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ダンゲロス流血少女CS応援スレ
1
:
蓮柄まどか
:2018/07/29(日) 21:32:41
応援スレです。
2
:
クリスティア
:2018/08/08(水) 01:00:18
クリスティア・トレイシー・阿笠
tps://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=70078427
3
:
クリスティア
:2018/08/11(土) 01:08:26
彩妃 言葉
tps://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=70133518
4
:
クリスティア
:2018/08/11(土) 01:27:02
>>2-3
転載しました
5
:
根原啓子・武原式
:2018/08/11(土) 10:27:04
夕日が差し込む文芸部室、そこにパラ······パラ······と本を捲る音が響いていた。不意にそのうちの一人が顔を上げた。
「式、こんなことにまで付き合う必要はないのよ? 私は世間知らずだからこんな戦いに巻き込まれてしまったただけで、本来の護衛とはずれてるのだわ」
「いえ、啓子。それは違う。私はそれも含めて護衛の仕事だと思っている。それに啓子のそういうところも好ましい」
式の言葉に啓子が赤面する。
「な!? なにを言ってるのかしら!? ま、まあいいわ。それなら準備はできているのかしら」
「一通りは。外から装備も今回用の装備を取り寄せているし、今回出る人にコンタクトをとってもいる」
「そういえば今回は言葉ちゃんもでるのね···私が言えたことではないけれど心配だわ···中庭でよく寝てるもの」
「啓子がそちらに行くのも定番化しているしね。そういえば彼女にもらった花の調子は?」
文芸部室には言葉からもらった花が生けてあっあり、啓子や式の友人からのプレゼントが飾ってあったりもする。この二人は日常のトラブルによく首を突っ込むのだ。
「お花さんは元気よ。言葉ちゃんからもらったアドバイスが聞いたのね。また手伝いにいこうかしら」
「今回の戦いが終わればその時間もあるだろうから、その時にいこうか」
「そうね! それで───」
こうして時は過ぎていった。彼女たちにとっては戦いすらも雑談の種に過ぎないのかもしれない。
6
:
根原啓子・武原式
:2018/08/11(土) 10:36:22
転載完了しました。タイトルは自己紹介と決戦準備で、作者ラピスです。
7
:
根原啓子・武原式
:2018/08/11(土) 11:02:39
(決戦準備2)
「そういえばユーシャちゃんもでるのね。ユーシャちゃんは可愛いのだけれどちょっと苦手だわ」
「まあ格好が格好だからね。でも彼女は良い人だ。ビキニアーマーなところ以外はそこまで変なところはないだろう?」
「それはそうだけれど···」
啓子はユーシャが啓子たちにとってくるスキンシップの数々を思い出していた。異世界出身者のスキンシップはこちらの世界では少々度を越したものに思えて、特に式がそうされた場合にモヤモヤするのだ。言葉が倒れてる時に彼女も来るからどうしても会うことはあるのだけれど······。
「ユーシャちゃんといえばモナちゃんに対してたまに変な視線を向けてるわ。あれはどうしてなのかしら」
「あれはユーシャの持ってる剣が反応してるらしい、モナは冬でもなければたまにしか来ないし秘密にしてるみたいだけどたぶん相当強いから」
「モナちゃんの作るドライフラワーも素敵で可愛らしいからもっと会いたいのだけれど。なかなか会えないのよね···」
「来るときは気温の低い日が多いからそれに関連しているのかもしれない。もちろん予想でしかないけれど」
「またお庭に行ってお花のお手入れがしたいわ。言葉ちゃんは大変でしょうけど···」
「まあその分役に立てば良いから。気にすることはないよ。さて───」
こうしてまた夜が更けて行く。彼女たちの雑談の種は尽きることがないのだ。
8
:
根原啓子・武原式
:2018/08/11(土) 11:09:44
転載しました。あと勝手に他の方のキャラを出してますが解釈違いとかあったら言ってください。編集いたしますので
9
:
カグメX
:2018/08/11(土) 11:49:26
邂逅 -石動美空-
「ど、どいてどいてー!!」
叫び声が聞こえて振り返ったら、女の子が突っ込んできた。
どんがらがっしゃーん、と騒々しく響き渡る衝突音。
「いたたた……ご、ごめんなさい……ってゆーか! なに突っ立ってんのよ! 邪魔でしょ!」
しおらしそうに見えたのは気のせいだったのか、やにわに威勢の良いこの子は、石動美空さん。
ネットアイドルをしているらしく、愛嬌のあるルックスだ。
カフェの制服がよく似合っている。
「ちょっと、なんとか言いなさ……!? ヒッ!」
急に顔色を失ったのでどうしたのかと思えば、私の腕が取れていた。
石動さん元気いいから、しょうがないよね。
「あ、あ……ご、ごめ……」
大丈夫だよ。イリーナにくっつけてもらうから。
「ほんとに……?」
ほんとほんと。
「よ、よかった……じゃなくて! ふん、心配して損したわ!」
えへへ、ごめん。それより急いでるんだよね? ライブ?
