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(´・ω・`)←こいつに恐ろしいこと言わせて Part.2
1
:
Z管理人★
:2015/03/10(火) 22:29:00 ID:???0
(´・ω・`) Part.2だよ
・前スレttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/56800/1398405716/l50
675
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/12(木) 19:26:28 HOST:om126234048020.16.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)6/
レオがミヤネとネギシにそれぞれ握手をする
その横で申し訳無さそうにカケルが言った
「すみませんレオさん
レオさんと戦いたいって話を聞かれてたようで」
ミヤネは改まってレオに向き直って言った
「レオさん
俺たちとも本気で戦ってはくれませんか?」
「う〜ん…困ったな
俺は別に構わないんだがマミヤはちょっと
時間が無くてな」
「ごめんね?こう見えてけっこう社畜でね」
レオの後ろにいたマミヤが涼しげに言う
676
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/14(土) 23:54:47 HOST:om126193172126.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)7/
「という訳で2on2の方は一回限りだ
公平にジャンケンで決めてくれ」
ユウとミヤネが真剣な表情で向き合う
「わかりました…恨みっこ無しだぜ?」
「おう」
最初はグー!ジャンケンホイ!の掛け声と共に
差し出された手はユウがパーミヤネもパー
そして横から差し出されていた手はチョキ
「やったー!ウチの勝ちや!」
帽子を深くかぶっているので顔はよく見えないが
声からして女の子であろう謎の人物が勝ち名乗り
をあげた
677
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/15(日) 00:03:03 HOST:om126193172126.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)8/
「誰?」
ユウもミヤネもキョトンとしているのでレンが
代わりに疑問を口にするとマミヤが2人を紹介した
「この2人は僕の親戚でマユさんとトミヒトくん
大会でもチームA・RA・SEとして参加して
いたんだ
君たちとは当たらなかったみたいだけど」
「そういえばベスト8にいましたね」
カケルが思い出したかのように言うとマユは
ユウとミヤネに向けてVサインをする
「てな訳で挑戦権はこのA・RA・SEが
もろたで!
恨みっこ無しって言うたからなー?」
「「ぐっ!?」」
678
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/16(月) 12:39:35 HOST:om126193168075.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)9/
そういう訳で対戦はチームA・RA・SEと
チームふたりは自主規制に決まった
チームふたりは自主規制の方はレオがゼータ
マミヤがレギルス
対するチームA・RA・SEの方はマユが
キュベレイMK2トミヒトがダブルゼータで挑む
「おっしゃあ行くでー!
容赦せんからなー?マミヤさん!」
筐体の席でマミヤが自身の右手を軽く動かしつつ
涼しげに微笑んだ
「感覚が鈍ってないといいんだけどね」
レオが呆れた声で言う
「お前が言うと嫌味にしか聞こえんな」
679
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/16(月) 12:46:49 HOST:om126193168075.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)10/
試合開始
サイド7に降り立った4つの機体
開始早々いきなりチームA・RA・SEが
仕掛けにいった
ダブゼが変形からのミサイル一斉射出を敵陣に
放り込み
変形解除して着地するその隙を黒キュベが
カバーした
その黒キュベを狙いにいったゼータをダブゼが
ライフルとキャノンで牽制し接近を許さない
その様子を見てミヤネは感心する
「攻めてる割には丁寧だし息も合ってんな
伊達にベスト8まで残ってないって事か」
680
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/16(月) 12:53:55 HOST:om126193168075.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)11/
「なかなかいい攻めだ」
ダブゼのミサイルと黒キュベのファンネルに
板挟みにされながらもレオは嬉しそうにつぶやく
特になんの合図も無くレギルスがビットを飛ばして
