してるかもしれませんね。
壷に入って下さい。

370(・ω・):2004/02/27(金) 09:47 ID:dOSqNPO.
>>369
第73章>>310を見て以来、壺にはいるのはメチャメチャ怖いんですけど・・

371</b><font color=#FF0000>(czB8Myls)</font><b>:2004/02/27(金) 10:42 ID:WafKGA1k
>>369

壷ですかー

あやしい壷屋さん探して買ってみます(*’-’)ノ

372(・ω・):2004/02/27(金) 11:32 ID:JFiahNmI
ガルカバードって見えた。
ズヴァール城前のデーモンが全員ガルカになってるイメージが浮かびました。

373(・ω・):2004/02/27(金) 19:22 ID:HqEniy0c
>372
俺には遠くを飛んでるのに形がハッキリわかるほど巨大なガルカ鳥が浮かびました

374(・ω・):2004/02/27(金) 19:52 ID:w57VQMXU
ガルカと鳥で色々想像してみたが
違和感有るものが思い浮かばんのはなぜだろう?

375(・ω・):2004/02/27(金) 20:42 ID:PcvdcX0s
>>360の圧縮ラブ ってすっげー懐かしいなw
最初よく分からなかったけど 名セリフスレの過去ログ読んでて思い出したよ。

ついでに、わからない人に説明。
昔のPS2版の辞書が糞で変換がすごいことになってたの。
例) 戦闘中 → 千と宇宙
アッシュクラブ → 圧縮ラブ

376</b><font color=#FF0000>(czB8Myls)</font><b>:2004/02/27(金) 23:01 ID:NJaT.GbU
あーそういえばそんな変換ありましたねー

ゆでたまご → 茹でた孫 とか

あと何に使うんだろう?って候補が登録になっていたりとか

377(・ω・):2004/02/28(土) 01:38 ID:yfZTBA52
第91章 川の流れはどこまでも

人に裏切られ、獣にも裏切られた僕は冒険をする事を辞め
元々の趣味であった釣りに、日々明け暮れていた。

故郷のウィンダス・サルタバルタの小川で今日も釣り糸を垂らす。
今日はなかなか釣れないなと思いつつ
柔らかい日差しにつつまれ、ついウトウト。

それが最悪の幕開けだった。
目覚めるとそこは暗く冷たい牢獄だった…
目の前には、赤い鎧。これから僕はどうなるんだろう

第92章 そして、ボヤーダへ…

378</b><font color=#FF0000>(czB8Myls)</font><b>:2004/02/28(土) 08:58 ID:hGzPWOkE
アッシュクラブ→圧縮ラブで思い出したー

家の近くにスイミングクラブの建物があるんだけどその建物
の窓に アクアクラブ って張ってあるの

友達とそれを見た時に「悪(アク)・悪(アク)・ラブ」ってどんなのだろ?(・・;
って聞いて『アクア・クラブでしょ・・・』と・・・orz クギリイチチガウノネ・・・

だってー2文字ずつ区切って張ってあったんだもんー。・゚・(ノД`)・゚・。

379(・ω・):2004/02/28(土) 09:45 ID:LBz6xA16
>>378
ワラタ イ㌔。

380(・ω・):2004/02/28(土) 23:31 ID:eNWkoyms
職人期待age!

381(・ω・):2004/03/01(月) 09:41 ID:jAMN2fZI
ボヤーダって話題性の無いところ何で案外苦戦してんのよ
レベリング以外になんかあったっけかなぁ。あそこは

382(・ω・):2004/03/01(月) 11:43 ID:cnRCdLNk
雷爺とかスリプガ2とかかね

383(・ω・):2004/03/01(月) 11:47 ID:uXOgsdKs
ブラクロ着た黒たるが黒マンドラに似てるとか。
古代ドーモ君が見張りしてるとか。
上を見ると実は幻想的な風景が拡がってるとか。
地図に無い道が多いとか。
NPCマンドラが2匹いるとか。
シックル怖い。キノコリンクいい加減に汁とか。
獣使いの第二の故郷とか。
どなんでしょ。

384第92章 そして、ボヤーダへ…:2004/03/01(月) 12:26 ID:8svvjEJw
大きな帽子が似合うあの子とデート
一緒にオルデール鍾乳洞の滝を見に行こう

大きな耳がチャームポイントなあの子とデート
一緒にバルクルム砂丘の砂浜で遊ぼう

丸いフォルムが可愛いあの子とデート
一緒にクフィム島でオーロラを見よう

大きな体に優しい目をしたあの子とデート
一緒にクロウラーの巣で探検をしよう

細い手足が自慢のあの子とデート
一緒にアルテパ砂漠で沈む夕日を見よう

さて、今日はボヤーダ樹へ行こう

大きな帽子が似合うあの子
大きな耳がチャームポイントなあの子
丸いフォルムが可愛いあの子
大きな体に優しい目をしたあの子
細い手足が自慢のあの子

僕の恋人がいっぱい・・・・・


第93章 それは嵐のように・・・・・

385(・ω・):2004/03/01(月) 12:31 ID:8MyCr7H2
第92章 外伝 そして、ボヤーダへ・・・

我としたことが・・・悔やんでも悔やみきれん。
なぜこんな事になったのであろう。
ウィンダスは、いや連合軍はまだ我の力を必要としているというのに。
人を罪深き道化師などと呼びおった、あやつらに拉致されるとはな。
この高名・異才・美麗の3拍子揃ったタルタルをこんな目に合わすとは・・・
自由になったら覚えておれ!
しかし、どうしたものかのぅ。
まだアプルルもアジドマルジドも、我に比べれば尻の青いこわっぱに過ぎぬ。
連合軍はこの争いを鎮めることが出来るのだろうか。
まぁ捕まってしまったものはしょうがない。
しかし、この醜態の理由はどうつけよう、う〜む・・・
このまま行くと監禁されるのだろうな。
監禁場所で考えるか。

ゾンパジッパ、拉致される道中の心境より

386(・ω・):2004/03/01(月) 13:47 ID:jAMN2fZI
第93章 それは嵐のように・・・・・

「すまんな。そろそろのようだ」
満身創痍のガルカ戦士は傍らに居る詩人の少女に微笑みかける
少女は泣きながら横たわるガルカにしがみつく
「そんな顔するなよ。奴はなんとか倒したんだ。めでたいじゃないか」
犠牲は大きかったが。ガルカは仲間達の亡骸を見て目を細める
この娘だけでも助かったのは大成果だ

「ガルカが死ぬところを見るのは初めてか」
涙で溢れた詩人は頷いた
ヒュムやエルヴァーンが死ねば骸が残る。アンデッドにもなる
だがガルカは骸を残さない
「ガルカは転生しちまうからな。世界に存在した証がなにもなくなっちまうから、あまり死ぬところを人にはみせたがらん」
詩人はそんなの悲しすぎると呻いた。
「ばか。いなくなってしまった奴はお前に想いを残す。それで十分生きた価値があったってもんだ」

ガルカは優しそうに笑うと、その姿が薄らいでいき光の粒子へと昇華していった。
そして詩人の少女の手には何も残らなかった。
「私。曲を作るよ。約束する。みんなの曲を。冒険者の曲を」
少女は立ち上がり、吹雪の中一歩づつ大地を踏みしめ歩いて行った。



大都市ジュノ。パーティを組もうと募集要項を叫んでいたモンクがふと仲間に聞いた
「なー。詩人ってさ、歌はいろいろあんのになんで曲はいつも同じなんだ?」
老齢なエルヴァーンの詩人は快活に笑うと答えた
「その昔な。誰かが冒険者のために曲を作ったんじゃよ。だから曲は冒険者のための1曲なんじゃ」


それは嵐のように時代を駆け抜ける冒険者達の歌



第94章 懐かしき友といつか見た朝焼け

387(・ω・):2004/03/01(月) 16:15 ID:8svvjEJw
>>386
俺メイン詩人なんだが・・・
カッコイイナ。そう思うようにする(´∀`)

388(・ω・):2004/03/01(月) 17:54 ID:jAMN2fZI
>>384
帽子ってキノコか!←いまごろ気づいた

389(・ω・):2004/03/01(月) 21:42 ID:TysjUUwU
またね。ありがと

390第94章 懐かしき友といつか見た朝焼け:2004/03/02(火) 02:21 ID:dmycqiAY
今日も敵を求めて張り込む毎日…

いい武器にいい装備。
誰よりも強くあらんとするこの私には、毎日が戦いだった。
凍りつくような戦いの連続で私は疲れ切っていた。

「よう!久しぶりだな!!」

ふと荷物を置きに深夜に戻ったジュノで、懐かしい顔に出会った。
同じ日に同じ国から共に旅に出た幼馴染だった。

あの頃は同じだった二人だが、今では私は名だたる冒険者、
彼は一介の冒険者に過ぎない。

「ずいぶんと立派になったじゃないか。しかし疲れてるみたいだなぁ」

彼はあの頃と変わらぬ笑顔。

「いろいろ遠くまで出てるって聞いたぞ。どうだ、おすすめの
風景なんか教えてくれよ。オレのイチオシはウィンダスのー…」

ああ、そうだ。こいつは狩りの合間にも空をぼんやり見上げるようなヤツだった。

私はといえば、毎日毎日いつも同じ仲間と敵を求めて他の冒険者と熾烈な戦いを
繰り返していた。

景色など、ただの道。
昼夜など、ただの時間。

全ては狩りの獲物の居場所と出現時間でしかなかった。

「・・・なんだ。せっかく新大陸まで行っているというのになーんにも見ちゃ
いなかったのか?ったく!!おい、今からついて来いよ!時間はとらせないからさ」

疲れた体で強引にパーティを組まされ、外へでた。
バタリア丘陵にある白い大きな骨の上に彼はするすると登っていく。

「ここだ、ホラ今朝日がー…」


空が割れて光が溢れ出す。


それは目に染みるような、心に染み渡るような光の洪水だった。

「きれいだなぁ・・・毎日同じ朝日が昇ってる。
でも毎日同じ朝焼けじゃない。明るかったり、紫だったり、ちょっと曇ってたり。
毎日違う美しさを拝めるなんて贅沢だと思わないか?」

ああ、その通りだ。でも違う。
今日の朝焼けは、あの日の朝日にとてもよく似ている。

まるで希望に満ちて旅に出た、あの日の美しい朝焼けに。


第95章 セルビナ警備隊 第11SAM小隊 (>>322でお流れになっていたお題)

391第95章:2004/03/02(火) 10:58 ID:1XeWBFVU
拙者の名はモモタロウ。ヒュームの侍である。
バストゥークセルビナ警備隊第11SAM小隊の隊長。
休職明け。というのも、再修行という名目で海蛇の洞窟に籠もっていた。

「よう!モモタロウ!相変わらず暑苦しい格好だなwwwwww」
陽気な第08ROM小隊長クリムが声をかけてきた。
「ふむ・・クリム殿もご健勝そうでなによりでござる。何か変わったことなどござらぬか?」
「うはwwww相変わらず堅苦しい奴wwww・・・変わった事、か・・・実はな」

「西方の言語を話す者が増えた事でござるか?」
「いや、第03WHM小隊、覚えているか?「白衣の天使隊」の事だ。」
「無論!あの小隊は隊長こそ卑猥な人物だが、隊員はまさに菩薩のようでござった。まるでパライソにでもいるかのような・・」
「うはwwお前ww宗教なんだyp!まぁいいや。てか女の子達、みんな転属したぞ。」
「なんと!むむ・・いたいけな婦女子にはセルビナ警備隊は激務でござったか・・。で、解散したのでござるか?」
「んーそれがな・・・あ」

「ヨウ、くりむ!相変ワラズ、イイさぶりがダナ! オォ、ももたろう!久シブリダナ!」
「うはwww平均気温を上げる男、ついに来たかwwww」
「相変わらず、むさ苦しい男でござるな・・・。」
「ソウダ、モモタロウ、新シイめんばーヲ紹介シテオコウ。ヲイ、ミンナ、コッチヘ来イ」
「Sir!Yes,Sir!」筋肉質なガルカの白魔導士達が2人を取り巻いた。
「昔より砂丘が暑いと感じたわけはこれでござったか・・。」
「うはwwwお願いだからwwwwwこれ以上wwww近寄らないでwwwwwてか、ここでなにしてんだよ?」
「フム、今日ハ、銃士隊ニ報告ニ行カネバナランデナ。あやめ殿ニナ。」
「あやめタン・・(*^_^*)」「おいおいwwwモモタロウwwwキャラが変わってるwwww」
「ソノ間、コイツラノ面倒ヲ見テテクレ。ヲイ!2人ノイウコトヲヨク聞クノダゾ!」
「Sir!Yes,Sir!」
「丁度イイ、武器ヲトッテノ戦イ方ヲ教エテヤッテクレ。」
「おいおいwwwwこの暑苦しいのに、こんなむさい奴らと一緒にしないでくれwww」
「クリム殿・・もうこうなっては致し方なかろうて・・男は覚悟を決めねば・・」
「ヨロシクオ願イシマス!」

「ふーでは各々方、拙者の技を見ててくだされ。」
「ふぉぉぉぉぉぉぉ!」モモタロウの黙想
「九之太刀、仕る!」モモタロウは九之太刀・花車の構え→Clipperに1023のダメージ
「モモタロウ、やるなwwwじゃぁオレもw」クリムはサベッジブレードの構え→Clipperに600のダメージ

「ヲヲ!オ2人トモ素晴ラシイ。ナルホド、あびりてぃノ後ニWSヲ繰リ出セバイイノデスナ!」
「オイ、ヤッテミルカ!」
「ソウダナ!」
隊員1のラストリゾート! 隊員1はヘキサストライクの構え→Cliperに1500のダメージ
隊員2の暗黒! 隊員2はヘキサストライクの構え→Cliperに1789のダメージ
隊員3のバーサク!ウォークライ! 隊員3はヘキサストライクの構え→Cliperに1689のダメージ

「クリム殿・・・・・・・・本当にWHM隊でござるか?」
「うは・・・・・おk・・・・・・・」

セルビナは今日も暑かった。


第96章 パタリア孤島で抱きしめて

392第96章 パタリア孤島で抱きしめて:2004/03/03(水) 01:21 ID:Vg4cJoqY

 :しかし、私はあえて言おう。まず自分の生を楽しもう。
 :他の生を尊重しよう。信仰は、その次でも悪くない。そう、
 :ガルカの友人にも言ったら、笑われた。
 :人生短き者は、考える暇も無いから、それもよかろう。

 私、今まで楽しく生きてきたかな?
 アイツは今頃なにしてるんだろな。

夕日が沈みかけた水平線のさらに向こう。
振り返りもしなかった今までが浮かび上がる。

「おわった〜?」
「ちょっとまって、すぐいくから」

 刻まれたその文字は月日とともに朽ちてゆくだろう。
その想い、願いを私は伝えていこう。
胸の奥、心の隅に決して忘れることの無いように、
抱きしめた石碑は、夕日に照らされて心地よい温もりを持っていた。

 :しかし、迷いもまた多いのだ、と。それもまた真なり、だ

「ま〜だですか〜?日が暮れると帰りめんどいよ〜」
「よく考えたら、粘土板もってきてなかった」

 でも、しっかりと写し取ったから平気よ。

石碑よ、私の道標となれ。
つまらない悩みも、笑っちゃえるくらいの冒険。
私に感じさせてv

第97章 思い込んだら試練の道を、行くが漢のド根性!

393(・ω・):2004/03/03(水) 14:06 ID:7cdsgp2E
第97章 思い込んだら試練の道を、行くが漢のド根性!

Lv20:ソロでLvを上げてソロでサポゲット
Lv25:ドラゴンをソロで撃破
Lv40:デルクフの塔ソロで登頂
Lv45:魔昌石ミッションをソロでクリア
Lv50:骨ミッションをソロで撃破
Lv70:闇王をソロで撃破
Lv75:ジラートミッション開始、手始めにトンベリBCをソロで撃破(おいおい)
   石碑めぐりをするも現在ジ・タの石碑で3連敗中

・・・とうちゃん、俺はやるぜ!!!!(セカンドキャラだけど・・・)
                     あるタルタル使いの手記より(実話)


第98章 ようこそ!!ヴァナディールへ!!!

394(・ω・):2004/03/03(水) 14:52 ID:yfj0mFTE
もうそろそろ100章ですねー。・。・°★・。・。☆・°・。・°(@⌒◇⌒@)/。・。・°★・。・。☆・°・。・°

100章記念って事で100章のお題は皆で決めませんか?
そして100章を多くの人に書いて貰うとか

まとめサイトの管理人さんは大変になっちゃうけど(・・;

395(・ω・):2004/03/03(水) 14:57 ID:e5d4hhlA
98章のお題こそが100章のにふさわしいと思う!!!

396(・ω・):2004/03/03(水) 15:10 ID:6NPCiPR.
>>395
激しく同意。

>>393の作者じゃないけど、勝手に第98章考えた。
俺がモンクな理由

397(・ω・):2004/03/03(水) 15:24 ID:PP4Yjv02
第100章の案をみんなでってのはいいかもしれないね
とりあえず案だけじゃんじゃん出しとくのはいいんでないか

漏れの案は
100章記念案「そして今はいないフレンドへの手紙」
なんてどない。安直か

398(・ω・):2004/03/03(水) 15:40 ID:e5d4hhlA
今更だけど>>1には続きを書いて欲しいとオモフ。

399(・ω・):2004/03/03(水) 15:49 ID:mNDJNrho
なんか方向が良く分からないままカキコ


ようこそヴァナディールへ −裏−

 FFXIを始めようと思う
 いつもは平凡な私、
 当たり障りの無いヒュム♂F4で始めようとおもったけど
 ちょっと恥ずかしいけど。
 おもいきってガルカF6にしてみよう。
 ジョブは戦士かな
 いづれは人の為に盾になれる騎士になるんだ。
 新しい自分、なんか変われそうな、そんな予感がする・・・。

 これから新しい冒険が始まるんだ・・・。


 ===北サンドリア===

 なんかすごく活気がある、同じ仲間もいっぱいのようだ。

 新人「あの、新人ですがよろしくお願いします。」
 禿ガル1「おお同士よ、よくきたな!」
 禿ガル2「歓迎するぞ同士よ」
 禿ガル2は新人をみてにやりとしている
 禿ガル3「パワーーーーー」
 禿ガル3のためる
 禿ガル4「よし、これを装備するんだ」
 禿ガル4からトレードを申し込まれました。

 私「え?」


 新しい冒険の始まりだ。多分。



99章 「俺がモンクな理由」

400(・ω・):2004/03/03(水) 15:58 ID:PP4Yjv02
>>399
いきなりサブリメンはつらいなオイ
てか100章云々は間に合わない気がしてきたに獣人貨1枚

401(・ω・):2004/03/03(水) 16:27 ID:e5d4hhlA
>>400
ハゲガル祭りじゃないの?
つーかサブリメンはそんなんじゃないorz

100のお題は

ようこそ!!ヴァナディールへ!!!
そして今はいないフレンドへの手紙

どっち?

402(・ω・):2004/03/03(水) 16:56 ID:/8Pk1DUA
私も100章のお題は「ようこそ!!ヴァナディールへ」がいいかな

このお題で思いついた事、FFXIで遊んだ感想なんか
短くてもいいから皆に書いて欲しいと思ったり

きっと今まで見えなかった違う何かが見えてくるかも

403(・ω・):2004/03/03(水) 18:55 ID:M6dNpHS2
99章やった香具師が決めればいい

404(・ω・):2004/03/03(水) 19:22 ID:PP4Yjv02
>>403
そのとおりだね。ルールは一度崩すと面倒だから
やっぱり99章をやった人が決めると

ただ職人さんには100章だけは大量の外伝が発生してくれると嬉しいというとこだけかなぁ

405(・ω・):2004/03/03(水) 19:27 ID:UNhHgz8A
第99章 俺がモンクな理由

この拳に己の全てをかけて
うつべし! うつべし!
俺の育ての親はそう教えてくれた

理由など考えたこともなかった
生まれた時からの彼の教えに従って
ひたすらうつべし! うつべし!
そうやって生きてきた

最近ちょっと疑問を感じる
ジャンプは竜にはかなわないし
ウォークライは戦士にお株を奪うなと脅されたし
バトルダンスくらいかな、自信を持って繰り出せるのは

気になる人ができたんだ
真っ白な服に身を包んだたくましい人
いつも小さな生き物を連れて歩いている
小さな生き物の体から光があふれると
彼の傷ついた体が癒されていくんだ

小さな生き物は小さなハンマーを握りしめて
彼のそばで戦っている

俺・・・いや、私も彼のそばで
あんなふうに戦いたいな(p^-^)p

今日も彼はここに現れた
私は毎日修行をつんでいる
いつか、もっと強くなれたら
彼に申し込むの☆

「PTにあきありませんか?」


第100章 ようこそ!!ヴァナディールへ!!!

406(・ω・):2004/03/03(水) 21:59 ID:c5csmD1o
第100章 ようこそ!!ヴァナディールへ!!!

知っていますか?
ヴァナ・ディールという美しい世界を。
知っていますか?
そこに暮らすたくさんの冒険者たちを。

それは女神の瞳からこぼれ落ちた5粒の涙。
涙は人になり、人は冒険者になり、あるものは英雄になった。
数々の英雄の歌を、吟遊詩人たちが日々歌い上げる。
一人ひとりの毎日の冒険が紡がれ、長い長い歴史が刻まれていく。


ある日、一人の冒険者が生まれました。
右も左もわからない冒険者はやがて、その人生をヴァナ・ディール中の
吟遊詩人に歌われることになるのでしょうか。

ロンフォールで、グスタベルグで、サルタバルタではじめての戦闘。
最初は傷つき倒れるだろう。道に迷うこともあるだろう。
だが、一人、また一人と信頼できる仲間が増えていく。
昨日より今日、今日より明日と世界が広がり、やがて大きく羽ばたいていく。

知っていますか?
ヴァナ・ディールという壮大な世界を。
知っていますか?
そこに暮らす人々が織り成す物語を。

それは、あなたの物語。

ようこそ!!ヴァナディールへ!!!


第101章 影

407(・ω・):2004/03/03(水) 23:15 ID:ZhV/IcWE
第101章 影



私の名はMikan

あなたという大樹が地に落とした影

爆弾で吹っ飛んでも

チョコボに置いていかれても

POL落ちで消えても

どこまでもあなたと共に

死が二人を別つまで?

いいえ、

'死が二人を別つとも’

離れることなどありません

私は影

あなたという大樹が地に落とした影

あなたの笑顔のそばに

常に寄り添ってまいりましょう



第102章 いつかこの世界に帰ってくるあなたへ

408(・ω・):2004/03/04(木) 01:15 ID:GD7GNPAI
第100章 外伝 ようこそ!!ヴァナ・ディールへ!!!

始まりは、会社の女の子との会話だった。
「ね、ね、今度ね、エフエフのβやるんだぁ〜」
彼女のゲーム好きは知っている。主語なしでいきなり始まる会話も知っている。
オレの気持ちを彼女は知らない。

それから一ヶ月。
ようやく到着したβをマンションの管理人から受けとると、スーツ姿のままPS2にほうりこんだ。
当時のオレはネットに疎かった。
ルーターの設定に悪戦苦闘し、オレの分身が誕生したのは次の日の朝日が昇るころだった。

自分の身長よりも長い杖を持った黒魔道士のガルカがサルタバルタをゆく。
石つぶてが吹き上がる魔法よりも、豪腕から繰り出される打撃のほうが魔物の体力を奪っていく。
そんなヤツだった。
オレの趣味全開。細かいことは気にするな。

「俺のところもやっとβ届いたよ〜」
彼女が無邪気に笑う。
「え、ホント? よかったじゃ〜ん!」
「でさ、でさ…」
昼休みいっぱい話し込んだ。それでもまだ足りなくて、帰りに喫茶店で待ち合わせをして
話を続けた。
サラリーマン史上最高の昼休み。最悪の帰り道。

その日の夜、マンドラゴラの前で力なく立ち尽くす黒魔道士のガルカがいた。

ちょうど、オレが応募していた時にサーバ移住の応募があったらしい。
βプレイヤーの増加にそなえて、人の少ないサーバにプレイヤーを誘導したのだろう。
重度のゲーマーにして、古参のオンラインゲーマーでもあった彼女はネット仲間の誘いで
その別サーバへ移ってしまったあとだった。

「どうしようかな…」
この時期、キャラを作りなおしても、別のサーバに移ることはできなかった。もちろんワールドパスなんてない。
2日目にしていきなり目的を見失ったオレは、だが、その日、二人目の運命の女神と出会った。

ゴブリンに追われていた彼女の外見はヒュームの戦士。中身はおしゃべり好きの高校生だった。
彼女とオレは、オレのことや彼女のこと、むかつく先生や憂鬱なテストの話、片思いの相手の話などで盛りあがり、
午前1時を回ったところで次の日も会う約束をした。

結局4日目に気まずい別れをしたそのヒュームの女戦士とは、あとはすれ違うだけの間柄となったが、
その後、オレはすっかりこの別世界の虜になっていた。

一緒に遊ぶ人間がいるだけでこんなにゲームが面白くなるとは!
片思いの会社の同僚の顔がかすみそうになっていた。

それから2年近くがたった。オレは今でもこの世界にいる。
友情、恋、同情、裏切り、嘘、怒り、悲しみ、泣き、笑い…。
人と人とが出会い、物語を紡ぐ。
経験値やレアアイテムなんて結局は動機付けに過ぎない。言ってみればおまけみたいなもんだ。
ここは単なるゲームではない。人と人の思いがつまった別世界なんだ。

「ようこそ!!ヴァナ・ディールへ!!!」

歓迎するぜ?

409(・ω・):2004/03/04(木) 03:08 ID:CbxdgiF.
第102章 いつかこの世界に帰ってくるあなたへ

ジュノ下層にある、吟遊詩人の集まる酒場。そこでは毎日数多くの吟遊詩人達が、各々の想いを詩として
紡いでいく。
ある者は戦場で散って行った仲間達への鎮魂歌を厳かに、また別の者は英雄が凶悪な魔物を討ち倒す
英雄譚をテンポ良く歌っていく。
若い吟遊詩人が壇上を降りると、年老いた吟遊詩人が壇上に上り、想いをのせた詩を紡ぎ出す。


貴方がこの世界から抜け出し どれほどの月日が経っただろうか?

貴方と最後に交わした約束を信じ まだあの場所で貴方を待ちつづける

「必ず戻ってくる。だから待っていて欲しい」

真剣な眼差しで私を見つめ 貴方はそう告げると私の前から去って行った

貴方と共にあった日々の思い出を胸に 私はこの世界で旅を続ける

この世界へと帰ってくると告げた貴方の言葉を信じ 私は旅を続ける


年老いた吟遊詩人が一礼をし、壇上を降りる。また別の吟遊詩人が壇上に上がり、別の詩を紡いでいく。
ここは吟遊詩人の集まる酒場。毎日多くの吟遊詩人達が、各々の想いを詩として紡いでいく。

第103章  悲劇というなの喜劇

410(・ω・):2004/03/04(木) 08:57 ID:Mnu0EDMQ
100章直前で一気にテンション下がったな・・・

411(・ω・):2004/03/04(木) 09:04 ID:HTsvnhcY
また上げりゃいい

412(・ω・):2004/03/04(木) 10:01 ID:xT.tLaF2
頼む、俺に100章を書きたくなるテンションをくれ。

プッツリ切れてしまった

413第103章:2004/03/04(木) 10:54 ID:ILyIrtkw
私はイチゴ帽子の似合うヒュームの白魔導士。
戦いで傷ついた人たちを癒すのが役目。
その高貴な印象から「姫」って呼ばれてるの♪

でもね、戦いの途中に女神様の力を借りて仲間を同時に癒す魔法「ケアルガ」を唱えると
獣人が私に向かって突進してくるの。私の美しい魔法が憎くてしょうがないみたい。
だから、私を守ってくれるナイト様を捜してるの。素敵なナイト様・・・。
樽ナはちっちゃいから私の好みじゃないの。エルナはかっこいいけど、ちょっとキザな動作が苦手。ガルナは怖い;;
私はヒューム。やっぱりヒュームのナイト様がいいな。綺麗な金髪の・・・・。

今日もPT組んで冒険してくるわ。あ、ナイト様が入ったみたい。メンバー揃ったよう。
「よろしくwwwwww」
ドキューン♪(貴方は稲妻のように私の心を引き裂いた♪)
あぁ・・素敵なナイト様・・白いAFに金髪がよく似合う・・。

グスタフの洞門で骨退治♪ナイト様、それを引き立てる汗くさいモンクが2人。
あれ、どうして連携決めないの?もう分かり切ってるからいいのね。
あ、モンクが釣って来たわ。私の魔法の見せ所よ!
姫はホーリーを唱えた!→Doom mageに203のダメージ!
Doom mageは姫にウォータⅣを唱えた!(ごごごごごごごっごごごご〜)
ナイト様、早く私を守って♪その綺麗な盾でバッシュして、挑発して♪

「姫はオレが守る!シールドバッシュだ!」
「ってあれ?・・あ!」
ちょっと・・盾持ってないじゃないの・・それ・・
「あ、オレ、片手剣と盾ないwwww」
Doom MageのウォータⅣが発動 → 姫に1034のダメージ。
姫はDoom mageに倒された・・・・・・。
「詩人さん、姫さんとこのナイトをキックして逃げましょう。」
「了解。両手剣しかないナイトと開幕ホーリーする白さんはいりませんからね。黒さんエスケよろ。」
「うい〜」黒樽はエスケプを唱えた。
「ちょ、ちょっと♪待ちなさいよ^^」
(PTメンバーがいません。)
黒樽のエスケプが発動。4人はワープします。

あ・・ナイト様も残されてるわ・・
ナイト様はDoom mageに倒された・・・。

誰もいない洞窟に2人切り・・しかも、きゃ☆戦闘不能同士重なり合ってる♪
恥ずかしい☆種族装備で来れば良かったわ・・姫のバカバカ☆

まぁいいわ。PTからキックされ、経験値も減ったけど、私は素敵なナイト様と
出会えたんですもの♪人から見たら悲劇だけど、私から見たら喜劇なの♪

おっちょこちょいなナイト様、私を守って♪


第104章 アプルルのすっぱい初恋の思ひ出

41497:2004/03/04(木) 11:48 ID:iBb7vGCg
正直すまんかった・・・_| ̄|〇

>>412
パワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!

415(・ω・):2004/03/05(金) 08:43 ID:gAo9e0mc
甘酸っぱいんじゃなくて、ただ酸っぱいのか・・・

416第104章 アプルルのすっぱい初恋の思ひ出:2004/03/05(金) 13:05 ID:vhTCpSnU
それは今からほんのちょっとだけ昔、
アプルルがウィンダス魔法学校に入学する前のお話ですの〜
/くるりん motion

あるひ、おかぁさまとはぐれてしまったアプルルがくすんくすんないてたら
とぉ〜ってもかっこいい冒険者のお兄さんが、
「どうしたの?」
って声をかけてきてくださったんですの〜
/てれてれ motion

わけを話したら、そうかじゃあお兄さんが一緒に探してあげようって
これでも食べてなくのをおやめってロランベリーをくれたんですの〜
/ぽっ motion

もうその時食べたロランベリーの美味しさって言ったら・・・
/ほんわか motion

もう絶妙なすっぱさと甘味が・・・
/よだれよだれ motion

/sh 最高でしたの〜〜〜
/くるりんジャンプ motion

思えば、あれがアプルルの初恋でしたねぇ・・・
/ぽぇ〜 motion

冒険者:は、はぁ、そうですか、それはわかったので、あの・・・ホルトトの札を・・・
    これ、お土産のロランベリーです。

あらあら、催促したみたいで悪いですの〜^^
では遠慮なくいただきますね〜

第105章 ソロムグよ!!私は帰ってきた!!!

417(・ω・):2004/03/05(金) 13:25 ID:D9WOSQAw



・・・ひょっとしてKupipiと間ちg

418(・ω・):2004/03/05(金) 13:58 ID:gAo9e0mc
アプルルは手の院の院長。アジドマルジドの妹
心優しきマッドサイエンティストだねぇ
まぁ無問題

419(・ω・):2004/03/05(金) 13:59 ID:YS0m2qUs
>>417
 _, ._


( ゚ Д゚)

420(・ω・):2004/03/05(金) 21:24 ID:e3x1EatU
上にある獣樽の章って続きある感じなんだよな

なんか気になる

421第105章 ソロムグよ!!私は帰ってきた!!!:2004/03/06(土) 00:22 ID:czh4D79M
あれ以来決して近づくことがなかったソムログ原野。
しかし私はこうして今、そこに立っている。
やらなければならないことがある。

「ソムログよ、私は帰ってきた…」

彼が目指すは今は廃墟と化したガルレージュの要塞。
かつて難攻不落と詠われた最強の要塞の廃墟だった。

--20年前--
「だめです! 第ニ、第三魔防門突破されました!」
「地下からもモンスターの襲撃を確認!」

前線で指揮を取る彼の前に若いヒュームの騎士が走り寄って来た。
その右手は矢が突き刺さり激しく出血している。
「ニ、三魔防門も破られ、このままでは270余名の民間人が!」
「くっ、やむをえん。また残存兵力を第一魔防門前に集結。民間人を保護しつつ、ジュノへ一時撤退!!」
「ここを放棄して逃げるのですか!!」
その決断にヒュームの青年はまだ動く左手で拳を握り締めた。

「やむをえん、ここには三国から民間人が大勢居る。彼らを見殺しにすることなどできん」
「しかし、そんなことをしたら……。それは騎士としてあるまじき行為です!」
それは彼も十分承知のことだった。騎士にとってこれ以上の屈辱はない。
おめおめ逃げ帰ったところで騎士の称号も奪われ、路頭に迷うことになるだろう。

「……では貴様に問う。騎士とはなんだ! 弱きを守ることこそが本当の騎士道ではないのか! 苦しむ民間人を見捨て何が騎士道だ!」
青年は苦渋の表情を浮かべうつむいた。若いなりに補佐官という立場の彼もソレは重々承知だった。
「隊長として命令する。ジュノに伝令。ガルレージュ要塞陥落。受け入れを求む! 以上!!」
「わかりました……。」
踵を返す青年の背中に彼はつぶやいた。
「意気地のない父でスマンな、息子よ」
「いえ、貴方ならそう言うと思っていました」
青年は向きを変えず答えた。


「いいか、残った兵力はこれだけだ。全力で民間人を保護しつつ、我々はジュノを目指す!」
第一魔防門前に集まった兵士は数十名。果たしてこれだけの戦力で出口まで突破できるだろうか…
いや、突破しなくてはならない。

ソムログ原野への出口まであと少し。
意外にも正面から進入してくる敵の戦力は少なく、被害も少ない。
行ける!

そう確信した矢先だった
途端、民間人含む隊の後ろから鳴り響く轟音。
鳴りやまない悲鳴・絶叫
黒煙が消えたそこに現れたのは数十体の浮遊する異形の土器

「マジックポッド……」

それは一瞬だった。
ポッドから光が溢れ、膨張していく。


軍用チョコボでジュノへと走る青年の遥か後方で鳴り響く爆発。
それは不落といわれたガルレージュの断末魔だった……

--------

今はもう動かない右手を見つめながら
一歩一歩足階段を下りてゆく。
形こそ変わってしまうが、彼のやりのこした仕事を終わらせなければならない。
騎士の名は剥奪されてしまったが、彼が与えてくれた騎士道は私の中に生きている。

目の前に立ちはだかる白骨。
ヲヲヲ……と悲しみと憎悪、苦しみが混じったうなりを上げてその鎌を振りかざした。
"Fallen Evacuee(堕ちたる避難民)"
「今、その苦しみから助けてやるからな……」

第106章 太公望は死なず

422(・ω・):2004/03/06(土) 10:09 ID:FGZ7wBQI
獣樽が出てくる話いっぱいあるからね
どの話だろ?

423(・ω・):2004/03/07(日) 14:59 ID:9mncc83k
>>421
そう言う意味の名前のモンスターだったのか。
勉強になったー

んでもって、職人POP期待age

424(・ω・):2004/03/07(日) 15:04 ID:Cw2IiUE6
ガルレージュ要塞ってウィンダスとサンドリアの戦争で
3人のタルタル魔戦士の夜襲によって騎乗前のチョコボが混乱して
サンドリアが記録的敗退の『ソロムグの壊走』
放棄されたんじゃなかったかな。
石碑にんなことが書いてあったような気もする

でもなんかかっちょいいからおk

425(・ω・):2004/03/07(日) 15:20 ID:8dagQ1kI
>>424 それはまだ要塞出来る前の話 
あの要塞はヤグートの強襲部隊(名前忘れ)に空から侵入されて中から門開けられて陥落
あそこの骨の名前はは避難民、兵士、仕官とその時の戦死者なのです
ちなみに部隊もサンドリアで有ってます ジュノ周辺の住民を保護していたのです
メイジとかは・・・?

426(・ω・):2004/03/07(日) 15:51 ID:Cw2IiUE6
>>425
なるほど。深いな(・ω・)
失礼しました
ここのエピソードって大半がトリビューンとかに載っててもおかしくないぐらい良くできてて
しかもトリビューンより面白いという・・・■eみならえyo

427(・ω・):2004/03/08(月) 03:05 ID:8O2RK91E
第106章 太公望は死なず


最近辛い辛いことがありました。
私は数日間、ショックで寝込んでいました。

おっといかんいかん。反省文を書きすぎてヘンな口調になってしまった。

港で船を待つ俺はセルビナ警備隊 第08RDM小隊隊長のクリム。

そして今、俺の隣に第03WHM小隊(通称改:ホワイトオーク隊)隊長のガルカがいる。
本来ならとんずらで逃げ出すところだが、今日ばかりはこの地獄に甘んじなければ
ならない・・・。今日は、03小隊に一人の体験隊員が来ることになっているからだ。
それと俺がここにいるワケに関係があるのかって?おおありなんだよ。

時間になり、定期連絡線が到着。ぞろぞろと降りる人の波間から一人の少女が飛び出して来た。

「きゃあ!!会いたかった〜〜〜〜♪お兄ちゃん、元気してた?!」

このノーブルチュニックに赤毛のポニーテールがよく似合う少女が俺の妹、パールだ。

「あ!!お久しぶりですぅフランソワさん!!・・・じゃなくて、今日からは隊長ぉ♪」
「そ〜の〜な〜ま〜え〜を〜だ〜す〜な〜〜〜〜〜〜っ!!!11!!!1!!」
「久シブリダナ、ぱーる!アイカワラズ可憐ダ!!」
「あは☆しばらくの間ですけど、勉強させてくださいね♪」

いつもはリンクシェルの仲間たちと狩りに行っているかわいい妹が、一度どうしても
尊敬する兄と同じ仕事をしてみたいというので、仕方なくコイツに頼んだのだ。

「お兄ちゃん、元気ないよ?なんだかやつれちゃってる;;」
「んー、ちょっと・・・」
「この前本部から勤務態度について注意されたって、ホント!?」

なんでわかったんだろう・・・さすがは兄妹というべきか。

実は少し前、新月だったのでついつい警備中に釣りをしてしまったんだ。
隠し海岸だから大丈夫かな〜なんて思ってみたのだが、冒険者がトカゲを大リンク
させて救援を出してたのに気づかず、クレームが本部に行ってしまったらしい。

それで、罰として大切な大切なマイハニーが、怒り狂った副隊長の手によって・・・

「え、あ、まぁ、詳しくは言えないけど・・・」
「そこまでするなんてヒドイね;;お兄ちゃんかわいそう!!」

見ると、何かを取り出して誰かと話を始めた。どうやら普段とは別のリンクシェルらしい。

「あ、カルちゃん?!元気してた?お久しぶり〜^^
ちょっと困っちゃって;;お話きいてもらえるかなぁ?・・・(ごにょごにょ)・・・
え?ほんと?アリガトー!!じゃね☆」

しばらくしてくるりと俺に向き直り、「もう大丈夫だよ♪」と微笑む。
・・・誰と話しているんだろう?まぁいいや。

あちこち案内をした後駐屯地へ戻ると、セルビナ警備隊の本部の人間が俺を待っていた。

「・・・第08RDM小隊隊長クリム殿、お預かりしていた太公望の竿を持ってまいりました」
「お預かり・・・ってソレは折られたマイハニー!!!!!!!」
「とあるお方が直々に、直してお返しするようにとご命令なさいました。今後はくれぐれも
勤務時間外のみの使用になさってください」
「よかったね☆お兄ちゃん♪」
「ヨカッタナ、くりむ!!!」

お・・・

おおお・・・・

うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!