「そうよ! あたしのファンが待ってるんだから! あんたも大丈夫なら観てよね!」
うん! ばいばーい。
了
10
:
カグメX
:2018/08/11(土) 11:50:02
邂逅 -武原式-
「あら、いらっしゃい」
図書室に入ると、カウンターに掛けている女の子に声をかけられた。
「新しい図鑑、入ってるわ」
彼女は武原式さん。図書委員として貸し出しの手続きとかをしてくれる。優しい。
文芸部っぽさを体現しているのか、大人しそうに見えるが、制服の下には良質な筋肉がスタンバイしているのが私には判る。
「……今日は勉強じゃないの?」
イリーナが、たまには私が持ってないような本も読みなさいって。お薦めの本を教えて?
「それは責任重大ね。待ってて、腕によりをかけて探してくる」
そう言って書庫に潜っていった武原さんは心なしかうれしそうで。
とっても可愛らしかったのです。
了
11
:
カグメX
:2018/08/11(土) 11:50:34
邂逅 -根原啓子-
「ふふっ、式ちゃんたら楽しそう」
カウンターの前にあるテーブルで、頬杖をついていた女の子が微笑む。
玲瓏な雰囲気を醸し出しているのは根原啓子さん。彼女も図書委員らしいが、私が図書室に来たときはいつも字が多くて難しそうな本を読んでいる。
「私もあなたに合う本を探してくるわ」
そう言うと席を立って、武原さんを追った。
二人はいつも一緒。
見た目通り華奢な体に、似つかわしくないほど豪奢な錫杖を引っさげて、彼女は軽やかに駆けていく。
了
12
:
カグメX
:2018/08/11(土) 11:51:19
邂逅 -拳条朱桃-
「私が正義だ!」
叫びながら研究室にやってきたのは、ジャスティスちゃんこと拳条朱桃ちゃん。
「ジャスティスちゃんって言うな! 私には拳条朱桃っていうお父さんが付けてくれた立派な名前が……」
コーヒーでいいかしら?
「……今日は紅茶がいい」
ふふふ。
「なにがおかしい!」
あなたは気づいていないようね。あなたが毎日そうやって研究室に来ちゃうのは……
「そ、その袋に入ってる怪しげな粉のせいだというのか!? ついに正体を現したな悪め! 奇常、早く来てくれ……!」
あはははは! そんなわけないでしょー。これは砂糖だよ。ちゃんと多めに入れておくから、美味しくて毎日来ちゃうでしょ?
「くっ、またそうやってからかって……! ごちそうさまでした!」
はいはい。また明日。
……気づいているのかしら?