ダブゼを牽制すると
それに合わせてゼータは変形して黒キュベに
せまっていった
黒キュベがファンネルで弾幕を張るのに対し
ゼータは機首を斜めに向けながら下降すると
ゼータの機体の紙一重の所を黒キュベのビームが
通過していった
モニター越しにユウが驚く
「変形中の旋回動作だけで弾をよけた!?」
681
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/17(火) 23:01:48 HOST:om126193172248.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)12/
そのまま黒キュベに詰め寄るゼータ
黒キュベはゼータ側から見て右側に移動して
距離を取ろうとしたが
それに合わせてゼータが機首を右に向けて放った
ハイパーメガランチャーが直撃し吹き飛ばされる
「今のはいったい…!?」
驚くユウにカケルが説明する
「偏差射ち…可変機の変形中は機首方向にしか
弾が射てないのを利用して
相手の移動方向を読んで先回りするようにして
射つテクニックだ」
画面ではダウンした黒キュベに駆け寄ろうとした
ダブゼをレギルスが狙っていた
682
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/17(火) 23:11:59 HOST:om126193172248.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)13/
レギルスビットによって動かされたダブゼは
振り切れないと判断し攻めに転じる
ダブゼの射撃で逆に追い立てられるレギルス
「いい判断だね…だけど」
ダブゼが放ったビームキャノンを退がりながら
回避したレギルスはそのまま足を止めずに振り向き
照射ビームを放ってダブゼをダウンさせる
そこへ起き上がってきた黒キュベが横から
レギルスに向けてビームを連射した
しかしそれをステップで回避したレギルスは
尾部ビームキャノンとそこから流れるような
動作でライフルも放ち黒キュベを迎撃する
683
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/17(火) 23:20:44 HOST:om126193172248.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)14/
「なんだ今の動き…!?
カケルさん…今のは?」
「んっと…多分
バックブーストからの格チャ即射チャキャン
それからサーチ替えステ格チャメキャンかな?
僕もマミヤさんの動きを完全に把握する事は
できないんだけど」
あごに手を添えながら神妙な面持ちで解説する
カケルのその長い返事に啞然とするユウ
「なんかもう呪文みたいですね…」
684
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/22(日) 15:08:26 HOST:om126193160148.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)15/
モニターを見ながらミヤネとネギシも感心する
「凄ぇなあのレギルス
ゼータは決して前に出ている訳ではないのに
足並み揃えていながらちっとも被弾しねえ」
「チームA・RA・SEはけっこう良い攻めを
しているはずなんですけどね」
画面の中で敵の攻撃を華麗に回避し続けている
ゼータとレギルス
「レオさんだけならなんとかなるかなと思って
たが…対策も無しに挑んでたらやばかったな」
ミヤネが小さくつぶやく
程なくして画面にチームふたりは自主規制の勝利を
告げる文字が映し出された
685
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/22(日) 15:18:27 HOST:om126193160148.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)16/
「あ〜…なんもできんかったわ…ショック」
「そんな事はないよ
ふたりはとても良い動きをしていたさ」
落ち込むマユに声をかけるマミヤ
そこへユウが少し興奮しつつやってくる
「凄いっすマミヤさん!
あの動き…俺びっくりしました!」
「ん?
それはフェイントで仕掛けたステ格チャ即射チャ
即BDキャン?
それとも射チャ即格チャ遅メキャンからの
格闘ステ特格即射チャキャンの事かな?」
「すんません…全然わかんないっす…」
マミヤの言葉で目が点になるユウ
686
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/22(日) 15:23:57 HOST:om126193160148.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)17/
困惑しているユウにカケルが助け舟を出す
「マミヤさん…ユウくんはこのゲームを始めて
からまだ半年ぐらいなんですから
レギルスの動きはわからなくて当然ですよ」
「へえ…まだ半年!?
それなのにGGGFまで出てたんだ?
