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【2020】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所

138総評5:2021/06/21(月) 00:20:14 ID:???0
次いでLose発の魔列車『まいてつ Last Run!!』が、レールを外れて戦場へとなだれ込んだ。
おもな不満点は、売り方とエロの削減である。
いわゆる完全版商法を採用し、ファンディスクを無印版と抱き合わせてのオーバープライスでのみ販売。
しかも、無印部分はブラッシュアップと称して裸立ち絵などのアダルト表現が削られており、不完全版商法とも揶揄された。
追加部分のエロは単純にシーン数が少なく、無印39回に対して追加19回と半減している。
さらに、パッケージで最前列に大きく描かれている新ヒロインのHシーンが1回も無い。
一応公式サイトに記載はあるが、シーン数を合算でしか表記しないなど長所を誇張し短所は矮小化しており、リボ払いの勧誘文句さながらである。
とはいえ、過去作の高評価が落差をより際立たせていることもあり、評価としては「汚い売り方のガッカリゲー」あたりに落ち着いた。
しかし本作はその後、不名誉な脚光を浴びることになる。
事件発生は発売から約1ヶ月後。
Loseの要請により、大手データベースサイトから、本作を含むLose名義の全作品に関するデータおよびレビューが根こそぎ削除されたのである。
期待するがゆえの苦言と改善への切なる願いが渦巻くさなかに、メーカーの実績とユーザーの批評の積み重ねを、ただ黙ってごみ箱を空にでもするかのように消す。
この行為は単なる批判隠しには留まらず、ユーザー生成コンテンツにメーカーが介入した悪しき例として反発を招いたばかりか、旧来のファンに後ろ足で砂をかけて一般に逃亡する意思の現れとも見做され、業界史でも一二を争う規模の大炎上を巻き起こした。
慌てて本作のレビュー以外のデータ復旧を認めたところで、失った信用は戻らない。
鉄道事故を埋めて隠す「埋鉄」作戦の発動は、さらなる怒りと失望をもたらすだけの逆効果に終わった。
「まいてつ全部入りプロジェクト」としてエロ要素の補填も始めてはいるが、去った者には届かず、残った者からは冷ややかな目を向けられている。
惨憺たるラストランの終点は、未だ見えない。

悲鳴のように哀しく響く汽笛が徐々に遠ざかっていく中で、野盗の襲撃が発生する。
それはエロ有りRPGで知られるエウシュリー作、『天冥のコンキスタ』による不意打ちであった。
「シンプルなステージクリア型のSRPG!」という触れ込みは正しいものの、シナリオとゲーム性の両面において単純さが度を越している。
睡魔族の主人公が魔王の死をきっかけに覇権を狙って決起するストーリーであるが、やることといえば目先の敵対勢力への襲撃もしくは防戦しかない。
しかも主人公は脳筋で、戦いは常に力押し。
余計な挑発をしてピンチを招き、わかりきった状況分析をドヤ顔で披露してはイキり倒すアホだが、作中では策士扱いである。
メインヒロインは、主人公への賛美と説明的セリフを繰り返すだけのBOT。
ほかのヒロインたちは任意加入でメインストーリーには絡まず、Hシーンも「くっころを経て魅了一発で完堕ち」のワンパターンで2回ずつしかなく、雁首揃えてモブエロ要員の域を出ない。
挙句、伏線らしきものは放置して打ち切りエンドである。
シンプル化の名目で中心人物の心情や動機までも削り落としてしまっては、もはや物語とは呼べまい。
SRPGパートも悪い意味でシンプルであり、マップは狭く、育成の自由度は低く、戦略性に乏しい。
何をするにも敵の捕獲ありきのシステムが特徴といえるが、その捕獲にはストレスが伴う。
弱者狙いの玉砕戦法しか知らない敵の群れを、数人しかいない捕獲スキル持ちで片っ端から捕らえるしかないからである。
SRPGは、パズル的な面白さにストーリーやキャラといった装飾を組み合わせてこそ娯楽たりうる。
そのいずれもが不十分な本作は、単なる作業感の塊にすぎない。
仰々しい設定に反し、お山の大将を目指す野盗のチンケな略奪をトレースするだけの、剥き身の脳筋特攻将棋止まりの出来栄えであった。


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