あなたと私の、過ごした時間に。
了
13
:
カグメX
:2018/08/11(土) 11:51:43
邂逅 -彩妃言葉-
「ごきげんよう」
園芸部の花壇に花を見に行ったら、気品に溢れた女の子が水をまいていた。
どちらからともなく挨拶をする。
彼女の名前は彩妃言葉さん。圧倒的スタイル、健康的な肌、キラキラな髪、そしてミステリアス。
それらが絶妙なバランスで成り立っていて、もはや奇跡と言っても過言ではない。
「…………」
二人して黙って花を眺めているのはいつものことだが、今日は少し様子がちがった。
おもむろに花を差し出す彩妃さん。
イキシア。花言葉は秘めた恋? いや、ここでは……。
「団結」
そう、団結だ。
戦いのときが迫っている。
この戦争を乗り切って……また、花を見に来たい。
了
14
:
カグメX
:2018/08/11(土) 11:52:20
邂逅 -乃木坂サヤカ-
「あーあーああああー」
温室から呻き声が聞こえる。
彩妃さんはベンチに横たわってぐっすり眠っている。
両手を胸の上で組んで、祈るように。
ということは、アレだ。
「うううーうううー」
拘束具に身を縛られ、両目にも黒い包帯を巻かれ、まるで磔のように温室の奥に立てられているのは、乃木坂サヤカさんという。
どうしてこんなものが学園に存在しているのか判らないが、イリーナいわく理不尽こそ魔人学園を成り立たせる礎らしい。
「おっおっおっおっ」
もしイリーナがマッドサイエンティストってやつだったら、私もこんなふうに扱われてたのかも。
こわいこわい。
了
15
:
カグメX
:2018/08/11(土) 11:52:57
邂逅 -裸繰埜命心咲白雪-
「…………」
眠り姫。いまはその呼び名がふさわしいのかもしれない。
裸繰埜命心咲白雪。雪のように白い肌、黒檀のように黒い髪、血潮のように赤い唇をもつ彼女は、本来ならば白雪姫と称されるらしい。
しかし、いまはただ眼を閉じる。
保健室のベッドの上で、生命維持装置に繋がれて。
イリーナいわく、彼女の持つ能力は奥深く、俄かには理解し難いという。
だから栄養剤を提供する代わりに、いろいろと研究させてもらっているらしい。
白い犬が彼女の顔を覗きこんでいる。
来たる闘争の中で、覚醒のときを迎えるのだろうか。
いまはまだ、ばいばーい。
了
16
:
カグメX
:2018/08/11(土) 11:53:26
邂逅 -カグメn-
おぎゃあおぎゃあと哭いている。
産まれてしまったわが子ども。
ああ、イリーナも私を見て、こんな気持ちになったのかな。
おはよう、私。
よろしくね、私。
了
17
:
鬼姫吉凶
:2018/08/11(土) 11:54:39
tps://www.pixiv.net/novel/show.php?mode=text&id=9975950#1
自分のキャラ説的な物です。
18
:
カグメX
:2018/08/11(土) 11:55:49
>>9
-
>>16
スマートフォンからwikiに転載できませんでした。
後日転載します。
19
:
チームα・机上学級
:2018/08/11(土) 11:56:20
姥拾谷と不倒嫗です
tps://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga_big&page=0&illust_id=70138560
20
:
根原啓子・武原式
:2018/08/11(土) 11:59:19
>>18
設定からPC版サイトで表示を行ってから編集すると通りますよ。Chromeではそれでいけました。
21
:
蓮柄まどか
:2018/08/11(土) 16:28:06
>>20
まで反映しました。
なお、複数キャラ投稿されている方はどのキャラに応援を割り振るかご報告ください。
応援集計結果:
tps://docs.google.com/spreadsheets/d/1uwo9KT8j69Req6FEpeBHBsZjFsymRNHqOAkKpV0w7jw/edit?usp=sharing
22
:
チームα・机上学級
:2018/08/11(土) 20:48:01
>>21
DP1が獲得されるまでは机上学級に割り振ろうと思います。
23
:
minion
:2018/08/12(日) 12:19:35
一 千八(にのまえ・みるふぃーゆ)。ロリババア魔女です。
tps://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=70145344
このろりこんどもめ!