/sh バストゥークの赤い太公望は永遠に不滅ですwwwwwwww



第107話 テレポしてもらえませんか?

428(・ω・):2004/03/08(月) 09:53 ID:/X7hkeSw
>>421 誤字
ソロムグ
マジックポット

>>424
石碑
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Knight/9303/world/stone.htm

429416:2004/03/08(月) 11:40 ID:IoCJzteU
>>417-419
あ・・・正直スマンカッタ_| ̄|〇

430(・ω・):2004/03/08(月) 11:55 ID:qINN8P6g
>>429
まとめサイトにそのまま掲載してあるので、掲示板なりメールなりで
変更依頼しておくといいよ。

431(・ω・):2004/03/08(月) 11:57 ID:Ngnbj7eU
第107話 テレポしてもらえませんか?

貴方と初めてあったのは、サンドリアの入り口付近でしたね。
まだお互い駆け出しの冒険者、何をしたら良いのかわからず、
ひたすらモンスタ−を追いかけ、追いかけられたりして・・・

ふと疲れた時に「今日もいい天気ですね〜」
なんて言った一言に答えてくれたのが貴方でしたね。
お互い白魔道士という職業が「人を助けられる」という楽しい
職業だから、楽しくやろうね!って言ってくれましたよね?

繋ぐ時間やプレイする時間は違えど、お互いやりとりしたtell
今でもちゃんと覚えていますよ。

私がサポ−トジョブを取った頃、貴方はもう熟練の冒険者に
なっていて、何かに取り付かれたかのように敵を倒してましたね。
「スキル上げ、クエスト・・・しないと置いてかれる・・・」
口では言わないものの、貴方の背中はそう言ってました。

しばらくお会いできないまま、お互いすれ違い・・・・
私がやっとレベル30を迎えた時・・・
貴方から送られてきた赤い種族装備・・・

「私FFやめることになりました。大事につかってね」

・・・・・・・・

私はモノなんかいらなかった。
貴方と話せる事が本当に楽しかった・・・
出来ることならずっと貴方とお話をしていたかったのに・・・

今貴方は何処で何をしているのでしょう?
私は此処でも楽しくやってますよ。

でもね・・・
出来ることなら・・・・
貴方とお会いした時に戻りたいなぁ〜・・・
純粋に冒険が、貴方と一緒に冒険をしたあの頃に・・・
無理なのは分かってるけど、できることなら・・・

「あの頃に・・・・テレポしてもらえませんか?」




第108話 「ボケとツッコミ 路上パフォ−マ−雑記」

P.S...はじめて書いたのですがなかなか難しいですね・・・
もっと文章を磨いて、また是非書いてみたいものですよ〜

432431です:2004/03/08(月) 16:56 ID:dFjoZkMc
すいません・・・自分で書いたものが小説と思えなくなったので
リベンジさせてください・・・駄レス増やしてすいません(平伏

第107話 テレポしてもらえませんか?【リベンジ】

「〜さん、お届けものです〜」
扉を勢いよくあけ、宅配所の少年は私に一通の手紙を渡した。
最近、狩りに明け暮れ、ろくに友人と連絡を取り合ってなく、
手紙などくるはずもないと思っていた私は、驚きながら受け取り、
無造作に封を切り文面に目を通し・・・・

・・・・・・!!!

気がつけば、流れ落ちる涙も、起きたてで寝癖だらけの頭髪も
気にする間もなく、目の前に大事に飾っておいた種族装備を手に
足は自然とある場所に向かって走っていた。

差出人は、以前辛い別れをした友達・・・
もう忘れるくらい日がたっていたのを、手紙を受け取って思った。
出会いはサンドリアの入り口付近、
「今日もいい天気ですね〜」と話かけたのがきっかけだった。
最初は何かと一緒に行動していたが、日が立つにつれ経験の差
が開き・・・ある日一通の手紙と種族装備を私に残し、旅立ってしまった。

「私、疲れたわ・・・貴方は楽しく生きていってね」
彼女の疲れ、寂しさといった感情が手紙からもひしひし伝わり
しばらくは、その手紙を見て毎晩涙をぬらす日々を送っていた。

ある場所へ一歩、また一歩・・・
足が進むにつれ、忘れかけていた記憶が思い出される・・・
白魔道士だった彼女が言った「人を助けられるのが嬉しい」と
言っていた事、楽しくやろう!と励ましてくれた事・・etc・・

「はぁ、はぁっ・・・・・」
息を切らして倒れこんだ大きな木の下で彼女は待っていた。
最初にあった頃と全く変わらない、あの頃のままの姿で・・
涙と驚きを隠せず、くちゃくちゃの顔をしている私に、
彼女はこうつぶやいた。
「あの頃に・・・・テレポしてもらえませんか?」

私は彼女の手をとり、呪文を唱え始めた・・・
「お帰り・・・まずはホラ・・・あの頃行ったあの場所へ」
くすり、と笑う彼女の顔が呪文の光に合わさって輝いている。
次は何処に連れて行こう?

私の冒険は、まだこれから見たいだ

433(・ω・):2004/03/08(月) 17:04 ID:71NYNXss
>>431
P.Sと>>432の最初二行要らない
うざがられて叩かれる要素にしかならんぞ

個人的には431の話のが好み

434(・ω・):2004/03/09(火) 11:07 ID:Xdm80n1w
>>431
>>432
おもろかったよんでage

435第108章:2004/03/10(水) 11:47 ID:55TWBnPI
私が路上のパフォーマーになって20年。
大戦終結後、傷ついた人々や孤児となった子供達を
癒すためにこの仕事を始めた。
今は妻となったミスラと2人で始めた。
私がボケで妻がツッコミ。

私「あれれ?メガネがない?あれがないと矢が当たらない!スペクタルズ、スペクタルズ」
妻「なにしてんのにゃ!オデコの上につけたままにゃ!」
観衆「wwwwwwwwwww」
みんなの笑顔が輝いている。この瞬間がたまらない。

10年ぐらい前のある日の事。
私「この前、急にお腹が痛くなりトイレに行きたくなったのね。」
妻「ほうほう・・それでどうしたにゃ?」
私「でね、近くにあった教会に駆け込んで言ったわけよ[限界です!助けてください!]って。」
妻「それで?」
私「急いで教えてくれると思ったらね、[苦しむ子羊よ、あなたの楽園の扉が開かれますように]って。」
私「いや・・違う・・この苦しみは、腹痛でその、あーー限界ですーって叫んだ瞬間・・・」
妻「にぅにぅ・・漏らしたのにゃ・・・」
私「うん・・で[子羊よ、ようやく苦しみから解放されましたね]だってよ!」
妻「wwwwそれってwwwwあなたのwww体の扉が開いただけにゃ〜〜!」
妻「楽園の扉って[お○りの穴]なのにゃ〜〜(*^_^*)」
観衆「wwwwwwwww」

お、新ネタうけた!って思ったよ。そしたら・・
なんか赤い鎧着た奴らに囲まれて、私と妻を連行していくんだ。
く・・サンドリア教会を馬鹿にしたネタだから連れて行かれるのか!

[+]<あなた方2名が、なぜここに呼ばれたかおわかりですか?

初めてくさいメシを食べたよ・・モルディオン監獄って所だったか。

若い路上パフォーマーの諸君、汚いネタは使わない方がいいな!


第109章  金剛王ザ・ダ様の華麗な一日

436第109章  金剛王ザ・ダ様の華麗な一日:2004/03/10(水) 18:30 ID:mlDZYIvw
【8:01】ワカメの味噌汁とご飯の匂いで目がさめる。まだ眠い。顔を洗い歯を磨く、鏡に映った歯が光る。
【8:30】とりあえずPOPwwwww今日は9:00からメンテがあるからそれまでは冒険者の相手でもしてやるかw。
【8:43】冒険者に気づかれる。うろうろしてPTメンバーが集まるのを待っているらしい。むかついたので、シャウトして襲い掛かる。
    とりあえず3人ほどぶっ殺し。
【8:57】集まった冒険者にぼこぼこにされるも、祝福を発動する。奴らの落胆する顔が楽しい。
【9:00】メンテ開始次々と落ちていくやつらにとどめをさしまくる、ログインしたときの奴らの顔が見ものだw。
【12:00】メンテ後の抽選に漏れる。つまらん、かえって子作りでもするか。
【12:10】換わりに出しといたダイヤモンドが瞬殺されたらしい。
     俺がPOPしなかったから朝のうらみものってすごかったらしいw
     うはwwwすまんwwww次の抽選に選ばれたとのこと、POPの用意をする。
【24:00】ベドー到着wwwwwwwシャウトで回りのPTを全部帰らせるwwwwwwww
     俺様カリスマwwwwwww
     どうやら限界突破のPTがきていたらしいwwwwww回り一面死体の山wwww
【24:30】どうやらさっきの限界突破PTにHNMLSの廃人が混ざってたらしい。
     あれよあれよという間にフルアラが集まってくるwこりゃちょっとまずいかなw
【26:00】さすがにフルアラには勝てなかったwwレイズなんか当然もらえないので
     うはwwwwwおkkkkwwwww(PTメンバーがいません)とHP戻ってテレポで帰還wwwww
【27:00】次の出番は3日後らしい・・・風呂入って寝るwwwwそろそろ次期後継ぎ決めるかなぁ・・・

437(・ω・):2004/03/10(水) 19:24 ID:Erd04jKQ
第110章 シャントット様の「あ、それやってみよ〜♪」

438第109章外伝:2004/03/11(木) 11:14 ID:KDzCLYFU
大伽藍ー朝ー

古代亀「金剛王様ァ!朝でェございますゥ!けふはお忙しいですぞォ!」

お付の古代亀が起こしに来やがった。うるせぇジジイだ。
ワシ「わかったァ!用意をするゥ。向こうへ行っておれィ!」

朝食は、魔女の串焼きとクゥダフ風シチュー、石パン。
相変わらず、妾のルビー亀の料理は美味しい。今夜も抱いてやるか。

兵達の昇官式に出席。
黒鉄亀「金剛王様ァ!けふ昇官する3名のォ者達でェござィますゥ!お言葉をおかけくだされィ!」
ワシ「聞けィ!猛者達よォ!兵団の一層の発展のためにィ精進せよォ!」
ふむ・・ワシの威厳のある一言で兵達が震え上がっておるわ。ま、ワシの為に働け。

ベドー〜昼〜
巡回する。ふむ・・兵達は日々鍛錬しておるようだの・・む!
ワシ「おィ!じじィ!あの者のォ名はァ何と申すゥ?」
古代亀「はァ!確かシルバー亀と申しィたかとォ。」
ワシ「ふむゥ!おィ!シルバーとやらァ!苦しゅゥなィ!ちこゥ!」
銀亀「はァ!」
ワシ「おォ!そなたはァ美しィのォ!よしィ!今宵はァ我が褥にぃ参れェ!」
銀亀「お心のォままにィ!」
よっしゃ!ゲット!巡回はこれが目当てなんだよね。今夜はルビー亀に上手に嘘つかないとな。

大伽藍ー夜ー
早く銀亀の奴、来ないかな。ルビーの奴にもうまい事言ったし、ジジイは寝たし
ほかの奴らは外で警護してる。ワシのTPも溜まってきたぞ。

ガチャーン(ドアを開く音)
お、来たようだな。あれ?
冒険者1「おw亀神ハケーン!フルアラだから大丈夫かな?」
冒険者2「おk。いけるでしょ。」

む・・冒険者共め!我が楽しみを奪う気だな!たわけ者めぇ!!
ワシ「ぐはァ!アルタナの子だなァおもしろィ!余ォ自ら相手をしてやるゥ!ジュノ攻防戦の時のようになァ!」
お決まりのシャウトをして襲い掛かる。

冒険者3「おいおいwなんかつえーw」
冒険者4「こんなに強かったっけ^^;?」
ワシ「我がァ楽しみィ奪ゥ輩は許さぬゥ!」
冒険者5「む・・なんかまた叫んだぞ?!」
冒険者6「ぐは、やばい撤退!崩れる!」
冒険者8、冒険者13、冒険者18はエスケプを唱えた。冒険者達はワープします。

ふん、青二才共め!ワシの楽しみを奪おうとするからだ。
銀亀「ザ・ダ様ァ、お召しによりィ参上ゥいたしましたァ!」
おwきたきたw冒険者と遊んだからちょうどいい感じにTP溜まったぞwぐふふう・・
む、威厳は保たねば。
ワシ「よく来たァ!その甲羅を脱いでェちこゥ寄れィ!」
銀亀「はァ!仰せのォままにィ!」

ベドーの世はふけていく・・・。

金剛王様、たまにしかお姿を見ないと思ったら、こんなことしてたんですね。

439第110章 シャントット様の「あ、それやってみよ〜♪」:2004/03/12(金) 11:12 ID:hrU.5djs
ずんずんちゃ〜ちゃずんずんちゃ♪
ずんずんちゃ〜ちゃずんずんちゃ♪

シャントット様の!!
「あ、それやってみよ〜♪」お〜ほっほっほっほっほっ(残響音含SE

さぁ〜て、今日も始まりましたシャントット様の「あ、それやってみよ〜♪」
司会は、わたくし、ウィンダスの受付アイドル「くぴぴ」なので〜っす♪

さて、本日もまた哀れ・・・いやいやすばらしいゲストのもとにシャントット様が
向かわれているので〜っす♪

では、ひが・・・現場のシャントット「様」宜しくお願いしますで〜っす♪。

・・・・・・・・・・・・うぉ、って、何で闇牢の中まできてるんだよ!!!
お〜っほっほっほっほっ、それは私の力を持ってすればどうってことありませんわ
お〜っほっほっほっほっ

は〜い、というわけで今日は闇牢のなかの
アジドマルジド様のところから生中継ですの〜♪
で、今回の「あ、それやってみよ〜♪」は・・・
バストゥークのペンネーム「ぷれじでんと」さんからの質問で、
「魔法の届かない闇牢にとらわれていてもシャントット様ののろいは効くのでしょうか?」
とのことですが・・・シャントット様、どうでしょうか?

お〜っほっほっほっほっ、確かに今まで闇牢にいる人に呪いなんかかけたことなかったから
試す価値はあるかもしれませんのことよ。
せぇ〜っかくだから、この新開発の「お呪い君2号II+」を使用してさしあげますわ
お〜っほっほっほっほっ、まぁ、たいしたことありませんわこの呪いにかかったら
ただ、MP吸い尽くすだけで命に別状はありませんわ、お〜っほっほっほっ
では・・・

ウラミハラサデオクベキカー

え、うそ、ここでそれはまずいって・・・や〜め〜れ〜
あ・・・
・・・ボンぷしゅぷしゅ・・・

お〜っほっほっほっやはり、この私の魔力は最強ということで、闇牢すらも凌駕しますわ。

あら?・・・なんか冒険者がいらしたようね・・・では隠れるとしますわ、おーっほっほっほっほっ

それでは今日はこの辺で〜また来週〜♪
ずんずんちゃ〜ちゃずんずんちゃ♪
ずんずんちゃ〜ちゃずんずんちゃ♪・・・

第111章  鋼の練金術師

440第111章  鋼の練金術師:2004/03/12(金) 15:23 ID:XL7KZl0U
−バストゥーク・ディリーレポート 3面社会欄より抜粋−

特集 第111回 「鋼の錬金術師」

大工房には小柄ながらも、錬金術部門の研究室がる。
そこに、ローブ姿のヒュームに混じって忙しなく動く、小柄なガルカがいた。

彼の名はエド
ガルカにして、稀代の錬金術師アジマの弟子
そして、大工房に研究室を与えられるほど優れた錬金術士である。

幼い頃にアジマと出会い真理の技に興味を抱いた彼は、その優れた肉体よりも
頭脳を使う事を良しとした。

多くのガルカがそうで有るように、彼にも愛称があった。
Steel Alchemyst −鋼の錬金術師

今日の特集は、なぜ彼が「鋼」と呼ばれるようになったかご紹介しよう。

3年前の夏、ツェールン鉱山で大規模な落盤事故がおこった。
原因は、無理な坑道の拡張による地盤の緩みであった。
落盤に巻き込まれたのは、いずれもガルカの鉱山夫たちであった。

政府は救助隊を編成したものの、その対応は遅く腰が入っていないのは
一般市民が見ても明らかだった。
しびれを切らした数人のガルカ達が救助に向うも、新たなる落盤により
彼らもまた、救助を待つ側となってしまったのである。

当時の鉱山関係者に話しを聞くと、無理な坑道拡張で坑道内の地理は
めちゃくちゃになり、所々にモンスターの徘徊する所もあったようだ。

誰もが手をこまねく中で立上ったのが、当時、大工房で働きはじめた
エドであった。
彼は、知る限りの火薬の知識と薬品の知識を使い、脆い岩盤を吹き
飛ばしながら進むという大胆な発想で事に当たった。
幸い、救助者達が待つ区画は、脆い岩盤が崩れてしまったあとである。

事故発生から丸二日後、ツェールン鉱山に大空洞を作りつつも、無事に
鉱山夫立ちを救助したのであった。
二日間、不眠不休で現場の指揮を執り、火薬や薬品の調合を行う彼の
タフさを指して、誰からとも無く、「鋼」の肉体を持つ意味を込めて、
鋼の錬金術師の愛称が広まっていった。

次号掲載予定
黄金銃士隊士 Iron Eater その知られざる技



文章の推敲を終えた編集長は、大工房の向こうに沈む夕日を眺めながら
大きく息を吐き、そして、誰とも無くつぶやいた。

「この記事が一般の市民に読まれる事はあるのか・・」
「明日の検閲が無事に通れば良いのだがな」

悲しい事に、この都市にはガルカ達への偏見・・・差別が存在している。
『語り部』により種の文化を記憶として伝えるガルカを、一部のヒュームは、
知的文化を持たない野蛮な種族と見ている。

しかし、そんな差別をものともせずバストゥークで活躍するガルカ達を紹介するのが
バストゥーク・ディリーレポート 社会部特集班の役目だと思っている。

黒檀の箱より葉巻を取出すと、編集長はゆっくりと火を付け
長々と紫煙を吐き出した。

=第112章 黄金銃士隊士 Iron Eater その知られざる技=

441(・ω・):2004/03/12(金) 15:24 ID:XL7KZl0U
スマンsage忘れ

442(・ω・):2004/03/12(金) 16:36 ID:hrU.5djs
「練」?

443(・ω・):2004/03/12(金) 16:58 ID:XL7KZl0U
しまった。[ hrU.5djs ] の意図を読まずに素で 錬金 で書いてしまった。
お題は、「練り金」術士の方だったのか・・・

ちなみに、タイトルだけコピペして、後は素で書いたから
タイトルは 練金 文中は 錬金 になっている。

>440 は、外伝扱いでよろしくおながいします。

444(・ω・):2004/03/12(金) 17:54 ID:UfbtZuTc
>>440
>>443
続行で良いんでない。クピピとアプルル間違っても無問題で続いてるんだし
勢いが大事なスレなきがするから

445(・ω・):2004/03/12(金) 18:27 ID:XL7KZl0U
440 を外伝扱いするかは、次に作品張ってくれる作者さんの意向に従います。

446(・ω・):2004/03/12(金) 18:28 ID:HSiL/Ork
その勢いの中あえて突っ込むと、アイアンイーターはミスリル銃士です(お題だけ見ても過去話というわけでもなさそうだし)

447(・ω・):2004/03/12(金) 20:23 ID:UfbtZuTc
>>446
バスの位は
共和軍団兵>十人隊長>百人隊長>准銃士>鋼鉄銃士>黄金銃士かな
ミスリル銃士は特別編成チームでもう3人かそこらしか生き残ってないんだっけ?
勝手な想像で黄金銃士の上がミスリル銃士だとすると
20年前アイアンイーターがミスリル銃士に抜擢された時の話を書けば良いんでないかな

448(・ω・):2004/03/13(土) 10:21 ID:OFXXDwXY
>>447
ミスリル銃士は5人だし黄金銃士とは所属先が違う

449(・ω・):2004/03/13(土) 11:31 ID:RqLVeEpk
440の作者が言うように、112章の作者に託していいのでは?
と、思う。
アイアンイーターがミスリル銃士なら、タイトルも脳内変換でFAでない?

450(・ω・):2004/03/13(土) 16:01 ID:UtckHkMM
まぁ次の作者にまかせるでFA
わだみつとかわだみつおなんて話もあったしな(゚∀゚)

451446:2004/03/13(土) 22:08 ID:GT4Ep47Q
一応振ったのでつらつらと
兵 十人 百人 千人隊長 は軍務省所属の通常軍の兵科。
鋼鉄銃士隊は工務省、黄金銃士は鉱務省にそれぞれ所属。
基本的に通常軍からのスカウトで増員、実質エリート。
人数的には黄金銃士隊の方が少なく、実力面でも上のように見受けられる。
ミスリル銃士隊は大統領直属で、通念としてはバストゥーク最強・・・
が実質は不明。こちらも恐らくはスカウト制。

実力は一応 通常軍<鋼鉄<黄金<ミスリル になるのでしょうか。
ただし階級の上下関係は各隊毎には無いはず。
また銃士隊がスカウト制なのでアイアンイーターが元黄金or鋼鉄銃士でも全く不思議は無し。

>>447
現ミスリル銃士は全員存命。隊長フォルカー、ザイド、アイアンイーター、アヤメ、ナジの5名。
まぁ存命というよりも、通常軍とは違うので死亡したらすぐ欠員を埋めるのでしょうが。

長駄文失敬・・・。

452(・ω・):2004/03/15(月) 18:57 ID:w8vlN7D.
職人光臨期待age

453(・ω・):2004/03/16(火) 08:15 ID:x25xHKcY
第112章 黄金銃士隊士 Iron Eater その知られざる技

俺も門番やって長いけどさ、隊長にはかなわんな。

なんだ、そんな事も知らんのか。ほら、大統領府にいるだろう?
青い鎧を着た・・・。そう、Iron Eater

扉の前にでんと陣取って、昼も夜もない。微動だにしない。
この仕事に着いた時は、俺もまだ若造で、ガルカってのは皆あんな
もんかと思ってた。違うんだよな。ガルカが凄いんじゃない。
隊長が凄いのさ。

「定期報告。異常ありません」
隊長、厳かに頷く。
うん。無口な人なんだ。必要のない事は一切喋らない。
それも見習わなきゃな、と思う。

でもさ、最近、ふと思うんだよ。

「定期報告。異常ありません。ウホッ! いい男」
隊長、厳かに頷く。

やっぱり・・・寝てるよな? これ。

確かめる勇気はまだ、ない。

第113章 辺境の料理人

454453:2004/03/16(火) 08:21 ID:x25xHKcY
あ。あの人は隊長じゃなかったか?
先輩とでも脳内補完してくれ。スマン

455第113章 辺境の料理人:2004/03/17(水) 14:53 ID:tu2VxYUY
「た、助けてくれ〜」
さくっ・・・

「ひっひぃぃぃぃぃ」
ぷすっ・・・

「うわぁ!!!!」
ざくざく・・・

けけけけけけけけ・・・

今日もウガレピ寺院に冒険者の悲鳴が響き渡る・・・
切れぬものは何もないというその包丁が鈍く光るとき
みんなの怨み・・・その回避不能な攻撃が冒険者を包み込む・・・



・・・マナイタダケハニガテダヨ。




第114章  SEED

456(・ω・):2004/03/18(木) 15:29 ID:v57jFqG6
第100章 外伝 ようこそ!!ヴァナディールへ!!!
    〜そして今はいないフレンドへの手紙〜

モグハウスで冒険の準備を終え、僕はフレンドリストのチェックをする。
今日も君は来ていない。

フレンド登録をしたのは2年前、クフィムでのレベル上げの時だったね。
クフィム時代が駆け足で過ぎた頃、君の名前がリストにないことに気がついた。
最初は気になっていたが、そんなこと何時しか忘れていた。
1年ほど前、君の名前をリストに発見した僕は思わずテルを送った。
色々と忙しくて、なかなか冒険に出れないんだ。
みんなともレベル差がありすぎて、もう一緒に冒険は出来ないね。
君は少しさみしそうに言ったね。
確かに、メインのレベルもランクも倍以上の開きがあった。
でも、ヴァナは好きだから冒険できる時には来たいんだ。
君の言葉に胸が熱くなって、かける言葉を見つけることが出来なかった。
手伝いならいつでもするから、声をかけてくれよな。
そんなことを言うのが精一杯で、僕は狩りに出かけてしまった。

あれから君の名前をフレンドリストに見ることはない。
でも、僕は信じている。いつか君の名前をリストに発見することを。
大好きなヴァナの地で、君の冒険が再開されることを。
君を迎える第一声は、これにしようと決めている。
『ようこそ!!ヴァナディールへ!!!』

457(・ω・):2004/03/19(金) 13:43 ID:5Q3KqAj.
保守

458(・ω・):2004/03/19(金) 15:10 ID:SjUEklng
第100章 外伝 ようこそ!!ヴァナディールへ!!!

「最近始められたかたですか?」蜂の巣のかけらを集めている俺に
奴はこう言いながら声をかけてきた。

ときおり声をかけられる事はあってもこんなのははじめてだ、
ふと気になって相手をみると俺よりも余程初心者のような井出達だ。
こう言うのもなんだが俺はつい最近までこの世界の中心地ジュノで
長年商売にせいを出していたのだ、その商売をさらに広げるためには
母国を始めとする様々な町での名声が必要だと思い立ったのでジュノ
の商売は娘に任せて、まずはバスへと帰ってきた矢先の事である。

さて、どう言う話題を期待しているのだろうか、暫し考えて俺は
相手の反応を見てみようと探りを入れてみる事にした、
{こんにちは> 異国語で話し掛けてみる、相手が慌ててるのが解る
こらぁまずい事をしでかしたと思い言いなおす「こんにちは」
そこからは雑談が始まった、

彼はこの世界につい最近希望を抱えてやってきたと言うのが良く解る
世界がどれほど広いのか、まだ見ぬ砂丘とやらはどんな景色だろうか
PTを組んで難敵に立ち向かう時はどんな気分だろう、
合成ってのは面白いのだろうか、お金がかかるんだろうか、
お金を稼ぐのも大変だ、装備品はみんなはどうやって揃えてるんだろうか
地図を買っただけで、手持ちの殆どは尽きてしまった、

とめどなく言葉がつむぎ出されて来る、俺はその一々に相槌を打ち
時に意見を挟み、それでも否定的な事は胸に留め、あまり先回りは
せずに話を交わしていた。

ふと、向こうから数人グループが近づいて来てPTを組まないかと
声をかけてくる、彼は隠さずに喜びを見せたがその直後に
俺を振りかえり戸惑った様子を見せた。
「雑談はいつでも出来る、折角の誘いなんだから新しい体験を
 楽しんで来れば良い、俺はまだここでやる事があるので行けない」
一礼をすると彼はグループとともに北西へと向かって行った。
彼の背におれは言葉をかけた、彼には届いただろうか

     ようこそ 冒険の世界 ヴァナディールへ


                  とある寝バザ兼倉庫キャラの回想

459第114章  SEED:2004/03/19(金) 16:02 ID:BhXpHl9g
商売のためジュノへと向かう彼が、
私に残して行ったのは謎の種と植木バチだった。
「この種が花を咲かせる頃には帰ってくるから。」
そういってサンドリアを出て早半年。
彼が残した鉢の花はとっくの昔に枯れていた。
このところ獣人の動きが活発で隊商といえど安全で無いことは
私にも十分わかっていた。

・・・きっと向こうで女でも作ってよろしくやってるんだをわ。

ため息をつきながら、枯れた花に今日も水をやる。
と、その時だったノックもなくイキナリ扉が開いた。

「わりぃ。むこうでちょっとしたトラブルがあってよ。」
見ると埃まみれのマントをつけた彼だった。
「遅すぎよ、バカ。」
手にしたジョウロを置きながら私はそう言った。
「ははは、おっと収穫まだしてなかったんだ?」
彼は枯れた花に目を向けながらそう言った。
「あんまり待たせるから枯れちゃったわよ。」
そんな私の言葉を無視して彼は植木バチの土を掘り始めた。
そして鉢の底から光る何かを取り出した。

「驚かそうと思って埋めて置いたんだけどなぁ。
お前ちゃんと収穫しろよな。」

彼は手にした何かをジョウロにつけ土を落とした。
それはキレイな石のついた銀の指輪だった。
驚く私の手をとり、彼は指輪を私の薬指にはめた。

「おれの種はちゃんと育てろよ?」

とりあえず右頬にビンタをお見舞いした後、
私は彼を抱きしめた。

第115章 ウィンダスの春

460(・ω・):2004/03/20(土) 00:14 ID:AQIhGmA.
>>459
ちょっとオヤジ入ってるけどイイ(・∀・)ね。

461第114章  SEED 外伝:2004/03/20(土) 09:14 ID:ojnxXFDI
「ロランベリー耕地と近いのに、随分と殺伐とした土地ね」

ウィンダスから来た友人は、初めて訪れたバタリアを見て首をかしげた。
目の前に広がる乾燥した土地。枯れたような草木が所々にみえる。
緑の中で生まれ育った友人には馴染めない土地のようで
いつも元気に動く尻尾が、今はなんだか寂しそうに揺れている。

「バタリアは元々森だったんだけど、昔の大戦で伐採されてしまったんだ」

友人は、ふぅん と小さく頷いた。
俺自身経緯をよく知らなかったが、その説明だけで友人は納得したようだ。
二人でバタリアを横断中、足元を小さなモンスターが横切る。
若木のモンスターSapling族。球根の姿をしたモンスターだ。

「Saplingがいる!」

Saplingを見つけて友人は嬉しそうに声を上げると、Saplingを追いかけ始めた。
しばらく追いかけっこが続いたが、友人は息を切らし諦めたように立ち止まった。
強い風が吹きつけ、砂埃が舞う大地を飛び跳ねて去っていくSaplingを見つめている。
そんな友人の姿を見て、俺は疑問に思った。

「珍しいモンスターじゃないだろ?タロンギにもいるし」
「ねぇ ここのSaplingは何の種のを持っているの?」

俺の質問を無視して、友人は問いかけてきた。
やれやれ と苦笑しながら、だいぶ昔にSaplingを狩った時を思い出す。

「確か野菜と果実の種かな」
「そうか!じゃぁ昔ここはロランベリー耕地みたいだったんだ」

友人はすこし声を弾ませて言うと、Saplingが去った方向を見て目を細める。

「なんでそんなこと分かるんだ?」

少し顔をしかめて言う俺を見て、友人は そんなことも知らないのか? とでも
言うように、肩をすくめた。

「知らないのかい?Saplingは大地から種を託されてるんだ。
 荒れた土地がいつか必ず昔の姿に戻れるよう種を守っている」

友人はキッパリと誇らしげに断言した。自然と共に生きる彼女らしい考えだった。
そう言えば、俺の故郷バストゥークのグスタベルグにもSaplingがいる。
あの地もかつては緑に覆われた土地だったと聞いたことがあった。

「人だってモンスターだって存在するからには意味があるってことさ」

462(・ω・):2004/03/21(日) 06:47 ID:2xc9xzVY
保守

463(・ω・):2004/03/21(日) 09:05 ID:lLWG0tjI
>>461
(・∀・)イイ!

464(・ω・):2004/03/21(日) 10:27 ID:2Iv2IHjs
第115章 ウィンダスの春

どんなところにも春は来る。
この温暖なウィンダスの春はそれはそれは暖かく良いものだ。

・・・普段は。

それは去年のことだった、
いつものように虫だんごを餌にフナを釣りつつ、
春の陽気にうとうとしつつ、
時折現れるナンパを軽くスルーしつつ、
幸せな時間をすごしていた。

ふと気がつくと、日が多少傾いて木陰から出てしまっていた。
少し横に動いてまた木陰に入る・・・しかしそこで感じる違和感。

どこからか感じる視線、
さっきのナンパ?
いや、違う。
あの赤い太公望とか名乗ってた人はガルカたちに連行されたはずだ。

恐る恐る振り向くと・・・桜の木が私をじっと見つめていた・・・。

なぜ?一体誰がこんなこと考えたのか?
その桜の木はどこからどう見てもモンスターだった!
ギョロリとした瞳、小ぶりな手、しかし枝ぶりは見事な桜。




気がつくと私は暗く小さな部屋に居た・・・。
「貴方は何故ココに呼ばれたか分かりますか?」



あの後、我を失った私はウィンダス水の区を
一時的に「火の区」と呼べるほどの惨事を起こしたらしかった・・・。



その後、ラバオに移り住んだ私の耳に、こんな話が入ってきた。
「ウィンダスの鼻の院からツリーが逃げ出したんだって。」

その後、再び各地で盛大な火柱が上がったことはいうまでも無い。

第116 世界の船窓から

465まとめサイト管理人 </b><font color=#FF0000>(aVDzPvL2)</font><b>:2004/03/22(月) 03:33 ID:MCko0JN2
長らく更新が止まっておりましてすいません。
随分作品がたまっておりましたのを本日うpしました。
クオリティアップ・SSなどございましたら掲示板まで
ご一報ください。 それではヲヤスミナサイ。

466(・ω・):2004/03/22(月) 13:16 ID:rT2PCXvs
管理人さん乙です。
しばらくサイトへの勧誘がないのでペタペタ

まとめサイトURL
ttp://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/8748/

467(・ω・):2004/03/25(木) 12:31 ID:BUHkilw2
微妙にさがりすぎage

468第116章 世界の船窓から:2004/03/25(木) 13:24 ID:rbG.nUOk
「世界の船窓から」、本日はジュノ−バス定期航路からお送りします。

ジュノが誇るこの飛空挺、10時間以上待って5分で目的地につく・・・
気の短い冒険者達は飛空挺がつくまで、釣りをしたり
飛空挺の入り口が接岸するところに向かって足踏みをしたり
合成をしたり、思い思いの方法で待ち時間を消費しています。

私も彼らに見習って一つ釣りをして待ってみましょうか。
・・・コバルトジェリーが釣れた
・・・コバルトジェリーが釣れた
・・・錆びたサブリガが釣れた
・・・どうやら私に釣りは向いていないようです。

と、そんなことをしている間に、飛空挺が到着しました。
乗り込んで待つことにしましょう。

中には、売店も、座席さえもありません。
思い思いの格好で冒険者たちがくつろいでいます。
/sitが実装されるまではくつろぐことさえ許されなかったらしいですが・・・。
あ、気の短い冒険者がブレイズスパイクでスキル上げをはじめました。
では、私も出発までの間さっき釣ったくらげを使って合成でもしてみましょうか。
シュワシュワ・・・

シュワシュワ・・・
/sh おーーーいまってくれーーーーー
Aのとんずら!!

シュワシュワ・・・
おや、飛空挺にのりそこないそうなシーフが一人トンズラを使ってこちらにかけてきます。
間に合いますでしょうか?
お、あとちょっと・・・

〜〜〜飛空挺出発のムービー〜〜〜〜〜
合成は失敗しました。
素材は全て消失しました。

・・・どうやら合成も向いていないようです。

おや?、冒険者の皆さんがいっせいに甲板にむかって駆け出していってます。
何でしょうか?行ってみましょう。

・・・どうやら、今日は満月のようです。
甲板に届けられた手紙を求めて、冒険者達が集まっていたようです。
用が終わり、デジョンで戻る者、OPテレポを使うためテレポヴァズを使う者
あっという間に、乗ってる人は半分以下になってしまいました。
世知辛い世の中ですねぇ・・・


・・・・・・・・・・・・てか、これジュノ−バスじゃなくて、ジュノ−サンドじゃねぇか。


世界の船窓から、次回はマウラ−セルビナ定期航路からお送りします。

第117章 ほねほねろっく!!!

469(・ω・):2004/03/25(木) 20:13 ID:Tgsx3JTc
>てか、これジュノ−バスじゃなくて、ジュノ−サンドじゃねぇか

ワロタw つか、間違えたことあるよ _| ̄|○結構ショック

470第117章 ほねほねろっく!!! 1/2:2004/03/26(金) 00:55 ID:4mWslEZA
俺の名前はGhoul。
主にグスゲン鉱山を根城にしてるクールな奴さ。
これでも昔は結構有名な詩人だったんだぜ?
おっと、そんなこと話してる場合じゃねぇや、お客さんだ。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
Ghoulはガルモにブラインを唱えた。
ガルモのチャクラ。HPが〇〇回復した。
ガルモの夢想阿修羅拳。Ghoulに〇〇〇〇のダメージ。
Ghoulを倒した。
Ghoulは骨くずを持っていた。

ガルモ「うわ・・・もう3時間やってるのに全然『呪われたサレコウベ』でねぇよ。」
タル赤「うぅ・・・ご迷惑かけて申し訳ないです。今日はもう諦めて・・・。」
エルナ「なに言ってんのよ。もう一週間もサポ無しで寂しい思いしてるんでしょ?
    ガルモなら3時間どころか3日やったって大丈夫な体力あるんだから遠慮することないわよ。」
ガルモ「うはwwwwwwwwおkwwwwwwww。」
/tellガルモ>>タル赤「エルナも言ってるけど全然気にすることねぇからな。
           っま、さすがにマジで3日やって出無いと死ぬけどなw」

そんな会話を他所にまた出てくる俺。
もう3時間もこのガルモに殴り殺(?)され続けてる。
いくら生前は有名な詩人だといったところで所詮は邪法によって作り出された低級アンデット。
それでも昔は戦士だったとか魔導師だった奴とかはワイトとかになったり、
生前の思いが強く残ってる奴はバンシーとかになって、俺なんかよりずっと恐れられてる。
まぁそれが良い事とは言えねぇけどさ。

ガルモの夢想阿修羅拳。Ghoulに〇〇〇〇のダメージ。

ぐへ!?
ちょっと物思いの耽ってたら瞬殺かよ!
あぁ・・・せめてサポ割れしない程度に黒か赤上げとくんだったなぁ。

Ghoulを倒した。
Ghoulは骨くずを持っていた。
Ghoulはグラビデを持っていた。

ガルモ「でねぇぇぇえええええええ!おぃ、ヒムシ!トレハンってホントに効果あんのかよ?」
ヒムシ「どうだろうねぇ・・・。おっと、黒鉄鉱キタ―!」
ガルモ「てめっ!戦闘参加しないで採掘してたらトレハン効果ねぇだろ!」
Ghoul 「(それ以前にお前が俺を一撃で殺してるから戦闘に参加できねぇだろうし、
    どうせトレハン効果ないだろうと思うけどなぁ)」
/tellガルモ>>ヒムシ「まぁ出なくてきついから採掘メインになっちゃうのも分かるけどさ、
           奥まで行ってほってくる帰りにでもグールひろってきてもらえんかな?」

ふぅ、ちょっと疲れたからガルモの巡回ルートの外にポップするか。
それにしてもあいつらも大変だなぁ・・・。
でも俺の時はサポなんて努力してコツをつかんで習得するしかなかったからなぁ。
教われるだけでもマシだよなぁ。
・・・うゎ・・・サーチしたら俺以外のグール全滅してんじゃん。
お?さっきのシーフか、こいつも何時間もご苦労さんなこったねぇ。

ヒムシの不意打ち。Ghoulに〇〇〇のダメージ。
Ghoulを倒した。
Ghoulは骨くずを持っていた。
Ghoulは呪われたサレコウベを持っていた。

471第117章 ほねほねろっく!!! 2/2:2004/03/26(金) 00:56 ID:4mWslEZA

ガルモ「サレキタ――――――――!!」
エルナ「おめでとう!タル赤♪」
ヒムシ「おめ〜」
Ghoul 「(まぁ俺が言うのもなんだがお疲れさん)」
タル赤「み、みんな・・・ありがとう!」

ふぅ。それにしても、頭回収されて俺はどうなんのかねぇ?
鍋の出汁になるわけでなし、風クリで合成も出来んしねぇ?
つうか何であの爺さんわざわざサレコウベなんて集めてんだろうなぁ・・・。
まぁどうでもいいか。おっと、そろそろセルビナに着くみたいだな。

警備員「オツカレサマ。砂丘ハ危険ダカラ、帰リモ気ヲ抜カナイヨウニ気ヲツケルンダゾ。」
タル赤「いつもありがとう!ガルカさん!」

お、どうやら無事サポジョブも取れて帰るみたいだな。
よかったなボウズ。

Isaclo「お前さん。Ghoulのわりには結構気の良い奴みたいじゃのう。」

うぉ、この爺さん俺の声が聞こえんのかよ?
そいつぁはっきり言って・・・老い先短いぜ?

