ラグナ失恋スレ第5話

619：長くなります。：2010/07/12(月) 23:57:59 ID:???: 罵倒の後、私は元相方にメールを送っていた。懺悔の気持ちがあったと思う。
「素直になって欲しかった」という発言を信じてみようと思った。そういう内容のメールを送った。
一方で内面は完全に暗黒面に落ちていた。私は古鯖に向かっていた。
元相方の鍵を握るのはストーカー扱いされていたAさんしかいないと思ったからだ。
これで私もAさんと同じストーカー。鯖をも越える立派なストーカーだ。
久しぶりの古鯖で見かける懐かしい風景は地元に帰った時のような懐かしい気持ちに似ていた。
ほんの数ヶ月前までは私のROは波風も刺激もないぬるま湯そのものだった。良くも悪くも。
臨時が少ないだのギルド募集が少ないだの多少の不満を堪えても残っていたら…、
チケットが買えていなかったら…と思うと先の事なんて分からないものだとつくづく思った。
全ては自己責任。

捨てノビでチャットを立て続け、何とか関係者と接触する事が出来た。
『新鯖でちょっと問題が起こって』という理由でコンタクトを図った。
Aさんは今接続していないらしい。
『これでは仕方がないからリサーチもここまでかな』と思った時、その関係者が
「向こう（新鯖）では（元相方）さんと連絡取り合えないんですか？」と。
『（元相方）さんというのはどんなキャラですか？外見の特徴だけでも』と食い付く私。
「♀キャラで職業は××で、髪型は～」と続ける関係者。元相方と一致。
「同じギルドの廃プリさんと結婚されているから、向こうでギルドが同じだったなら分かるはず」
え？同じギルドの廃プリ？私ともう一人しかいなかったけど…。しかもその人は今休止中と元相方から聞いていて…。
「一緒にWESで移動した人です」
『やっぱり』。
「（元相方）さんは何か問題が起こったら裏まで調べ尽くして厳重に処罰できる人です。だから今回の事もきちんと対応してくれると思います」
Aさんと連絡が取れなくても、もういい。相方の申し込みがあった前後の時点で既に居たんだ。
その廃プリが休止してつまらなくなったから私に声掛けたのかな。
私は御礼だけ言って直ぐさまログアウトした。
次々に分かる真実を受け入れようとも処理が追いつかなかった。

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