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ダンゲロスSS上海 ネタバレ感想スレ

47感想婆:2025/12/29(月) 23:34:51
●礼拝堂:メメント・クレイヴ・マイハート
 まさかの、マッチング外NPCを中核にした物語作りとは。ですが、双喜様の物語をクライマックスへとつなげていくために、三尸様という鏡像の存在は不可欠だったのでございましょう。
 一回戦に引き続き、コミカルでテンポよい展開に、「限りある命」「人の欲望」という重厚なテーマというギャップの魅力でドラマを描く、とても読みがいのある物語でございました。
 カズマ様のグラフティを「いつか消えるもの」の象徴として冒頭結末に据えるのも、諸行無常の描き方として、素晴らしいと思います。
 
>「………あ〜そういう感じね完全に理解した!」

 このセリフ以降の流れは、ざっくりと中だるみしかねない説明パートを圧縮する意図かと思いますが、それ以上に、姉妹の「人ならざるもの」の表現として最高だと思いました。そう、人ならざるものの意思疎通過程に、人の理屈は介在していなくてよいのです。つい、人の言葉を使う人ならざるものを描くときに理屈っぽく書いてしまうのですが、これでよい。これがよいのだとしみじみ感じました。


●礼拝堂:EP2.黑闇劍の執行者
 デスアクメマン様のデスアクメマン様性にあまりに真摯に向き合った、ダンゲロスSSの原典リスペクトにも満ちた作品でございました。
 いや、この作品の魅力はそこだけにあるわけではないのですが、あまりにきちんとデスアクメマン様のデスアクメ側面に真正面から取り組んでいるのが驚きであったもので、ついSSにおけるデスアクメ性にまず触れてしまって申し訳ございません。
 やはり特筆すべきは、キャンペーン全体を通した郭 亀岩様と、桃猫様の物語という縦軸の描き方でございましょう。三話で二人の関係性を描くのであれば、一話で伏線、二話で仮の別離、三話でその先を描くというのがセオリーではございますが、それを対面PC、NPCを交えて描くとなると一筋縄ではいきません。それを、デスアクメマン様に桃猫様との因縁を持たせ、双喜様の性質故に桃猫様の正体を看破させることで、メインストーリーの進行に不可欠な存在として定着させる。ジョバンニ様とカムパネルラ様の、デスアクメマン様の脅威度を示す被害者としての存在感も印象に残りましたね。

> 彼女は強欲な人間を愛するが、特定の人やモノに執着することはめったにない。欲望にまみれた大衆を平等に・・・愛し、刹那の生を謳歌している。
> 故に彼女には、見た者の望む姿に映るタオマオの魔人能力が効力を発揮しないのである。

 礼拝堂SS1とこのSSに共通する、ジョバンニから見た桃猫様の姿もそうですが、こういった「このPCの組み合わせだからこそ発生してしまうドラマ展開」がきちんと描かれるのが、SSキャンペーンでの醍醐味の一つでございますね。
 今回のキャンペーンのセッティング上、多くの場合マッチングは書き手様の想定外だからこそ、その偶然や不確定な出会いから運命というべき必然を導き出せるか。それもまた、書き手様たちの腕の見せ所なのでございましょう。


●礼拝堂:窮夜『サンタマリア/Persona Alice』
 本当に、すばらしい世界観でございます。特に、カズヤ様の礼拝堂に関しての独白のくだりなど、ノワールな雰囲気の冒頭として、とても魅力的でした。
 また、銀河鉄道の夜という本歌を踏まえたラストの展開もお見事です。ジョバンニとカムパネルラというキャラクターは、日本文学史上、プロ・アマ問わず多くの書き手のインスピレーションを刺激し、オマージュしたキャラクターが作られてきた存在ですが、魔人能力と、このキャンペーンセッティングに絡めてこのように解釈するとは。
 一読者としての勝手を申し上げるならば、ぜひ、キャンペーン終了後、補記版を拝見したいところでございますね。

>「それをやり直す――つまり、ジョバンニの台詞はこうだ。『カムパネルラ、僕たち――』」
>「『一緒に行こうねえ』、だと?」

 ここで本歌の引用でございますよ。なるほど、これほどまでに有名な原典を名にし負った理由はこれか、と膝を打っておりました。
 第三夜、どのような終着駅に辿り着くのか、楽しみにしております。


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