Isaclo「よく言うわい。さて、お前さんももう疲れたろう。この辺で成仏しとかんか?」

そうだな。もとより好きで残ってたわけじゃねぇし、未練なんて・・・まぁたいした事じゃねぇな。

Isaclo「おや?なんぞみれんでもあるのか?」

歌をな、聞かせてやりたかったんだ。シェミット達にさ。
いつまでもあんなところにいちゃ寂しいだろ?
明るくて、楽しい歌を送ってやろうと思ってたんだが・・・。
ちょっとこの身じゃ無理だろうしな。

Isaclo「その程度じゃッたら冒険者にでも頼んでおくぞい?」

おお!爺さん話せるね!!
じゃぁ・・・最初に爺さんに聞かせてやるよ!

その夜。警備隊に不思議な通報が届いた。
「多数のグールが並んで不思議な踊りを踊ってる。
 襲ってきたりはしないんだが、どうにも気持ちが悪い。」
「あのねぇあのねぇ、夜中にとっても楽しい音楽が聞こえたの。
 ホ〜ネホネロック♪ホ〜ネホネロック♪って!」

472(・ω・):2004/03/26(金) 01:45 ID:LCcxyIlU
>>470-471
なんかグールがちょっと好きになったぞ
次のお題を忘れているので気付くようにage

473(・ω・):2004/03/26(金) 04:44 ID:.uey9pDU
少し感動した

474(・ω・):2004/03/26(金) 13:19 ID:xIDXhXmQ
117章作者さんのお題出題待ちage

475(・ω・):2004/03/26(金) 13:44 ID:2QY39i3.
471さんのお題を待つか
471を外伝扱いにしてほねほねでもう一本かの2択かな

476(・ω・):2004/03/26(金) 13:59 ID:iBx4lKg2
ばかもん!グールは話しかけられたら
『グールちゃんどぇーす』と答えるものだろ!

477(・ω・):2004/03/26(金) 14:13 ID:ro6h7Jfw
ぐぉんぐぉん口で言いながら、空飛ぶんだよな。>>ぐーる

・・・まぁ、昔題書き忘れて次のレスの人に書いてもらっちゃった俺が
次の題を出しちゃうことにしよう。

第118章 作者さんのお題出題待ち

478第118章 作者さんのお題出題待ち:2004/03/26(金) 19:13 ID:18iano9k
私は旅の吟遊詩人。
今日は、道すがら立ち寄ったジュノ下層の詩人の酒場で歌を奏でます。

本日のレパートリーは、
『伝説の武具を追った剣士の冒険譚』
『ガルレージュ要塞を襲撃するタルタル魔導士達を歌った荒々しい行進曲』
『その要塞での戦死者の為のレクイエム』
そして、もう一曲。
いつもここで歌う時には、必ず最後に特別な一曲を添えています。
ある時は恋に燃えるタルタルのラブソング、またある時は氷河で朽ちたガルカの叫び、
今日は、空に登った冒険者達の歌でも。

いつもここで歌う時、最前列で大きな目をくりくりさせながら聴いてくれていたタルタルの貴方。
毎回、最後にアンコールで、即興のお話でお題を出して困らせてくれましたよね。
いつもトチらないかヒヤヒヤものだったんですよ?
でも、貴方のお話はどれも面白く、実は私も密かに楽しみにしていました。
全て漏らさず書き取って、順にメロディを付けていっています。

貴方の姿をここで見かけなくなってからそろそろ1年になろうとしています。
早く次のお話を聞かせてくれないと、歌にするネタが無くなってしまいそうです。

最後の歌を歌い終えた時、岩のように座って聴いてくれていたガルカさんが口を開きました。
「最後の歌・・なかなかいいな、あれはなんて歌なんだい?」
そう聞かれると、決まって私はこう答えます。
「あれは・・まだ完成していないんです、作者さんの次のお題を出題待ちです。」

第119章 『シャントット様からの贈り物』

479[ 4mWslEZA ]:2004/03/26(金) 19:59 ID:smTft7Rw
>>473-477
マジですいません・・・忘れてたままねてました・・・。
新参者(まだ二回目)の癖にお題を忘れるなんて・・・。
へっぽこ君になって呪われた杖で撲殺されてきます・・・。

480(・ω・):2004/03/27(土) 10:22 ID:GQBMtGVg
第119章 『シャントット様からの贈り物』

ソロムグからロランベリー、そしてバタリアにかける断崖絶壁を知っておるかね?
そう、デルクフの塔を中心にして円を描くようにして切り立っている断崖じゃ。
あれは一般には、デルクフの塔より何らかのエネルギーが放射された為といわれておる。
だがな、地図を見てみるとソロムグだけ少々おかしいことに気づかないか?
そうじゃ、よく気づいたな。
ソロムグだけが若干えぐれている上、クレーターも出来ておるのじゃ。
他の地域には断崖絶壁になった以外は、これといった損害も無く木々も生い茂っておるのに
ソロムグだけはあの状態。
なぜあぁなったか、ということなんじゃ。
あれは何十年前じゃったろうか。
戦争のおきるずっと前じゃ。
わしもよくは覚えてはおらんのじゃが、月のきれいな夜だったことは覚えておる。
その夜はあまり寝付けんでの、石の区をぶらぶら歩いていたんじゃ。
そう、あそこら辺は静かでな、夜の散歩にはもってこいじゃ。
ただ、あの日は何か違ったのじゃ。
昼にも石の区を歩いていたんじゃが、シャントット様の家からなにやら唸り声が聞こえるのじゃ。
何かを悩んでおるようなのじゃが、こちらにはとんとわからぬ事ばかりだし、放っておく
ことしか出来なかったじゃよ。
わしに手伝えることなど何も無い、そう思ってたんじゃな。
まぁ、それは当然、シャントット様に限らず院長様達は、みな魔法研究に余念が無く、
日々研鑚しておった。
そんな夜じゃったから何の気はなしにシャントット様の家の近くを通ったのかもしれんな。
するとな、寝言なのかのぅ、聞こえてきたんじゃ。
「ムニャムニャ・・・ムニャムニャ・・・」
寝言にしては声が大きいような気もするが・・・
「ムニャムニャ・・・メテオ・・・」
わしにその言葉の意味はわからんかった。
ただな、非常に禍々しい気配だけは伝わってきたんじゃ。
そしてその気配は北方に飛んでいったのじゃ・・・
わかるか?
ソロムグが若干えぐれて、クレーターが出来、木々も満足に生えない理由が。
いや、詳しくは言わんよ。
わしも命が惜しいしな。
無意識であれじゃ、意識があってやったらどんな贈り物がわしに贈られてくるやら・・・

第120章「Knokin'on Heven's Gate」

481(・ω・):2004/03/27(土) 15:20 ID:tcHSHqEw
Knokin'on Heven's Gate ってどういう意味なんだろう?

Heven's Gate=Heaven's Gateとすると天国の門あたりになりそうだけど
knokin'on ってなんだろ?(・・;

英語力の無い私orz

482(・ω・):2004/03/27(土) 15:42 ID:PjtpBQaY
多分 knokinというのはknock in(釘を打つ)か knocking(叩くこと)
の打ち損じか略語と思うのですが、正確にはわからないですな。
on heaven's Gate は「天国の門に」?

483480:2004/03/27(土) 15:53 ID:GQBMtGVg
あぅ、申し訳ないです。
ご指摘のとおり、
「Knockin'on Heaven's Gate 」
です。
題名はある映画(Knockin'on Heaven's Door)のパクリなんですが
DoorだとドアになってまうのでGateにして扉。
んで、「Heaven's Gate」で「楽園の扉」と無理矢理訳してもらおうかな、と・・・
ヘタレ文章な上、題も間違え、しかも無理矢理・・・
裏世界にソロで逝ってきまつ(;´д⊂)

484481:2004/03/27(土) 16:22 ID:/FT/fiSk
>482-483

レスありがとです

よかったー最初見たとき「脳筋天国の門に」かな?って思ったから
不意な事故で死んだ内藤さん。
しかし内藤さんにはPTへ多額の借金があった。
このままでは死なせないと残ったメンバーが天国から連行する為に・・・。
って考えていたから(・・;

もう一度ゆっくりと考えてみますー(*'-')φ

485第118章 作者さんのお題出題待ち:2004/03/27(土) 19:20 ID:Di6L5bVA
>>480=>>483
Guns and Rosesの歌の方思い浮かべてたですよ。

あれの歌詞上手く使えないかな〜とか思ったけど、
思い浮かばなかったから傍観してたww

486(・ω・):2004/03/27(土) 19:20 ID:Di6L5bVA
名前残ってるし・・・・・・。



          ・・・・逝こう。

487(・ω・):2004/03/29(月) 01:21 ID:.x4XIZCY
第120章 Knockin'on Heaven's Gate

一昨日も昨日も今日も・・・そしてきっと明日も明後日も明々後日もだろう。
私はブルーピースを食べ続ける。
これも修行の一環とはいえ辛い。本当に辛い。
空腹だと時間も長く感じる。
夜になると腹が減って寝付くのにも一苦労だ。

そういえ言うとき、私は塔の上に登って星を眺める。
今、私がここにいる理由を思い出す。

あれは私が下働きしていたお店の用事で街の外に出ていた時の事だ。
その日はすごく天気が良くて、風の気持ちが良い日だった。
足取りも軽く、つい遠出してしまい、
予定だったルフィ湖をはるかに越えてラテーヌまで来てしまった。
幸いその日は怖いオークもゴブリンも居なくて、
蟹さんは棲家から塩をちょっと貰っても怒らなかった。

背負ったリュックの中にはお昼ご飯のサーモンサンド。
頼まれていたボスティン菜、ルフィ湖の塩をいっぱいつめて、もはやピクニック気分。
しかし、事件はちょっと遅めの昼食をとってるときにおこった・・・。

ちょっとしょっぱいサーモンサンド。
食後に甘いものが食べたいな〜と思ってると・・・切り立ったガケの端に蜂の巣を発見!
あのなかには甘くとろけるような蜂蜜がたっぷり・・・。
気がつくと私はその蜂の巣をもいでいた。

『ぶ〜んぶ〜んぶ〜ん』

なんとなく怒りの気配を放つ羽音。
当たり前だろう。
私だって住んでる家が美味しそうだからっていきなり他の人に食べられそうになったら怒る。
って、そんなこと言ってる場合じゃない!
急いでロンフォールへと駆け出すも、あと少しのところで回り込まれてしまった・・・。

もう駄目だ・・・冒険者でもない私に蜂と戦う力なんてない。
お店の厨房で黒いアレと戦うのだって精一杯なほどだ。
私は死を覚悟して、その審判の時を待った・・・。

しかしその時はいつまでたってもこなかった。

『ホーリー!』

怒号とともに光が蜂を包み、蜂は一瞬にして倒れた。
たまたま通りかかった冒険者が私を助けてくれたらしい。

「あ、あの。助けてくれてありがとうございます!」
「いえいえ、良い旅を〜♪」
/salute

颯爽と去っていくあの人の姿・・・。
これがただの憧れなのか、それとも恋なのかわからないけれど・・・。
私はその時、あの人と同じ道を歩みたいと思った。

残念ながら、冒険者になることは出来なかったが、
それでもアルタナ様の加護を受け、白魔導師としての修行をさせてもらえることになった。

「はぁぁぁぁぁあ。それにしても・・・こんなに修行が苦しいなんて・・・。」

何が辛いといっても、空腹よりも好きなものが食べられないのが辛い。
あぁ・・・せめてプルーピースじゃなくて蜂蜜なら・・・。

甘いもの欲しさに、思わずクリの木を切り倒してしまいたい衝動に駆られる・・・。

「だ、駄目!こんなんじゃアルタナ様にも、あの人にも顔向けできない・・・。」

甘い誘惑に、蹴ったら振ってきたロンフォールマロンに、そんな自分に負けそうになりながらも、
今日も私は修行を続けます。

「貴方に楽園の扉が開かれますように。」

今日も私は、すこしでも貴方に近づけるように・・・。

第121章 「全員集合!」

488第121章 「全員集合!」:2004/03/29(月) 14:51 ID:14BREoEQ
俺の元に彼の訃報が届いたのは、
遠征先のダボイで野営をしているときだった。
最近体調をくずし療養中との話しは聞いていたが、
こんなにも早く亡くなるとは思っていなかっただけに
ショックだった。

初めて彼に会ったとき、俺はまだ入隊3ヶ月目の新兵で
彼は俺の所属する隊の隊長だった。
サンドリアの軍隊は規律が厳しく有名だが、
彼はとても気さくな人だった。
隊長だから”チョーさん”それが彼のあだ名だった。
ほかの隊なら、隊長にそんなあだ名をつければ制裁ものだが、
彼自身そのあだ名が気に入っていたらしく、
作戦行動時以外はその名で呼ばれるのを厭わなかった。

上官に恵まれた俺だったが、
やはり軍隊の生活は厳しく、死ぬのも怖かった。
そして俺は隊を脱走した。

しかし、ひよっこの俺がそう上手く脱走できるはずはなく
キャンプをでてわずか2キロで見まわりの兵にあっけなく捕まった。
軍からの逃亡は重罪だ。
悪くすれば死刑になるかもしれない。
絶望の淵にいた俺を助けてくれたのはチョーさんだった。

「悪ぃなぁ、つい酒が飲みたくなっちまって
部下に買いに行かせちまった。」
その後チョーさんは彼の上司から
”公私混同”だとこっぴどく叱られたらしい。

それ以外にもチョーさんの思い出は沢山ある。
しかし今は作戦行動中だ。
俺はテントからでて部下達に召集の号令をかける。
かつてチョーさんがやっていたように・・・

「全員集合!」
「おぃっす。」
「声が小さいぞ!もう1度。」

俺達、後輩の声は楽園のチョーさんに届いただろうか?
チョーさんよ、安らかに。

弟122章 ”忍びよる影”

489(・ω・):2004/03/29(月) 17:06 ID:Wfvn3KqA
。・゚・(ノД`)・゚・。

490(・ω・):2004/03/29(月) 17:11 ID:s9tQDHbE
もちろん特殊部隊で、もう一度言った直後
「うるさい! 静かにしろ!」とか言うんだよね?

チョーサン・・・(;´Д⊂

491第122章 ”忍びよる影”:2004/03/30(火) 14:07 ID:GdolNlzc
私は冒険者になりたてのタルタル(白魔導師)です。
今日も先輩に教えてもらった事を頭の中で繰り返しながら狩りをしてたの。

1.戦闘は「楽」だけを相手にする事(「楽」でも全然楽じゃないよ〜)
2.まだ早いのであまり遠くには行かない事。(行けって言われたって行けないもん)
3.獣人は襲ってくるので気をつける事。(怖いよ〜)
4.ヒーリングの時はまわりに気をつけること。(怖いから街の近くに戻ってるよ)

街からちょっと離れたところでヒーリングする時は草むらに隠れてするんだ。
だってさ、少しでも敵から見えなくなるかなって思うんだもん。
今日もね、街からちょっと離れてたとこでヒーリングしてたの。
先輩の言いつけを守って草むらに隠れながらも周りを気にしてたよ。
ガサガサって草を掻き分ける音がしたから振り向いたら
見たこともないおっきな獣人が!!!
足がすくんだけど、襲われる前に逃げなきゃ(>_<)
草むらに隠れていたのが良かったみたい。
襲われる事もなく無事に逃げ切れたよ〜(;_;)
え〜ん、こわかったよ〜(T_T)
今日は狩りはやめにしてモグハウスで寝ちゃおう。

おんなおっきな獣人がいるなんて、先輩は言ってなかったのにな・・・。


第123章「釣りの極意とは」

492(・ω・):2004/03/30(火) 16:53 ID:KHyr6ax2
ガルカか・・ガルカだな?

493第123章「釣りの極意とは」:2004/03/30(火) 19:32 ID:Xqekagiw
「そんなモンはありゃせんよ」
白髪の老エルヴァーンはこちらを見もせずにそう応えた。

俺はたった今吊り上げた錆びたバケツを指で振り回し、話を続けた。
「俺が糸をたらしゃ、決まってこんなモンが釣れやがる。なぁ爺さん、
やっぱなんか簡単な方法みたいなもんがあんだろ?教えてくれよ」

爺さんは、静かに水面を眺めていた。ただ一言だけ、
「そいつを落とさんでくれよ。魚が怖がるからの」
と言った。

へぇへぇそうですか、俺のことなんざ眼中ありませんか。あきらめた
俺は爺さんからほんの少し離れた所に腰をおろし、ただぼおっと辺り
を眺めていた。

そよかぜに枝葉が揺れ、かすかに音を立てる。風に揺らぐ草むらから
一匹の虫が跳ね、水面に波紋を広げる。そしてその波紋が静まりかけ
た時、爺さんの竿が動いた。

バシャッ。

見事な金色に光るその鯉はその手に吸い込まれ、そしてまた、辺りに
静寂が戻った。

・・・・その時、俺は不思議な感覚にとらわれていた。

周りの静かな風景が俺の中に溶け込み、俺もまた周りに溶け込むよう
な、不思議な感覚。そして俺はその中に確かに何かを感じ取っていた。
その中に爺さんの気配がかけらも無かったことも。

「見えたようじゃな」

爺さんは相変わらず水面を見つめたままだったが、微かに微笑んでい
た。それは息子を見守る父親のような、そんな微笑だった。

「ありがとよ、爺さん。なんか分かったような気がするよ」

「わしゃ何もしとりゃせんわい。ただ、若いモンが成長するのは見て
て飽きないモンじゃがな」

そういうと爺さんは腰を上げ、荷物をまとめた。

立ち去る爺さんを背中に感じながら、俺はしまっていた釣竿を取り出
し糸を垂らした。

俺も・・・・あの爺さんのようになれる時が来るのだろうか。

夕日に赤く染まり始めたロンフォールの森でのお話。

第124章「白い闇」

494第124章「白い闇」:2004/03/30(火) 21:32 ID:4gD3/OSY
「ラストリゾート!」

氷雪に閉ざされしザルカバードに轟く気合の声

「くらえ!ヘキサストライク!!」

癒し手の衣に身を包んだガルカが、気合と共に根を振り回す。
彼の前に立つデーモンは白き光りの中、崩れ落ちていった。

かつて極めた漆黒に彩られた道をはずれ、出家をした彼
しかし、定期的に訪れる血の乾きからは逃げられずに、魔界の住人を相手に心を静める・・


「いかんな、技に切れが無い・・・」

「技に切れが無いって・・・」
「残念ながら・・・・私には彼の技が見切れないのだが・・」
アウトポストにて体を休める彼の言葉を聞き、ガード達は戦慄いた。


ガタッン!
「た、助けてくれ!邪竜に追われている!」

「な、なんだってー!」
「くそ、各員戦闘準備!迎え撃て!」
若い冒険者が救援を求めて現れ、慌ただしくなるガード達

「邪竜か・・面白い・・」
ノソリと立上り、根を手にして立上るガルカ
自然とガード達が彼に道を譲る

襲いくる邪竜の前に立ちはだかり、重い一撃を見舞う
久々に出会った歯ごたえのある相手に、ガルカの表情がほころぶ・・・


「これで最後だ!」
ガルカの気合の声が雪原に木霊する

「暗黒!!ラストリゾート!!」
「楽園への扉を開いて進ぜよう!」  「ヘキサストライク!」

癒し手となりし時に封印を誓った技を解き放ち、背に漆黒のオーラを纏う
白と黒のコントラストの中、ゆっくり崩れ落ちる邪竜

満足そうに邪竜を眺めると、おもむろに歩き出す
彼の脚は、ズヴァール城の方向を向いていた・・・・

= 第125章 ラ・パピヨン =

495第125章 ラ・パピヨン:2004/03/30(火) 22:29 ID:5BaxsuiY
モンスターに襲われているヤツを助けたことは幾度もあったが、
今日助けた相手は少し・・・いや・・・だいぶ変わっていた。
姿は一見タルタル。
しかしその背中には大きな羽が生えているのだ、
まるで蝶のような。

羽を見つめて呆然としている俺にそいつは一礼し、
「助けてくれてありがとう。ボクは春の妖精です。
今はなにも持っていませんが、このお礼は必ずします。」
といい、春風のように消えていった。

街に帰り冒険仲間にそのことを話すと、大笑いをされた。
「馬鹿だな,お前。それはラ・パピヨンって最近開発された花火だよ。
からかわれたのさ、バーカ。」

釈然としない気持ちでモグハウスに帰りポストを覗くと、
ライラック、カーネーション、カトレア、ファレノプシス。
持ちきれないくらいの花、花、花。
俺のモグハウスはたちまち春色に染まったのだった。
花にうずもれた俺の側を1羽の蝶が青空に向かい窓から飛び去っていった。

第126章 あのアイテムってなんだっけ?

496(・ω・):2004/03/31(水) 23:59 ID:vqcYVvuQ

第126章 外伝 ラ・パピヨン

蝶になりたい、地べたを這いずる暮らしはもうたくさんだ
蝶になりたい、美しい羽根を、軽やかに風と共に舞いたい
蝶になりたい、醜い体、脆弱な体、脱ぎ捨ててしまいたい

あの空を力強く飛ぶものは一体なんだろう?
せめて蝶になれずとも、アレにくっついていけば空を飛べるのだろうか?

また今日も、穴倉から抜け出し、アレが空を舞うのを見る
また今日も、見えなくなるまで、アレを追いかけていたい
また今日も、夢にまで見るほど、アレのことを想い続ける

ああ、また今日も、アレが空を力強く飛んでいく。
蝶になりたい、いつか私も蝶になって、アレと共に空を舞いたい…



ズガーン!
Bobの挑発>>Silk Caterpillar
Mikeのレッドロータス>>Silk Caterpillarは倒れた。

ボブ:heyマイク!今日も君のチリペッパーは最高だね!

マイク:何を言ってるのさボブ!君の挑発も実にCoolだったぜ!
    ところでボブ。この蚕の卵って一体何に使うんだい?

ボブ:これをバスに持ってくと素敵な首飾りをもらえるのさ!
   ジャパニーズが言うにはAkiraNakaoとか言う芸能人も愛用のマフラーらしい。

マイク:Coooooool!!!!じゃあ俺達もソレを装備すればスターの仲間入りかい?
    さすがボブだ!君の情報網にはいつも驚かされるよ!

ボブ:Hehe.褒めたって絹糸しかでないぜ!? 




前にもこんなのあったなぁと思いながら執筆。
スレ違いだったかな・・・?

497(・ω・):2004/04/01(木) 14:39 ID:eG.cCUM6
「Knockin' On Heaven's Door」
(Words and Music by Bob Dylan)

ボブ・ディランが思い浮かぶ人は音楽通かおじさん。
カバーしたエリック・クラプトン、Guns N' Rosesが思い浮かぶ人はオッサン。
「劇場版カウボーイビバップ」のサブタイトルが思い浮かぶ人はオタク。

全部思い浮かんだのは俺(・ω・)


ガンズ好きの>485さんへ
007「死ぬのは奴らだ」をレンタルしてみて。
多分驚くから(´∀`)

498100外伝(実話:2004/04/02(金) 03:47 ID:HzCnZqB.
僕はサンドリアに生まれついたヒューム。
ここから僕の冒険が始まる。
町に出てあたりを見渡すと色々な冒険者がいた。
まずはLV上げだ!そう思い、町から出てモンスターと戦う。
なかなか手ごわい敵に勝てず、あっさりとHPにもどされた。
そうか!ポーションがあればいいんだ!そう思い町の中を探すことにしてみた。
右も左もわからぬ中、ポーションを求めて歩く事30分。
……どこにあるのだろう?
そうだ、冒険者に聞いてみよう!
/say こんにちはー。
/say 始めたばかりなんです。どなたか教えてくださいー。
無反応…かとおもいきや赤い文字が返ってきた!
>>どうしましたか?^^
/say あのポーションがほしくて…
>>競売所に売ってますよ^^ちょっと高いけど。800Gくらいかな?
/say そうなんですか…。我慢して頑張ってみます。有り難う御座いましたー!
>>いえいえ^^頑張って下さいね!
そして、再びLV上げをしていると…。
>>先ほどはどうも^^ さっきあった場所までこれますか?
/say あ、どうもです!いきまーす!(テルの返し方が判らなかった。
そして、さっきの場所へ。
/wave 先ほどの人が手を振って待っていた。
>>/say よかった^^返事こないから…
/say すいません。返し方判らなくて…
彼女はいろいろと親切に教えてくれた。
>>say これ、あげます^^
なんと、ポーションだった!(今思えば彼女もそうLVが高いわけでもなかったはず。

say これって高いのでは…。
>>say いいんです。私も始めたばかりのころ 色んな人に助けていただきましたから。
say 色んな人に?
>>say そう。それが縁となってよく遊んだりしているんですよ^^
say なるほどー。僕もいろんな出会いがあるといいなぁ。
>>say もう一つ目の出会いがあったじゃないですか^^
 これからは同じ冒険者として、共に冒険をしていきましょう。
say よろしくお願いします。
僕はさきほどの戦利品 野兎の肉をポーションの替わりにトレードした。
>>say ようこそ、冒険の世界ヴァナディールへ!

初のオンラインゲームがこのFFXIで
初日で一番の醍醐味を思えるとは思いもしませんでしたね。
今はもう 辞めてしまったけれど、フレンドとして一緒に冒険をしたり
意味もなく色んな所を見に行ったり、このゲームの良さを教えてくれた人でした。
いまでも、彼女を見習って初心者の方には親切にするようにしています。
自分が作ったLSでも、決まりごとの1つに「初心者に親切に」がモットーとして載っています。
いまはもう ヴァナディールにはいない君が このスレッドを見ていてくれたら…そう思います。

499第126章 あのアイテムってなんだっけ?:2004/04/02(金) 17:27 ID:8o1OnaHY
ヒュム戦が問題を出す・・・
「しーふがよく使って〜
敵をつるのに特によく使うね〜
あんまりダメージは与えられないけど・・・
使い捨てで安く手に入るものなーんだ?」

ガルカが、思い当たるような節でぼそっとこたえる。
「ん〜・・・たるたる?」

がたがた震える白と黒のタルタル
べきっっとシールドバッシュを食らわすエルナ
にゃはにゃは笑い転げる猫モ

今日もいいお天気だ・・・


第127章 ラテの谷のガルすか?

500第126章 外伝:2004/04/02(金) 18:54 ID:.JkLP1dE
俺は走る! ひたすらこの茶褐色の大地を走ってる。
泣きそうな気持ちをひたすら忘れんがために、走っている ウィンへ

          *

俺の名はハッツ。拳が売り物のしがない冒険者だ。
自分の名を世に少しでも知らしめたい為に 鍾乳洞のツタの化け物や
風車が廻る高原の野を踏みにじる 猛々しい暴君を懲らしめてきた。
だが酒場などで自分の評判を聞くと如何だろう?

「う〜ん なんか聞いたこと有る気もするけど気のせいかな?」

と言われ、来る仕事もその日の酒代くらいにしかならない仕事しか廻ってこない。
俺は悔しい。もっと名声を得る方法は無いのだろうかと、あちらこちらの酒場を
酒を片手に廻ったが、これといった情報は得られない。

酒場に行きつき、たいした仕事も貰えない事にクダを巻きながら酒を飲んでると
人懐っこそうなバーテンが、空いたジョッキにエールを注ぎ込みながら話しかけてきた

「にーちゃん、えらい荒れようだな。俺が一つ話を聞いてやろうか?
それとこの一杯は俺のおごりだ。嫌な事はぱっと忘れて飲んでくれ!!」

その一言にこれまでの事を、ぽつりぽつりと話しはじめた。無論今までの武勇伝を
酔いに任せて、一寸大げさに話したかもしれん。

「にーさん、話を聞くかぎりはなかなか強いじゃないか? どうだいここは一つ
今うわさに流れてる、アーティファクト成るものを探しに行ったほうが良いんじゃないか。
にーさんの体自身も見る人が見れば鍛えられた物だと解るが、一般に町にいるものや
そこらへんの者には、にーさんの強さが解らないよ。なんせにーさんは小さいから可愛さ
が前にでて、俺もその腰に絞めた帯を見るまではにーさんの話が信じられなかったくらい
だから」

その言葉を聞いて俺はやっと気がついた。これまでの稼ぎはすべて酒に廻った為に身なりも
悪く、その容姿からどう見ても強く見られない事を。

それから俺はめざめた。アーティファクト成るものを求め、西へ東へ奔走しそれを一つ一つ
集めて行った。こう見えてもソロでこれまで切り抜けてきた知恵とこの拳がその事に答えて
行く。そして噂のものはあと一個で統べて揃うとこまで来たんだ。

その場所はオズトロヤ城、ヤーグトの住処だ。ここでとある闘士と一戦交える事でその力が
証明され残された物が手に入ると言われている。だが流石にこの居城は楽には前に進めない
それでも俺はかまわず前へ進む。俺の強さと誇りをこの拳に乗せ、並み居るヤグード達を
薙ぎ払いながら前へ進んだ。
やっと目的の松明の前まで来た。ここに有るものをヤグートに納める事で試合を望むことが
できると聞いて、故郷のウィンから遥々取寄せたものだ。そしてその品物をおずおずと置き
これから始まる戦いに武者震いを起しながら、ゆっくりと待った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ? 現れない

俺は不安になってこの話を一緒に聞いた幼なじみにLSで聞いてみた

「あのアイテムってなんだっけ?」

そして俺は駆ける。目から汗を流しながらひたすらウィンへ

501485:2004/04/02(金) 20:21 ID:aPsFkqZU
脱線なので簡潔に。

>>497
LIVE AND LET DIEですな。
ターミネーター2で、T-800がバラ(rose)の花束に銃(Gun)を隠してたりってのも。


---
・・最近ネタが思い浮かばなくて民明書房スレに逃げてますた。。。

502(・ω・):2004/04/06(火) 01:11 ID:rJxr9OcA
下がりすぎ。職人求む・

503あげ:2004/04/06(火) 01:15 ID:rJxr9OcA
職人まだぁ?

504(・ω・):2004/04/06(火) 08:30 ID:Xh1KNUDY
俺も挑戦中だけど、ネタっぽいお題はどうも苦手で・・・
orz

まあ、もうちょっとがんばってみます。
でも、俺のができる前に他の職人さんがカキコしそう。

505(・ω・):2004/04/07(水) 15:25 ID:MShbXiYY
職人期待上げ

506第127章 ラテの谷のガルすか?:2004/04/07(水) 19:52 ID:fsT6CBnU
第23回出身国対抗ジェスチャーゲーム大会。
俺は決勝の舞台にいた。
相棒は冒険でも常に組んでいる白ミスラ。
俺の考えていることは何でもわかってくれる頼もしいヤツだ。

しかし、今回はお題のひきが悪かった。
”ラテの谷のガル”
何だよそれ・・・ってかラテ谷って何処だよ・・・
ラテーヌか?

とりあえず俺は
”ラテ”から片付けることにした。
ラテ・・・ラテ・・・
仕方がないここは今流行りの”カフェラテ”に掛けよう。
俺は甘そうな飲み物を飲むジェスチャーをした。

次は”谷”だ。
谷・・・谷・・・
そうだ、谷啓だ!
俺はすかさずガチョーンのポーズをとった。

あとは”ガルカ”
まぁ、とりあえず力持ちって感じな動きで押しきるか。

俺の思いよアイツに届け!!!

司会「さぁ、ミスラさん回答を!!」
ミスラ「んーーと、、ヤグドリ飲んでがちょーん絶倫?」

まだまだ修行が足りないようだ・・・。

第128話 鎮魂歌

507(・ω・):2004/04/08(木) 05:35 ID:CgIPvpY2
第128章 鎮魂歌


ダメだ・・・このゴブリンは強過ぎる・・・。
俺は詩人。俺たちPTはシャクラミの地下迷宮で戦闘中だ。
白姫の女神の祝福も虚しく、仲間は次々と倒れていく。
残っているのは戦シ黒詩の4人だけだ。
戦士のマイティストライクにより、後一息だ!

と、その時!

全員の顔が一気に青ざめた・・・そう。新手のゴブリンが出現したのだ!
とっさに戦闘中のゴブリンを引き連れて、戦士が離れる。
しかし、時既に遅く新たなゴブリンに発見されてしまった。
もう黒魔のMPは底を付いている。私は考えた。皆にしてやれる事を。

私は死の覚悟の覚悟は出来ている。己の職業にも誇りを持っている。 0.02秒
死んで行く仲間の為に出来る事、考えられるのはこれしか無い。   0.01秒
私は最後の最後迄、詩人でありたいのだ!             0.02秒

「魂の叫びを聞け!!」私はソウルボイスを発動した!       0.03秒

「詩人さん!ソウルララバイよろ!」               0.01秒






詩人が、魔物のレクイエムを唱えた。               0.01秒



「皆の魂を慰めるのには、やっぱり鎮魂歌かな?と思ってw」    10.8秒 
 パティーメンバーがいません。                 0.00秒






第129章 僕とカムラとガルカの生きる道

508(・ω・):2004/04/08(木) 22:48 ID:HjQzoKSs
僕: あぁ。オレは天晶堂のアルドだ。
黒いガルカ: ザイド、だ。私の足手まといにだけはなるな。
ライオンたん: まったく……。
僕: フェレーナ、オレが行くまでの辛抱だ。

今デルクフの塔を求めて全力疾走している僕は天晶堂の頭的存在のごく一般的な男の子
強いて違うところをあげるとすれば男に興味があるってとこかナ―
名前はAldo

そんなわけで妹を助けるためにクフィム島にあるデルクフの塔にやってきたのだ
ふと見ると天輪の間に一人の若い男が待機していた
ウホ!いいカムラ…
気づくと後ろにいたガルカも同じ事を言っている

そう思っていると突然その男は僕の見ている前で
高価な服を脱ぎ始めたのだ…!

カムラ「やらないか?」

そういえばこの塔はハッテン場の間があることで有名だった
イイ男に弱い僕は誘われるままホイホイと光輪剣をくらってしまったのだ<font color="hotpink" face="symbol">ゥ</font>

*以降繰り返し

             完

第130章 NAよ、大志を抱け

509第130章 NAよ、大志を抱け:2004/04/10(土) 11:47 ID:gQV3VQmM
待ちに待ったPS2版FF11が発売になった。
FF11は日本製のゲームということで、アメリカ製MMORPGと
比較すると、ゲーム内での常識というものが違うらしい。

知り合いの日系人に日本のFF関連の掲示板をいくつか訳して貰ったら
「NAはダメージ厨多すぎ、黒や暗なんかは最悪」とか、書かれているらしい。
個人的には黒魔道士や暗黒騎士はダメージを与えるのが仕事だろ思っていたが、
日本人たちにとってはそうでなく、ダメージを与えるべきときと
そうでないときを見極めて、多彩な仕事をして欲しいと思っているようだ。
基本的に、先住民である彼らの考えは尊重するべきだろう。

もっと読み進めていくうちにさらにわかったことは、
・NAの白や詩人はそれなりに日本人に受け入れられている。
・日本人は狩場でグループを組まずに、町で編成する。
・ボブとマイクという2人組のNAが人気者らしい
・お金(もしくはアイテム)をくれないかと聞くと怒られる

よし、結構日本人の傾向がわかったぞ。では、キャラを作るか、
NA=ダメージ好きというイメージを払拭する為、白魔道士でスタートだ。
NA、JPのわけ隔てなく、他人のために力になる偉大な白魔道士を目指すぞ!!
日本人とNAの橋渡しが出来る偉大なPCになってやる。

さて最初に装備を買わないとな・・・
って10ギルしかないのか!!かといって、他人から金を貰う行為は
日本人に嫌がられる。俺にはそんなこと出来ないからな、
そうだ、これを売ろう!NAが乞食じゃないところを見せてやろう。

/sh 【かってくくれませんか?】【冒険者優待券】500gil!!!


