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【思いを】日記スレ【綴れ】
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それまでのすべてとのかかわりを、自らの手で絶ってからしばらくの時が経過していた。
特に意識することなく、足は最期の場所を選んでいたようだ。
ネットゲームを人生に置き換えたとして、
引退を表すならば(この場合の「引退」は、冒頭でいう「引退」ではない)間違いなく死という表現となろう。
死を迎えつつある身は、"自らの永遠の休息を最も安らかに過ごせる場所"を探すのだとすれば、
自分にとってライディアの復活ポイントがその場所だと考えるのにさほど苦労も時間も掛からなかった。
さすがに涙こそ出なかったが、"自分の場所"で終幕までの黄昏をひっそりと見つめるというのは、
複雑な心境でありまたそれはひどく新鮮な体験であった。
精神への支配が進むたび、
思い出だけが輝いて辺りでさんざめき、
やがてなにもかもを朽ちさせる死の病。
――飽き
それはもはや精神のほとんどを蝕み、
漂い浮かぶ記憶たちをよりいっそう輝かせたかと思うと、
跡形もなくすべてを終わらせた。
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