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【SS】明るく楽しいCPUトナメ学園生活っ!
1
:
前書き
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/18(水) 23:43:16 ID:o3oqJSnI00
・
>>1
がCPUトナメの学園物をやりたくて生まれたスレ
・できることなら第23回が終わるまでに完結させたい気持ちはある
・口調などの設定はなり垢の方々を参考にしている場合もあります
2
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/18(水) 23:45:04 ID:o3oqJSnI00
とある研究所
???「えーっと、この部屋の中にいるのかな……」
ガチャ
???「おーい! インテリくーん!」
インテリ「――うわ、ほんとうに来たんですか」
???「会って早々に嫌な顔しないで!?」
インテリ「そりゃしたくもなりますよ……転校生さん」
転校生「あはは、でもちゃんとメールは送ったでしょ?」
転校生「明日のこの時間に向かうねーって」
インテリ「そうですね。なので外出しようかとも思いましたが」
転校生「自宅から二時間かけて来たんだから少しは優しくしてほしい…」
3
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/18(水) 23:47:41 ID:o3oqJSnI00
インテリ「あのですねぇ……なんなんですか、あのメールの内容は」
インテリ「『本物の転校生になれる装置がほしい』とか意味わからないですよ」
インテリ「最初スパムメールかと思って削除しようかと考えましたし」
転校生「詐欺と間違われるくらいには無茶な提案をしたのは申し訳ない」
転校生「だけどね、僕だってそれ相応の考えと覚悟があって頼んでるのさ!」
インテリ「というと?」
転校生「ほら、僕ってこの名前だけど実際に学生ではないでしょ?」
インテリ「はぁ」
転校生「だから人生で一度くらいは転校を味わってみたいわけ」
転校生「だけど今から学校に入学するのは現実的じゃないし……」
転校生「そうだ! こういうときはインテリくんに頼ってみよう! という感じ」
インテリ「なぜその考えに至ったのかが気になるんですが」
インテリ「……だいたい、研究ばっかりしてる僕が言うのもなんですが、
そんなのしてる暇があるなら特訓をしましょうよ。」
インテリ「今度始まる海外の大会が終わればそろそろ大規模の出場決めでしょう?」
4
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/18(水) 23:51:11 ID:o3oqJSnI00
転校生「…………僕だって、特訓をしなきゃいけないのは分かってるさ」
転校生「でも鍛えれば鍛えるほど、ほかのみんなとの差を感じるばかりでね」
転校生「同じ衣装の㌧くんや純白くんに並んで競り勝つなんて到底無理だよ」
インテリ「転校生さん……」
転校生「だからって僕も諦めたわけじゃない」
転校生「今だって出場するために、優勝するために身体は鍛え続けてる」
転校生「だけど少し……心の休息というのかな」
転校生「そういうのが無いと、僕はもう疲れちゃったんだ」
インテリ「そう……だったんですね」
インテリ「すみません、僕、何も知らないのに酷いことを…」
インテリ「わかりました。できる限り、僕も転校生さんの目的を叶う努力をします!」
転校生「ありがとうインテリくん! それじゃあ――
転校生になってクラスメイトからちやほやされる学園生活を送らせてね!」グッ
インテリ「ん?」
5
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/18(水) 23:55:25 ID:o3oqJSnI00
転校生「ん?」
インテリ「ん……聞き間違いでしょうか」
インテリ「何やら、とても不純な目的が耳に入った気がします」
転校生「転校生になってクラスメイトからちやほやされる学園生活を送らせてね!」グッ
インテリ「あっもう大丈夫です。わざわざポーズとか再現して二回目やらなくていいので。」
インテリ「…………はあ、つまりこういうことですか。
自分のモチベを上げるために承認欲求を満たしたいと。」
転校生「改めて聞くと結構ヤバくない僕?」
インテリ「こっちに来るまでの二時間で気づいてほしかった」
6
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/18(水) 23:58:13 ID:o3oqJSnI00
インテリ「ま、いくら僕でもそのまま帰れと言うほど鬼畜じゃありませんよ」
インテリ「なんと偶然、転校生さんの望みを叶えられそうな装置を発明したところですしね!」
転校生「えぇーーっ! まさかその尻尾で隠してるやつ!?」
インテリ「ですが……残念ながら、これは作成途中の未完成品」
インテリ「どんな危険な目に遭うか分かりませんが――それでも?」
転校生「ああ、そんなリスクで止まるほど僕の意思は弱くない!」
転校生「任せてくれ。僕は、どこまでも夢を追い求めるっ!」
インテリ(その情熱をもっと大会に向ければいいのに)
7
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/19(木) 00:00:27 ID:9Ww8DHLI00
インテリ「では、これを」
転校生「? なんだいこの紙は」
インテリ「誓約書です。この装置を使用して起きた如何なる事故も自らの判断だと」
インテリ「しっかり読んでから最後にサインお願いします」
転校生「そんなバンジージャンプみたいなのまでするんだ…」
転校生「……はい、書いたよ。これでいいの?」
インテリ「ありがとうございます」
インテリ「まあこんなの書かせましたが、まず間違いなく大丈夫ですので」
転校生「さすがにそうだよね」ホッ
インテリ「主催者さんが「ジャンプが無い」って言いながら実はあった時と同じくらいの確立です」
転校生「結構あるじゃん……」
8
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/19(木) 00:01:40 ID:9Ww8DHLI00
転校生「えっと、それで――このヘルメットみたいなのを被るのかな」
インテリ「はい。この装置、名称は“妄想実現ハット”と言いまして」
インテリ「本人の意識を妄想の世界に送り込む装置となっています」
転校生「利用者が言うのも変だけど、よくそんなの作ったねえ」
インテリ「…………………」
転校生「インテリくん?」
インテリ「…おっと、少しぼーっとしてましたね」
インテリ「それでは転校生さん、装置を被ってください」
9
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/19(木) 00:01:58 ID:9Ww8DHLI00
転校生(…?)