24
:
蓮柄まどか
:2018/08/12(日) 16:47:56
>>23
まで反映。
集計結果⇒
tps://docs.google.com/spreadsheets/d/1959f8mzz8LE0c0HzLDti7PKLOhsoBqIUj95wPwbs0-Y/edit?usp=sharing
25
:
蓮柄まどか
:2018/08/12(日) 21:54:18
22:03分までに行動提出6T目をお願いします。
goo.gl/forms/IFIWCDthRIpEFqf32
26
:
根原啓子・武原式
:2018/08/12(日) 22:14:38
「式はいつも私に付いてきてくれるけど、何か好きなことはないの?」
「私は護衛だからそういうのはない。それに啓子と本を読んだり図書委員の仕事をするのも、言葉のところに行って庭の手入れをするのも好ましいと思っている」
「言葉ちゃんの花を見て良く会話していますものね。私も時間をかければできますけれど、式のようにすぐとはいかないわ。少し嫉妬してしまうかも」
「花言葉を覚える任務もあったからその時に覚えた。どのような人物の護衛についても良いように人の心を読んで会話をする訓練も行っている。啓子が嫉妬する必要はない」
27
:
根原啓子・武原式
:2018/08/14(火) 09:54:40
(嵐の豪邸殺人事件1)
「ねえ式、クリスティア・トレイシー・阿笠さんを知ってる? 良くこの学校の事件を解決してる」
「知っている。彼女は昔から有名だった。話せば長くなるけどどうする?」
「聞きたいわ、聞かせて」
「わかった。これはある嵐の夜の日だった───」
◆◆◆
クリスティア・トレイシー・阿笠の名前は昔から有名だった。彼女の周りでは常に事件が起き、彼女はそれをすべて解決に導くが、人が死ぬことも多かったから。そしてこれは私が啓子を護衛し始める前の話。突然に嵐の夜の豪邸で死体が発生することから始まる。
「雨が強くなって来たね式君、これは今日中に帰ることは難しいかな?」
「そうですね。ここで一泊してから朝に帰る方がよろしいかと。それよりあのクリスティア・トレイシー・阿笠がパーティーに来ています。決してクリスティアさんから離れず。私からも離れないでください」
「うむ、君ほどの人間がそういうのならそうしよう」
クリスティアに関して確度の高い情報がひとつある。それはクリスティアの周りで事件は起こるが、クリスティアから離れない限りはほとんど死なないということ。探偵の目の前で白昼堂々事件を起こす犯人はほとんどいないために最初の一人になりさえしなければ、周りの状況に目を配っていれば、死ぬことはないと言われていた。
「あら、ごきげんよう式さん。お久しぶりですわね。あの事件以来かしら? 送った紅茶は飲んでいただけました?」
「クリスティアさんこんばんは。その節はありがとうございました。紅茶も今までに飲んだ中でも香り高く上品で、また飲みたくなるような味でした。すいません、こちらはクリスティア・トレイシー・阿笠さん。探偵の方です」
「私は山本海だ。貿易会社を経営している。クリスティアさんとお呼びすれば良いのかな?」
「はい、好きなように呼んでいただければ。探偵業の依頼もお待ちしておりますわ」
「はは、クリスティアさんに依頼するような難事件があればこちらから依頼しよう。そういえばあの事件とはなんだね。話を聞かせてもらえないか? 式はそういうことをあまり話してくれないのでね」
「わかりましたわ。山本様を満足させられるかはわかりませんけれど···あの事件についてお話「キャアアアー!!」
その瞬間女性の悲鳴が響き渡った。え、あの事件の話? それはこの話が終わってからまだ時間があれば。とにかくここで人が死んで事件が始まったんだ。
28
:
カグメX
:2018/08/14(火) 11:16:04
>>9
-
>>16
転載しました。
>>20
レスありがとうございます!