本当に凄いね!!」
「いやいや…さすがに半年以上は経ってますから」
マミヤの本当に驚く様子に照れるユウ
その背後でミヤネも心底驚いた表情をしている
「半年ちょいだと…?」
687
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/22(日) 15:31:09 HOST:om126193160148.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)18/
ひと足先にゲーセンをあとにするマミヤ
そしてレオはユウたちに向き直って言った
「さて…お次は3on3だが
俺の相方は帰ってしまったのでシャフランでも
いいかな?」
「シャフランって…チームも機体もランダムで
選んじゃうって事ですか?」
「ああ
みんな公平な条件で戦った方が恨みっこ無しに
なるかと思ってね」
「確かに
機体は相方と相談して決めるものですし
それなら相方のいないレオさんでも不利には
ならないですね」
688
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/22(日) 15:36:15 HOST:om126193160148.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)19/
その場にいる人数を見てカケルが気付く
「あ…でもふたり余るんじゃ…」
するとレンが離れるそぶりを見せつつ言う
「僕はいいよ
兄貴との対戦なんて飽きるほどやったし
かと言って隣に立たれるのも嫌だし」
満面の笑みをレンに向けるレオ
「本当に照れ屋さんだなレンは
じゃああとひとりはジャンケンで決めてくれる
かな?」
そうして数回のあいこののちマユが外れる事が
決まった
689
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/22(日) 15:41:24 HOST:om126193160148.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)20/
「あちゃ〜…負けてもうたか…まあしゃーない
トミヒト!
うちの分も頑張るんやで!」
トミヒトの背をバンバンと叩くマユ
その時トミヒトがここに来て初めて一言喋る
「痛いよ姉さん…」
「「姉!?」」
何気に驚く一同
そして皆が筐体の席に着こうとする中
ミヤネがレオに話しかけた
「ちょっと提案があるんですけど…いいですか?」
690
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/26(木) 01:40:31 HOST:om126193160114.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)21/
「なんだい?ミヤネくん」
「この勝負…俺とレオさんでお互いのカードを
賭けませんか?
その方がより真剣味が出るでしょ」
ミヤネの言葉で周囲に緊張が走る
「悪いが…企業のイメージキャラクターを務める
身として賭け事に加担する訳にはいかないな
…ただ」
レオはカードを構えながら言った
「これはあくまで俺個人のケジメとしてだが
もし君に負けるような事があれば俺は
このカードを二度と使用しないと誓おう」
691
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/26(木) 01:45:23 HOST:om126193160114.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)22/
「それじゃあ俺もケジメとして
この勝負に負けたらこのカードをへし折って
やりますよ」
ミヤネもカードを構えて不敵に微笑む
「ん?
でも一緒のチームになったらどうすんだ?」
ユウの言葉に一同沈黙
結局チーム分けはあらかじめグッパーで決める
事にした
そうしてグーチームがミヤネとネギシとユウ
パーチームがカケルとトミヒトそこにレオが
加わる
692
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/26(木) 01:50:41 HOST:om126193160114.23.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)23/
「(負けたらレオさんのカードが…!)」
いつになく硬い表情のカケル
「そんなに緊張しないでくれカケルくん」
「はい…!」
レオが声をかけてもどこか上の空だ
仕方ないなという風に肩をすくめたレオは
レンを手招きしてそっと耳打ちする
何かを聞かされたレンはその場を離れようと
してマユに呼び止められた
「あれ?見えへんの?」
「うん…ちょっとヤボ用
それになんとなく展開は読めちゃったし」
693
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/27(金) 08:26:56 HOST:om126208209252.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)24/
「さて!始めるとするか!」
筐体の席に座るレオ
ミヤネ率いるグーチームはすでに席に座って
試合開始を待っていた
ミヤネがユウに声をかける
「おう…足引っ張んじゃねえぞ?」
「わぁってるよ…
(この中で1番実力的に劣っているのは俺
だろうし
堅実に立ち回らねーとな…)」
横目で見ていたネギシか口をはさんだ
「そんな事言っていいの?ミヤネって確か
シャフラン苦手でしょ?」
694
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/27(金) 08:31:19 HOST:om126208209252.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)25/
図星をさされたような表情をみせるミヤネ
それを見てユウはある事を思い出して口にした
「そうなのか?