第131章 立会人

510(・ω・):2004/04/12(月) 18:40 ID:e6gLo8kI
職人期待age

511第131章 立会人:2004/04/12(月) 21:04 ID:zhT/td96
「お願いがあるんだけど〜」
僕は思わず後じさりながら答える。
「な・・・何か怖いなぁ・・・」
「怖くないよ〜。うん、全然大丈夫〜」
蒼い瞳で真っ直ぐに僕を見つめながらにっこり笑うタルタルの白魔道士。
彼女とは駆け出しの冒険者の頃からずっと一緒のパーティだ。
メンバーは何人も入れ替わり、今も一緒なのは僕と彼女とリーダーだけ。
彼女の後に黙ったまま立っているリーダーがもじもじしていることに気付く。
「あのね〜結婚することにしたの〜」
これとだけどね〜と言って彼女が示した先には真っ赤になっているリーダー。
「おお〜〜〜!おめでとう!!!」
「うはwwwそういわれると照れるwww」
髭面で照れられても気持ち悪いだけだが、あはっと笑う彼女は可愛いかった。
「それでね〜式を申し込もうと思ったんだけどね・・・」
ふっと顔を曇らせて、彼女はリーダーを見上げた。
「立会人が申し込まないといけないそうなんだよ。」
「へ〜大変なんだ。」
「それでね、立会人をお願いしたいんだけど・・・だめ?」
だめな訳ないじゃないか!でも、僕に務まるのかなぁ?
「面倒なこと頼んでごめんね〜」

いつかこうなるだろうなって予感は僕にはあった。
PTの命を守る為ならタルだってことを度外視しまう彼女と
ナイト全盛の時代、頑なに戦士でパーティの盾を続けるリーダー。
いつも倒れるのは2人で、シーフの僕はいつも生き残って。
その度に2人は「みんなが生きてればいいから」と笑っていて。
そんな2人が僕は大好きなんだ。

予定日は6月。
理由はジューン・ブライドでは無く、彼女の誕生月だから。
僕は申込書に必要事項を記入し、予約受付時間の前に窓口に向った。
そこには真夜中だと言うのに人垣が出来ていた。
まさか・・・
これ、全部申し込みの人?
ジュノ上層の大時計が0時の鐘を響かせるのを合図に人々が窓口に殺到した。
「こっちが先だ!!!」
「私が先に並んでいたのよ!!!」
あ〜なんだっけ、こんな風景をよくセルビナの入口で見かけたような・・・
あまりの光景にあっけに取られていた僕は我に返った。
シーフの特性を発揮して喧騒の中を潜り抜け、何とか申込書を窓口に提出する。
「あの〜予約取れそうですか?」
後からぎゅーぎゅー押されながらも聞いてみる。
「予約の可否は後ほど書面にて連絡します。」と素っ気無い返事にがっくり。
「あ〜!!!この子、割り込みよぁ!!!」甲高いヒュム女性の声に一斉に突き刺さる視線。
しまった、気付かれたか!僕はトンズラを発動すると窓口から脱兎の如く逃げ出した。
数日後、ポストに届いた手紙には嬉しくない内容が書かれていた。

あれから1ヶ月、今夜も僕は窓口の前で午前0時になるのを待っている。
予約可能日は既に7月上旬になっていた。
2人は「いいよ、取れないなら仕方が無いからね。」と
嬉しくない報告をする度に笑って励ましてくれる。
本当は6月に式を挙げたかったはずなのに。
我がままだけど、やる事はきっちりやるリーダー。
のんびり口調とは裏腹に姉御気質の彼女。
僕が冒険者を続けてこれたのは2人がいたから。
僕は眠気を覚ますように、顔をパンパンと叩いて気合を入れる。
「よし!今日こそ!」


第133章 イースターパニック Happy EggとLucky Egg

512551:2004/04/12(月) 21:06 ID:zhT/td96
すまった!次は132章じゃないか;;

第132章 イースターパニック Happy EggとLucky Egg

513511:2004/04/12(月) 21:26 ID:zhT/td96
あ〜〜〜〜未来のスレになってるし

シーホラー師匠にソロで突っ込んで逝ってきます orz

514第132章 イースターパニック Happy EggとLucky Egg:2004/04/14(水) 18:15 ID:r0tj9epI
モーグリの周りには人がいっぱい。
通して〜(>_<)なんて私が叫んだって誰も聞いてない。

モーグリに話しかけると文字を書いたタマゴが貰えるんだって。
そしてね、何種類かのタマゴを集めてモーグリに渡すと
なんと、Happy EggとLucky Egg がもらえるんだって〜♪
欲しい欲しい〜。絶対に欲しいよ〜。

でも・・・モーグリのとこまで行けないの(>_<)
1日に1個なんだから、もらった人は下がってくれれば良いのに・・・。
時々上手く潜り込めてタマゴをもらえても、関係ない文字ばっかり。
お金を持ってる人はバザーから買ってるみたいだけど
私はそんなにお金を持ってないモン 頑張ってタマゴをもらうぞ〜。
でも、なかなかお目当てのタマゴはもらえないのね・・・。
モーグリってばちょっと意地悪・・・。

今日もモーグリの近くで潜り込む隙を狙ってウロウロしていたの。
そしたらね、○▽□の文字は持っていますかってテルが来たの。
え?それって私の名前の最初の3文字?持っていたって売れないよ?
って思って、すみません。持っていません。ってお返事したの。
そしたらいきなりトレード。え?え??って思ってウィンドウを開けたら
タマゴが三個並んでたの。
あ、あの??その文字?えと、文字は持っていませんよ?
ちょっとパニックになりながらそう言ったら
いいからOKしてって言われてますます???な私。
受けとってみたらなんと○▽□のタマゴだったの!
モーグリに渡すとプレゼントがもらえるよってその人が言ったから
私は頑張ってモーグリに渡したの。「チョコボ優待券」をもらえた♪
その人に報告したら、
良かったね。もっと頑張ってチョコボに乗れるようになってね。って。
は〜い♪頑張ります〜♪・・・え?もっと??あの、どこかで会ったこと??
そしたらその人が言ったの。

怖がりの君の事は良く知ってるよ。僕をみて逃げる初心者は結構いるけど、
声をかけられたのにも気が付かないで脱兎のごとく逃げたのは
あとにも先にも君だけだからね。

え?・・・・あ!!

結局Happy EggもLucky Eggも貰えなかったけど
頼れるお友達が出来ました♪


第133章 そんなんじゃないってば!

515(・ω・):2004/04/14(水) 19:46 ID:k.I3I3aY
122章のキャラか!
どっかで見たことあると思ってログ全部見ちゃったw

…最新100で見りゃ良かった…orz~

516</b><font color=#FF0000>(czB8Myls)</font><b>:2004/04/17(土) 08:52 ID:MY4tZUfY
下がり過ぎだからちょっとage(*'-')ノ

最近お題見ても情景が思い浮かばないスランプです・・・

みんながんばるべし(*9'-')9

517第133章 そんなんじゃないってば!:2004/04/17(土) 12:09 ID:dFau7xZ2
彼:僕たち付き合ってるんだよね?
彼女:さぁ?
彼:僕のこと好きだよね?
彼女:そんな事聞くな、ばか。
彼:ね〜ね〜好き?
彼女は彼をバシッとたたいた。
彼:もう、答えてよぉ。
彼女 は彼に石を投げつけた!
彼:そんなに僕のこと好きなんだ?w
彼女 は彼にナイフを投げつけた!
彼:愛って痛いのねw
彼女 は彼にミサイルを打ち込んだ!
彼:・・・ごめんなさい。
彼女:ういw

僕はただ彼女がみんなの前で「そんなんじゃないってば〜!」って
照れる顔が見たかっただけなのに・・・ /cry


第134章 お家に帰ろう

518第134章 お家に帰ろう:2004/04/18(日) 11:39 ID:0000Bf/U
 カコーン、カコーン
今日もゲルスパでは、まさかりを振り下ろす音がこだまする。

「フー、そろそろ帰り支度をするかな。」
そうつぶやく、彼の手元には、アローウッド、メープル、アッシュ、ウィロー
等々各種の良質な原木が並んでいる。
これだけあれば当分は材料にこまらないであろう。
腕の立つサンドリア木工職人達は、ことさら「質」にこだわる。
荷物をまとめ、山をくだる、家には気だてのよいカミさんと、かわいい娘が待っている。
仕事の疲れも忘れ、足取りも軽くなる、
その時・・・

ズサッ、ブッシュ、グサッ・・・

今日もゲルスパではオークが、斧を振り下ろす音がこだまする。

第135章 ジュノ下層にて。

519(・ω・):2004/04/18(日) 11:57 ID:ZNC6k3PM
お...おうちにかえれなかったのか....((((;゚Д゚))))

いい味のブラックSSですねん。

520第135章 ジュノ下層にて。:2004/04/20(火) 04:38 ID:C0Ahea.s
ある新米冒険者がゴブリンの店の前で呟く。
「だ、大丈夫だよね… 襲われたりしないよね…」
おずおずと扉を開く。そっと中を覗き込む。…ゴブリンと目が合ってしまった。
この店の店員だろうか。しばし微妙な空気が漂う。
「なんの用だ」ゴブリンが共通語で尋ねる。
「あ、あの こちらで毒麦粉を取り扱ってるって聞いたんですが…」
彼(?)は黙って奥の部屋を指差す。そのまま何も言わずに自分の作業に没頭してしまった。
「失礼しまーす」作業の邪魔をしないように、内心ちょっとビクビクしつつ奥へ向かう。

奥の部屋にもやはりゴブリン。大きな鍋をかき回している。
「こ、こんにちわ 毒麦粉が欲しいんですが…」
ゴブリンは黙って品物を渡してきた。代金を払うとお釣りと一緒に小さな包みをくれた。
「オマエ、久しぶりの客。また来い」口数は少ないが何気に良い奴らしい。

モグハウスに帰って包みを開けてみた。ゴブリンお手製のチョコ…だろうか?
モグ曰く「これ、食べられるクポ?」

第135章 ガルカの誕生日

521第135章 ガルカの誕生日:2004/04/20(火) 19:29 ID:d6bPr4Ms
僕はもう限界だった。
歩いているのが精一杯だった。
草木につく僅かな朝露をすすり、なんとか歩いていた。

どうしてこんなことになったのか、全然覚えていない。
どこに行ったら良いのかすら分からない。
ただ・・・歩いていればどこかに着くかもしれない、
漠然とした何かを頼りに足の向くまま歩くだけだった

昼がくれば見知らぬ動物達の影に怯え
夜がくれば獣の雄たけびに震え
食べる事も無く、眠る事も無く三日が過ぎようとしていた

落ちている木を杖代わりにし辛うじて歩いていると
目に明かりのようなものが飛びこんできた
「助かった・・・」
一瞬気を緩めた刹那、僕は気を失った・・・・・・。

気がつくと僕は薄暗い部屋の中のベッドの上にいた。
「おお気がついたか、どこか痛い所はないかい?」
僕は状況がよく分からず、ただ首を横に振るだけだった。
「怪我は無いみたいだな。よし、早速宴会の準備にとりかからないと!」
「さあ、まずは体を洗って着替えないとな」
助けてくれたらしいその人はとても親切で、そして嬉しそうにしていた。
「どうしてそんなにうれしそうなの?」
よく分からないことに対して僕はただ聞くだけだった。
その人はまるで自分のことのように、とても嬉しそうな声で答えた。

「今日がお前の誕生日だからさ」

第136章 君の名は・・・

522(・ω・):2004/04/21(水) 01:48 ID:KjcPAmPw
第136章 君の名は・・・

手紙を書こう、と思う。

最初に会ったのは、ブブリムでボギーって言うお化けを狩っていた時。
マウラの怖いおばあさんに、衣を取ってこいって言われてね。
まだまだ冒険者も少なくて、みんな弱かった頃。沢山人を集めて、ぼろぼろになって取ったよね。
みんなの返り血で、衣が血で染まったっけwwww

それから、僕はほどなくして、ジュノに旅立った。
いい仲間を見つけてね。でも、しばらくして都会のすさんだ空気に馴染めなくて、
仲間とも別れてしまって・・・。
でも、おめおめと故郷のウィンダスに帰れるわけも無い。
行き着いた先は、砂丘だった。これで船に乗れば、君のいるウィンダスに帰れる。
君に初めて会ったブブリム半島に向かう船を目で追いながら、そんな思いを必死でこらえてた。

そしたら、君がいたんだ。砂漠で、昔のように戦士やモンクの傷を治してた。
なつかしくて、ずっと話してたね。
君の励ましを受けて、勇気を取り戻した僕は、またジュノに戻っていけた。

それからもずっと心の支えになってくれた。
それで、戦いを続けた僕は、ついに闇の王を倒したんだよ!
君にずっと言えなかった、お礼が言いたいんだ。
それに、今までの旅の話を、すばらしい仲間の話をしてあげるよ。

じゃあ、さっそく筆を取ってと・・・。
え〜と、親愛なる・・・、
何だっけ、えっと、君の名は・・・、えっとぉ。
忘れたw っていうか聞いてないw 届かないじゃんwww

まあ、いいや。この前会った、赤姫にでも手紙かこっとw
「あなたが自分にかけてくれたリフレが忘れられません。だって、僕モンクだから」

第137章 氷河の天使達

523第137章 氷河の天使達:2004/04/21(水) 22:46 ID:zzlX3gno
かじかむ手でハンマーを握り直し、俺は次の敵に視線を移した。
吹雪を全身に浴びていても目立つその黒い毛並み。
白いAFに包まれた俺の体は、雪と同化して奴からは見えにくいだろう。先制攻撃のチャンスだ。

俺の鞄の中には彼らの牙や毛皮がたくさん入っていた。
金が欲しかった。それも早急に、あと72万Gも、である。
全てはあの魔法の為だ。傷ついた仲間を癒す最高位の魔法。
俺はその魔法を習得し冒険を続ける為に、虎を狩り続けるしかなかった。


馴染みのある気の抜けたような音が聞こえ、はっと我に帰る。
いつの間にか次の獲物にと狙っていた虎は倒れていた。
そしてその虎を見上げている、白いAFに身を包んだ小さなタルタル。
名前も性別も知らないタルタルだが、顔見知りであった。
タルタルは俺の顔を見て、ぺこり、と頭下げた。
俺も小さく頷いてみせた。…ここは顔見知りだけの同業者達が何人かいる。

セラフストライク、か。
今の俺やあのタルタルの姿には重すぎる名前だ。
金の為に、例え魔物とはいえ子供にすら問答無用で手をかける俺達。


…全てはあの魔法の為。
俺は虎の皮を剥いでいるタルタルから視線を逸らし、新たな獲物を探し始めた。


第138章 3時のおやつ

524第137章 氷河の天使達 外伝:2004/04/22(木) 00:27 ID:fRsEn6Zs
奇跡かと思った。それこそ女神アルテナがつかわした天使かと思ったほどに・・・

冒険資金が乏しくなった僕は、資金練りにボスディン氷河を訪れていた。吹雪の中、目に付くトラやジャイアントなどを狩っていると、複数のゴブリンに囲まれている人が目に入った。
さほど苦戦してる様子でもなかったが、通りかかったのも何かの縁かと思い、加勢することにした。
徐々にゴブリンの数は減り、残ってるいるのがお互いの一体ずつになったとき、その人は突然くるりと向きを変え、ゴブリンを連れ立ったまま吹雪の中へと消えて行った。
その行動を僕は不信に思ったものの、向かい合ったゴブリンの相手をしなくてはならなかったので、大して気にとめなかった。
程なくしてさっきの人がこちらに戻ってきた。・・・十数体のゴブリンをつれて。
僕がその光景をわけがわからず眺めているうちに、その人は空間移動の魔法の光に包まれてた。
・・・やられた。モンスターを使って間接的に冒険者に被害を及ぼす行為。通称MPK。
状況を理解したときにはすでに手遅れで、僕はひしめき合ったゴブリンに囲まれてしまった。

・・・僕、もう終わっちゃうのかな。
運と経験と必死の回復魔法でなんとかもってきたものの、魔法力がついに底をつき、体力はまさに風前の灯火・・・
諦めて目を閉じようとしたとき、耳をつんざくような絶叫をあげてゴブリンが一体地に伏した。さらに二体、三体とゴブリンが倒れてゆく。
四体目が断末魔の声をあげたとき、僕はようやく誰かが加勢してくれたのだと悟った。

そして現れる。僕の遥か頭上から。身の丈ほどの槍がゴブリンを貫く。背をこちらに向けて着地した瞬間を狙ったゴブリンは、高速で向かってきた青い翼になぎ倒される。
竜騎士が従えてる飛竜の翼に。竜騎士は僕に振り返ると、即座に回復魔法を詠唱する。降り注ぐ光とそれに続く高い鳴き声。
竜騎士の唱えた回復魔法と飛竜のヒールブレスによって僕の体力は急速に回復していく。そうしてようやく僕は命の恩人ともいえるその竜騎士を見つめた。

どこにあの長大な槍を振るう力があるのかと思うほど華奢な女性。アーミットからのぞく金糸に似た髪がきらりと光を照り返した。
彼女僕の体力が回復したのを確認すると、自慢の槍さばきでゴブリンを次々をなぎ倒していった。僕も負けじと一体、一体確実にしとめていく。

そして、ようやく最後の一体になったとき、彼女は再び飛んだ。さっきよりもより高く。より空に近く。
・・・その時僕は、彼女のせなかに翼が見えた気がした。神話の天使のそれとは少し違うけれど、力強く羽ばたく、いつも付き従えている飛竜のそれに似た、一対の翼を。
降下してくるその姿は天使の降臨のようで・・・大げさかもしれないけど、本当にそう・・・見えたんだ。
ゴブリンにとどめをさして、彼女はこちらを振り返りながらアーメットを脱いだ。収まってきた金糸がさらさらと流れ落ちる。そして、ゆっくり僕に微笑んで、

「大丈夫?」

・・・雪がやんだ気がした。

525第138章 3時のおやつ:2004/04/23(金) 05:13 ID:LaNsBFqU
ヒュム戦「なあ」
黒タル「?」
ヒュム戦「お前、いっつも甘いもの食べてるけど飽きないか?」
黒タル「おうふぇえおーふぉおあ」
ヒュム戦「飲み込んでから喋れ、あと口のまわりを拭け」
黒タルはローブの袖で口のまわりをゴシゴシとしてから言う。
黒タル「おいしいよー きょうはねーアップルパイ!」
ヒュム戦「いや、見せてくれなくてもいいからw」
黒タル「詩人ちゃんがつくってくれたの」
ヒュム戦「へえ・・」
チラリと見るとエル詩は静かにサンドリアティーを飲んでいる。
前衛組の食べている山串も彼女が焼いてくれたものだ。意外にマメな性格らしい。
猫モンク「明日はデザートにアクアムスルムをリクエストにゃ♪」
タル侍「猫、MP無いだろ・・」
エル詩もちょっと困ってる。

話しているうちに先ほどトイレに出かけた白ガルが帰ってきた。
ヒュム戦「さて、そろそろ再開しようか」
白ガル「今度は俺が釣りに行こう」
一同「いや、行かなくていいからw」
白ガル「心配ない、さっき山串を食べた」
タル侍「そういう問題じゃ・・ってえええええ!?」
猫モンク「(((((;゚Д゚))))))」
黒タル「いってらしゃ〜い」
黒タルは白ガルに手を振ってみせた。
そんな日常、あるPTの午後3時でしたとさ。

第139章 クリスタルバスを釣り上げろ!

526(・ω・):2004/04/26(月) 01:21 ID:ifv9ARO2
職人光臨期待age

527第139章 クリスタルバスを釣り上げろ!:2004/04/27(火) 09:19 ID:Vs95Tkxs
「なんかジャグナーに綺麗なバスがいるらしいよ?」
唐突に彼女が僕に話を振って来た
「へぇ〜。どんなバスなんだろ?」
そう答えると
「クリスタルバスって名前なんだってさ。見てみたいナァ〜・・・」
・・・僕は目を逸らす
「見 て み た い ナ ァ」

彼女は純粋そうで可愛らしい外見と裏腹に我儘
一目惚れで告白。付き合ってみたら・・・この性格だ

「えー・・・っと。取って来いと?」
「がんばってねv」

さてっと、釣り竿買ってこないとな
それ以前にジャグナーにたどり着けるのか俺?

―数日後

「はい、クリスタルバス」
彼女にバスを見せる
「わぁ〜本当に言ってくれたんだ?貴方のそんな所が好きよvv」


言えない。競売で買ったなんて口が裂けても言えない。
その後、彼女に一週間無視された
理由は言うまでも無く

次は何を要求されるのかなーっと

第140章 ガルモンク/狩vsエルモンク/竜 〜INバシュハウ沼〜

528527:2004/04/27(火) 09:22 ID:Vs95Tkxs
いつもROMだけど下がってたから初カキコ
一人称が「僕」と「俺」で変わってるし_| ̄|○
「僕」でお願いしまつ(ノー`。

529(・ω・):2004/04/28(水) 01:19 ID:MmIvC6sQ
玉には上げ鱒

530(・ω・):2004/04/30(金) 11:02 ID:UfAPa6wU
職人期待age

531第140章 ガルモンク/狩vsエルモンク/竜 〜INバシュハウ沼〜:2004/04/30(金) 13:47 ID:mIe3f92A
ここはパシュハウ沼、雨が多い湿地帯でありあまり人が居ない事で有名である
しかし・・・今、2つの意思がぶつかろうとしている・・・・・・
雨の降る中、2人の男が武器を構え向かい合っている・・・

エルモンク「今日こそは、祖国のためお前を倒す!」
ガルモンク「いざ・・・勝負!」
先に仕掛けたのはガルモンクであった、
ガルモンクの狙い撃ち石つぶてを投げた・・・エルモンクに30のダメージ
しかし、エルモンクも負けてはいない
エルモンクの気孔弾・・・ガルモンクに50のダメージ
そして、互いに一気に間合いを詰める!
激しい格闘戦になった
エルモンク「先手必勝!」
エルモンクの集中、百烈拳!
ガルモンク「まだだ!」
ガルモンクの回避、百烈拳!
互いに殴り、かわし、カウンターを叩き込む。
両者の百烈拳が切れる頃・・・2人はボロボロであった・・・
エルモンク・ガルモンク「「・・・・・・・・・・・・」」
エルモンク・ガルモンクのチャクラ発動、体力回復
互いに出方を伺い、距離を取ったその時・・・・・・
???「そこだ!」
エル狩の狙い撃ち、イーグルアイ・・・ガルモンクへ1364のダメージ
ガルモンクは倒された・・・・・・
エルモンク・ガルモンク『「え゛?」』
???「獲物発見!」
ヒュム黒のサンダーⅣの詠唱・・・エルモンクへ1127のダメージ
エルモンクは倒された・・・・・・
エルモンク・ガルモンク『『え゛?』』

死んだ二人をよそにヒュム黒とエル狩人が見つめあう・・・・・・
エル狩のカモフラージュ!エル狩人は逃げ出したw
ヒュム黒「まて〜〜い!ル○―ン」
エル狩人「ぜ〜に○たのとっつぁ〜ん」

そして残る死体二つ・・・・・・
エルモンク『弱いな・・・モンクは』
ガルモンク『そうだな・・・』

そして聞こえるシャウト・・・
/sh「Rook(ゴール)はどこだぁぁ!」
降っていた雨はいつの間にか止んでいた・・・・・・

第141章 願い、遠く叶うまで・・・

532531:2004/04/30(金) 13:52 ID:mIe3f92A
いつもROMですが初書き込み、バリスタにかけて書いてみました
わからない方は下記のアドレスまでw
ttp://www.playonline.com/comnews/200404225213.html
本当は竜のアビも使いたかったんですが・・・どれ使わせるか迷ったんです(;;
1時間もかけずに書いたので駄作かもしれませんがそこはスルーで頼みますw

533(・ω・):2004/05/03(月) 10:18 ID:6idcNtg6
職人期待age(・ω・)

534第141章 願い、遠く叶うまで・・・:2004/05/03(月) 16:55 ID:.hLXieUM
半人前と馬鹿にされてあたしはついカッとなって街を飛び出した。
「古墳の奥だって何処だって一人で行けるよ!」
暗黒というジョブがアンデットと相性が悪いことはわかっていた。
だけど、あいつに馬鹿にされたままじゃ気がおさまらなかったんだ・・・。
もう足手まといじゃない、冒険のパートナーだ。
そう思わせたかった。

半人前だといわれて無謀なことやって
死んじゃうんだから半人前よね。

冷たい古墳の壁にもたれかかってぼーっと考えてみる。
呪いと出血のせいでこのままモンスターに襲われなくても
待っているのは死だろう。
手先の先端からだんだんと温もりが消えていくのが分かった。
もう視界もかすんじゃってはっきりと物が見えない。

ホント・・・馬鹿だったな。
死ぬ前にもう1度、あいつに会いたい。

小さいころ楽園の女神様の話を何度も聞いた。
女神様は遠くからいつでも私達のことを見守って下さっている。
信仰に良心に生きれば、死後楽園の扉は開かれる。
死を前にしているのにあたしにとって楽園などどうでも良かった。
もし女神様がいるなら最後の願いをかなえてください。
”もう1度あいつに会って死にたい・・・。”

ふと視界に人影がよぎった。
エルバーン?いやこんなところに一人でふらりと冒険者がいるわけがない。
シャドウ・・・か。
・・・なんとなくだけどアイツに似てるな。
失血で視力が落ちていることに感謝した。
アイツに似たモンスターに殺されることに安堵している
今の自分はきっと思考力も落ちているんだな。

女神様アリガトウ。
今度生まれ変わったらちゃんと教会に通います。

もう目を開けているのも限界だった。
閉じられた瞳のすぐ側までシャドウの気配が近づいた。
え?温かい?
「さっさと帰るぞ、あほう。」
そこであたしの意識は途切れた。

目がさめると、馴染みの宿屋の天井が見えた。
階下からは冒険者たちの喧騒が聞こえる。
この匂いは野ウサギのグリルかな。
ベットの横を見ると看病疲れで眠りこけているあいつが居た。
そっと耳をひっぱってみる。
あいつがちょっと眉をしかめた。

女神様アリガトウ。
生まれ変わってないけどちゃんと教会通います。
だから、結婚式の時もよろしくね。

第142章 眼鏡

535第142章 眼鏡:2004/05/07(金) 23:57 ID:ml3OUhUM
ねえ、白姫。先週の光曜日にキスをしてた
すかした眼鏡野郎の職人は誰なんだ?
すると白姫は困った顔して、
「それは何時ごろの話?」

第143章 Mの悲劇

536(・ω・):2004/05/09(日) 16:51 ID:Wcz0I5zY
第143章 Mの悲劇

おっす! オイラ、モンク! 
己の肉体を武器にして戦う修行大好き冒険者
そんな己の拳を信じてAF着れるまでここまでやってきたけど
最近、ちょっと 落ち込んでるんだ^^;

だいぶレベルも上がって、いい武器も手に入れて
いつもパーティーでは黄色い名前になって頑張ってたんだ

オイラ、いつも通り起きてすぐ仲間を探してパーティーを
組むんだけど・・・ その日もいつも通り、いつもの毎日
   そう、何も変わりない毎日。

仲間もすぐ見つかり狩場にレッツゴー
意気揚々と修行開始 
構成は ナ 忍 白 赤 詩 モ
順調に修行してたんだ っとオイラは思ってたんだ
悲劇は休憩中に起こったんだ

白:『モンクさん必要以上にタゲとらないで;;』
ナ:『タゲとれね バーサク、挑発控えて』
赤:『ディフェンダーするか武器ランク落としてください』
忍:『空蝉つかわせろぃw』

             。・゚・(ノД`)・゚・。

第144章 ダルメル三銃士

537まとめサイト管理人 </b><font color=#FF0000>(aVDzPvL2)</font><b>:2004/05/10(月) 22:07 ID:gEHznLq.
ようやく更新age・・・(ageないけど) 職人の皆様すいませんです。
いつもの通りのスタイルでupしております。
そうそう、>>520 の135章でお題も135章となってその後ずっと一個番号がズレてたので、次回は

第145章 ダルメル三銃士

ではじめていただけるとありがたいです。

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/8748/

538(・ω・):2004/05/12(水) 20:00 ID:AXfFBhVM
>537 乙

職人期待age (・∀・)

539(・ω・):2004/05/12(水) 20:13 ID:AXfFBhVM
許せ

540(・ω・):2004/05/16(日) 16:58 ID:NMgeUaSA
第145章 ダルメル三銃士

ヴァナで鳴らした俺たちは、暴言を吐いてGMに逮捕されたが、監獄を脱出し地下に潜った。
しかし、地下でくすぶってるような俺たちじゃあない。
自分達さえよけりゃなんでもやってのける命知らず、不可能を可能にし、巨大なGMを憤慨させる、
 俺 た ち ダ ル メ ル 三 銃 士 !


「俺はリーダー、ジョン・スミス大佐。通称通風。【不意打ち】と【だまし討ち】の名人。俺のような天才シーフでなけりゃ、百戦錬磨の厨房どものリーダーはつとまらん」

「B・A・バラカス、通称脳筋。【かまえる】の天才だ。闇の王でもぶんなぐってみせ らあ。でも、飛空艇だけは勘弁な」

「私は、臼姫のエミー・アマンダ・アレン。通称ネカマ。情報収集は、美貌と頭の良さで、お手のもの」


 俺たちは、我侭の通らぬ世の中に敢えて挑戦する、頼りになる神出鬼没の

   ダ ル メ ル 三 銃 士 !

 助けを借りたい時は、いつでも言ってくれ!


次回 第146話  モーグリの復讐 棺桶大作戦

541(・ω・):2004/05/23(日) 00:13 ID:MpU74qb6
俺が久しぶりに戻った故郷のモグハウスはなぜかも抜けのからだった。
留守番してるはずのモーグリの姿すらない。
「レンタルハウス借りてたっけ・・・?」
しばらく考えたがそんな覚えはなく、なぞは深まるばかり・・・
ふと机の方と見ると、手紙が一枚おいてあった。見ると、みみずのような字で
『か…ん…お…け…こ…い…クポ』
か、ん、お、け、こ、い、クポ…
かんおけこいクポ?
語尾のクポでモーグリが書いたらしいことは察しがつくが、暗号のような意味不明な文面に
俺の頭はますます混乱した。
「かんおけこい…かんおけ来い…棺桶来い…はっ!ま、まさか!」
突然ひらめいた俺の推理はこうだ。
棺桶とはそれが無数にある場所、エルディーム古墳のことで、この手紙はそこへ来いとゆうモーグリからの挑戦状なのでは!?
両親へのお土産とやらを買ってやらなかった事への復讐か、おもしろい!!
手紙を握りつぶして、勇み足でドアへと向かうと、俺が開ける前にガチャリとドアが開き、白い物体が飛び込んできた。
「ただいまクポ〜。あ、ご主人様お帰りクポ〜」
「モ、モーグリ!おまえ古墳にいるんじゃないのか!?」
「?なんのことクポ〜??モーグリは買い物に行ってただけクポよ〜」
「だ、だっておまえこれ…!?」
慌てて握りつぶしてぐしゃぐしゃになった手紙をモーグリに見せるとモーグリは納得したようにコクコクうなづいて、
「あぁ、これはモーグリの練習帳だクポ〜」
「…は…?練習帳…?挑戦状じゃなくて…?」
「チョウセンジョウってなにクポ?それは、『かたてけんおけばちこい』ってゆうご主人様の連携の時の掛け声で
字の練習してたクポ」
「じゃ、じゃあ最後の『クポ』ってゆうのは…」
「あぁ、ついくせでつけちゃったクポね。」
うなだれる俺をしりめにモーグリは、
「さて、それじゃあ今日書いた字の復習するクポ〜」
…がんばって読める字書けるようになってください…orz

第147話 いつもここから

542(・ω・):2004/05/23(日) 00:18 ID:MpU74qb6
題名入れるまえに書き込んでしまった…変なところで切ってるし…
申し訳ないorz

543鏑矢:2004/05/23(日) 18:59 ID:v8ohiSxE
age

544(・ω・):2004/05/24(月) 10:08 ID:XenPTt5M
第147話 いつもここから
 
「もう甲斐性も無い男は嫌なの。」
「……え?」
僕は彼女の突然の宣言に戸惑った。
「別れましょう。」
「ちょ、ちょっとまってよ!
 ……大事な話があるって……別れ話だった訳?」
彼女はうつむいて視線を落とす。
「……そりゃぁ、僕は何にも君にしてやれないし、BCだってミッションだって上手く手伝ってやれないし……。」
「……それに、お金も無い。
 でも、それはまだLVが低いからで、何時かきっと……っ!!」
彼女は首を横に振る。
「あなたが頑張ってくれているのはわかるわ。
 ……でもその台詞何回目?」
ため息をつく彼女。
「それに、そんな理由じゃな……やだ、泣いてるの?」
僕は涙が止まらなかった。
彼女は席を立ち、数歩進むと、向こうを向いたまま動きを止める。
「何か最後ぐらい言う事ないわけ?」
込み上げる嗚咽を堪えながら言う。
「だって……君は悪く無いじゃないか……全部……全部僕のせいだよ……。」
「……相変わらず、優しいだけの情けない男ね。」
吐き捨てるように言うと勘定を払い、店を出て行き、
そして僕の知らない、大きな銃を背負った男と腕を組み、
こちらを振り返る事無く、ジュノの雑踏に消えて行った。
……本当に、情けないな、僕は……。

落ち着いた頃、外へ出る。
すっかり夕日に染まったジュノの街並み……。
こんな時間でも、下層は相変わらず賑わってる……。
「……僕は、何で冒険者になったんだっけな?」
小さく声に出し、自問する。
「あれは確か……。」
通行人にチロっと見つめられ、顔が真っ赤に染まる。
(モグハウスへ帰ろう……。)
人込みを選り分けるようにして進む。
考え事をしていたのが仇になったのか、人にぶつかり倒れてしまう。
「ご、ごめんなさい。」
反射的に謝り、立ち上がろうと前を向く。
すると突然目の前に広がる、真っ赤で大きな夕日と、赤く輝く飛空挺のシルエット。
「そうだ……何時か昔、街で見かけた、アレに憧れたんだった……。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


……そして、今日も僕は、夢の為、一人前に成る為に、PTを作る。


>> 「一緒にPT組みませんか?こちらはLV67の竜騎士です^^

第147話 Shall we dance?

545orz:2004/05/24(月) 10:10 ID:XenPTt5M
>第147話 Shall we dance?  ×
第148話 Shall we dance?   ○

546(・ω・):2004/05/25(火) 12:39 ID:PWDxdBVM
ここを見ていて最近思う事があるんだけど
最近のお題は原作のタイトルを引用したのが多くないか?

547(・ω・):2004/05/28(金) 15:31 ID:hux2Xst6
第148話 Shall we dance?

「遠征軍から帰ってきたと思えば、早速上層部のご機嫌取りのためのパーティーとは」

王立楽団の奏でる輪舞曲が流れるドラギーユ城大広間。
女は一人ごちて、壁にもたれかかる。

1年にも及ぶ遠征軍。
新たに発見された辺境に派遣され、ようやく帰ってきたらこれだ。
貴族階級ではなく、その手腕から若くして現在の地位に居る彼女にとっては、
わずらわしいことこの上ないイベントだった。

当然ドレスなど持っているわけはなく、
男子同様鋼鉄装備に身を固め、バルコニーで一人果実酒を煽っていた。
心地よい風が白金の長髪を揺らす。



「もし宜しければ、僕と踊っていただけませんか?」

果実酒に写りこんだ月を見つめていると、不意に声を掛けられた。
周囲には誰も居ないハズだ。もしかして私のことか??

顔を上げた先には予期しない人物がそこに立っていた。
思わず心臓が飛び出しそうになる。

「おっ、おっ、、お前っ。何でココに!?」
「そりゃー。僕は王室お抱えの裁縫職人ですから、ここに居てもなんの不思議もないですよ」

青年はニッコリと笑った。
エルヴァーンにしては人懐っこい笑顔に思わずドキっとする。
むぅ……相変わらずこの笑顔は卑怯だ。

「そ、そうだったな。それにしても久しぶりだ。当たり前か、遠征に出ていたのだからな」
「まさか貴女がこんな出世するとは思わなかったですよ。あの泣き虫がねぇ」

「むっ、それは昔の話じゃないか。それに、お前だって異例の出世だったぞ。
 ウインダスに修行に行くとか言って、飛び出した挙句。まさか王室お抱えにまでなるとは……。
 わざわざ遠征先に両親から手紙が届いた程だ」


「それはそうと、本日ドレスは? もしや……」
「御察しの通りだ。そんなもの持っていない」

仏頂面をして答えると、
青年は笑ったような、困ったような顔をして
後手に持った紙袋を探り始めた。

「もし良かったらこれを着てみませんか?」

袋の中には真っ白なドレスが一着。
合成にフリルとレースが着いた、結婚式などに着られるモノだ。
そして、、、彼女の髪と同じ色の指輪が二つ。

「こ、これって。ウェディングのヤツじゃないか! なんでこんなモノを!?」

再び青年がニッコリと微笑む。
片方の指輪をサッと指にはめ、ドレスと指輪を彼女に差し出した。

「僕が作りました。あなたに着て欲しいのですが、どうでしょう?」

一瞬にしてカーッと頬が上気するのが自分でもわかる。
そんな様子を悟られるのが気恥ずかしくて、思わずうつむいてしまう。
……コイツはいつもこうだ。
いつも私を困らせて、いつも私の考えの斜め上をいく。


「私は……剣しか振るえないぞ」

「はい」


「料理もできんぞ」

「はい」


「筋肉ついちゃってるぞ、胸もないし。それからそれから……」
「……はい。踊っていただけますか?」


「…………はい」


さまざまな思いを曲に乗せ
舞踏会の夜は更けていく……。


第149話 姉さん事件です!!

548(・ω・):2004/05/28(金) 17:36 ID:TmzvhbRQ
>>148
ええ、はなしやなぁ (´Д⊂

549547:2004/05/28(金) 18:08 ID:hux2Xst6
すみません、誤字発見しました(´Д`;)

×合成にフリルとレースが着いた
○豪勢にフリルとレースが着いた

です。
脳内変換お願いします(;´д⊂)

105章も私が書いてるんですが、
こっちも誤字っていうか勘違いだらけ。
今更ですが、ゴメンナサイ。_| ̄|...○

550(・ω・):2004/05/28(金) 21:51 ID:KpS8f6MY
>>549
そんなものはまとめサイトの掲示板にココとソコとアソコを直しておいてほしい、とオネガイすると
次の更新の時には小人さんが直してくれる罠。

551(・ω・):2004/06/01(火) 16:10 ID:AMjgPAWM
深度200から緊急浮上

552(・ω・):2004/06/03(木) 10:20 ID:3VUaT1ok
職人期待上げ

5531:2004/06/03(木) 11:22 ID:xaaNYCy6
まさかこんな形で続いてるとは・・

554(・ω・):2004/06/03(木) 18:09 ID:WyKBEGvU
貸し出したままのロイヤルクロークとスコピオハーネス返して下さい_| ̄|○

555姉さん事件です!!:2004/06/07(月) 14:33 ID:/o8NDb4Y
ウィンダス森の区を一人のタルが走っている
彼はモグハウスの扉を激しく叩きながら叫んだ
子分:姉さん事件です!!西サルタで大量トレイン狩りをが!!
姉さん:今着替えるから少しお待ちになって
扉の中から返事がありほど無く扉が開いた
姉さん:今日も私が事件を解決しましてよ。をほほほほほw
姉さん:現場はどこ?さっさと案内しなさい
子分:こっちです
二人のタルタルが今日も水の区出口へ向かって駈けて行く

シャントットに憧れる彼女とその彼女を姉さんと慕うタルの二人組み
今日もサルタに彼女の呪文が木霊する

ファイガーーーーーー

トレイン狩り:  :-(

こうしてウィンダスの平和は今日も守られるのだった

第150話「メンター」

556(・ω・):2004/06/08(火) 19:34 ID:LSmyexMU
age

557Mentor:2004/06/09(水) 12:35 ID:Edgt8gUk
高レベルの冒険者の自殺が相次いでいる。
悲しい選択をしてしまった人々は皆一様に遺言を残し、そこには
「リアルが忙しくなった」
「受験です」
「就職するまでオフ」
「飽きた」「呆れた」「解約しますね^^;」
など、およそ意味不明な数々の無念が書き残されている。
現代のヴァナ・ディールにおいて、命の尊さとは
レベルが高くなるほど希薄になるものかもしれないと、新聞に書いてあった。
多くの経験を積み重ね、ありとあらゆるミッションやクエストをこなし、
西に強いNMがいると聞けば、行って完膚無きまで叩きのめし、
東に戦争があると聞けば、行ってペトラを掘り出し得点王を奪う。
彼らは上手くいきすぎたのかもしれない。
何もかも思い通りになりすぎて、上機嫌で暮らす日々もやがて終わり、
しかし、その先に待っていたものは空虚な日々。
追い求めるものをなくしてしまえば、それは死んだことと同じだった。
だから彼女は気付いたのだ。
死が彼を鷲掴みにしていることを。

「僕はすべてを手に入れ、同時にすべてをなくしてしまった」

落ちくぼんだ目をしたエルヴァーンだった。
眠れぬ日々を長らく過ごし、ありあまる時間を得た今でさえ、
NMのポップ時間になると自然と目が覚めてしまうそうだ。
彼は見たこともないような輝かしい白い鎧を身に纏い、
その腰には契約の剣が誇らしげに光っていた。
彼女はそれを、悲しいと思った。

Mentorの資格を得て間もない彼女は、彼が自分に救いの手を求める迷子だと、
にわかには信じられなかった。
個人通信で届いた彼の声は、絶望に塗りつぶされ、生気のかけらも感じられなかった。
今にも手近な池に身を投げそうな雰囲気を察し、慌てて会いにきてみればどうだ。
栄光を人の形にしたなら、彼になるだろう。

「ねえ、元気だして。私に何かしてあげられるかしら」
「側にいてください、Mentor。それだけでいいんだ」
「おともだちはいないの?」
「会いたくない。喧嘩をしたわけじゃあないけれど」
「下層は騒がしくていけないわ。そうね、いいところに連れていってあげる」

558Mentor続き。長くてスマソ:2004/06/09(水) 12:36 ID:Edgt8gUk
自分より10もレベルが上のナイトの手を取り、彼女は転移の魔法を唱えた。
チョコボの騎乗料を彼に驕ってもらい、二人で渓谷を越え、森を抜ける。
遠い場所へ行こうとしていた。長い道のりだったが、どうしてもそこに連れて行きたかった。
古代遺跡の深奥で、天空への免罪符を掲げる。
雲間を光のはやさで駆け抜け、まだ走る。
時折地図を開いて、忘れてしまった道を確認しながら。

「ここよ」
「雲しか見えない」
「もうすぐ雲が開くわ。丁度この時間なの。ほら、下を見て」
「あっ」

崖下の白い絨毯が、彼女の声に呼応するように薄く散っていく。
待ち望んだ大地はその下にあった。

「綺麗でしょう。世界は広く美しく、時には醜く甚だ狭く、深く際限がない。
 世界はたくましく、したたかで、慈愛に満ち溢れ、でもあなたを殺そうともするわ。
 世界は止まることを知らず、恐れを知らず、世界は輝き、闇に包まれ、天日に焼かれては冬に凍える。
 ねえ、思い出して。あなたはヴァナ・ディールを愛してる」

彼ははらはらと涙をこぼし、彼女の手を強く握った。

失ってしまったなら、取り戻せばいい。何度だって旅をしてみればいい。
彼の知らない場所が、必ずどこかにあるはずだ。
だって、世界は広いのだから。
彼の冒険心にもう一度火をつけてやれた気がして、彼女は満足気な様子でジュノへと帰った。
そして翌日、いつも通りに早起きをして、新聞を眺めた。




------------サンドリアの勇者、転落死!!

