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第19次 生徒会陣営応援スレ

2諏訪早苗:2019/01/10(木) 18:41:50
自キャラの諏訪早苗のプロローグSSを書きました。
色々と勝手な設定を作ってしまい、申し訳ありません!
彼の正体についてはこちらでは特に指定しません。アンサーSSを書いても構いません。


(1)
なんでこんなことになったんだろう。
番長グループに行った彼のせいか。
ハルマゲドンを起こした強硬派のせいか。
アウェイクン計画を推し進めた長谷部校長のせいか。
私にはよく分からない。

ただ一つだけ言えることがある。
もう一度、あの人と話したい。


私は父の影響で、小さい頃から鉄道が好きだった。同性の友達に鉄道が好きな子はいなかったが、気にしなかった。

私が魔人に覚醒したのは中学校の頃だ。
初めて一人で宿泊旅行に行こうとしたその日、寝坊をした。これから準備をすると、もう予定の列車には乗ることができない時間だった。
折角お金を貯めて切符を買ったと言うのに列車に乗り遅れるなんて嫌だ!嫌だ!嫌だ!
………
そう思い続けて目を瞑ると、周囲が妙に騒がしかった。変だと思い目を開けると、そこは列車が出る駅だった。しかも予定の列車に間に合った!
その時、私は奇跡が起こったと思った。これが魔人覚醒だと知ったのは、私が学校でその奇跡を話した時だった。

魔人に覚醒した後も、友達は私と変わらず接してくれたのはありがたかった。しかし、魔人覚醒により、進学できる高校が制限されてしまい、私は進学できる高校の一つである魔人学園、希望崎学園へと進学した。

希望崎学園への一般的な評判は悪かったが、魔人差別者が少なく、私にとってみればとても過ごしやすい学校だった。
直接戦闘にはあまり役に立たない能力だったこともあり、生徒会からも番長グループからも声がかからずにずっと平和に過ごしていた。


そんな私に転機が訪れたのは高校3年の春だった。希望崎学園にも鉄道愛好会(交通機関の鉄道を趣味とする者の集まり)はあったものの、部員が男子ばかりで居心地が悪く、私は幽霊部員となっていた。

部活をやっている友達を待つため、無為にベンチで放課後の時間を過ごしていたある日、
「どうしたんですか?」
ある一人の男子に声を掛けられた。いきなり何を言っているんだと私は最初警戒したものの、友達を待っていると答えた。すると、彼も暇らしく、一緒に話をして待ちませんか?と話しかけてきた。

彼との会話は思ったよりも弾み、あっという間に時間は過ぎていった。特に旅の話をすると、とても興味深そうに話を聞いていたのが嬉しかった。
思えばその時から私は彼に好意を持っていたと思う。

彼はその後も時々ベンチに訪れ、その度に一緒に話をした。そのような日々が続き、彼と私との関係はより深まっていったと思う。


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