じゃああの時の試作2号機はひょっとして
ランダムで選んでたのか…?」
「2号機?
あ…あれは忘れてくれ」
口を閉ざすミヤネに代わってネギシが答える
「いえ
乗れる乗れると言って全然乗れてなかった
だけです」
「ネギシィ!!」
695
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/28(土) 23:05:00 HOST:om126208215036.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)26/
6つの機体がサイド7に降り立つ
パーチームのトミヒト・カケル・レオの機体は
V2とフルグランサそしてスサノオ
対するグーチームの機体は
「デスティニー…」
ユウは自分が引いた機体を見てカケルの言葉を
思い出し口もとがゆるんだ
隣からネギシが尋ねる
「ユウさんはその機体はどうですか?」
「友人が乗ってたので練習してみた事があります
得意とまでは言いませんが…ネギシさんは?」
696
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/28(土) 23:10:46 HOST:om126208215036.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)27/
「エクシアリペア4はそれなりに使えます
ミヤネはどうですか?」
ミヤネが引いたのはシャア専用ザク&ズゴック
無人機扱いであるズゴックに指示を出して
戦闘をサポートしてもらう機体なのだが
「(やっべぇ…前作以来乗ってねえ…)」
口もとの不敵な笑みこそ崩していないものの
目もとは明らかにしんでいた
その表情を読み取ったネギシが嘆息する
「駄目みたいですね…ユウさん
僕と2人でラインを上げていきましょう」
「わかりました…」
697
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/30(月) 12:30:06 HOST:om126208208039.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)28/
試合開始
お互い使い慣れてない機体という事もあり
まずは様子見の状況が続く
しかしだからこそ生じたわずかな隙をついて
シャアザクが斬り込み相手のフルグランサを
孤立させた
リペア4とともにダブルロックに持ち込む
その様子に慎重に立ち回っていたユウは驚く
「なんで不慣れな機体であんなに動けるんだ?」
「そういうひとですから」
シャアザクがマシンガンで相手を動かした所を
リペア4がきっちり射撃始動の斬撃でダメージ
を奪う
698
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/30(月) 12:38:52 HOST:om126208208039.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)29/
シャアザクはそのまま救援に来たV2に対しても
牽制して体勢を崩させ今度は自ら仕掛けに行く
「もらったぜ!」
シャアザクはズゴックに指示を出した!
ズゴックはその場で腕を振り回した!
しかし相手には届かなかった!
何が起きたのかを理解するためにその場にいた
者たちが一瞬動きを止める
「武装も把握してないまま突っ込んだのか?」
「そういうひとですから」
呆れるユウに対してネギシはいつもどおりと
いう風に答えた
699
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/01/30(月) 12:45:37 HOST:om126208208039.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)30/
案の定そのままダブルロックされるシャアザク
なんとか助けようと前に出る運命だが
それを見たミヤネはすぐに指示を出した
「来んな!俺を見捨てろ!
それよりフルグランサを叩け!」
V2とスサノオがシャアザクに詰め寄っている
せいでまだ孤立していたフルグラに
指示されるより早くリペア4が攻めていた
「ユウさん注意を引いて!」
「了解っす!」
運命も攻めに加わり牽制のライフルを連射した
700
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/01(水) 23:17:35 HOST:om126208212090.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)31/
横からの攻撃に気を取られたフルグラは
リペア4の射撃を受け被弾しつつ後退する
「戻りましょう」
「あ…はい!」
すぐにシャアザクの所まで引き返すとちょうど
シャアザクがスサノヲの斬撃で地に落とされていた
警戒していたV2に射撃を浴びせて後退させ
ダウンしていたシャアザクと合流する2人
「ったく…なんもできなかったぜ
ただこれで支援機を先に削る事ができたからな
スサノヲは慎重になるはずだ」
そう言うミヤネの視線の先でV2とスサノヲが
フルグラの所へ合流しにいった
701
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/01(水) 23:25:21 HOST:om126208212090.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)32/
「(やっぱ強え奴は状況判断が早いな…)
うをっと!?」
感心していたせいで運命は飛んできた銃弾に
危うく当たりそうになった
見るとスサノヲと共にラインを上げてきている
フルグラが盛んに射撃を送ってきている
「慎重どころか…さっきまでよりも激しくなって
ねえか!?」
「ゆっくり爆弾だ!」
「ゆっくり爆弾!?」
ユウの疑問にネギシが引き継いで答える
「支援機が先墜ちする事を前提に積極的に
支援射撃を仕掛けてくる事です」
702
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/01(水) 23:33:39 HOST:om126208212090.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)33/
「この場合レオさんはなるべく被弾しないように
ラインは維持しつつ慎重に立ち回るはずですが」
「慎重って…けっこう攻めてきてるけど!?」
フルグラと共に前に出てきているスサノヲを
シャアザクがなんとか抑えつつミヤネは言う
「やりこみの差だよ!