29
:
カグメX
:2018/08/14(火) 11:29:42
邂逅 -鬼姫吉凶-
「よぉ、一勝負していくかい」
保健室から戻ろうとしたら、声をかけられた。
灰色掛かったショートヘアー、狐面の様な細い流し目、あふれ出る色気は鬼姫吉凶ちゃんだ。
……そう、鬼姫吉凶ちゃんなのだ。彼女はまだ中等部。でも高等部の人より全然大人に見える。
低めの身長と華奢な体からは、かろうじて年相応さを見て取れる。
というか、学園で勝負を持ちかけられても受けちゃいけませんってイリーナに言われてますので。
なにされるか判らないんだから。
「おや、つれないねぇ。ま、賢明ではあるか」
でしょう? イリーナのむすめなんだから。
「ははは。……お前さんとは一勝負してみたいんだがね。理から外れた命には興味がある」
そう。じゃあ、また会えるかもしれないね。
私のむすめとね。
了
30
:
カグメX
:2018/08/14(火) 11:48:16
邂逅 -一千八-
「じー…………」
驚いて振り返ると、金髪ロングストレートで魔女装備の可憐な幼女が私をガン見していた。
一千八先生だ。……そう、『先生』なのだ。でも中等部の人より全然子どもに見える。
「いやー、わからないのう」
話すとおばあちゃんっぽい喋り方なので、かろうじて年相応さを見て取れる。
イリーナいわく、千年魔女やってるらしいけど。千歳らしさってなんだろう。
死者蘇生や悪魔召喚といった科学では説明できないことも軽々とやってのけるので、そう簡単には反抗できないらしい。
「カグメ。君は、ロリなのか?」
しらない!
了
31
:
カグメX
:2018/08/14(火) 11:59:10
邂逅 -クリスティア・トレイシー・阿笠-
「追われているのですか?」
廊下を走っている私に声をかけてきたのは、軽くウエーブのかかった金髪、インバネスコートに鹿撃ち帽という古典的な探偵スタイルの女の子。
クリスティア・トレイシー・阿笠さんだ。
ドッと冷たい汗が出る。
イリーナいわく、クリスちゃんに事件が起きてると思わせると、それはそれは大変なことになるらしい。
この学園で平和に生きていくのは難しいことなのだ。
なんでもないよ! ちょっと急いでるだけ!
「そうですか……あんまり必死なので、てっきり殺人鬼が徘徊しているのかと」
ないない! そんなことない! ああ、早く行かないとイリーナに怒られちゃうよう……。
「まあ、それは大変。引き留めてしまってごめんなさい」
優雅に頭を下げるクリスさんの後ろに魔法ステッキが光るのが見えた。
こんなところにいられるか、私はラボに帰る!
…………あっ。
了
32
:
カグメX
:2018/08/14(火) 12:02:28
>>29
-
>>31
転載しました。
33
:
根原啓子・武原式
:2018/08/14(火) 14:25:24
>>26
-
>>27
転載しました
34
:
根原啓子・武原式
:2018/08/14(火) 14:25:37
>>26
-
>>27
転載しました
35
:
蓮柄まどか
:2018/08/14(火) 20:06:27
>>34
まで反映。
集計結果⇒
tps://docs.google.com/spreadsheets/d/1959f8mzz8LE0c0HzLDti7PKLOhsoBqIUj95wPwbs0-Y/edit?usp=sharing
36
:
根原啓子・武原式
:2018/08/18(土) 15:25:28
(嵐の豪邸殺人事件2)
そういえば式は敬語なのね。啓子が使うなと言っているだけでいつも敬語を使っている。他にも敬語を使わないことはあったけれど、それは珍しいね。
◆◆◆
「皆さん動かないで!!」
クリスティアの声が響いた。彼女はいつも事件に遭っているからかそうした対応が早いんだ。
「な、なんだ?」「今悲鳴が聞こえたが···」「ヒィ、ヒィ〜〜!? 死んでる!?」
「静かにして、落ち着いて下さいまし。私は探偵のクリスティア・トレイシー・阿笠と申します。私が居ればこの程度の事件、たちどころに解き明かして見せましょう」
「クリスティア・トレイシー・阿笠!? あの!?」
「では、そこからお離れになって、私を通して下さいな」
こうして彼女は悲鳴を上げて倒れた人物の所へ行き息絶えていることを確認し、こう言った。
「さて、申し訳ありませんが皆様はもうしばらくそこでじっとしていて下さりませんこと? そうすることが皆様の潔白を証明致しますわ」