       昨日未明、路上で人が死んでいるらしいと
       第一発見者からジュノ親衛隊に110番通報が入った。
       遺体は損壊が激しかったが、装備で氏の身元が判明し、
       現在、事故と事件と自殺の三方向で捜査中。
       最後に氏を見たという目撃者の証言では、彼がヒュームの白魔道士と共に
       ジュノ下層からメアに飛んでいったとのこと。
       何者かによる殺害、または自殺幇助の可能性も懸念される。

果たして彼は、ヴァナ・ディールへの執着を取り戻した。
最も美しく世界を見渡せる場所、トゥー・リアから、地上目掛けて全身で口付けをしたのだ。



第151話「サポシ上等」

559(・ω・):2004/06/10(木) 08:41 ID:QOEXEjD2
さがりすぎあげ

560(・ω・):2004/06/10(木) 12:42 ID:iVH4TjKU
| |∧_∧
|_|・ω・ ちょっとここにまとめサイト置いていきますね
|鬱|o o□
| ̄|―u'
""""""""""""""""""""""""
今はいないフレンドへの手紙
まとめサイト「ヴァナ・ディールサイドストーリー」
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/8748/

561(・ω・):2004/06/15(火) 09:06 ID:P2DRhENY
職人様光臨期待age

562(・ω・):2004/06/15(火) 22:08 ID:ZaGTXc4o
第151話「サポシ上等」

私がその男と知り合ってからまだ数分の事だった。
越して来たはいいが、自分の家の道が分からなくなったところを私が通りがかったらしい。
確かにサンドリアの裏路地は分かりにくい。
そして今は、案内のお礼に軽く一杯とその家に招待されたところだった。
男は自分の身の上を話し始めた。
「ん?ああ、俺かい?バストゥークの生まれさ。
 そうそう、最近つーか昨日このサンドリアに越してきたんだよ。
 妻と子供はバストゥークに残してきた。
 おう、いい街だと思うよ。道が入り組んでるのと、あとただ一点を除けばな。
 ん?何が不満かって?」
男は耳をそばだてた。
「そろそろ始ま・・・・ほーらきなすった。」
ドンガシャン!ガラガラン!
・・・んだってのよ!・・・なにが・・・・
・・・だからなんども・・・だろ!・・・・
・・・あたしがどうしようと・・・それだってまだ・・・
・・・サポシだと!上等じゃねぇか、やれるもんなら・・・
男は苦笑いをしながら言った。
「とまぁ仲のいい夫婦が隣に住んでますよと。」
手にした杯をくぃっとあおると、男はさらに話を続けた。
「サポシの何が上等なのかはさっぱりわからないが、ひとつだけ、俺にもわかる事がある。
 それは今日もまた簡単には寝かせちゃくれねぇってことさ。」
私は思わずにやりとしてしまった。男はそれを見逃さず、
「ん?なにがおかしいんだ?」
と聞いてきた。
私はおそらく図星をついているであろう感想を言ってやった。
「奥さんとお子さん、気になるんでしょ」
男は慌てて答えた。
「ばっ・・や、ちげーって、んなんじゃねぇよ。俺はその、だ、大事な・・いやその」
私は十分男の慌てぶりを堪能した後でこう言った。
「早く平和になるといいっすね。」
男ははっと驚いた表情を見せたが、すぐに平静を取り戻した。

「そうか・・・あんただったのか。なるほどな。一杯食わされたってわけか?」
「いえいえ、お会いしたのはほんとに偶然でしたよ。ただ私は貴公の顔を先に知らされていたというだけです。
 貴国のこのたびのご決断とご協力に感謝します。明朝7:00にサンドリア王立騎士団所属の私の部下がお迎えに上がります。」
「いよいよ始まるんだな。」
「はい。この戦いに全てがかかっているといっても過言ではありません。既にウィンダス連邦は行動を開始しています。」
「そうか。わかった。」

一瞬の沈黙の後、男は続けた。

「なぁ・・・。成功するよな。いや、させなきゃならないんだよな。」
「ええ。奥さんとお子さんのためにも。」

いつの間にかあたりは静けさに包まれていた。私は立ち上がりその家を後にした。

こうして、運命は静かにその刻を迎えようとしていた。

第152話「夜明け」

563(・ω・):2004/06/20(日) 15:39 ID:.Zt4RYp2
そろそろ職人達が枯れ始めてる悪寒……。
彼らのテンションを引き上げるために、
人気投票でもできたら面白いなぁ。

ってなわけで、職人降臨あげ

564夜明け(152 </b><font color=#FF0000>(H0kCDgg2)</font><b>:2004/06/21(月) 15:27 ID:F3ruPCBI
夜も深けたバストゥークの街に二つの影が並んで座っている。
一人は線が細くもう一人はやけに小さい。
どうやらとヒュムとタルタルのようだ。

冒険者には階級がありその数は実に75にも及び、
その実力はこの階級に左右されるといっても過言ではない
二人とも熟練といっていい70階級を超えている。

二人はほぼ同時に冒険者になり同じグループに所属し辛いとき、
困難な試練にもお互いに助け合いながらここまで来た。
その歳月は一年を経過していた。

ヒュムは静かに語り、タルタルも静かに話を聞いている。
辛かった事、悲しかった事、嬉しかった事、楽しかった事、
今はいないもう一人のとても仲の良かった仲間の事、
時間はあっという間に過ぎた。

ヒュムは言った。冒険に疲れたから・・・冒険者辞めるかもしれない。
タルタルは言った。疲れが取れたら戻っておいで。と・・・

普段と変わらない一日の始まり、そして今まで何度も見てきた夜明け。
彼女はタルタルへさよならの挨拶をし、
タルタルはまた合おうと言いながら彼女に手を振った。
その日は二人には忘れられない夜明けとなるであろう。













そして彼女は思った。
(´-`).。oO(タルタルの頭、 デ カ ! )

第153話「ミスラとクリスマス」

565564:2004/06/21(月) 15:30 ID:BW4vV/iQ
メール欄ミスった・・・
>563
へたれながら2つ目の作品を書かせていただきました。
が、人気投票なんかしたらやる気無くす職人のが
多いと思うんだけど

566563:2004/06/21(月) 15:58 ID:Jf6VjqC.
人気キャラ投票とかでもいい気もするね。
まぁ、最近余りにも職人が少ないんで

最初の頃の勢いがほしいなぁ
と思っただけ。

当方文才ないので、
職人に頼るだけになってしまう漏れを許してくれorz

567第153話「ミスラとクリスマス」:2004/06/24(木) 19:30 ID:wsdPLxf6
彼女は、すっ、と一歩、短い草が生い茂る草原へと足を踏み出した。
今日は彼女の門出の日。冒険者としての日々の始まりの日。
希望に彼女の目はキラキラと輝き、
腰のあたりからはえているしっぽは、落ち着かなげにゆらゆらゆれている。
彼女はミスラ。猫のような耳としっぽが特徴の種族だ。

さらに数歩歩んだ彼女は、感慨深げに、ゆっくりと周りと見渡した。
幼い頃から住んでいて、見慣れたはずのウィンダスの城壁も、サルタバルタの草原も
今日はなんだか違って見える。なぜならこれは、彼女の夢への第一歩でもあったから。

彼女には夢があった。それはこの目で雪を見ること。

ジャングルの広がる熱帯、エルシモ地方のカザムとゆう村で生まれ、
先の大戦後、幼い頃、母親と一緒に年中温暖な気候のウィンダスに越してきた彼女は、
生まれてこの方、雪とゆうものを見たことがない。それどころか雪の存在すら知らなかった。
しかしある日、冒険者が何気なく話していた、白く儚い雪の話をふと耳にしたとき、
それを自分の目で見てみたくなり、いてもたってもいられず、
自ら冒険者として旅立つことにしたのだった。

「お〜い、ちょっとまって〜」

近場にいた蜂などを退治しながら歩みを進めていた彼女は、
呼び止められてくるりと振り返った。
そこには、ウィンダスへやってきたときからの親友のタルタルの青年がいた。
よほど急いで走ってきたのか、肩で息をしている青年に彼女は、
「どうしたんだ?見送りに来てくれたのか?」
「うん。それとこれを君に贈ろうと思って。」
そういって、青年はすっ、とポケットから手に乗るくらいの三角錐の物体を彼女に手渡した。
「これは?」
「さっき噴水のとこにいたモーグリにもらってね。
今日はクリスマスだからそれ用に配ってるらしい。それはブリリアントスノーっていって
雪に似た花火が出るって聞いたから…君にと思って…」
「そうか…ありがとう。…使ってみてもいいかい?」
微笑みながら問い掛けた彼女に、青年も笑顔でうなずいた。
三角錐の頂点から出た紐を握り、彼女は下へとその紐を引っ張った。
パンッ!サラサラサラサラ…
軽快な音の後、白いかけらが輝きながら、中空を舞い降りてきた。
「綺麗だ…」
「うん…本物の雪はもっと綺麗なんだろうね…」
「いや」
首を横に振ると、彼女は青年にゆっくりと微笑み、
「これもきっと、私の見たかった雪なんだ。」
その言葉に青年も微笑み、彼女と握手を交わし、旅立つ彼女を見送った。

ミスラの彼女がボスディンで空から舞い降りる雪を見るのは、
それからまたしばらくしてからの話。

568567:2004/06/24(木) 19:37 ID:wsdPLxf6
次のタイトル忘れてました…
第154話 節約生活
でお願いします。

569第152話 節約生活:2004/06/24(木) 20:53 ID:Nw7hNhW2
ウィンダスに生まれ、冒険者として生活を始めてもう1年。
いろいろな経験だけは積んできたが、ふらふらしてきたせいかあまり成長はしてない。
相変わらず貧乏で、レストランでご飯を食べることもままならない。

今日もまた、ギデアスにいく。
あまりお金にはならないけれど、
いつもこうやってギデアスに来ている。

走り回っていると、奇妙なヤグードを見かけた。
ここに来るようになってずいぶん経つが、
こんな名前のヤグードは初めて見た。
Hoo Mjuu the Torrent という名前らしい。
よくわからないまま、ほかのヤグードのように戦ってみる。

思ったよりも簡単に倒すと、
「モンスターシグナ」を手に入れることができた。
いったいどんなものだろうか?

ウィンダスに帰って吟遊詩人の友達に聞いてみると、
のどから手が出るほど欲しかったものらしい。

売ってしまえば大金になるらしいのだけれど、
彼にあげることにした。
彼とはずっと一緒に冒険をしてきたのだから。
そのかわり、レストランでお腹いっぱいおごってもらおう。

明日からまた節約生活だ。

第155話 「のんびりいこう」

570(・ω・):2004/06/24(木) 20:54 ID:Nw7hNhW2
154話だった・・・orz

571(・ω・):2004/06/29(火) 01:03 ID:XzB421Xs


気がつくとまた一日が過ぎていた。

私はガルカで、ヒューム達とは感じる時間の流れに差があるとは思っていたが、
元来のんきな性格。そして人付き合いは得意ではなく無口。

PTも組まずに日がな一日羊を追いかけたり・・・
・・・大きな羊に返り討ちにあったり・・・

ちょっと悲しくなって砂丘でカニと戯れたり・・・
・・・ボギーに返り討ちにあったりと・・・

鞄がいっぱいになるまでふらふらして今日もまた一日が終わった。

同じ時期に冒険者になった人は、もうかなりレベルも上がっていて、
たまにテルでお金が無いとか良い装備が手に入らないとかぼやいてる。

さて、今日は何処に行こうかな?

鞄と金庫の整理でもしながらのんびり考える。

モーグリはどんな意見だろうか?



「カ リ カ リ ク ポ ー !」



・・・あ、栽培してたの忘れてた・・・

まぁ、いいか。
今日は種を貰いに球根を狩りに行こう。

気がつくとまた一日が過ぎていた。

第155話「カレーライスの女」

572(・ω・):2004/06/29(火) 04:36 ID:rIKzTpvA
第155話 「カレーライスの女」

ブチッ! ブチブチッ!

昨日のことを思い出すと、腹が立って、
思わず、クアールを髭を引き抜いてしまった。
すまんすまん、そう怒るな。だから噛み付くなって。

・・・ふう。
まあ良い。少し年老いているが、なかなかの肉質だろう。
毛の具合がいいからな。

やはりソロムグのが一番だ。トラマはいけない。
日に当たってないから、血の量がたりない。
この血がコクを与えるのだ。

気が付いた者もいるだろう。
俺はカレーが好きだ。好きだ。大好きだ。
そして、自ら優れた素材を手に入れるために、冒険者まがいのことも始めたくらいだ。
そして、自らが作ったカレーを食せば、血沸き肉踊り、
我が拳は、音より早く獲物を貫き、空を鳴かせるのだ。

昨日は、街の人の依頼をこなしたばかりで、自分でこれからカレーを作るには少し疲れていた。
保存していた肉も少し古くなり、新しく取ってくる必要もあった。
しかも、街に入ると、なんとも悩ましくもすばらしい芳香が漂っているではないか。
香りの源を探り、屋台の暖簾を払って、
鍋の前にたどり着くと、ギルをおいて、無我夢中ですぐによそわれた、黄色い悦楽をむさぼった。

「どう、うちのカレーライスは美味しいでしょう」
その様子に呆れたのか、それとも神速の食い様が嬉しかったのか、
鍋の向こうから若い女が声をかけてきたのだった。

何! なんとした不覚か・・・。
カレーライスを食べてしまうとは。
俺はカレーを食べているのだ。ライスはその補佐に過ぎない。いうなれば助演男優賞だ。

ライスを従えて食されるカレー、それはライスカレーに他ならない。
俺はライスを、珍妙な生物、タルタルの名を関した、米を求めているのではない。
主のカレーは、ライスに服従しているのか! 

そう言うと、その女はさらに言う。
「だけど、ライスハヤシ、って無いでしょう?」

うるさい、そう言うことではないのだ。ハヤシも、お囃子も、桂三枝も知ったことか。
こんな素晴らしいカレーが作れるのに、このミスラめ。猫め。キュスの踊り食いめ。
お前の髭など、クアールの3分の1の0.08ガルカのオポオポ2号だ。

黄色いハンカチのようなカレーへの敬意と、そのミスラのカレー哲学の貧しさへの憤慨に
葛藤を繰り返す我が心は、ブラックカレーのようになってしまい、
俺は、ストーンゴーレムのような足音と振動を立てて、夜の原野へと向かって行ったのだった。

第156話 「私の歌は聴こえていますか?」

573第156話 「私の歌は聴こえていますか?」:2004/07/02(金) 09:50 ID:nE1Jvtik
バストゥーク、そこは技術の発展した町。
両親との生活はけして豊かなものではなく、
お金を稼ぐために冒険者となった。
何をすればいいのかもわからない私を
あなたは誘ってくれて戦い方や生き残る方法、
倒し方、弱点、色々教えてくれた。

その後、ペアを組んで一緒に冒険をした日々は
とても楽しく、充実した日々だった。

ジュノ、そこは世界の中心都市。
私達は腕もそこそこになりジュノを中心に冒険を行うようになった。
それからしばらく後のこと、ジュノのそばのベヒーモスのねぐらに
キングベヒーモスが現れたという報告にジュノは大混乱となった。
勇敢な者の呼びかけで100人を超える冒険者による討伐隊が
結成され、私達も参加した。
しかし相手はキング、強かった。
怒号、悲壮、焦燥、絶望、まさに阿鼻叫喚の地獄だった。
キングは退けることは出来たがその日以来、貴方の姿を見ることは無くなった。

私はまさに片翼をもがれた鳥になってしまった。
それでも母国の両親の面倒を見ないわけには行かない、だから私は今日も
詩人の酒場で詩を歌っています。
そう、あなたとの冒険のサーガ、そしてあなたがいなくなったキングベヒーモスとの
戦いのサーガを。

私の歌は聴こえていますか?

私は今もあなたの帰りを待って歌い続けています。
いつか「おかえり」と言える日を信じて・・・。

第157話 「Braveheart(勇敢な心)」

574(・ω・):2004/07/02(金) 11:19 ID:ROD2VMSI
職人キボンヌ(つД`)
書くのも好きだけどもっと読みたいよヽ(`Д´)ノウワァァァン!

575(・ω・):2004/07/03(土) 03:06 ID:m4wtwod6

第157話「Brabeheart(勇敢な心)」

「骨喰い!その剣貰い受ける!」
小柄な・・・まだ本の子供のような外見な・・・ナイトが威勢よく飛び出した。

ココはバストゥークにあるパルブロ鉱山。
元々はヒューム達が切り開いたミスリル鉱山だったらしいが、
今はクゥダフたちが我が物顔で闊歩していて、過去の面影は殆ど見受けられない。

そして、さらにもとはといえばココはクゥダフ族の聖地であり、
聖地を荒らす人間達と争いになるのは当然でもあった。

その奥深くでは、今日も人間達とクゥダフの激しい戦いが続いている。

「小童ガ!オヌシノヨウナ者ニ振レルホド…コノ剣…軽クハナイワ!」

クゥダフ族の英雄「ジ・ギ」
彼こそがこの聖地を護るクゥダフの騎士。

彼は死力を尽くし、戦い、そして倒れたものの骨を喰らう。
野蛮に思える行為かもしれない。
しかし、そこには彼なりの敬意、彼なりの想いがある。

全力で戦い、全てを出しつくし、そして倒れる。
戦士として最高の死。
しかし、死した者は何も知らぬものにはただの物言わぬ骸に過ぎない。

ジ・ギは彼らの骨を喰らう。

・・・忘れないために・・・
・・・彼らの魂と共にあるために・・・

だからか・・・彼は強かった。
しかし小柄な騎士の、速さを活かした戦い方も悪く無い。

大振りな両手剣の一撃を紙一重でかわし、
重厚な鎧の隙間を狙い、着実に攻撃を重ねていく。
また、小柄な騎士・・・おそらくはタルタル・・・は魔力でもジ・ギを上回るだろう。

長らく繰り返される戦い。
どちらも一歩もひかず、お互いに技を尽くす。
だが、どんな戦いにも終わりは来る。

じわじわと蓄積されたダメージが効いてきたのか、
ジ・ギの足元がわずかにふらつく。
小柄な騎士が、その隙を見逃すはずも無く。
一気に止めを刺すために剣に力をこめる!

「止めだ骨喰い!レッドロータス!」

烈火の如き紅の光を燈した剣が、なすすべなきジ・ギに打ち下ろされる!

・・・がっ!しかし、その瞬間に、ジ・ギは大きく身を屈め・・・
一気に前へと飛び出す!

シェルバッシュだ!

発動直前だったレッドロータスは、ジ・ギの身を焼くことなく、
ただその甲羅がたの鎧を軽く焦がしただけだった・・・。

小柄な騎士は、バッシュの衝撃に耐えられず、昏倒していた。

ジ・ギは彼を見下ろし・・・両手剣を振るった。

戦いでついた血を吸い、幾多の戦士を屠った剣。
しかし、その刃は輝くような銀色をしていて・・・。

そして、その刃は、小柄な騎士の体に触れることなく。
ただ、ついた血糊だけを剣圧で吹き飛ばして、ジ・ギは彼から離れていく。

「小童・・・オヌシハマダマダ全テヲ尽クセテオラヌダロウ・・・。
 慢心・焦リ・注意力不足ガ招イタ敗北ダ。
 騎士デアルノナラ・・・誇リガアルノナラ。
 ソシテ・・・コノ剣ニ己ガ恥ジル事無ク向キ会エルヨウニナッタラ・・・マタ来イ。」

小柄な騎士には伝わるのだろうか・・・彼の想いは。
生まれた場所は違えど、生まれた種は違えど、そして護るべきものは違えど・・・。
彼もまた騎士であり、そして、その手に持つ剣には勇猛なる戦士の魂が宿っている。

そしてその心には・・・今まで戦ったもの達の魂と共に騎士の魂が輝いている。

願わくば彼の想いが・・・小さな騎士へと届かんことを・・・。

第158話「百万回死んだミスラ」

576(・ω・):2004/07/03(土) 11:29 ID:aZu58YAk
第158話「百万回死んだミスラ」

母の顔を知らない。父の腕を知らない。
焼け野原を泣きながら歩いていると自分より小さな子供が近寄ってきた。
なぜか腰には不釣合いな長剣を差した子供。腰には鞘の他に小さな小さなワンド。

「生存者だ」「奇跡だ」
いつのまにか子供たちは増え、彼女の周りでうれしそうにダンスしていた。
それがタルタルという生き物であると知ったのはもっと大人になってから。

彼女が成長していくにつれ、お父さんがお兄さんに、お兄さんが友達に、友達が弟のようになった。
あの日なにもかも失った。記憶もなくなった。昔の自分は死んだ。
そして。

「むにゅ〜」「ええいしっかりしなさいって!」「/panic」「おどるにゃ〜!」
「<t>にサイレス」「あんさんがしっかりしてないからおこるのにゃ〜」「にゃーにゃーうるさい〜」

今、彼女はかつての父、今は仲間である5人とともに寒冷の地にいる。
あの悲劇の元凶を、復活した闇の王を討つために。

過去の悲しみに囚われず。未来を掴み取るのだ。
「いくわよ!みんな!」「おお〜」「/harry」

後ろを走るタルタルの赤魔道士は苦笑していた。
「もうすこし、おしとやかな普通の子供に育つと思ってたんだけどね〜」
・・・孫に期待しよう。きっとそんな時代がくるさ。

577(・ω・):2004/07/03(土) 12:03 ID:aZu58YAk
駄文の上、次回予告忘れた。第159話「悲しき魔銃」でヨロ。

オマケ。「タル戦隊ゴレンジャイ」(158話番外)
戦士A「ギーブルがでたぞー!」白魔Z「ぎゃー」

ギーブル「フフフ、コノおれニ 勝テル 奴はいないのか!!?」
タル赤/戦「まてぇい!!」ギーブル「!!!?」
タル白「不届きな邪竜、今こそ退治してあげるよ!」
ギーブル「キサマラ 何者??!」

タル赤/戦「赤れんじゃい!」タルシ/赤「赤れんじゃい♪」
タル戦/ナ「赤れんじゃい〜♪」タル白/召「白れんじゃい?」タル狩「むらさきれんじゃい!」・・・ごにんそろって!
「ごれんじゃい!」(びしっ!)「さーにげるんだ!」戦A「ありがと〜!」

ギーブル「…まて。そこのタル」タル赤「さーかくごしろー!(びしっ!)」
ギーブル「ええからすわれぇぇっっ!!」(タルタル達。思わず正座)

ギーブル「まぁ赤・戦はよしとしよう。なんでサポ戦士かわからんがな・・取りあえずお前や」戦/ナ「ボク?」
ギーブル「なんでサポナイトや?おかしいやろ!」戦「硬いの〜♪」ギーブル「なぞや!めっちゃ謎ジョブやぞ!」
ギーブル「で、なんでお前ら赤(リーダー)3人もおるわけよ?おかしいやろ」「うーん。仲良くくじ引きで決めました〜」「リーダー3人やぞ?」「希望者3人いたから3ついれたのー」
ギーブル「意 味 な い や ろ !!」
ギーブル「そこの猫。お前も自己紹介せんか!」「猫狩です。…一応こいつらの娘です」
ギーブル「何でお前は加わらんねん?」猫狩「だって恥ずかしいし」ギーブル「ノ リ 悪 す ぎ !!」

ギーブル「で。一番の謎はそこ。・・・なんで緑の服着てて赤なのるねん?」
シフ「ふにゅ。」ギーブル(*^д~*)(いかん。萌えてしまた)

シフ/赤「さぽ赤なの〜♪」
ギーブル「お か し す ぎ !!」
「それから、狩人。お前もくどいねん。なんで素直にミドれんじゃいじゃないねん!」
狩「ふにゅ。」ギ「おなじ手は食わんぞ」狩「いぢめる?」(/cry)ギ「(*^д^*)
狩「サポ龍〜♪」

ギーブル「 お 前 が 一 番 お か し い わ !!!!」
ギーブル「取りあえず、明日こそはまともなサポと編成で来てくれよ。なんか疲れたわ。じゃ解散ナ」

次回。158.7話。秘密戦隊タルレンジャー!!

578(・ω・):2004/07/07(水) 21:40 ID:W7Bcm/1o
第159話。悲しき魔銃。

なんで俺がレスすると良スレが止まるんだ…。Orz

第160話。俺の代わりに生きてくれ。

579第160話。俺の代わりに生きてくれ。:2004/07/08(木) 18:48 ID:4GKufLTc
兄が死んだ。
家業の家具大工の仕事を嫌い、単身、故郷のサンドリアを出て冒険者となった兄の
訃報を聞いたのは、父が体を壊し、いなくなった兄の代わりに、弟の僕が家業を継いでから、
しばらく経ったある日だった。
その知らせをもって家にきた、兄の冒険者仲間らしい男の話によると、ナイトとして名の売れていた兄は、
大陸から遠く離れた辺境の地で、この世界に関わる極秘任務の依頼を受け、その作戦の遂行中に、
瀕死の重傷を負った仲間をかばって、命を落としたらしい。
一通り男は僕達遺族に事の顛末を説明すると、ゆっくり視線を動かした後、ひたっ、と僕を見据えて、
「貴方が弟君ですかな?」
「えっ?え、えぇ・・・そうですが・・・」
向けられる鋭い視線に、たじろいでいる僕に男は懐から一枚の紙を取り出し、
わけがわからず固まってる僕に、半ば無理やりそれを手渡した。
「それは貴方の兄上が息を引き取る時預かった貴方への手紙です。自分が死を覚悟した時に、
貴方に渡す為に、書き記しておいたそうです。」
こらえきれなかった母親の泣き声を聞きながら、僕は折りたたまれた紙をゆっくりと開いた。
『俺の・・・生きてくれ』
広げても、手のひらぐらいしかないその紙には、
一部かすれて読めなくなってしまったその一文だけが書かれていた。
兄の死と、この不可解な文書で混乱する僕と、悲しみに暮れる両親に深々と礼をして、
兄の遺体は翌朝早くに家に帰ると言い残し、男は家を出て行った。
・・・兄の葬儀は滞りなく進んだ。
棺に横たわり、眠ってるような兄の顔を見ていると、幼い頃よく遊んだ思い出が浮かんできた。
だが、兄が家を出てからの思い出はあまりいいものではなかった。
兄の代わりの僕に家業を継がせるために鬼のように厳しくなった父親。兄の写真を見ては心配で涙を浮かべていた母親。
僕も本当は兄のように広い世界を見てみたかったのに・・・!!
辛い思いだけが浮かびはじめたとき、ふと、あの兄の遺言のことを思い出した。
『俺の・・・生きてくれ』
・・・あれは俺の代わりに生きてくれということだったのか?家に帰る気のない自分の代わりをしてくれと・・・?
やり場のない、怒りような、苛立ちのようなものを感じていた僕に、弔問客への挨拶を終えた両親が歩み寄ってきた。
見ると、父親は一本の長剣を、母親は小ぶりの盾を持って、僕を優しく見つめていた。
「・・・こんな形でこれを手渡す日がくるとはな・・・」
そう言った父を何の事かわからず見つめている僕に、説明するように母親が口を開いた。
「あの子が旅立つ日にね、いつかおまえが外の世界を見たいと言ったときに、これを渡してくれって頼まれていたの。
その時には、すぐに家に戻って、自分が家業を継ぐからと。」
・・・僕は泣いていた。自分も気づかないうちに涙がとめどなく溢れていた。
兄の、僕に対する思いに気づいて。それに気づけなかった自分を恥じて。
そして思った、兄の遺言、あれは『俺の分まで生きてくれ』と書かれていたのではないか。
僕は兄の棺にすがり、いつ終わるとも知らず泣きつづけた・・・

「いってきます。」
見送ってくれた両親に背を向けて僕は旅立った。
兄と同じように。兄が見ることの出来なかった世界を見るために。
兄の代わりに。兄の分まで。

第161話 天の塔での内緒話

580(・ω・):2004/07/08(木) 22:23 ID:mXlY8PEg
感動age

581(・ω・):2004/07/11(日) 03:30 ID:qFOtFRpM
下がり過ぎ!
職人様期待上げ!

582(・ω・):2004/07/12(月) 09:11 ID:UhiCoV1E
第161話 天の塔での内緒話

ふ・・む。
私は一人鏡の前に佇む。
分厚い服は脱ぎ捨てて産まれたままの姿に近い姿で自分を見る。

ちょっときつめながら整った顔立ち。
スラリとした手足にほっそりとしたウエスト。
スッキリと型のととのった胸元に上向きの綺麗なヒップ。

…ふ。まぁあたしもまんざらじゃ無いって事さね。

「…あ…の…。ズパパ…」侍女長に相談に来た星の神子は見てはいけないモノをみてしまった気がした。

(…私より胸があるのですね…)

自分の女性としての魅力にちょっぴり自信を失った星の神子だった。
(・・・あの方より素敵な方なんていないと思いますが…万年独身のズパパが…アレ…私って実は女性としての魅力…)

取り敢えず。体重計は返そうと誓った星の神子だった。

第162話 走れ!エルメス!

583(・ω・):2004/07/12(月) 11:43 ID:cZo7o2Nk
>>582
第83章のシリーズかyp
このスレで星の神子様萌えなんすけどイイねぇ

今はいないフレンドへの手紙
まとめサイト「ヴァナ・ディールサイドストーリー」
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/8748/

584第162話 走れ!エルメス!:2004/07/14(水) 02:27 ID:7oPwPNyY
なぜ、私は走っているんだろう・・・


日々のレベル上げ、NMの取り合いに疲れ、たまには、
と思い、低レベルジョブで一人サンド付近にてマッタリ狩りをしていた。
ブラブラと死にながらも気にせず、安らげる一時だった・・・

しかし、それはやってきた・・・
なにか視線を感じる・・・これは一人じゃない、何人かの視線が私に向けられる
不快に思った私は、視線から逃れる様に走り出した。
しかし、執拗に追ってくる、そして何度も視線が向けられる。
挙句には、わけのわからない異国語が私に浴びせられる

今思えば、適当にやっていたので私の装備は裸同然だった、それが間違いだったのだ

「もぅやめてぇーー!」



「hehehe なんか叫んでるぜ、このエルメス lololol」
「haha 知らねぇよ 喜んでんじゃね? lololol」
「hehe 裸の君は素敵だよ lolol」

第163話 シドの知られざる過去

585第163話 シドの知られざる過去:2004/07/14(水) 16:22 ID:TiUH6kbc
「失礼しま〜す、シド工房長いますか?」
周りを見渡す、誰もいない。出かけているようだ。
勝手に私物に触ってはいけないと言う説明をうけていたが、
彼の机の上の写真が目に入ってしまった。

「あれ?これは何だろう…」
俺は手にとってしまった。そして眺める。白黒写真のようだ。
友達らしき人と並んで写っている若き日の工房長。写真を裏に向けてみる。
(何か…、書いてあるな。何々…)

お前にも見せてやりたかった…。

工房長にしては寂しげな感じがする。
もしかして彼の隣に写ってる人は、もうこの世にはいないかもしれない。

ガチャ。

ヤバイ、誰かが帰ってきた。慌てて写真を後ろに隠す俺。
振り向いて誰だか確認する、工房長だ…。どうしよう、クビが飛ぶかもしれない…。
「あ〜あ、見ちまったか」
「す、すいません…。気になってしまったので…」
「しょうがねぇなぁ、同じ職場で働く一員として聞かせてやらぁ」
「こいつはな、死んだ俺の親友だ。飛空挺を飛ばす前に逝っちまったんだよ」
「空に羽ばたくんだって、何度も俺に言ってたっけ…」
「見せてやりたかった。あいつにもな」
「そうですか…」

「そういえば。何しに来たんだ?」
「あ、そうでした。ここに印鑑を」
「それでは、失礼しました」

そして、俺は部屋から出る。
工房長にあんな過去があったなんて知らなかったなぁ。
印鑑を押してもらった書類をプレシデントに運ぶ途中に、ある光景が見えた。

青く、そしてプロペラを回し音を立て飛んでいく飛空挺がある。
あれにはシド工房長の想いがこもっているんだなぁ。
俺はそう思いながら歩いていたら、つまづいてしまった。

終わり。

第164話 ガルカの故郷

586(・ω・):2004/07/18(日) 16:00 ID:zcR951NI
>576
すまない。忙しかったんだ。
それにシリアス物は書いたことないし。
ヴァナでもなくてもいいような話になってしまったが、
我慢してくれい。
第159話、補完します。

587(・ω・):2004/07/18(日) 16:04 ID:zcR951NI
第159話 「悲しき魔銃」

軋む音と共に一条の光が差し込む。
客だ。

「誰かいるかい?」 そう言ってから、店の中に入ってくる。
店の奥にいるわしに気が付いたらしい。
「ここにくれば“よそにない”銃が手に入るって聞いてな。」
冒険者だ。見た目は若いが、それなりの腕は立ちそうだ。
「ある銃を探してるんだ。が、手掛かりが無くてね。」
だが、狩人じゃない。彼らなら店に入る前に人がいるかどうか、分かる。
「人を狂わす銃・・・そういう噂を聞いたことはないか?」
そんな噂なら聞き飽きてる。本物は少ない。
「そうか。だが、俺が追ってるのは、本物だ、と思いたいんだ。」
事情がありそうだ。ただの好事家や物好きではないようだ。
「詳しい型はわからないんだ。関係者はみんな銃には素人でね。」
それじゃあ、探しようがない。
「ただ、ピジョンブラッドが埋め込まれてるらしい。右側面だ。銘はK__と刻まれてる」
それなら、今、うちにあるやつだろう。ただ、ここにはない、と偽っておく。
「何だって?!・・・どこにある?」
商売で預かったものだ。こいつの様子では、すぐさまに壊しかねない。
「ああ、そうだ。俺は始末を付けたいんだ。でも、ただ壊すためだけに来たわけじゃない。」
人の生死に慣れているせいか、思ったより感情的じゃない。事情を聞こう。
「俺の親友を狂わせたのは、本当にその銃なのか、どうか確かめたいだけだ。」
なるほど。だが、もはやそれは確かめられないことだろう。
「どういうことだ? 俺自身が人身御供となる覚悟はしてあるんだ。」
見れば、わかる。そういって、店の奥から箱ごと、それを取り出してきた。
「ん? 宝石が青い。こいつじゃない。ピジョンブラッドは赤い。確かに銘は同じだが。」
もう、その銃は裁きを受けたのだ。お前を待つまでもなかった。
「その裁きとやらで、赤い石が青くなったとでも言うのか?」
お前の親友がどうなったかは、知らないが、前の持ち主も狂った挙句に、この銃で命を絶った。
「ああ、同じだ。現場に着いたときには、既に銃はなかったがね。」
所用で実家に戻っていた奥方が、帰ってきて、その現場に立ち会ってしまったのだ。
「なんということだ。恐ろしく罪深き銃だ!」
そして、奥方は1週間その銃を前に泣き続けたらしい。そして最後の日に・・・
「こいつで主人の後を追った、か」
いや、追えなかったのだ。何度やっても、火薬が湿気てしまったらしい。
「涙で、火薬を濡らしてしまっただけじゃないのか」
そうじゃない。だが、確かにそうかもしれん。奥方が我に返ると、宝石がいつのまにか・・・
「青くなっていた? まさか・・・確かめてやる!」

588(・ω・):2004/07/18(日) 16:05 ID:zcR951NI
第159話 続き

そう言って、男は火薬が乾いていることを確かめ、店の奥に弾を打ち放とうとした。
「・・・・確かに火薬がじっとりと濡れてやがる。」
道具とは使われるためにある。もう、こいつは銃じゃなくなった。
「確かに、裁きを受けたのかもしれないな。だが、裏をとってからだ。」
そう言って、男はバストゥークにある奥方の住所を聞き出し、足早に去っていった。

後日、奥方の家で、奥方と男が死体で見つかったという話を聞いた。
「噂は本当だったようね。私も引き金には触れないようにしないと。」
無理心中とも噂されるが、死に方はどうでもよい。
「これは調査依頼の料金。客も見つかったよ。いるものね、物好きも。」
商人風だが、どこか怪しげな女から金を受け取る。
「魔銃は、やはり魔銃、ということね。それじゃあ、これからも天晶堂をよろしく。」
軋む音と共に、月明かりが消え去っていった。

589(・ω・):2004/07/18(日) 16:08 ID:1oyJda8Q
次は
第164話 ガルカの故郷

590第164話 「ガルカの故郷」:2004/07/19(月) 02:37 ID:jFLK33M.