こちらの機体の特徴や攻撃パターンを把握して
いるからギリギリで避けれるんだ!
くそ…レオさんはシャフラン得意かよ!?」
シャアザクの射撃を紙一重で避け続けるスサノヲ
時折跳び上がっては着地からのステップを
挟んでチャクラムや火球を放ってくる
703
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/01(水) 23:41:00 HOST:om126208212090.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)34/
一方で運命はフルグラの放つ弾幕に圧倒されていた
「カケルさんも乗り慣れてない機体のはずなのに
すぐさまレオさんと合わせてくるなんて
…ほんと凄ぇな!!」
被弾しつつもユウは嬉しそうに言った
そして運命の背から光の翼を発現させ
自分の目標となる者たちへと斬り込んでいく
フルグラにフラッシュエッジを引っ掛ける事に
成功した運命はソードを突き出してダウンを奪い
そのままの勢いでスサノヲに接近する
運命からのライフル弾に気を取られたスサノヲは
横からのリペア4の射撃で体勢を崩した
704
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/01(水) 23:46:43 HOST:om126208212090.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)35/
「今です!」
「おうよ!」
ユウとネギシが作りだしたチャンスに合わせて
ミヤネはすぐさま距離を詰め
そしてズゴックに指示を出した
スサノヲめがけて頭突きをするズゴック!
しかし相手には届かなかった!
一瞬静止する一同
ユウは呆れつつ言った
「…だから何やってんすか!?」
「いや…こいつ前作からコマンド変わりすぎ
だろ!?」
705
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/04(土) 07:22:32 HOST:om126208210099.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)36/
そんな中
ネギシが冷静にスサノヲに詰め寄っていた
それにいち早く気付いたフルグラが体を張って
牽制する
やむなくネギシはターゲットをフルグラに変更
してこれを墜とす事に成功する
しかしその間にスサノヲは安全圏まで離れた
「相手の策通りの展開ですね…」
「だがおかげでV2が孤立したぜ
ユウ!援護を頼む!」
「はい!」
シャアザクが運命を率いてV2に仕掛けにいく
706
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/04(土) 07:28:10 HOST:om126208210099.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)37/
シャアザクと運命から飛来する銃弾によって
追い詰められていったV2は逃れられないと
判断したのか
機雷を射出してそこへ自ら飛び込んだ
機雷の爆発を受けて地に落ちるV2
格闘攻撃を仕掛けようとしていたシャアザクの
トマホークが空を斬る
「自爆寝っぱテクだとぉ!?」
「トミヒトさんうま!?」
トミヒトの好判断にミヤネもユウも思わず目を
奪われてしまっていたため
シャアザクに凄い速さで接近する機体に気付く
のが遅れてしまっていた
離れて見ていたネギシが叫ぶ
「ミヤネ!!」
707
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/04(土) 07:35:25 HOST:om126208210099.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)38/
「しまった!?」
そう言った時にはすでにシャアザクの体は
スサノヲにトランザム格闘によって高く打ち上げ
られていた
なおも斬り抜けながらシャアザクを上空へと
打ち上げていくスサノヲの素早い動きに運命の
ビーム砲は虚しく空を穿つ
レオは叫んだ
「トランザム格闘からのぉ!!」
声に合わせてバックステップしたスサノヲは
両手に構えていたカタナを勢いよく自らの胴体
へと突き刺す
「切っ腹!!」
大爆発
708
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/04(土) 07:42:52 HOST:om126208210099.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)39/48+6
一同呆然
レオはおもむろに立ち上がり
右拳を天に突き出し高らかに言った
「我がエクバ道に一片の悔い無し!!」
ドヤ顔を決めているレオのもとにレンはそっと
近付き貫手で脇腹を小突いた