「知るか俺は帰らせてもらう! こんな物騒なところに居られるかよ!!」
「あら、そうなさるのは御勝手ですが···」
「式くん、ここはじっとして置いた方が良いのか? 殺人を犯す人間が居るようだが部屋に戻る方が良いのではないかね?」
「いえ、ここはあのクリスティアさんのそれも出来る限りそばに居る方が安全と言えるでしょう。あの帰る人物をよく見ていて下さい」
話は佳境に入っていた。
「───知るもんかよ! 俺は帰らせてもらう! 開けゲート!」
「本当にお帰りになるのですか? 危険ですのに······」
「へっ、なら一生そうしてればいいさ、これで俺はおさらばだ」
そうして男はゲートに入り······そして変わり果てた姿でその場に出現した。そう、これがクリスティアに関して予測されている魔人能力の一つ、なんらかの事件の際にクリスティアから離れると死亡する。というものだ。
37
:
蓮柄まどか
:2018/08/18(土) 20:07:13
>>36
まで反映。
集計結果⇒
tps://docs.google.com/spreadsheets/d/1959f8mzz8LE0c0HzLDti7PKLOhsoBqIUj95wPwbs0-Y/edit?usp=sharing
38
:
根原啓子・武原式
:2018/08/18(土) 23:32:31
「それで、そのあとはどうなったの?」
「クリスティアが犯人を推理してその犯人が少し暴れて捕まるというよくある流れだよ」
「その話をもう少し聞きたいのだけれど······まあいいわ」
「クリスティアは事件が絡まない限り基本的に善良な人だよ。この前も庭の備品探しに協力して言葉に花をプレゼントされていただろう?」
スコップが無くなってクリスティアが推理するほどの事件となった出来事は別の場所で語られるかもしれない。
「それもそうね。クリスティアさんも式と同じように会話していて私もお花の勉強をしたくなってきたわ」
「そう、じゃあこの花から──────」
式が手からとある花を出して啓子に花言葉を教え始め、そうして夜まで話は続くのだった。
39
:
根原啓子・武原式
:2018/08/19(日) 10:08:42
(1、2ターン目回想)
「ね、ねえこれって······」
「ああ、このままでは鬼姫とクリスティアは確実にこちらに来る」
戦場に到着した式と啓子、しかし部長連側には特待生を倒せるような人材は居らず、二人の親しい友人である言葉とカグメXしか居なかった。さらに悪いことに生徒会側には特待生を倒せるような怪物、モナ・クリスピーナや矢ノ目六花が出場していた。
「そうね。なら······クリスちゃんと鬼姫ちゃんのところに突っ込むわよ。聖子ちゃんにはわるいけれどこれで気を引くことくらいはできると思う。言葉ちゃんやカグメちゃんのところにあの二人を向かわせる訳にはいかないもの」
手は、体は震えていないだろうか、きっと式には恐怖を感じていることも見破られているのだろう。言葉ちゃんはいつか蘇生できるかもしれないと言ってくれたけど、だから死ぬのが怖くなるわけではない。蘇生はいくらでもしてきたのに死ぬのはいつだって怖かった。それでもきっと言葉やカグメが死ぬよりはましだった。
「わかった」
式は啓子を一瞥し答えた。本当は啓子にだって死ぬような目には会ってほしくはなかった。それでもここで啓子を止めることは啓子の勇気を汚す行いに思えた。であればあとは自分が啓子を守るだけだ。死ぬのは怖いが蘇生後の自分だって今までとはそこまで変わらないと思う。少なくとも今まではそうだった。蘇生できなくたってここで行かねば言葉やカグメや啓子が死んでしまう。今ならまだ誰かが追撃してくれる可能性すらあるのだ。勝算は薄いが0では無かった。
そして、激突へ至る。
「皆さんごめんなさい! 神を降ろす対価をいただくわ!」
「クリスティア、悪いがここで倒されてもらう」
「あら、本当によろしいのですか? 私は強いわよ。正当防衛してしまうかも」
それでも引き付けられるだけで仕事を果たしたと思えた。正当防衛されるだけだとしても、それでもその時間の分言葉やカグメが生き延びられる。もしかしたら蘇生すらしてもらえるかもしれない。それで十分だった。だから。
「······来たりて宿りし私の神よ、加護を」
「行け、鉄弾球」
神が降ろされ拳を振り抜く動きから鉄弾が放たれる。それは全て当たった、だが。
「ふふ、痛いですわね······傷害事件ですわ」