失われた大地、失われた記憶。
それでも、俺達は転生する。語り部は記憶を紡ぐ。
だから、俺達の居るべき所は、あの海を越えた大地だ。

この国では、差別と迫害を背に刻み付けて生きる。
知らない大地に望郷の念をなすりつけて、
いつか、自由の国を作りたい、そう思って闘ってきた。

だけど、今は、あの国に帰りたい。
今、遠く離れた北の山雪を、自分の血で赤く染めながら、
思い浮かぶのは、あの粗末な鉱山区にある長屋だけだ。

叫ぶ仲間の顔がぼやけて見える。もう何も聞こえない。
種族差別のない、良い仲間だった。
彼らを守れたのだから、悔いはない。

次の「俺」には、もっと良い国を用意したかった。
でも、あの街に帰りたいんだ。
また、あそこに生まれたい、そう思っている。

故郷とは、理不尽なものだな・・・。
俺はもう逝くよ。
だが、また会おう、バストゥーク。

第165話 「真夏のサンドリア」

591第165話「真夏のサンドリア」:2004/07/20(火) 15:56 ID:yC2kcSVY
「あっつ〜〜」
照りつける太陽の下、しかめっ面で愚痴を吐く。
「暑いっていうな!よけい暑く感じるだろ!」

サンドリア・ドラギーユ城警備隊。
真夏に黒色の甲冑で半日警備を勤めなければならない。
新人にとっての最初の試練だ。

ウィンダスの魔戦士達は魔力を自在に操り、
常に衣服の中を快適に保つという。
魔力に長けた彼ららしい知恵だ。

バストゥークの銃士達は武装するのは戦いに望むときだけで、
比較的安全な警備するのに重装備をしたりはしない。
合理的な彼ららしい考え方だ。

伝統を重んじるサンドリアは騎士の風格を保つため、
いかなるときでも正装備しなければならない。
(こんなコトするために騎士団に入隊した訳じゃないんだがなぁ・・)

「あと3時間で交代だ、頑張れ新入り」
汗はかいているが気を張って表情一つ変えない先輩。
「先輩は辛くないんですか?」
気を張った口元が少し緩んだ。
「俺が辛そうにするとお前がもっと辛くなるだろう?」

今日もサンドリアの一日は長い。

第166話「刀匠」

592(・ω・):2004/07/22(木) 12:54 ID:OeG4PM0E
職人募集age

593(・ω・):2004/07/25(日) 02:19 ID:u0f5ZusQ
だめだ浮かばない;;
職人様降臨期待age

594(・ω・):2004/07/26(月) 11:26 ID:vMK/CZz6
第166話「刀匠」

深い森に鎚打つ音

ほほう。儂に刀を打ってもらいたいというのはお主か。小僧
若者は神妙な顔で頷く。
合成術にたよらぬ古来よりの製法で強力な武器を作れると聞きここまできたと?
老齢なエルヴァーンの鍛冶屋はかぶりをふる。
何故に力を欲する。小僧。ほうお主はかのタブナジアの生き残りだと申すか
かの戦いで失われた両親のかたきを討ちたいと・・・・
やめておけ。刀というものは己が心を映す鏡。今のお主に打ってやれる刀はないわ
なに。自分は十分な修行をつんだし金も払うだと?
そこまで言うのならこの刀でこの大木を切り倒してみるがいい。それができたら刀を打ってやろう
ふむ。やはりできぬのか。このような赤錆びた刀では無理だと?貸してみろ

見てのとおり可能であろうが。
内なる雑念を捨て、世界のすべてを感じ取れ。
くもりなき鏡、波立たぬ静かな水の如く。
されば刀はお主に答えよう。つまりお主にはまだまだ修行が足らんと言うことだ。出直してこい


やれやれいったか。タブナジア。懐かしい名前を聞いたものだ
閉じた老人の瞼には失われた娘の姿が映る。

敵討ちなどして何とする。若者よ。
人は前に向かい進む使命がある。あの子らもそれを望んでおろう

そして再び深い森に鎚打つ音

第167話「Mikan王国」

595(・ω・):2004/08/01(日) 15:20 ID:GsKsQZM6
第167話「Mikan王国」
今日も元気だ猫戦娘!!
「えひめの!」(バーサク)
「みかんは!」(集中)
「世界一ぃぃぃ!!!」(アグレッサー)
「みかんみかんみかーーーーーーーん!!」(ランページ)

第168話「其の槍に涙を」

596168話 其の槍に涙を(外伝) 1:2004/08/01(日) 19:34 ID:8lm22Baw
1にまとめられなかったから外伝として下さい(´・ω・`)

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むせ返る鬱蒼とした緑の香りと高い湿度、茹だる様な暑さに心の中で愚痴を零しつつ
俺たち冒険者の一団はオポオポ相手に大編成をしいて掃討作戦を展開していた。
カザムではペットとして扱われることもあり比較的温厚な性格を持つオポオポを
なぜ排除しなければならないのか疑問に思う者も初めは多かった今回の任務だが、
その理由はいたって明確だった。オポオポの集団がカザムの集落を襲ったのだ。
死人こそ出なかったものの怪我人の数は多く、負傷者の大多数がジュノの交易を支える
内外の商人だったため、エルシモ地方の商業を安定させるべくジュノ公国を依頼者に
冒険者を雇い、集落周辺の野生のオポオポの巣を駆除する作戦が取られたのである。

巣までの道でオポオポの襲撃を受けることはなかったが、巣の入り口付近に差し掛かると
オポオポは鋭い牙を剥き俺たちに襲い掛かってきた。しかし所詮は草食動物である。
普段からジュノ周辺の凶暴なモンスターや獣人と戦闘を繰り返している冒険者にとって
オポオポの掃討は赤子の手を捻る容易さで、大した負傷者もでず順調に進んだ。
しかし、だ。崖下に自然に出来た岩穴を利用した巣の中に入ると、中に潜んでいた
オポオポの激しい襲撃に遭った。正直俺もこれには驚いた。普段温厚なあのオポオポと
同じ生物なのかと疑いたくなるほど、その形相と気迫に怯みかけたのも事実だ。
馴染みの冒険者と息を合わせ、愛用の槍を振るう。多くの獣人をも貫いてきた鋭い矛で
あまり鍛えられていない柔らかい肉を切り裂く感触はしっかりと伝わってくるのに、
岩屋を守るオポオポはなかなか倒れることがなく、殲滅した頃には全員が肩で息をしている状態だった。

一息ついてよく見ると重なり合って倒れているオポオポの体が微かだが動いている。
あれだけ切り裂かれてもまだ息があるのかと内心呆れながら、俺は息のあるオポオポの
上に被さったオポオポを乱暴に足で除けとどめを刺すべく愛用の槍を高く構えた。
しかし、俺が目標にしたオポオポはすでに息絶えていた。ならばなぜその体が動いたのか?
疑問に首を傾げた俺の目に死した雌のオポオポの体の下から這い出てくる一匹のオポオポが映った。
成体の半分、いや、三分の一すらない小さな生き物。恐らくはこの雌オポオポの子供だったのだろう。
そうして俺は気がついた。岩屋の奥で最後まで抵抗し何かを庇うように死んでいったオポオポたちが
全て雌のオポオポだったことに。その目に宿った鋭い光は子供を守るための決意に他ならなかったのだ。
母を殺されたことが、そして母を殺したのが俺であることを理解しているのだろう。
家族の血に濡れた毛を逆立て、涙を浮かべながら怒りを込めて俺を睨み付ける小オポオポ。
「そいつも始末しちまおう」と剣を構える仲間を、俺は無意識で止めた。
そして馴染みの黒魔道士に頼み込んで小オポオポにスリプルをかけ捕獲し、カザムへ戻った。

597168話 其の槍に涙を(外伝) 2:2004/08/01(日) 19:36 ID:8lm22Baw
カザムではオポオポを可愛がっているミスラたちの非難の目と、オポオポに襲われた商人たちの
歓迎の眼差しの二つが俺たちを待っていた。しかしここで俺たちは衝撃的な事実を知ることになる。
オポオポ達が襲ったのは商人たちではなかったのだ。彼らが奪いたかったもの、それは「パママ」だ。
エルシモの地が開拓されたことにより、今まで獣人の脅威に晒され利益の出る商売でなかった
南国の品々が安全に手に入るようになったことで、大陸の商人たちがカザムに流れ込む。
そしてオポオポたちの主食であるパママを、それこそ根こそぎ奪い去っていく…。
生まれてきた子供たちを育てるためには栄養が必要だ。だがそれが得られない。人の手に奪われる。
ならばオポオポたちは奪われたものを取り返すために争うしかないだろう。

事の全貌を知った俺は主格の商人の襟首を掴んだ。しかし商人は動じることもなく卑屈に笑んだ。
「理由はどうあれ、依頼があれば何でも殺すのが冒険者でしょう。人以外なら、何でもね」
商人の首下を拘束する俺の手甲はオポオポの血で赤く染まり錆びた鉄の臭いを漂わせる。
俺は商人を乱暴に突き放すと、船に向かう道へと無言で進んだ。言い返せる言葉など、なかった。
今まで相棒と呼んでいた槍がひどく重たい。小脇に抱えたオポオポはそれに比べてとても軽い。
人間の傲慢さが彼らから栄養を奪い、骨が浮き立つほど痩せ衰えさせたのだから当然だろう。
船を待つ桟橋に腰かけた俺は、この先どうやってこの小さな生き物を育てるか考えながら
背負っていた槍を海へと投げ捨てた。深く蒼い海原はあっという間に槍を飲み込みその姿を隠す。
俺の罪悪感がその姿を隠すのはきっとずっと先の話だろう。

-----------------------------------------------------------

ってあげてもたごめんなさい。

598(・ω・):2004/08/01(日) 21:36 ID:YJIzMtXA
>>596
気にすること無いんじゃないかな?
1レスで終わってない人は、結構いるよ

なにより、いい話じゃないか(・_・。)(._.。)(・_・。)(._.。) ウンウン

599職人:2004/08/02(月) 01:10 ID:yCOoM49c
お題が無いんだけど・・・
596さんが降臨しない場合は誰かお題をよろしくです。

600596:2004/08/02(月) 12:10 ID:iNJK.V6Q
すまそ、外伝だからお題はつけたらいかんかなあ…と。
でも放置が一番困りますよね。というわけでお題提供。

「169話 奇跡の代償」

601(・ω・):2004/08/02(月) 17:45 ID:Ndd77SI.
オポオポは絶対戦うべきでは無いです。
たぶん奴らはゲームデザイナー自体が「こいつと戦うな」といってる様にしか見えない。
回復、全体攻撃。通常ダメージが異常に強い。
(前海蛇前で魚が尽きたので釣ってきて全滅しかけた)

そんなことより。

169話 奇跡の代償
「ぐすっ・・とうちゃん…」少年は涙を流した。僕は彼を抱きしめるしか出来なかった。
ヒュームやエルヴァーンには僕等はおない年にしか見えないだろうが、一応僕は三十路になる大人だ。
僕の手はガタガタと震えている。本当は彼をこんなとこにまで連れてきたくなかった。

僕は子供の時代、魔法学校で少し赤魔道師の適性があった為にここに着た。こざるをえなかった。
彼は僕がこのあいだ拾った戦災孤児。ストーンが使えるというだけの理由でここにいる。
僕の相棒の鍛冶屋はケアルが使えるだけ。

目の前の指揮官(僕と同じタルタルだから本当はもっと明るい表情のハズだけど)は暗い顔で言った。
「もう。逃げる場所は何処にも無い。トライマイ水路も落ちる前。ウィンダスの各門の門前にまで獣人軍は迫ってきている。
もし、我等が屈すればタブナジアの候都のように、大人も子供も皆殺しになるだろう。」

指揮官は「ここからは私の…僕の独り言だ」と呟いた。
「みんな。生きよう。死んでも生きるんだ。僕らが抜かれれば…みんな死ぬ」

疲れ切ったミスラの傭兵が「こなきゃ良かったよ」と呟きながら不敵な笑みを浮かべ、ボロボロの大剣を握りなおす。
僕は剣、鍛冶屋はハンマー。彼は小さな杖と…僕の手を握った。

僕は門の上から獣人軍を見た。いるというより、海。黒い海。
今のウィンダスにいる大人や子供はおろか、アリンコ壱匹残らず足しても向うの方が多いと思われた。

「奇跡なんて信じるな!心挫ける!後ろに下がるな!闇の中にこそ、光は前にある!全員。“生存せよ!!!“」

…え?その後どうなったって?
まぁなんとか生きてるよ。知ってるでしょ?フェンリルが来て、どっかーんさ。
ただ、僕は今でも思っているんだ。

「結局。奇跡なんて起きてない」って。
石の区や水の区は水浸しになってみんな死んで、復興は無理といわれたけど、
みんな必死で頑張って今のウィンダスを築きあげたのも、フェンリルも、今の僕らも…。
奇跡ではなくて、「生きよう」と思っているから出来てきた未来なんじゃないかな。
勿論、その代償に沢山の命が散り、涙が流れたとも思うけど…。

奇跡じゃないんだ。未来は一人一人の胸の中にある輝きが生み出すんだって。

エル♀「で?」シフ:「うん!で。…僕のおなかの中にあるベークドポポトは必然なんだよ」エル♀「(無言で拳を握る)」
闇:「…いいなぁ義父さん…もといシフ君はよく殴られて」黒「…いいの?それ?」侍「理解不能だね」戦「まぁシフ君が怪我したら昔みたいにケアルしてやるよ」

はるかかなたに吹っ飛んでいくシフ君を見ながら「たーまやー!」と気力の抜けた声で呟くタルタルズであった。

170話 夜風よ。この思いを伝えて。

602第169話 外伝 1/3:2004/08/03(火) 01:44 ID:qoy3etfE
すでにカキコがあったので外伝で。


第169話 「奇跡の代償」外伝


少女は必死で、呪文を詠唱していた。
暗きダンジョンから、明るい空の下、大地の上へと帰還するエスケプの魔法を。

仲間達は彼女を守るようにその周りを囲み、敵の追撃を防いでいた。

北の大地・ザルカバードに聳える闇の王の本拠ズヴァール城。
国からの依頼により、最奥部といえる場所まで踏み込んだ少女とその仲間達を
迎えたのは、ありえない数のデーモンの群れだった。
もちろん、必死に迎撃した。
使える技はすべて使い、高価な薬品を惜しみなく使用する。
けれど、数の暴力には勝てず、じりじりと押され始めていた。
だからリーダーであるナイトの青年は、撤退を決断した。
仲間達には黒魔道士ある少女を守ることを、そして少女にはエスケプの詠唱を
指示する。
すでに傷だらけの仲間達が、自分のためにさらに傷つくのを、見せつけられる
中、少女は休むことなく詠唱を続ける。

呪文を唱える声が震える。
本当は詠唱を中断し、ケアルを唱えて仲間達の傷を癒したい。
本職の黒魔法ほどではないとはいえ、白魔法の心得はある。
けれど、それをしてはいけないことも知っている。
結果的に仲間を殺すことになるからだ。
だから、一刻も早く・・・ただそれだけを祈って、詠唱を続ける。

後少し・・・間に合って・・・お願い・・・

最後の言葉を紡ぎ、呪文を完成させようとした彼女に向かって、デーモンが
剣を振り上げた。
自分に振り下ろされる剣先を、不思議なほど冷めた目で彼女は見つめていた。
たとえ、自分が大怪我を負っても、命を失っても、呪文だけは完成させる。
命と引き替えとなっても、みんなは助けてみせる。
そんな思いが心を支配していた。

振り下ろされる剣、紡がれる言葉。

最後の言葉を紡ぎ終えた瞬間、剣が完全に振り下ろされる寸前に、自分とデー
モンの間にリーダーが入り込み、盾を持つ腕で相手の剣を受け止めたのが目に
入ったような気がした。

次の瞬間、ながいながい詠唱を必要とする帰還魔法はその効力を彼女たちの
パーティーに現した。

現れる次元の歪み。
黒いそれが、彼女たちを包むと、一瞬で空の下へと彼女たちを連れ戻していた。

603第169話 外伝 2/3:2004/08/03(火) 01:45 ID:qoy3etfE
どんよりとした雪雲に覆われているとはいえ、ダンジョンの中よりはずっと
明るい。
仲間達はすでにぼろぼろだった。
だが、その彼らでさえ、リーダの姿には息を呑んだ。

「っ・・・リーダー、あんた腕が」

盾を持つ手。
ナイトにとってはとても大切な手。
その手が、根本から無くなっていた。

「あぁ、忘れてきちまったみたいだな」

まるで人ごとの様に笑う。
切られた手や足をつなげる手段が無いわけではない。
腕の立つ白魔道士が、上位回復魔法を使えば、本人の努力次第で元の状態と
遜色無いレベルにまで回復させることもできる。
けれど、それも切られてすぐという条件がある。
傷口が新鮮であること、腕がまだ生きていること、だ。
腐り落ちた腕は、どんなにがんばっても元には戻らない。

そして・・・彼が腕を忘れてきたのは、ズヴァール城の最奥。
いまから戻ることは不可能だ。
そして、後日装備を整え直し、仲間をさらに募ってそこへたどり着けても、
もう、遅いのだ。
つまり、彼の腕はもう元には戻らない。

泣きそうな仲間達の顔を見て、青年は困ったように笑った。

「そんな顔するなよ。全員無事だったんだ。まずはそのことを祝おう」
「でも」
「みんなが助かったんだから、腕の一本ぐらい安いもんだろ、それに・・・」
「?」
「隻腕の騎士ってのもかっこいいとおもわねぇ?」
「ばか」

応急処置を施す間に、救援を要請する。
彼女たちにはもう、ジュノへ帰還するための力すら残っていなかったのだ。

後に、彼女たちを救援にきた冒険者のパーティーは、彼女たちが全員生存
していたことを「奇跡」と表現した。
生き残ったこと、それを奇跡と呼んで違和感が無いくらい、彼女たちは深く
傷ついていており、再び冒険の旅に出ることができたときには、すでに数年
の時が彼女たちの上を通り過ぎていた。

その後、歴史の表舞台に、彼女たちのパーティーがその名前を鳴り響かせる
ことは無かった。
盾を持たない隻腕の騎士とその仲間達の話は、冒険譚として広く知られる
こととなる。
その話の中で、隻腕の騎士のそばにはいつも、泣き虫な、けれど芯の強い
黒魔道士の少女がいたと伝えられている。

604第169話 外伝 3/3:2004/08/03(火) 01:46 ID:qoy3etfE

そして、長い時が流れる。

もう何十度と無く繰り返された、ズヴァール城の調査団に、かつて冒険者だった
祖父と祖母にあこがれて冒険者になった少年達がいた。

奥へ、奥へと入り込みいかにも何か出てきそうな通路で、一人の少年がそれを
みつけた。

「なー、何でこんなところに盾が落ちてるんだ?」
「あ?」
「ほら、盾が落ちてる。ずいぶんと古いけど、良い品みたいだぜ」
「本当だ」
「なんか、くっついてるな」

からからにひからびた、棒のような物。
それが、今となってはもう古くなった時代の冒険者達に「奇跡の代償」と
呼ばれた物であることを・・・。
彼らの祖父の置き忘れた左腕であることを、彼らは知らない。

<fin>

お粗末様でしたm(_ _)m

605第170話 夜風よ。この思いを伝えて。:2004/08/04(水) 11:53 ID:TpFXapnA
「ねえ、パパは何でおうちにいないの?」
「パパはね、とても頼りにされてる冒険者なの。
 とても偉い方からも頼りにされて、いろんなところに行かないといけないの。」
少し悲しそうな顔をして尋ねる娘の頭を撫でながら、そう答える。

・・・・どうせ、今日もどっかわけわかんないとこに、行ってるんだわ。
   辺境とかは分かるけど、空とか月って何よ? ジュノのキャバクラとかじゃないの?

「でも、わたしだって、パパに会いたいよ。偉くならないとパパに会えないの?」
「違うの。パパはあなたのために働いてるの。安心して暮らせるように頑張ってるの」
半分、泣き顔に変わってきた娘を抱き寄せる。

・・・・いい歳こいた子持ちのくせに、恥ずかしいセリフを叫びながら、
   鎌を振り回してるような男に、平和がかかってるかと思うと、ちょっと情けないわ。
   少なくとも、あんな姿、この子には見せらんないわね。
   それよりも、あれに騙された私って一体???(涙)

「じゃあ、もし平和になったらパパと一緒にいられるようになる?」
「うん。パパも一緒にいられるように頑張ってるもの。」
分かったような分かんない様な感じだけど、娘は少なくとも泣き顔ではなくなった。
よかった。今日もごまかせたわ!(おい)

・・・・ていうか、ほんといつ戻って来るんだか。
   娘に、「パパ、パパ」言われているうちに一緒にいてやれっての。
   平和になるの待ってたら、「近寄らないで!」とか言う年頃になっちゃうよ?
   さらに、孫できてたりして。 うは、笑えねーーー。

「ほら、もう寝なさい。良い子にしてないと、パパお土産くれなくなっちゃうよ?」
「うん、もう寝る〜」
現金かつ単純な我が娘を、ひょいと持ち上げて、ベッドに乗せて布団をかぶせる。

・・・・我ながら、力ついたなぁ。あの人、ほとんど帰ってこないから、男親も兼任だからかな。
   私みたいなの、世間じゃ、パママー('▽')!! って言われてるのよね。
   だから、笑えねっての!

娘は、もう寝息を立てている。こんな可愛い寝顔が見れないなんて、絶対損してるって。

・・・・でも、昔は生活苦しくて、そんなとき、何ヶ月も氷河に籠もって、
   虎の皮剥いで、牙毟り取っててくれてたのよね。

そして、いつものようにベランダに出る。もう秋も近く、涼しげな風も吹いてくる。

・・・・あなた、無事でいてね。

第171話 肝試し

606(・ω・):2004/08/04(水) 20:15 ID:3yIRjdHY
>>私みたいなの、世間じゃ、パママー('▽')!! って言われてるのよね。

ウマい!!笑ったw
パママー('∇')!!age

607(・ω・):2004/08/04(水) 21:08 ID:.TGkmyBw
http://www.enkou-kyonyuu.com/

608(・ω・):2004/08/09(月) 06:41 ID:OdcX3wFw
なんで607みたいな無粋な広告が入るんだまったく・・・。

609第171話 肝試し 1/2:2004/08/09(月) 13:40 ID:RPkl/6GU
ぼくはタルタル。ぼくは戦士。
まだ冒険者になったばかりで、サルタバルタで腕を磨いている。


そういえばここ最近、見なれない服を着た人が多くなったんだ。
数日前には大きな声で人探しをしてる人がいっぱいいたんだけど何か関係あるのかな?
「僕も欲しいな〜」
ぼ〜っと綺麗な色の服をながめていたら、ついつい独り言が口からもれちゃった。
その時、いきなり上のほうから声がかかったんだ。
「・・・一緒に行こうか?」
振りかえって見上げると、おっきなガルカさんが笑いながら手を振ってくれた。


でっかくて見たこともないのがいっぱいいる。
ここはベドーっていう場所だってガルカさんが教えてくれた。
ガルカさんは何度も戦いに来たことがあって、地図も持ってるっていってた。
ぼくは地図なんて持ってない、、、
迷いながらだけど、あっちこっちをウロウロ歩き回ったんだ。
急に身体がだるくなったり、高台の上になかなか上れなかったり、、、
でも、ようやくガルカさんと会うことが出来て、一緒にモグに話しかけたんだ。


「・・・じゃ、これを交換しよう。それを水の区のモグに渡せば浴衣を貰えるよ」
ウインダス港に戻ってきて、ガルカさんが教えてくれたんだ。
すごく嬉しくて何度も何度もお礼をいった。
ガルカさんは手を振りながら見送ってくれた。


これで浴衣って服がもらえる。
嬉しくて、いつもよりちょっと早足で水の区のゲートをめざしたんだ。
ゲートが目に入るなりあたりを見まわしてモグを探してみる、、、
「あれ?」
どこにもモグがいない。
ガルカさんが水の区のモグって言ってたから、ひょっとしてモグハウスのモグに渡すのかな?
いそいでモグハウスに戻ってモグに話してみる。
「おかえりクポ〜!荷物をあずけるクポ?」
「違うの、浴衣が欲しいの・・・」
「浴衣クポ?モグは知らないクポ。ごめんクポ。」
どうやらモグハウスのモグじゃないみたい、、、
どうすればいいのかな?
でも、水の区ゲートのモグはいなくなっちゃったから聞けないし、、、
どうしよう、、、

「そうだ!ベドーってところにいたモグなら知ってるかも!」


次の日、おおきなリュックを背負ったタルタルの姿がゲートから消えていった。
どこにあるのかさえ知らないベドーをめざして・・・

610第171話 肝試し 2/2:2004/08/09(月) 13:42 ID:RPkl/6GU

数日後、お祭りの音楽と花火の音が響きわたるゲート。
暇そうなモグの後ろに一枚の張り紙があった。

----------------------------------------------------------------------
 「金魚すくい」の開始に伴い、「肝試し」を一旦終了とさせて頂きましたが、
 好評につき期間を延長し、夏祭り終了までの期間「肝試し」を再開いたしました。
 「金魚すくい」とあわせて、引き続き「肝試し」をお楽しみください。
 なお、「肝試し」終了の事前告知が遅れ、皆様にご迷惑をお掛けいたしましたことを
 お詫び申し上げます。
----------------------------------------------------------------------


その張り紙を見ながら、一人のガルカがつぶやいた。

「・・・事前告知が遅れ???」
「 事 前 告 知 が 遅 れ???」
「 じ ぜ ん こ く ち が お く れ ? ? ? 」

「・・・また□eか!」


第172話 ジョブチェンジクポ〜〜〜!

611(・ω・):2004/08/09(月) 15:05 ID:sG99l/TA
>>608
あんたみたいに意味も無くageる奴がいるからだよ。

>>609-610
泣ける・・・(TДT)

612第172話 ジョブチェンジクポ〜〜〜!:2004/08/09(月) 18:13 ID:24vDLKhs
『ジョブチェンジクポ〜〜〜!』
くるくるくるくる
「ん〜、今日はどうしよっかな〜・・・この死人が!!なんて言われてから辞めてた詩人でもしようかな〜。
それとも黒でゴブ乱獲でもしようかな〜」
・・・ご主人様またなんのジョブにするか悩みだしたクポ・・・こうなると長いのクポよ・・・
くるくるくるくるくる
「ん〜、やっぱり白でいい人(カモ)でも探しに・・・」
くるくるくるくるくるくる・・・
「き〜めた!やっぱりシーフで宝箱開けてこよ〜っと☆」
シャラ〜〜〜ン!
「いってきま〜す☆」
バタン!
ふ〜やれやれ、やっと決まったクポね。もうちょっとで回転の最高記録を更新するところだったクポよ。
バタン!
「ただいま〜!『コッファー乱獲してんじゃねぇ!!』なんて電波テルきちゃったから
しばらくシーフ辞めるわ〜。さあ、次はなんのジョブをしようかな〜?☆」
『え゛っ!!??』
モグが回る理由、それはだれも知らない・・・

613612:2004/08/09(月) 18:15 ID:24vDLKhs
173話 栄光の陰に 
でお願いします。

614173話 1/3:2004/08/14(土) 20:28 ID:gdBq8Dgw
栄光の陰に

「彼」は称えられていた。そのとおり、「彼」が成した偉業は称えられるべき種類のものであった。
いや、正確には称えられていたのは「彼ら」であったかもしれない。
しかし、長く続く戦争の中で英雄を求める人々は、彼らを率いた「彼」を最大限に崇拝した。
「彼」の名はラオ。バストゥーク建国の歴史を研究する上では避けて通れないが、研究者でなければ
ほとんど知られていない、だがしかし、決定的な偉業を成した人物である。

北側に隣接するサンドリア王国とダブナジア侯国は内戦の傷跡を止めながらも、
バストゥークが北へ勢力を拡大するのを黙って見過ごしてはいなかった。
ザルクヘイムは、サンドリアとバストゥークがにらみ合いを続ける、最前線である。
大本をたどればコンシュタット高地の大半がサンドリア王家に連なる一領主の領であったが、
実質的にはバストゥークの風車群が占めており、サンドリアにとって名目的には領土侵犯されている形である。
もちろん、商業上の取引は続いていたが、前線では緊張がつねに強いられていた。

工兵隊というのは正確には戦闘部隊ではないが、部署によっては大きくその傾向を変える。
彼らの担当は「第2大鉱山」であった。
ラオが赴任したとき、この「第2大鉱山」は少々の鉄と銅が出るだけだと思われており、
パルブロ鉱山の方に関心が集まっていた。
前線にも近く、開拓と保持にコストがかかりすぎるという理由で近い将来、廃棄されることになっていた。
ラオらバストゥーク工兵隊は鉱山の開拓を続けていたが、ある人物がこの鉱山にたどり着き、運命が変わる。

その人物は、どう見ても怪しかった。「ここは部外者には立ち入り禁止だ。」ラオの部下の一人、
アムゼルがそう声をかけると、
「ふふ。私が部外者、か。なるほどな」よく見ると、ヒュームにしてはやけに長身である。
「むむ!貴様はエルヴァーンか、即刻立ち去れ!」
残念だが、と彼は言って一連の呪文をつぶやくと消えさっていた。いや、不意にラオの目の前で姿を現し、
「まあ、そういきり立つな。我々は停戦中だし、私は丸腰だ」と、低いがよく通る声で言った。
「な、何の用だ」ラオの部下の一人、バーグマンが飲み込むように言う。気圧(けお)されていた。
「いや、何、墓参りをしようと思ってな」

「墓?ここは墓じゃない、我々の開拓した鉱山だ」ラオは普段とほとんど変わらない声で言ったが、
「墓を掘り起こして開拓とは恐れ入る。奥には、私すら意味がわからぬ装置があるというのに」
ラオもさすがに驚き「謎の装置は機密のはずだ、なぜ知っている!?」
「だから言ったろう、ここは私にとっては墓なのだよ、だから墓参りをさせてもらう、何、邪魔はしないさ」
もう一度呪文を唱えると姿は消え、「私はラザールだ。」という声だけが奥へと進んでいった。
「どうしますか?」やはり、部下の一人シュミットが不安げに聞く。
「どうしようもないさ。姿が見えないんじゃ、奴さんが何処で何を見ようと止められない」
ラオは諦めたように「周辺と鉱山内部の監視を強化しよう」と言うしかなかった。

615173話 2/3:2004/08/14(土) 20:31 ID:gdBq8Dgw
ラザールと名乗ったエルヴァーンは唐突に再度姿を現し「待たせたな。鉱山としてはなかなか立派なものだ。」
ラオは問いただす。「そんなことより!ここが墓とはどういうことだ?そして貴様は何者だ!?」
「エルヴァーンの文化とヒュームの文化は違う。我々の墓を説明してもお前たちにはわからんだろう。何、
 私はサンドリアの市井の一老人にすぎんさ」そういって、彼はゆっくりと北へ歩き出した。

数ヶ月たち、発見された黒鉄鉱がある種の優れた金属製品を作り出せる事がわかると、この「第2大鉱山」は
価値を増していく。それは、対立するサンドリア軍にとっても同様であった。
ある種の優れた金属製品というは他でもない武器であったからである。
そして、くだらない誤解から戦火が燃え上がったとき、この鉱山はサンドリア遠征軍の重要な戦略目標となった。

ラオにとって実戦は初めてではないが、サンドリアの迂回軍がここを目指して迫っていると聞き戦慄した。
何しろ、正規軍はここから半日程の場所にしか配置されていない。すぐに救援要請を出したが、
正規軍が迂回軍に気づいていたとしても、ここへたどり着くのは十数時間後になるはずであった。
「とにかく、鉱山を死守しなければならない!」工兵隊に慣れない武器を持たせて、鉱山の前面に陣取る。
サンドリア遠征軍の将リュオーシュ男爵は軍事の秀才として知られていた。
ラオの「迎撃の準備をせよ!」という言葉はわずかに震え、不安は部下たちにも見透かされていた。

鉱山は谷の奥まった場所にあるため、少し前面の高地に布陣した。とにかく、少し守備を固めていれば
そのうち正規軍が到着し、挟撃が可能になる。ラオなりの勝算はあったのである。
「クラウス!とにかく守備を固めて、敵の誘いには乗るな!」「ワーフェルは第一陣が崩れたら援護しろ!」
だが、クラウスの第一陣は巧みな側面陽動によって苦もなく中央突破されてしまった。
第二陣のワーフェルは、勇戦するも負傷してしまい、後退したタイミングを突かれて敗走した。

サンドリア軍が迫る中、クラウスやワーフェルの部隊を収容しながら本陣は反撃する機会を窺っていた、
はずであった。しかし、ラオは恐怖にかられ、無意識のうちにとしか言いようがない。
「鉱山へ後退する!」
本陣は一戦もせぬまま鉱山へ壊走した。

逃げるにしてもなぜ鉱山なのか?鉱山内部は地形が複雑で、守備側が少数で守るには有利に思える。
実際、ラオも正面からではなく、鉱山で小規模に地形を使って戦えば有利になるかもしれない、と考えていた。
だが、それは周到な準備があってのことである。自分の考えが浅かったことはすぐに思い知らされた。

意思の疎通、情報の伝達が非常にむずかしくなり、ラオはすぐに主力部隊からはぐれてしまった。
そのため、バス陣営はバラバラに、しかも闇雲に坑道に陣取ってしまい、
部隊を完全に掌握していたサンドリア軍に、各個に撃破されていった。
しかも、鉱山外部にあった、掘削用の物資がサンドリア軍の手に落ちていた。
それは、油や火薬を含むもので、鉱山での戦いにはこの上なく有利なものであった。

616173話 3/3:2004/08/14(土) 20:34 ID:gdBq8Dgw
「謎の装置」と呼ばれるものがある一室で、ラオは一人で、ただただ震えていた。
サンドリア軍の仕掛けた爆薬が破裂する音が轟く。
クラウスは巨大な石の下敷きになり、潰されて死んだ。
アムゼルは狭い空間に閉じ込められ、窒息して死んだ。

「ああ!誰か!」ラオは半狂乱で訴えていた。「誰かいないのか!?」
サンドリア軍が油を流し、火を点けたためか、煙が流れてくる。
バーグマンは油を体中にかけられ、炎に包まれて死んだ。
シュミットは路地で行き場を失い、煙にまかれて死んだ。

「ラオよ!」低く呼ぶ声がする。「そこにいるのか!?」
「ああ!ここにいる!」目の周りの煤を拭いて立ち上がり、見ると、あの数ヶ月前に現れたエルヴァーンの
ラザール老が立っている。
「何しにきた!さては、やはり貴様が斥候だったということか!?」
「いや、前も言ったろう、私は市井の老人にすぎん。」だが、少し怒っているように見える。
「だがな、ラオよ、私はここが荒らされるのは困る。お前たちが降伏するならすぐに戦いは止むだろう。
私は年の功でリュオーシュ男爵閣下にも顔が効く。降伏しないか?」
ラオは逡巡していた。だが、その時間がないのは彼が一番よく知っていた。
遠くの剣戟が近づいてくるのがとてもリアルに感じられた。
ワーフェルは野戦での傷がもとで満足に戦えず、致命傷を負って死んだ。
プレファーは削岩機の上に落ち、機械が彼を粉みじんにしてしまった。

ラオは、はっ、と顔をあげ、
「バストゥークの正規軍がまもなくこちらにやってくる。それを知れば敵も引いて陣を作るだろう」
「む、それは確かか?」ラザールは短く問いただした。

「ああ!ここに昨日私のもとに来たバストゥーク正規軍の配置図がある!これを渡そう!」

・・・
結局、ラオは生き延びた。
「謎の装置」があるのは、何らかの魔力によって岩肌にしか見えない場所を越えたところにある。
サンドリア軍も短時間でそこまで発見することはできなかった。
おびただしい流血を伴って、しかし、鉱山は結果、死守された。

ほとんどの将軍であれば、バストゥーク工兵隊は鉱山内ではなく南へ敗走しただろう、というのが
大方の見方である。
だが、そうしていれば、リュオーシュ男爵は鉱山の谷の地形を利用して要塞を築き、
結果として、バストゥーク側が取り戻すにはかなりの労力が必要になったに違いない。
この後、すぐに講和がなったことを考えれば、バストゥークがこの大鉱山を死守できたのは
数十年分のバストゥークの発展と天秤にかけられるほどの価値があったと言えるだろう。

ラオは英雄になった。ラオが成した偉業は、二千の兵が迫るなか、五十人で鉱山を死守したことである。
彼は工兵隊の指揮をとり、仲間が勇戦するなかただ一人生き残った。
鉱山を死守できた事は、当時のバストゥークにとっても、歴史的にみても、計り知れない価値があった。
工兵隊の「彼ら」は英雄になった。
だが、生きて英雄になったのは「ラオ・グスゲン」ただ一人であった。

「ああ、ラザール老・・・奇遇だな」
「ああ、ラオも墓参りかね?・・・・・そうだな、もうここには誰もいない」


「・・・泣くがいいだろうさ」

617614:2004/08/14(土) 20:45 ID:gdBq8Dgw
話が長くなってすみません。
しかも歴史は設定で地雷踏むかもしれないから危ないのに @@;

174話「シルク・ロード」 でどうでしょうか?(*´−`)

618(・ω・):2004/08/15(日) 03:35 ID:nL5ANsqg
>>617公式設定では鉱山事故で死亡ってなってるけど、
「鉱山事故??」な死に方しているNM達が新たな息吹を与えられたので良いのではと。
それにヒュムみたいに短命な種族だと歴史は適当に隠蔽されたりすると思うし。

619(・ω・):2004/08/15(日) 18:17 ID:/1LY7HrM
>>617
618を否定するわけではないが一応後学という面も考慮して解説。
怨炎の指輪>”Burned Bergmann”「焼死したバーグマン」炎に焼かれたから怨炎。炎の原因はガス漏れ+不審火 とか。
怨雷の指輪>”Wounded Wurfel”「傷ついたヴェーフェル」上記から意訳すると「黒こげになった」。 エレにでもやられたのか・・・? 一番微妙。
怨土の指輪>”Crushed Krause”「潰されたクラウス」一番分かり易く落石事故なのでしょう。
怨風の指輪>”Asphyxiated Amset”「酸欠死したアンゼル」ガスもしくは落石事故による酸欠死は鉱山では多い。「風に見放された」というところか。

620(・ω・):2004/08/15(日) 18:19 ID:/1LY7HrM
怨氷の指輪>”Pulverized Pfeffer”「砕かれたフェファー」液体窒素などで急激冷凍→粉砕 というところか。
怨水の指輪>”Smothered Schmid”「窒息死したシュミット」この窒息は水中ということでしょう。

要するに鉱山で起こり得る事故を6属性に見立ててるわけですな。
多少こじつけもありますがギミックとしては面白い。

621(・ω・):2004/08/18(水) 00:57 ID:OTX8C20A
ソロ好きでいつも一人だった友へ

お前ログイン時間も少なく、つよ倒した〜とかそんなこと言っては
スルーされてたな。ある日俺はお前が意味深なこと書いていることに気づいた。
そしてtellで ちょっと相談したいことがあるんだけど…;; とやや機嫌伺うように
話しかけてきたな。俺はそのとき 君がtellして来なかったらこっちからするつもりだった
遠慮なく話せよ。 とか調子いいこといったっけ。