転校生「うわ、ちょっと緊張するねこれ」
転校生「なんか新しい世界に行っちゃうみたいな気持ち?」
インテリ「まあ間違っては無い気もしますが…」
インテリ「装着しながらで構わないので聞いてください」
インテリ「妄想の世界では基本的に怪我などは負いません」
インテリ「それと同時に空腹や眠気などに襲われることもないです」
インテリ「ただし食べようと思えば食べられるし、寝ようと思えば眠れます」
転校生「ふむふむ」
10
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/19(木) 00:03:05 ID:9Ww8DHLI00
インテリ「そして現実世界に変える方法ですが、これは簡単です」
インテリ「妄想の世界で一時間経つと強制的に帰る仕組みになってますので」
転校生「そうなんだ。だから、未完成品ってこと?」
インテリ「いえ、というより……長く居過ぎるのがマズイんです」
インテリ「考えてもみてください。自分の理想とする妄想の世界…」
インテリ「居心地が良くなればなるほど、現実に帰る気力も無くなる…」
インテリ「嫌な現実を忘れて仮想世界に閉じこもる廃人になってしまう…」
転校生「な、なるほど」ビクビク
インテリ「ということが起きないように、強制的に帰るようになったんですね」
11
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/19(木) 00:03:47 ID:9Ww8DHLI00
インテリ「さて僕からの説明は以上です。何か質問は?」
転校生「無いよ。ここからは、自分の手で道を切り開くからね!」
インテリ「はいそれでは妄想の世界へ行ってらっしゃーい」
転校生「ちょっと流石にスルーされると恥ずかしいものが――……あっ」
転校生(すごい……一瞬で……いし……き……が)
転校生(…………………………あれ?)
転校生(じゃあ…この装置って…………どこが……未完成なんだろう……?)
12
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/19(木) 00:04:40 ID:9Ww8DHLI00
――――――――――――――――
――――――――――
――――――
転校生「ん……ここは……っ?」
転校生(さっきまで僕はインテリくんの研究所にいたのに…)
転校生「どこかの住宅街、か…?」
インテリ『目が覚めましたね』
転校生「わあっ! その声はインテリくん!?」
転校生「なんか頭の中から聞こえてくるんだけど…」
インテリ『現実世界から特殊な機械を用いて話しかけています』
インテリ『脳波を通じて貴方が見ている視界も把握していますよ』
転校生「も、もうなんでもアリだねきみ」
13
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/19(木) 00:05:13 ID:9Ww8DHLI00
転校生「それで、僕はこの先どうすればいいの?」
インテリ『あそこにある角を曲がれば学校が見えるはずですが』
転校生「わかった。それじゃあ進んでいくね」
転校生「……ん、今気づいたけどもう学生服着てるじゃん僕!」
インテリ『やろうと思えば全裸で目覚めさせることもできましたけどね』
転校生「無敵の犯罪者にしないでくれる?」
***転校生移動中***
14
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/19(木) 00:06:34 ID:9Ww8DHLI00
転校生「見えた! あれが、僕が転校生活を送る学校だね」
インテリ『はい。一応…あ…た…年齢に……せて、高…にし…ます』
転校生「え? な、なんか声が聞こえづらいんだけど…」
インテリ『よくあ……不具合……。一旦切り……す』
ブツンッ
転校生「切れちゃった…大丈夫かな、インテリくん」
転校生「うう、一人になると途端に寂しくなるな」
転校生「早く校内に入ろう。少ししたら復旧するだろうし…」
―――――現実side
インテリ「ううむ。やはり長時間の接続は厳しいか」
インテリ「再充電まで結構かかりそうですが、仕方ない」
インテリ(ま、別にあの人なら一人で大丈夫でしょう)
インテリ(…………あっ。そういえばアレを言うのを忘れてた)
インテリ(転校生さんが行ったバーチャル世界は――
登場人物が“使用者の記憶からランダムで選ばれる”んですよねー。)
15
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/19(木) 00:07:08 ID:9Ww8DHLI00
―――――仮想side
転校生(勇気を出して門を抜けたけど…)
転校生(外には誰もいないみたいだ)
転校生「あの大きい時計を見た感じ、いまは一限目の途中――なのかな」
転校生「…ど、どうしよう? 授業中に教室へ行くわけにはいかないし…」
転校生「まずは顔を見せるという意味で職員室に……いや、でも……」オロオロ
転校生「あ、と…とりあえずあそこにあるベンチで座って居よ―「おい」……ヒエッ」
???「なんだ、俺と同族みてぇだが…初めて見る顔だな」
転校生「す、すいませ――わえっ!?」
16
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 0f6b-a21b)
:2024/12/19(木) 00:08:23 ID:9Ww8DHLI00
転校生(座って一限目の終わりを待とうとした僕の耳に入ってきた声)
転校生(この少しガラの悪い声色は、とても聞き覚えのあるものだった)
???「ここのベンチって良いサボリスポットだもんな、わかるぜ」
???「…が、悪ぃけどそこは俺が予め予約をしてんだよなー」
???「お前、何組のやつ?」
転校生(そいつは、学生服を身に纏った――)
転校生「黒光!?!?」
17
:
はいどうも名無しです
(ワッチョイ 724f-f7e6)
:2024/12/24(火) 01:58:19 ID:29SjuMCg00
新しい学園パロだ!
支援のドドン
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