「さて、サイコロを振るとしますかねぇ〜♪」
「······」
全員倒れず。啓子は能力を使った後で動けない、絶体絶命だった。
40
:
根原啓子・武原式
:2018/08/19(日) 10:13:33
>>38
>>39
転載しました
41
:
根原啓子・武原式
:2018/08/19(日) 15:28:42
(独白──根原啓子)
また死んでしまったのだろうか、しばらく死んでいなかったけれどこの暗闇を懐かしく感じる。ああそうだ。クリスちゃんに殺されてしまったのだった。式は大丈夫だろうか、仇を取ろうとして死んではいないだろうか。もしそうなら式だけでも言葉ちゃんは蘇生して欲しい。
「ああ、またこちらに来たんだね啓子。君が望むなら僕が直接···」
「いいわ、それはどうしようも無くなってからにして、私は言葉ちゃんやカグメちゃんが傷つくところを見たくないもの」
ここにくるといつも神様が話し掛けてくる。私と繋がって私を通して現世を見るのが好きだと言っていた。その代わりに私に神を降ろす力をくれている。それはいろいろ不便で苦しいこともたくさんあって絶望もたくさんしかけたけど、それでも神様は好きだ。式の次くらいに。
「はは、そういう君だから好きなんだ。式の魂ももちろん保護しているよ。君の好きな人だからね」
「そう、それは良かった。ありがとう神様」
「式には僕も感謝してるんだ。彼女のお陰で君が壊れずに済んだから。それで、本当に良いのかい? 君には資格があるというのに」
「今のままで十分よ。それにそうなってしまったら今のままの関係ではいられなくなってしまうから、それはきっと良くないことよ」
「ああ、君呼ばれてるね。言葉ちゃんは君をいちはやく蘇生しようとしてくれてるみたいだ。少し遅くなってしまったけどこれは僕のせいかな。じゃあまた話そうね。これは約束だよ。神様の」
そういって神様は笑っていた。そろそろこの時間も終わりらしい。言葉ちゃんにはお礼を言わないと···あとそれと······。
42
:
根原啓子・武原式
:2018/08/19(日) 15:30:49
>>41
転載しました。
43
:
根原啓子・武原式
:2018/08/19(日) 18:55:59
(8、9ターン目回想)
生き返った私はまず周囲を見回した。そこにはパボニアを手に持ってホッとした様子の言葉ちゃん。パボニアの花言葉は安堵だからきっと安心しているだと思う。そして、変わり果てた姿の式がいた。きっと一度は耐えたのだろう。お腹と顔に何かを打ち付けたような跡がある。だから······魂は保存してるっていってたけど······それでも込み上げて来るものを抑えることはできなかった。
「式······どうして······どうしてよ······うう······」
そうして泣いていると言葉ちゃんが青いエゾギクを出してくれた。きっと心配してくれているのだと思う。そしてまだ言葉ちゃんにお礼を言っていないことを申し訳なく思った。
「ありがとう言葉ちゃん。もう大丈夫。『思い出の中の私』ではないかもしれないけど。少しここを離れるわ。やることを思い出したの。もし良かったら式も蘇生して。私の、そう私の大切な人だから」
そして更に周囲を見渡して神様を降ろした時に被害の少ない場所を探す。見つけた。そこにはモナちゃんが居て、でも。約束だったから。
「ごめんねモナちゃん。この償いはきっとするから!」
神を降ろす。
44
:
根原啓子・武原式
:2018/08/19(日) 18:58:53
>>42
転載しました
45
:
蓮柄まどか
:2018/08/19(日) 20:28:35
>>44
まで反映。
集計結果⇒
tps://docs.google.com/spreadsheets/d/1959f8mzz8LE0c0HzLDti7PKLOhsoBqIUj95wPwbs0-Y/edit?usp=sharing
46
:
minion
:2018/08/20(月) 12:12:46
クリスティア・トレイシー・阿笠。それと三色菫さんと一くん。
tps://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=70250357
事件現場に居合わせた、二人の女探偵。謎を解くのは果たしてどちらか。そしておっぱい対決の行方が気になる一くん。
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