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ダンゲロスSS上海 応援スレ

77闇雲鏡穢:2025/12/31(水) 15:10:45

 そのころ、空を雄大に駆ける一台のヘリコプターがあった。読者の皆さんもご存知だろう。このヘリコプターは冒頭で『清王朝のダイヤ』を護送していたヘリコプターに他ならない。

 ヘリコプターの座席で、スーツケースを大事そうに抱えた顔面が傷だらけの男が神経質に運転手に向かって叫んでいた。

「おい気をつけろ、このスーツケースはただのスーツケースじゃねえ。大事な大事なししゃもアアアアアアアア!!!!」
「ししゃもアアアアアアアア!!!!!」

 空から降り注ぐししゃもの大群の直撃を受けたヘリコプターは大爆発した。搭乗員全員即死!
 顔が傷だらけの男も死んだ。

◾︎
 上空でなんかヘリコプターが大爆発する様子を、闇雲鏡穢は花火でも見るように見ていた。
 
 「なんかきれー」

 爆発四散するヘリコプターの残骸や死体たちに混ざって、『老大的绝世宝物。严禁擅自开启。窥視者死。』と張り紙されたスーツケースが飛来した。
 そのスーツケースは、闇雲鏡穢の手元にポンと降り注いだ。

「ギャフン!」

 スーツケースに頭をぶつけた鏡穢は転んだ。
 その勢いで、老朽化していた道路の床が崩落した!
 近くを逃げ惑っていた観光客たちは全員死亡!!
 たまたま近くを通りがかった暴走轢殺トラック120台が正面衝突し、タンクローリー170台を巻き込む大爆発が起きたことで、鏡穢自身は間一髪安全地帯へと吹き飛ばされた。

「ふええ〜ん、なんで私っていつもこうなの〜!」

 だが、鏡穢の注目は手元に転がったスーツケースにあった。
 なにか、そこはかとなく神々しさのあるスーツケースだ。張り紙された文言も何か興味を掻き立てられる。

「これってきっと、噂に聞く魔幇の清王朝ダイヤに違いないよ。ダイヤを手に入れたら引っ込み思案な自分も変わることが出来るのかな……だって……金目のものだし」

 こうして、たった一人の少女によって魔都上海の混沌とした陰陽は激しく掻き乱されることとなった。
 だが、この出来事は一連の騒動における始まりですらなかったのだった。

➕➕➕➕➕➕➕➕➕➕➕➕➕➕➕➕

「…という事があったんだ」
「もしもし、大変です!積み荷がやられました!」


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