そしたらお前堰切って流れ出すように話し出した。
内容はやはりLSメンバーからの疎外感だった。
あの後LSのリーダーに話してちょこちょこ工作したら
お前イベントに誘われたりPTに誘われたりしたっけ。
なんか俺感謝されまくってたな。あの時。

結局お前忙しくてFFやめちゃったけど
メッセには俺への感謝が見てとれたよ。

でもあの時俺はどうしたんだろ…くらいにしか思ってなかったし
あるいはtellも自分からはしなかったかもしれねえ。
俺にはもっと仲いいやついたし、かまう対象としてはそんなに高くなかった。

正直俺はお前の話聞いて、リーダーにちょこっと報告してみんなにちょっと
誘うようにいったくらいで、ほとんどなにもしてねえ。

お前がやめるっていったときも口では惜しいようなこといってたけど
頭ん中では、ふーんやめるんだ…くらいにしか思ってなかった。
でもお前の言葉は熱くて…うざったくて…

ごめんな…こんな俺で。長くなったけど、言いたかったのはこれだけ。

622(・ω・):(・ω・)
(・ω・)

623(・ω・):2004/08/24(火) 17:35 ID:e/gBgxyA
>>621
初めて、タイトルどおりの「今はいないフレンドへの手紙」を読んだ気がする…

624(・ω・):2004/08/27(金) 19:17 ID:RT5bGrOY
知らない間に移転してたのか・・・。
道理で書き込めないわけだ。
移転先登録するのに手間取った。

>621
二つのスレ違い、根は同じ。
いろんな人を無視して、自分の言いたいことを言ってるだけじゃ、
きっと同じようなことがまた起こるよ。

まあ、スレタイと中身が違うし、過去ログ全部読めってのも酷だが。
スレタイ通りのスレほんとにあってもいいのかもね。

では、本編・・・。

625第174話 シルク・ロード:2004/08/27(金) 19:20 ID:RT5bGrOY

それは、今から数十年も前の話だ。
冒険者と呼ばれるものが、現れだした頃。

サルタ・バルタの平原と、ウィンダスの森の区。
あの頃のウィンダスの冒険者は、ひたすらその間を往復していた。

年老いた冒険者は、その頃を顧みる。
職人もおらず、世界の中心であるはずのジュノにも人は少なく、
競売所は運営を止め、物流が滞っていたあの頃を。

街に物があふれ、大金が流れ行く現代。
便利な乗り物、魔法が利用可能になり、すっかりその恩恵に与りながらも、
たまにその道を通って、芋虫を見つけると、つい口にこぼす。

「まったく、今の若いもんは・・・」

その道が、その意味を失った今、愚痴と共に誇りも自らに見つけられる。
もう今の子達には、あんな苦労はさせないで済むのだと。
600ギルのために、絹糸を3つ握り締め、汗だくで走っていた様を思い出す。
今なら、競売に出せば、何倍ものお金が入ってくるのだ・・・。

「労働基準法違反? 最低賃金保証? 労働搾取?」
と自分でも良く分からない言葉が頭に紡がれる。
やばいやばい、実は自分はジラート人の末裔かも知れんな。

NA「HELP ME ! I've only a lv 1 sword. Plz buy it at 5000 gils.」
爺「Shut up, the Fuxxin' BEGGER!!」
(訳 NA「お爺さん、すごい冒険者なんだね」
   爺「ああ、だが、いつかお前さんもワシのようになれるさ」)

ふと、ダルメルを飼っているあのミスラに感謝の意を込めて、
最期のスピリッツウィズインをお見舞いしたいと思った、75歳の赤魔道士であった。

第175話 「最後のケアル」

626第175話 「最後のケアル」 1/2:2004/09/01(水) 11:24 ID:EpiR7C1o
いつのまにか「セルビナ警備隊」と呼ばれるようになっていた。
いつもここにいるから名前が知れ渡っていたらしい。

でも実は、、、


「なぁ、砂丘に来れないか?」
いきなりのtell、あいつからだった。
「砂丘???めずらしいとこにいるんだな〜」
「サレ取り手伝ってるんだよ」
「ふ〜ん、でも違うとこのサレのほうが楽じゃね〜の?」
「まぁ、、、きてくれない?駄目かな?」
「いいよ、そんじゃ行くわ!」

砂丘でサレ取り。
サポートジョブか、、、懐かしい。
そういえばあいつと出会ったのも砂丘でサレ探してる時だったな。
ゴブリンが絡んできて必死にセルビナに逃げ込もうとしてた時だ。
町までかなりの距離があって、たどり着けるかどうかもわからなかった。
必死に走っていると「逃げて」の声と共にケアルが唱えられる。
ゴブリンが走る方向を変える。
向かっていく先には一人のタルタル。

それからの付き合いだった。


「砂丘入ったけど何処よ?」
「セルビナの門のところにいるよ」
「わかった」

門の近くにあいつが一人で立っていた。

627第175話 「最後のケアル」 2/2:2004/09/01(水) 11:27 ID:EpiR7C1o

「で、サレは何個いるのよ?」
「ああ、ごめん、さっき終わった」
「はぁ?終わったなら言えよな〜、まったく」
「ごめん」
「まぁいいか、せっかくだから一緒にどっかいくか?」
「・・・」
「どした?」
「サレ探してた時の事、おぼえてる?」
「ちょうど砂丘に向かってる時に思い出してたよ(笑)」
「・・・ケアルかけて、、、」
「俺が殴って、結局二人ともセルビナのHPだったな」
「・・・」
「どした?」

「・・・しばらく来れないんだ」
「え???なんで???」
「・・・色々と理由があって、、、でも、やめるわけじゃないんだ」
「ふ〜ん、でもすぐ戻れるんでしょ?」
「・・・わかんない」
「わかんないって、、、なんか複雑な理由?」
「・・・うん」
「そっか、、、まぁ、待ってるよ」
「うん、ごめんね」

「あの時のこと憶えてる?」
そう言いながらあいつはケアルを唱えた

「そんなこと言うなよ、もう会えないみたいじゃね〜か!」
「・・・ごめん」

二人ともしばらく無言のまま立っていた。

「それじゃ、、、」
あいつがヒーリング状態になる。

「待ってるから、戻ってくるの待ってるから!」
そう言うのが精一杯だった。


それからずっとセルビナがHPになった。
ログアウトも門の近くでするようになった。

いつのまにか「セルビナ警備隊」と呼ばれるようになっていた。
いつもここにいるから名前が知れ渡っていたらしい。

でも実は、、、あいつの帰りを待っているんだ。



第176話 「プロマシアの呪縛」

628(・ω・):2004/09/01(水) 19:06 ID:5zJI923o
>>626-627
な、泣けた・・・(;´д⊂)
まさか、、、実話?

629(・ω・):2004/09/09(木) 21:34 ID:NAGgo9Eo
良スレage

630(・ω・):(・ω・)
(・ω・)

631(・ω・):2004/09/16(木) 07:34 ID:cme3u6Ag
保守

632(・ω・):2004/09/16(木) 13:26 ID:Tno40QG6
第176話 「プロマシアの呪縛」

あらたな冒険が いま 始まる・・

第177話 「さがしものはなんですか」

633第177話 「さがしものはなんですか」:2004/09/20(月) 21:04 ID:bW7JZzps
「うん、オジさんに頼まれたんだけどね、ツェールンってここでいいのかな?」
薄暗い鉱山の奥、タルタルの黒魔道士は答えた。
目の前にはガルカの冒険者。片手には剣、もう片手に盾、どうやら戦士らしい。

正直他人と話すのは苦手だ。
今日だってホントは一人黙々と獲物を倒す予定だったのに、
目の前で行ったり来たり、目障りこの上ないからしょうがなく声かけちまった。
「ああ、灰取って来いと言ってるあのオッサンだな。うむ、ツェールンはココであってるぞ」

本当はそれだけ教えて自分の鍛錬に戻るつもりだったんだがなぁ……。


「強いねー、オジさん」
「オジさんは止めろ。オレはこう見えてもヒュームで言ったらまだ二十歳やそこらだ」
「そんな立派なお髭なのに?」
「ホラ、無駄話するな。あそこにコウモリが居るぞ」

くそっ、今日は厄日だ。
なんだってオレがこんなタルタルのお守りをしなきゃならんのだ。
そして、こんな時に限って灰落とさないのは何の因果だ?

「なかなか落とさないね〜」
そんな顔で見上げるんじゃない。こればっかりは運だ。オレのせいじゃない。
それでオレの体力は連戦で疲れきってるんだ、しばらく静かに休ませろ。

適当に相槌を打とうとしたその時、
後頭部にザクっという痛みが走る。
生暖かい血が背中に向けて流れ出るのが分かる、マズイ!

「わわわわわわっ!」
「畜生! ジャイアントアメーバか!!」

まずいことになった。
こっちの体力は残りわずか、唯一の頼みであるマイティストライクは
力の再装填が整っていない。
ちっ、いくら屈強なガルカの体とはいえココからコイツを倒すのは無理だ。
入り口は……、クソッ。遠いな。

あぁ、しょうがない。
そんな泣きそうな顔で見るな。
お前は助けてやるさ。

「オレがコイツを引き付ける! お前は逃げろ!」
「えっ?」
「ぼーっとしてるんじゃない!! 入り口は向こうだ、早く行け!」

どんどん削られてゆく体力。
ほら、早く逃げろタル。このままじゃ二人ともオダブツだぞ。

よし、それでいい。
そのまま入り口まで、ってなぜ立ち止まる!!


小さな体を中心に広がる漆黒の渦。
ゴゴゴゴという深い音を立て、泉への入り口が開かれた。

「バカ! 何をやってるんだ! お前じゃ勝てない! 逃げろ!!」

胸の前で手を合わせる小さな黒魔術師は、
その黒い瞳からポロポロ涙を零しながら不敵に微笑んだ。
「……僕は知ってるんだ。コレはこういう時に使うんだって!」


「オジさん、オジさん。大丈夫? オジさん!」
ああ、お前のおかげで大丈夫だ。だから泣くな。
あとオレはオジさんじゃない。
あぁ、今日は本当に厄日だ。こんな新米黒タルに助けられるなんて。

「見てみて! オジさんのおかげでコレ取れたんだよ」
タルタルの黒魔術師は涙目のままニッコリと微笑んだ。

でもまぁ、たまにはこういうのも悪くない……か。

------------------------------------------------------------------

まったく、あのヒュームめ
さっきから同じところを何往復してやがる。
パルブロに来るってことは、またなんか厄介ごと頼まれやがったな。
これから世間知らずの新米は……。
しょうがねえなぁ。ホントは一人黙々と獲物を倒す予定だったんだぞ。

「もし、そこのヒューム殿。さがしものはなんですか」


第178話 前略、船の上より

634(・ω・):2004/09/23(木) 00:52 ID:SXerZlrY


635(・ω・):2004/09/23(木) 01:29 ID:wd6BkYt2
あのさ、スレッド一覧でこのスレだけ文字化けして見えるんだけど僕だけ?

636(・ω・):2004/09/23(木) 01:35 ID:K92TpXLo
俺も化けて見えるw

637(・ω・):2004/09/23(木) 01:59 ID:0ld/X6G.
化けたあげくこのスレから下のスレリスト、2chブラウザで収得できねぇ…

638Jane使い:2004/09/23(木) 05:51 ID:FsiE5SvI
スレタイは化けちゃいないがレス数が1074861104になってる
ログ壊れてるんかな

639(・ω・):2004/09/23(木) 06:46 ID:HMNOzoNM
今はいな 砲ゥ好譟畋眥垢癲曩11)
かちゅだと↑な感じで化けとる。IEで見ても同じだった。
他のスレは普通に読めてる。

640Mozilla Firefox:2004/09/23(木) 09:15 ID:VoL4VdC6
Firefoxだと、かなり重かったり、時々、「混み合ってて(略)」な表示はでるけど、
普通に読めてます。
なんか、この間のメンテから急に重くなった。。。

641(・ω・):2004/09/23(木) 13:25 ID:LCgF9/BM
とりあえず自治スレにてこのスレの倉庫格納してもらえる事を確認したので
新スレ立てちゃっていいですかね?

スレの最初の方にあったテンプレも見つけてきたので一応こういう形で
----------スレタイ案
今はいないフレンドへの手紙 二枚目
----------1に貼る分
前の人が出したお題にあわせてプチ小説を書いてください
・小説の最後に次のお題になるタイトルを書くこと
・書き込み前のリロード忘れるべからず!( `д´)
・リロードしてみて先こされてしまった人は、「第〜章 外伝」とタイトルつけて
次のお題をださずに書き込むこと
・書き込み一つにまとまらない話は、メモ帳などに一度全文まとめてから
「第〜章 ○話」とつけて間をおかずに書き込むこと

前スレ
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/game/6493/1075100271/

今はいないフレンドへの手紙
まとめサイト「ヴァナ・ディールサイドストーリー」
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/8748/
----------2に貼る分
俺はFF11に疲れ切っていた。
日々続く・・PTを組むための白争奪戦・・
オートリーダの気遣い・・・効率優先のレベル上げ・・・
揃わない限界アイテム・・・・・・毎日3、4時間の睡眠時間・・
FF11を始めて3ヶ月、もうFF11を辞めたいと思うこともあった・・
そしてメインジョブを封印し、ジュノから離れた・・・
心の故郷ウインダスへ(本当はバス人なのだが)・・

そこで俺はシーフを上げる事にした。
レベルも10になり、PTを組むためにオートリーダを発動・・
誘う相手は、なるべくランクの低い相手を選んだ・・なぜって?
それは初心の心を取り戻したかったから・・
FF11を始めた頃のドキドキを取り戻したかった。
そして6人が揃った・・・そして君と出会った。


第178話 前略、船の上より
----------ここまで
異存がなければこれで新スレ立てますがよろしいですか?

642(・ω・):2004/09/23(木) 13:33 ID:LCgF9/BM
うはwwwww文字化け直ったwwwwwww
…ように見える。

このまま元通りなら、折角考えたテンプレだけど、
必要なくなったんで忘れてください…orz

643(・ω・):2004/09/25(土) 02:04 ID:3DOmKpAw
文字化けなおってない・・・・

【えーっと…】

ライブドアがDQN

644(・ω・):2004/09/25(土) 15:02 ID:0AFanfKs
えーと
結局新すれは立つのでしょうか もう立ってる?
うちからだとこのスレ全部表示されなくて
まとめサイトからようやく見えるカンジです・・

645(・ω・):2004/09/30(木) 23:47 ID:kPoHXpTo
新スレは立っていないみたいですね。今のところは様子見かと。
以下、自治スレよりコピペ

709 名前: (・ω・) 投稿日: 2004/09/23(木) 13:39 [ LCgF9/BM ]

今はいないフレンドへの手紙スレの件ですが、唐突にスレタイの文字化けが直りました。
なんだったんだろ、したらばの仕様変更のせいかなぁ…
またどこかのスレがなるかもしれないけれど、その時は2、3日様子見します。

お騒がせしました。

646(・ω・):2004/10/08(金) 15:36 ID:/cD7KduU
(*゜ρ゜) ボー

647(・ω・):(・ω・)
(・ω・)

648(・ω・):(・ω・)
(・ω・)

649(・ω・):2004/10/10(日) 15:59 ID:/5mJ5td2
第178話 前略、船の上より

久々に仕事で出張を言い渡された。
冒険者でもない私としては凄く大変な仕事だ。
バストゥークからマウラへの物資輸送の仕事だ。

物資輸送ぐらい冒険者に任せればいいじゃないか、と上司に文句を言ったが、
どうやら我社には冒険者に払える報酬さえ無い状態らしい。

そういえば先月の給料もまだ貰っていない。

この年で大地を駆け回るのは辛い…
もう41歳になる私には苦痛でしかない。

だらだらと流れる汗を拭き、砂丘を横断する。
冒険者たちが狩りをしている近くを通ればモンスターも居ない。

やっとの思いで船に乗り込み、後はマウラに着くのを待つだけとなった。
時間にしておよそ、5時間弱といった所か?

5時間の間趣味の釣りを楽しもうかと思ったが、昔の事を思い出し止めた。
安全を考えて船室にずっと居るか…

そんな時甲板から
「あ"〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
っと大声がした。
慌てて俺が甲板に出てみるとタルタルが1匹、いや1人折れた釣り竿を手に泣いている。

何だ竿が折れただけか…と安心をして
「ふぅ・・・」
と、ため息をついた。

泣いていたタルタルは私に向かって
「そんなため息なんてつかなくても良いじゃないかぁぁぁぁぁぁっ!!」
と涙目で私を怒った。

私は、
"ご、ごめん"
と慌ててなだめた。

彼にとっては泣くほど大切な釣り竿だったのだろう。

大切な物…それを失った悲しみは大きい。

私は 妻の事を 思い出した…

私の釣り竿は妻が以前くれた物だ。
何時も明るい笑顔で私の隣で釣りをしていた…
その妻は今…海底に居る。

あの日、私達は船釣りに出かけ、妻が"化物"を吊り上げた…
私は大怪我程度ですんだが…妻は見つからなかった。
大きな血の海を甲板に作り 大事な釣り道具をそのままにして
 私の前から消えてしまった…

あれ以来、私は片時も妻の竿を手放さなかった。
妻を手放すような感じがして、手放せなかった。

妻に会いたい。
 あいつの顔を笑顔を見ているだけで俺は幸せだ
  涙が止まらなかった。

近くには先ほどのタルタルがまだ泣いていた。
こんな顔を人には見せれない…

「ぼうず、俺の竿をやるよ…」
私は持っていた"自分の竿"を彼に差し出した。
彼は涙目をこすり。
「え、あ、ありがとう おっちゃん!
        僕、えさ買ってくる!!」
と涙交じりの笑顔で言って下へ走っていった。



私は涙が溜まった目をゆっくりと閉じた…
 そしてゆっくりと目を開けた。

そこには…妻の釣り竿を握り締め釣りをする人の姿が有った。
涙を払いのけ良く見てみる。
その人は私にこう言った…
 「あなた、泣いてちゃだめでしょ
      今日のオカズつるんだからね?」

「あぁ、そうだな。 おまえの魚料理は美味いからな…」
これからはずっと、妻と一緒に居る事ができる…

650(・ω・):2004/10/10(日) 16:01 ID:/5mJ5td2
第178話 前略、船の上より:僕の記憶

僕のつりざおが折れた。
そしたら知らないおっちゃんが目をうるうるさせながら
「ぼうず、俺の竿をやるよ…」
って言ってさおをくれたんだ〜

で、僕あたらしいえさを買いに下へ行ってたんだけど
上から大きなものが海へおちた音をきいたの

だれかが青銅の箱でもなげすてたのかなーって思った

買い物をすませて"かんばん"へもどったら そこには誰もいなくて
なんだったんだろうって ふしぎにおもってるの

第179話 壊れた懐中時計

651(・ω・):2004/10/10(日) 17:13 ID:SZ821sXQ
第178話 前略、船の上より

マウラセルビナ間の定期船にときおり現れる海賊の手から、故人の遺品を取り戻して欲しいという依頼を受け、
オレはこの一週間下船することなく乗り続けています。
あなたに届かない手紙を書きつづけてもう二年になろうかというところですが、次の手紙で最後にしようと思う。
先日、マウラをめざし歩いていたブブリムで、ボギーに襲われている若い戦士を助けました。
魔法を特に使うこともなく、剣の攻撃のみでボギーは地に落ちました。
そして、ボギーが落とした血染めの布を見て、俺は愕然としました。
血に染まっていない部分に見えた褪せた布の柄……昔、オレがあなたに贈った服の柄にそっくりでした。
慌てて布をよく調べると、オレが頼んで入れた刺繍にオレとあなたの名前が……
布を欲しがる戦士に事情を説明し、マウラでとった宿であなたを思いました。

いつ、あなたは命を落としたのか。
なぜ、あなたはもっと硬い装備品を装備しなかったのか。
どうして、あなたを一人逝かせたのか。
どうして、ボギーと成り果てたあなたを剣のみで逝かせたのか。

考えれば考えるほど、自責の念で潰れそうになっていました。
それから、しばらくマウラで滞在していました。そして、最初に話した依頼を受けたのです。
あなたにしてあげられなかったことをしたかった。
剣の替わりに、生者には治癒を死者には苦痛を与えるケアルを。天へと導く神聖魔法を。
ナイトとして、あたえてやりたいのです。

次の手紙では、結果をお知らせできたらと思います。
どうか、安らかに。あなたのことは死すまで思っています。

-----------------------------------------------------

船室で男がペンを置いた。
ほぼ同時に船室の戸が開き、「海賊がきたぞ!」と報告の声があがる。
男は荷物に手紙とペンをしまいこむと、剣を置いて立ち上がった。

第179話 マナクリッパーで無人島へ

652(・ω・):2004/10/10(日) 17:15 ID:SZ821sXQ
orz いったいどれだけリロードしていなかったんだか。
外伝でお願いします。。。

653(・ω・):2004/10/14(木) 16:21 ID:IFywmp0Y
「最新100」をクリックしないとこのスレ最後まで見れないのだが…

6541/3:2004/10/14(木) 17:19 ID:C3uTj45k
第179話 壊れた懐中時計

「ひい--------------------------------」

甲高い叫び声で私ははっとした。
薄暗いが、手入れの行き届いた暖かな船倉で、何時の間にかうとうとしてしまっていたようだ。
うす青く輝く、小さな獣が不思議そうに私の顔を覗き込む。
この獣とともに私は強くなり、今では魔力を消費しなくても、この獣を物質界に顕現し続けれるほどになった。
その見返りとして、こんな風に気を緩めてしまうとついぼーっとしてしまう性癖まで戻ってしまったが。

船上から、悲鳴と怒号が響きあう。誰かが船内へと続く大扉を開けた音がした。
不慣れで未熟な冒険者が、「アレ」から逃れようとしているに違いない。

「お戻り、カーバンクル」

呟くようにそう唱えると、船内の人目を引いていた青い獣はふわりと宙に舞い上がり、
虚空に溶けるようにして消え去った。
そう、この獣は、人の魔力を糧として物質界に顕現する異界の存在、召喚獣。
そして私は、彼ら召喚獣と契約し、その力を使役する異端の魔道士、召喚士。

白魔道士として人を癒すことはできても、身を守る術をさほど持たなかった私。
あなたと出会い、あなたの庇護の元で、何もかも分かり合ったと思って生きてきた私。
そんな私がアルタナ様の力を乞う道を進むことを止め、彼ら召喚獣と生きるようになったのは。

ある日突然、誰にも何も言わずにあなたがいなくなった、あの日あの時から。

「月光よりいでし、月の獣、ここに来たれ」

本当は言葉なんて必要ない。心の内で魔力を練り上げ、異界との扉を開くから。
でも、そうすることで、呼び出す彼らの存在をより強固に現世へ固着できる気がする。
それは、私が長い自己研鑽の間に、自分自身で編み出した、私の強さのひとつ。

猛々しい遠吠えとともに現れた、巨大な狼が、その深紅の瞳をこちらに向けた。
私の後から忠実に尽き従うその獣を引き連れて、船倉の扉を開け放ち、
船上へと続く階段を駆け上る。
苦痛のうめきとともに倒れ付す、まだ駆け出しとおぼしきタルタルの冒険者。まだ息はある。

「月をも蝕む牙をもて!」

私の怒りに同調した召喚獣は、三日月よりも鋭く危険な牙を、巨大な海洋モンスターに向けた。

6552/3:2004/10/14(木) 17:21 ID:C3uTj45k
しかし、そいつは強かった。
いつだったか、私自身がまだ非力なときに襲われたこともある、
「海の恐怖」の通り名を持つモンスターなのか…?

なら、尚更、負けるわけにはいかない。

そいつは、水の魔力を波動にして周囲を吹き飛ばそうとした。
船体がきしむ。だめだ、ここから離さないと。
私は船の舳先へ向かって駆け出した。
心で繋がっている召喚獣、その体力が、限界に近いことを知らせている。

「お戻り、フェンリル!来たれ、雷雲の賢者ラムウ!」

激しい雨に打たれながら、私はそう叫んだ。目の前の召喚獣が消えたため、
目標を見失ったモンスターが、主である私の方へとまっすぐに突進してくる。
雷の召喚獣の呼び出しには成功した、だが、モンスターの矛先がそちらに向かうのに、時間を要した。
太い触手が空をなぎ払い、私の体は甲板に叩きつけられる。
だが、気絶はしなかった。口の中で血の味がしたが、私はまだ、生きている。

負けない、もう負けたくない、あの時からそう自分に誓った。

己の精神すべてを召喚獣と同調させる秘術を、私は行使した。
異界に住まう彼らの真なる力を行使するのだ。
そして、目の前が、幾重にも降り注ぐ紫の電光で埋め尽くされた。

6563/3:2004/10/14(木) 17:22 ID:C3uTj45k
雨上がりのマウラは、穏やかだった。
戦闘不能なまでに痛めつけられた冒険者達も、私の拙い白魔法や、
通りすがりの赤魔道士の善意でその傷を癒され、どうにか自分の足で立てるほどになっていた。

晴れ渡った空を見上げながら、心の内で呟いた。

ねぇ、私こんなに強くなったよ。
いつかあなたと一緒に襲われて死にかけたモンスター相手に、一人でここまでできるほど、強くなったよ。
あなたが帰ってきたら驚くかな?それとも、笑ってくれるかな?

でも今日も、あなたの気配はこのヴァナディールのどこにも、感じられないのだ。きっと。

「おーーーーーい、待ちくたびれたよ〜?」

宿屋の方から駆けてきたのは、あなたがいなくなってからずっと私を支えてくれたフレンド。
あなたと同じ種族、同じ職業。でも、その言葉遣いと、振る舞いは、あなたとぜんぜん違う。
それを思うたび、いつも少し、泣きたいような気持ちになる。

「すげぇなぁ、宿屋じゃお前のうわさで持ちきりだぞ」

にやりと笑って、私よりずっと背の高いフレンドは私の頭をわしわしと乱暴になでた。
髪が乱れるから止めてといつも言っているのに。

「でもよ」

ふっ、と彼の顔が真顔になった。

「二度とこんな無茶するんじゃねぇ、今度やったら許さない」

私の手を乱暴に掴んで、ぷいと踵を返すと、フレンドはそのまま大股でぐいぐいと私を引きずった。

「…うん、うん。ごめん、ごめんね」

ねぇ、あなたがいなくなってから、私を本当に心配してくれる人が、いるの。
心から信頼して、怒ってくれる仲間がいるの。
ねぇ、私はまだ、冒険者を続けても、いいんだよね?
あなたがいなくなってから、凍えて止まってしまった胸の内の時計が、また一刻み、動いた気がするから。

--------------------------------------------------------------------------------

第180話 いまそこに居る理由。

657(--)ノ:2004/10/20(水) 18:46 ID:1V5lR4pw
=今そこにいる理由=

(私…冒険者辞めるよ…)

…ボクは昔の夢を見た
いつも見る夢だ…
病気の体を引きずりながら苦しそうにして
一生懸命に冒険をしている君を見ていた。
付き合いは余り長いほうではなかったけど妹的な存在で愛しいと思えた気がした。
そして、彼女が突然冒険者を辞めると言い出した。

(もうからだの限界が来たみたい・・・もっと君と冒険をしたかったけど…)
(………)

僕の夢はこれで終る何も言わずに見送る僕がいる。
あの時何かをいえば変わってたのかな…
もういない彼女の名前、そっと聞こえない風に口すさんだ、

「ご主人様、何か封筒来てるクポ」

ポストを見たモーグリーが不思議そうに言った
無言で手紙を受け取りあて先を見る。
…見てみると彼女の名前だった。
そして中を見ると、二匹の子オポオポと写る元気そうに写る
ポニーテールの君がいる写真といくつかのパママ
そして最後に紙切れが入ってるのに気付く…

「私、生きています…もう冒険者じゃないけど…
良かったら来てください、この子達も待っていますから…」
          
ボクは、ベットから直ぐにベッドから降りて防具を体に装備しモグハウスを出た。
そしてくれたパママをかじった。
                        
ボクはあの時いえなかった事をラバオでいおうと思った…

登場人物

ボク:ヒューム男 ナイト
彼女:ヒューム女 元赤魔同士
モーグリー:ケダモノ

第181章 ありがとうを君に

658(・ω・):2004/10/23(土) 13:09 ID:83OsZM8A
第181章 ありがとうを君に

ベドーで間違ってある物を調べてしまい静寂になった…
『うぅむ 喋れなくてもまぁ良いか…』
そう思った。

そう、俺は孤独の獣使い
パーティなんて物は無縁だと思っている。
喋れなくても、魔法が唱えれなくても、ペットの壷を背負った蟹がいる。

蟹と一緒に移動をする。
沼地を超えロランについた。

蟹も後ろからトコトコとついて来る
何処までもトコトコトコトコ後ろにタルタルを引き連れて蟹はt…
『タルタル!?』
いつのまにかタルタルが蟹の後ろを追ってきていた。
『何故タルタルが…』
タルタルは俺に気がついたらしく
「こんにちわ!!」
と手を振ってきた。

とりあえずタルタルを良く見てみる…
俺と同じ獣使いらしい

とりあえずタルタルにお辞儀をし、そのままクロウラーの巣へ逃げ込んだ。
先ほどのタルタルの力ではこの巣の中までは追ってこれないはz…
『まだついて来てるし…』
笑顔で蟹の後ろをついてくる。

どうやら蟹が気に入ったようだ…
「おっちゃん!この蟹つおいねー!!」
『お、おっちゃん…俺はまだ19歳なのだが…』
相変わらず解けない静寂が少々邪魔に感じた…
いつもなら「おっさんじゃねぇよ!」と怒鳴りつけている所だが…
『静寂が直ったら覚えていろよ…』

しかし一向に治る気配が無かった…
俺は構わず奥へ向かい素材狩を始めた。

『さすがにタルタルは着いてこれないだろう』
と思っていたが…
しっかり着いて来てるし…

「ギャ!」
タルタルは大きな超えで叫んだ
トカゲに絡まれたのだ…

俺は無視をし先へ進んだ…
『これで少しは懲りるだろう』
『俺は蟹と二人で生きて来た だからタルタルは邪魔なんだよ…』
と思いながら…
確認するように蟹を見ようとした…が、蟹がいない。

俺は慌てて蟹を探した。

『居た!』

蟹はタルタルへ絡んだトカゲと戦っている所だった
俺が命令したわけでもない
蟹が自分で助けた…
『何故…』

俺の頭は疑問で一杯になった
今まで俺の命令を一度も無視した事のない蟹が
勝手にタルタルを助けているではないか…
蟹はトカゲを倒すと俺の足元へ走ってきた。
怒られるのではないかと不安そうな姿で走ってきた。

その後ろからまたタルタルが…
「ありがとう蟹ちゃん!」
と半泣きの顔で言っている。

蟹にお礼を言うタルタルを見て俺は…
 何かを…
  思い出した…

『暖かい気持ち…』
ずっと一人で居た俺には「ありがとう」の一言がとても…とても暖かかった…

俺は孤独の中で獣人のような心を持ってしまっていたのだと思った…
孤独に呑まれエルヴァーンの姿をした獣人になっていたのだろう…

それから暫くして俺はそのタルタルとも一緒に冒険をするようになった。
タルタルのペットはまだ壷を背負ってはいないが元気のいい蟹だ。

俺達は今日も冒険をする…

仲間がいる事がこんなに素晴らしいと思った事は無かった。
人のやさしさに触れ暖かい気持ちを取り戻させてくれたタルタルへ…
一言言いたい…あの言葉を…


第182章 千年後に会う約束

659(--)ノ:2004/10/24(日) 12:26 ID:1DZHo9xg
182章=千年後に会う約束=

僕、カーバンクルのルフィル
名前はご主人様が付けてくれたの、
前までは赤いルビーだったのー
思って見れば色んな所にいたのー
海の海岸の丸っこい動物の中や地下深い所に埋まってたり、飲み込まれたりして
宝石としての価値が高いみたいで売りに出されたり、色々面で存在して
それで僕は一杯いるカーバンクルの中で真っ白い所でご主人様に出会って。
丁度戦闘賀終ってに疲れてる時に赤くて丸っこい原の中から出てこれたのー
それでひろってくれたの賀ご主人様なの

「ね?これなんか生きてるみたいですね」
「うん、伝承にあるカーバンクルの紅玉かもね」
「それじゃ、私カーくんと仲良く出来るんですね」
「カーくんか…あはは」
「もー」

ご主人さまと剣持ってる男の人が仲良く話していてなんか嫉妬したのー
持っている暖かい光のような感じたの
覚えてないけど、凄い遠い時の中でこんなことがあったのかもしれない
ご主人様の服とは全然違う人って覚えてるの。

「幾千年、時を越えても貴方思ってくれるひとがいる。そしてそれが別れでも、
貴方の心の中に残る事を覚えておいて…ちょっと眠くなって……おや…す…み」

その人は、優しく僕の頭を撫ぜると横たわったまま動かなくなって、
名前呼んでも反応してくれなかったのその後は、覚えてないの

「ルーくん?ちょっとこの籠もってね」
「オポオポ」「オポオポ」
僕の背中を撫ぜたご主人様が優しく言ったの、
続いて新しく家族になったご主人様の背中に乗ってる小さい白いの二匹
目がとても大きくて、尻尾長くてぴょんぴょんでオポオポないて飛ぶの
「キュー」
小さく泣くと僕は、丁度僕の背中に背負える籠も背負ったの
今日も、お手伝いなの
色々な所見てきたけど何か暖かい所に住む事になったの、
もうご主人様怖い武器持ってないの
僕が出てきて長い付き合いなの
あっちの港からクルクル回る舟来るの、往復してるの
ずっといてもいいよね?ご主人様、
あの人の言葉がなんとなく解った気がするの
別れがくるまでずっといるって思ったの、
「ご主人様、拾ってくれてありがとうなの」
「うん…えと…どうしたのルー君…」
近づいていうと笑顔で僕を見てくれたの、少し照れてるの可愛いの
「キュー」
「^^…」
ごまかすように泣くと何も言わずにご主人様笑ったの
はるか昔の忘れかけた人との約束を守るの…ずっと

                        =FIN=

183章 城魔導師としてできること

660(・ω・):2004/10/24(日) 14:08 ID:DiAvp5Ds
はやく帰ってきてね。
あなたが戻ってきてくれないと困るの。
お願いだから

私から持っていった皇帝とライフベルト。
さっさと返せ!!!!このアホ!!!!!!!!

661(・ω・):2004/10/24(日) 14:58 ID:.4JQm8eY
>>658
ペットの蟹に裏切られるタルタルの話が以前あったが
後日談かのう。

662(・ω・):2004/10/25(月) 03:27 ID:mNYifkoE
>>661だとしたら元気なカニが非常時に反乱を起こして二人とも大弱りだぞwwwBC戦が見物だなおいw

663658:2004/10/25(月) 16:23 ID:oS1Urdj.
>ペットの蟹に裏切られるタルタルの話が以前あったが
>後日談かのう。
ゴメンそんな話あるの知らなかったorz
普通に考えて書いただけですたい

664アルテナですけど ^ー^:2004/10/25(月) 18:13 ID:WYR.MNIU
頑張ってください^^後336
1000になるまでわたくしは遠くで見守ってますよ。がんば

665(・ω・):2004/10/26(火) 06:50 ID:4x/XShBM
>183章 城魔導師としてできること
城魔導師はちょっと難しい…

666182の作者です^^;:2004/10/26(火) 10:04 ID:70QiqQOk
城じゃなく…白魔導師の出来ることでお願いしますーー;
ただの間違いです。すいません

667(・ω・):2004/10/27(水) 04:23 ID:0pw9TgXs
ツッコミ入れた以上、責任とって書かせていただきます。

183章 白魔導師としてできること

勝てない。そんな言葉が空気を介さず全員に伝わった。
隣で集中するタルタル魔道士は、青ざめて必死に震えを隠している。
どこから現れたのか、ワイトが二匹。一匹なら勝てる、でも二匹は。
戦線崩壊は時間の問題だった。

こんな時、頭に浮かぶ選択肢がある。
そしてそれとともに浮かぶ、忘れられないひとつの思い出がある。

あの頃はまだ砂丘で狩りをしていた。そして同じように窮地に陥っていた。
この窮地を抜け出す術をわたしは知っている。アルタナへの強い祈りだ。
だがそれは恐らく、わたしの命を必要とした。
わたしはエルヴァーン白魔道士。ちょっとやそっとの攻撃になら耐え切るだろう。
いや、たとえ倒れたとしてもそれが何だ。仲間を救って倒れるなら本望。

まさに天に掲げようとした右の手を、ヒュームのモンクが引っつかんだ。
「バカやるな!」
あっけに取られるわたしの手をぐいぐい引っ張り、彼は走り出す。
「逃げるぞ! 全員撤退だ!」
あっけに取られたのは、何もわたしだけではなかったようだ。
少し遅れて仲間たちが走り出す。一度走り出せば、加速がつくまでは早かった。

倒れこむようにセルビナに逃げ込んで、しばらくは全員声も出なかった。
こんなに走ったのは久しぶりだ。
絶え絶えの息で、彼は言った。
「戦いで、一番大事なのは、何か、知ってるかい」
そしてにやりと笑う。
「生き残ることさ」
わたしはぽかんと口を開けた。彼はわたしから目線を外し、少し遠くを見る。
「誰かが死んだら、あんた悲しむんだろう。
 同じさ。あんたが死んだら俺らが悲しむ。泣くぜ、悪いけど」
初対面も同然の相手にそれはないだろう。ないだろう、と思いつつ、きっとこの男は泣くのだろう、そんな確信をさせる真っ直ぐな目で、彼はふたたび私に目を戻す。
「白魔導師にできることは、自分を犠牲にすることだけじゃない。そうだろ?」

あの時の不敵な笑みそのまま、隣で彼がにやりと笑う。わたしはうなずいた。
「…逃げて! 逃げて逃げて逃げて!!」
声の限りにわたしは叫ぶ。そして真っ先に駆け出した。
後衛が先に走らなければ、前衛がその場を動くことなどできはしない。
暗い長い通路をひた走る。肩越しに振り返ると、なんとか皆ついてきているようだ。
あと少しの所で、しんがりの戦士が強力な一撃を受けてよろめく。

わたしはとっさに身をひるがえし、天高く手を掲げた。

「―――女神の祝福!」


184章 驚愕! サブリガバザー

668(ーー)ノ:2004/10/27(水) 16:53 ID:jJv4DX46
183、5章=白魔導師として出来ること=外伝

(…バルクルムか…)
私は、懐かしく砂丘を眺めた
つらい事もあったが、その経験のお陰で私は強くなった
人間は、みんな臆病だと私は思っている。
あの時、守ってくれた戦士や支えてくれたモンクは今何処に冒険をしているだろう?

