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ダンゲロスSS上海 応援スレ
80
:
魔幇・アナル部門
:2026/01/02(金) 23:16:28
*以下のSSは屋台街『万事屋上海紀行・二日目』の終盤の展開に触れています。
断章《滅びに至るエランプシス》
――屋台街の乱戦がケッ着を迎えたころ。
細い路地を駆け抜ける、二つの怪しい影があった。
レアナルド・デカプリケツオとアナルカナリ・タカ――
気絶から復帰した彼らは機を見て戦線に再度乱入し、ダイヤを横から攫うつもりであった。
だが、蓋を開けてみれば――
魔幇の中でも武闘派として名高い双子布ロデムが吹き飛ばされ、
重力による拘束術と恵まれた体格と体術を持つ豚増増が焼かれ、
弱者を徹底的に甚振り尽くす拷問術に長ける明朱垣が泡を吹き、
『最悪の処刑人』として噂に名高いχがスクラップへと変わり、
一癖も蓋癖もある面々を人事配置で束ねる王人事が粉砕された。
そんなマネができる連中と、再戦する気概と体力は――
いの一番に劉炎嵐と白髪黒羽に蹴り飛ばされた彼らにあるわけがなかった。
「ちくしょう……予想外だったぜ、奴らがあれほどやるなんて」
「まさかあんなアツいのを貰うなんてな……ここはいったん退くのが賢いぜ」
もっともらしい言い訳を誰にするでもなく、ケツをまくって逃げる二人だったが――
「ん? おいタカ、あれを見ろ」
「なんだレアナルド、一体どうし――」
レアナルドが、ゴミ箱の影でひそかに輝く結晶を指さす。
タカもそれを見て、言葉を失う。
「ありゃあきっと『清王朝のダイヤ』――その欠片に違いないぜ」
「ダイヤの本体は劉炎嵐が持っているとはいえ……欠片も散らばってるという話だったな」
きらきらと光を屈折し輝く結晶体――気づけば路地のあちこちに見え隠れしている。
地面、壁、配管――至る所から生える様は、洞窟で育つ水晶のようにも見える。
「劉炎嵐とやり合うのは四天王や大幹部に任せて、ダイヤの欠片を集めて持って帰れば
ボスもきっとお褒めになるだろうぜ」
「そうだな、こんなダイヤなら俺達にだってとれるぜ、相棒」
欲に目がくらんだ二人が、結晶を強引にもぎ取ったその瞬間。
結晶が粉微塵に砕け散ると同時に、二人の体に衝撃が走り――尻が二つに割れた。
否、尻だけではない。身体中にびきびきとヒビが這いずり回り、二人をズタズタにしていく。
「「すぺぺぺぺーっ!」」
無数の傷を負った二人は、あまりの苦痛に意識を手放したのだった。
レアナルド・デカプリケツオ:再起不能
アナルカナリ・タカ:再起不能
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