「――――ー女神の祝福!」
あの時叫んだ後、私達の瀕死の体は、女神の癒しの光の力により完全に癒された。
ギー!!
だが怒りを買ったのかワイトは、矛先を私にかえ刃私に向けた。
ザクッ・・・
「クッ…」
二匹の攻撃が私にされる。
「てめえの相手は、俺だ―!!」
挑発と同時に強撃の斧の一撃が入る…
マイティーストライク!!
「お前を死なせないって言ったろ!!」
モンクが私の前に来て音速を超える拳の連打が片方のワイトの肋骨にめり込む
「貴方にケアルⅡ!!」
何処からか、ケアルより強い癒しの光が私を包みこむ。
見てみると、後ろに赤魔導師がセルビナの門の前にいた。
「…す、すまない」
「いえいえ♪」
私は、礼を言うと彼女は嬉しそうに笑った。
「俺たちは、生きるんだ!!」
「当たり前だ!!ボクたちの冒険はこれからだからね!!」
ナイトが挑発をし、戦士からのタゲを取ると、白い翼が体を包み込み、攻撃を妨げる。
「…ボクは,逃げない逃げない…」
逃げていたはずの黒魔導師のタルタルは両手を上げ魔力の泉を呼び起こす
「ストンガ!!-------」
凄まじい岩のつぶてが二匹のワイトに襲い掛かると彼らの肉体にダメージを与える。
「私も本気だしますねー^^」
赤魔導士が、目を閉じて少し集中するよ、彼女の周りに時の輪が現われた
「はいはい、弱体連発ですよーえとディア…ブライン…ブッ!イター舌噛んだ;;」
半泣きながら連続魔による弱体を二匹に打ち込む
…が彼女のせいで緊張感が消えうせた…
「おいおい、しっかりしてくれよー赤魔だろ…一応」
「なんでこんな時に舌をかむんだ…」
「あはは…緊張感ない…」
全員あきれてるようだ…
「ったく君は、ほんと凄い性格してるよ…長い付き合いだけどさ」
ナイトが冷や汗をかきながら敵に攻撃をしている。
こういう性格なのを知っているようだ…
「わざとじゃないもん!!やけです!!エンサンダー」
「ってこうげきするなって・・・!!」
剣に雷のオーラをまとわせると今度は、攻撃をし始めた
攻撃をすると余り効いていないようだが雷がヒビを大きくする。
呆れ笑いの私は、気付いている彼らに癒しの魔法を掛けた

「・…あはは…こんなこともあったな…」
考えてるのをやめると青かった空は、赤くなっていた…
あの後、全員生きてかえれたのは、私達の力による奇跡…
女神アルテナは、私達に手を差し伸べてくれたのだ…
「みんなどうしているだろう…」
あの後酒場で徹夜で飲み明かし、赤魔導士ワンワン泣いて、ナイトは、それをフォロー
私達は、大笑いしながら、お酒を飲みながら見物。
そしてその早朝私達は、無言のまま別れをした。
出会いもあるがわかれもある…これは、運命と言えるのかもしれない
「よし…いくか」
私は立ち上がると、転移の呪文を唱えると砂丘から別れを言った。


                                          =FIN=
割り込む見たいみたいで御免なさい;;
続きが気になったので書いちゃいました^^;お邪魔さまでしたー;;

669(・ω・):2004/10/29(金) 10:40 ID:XFF2.Gso
184章 驚愕! サブリガバザー

俺はゴブリンのジュマって言うんだけど
最近左遷されて砂丘へ飛ばされたんだ。

勘弁してくれーと思ってたけど
ココは意外といい場所だ。

穴蔵にばかり潜っていた俺のなまっちょろい肌がコンガリと焼けた!
(おっと冒険者には俺の肌簡単には見せれないぜ?)

そんな中冒険者の一人が海水浴を楽しんでる。
へへへ・・・鴨がいる
パンツ一枚で防御力が無い野郎を俺の圧縮ラブ(?)でメロメロにしてやるぜ!

〜1時間後〜

パンツ一枚だと思ってたらやつら異常に強かった・・・
おかげで3回も死んじゃったぜ!

何故パンツ1枚の奴がこれほどまで居るんだ?

お、またパンツ1枚の奴発見!!次こそは!!

テテテテテ
バキッ
俺の攻撃⇒冒険者に1のダメージ
冒険者はホーリーをt(ry


ホームポイントへ戻りますか?
⇒はい
 いいえ

==========================================
セルビナにて

猫「今なら私がはいたこのサブリガを1個3000ギルで販売中だニャー」
 「このサブリガをはいて私と海辺を走ってる気になるニャー」
 「今なら先着100名様に+1000ギルで私が作ったオレンジジュースもつけるニャー」
ナ「一個くれwwwww」
  :
  :
  :

本日の猫の売上 136000ギル
ゴブリンの死亡回数 34回
購入した(うましかの)人数 34回







185章 〜Kissの味は檸檬味〜

670185章 〜Kissの味は檸檬味〜:2004/10/30(土) 20:28 ID:c6WhQHZA
ウィンダスの港でタルタル達の話し声が聞こえる。

「ねぇねぇタルオ君。」
「なんだいタルコちゃん?」
「キスって・・・したことある?」
「えっ!?えぇぇぇえええ!?な、無いよ?うん、マジで本当。無いって。」
(タルオ パニックモーション)
「・・・なんで慌てているの?」
「な、なんでもないって。それで、何だって一体そんな事を聞くの?」
「この間、冒険者のお姉さんが“キスってレモンの味がするのよ”って話していたから・・・。」
「そ、そうなんだ。」
「うん、でも”レモン”って一体どんな味がするんだろうね?」
「・・・ぼ、僕、レモンは見たこと無いけど、どんな味なのか・・・確かめてみる?」

くっ・・・見せ付けてくれやがる!

とりあえずその日は、サルタオレンジを食べながら港で釣りを続けた。

186章「あの錆びだらけのレギンスじゃ、追い越せないのは・・・。」

671(・ω・):2004/11/03(水) 13:50 ID:QwxjtgWM
186章「あの錆びだらけのレギンスじゃ、追い越せないのは・・・。」

バストゥーク港。
ここは多くの恋人にとっては、良いデートスポットだ。
潮風が吹き、飛空挺の眺めも良い絶好の場所だろう。
今日も二人の男女が歩く。

女「私たち、もう別れましょう・・・。」
男「な、なんでだい!?」
女「私は冒険者、あなたは商人・・・住む世界が違うわ。」
男「そんなこと関係ないさ・・・!
  いや、むしろ、君が戦利品を取って来る、
  僕が売る、良いパートナーじゃないか!」
女「・・・そうじゃないの、私は、あなたに私を守って欲しい。」
男「た、確かに、僕は君を守れない。
  でも、君の装備しているものは僕からのプレゼントだ、違うかい?」
女「・・・違う。あなたは、私が死にそうになっても、
  それを知ることができて?私は、私がしていることを知って欲しい。」
男「・・・ごめん」
女「・・・私、次の飛空挺でジュノに戻らないといけないから。」

男は毎日そこに通った。未練だろうか、いや後悔か?
そして丁度一年後、男は彼女が命を落としたことを知る。
国からのミッションで、彼女はザルカバード方面で命を落としたらしい。

男「僕では彼女に追いつけなかった・・・のか。」

翌日、男は冒険者登録を済ましてきた。
もう追いつけないことは判っている。
でも、ただ、知りたい。行こう、知りに。
彼の足には今も、潮風で錆びきったレギンスがはまっている。

672671:2004/11/03(水) 13:53 ID:QwxjtgWM
187章「ラッキーパンチ、ハッピーショップ」
でお願いします。ベタな題名ですが。

673(・ω・):2004/11/20(土) 03:43 ID:XStQT3cY
ダメだー! 難しすぎる!!

674(・ω・):2004/11/21(日) 12:48 ID:Zp5rUvOk
187章「ラッキーパンチ、ハッピーショップ」
「いてぇいてぇいてぇいてぇえぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!
誰か俺の虫歯を治してくれっ!!」
いてぇっぇえええぇぇぇぇぇぇぇえ
居てぇ射てぇ鋳てぇ凍てぇ!

ガルカがとんずらの数倍のスピードで(仮)ジュノの町を爆走している。
「いてぇぇぇぇぇぇ 、そうだ万能薬!!
って、俺金もねぇぇぇぇっ!!」
ガルカは空の財布を地面にバシッと投げ捨てた
(万能薬でも虫歯は治らないと思うが…)
「そうだ!イレースならって、イレース覚えてねぇっ!!
 フレンド…脳筋ばかりっ!!」



「ん"−今日も良い天気だにゃ〜」
尻尾を左右にふりふりしている猫1匹が歩いていく。
そんな時後ろから
ドドドドドドド…と砂埃を立て爆走してくる…ガルカ
「イテェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ」
「に、に"ゃぁぁぁぁ」
猫は咄嗟に装備していた
   ク ロ ス カ ウ ン タ ー
でガルカの顔面を強打した!
=====猫サチコメ==========
@2000モンクです
SP戦・シ・など
【英語】【いりません。】
========================

強烈な一撃を食らいガルカの虫歯は飛んでいく…
ガルカは薄れ行く意識の中で…
「あ、これでやっとバブルチョコ2グロス食える…」
と、おもった…
「あちゃー…思わずカウンターしちゃったにゃ〜」
ピクピクと痙攣をするガルカを見てミスラは悩んだ…
気絶しているガルカは
「チ、チョコ…チョコォ…食えるぅ…」
とうわ言で言っている…
ミスラはぽんっと手をたたき 急いで
近くのショップへ駆け込んだ

・数分後            
・「まいどありごぶ〜」

「ごめんにゃー これ上げるから許してニャ〜」
といって大量のチョコを置いていった…

数時間後目覚めたガルカは
大量のゴブリンチョコを食らい、Lv上げへ出かけたという…

========ガルカサチコメ=========
@10000の詩人
サポ:戦士only
==============================
(フレンドを脳筋と呼んだお前も脳筋だろう…

第188章「チョコボ男」


しかし、俺の文章は下手糞だなw
もう少しINT増やしたいよw

675(・ω・):2004/11/26(金) 11:07 ID:HaeKru6g
なんかほのぼのしましたぁヽ(´ー`)ノ
こういうの好きw

6761/2:2004/11/28(日) 15:22 ID:e8bx6M.2
第188章「チョコボ男」


男は俺にチョコボを売ってくれないか、と聞いてきた。
俺は断った。そうしたらその男、一枚でいいからチョコボの羽をくれないか?
と言ってきた。

羽などチョコボ屋で買えるだろうに、と思ったがチョコボの羽を持っていっていい と伝えた。
男はお礼に、と少しのギルを置いて帰った。

俺はその男が羽を如何するのかが気になって、後をつける事にした。

男はそのままウィンダスへ向かい、裁縫ギルドへ入っていく。

フライでも作るのだろうか、と思ったがそうではないらしい。

職人に羽を見せ頼みごとをしているようだ。
しかし、職人達はみんな首を横に振っている。

男は肩を落としギルドを出てきた、
そのままその場に座り込んでしまった。

数分が経っただろうか、男はスっと立ち上がり、向かいの裁縫ギルドショップへ向かった。
俺はこっそりと中を覗くと男は一生懸命スキルを上げているようだ。

草糸を布にしている。

何を作ろうというのだろう?

男はスキル上げを止める気が無いらしく3日3晩合成が続いた。

俺はさすがに疲れてしまい、男の事を忘れる事にした…


数日後酒場でチョコボライダーズクラブの会で飲んでいた時、不意に後ろの席から

チョコボを買いたがる男が尋ねてきて断ったら少し羽を持っていってもいいか というらしい…

私はあの男の事だとすぐにわかった

それ以外のメンバーのところへも来ていたようだ。

酒場は その男の話で一杯になった
その日 あの男のあだ名は "チョコボ男" になった。

一体あのチョコボ男は何がしたいのだろう…

3ヵ月後 さすがにチョコボ男の噂は無くなっていた。

さらに3ヵ月後、チョコボ男は死んだらしい。 そんな噂を聞いた。

私は何故チョコボ男が羽を集めていたのかが気になった
このまま謎で終わらせたのでは気になって仕方が無い…

私はチョコボに乗り その男の住んでいた所へ向かった。
道行く人に男の家を聞きやっとたどり着いた。

ドアをノックする…

中から女性の声が聞こえた。
ドアを開け出てきた人はお腹の大きい人だった

その女性はチョコボ男の妻だったようだ。

俺は女性に何故男はチョコボを求めたのか聞いてみた…

6772/2:2004/11/28(日) 15:24 ID:e8bx6M.2
女性はゆっくりと語り始めた…

「私がやっと子供を授かった時の事でした…あの時あの人はこの子の為に世界で一つしかないベッドを作ってやるんだ!
って、言ってました。」
そういって女性はお腹をさすり始めた。
「あの人チョコボの羽毛で世界一のベッドを作るんだーって・・・私は彼を止める事が出来ませんでした。
あんなにこの子の為に頑張ってくれる人を止めることが出来なかった…
ふふ、おかしい話ですよね。新しい命の為に自分の命を捨てるなんて…」
女性は目に涙を溜めて話し続けた。
「私も死のうかと思った事も有ります。だけど、生まれてくるこの子には何の罪も無い。
だから私は死ぬより、この子を一人前にしてこそ あの人に会いに行けると思うんです。
一人で育てるのは苦しいかもしれない、けどこの子をあの人が作ってくれたベッドに寝かさず
あの人を追うと怒られそうで」

泣きながら笑い女性はベッドにそっと手を置いた。

女性の横にチョコボ男が作ったベッドが有った…

そのベッドを見て俺は…
 俺は…




〜16年後〜
「父さん母さん 行ってきます」
そう言って青年はチョコボにまたがり出かけていった。

「ボコ、今日も頼むぜー」
青年は自分の乗っているチョコボに語りかけた。
「クェー」
チョコボは人の言葉が解るように答えた。



俺はあの青年に自分の持っているチョコボの雛を上げてもう5年になる。
あの少年の名はセノツェラ
 チョコボ男の息子だ。

相変わらず俺もチョコボに乗っている。
隣のチョコボにはあの時の女性が乗っている。

あの日から3年後 結婚をしたんだ。

周りの人はみんな 心の隙間に上手く入り込んだ悪人だ、と思っているが
お互い愛し合っての結婚だった。

今じゃチョコボ一家とか言われている。
幸せだ。

あの男の分までこの人を幸せにしようとおもった。

「あなた 聞いてくれる?セノツェラに妹か弟が出来るのよ」

「ふふ、こんなオバサンが子供を産んだら駄目かしらね?」
と妻が笑って言った。







第189章「世界一の勘違い」

678(・ω・):2004/11/28(日) 20:56 ID:ZmzvoZXs
第189章「世界一の勘違い」
僕は、もはや抜き差しならない窮地に陥っていた。
ただの散歩のつもりで来た氷河で、珍しいことに闇のエレメンタルを見つけた。それの落とす【闇の塊】に目がくらんで、僕は後先考えず、そいつに斬りかかった。
しかし、そいつは思った以上に手強かった。闇の魔力を司るだけあり、その力は魔法に縁のない戦士の僕には強大すぎた。必死に斧を振るが、手応えはあまり感じられない。武器攻撃は効果が薄いのだ。
死ぬのか・・・マヌケだな・・・
エレメンタルの魔法に精神がやられ、苦痛で朦朧とする意識の中、優しい声が聞こえた気がした。
・・・幻、ちょう・・・・・・!?
暖かい光に体が包まれ、意識が現実に引き戻される。体を蝕む苦痛が消えた。
「ケアル・・・助かった・・・?」
僕の後ろには、赤いクローク姿の女性が立っていた。
「あ、ありがとうございます」
「大丈夫?お礼はいいから、救援要請を出して!」
エレメンタルはさっきのケアルに反応し、矛先を彼女に変えていた。
これ以上迷惑はかけられない!急ぎ救援要請を出す。
「真に邪なる闇を祓え、ホーリー!!」
彼女の詠唱が完成し、光が闇のエレメンタルを包み込んだ。その眩しさに目を瞑ってしまった僕が再び目を開けたときには、すでにエレメンタルは消えていた。
「あ・・・ありがとうございましたっ」
僕は慌ててお礼を言った。まさか・・・まさか命が助かるとは。
彼女はにこっ、と笑うと、「気を付けてね」とだけ言い残して去っていった。その後ろ姿を、僕はじっと見送った。
あれから半年が経った。僕は命を助けてくれた彼女のために、あの日から必死に金策に励んだ。彼女に何がなんでもお礼がしたかった。
確かあの赤いクローク・・・ばーみりおんだっけ・・・?は、かなり高価な装備のはずだ。それを持っているくらいだから、彼女がお金もちなのは間違いがない。
そんな白魔道士の彼女でも恥ずかしくない装備・・・僕はノーブルチュニックを選択した。
高かった・・・将来のために貯蓄してあったお金もすっからかんだ。でも、悔いはない。命を助けてもらったんだから。
僕は彼女にtellをした。どきどきする。覚えていてくれるだろうか。
「こんにちは。氷河で助けていただいた戦士です。あの時のお礼がしたいので、ジュノ下層の噴水まできていただけませんか?」
「ああ!あの時の!お礼なんて、いいのに〜」
ほっ、と詰めていた息を吐き出す。覚えていてくれた。
「い、いえ、どうか受け取ってください。」
数分後、彼女は来てくれた。記憶の中に強く残っている、赤いクローク姿。
「必死に金策して買いました!受け取ってください!」
そういって、カバンから新品のノーブルチュニックを差し出した。
喜んでもらえると思ったら、予想に反して受け取った彼女は困った顔、そして一言。
「あの、すごく嬉しいんだけど・・・私、ナイトだから・・・」
ナ,ナンダッテーーーー!?(゜д゜;)
「じゃ、じゃあ・・・そ、そのクロークは・・・神聖魔法は・・・」
「こ、これはお洒落着なの・・・ホーリーはナイトも使えるし・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
/ja とんずら <me> 
うわああああああああああん(⊃д;)
モグハウスに駆け込んだとき、彼女からtellがきた。
「なんかわかんないけど馬鹿からノーブルもらっちゃった^^;意味ないから売ろうかなw」
「ミス^^;」
第190章 「インビンシブル」

679(・ω・):2004/11/28(日) 23:21 ID:sroC4L8Y
183章 おまけ 城魔導師としてできること


マズイ、このままでは死ぬ・・。

 俺はタルタルの召喚師、腕に覚えはある。
だがそのことが仇となったようだ。
調子に乗った俺はMPを切らせてしまっていた。回復する術もない。
不運なことに目の前にギーブルが現れ、今俺は死を迎えようとしている。

 俺は焦り、大事なラッキーエッグを落としてしまった。
無意識に取りに戻ったところでギーブルと目が合ってしまった。
その瞬間俺はパニックのあまり我を忘れてしまい /panic をしながらただ卵の周りを周るだけだった

 もうだめだ・・・。
そう思ったとき奇跡が起こった。

ラッキーエッグからまばゆい光が発せられ、そこには東方の城に似た異形の魔導師が立っていたのだ・・・。

 「我を呼んだのは主だな」

俺はあまりのことに言葉を失い、ただ立ち尽くすのみであった。

 「まあよい、契約を履行させてもらう。」

そう言うと異形の魔導師は、俺とギーブルの間に割って入る。
しかし異形の魔導師は己にケアルをかけるのみで形成は明らかに不利だ。

 「こうなれば、最後の手段だ」

そう言うと異形の魔導師は魔法の詠唱をはじめた。
眩い光に包まれ、一瞬の静寂の後・・・。

 「ソーリィ」

>しろまどうしはギーブルと和解し帰っていった

 【えーと・・・。】

 noooooooooooo!!!!!!

680楽鯖の召喚師:2004/11/29(月) 17:57 ID:zVE8eCAs
第190章 「インビンシブル」

僕は途方に暮れていた。
というのも、近頃は人気を全て東方からの者達、
忍者を誘うのが主流のようだったから。
『騎士なんて回復魔法の使える劣化戦士だよ。
仲間を探した時にどうしても忍者が居なかった時に
仕方なく誘うさ。』
そういう言葉を酒場で聞いたこともある。
事実、白魔導師達の人気は、完全に忍者達に有るようだ。
そして、いつも一緒に居た彼女も。

砂丘での死闘、クフィムでの泣きながらの撤退、
そして長く通いつめたクローラーの巣での戦い。
そのすべてに、彼女の微笑みがあった。
僕は彼女の微笑みを見たくて、微笑みを絶やしたくなくて、
剣を振るい盾をかざした。
時には力尽き、倒れることも有った。その時流れ落ちた
彼女の涙に、僕は思った。あぁ、彼女が無事でよかった、と。

それなのに。
彼女はその後、僕の前に姿をあらわすことはなかった。
どうしたんだろう、とは思っていたけれど、
その時はたいして気にも留めていなかった。
白魔導師達の憧れ、アーティファクトを手に入れる為に
何処かへ行っているんだろう。その程度にしか。
しばらくして、彼女も忍者と共に行動しているという
噂を聞いた。
裏切られた、と思うよりも、どうして、という思いしか
なかった。
彼女だけは、僕が、護ると剣に誓ったのに・・・。


騎士を辞めよう。そう結論に至るまではそう時間が掛からなかった。
実家のサンドに帰って、家業の木材加工を継ごう。
そう決意し、荷物をまとめた。
ジュノのレンタルハウスを引き払い、ジュノ上層に出る。
教会前を過ぎ、M&Pを通って、バタリアへと続く門の前で、
ふと振り返った。
そして、今まで自分を、仲間を、そして彼女を守り、習い覚えた
業(わざ)を遣った。

------インビンンシブル。

それは、自分の身を守る力。
それは、全てを弾く精神力。
それは、仲間を守る、騎士の気高き剄(つよ)さ-----

心の中に、ふっと風が吹いた気がした。
そうだ、僕にはまだ守れる人と守れる強さがある。
彼女が僕を必要としなくても、
まだ見ぬ誰かの盾に、きっとなれるだろうから。

バタリアへと続く門を背にし、いつものジュノ下層へ僕は歩いた。
そして今も、僕は歩きつづける。

第191章 「ガルカのしっぽ、ミスラのしっぽ。」

681第191章 「ガルカのしっぽ、ミスラのしっぽ。」:2004/12/01(水) 22:58 ID:AGnMTfzg
「くぁ…」
ジュノ上層の喧騒の片隅。
路上に座り込んでバザーをしているオレの口から、噛み殺しきれなかった欠伸が漏れた。
多少重く感じる瞼を擦り、眠気覚ましを兼ねて売り物のパインジュースを一つ手にとって飲み干す。
―――腕を磨く為とはいえ、毎度毎度作りすぎだな。
空き瓶を握り締めたまま、鞄に視線を落とすと一つ溜息をついた。
ゴブリンによって収納量を拡大してもらった鞄の中には、それでも尚溢れんばかりのパインジュースが顔を覗かせていた。
売れ行きの悪さも手伝い、そうやってかれこれもう3,4本は手に付けているが、鞄一杯につまったジュースは一向にその数を減らしたように見えない。
いかんな、このままでは鞄を覗くたび溜息をつく癖でもついてしまいそうだ。

調理の腕を磨こうと思うと、いつもこうなる。
ガルカという種族故か、それとも只単にオレの頭に筋肉しか詰まっていないからか。
計画的に動くといった類の事の苦手なオレは、その場の勢いに乗って行動してしまう事が多い。
そしてその結果、こうして倉庫にすら入りきらない量になったジュースの山を、退屈を友人に売り捌いているという訳だ。
直そうとは思う。
だが、往々にして人生とは上手く行かない物。気がついた時には、ただもう後悔するしかない状況に追い込まれている場合が殆どだった。
全く、後悔先に立たずとはよく言ったものだ。
自覚はあるくせに直らないというのは、学習能力がないという事の表れでしかない。
同じLSの黒魔道師を生業とするタルタルがオレに向けて言った言葉を思い出す。
意識せず漏れてしまった溜息になんだか情けない気分になると、その気分を払拭しようともう一本今回の後悔の元を取り出そうとして、不意に横合いから声を掛けられた。

「にぅにぅ。おじさん、シッポがなくなってるにゃよ?」

ミスラの少女だった。
座り込んでいるにも関わらず、オレの肩口よりも背丈の低いその少女は、人差し指を口に当て、オレの尻尾を見下ろしていた。
その視線の先、本来あるべき筈の尻尾は、その三分の二程を失っている。

「―――あぁ。先日、ちょっとヘマをしてね」

三度目の溜息が漏れる。
先日の狩りの際、オレは獲物とするモンスターをこちらのキャンプまで誘き寄せる役目を任されていた。
メンバーの構成も良く、実に順調な狩りであった。
だから、という訳ではないが。
いささか注意力が散漫になっていたのだろう。獲物を釣れた帰り道、他のモンスターに見つかってしまったのだ。
その後、敗走するPTを守って敵の攻撃を引き付けていたが、避け損ねた斬撃の一発が見事オレの尻尾を切断してしまった。

682第191章 「ガルカのしっぽ、ミスラのしっぽ。」:2004/12/01(水) 22:59 ID:AGnMTfzg
「いたくないのかにゃ?」

少女は首をかしげるようにして更に尻尾を覗き込んでくる。
正直、余り見られて心地よいものではないが、今更隠したといってどうなるわけでもないだろう。

「それほどでもない。元より私達の尻尾は切られても再生するからな。もっとも、他の種族からすれば気味が悪いだけだろうがね」

「えぇ!?またはえてくるのかにゃ!?すごいにゃすごいにゃ!アタシたちのシッポはきれたりなんかしたらそのままにゃのにー!」

軽い自嘲を含んだ言葉に、少女は予想外の言葉を返し目をキラキラさせてオレを見上げてくる。
普段、怪異の視線を向けられる事には慣れているが、このような視線を向けられる事にはどうも慣れていない。
どうしたものかと禿げ上がった頭をボリボリと掻き、困ったように少女としばし見詰め合った。

くぅぅぅぅぅぅ。

なんとも可愛らしい音が耳に届く。
一瞬何の音かと思ったが、お腹を押さえて恥ずかしそうに俯いた少女の姿に音の正体を察し、苦笑をしながら鞄へと手を伸ばす。
昼食に、と思って持ってきたサーモンサンドとセルビナミルクを鞄の底から引っ張り出し、少女へ差し出した。

「…食べるかね?」

「ぅ…でも、いいのかにゃ?」

「構わんよ、どうせずっとここで座っていただけだ。さして腹も減っていない」

「それじゃぁ、えんりょなくいただくにゃー」

そう言って少女はサーモンサンドを受け取ると、するりとオレの足の間に身を滑り込ませてきた。

「む」

身を引く暇もなく腹筋を背もたれにされる。
思わず声をかけようとして、やめた。
これ以上ないほど幸せそうにサーモンサンドを頬張る少女の顔を見てそんな野暮を言えるほど、オレも無神経ではない。
腹筋を撫でる少女の尻尾の感触に心地よさを覚えつつ、たまに食べかすのついた口元を拭ってやると少女はにぅにぅと嬉しそうに鳴きながら尻尾を更に激しく動かしてきた。

やれやれ、どうにもえらく懐かれてしまったようだ。

683第191章 「ガルカのしっぽ、ミスラのしっぽ。」:2004/12/01(水) 23:00 ID:AGnMTfzg
「すいません、パインジュース下さい」

そう言って近づいてきたヒュームの女性に、オレは口に人差し指を当て、しぃー、という仕草をするともう片方の手の指を二本立てる。
一瞬怪訝そうな表情を浮かべるヒュームの女性だったが、オレにもたれかかって眠るミスラの少女を見て察してくれたようだ。
柔和な微笑を浮かべると、そっとオレの手のひらに200ギルを置き、しゃがみ込んで少女に手を振ると受け取ったパインジュースを持って去っていった。

「にぅ〜。おさかないっぱいにゃ〜…」

可愛らしい少女の寝言と、眠っていて尚ぱたぱたと忙しなく動く彼女の尻尾に微笑みを浮かべ、そっと彼女の頭を撫でてやる。
まぁ、たまにはこんな一日があってもいいだろう。
この小さな新しい友人に巡り合えた事を思えば、尻尾を斬られたこともそう悪い事ではない。
そんな事を考えながら、オレは胸元で眠る少女の寝息をBGMにジュノの町並みとすれ違っていく人々を眺めていた。







―――その後、眠り込んで目覚めない少女を抱えて右往左往していると、ガードに通報されて監獄へ連行されかけたのはまた別な話だ。

684補足トリビア:2004/12/01(水) 23:06 ID:AGnMTfzg
しっぽ斬り ガルカの怪談に登場する呪われた包丁。
 この包丁で尻尾を切断されると、二度と生えてこないと云う。

肝試しの際登場したこのアイテムにより
ガルカのしっぽは再生するという事が発覚しました。

お陰でLS中からいじり倒されましたともorz


第192章「俺達HNM」

685(・ω・):2004/12/03(金) 06:33 ID:m1BbqXCo
地味に寂れてきているような気が・・・
だらだらお題通りの話続けていくんじゃなく
もっと感想とか書いたほうが職人さんもやる気出るんじゃないかな

とりあえず更なる職人降臨期待age

686(・ω・):2004/12/03(金) 09:50 ID:T4ZT/mHo
感想は荒れるからイラネ。

687(・ω・):2004/12/03(金) 14:50 ID:2DLho9RY
いや、感想は多少なりとも有った方が言いと思う、
クレームは基本的にスルーで
みんな本買ってもその内容に対して講義の電話とかしないだろ?
(人権侵害は別だが)
それと同じだから、ファンレター間隔で書いていけば言いとおもうが

688(・ω・):2004/12/05(日) 16:46 ID:3zWPfvnE
書きたいけどHNMよくわかんないwwwwwww
FF2年もやってるけどHNM戦ったことないwwwwwwうはwwwwだめぽwwww

689(・ω・):2004/12/06(月) 12:08 ID:A9gMcV1k
皆さんは本当にヤリまくれる出会い系サイトに出会った事はありますか。
サクラ(サイトが雇って文章打ち込んでるヤツラ)に
振り回されるのはもうたくさんですよね。
出会い系サイトも1つのサイトに男女が集中しつつあります。
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http://www.cyber-ad01.com/sharanra/?ip=0004&amp;id=B959

690(・ω・):2004/12/13(月) 04:42 ID:TEkH5yd2
長らく進んでないな…
HNMは自分も含め詳しくない人が多いようなので
NMにしてもらえないだろうか…

691(・ω・):2004/12/13(月) 09:22 ID:TtN.3AGM
第192章 俺達HNM

ロランベリーのとある場所にて・・・。

シムルグ「ふ〜暇だのぅ」
カニ「人間ども全然来ないですね〜」
シムルグ「昔は、人であふれ帰り我の出現を待つ者ばかりだったというのに・・・」
カニ「あっボス!人間が来ましたよ!」
シムルグ「お!来たか!ってたったあれだけ?・・・昔はフルアラだったのにorz」


今日もロランベリーは平和である。


第193章 ミスラとX'mas

692691:2004/12/13(月) 09:30 ID:TtN.3AGM
ごめん、すでに上のお題あったから
 第193章 楽しいお料理講座
でお願いしますorz

693第193章 楽しいお料理講座 1/2:2004/12/13(月) 13:53 ID:5qsjoJ8k
ぼくはタルタル。ぼくは戦士。
最近は調理ギルドで腕を磨いている。


「んと、、、ローレルとカニ肉、岩塩と、、、」

材料をいくつか鞄から取りだし、炎のクリスタルを握りしめる
・・・しゅわしゅわしゅわ・・・ば〜ん!

「できた〜!」

出来あがったゆでがにを鞄に詰め込む
ふと後ろの方から声がした

「きみはナイトさんかにゃ?」

笑顔でしっぽを左右にフリフリしている
ミスラさんだった

「ううん、戦士なの」
「戦士さん、ゆでがに食べるにゃ?他の攻撃系の食べた方がよくないかにゃ?」
「でも、いつも一緒の白たるちゃんと黒たるちゃん守ってるの〜」
「えらいにゃ〜、盾がんばってるにゃ〜、なでなでしてあげるにゃ〜」
「えへへ」

ほめられてちょっと嬉しい
なでなでされてもっと嬉しい

「がんばってるから、これあげるにゃ!」

そう言ってミスラさんはお魚と貝をくれた
お魚をみつめた時のミスラさんの目はちょっと怖かったけど・・・

「ブルーテールとバストアサーディン、シャル貝2つにゃ!」
「ありがと〜!」
「これ全部と”ネビムナイト”ってのを合成するにゃ!」
「ねびむないと?、、、メモメモっと」
「いま手持ちが無かったからあげれないにゃ、ごめんにゃ〜」
「ううん、ありがと〜!”ねびむないと”は自分で探してみる〜」
「がんばるにゃ!ネビムナイトは船で釣れるにゃ!船はわかるかにゃ?」
「船ってセルビナに行く時に乗る船?」
「そうにゃ〜、その船でエビ団子をエサにして釣るにゃ!」
「メモメモ、、、”船でエビ団子”っと」
「釣り竿はカーボンロッドがお勧めにゃ!」
「カーボンロッドなら持ってる〜」
「がんばるにゃ〜、白たる&黒たるちゃん守ってあげるにゃ〜〜」
「うん、がんばる〜」

お礼を言ってミスラさんと別れ、足早にモグハウスに向かう

とってとってとって・・・

モグハウスではいつもと変わらずモグが出迎えてくれる

「おかえりクポ〜」
「ただいま〜、ちょっと遠出してくるね〜」
「遠いクポ?どこいくクポ?」
「船乗ってセルビナに行ってくる〜」
「セルビナ?2〜3回くらいしか行ったことないんじゃないクポ?大丈夫クポ?」
「大丈夫〜、船乗って釣りしてくるだけだから〜」
「わかったクポ〜、気をつけて行ってくるクポよ〜!」

モグにも準備を手伝ってもらう
白たるちゃんに貰った白パン
黒たるちゃんに貰ったオレンジオレ
鞄に荷物を入れて旅の準備をととのえる

694第193章 楽しいお料理講座 2/2:2004/12/13(月) 13:55 ID:5qsjoJ8k
「船でエビ団子、船でエビ団子、船で、、、」

呪文のように繰り返しながら競売所へ急ぐ
お目当てはエビ団子

とってとってとって・・・

競売所は相変わらずのひとだかり
人でごった返しているカウンターになんとか近づいてエビ団子を探す

「あった〜、えっと、、、1ダースで大丈夫かな〜?」

エビ団子を鞄に詰め込んで準備完了
忘れ物が無いか確認しながら森の区のゲートに向かう

とってとってとって・・・

チョコボ厩舎の前を通り抜け、やがてゲートが視界に入る
ゲートの脇には知り合いのガルカさんが座っていた

「あ、ガルカさん、こんにちわ〜」
「・・・ん?そんな荷物かかえて何処行くんだ?」
「えっとね〜、船でエビ団子!」
「・・・?」
「船でエビ団子釣るの〜」
「・・・???」
「ちがった〜、船でエビ団子でネビムナイト釣るの〜」
「・・・ああ、そういうことか」
「でね〜、合成して白たるちゃんと黒たるちゃん守るの〜」
「・・・は?」
「ブルーテールとシャル貝と、、、」
「・・・ああ、よくわからんが海串作るのか」
「うん、作るの〜、ネビムナイトが無いから釣ってくるの〜」
「・・・そうか、気をつけて行ってこいよ」
「エビ団子1ダースだけど大丈夫かな〜?」
「・・・いくつ必要なんだ?」
「一回分の材料だから一つあればいいの〜」
「・・・なら大丈夫だろ」
「うん、じゃ〜行ってきます〜」

返事もそこそこに足早にゲートに向かう
後ろからガルカさんの声が聞こえてくる

「・・・釣り竿はちゃんと持ったのか?折れるかもしれんぞ」
「大丈夫〜、さっき予備に競売でカーボンロッドひとつ買ったの〜」

そう言い残し大きなリュックを背負ったタルタルの姿がゲートから消えていった。




森の区ゲート脇
ぽつんと取り残され、一人座っているガルカがつぶやいた

「・・・競売でカーボンロッド買うならネビムナイト一個買ったほうが、、、」


第194章 [テレポメア][持ってますか][いたわる]500gil

695(・ω・):2004/12/14(火) 04:28 ID:WSGczByo
てくてくてくてく・・・ぼくはクフィムを歩く。
左手にはフレンドが直してくれたばかりのぴかぴかのカーボンロッド。

さて!釣るぞ!!!

【レイズ】【ください】
・・・ぼく。赤魔道士でまだレイズない…。

隣の女の子がじっと見詰めてきた。・・・うーん気になる。
同族なら嬉しいがヒュームの女の子はでかすぎて好みじゃない。

【テレポメア】【もっていますか】【いたわる】500gil

・・・高レベルなら使えるけど・・・だからぼくは赤魔道士なんだって!
もう!無視無視!と思ってたら激震なのに釣ってしまった。

・・・くらーけん。やっちゃったよ。

必死で逃げるぼくにさっきの子が話し掛ける
【デジョン2】【もっていますか?】

・・・・あああああああああ!!!普通のデジョンすら使えないよ!!てか助けてよ--!!

印バインド、グラビデをいれて必死で走る。

ジュノに戻る中、巨人まで引きこんでしまう。あああああああああ!!
【エリアジャンプします】【ごめんなさい】と叫んで走る走る。

後ろの日本人PTは「巨人くらい倒せよ・・」と言ってたが、
直後、阿鼻叫喚の地獄が始まる・・・ごめんなさいごめんなさい。

無事(?)モグハウスに戻ってやっと一息ついたぼくは、
つるはしもって鉱山にいく事にした。

「種族」「装備」「はい。お願いします」
だから。ぼくはシーフじゃないって・…。

第195章。ナイトAFクエスト。外伝。

696(・ω・):2004/12/15(水) 11:07 ID:eGrPyzos
テレポツヴォされたようですけど、容量オーバーで表示され無いみたいですね

697(・ω・):2004/12/15(水) 11:37 ID:HKyDdYNs
>>113
スレッドの容量が大きすぎるので継続して書き込みが出来ません
IEでは閲覧すら不可能になります(一応移転してあるので見てみてください)
新スレを先に用意し誘導を入れた後スレストとしたいと思いますので
次スレの準備をお願いします
(壺)はスレ立てがキツメになっているので必要な場合は
キャップ持ちの方へのスレ立て代理要請をお願いします

>>117
2ch互換なため容量制限がついてます
一応参考として移転させました
また、私が影響力を持たない板の場合でも住人の意思で移転などがあり
要請があれば誘導の後スレストなど協力はするつもりです


↑との事です
以下のテンプレで午後にでも新スレ立てますが修正、追加あればよろしく

698(・ω・):2004/12/15(水) 11:40 ID:Y70pzm4A
test

699テンプレ1:2004/12/15(水) 11:43 ID:HKyDdYNs
ここは前の人が出したお題でプチ小説を書いて次のお題を出すスレです

前の人が出したお題にあわせてプチ小説を書いてください
・小説の最後に次のお題になるタイトルを書くこと
・書き込み前のリロード忘れるべからず!( `д´)
・リロードしてみて先こされてしまった人は、「第〜章 外伝」とタイトルつけて
 次のお題をださずに書き込むこと
・書き込み一つにまとまらない話は、メモ帳などに一度全文まとめてから
「第〜章 ○話」とつけて間をおかずに書き込むこと


鯖移転後前スレ
今はいないフレンドへの手紙
http://yy10.kakiko.com/test/read.cgi/ff11/1075100271/

鯖移転前前スレ
今はいないフレンドへの手紙
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/6493/1075100271/

700テンプレ2:2004/12/15(水) 11:45 ID:HKyDdYNs
(このスレの>>695の内容)

701(・ω・):2004/12/15(水) 14:58 ID:HKyDdYNs
立てますた

今はいないフレンドへの手紙2通目
http://yy10.kakiko.com/test/read.cgi/ff11/1103090107/

702★テレポツヴォ★:2004/12/16(木) 05:25 ID:2twB6fFM
|
|ヽ∧ + *
|・ω・)ノ
| :|  i| +
|)) ,i |!i *
"""''"" "''""" ""'""'''
http://yy10.kakiko.com/ff11/kako/1075/10751/1075100271.html


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