「少しは悔いろ
…はいコレ」
「ああサンキュ」
素で脇腹を痛がりつつもレオは差し出された
ハサミを受け取った
709
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/06(月) 23:27:33 HOST:om126208209112.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)40/48+6
「(忘れてた…レオさんはこういう人だった…)」
筐体に突っ伏すカケル
その横でレオは自分のカードをためらい無く
3つに切り分けた
それを見て狼狽えるカケルとは対照的にレオは
スッキリした表情で切り分けたカードのひとつ
をカケルに差し出す
「受け取ってくれるかな?カケルくん
これが君たちにとって今日という日の記念に
なってくれたら俺は嬉しく思う」
「あ…はい!」
差し出されたカードの切り分けをカケルは両手
で受け取った
710
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DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/06(月) 23:37:27 HOST:om126208209112.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)41/48+6
「そしてユウくんも」
レオはユウの席まで歩く
「弟に付き合ってくれてありがとう
俺はこんな形でしか感謝の意を示せないけれども」
ユウにも切り分けたカードのひとつを差し出す
それを両手で受け取り深々と頭を下げるユウ
「ありがとうございます!
大事にします!」
そしてレオは突っ立っていたレンにも歩み寄って
残りのカードを手渡そうとした
「ほれ」
レンは差し出されたカードの切り分けを無視
しようとしたがそれで顔をつつかれ仕方無く
受け取る
711
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:2023/02/06(月) 23:44:37 HOST:om126208209112.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)42/48+6
「それとミヤネくんとネギシくんには
そうだな…このブシドー仮面のスペアをサイン
入りでどうかな?」
懐から例の仮面を取り出すレオ
「そんなんもらっても…」
「欲しいです!」
「ネギシ!?」
そしてレオは両手を広げて高らかな声で言った
「さあまだ少し時間はある!
カードのなくなった俺の代わりにマユさんが
入ってくれ!
皆でおおいに楽しもう!」
712
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DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/08(水) 01:14:51 HOST:om126208213155.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)43/48+6
そして時は少し過ぎて
Bar.MURAMIにて
カウンターでバイトをしているレオの姿
そこへ店の入り口からマミヤが現れてレオの
正面に座った
「お疲れさん…いつもので?」
「ああ」
手慣れた様子で球体の氷が入ったグラスに
琥珀色の液体を注ぎ込み差し出す
それを口もとに近付けつつマミヤはつぶやく
「しかし意外だね」
713
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:2023/02/08(水) 01:23:24 HOST:om126208213155.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)44/48+6
「なんの話だ?」
グラスを拭きながら尋ねるレオに対してマミヤは
少しいたずらっぽい口調で答えた
「カケルくんの事だよ…彼から詳しく聞いたけど
あの頃やけに君を慕っているなと思ってたけど
まさか君にそんな甲斐性があったとはね」
「ああそうか…そういや話してなかったな」
「君は妙な所で律儀だからね」
「まあなんだ…月五千円ちょいで自分を慕って
くれる少年がついてくるんだぞ?
そりゃあ買うだろ」
「買うとか言うな」
714
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:2023/02/08(水) 01:35:35 HOST:om126208213155.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)45/48+6
「そのお金もろくに教えもしない家庭教師代
として俺の親から内緒で出てたし
俺としてはそんな誇れる事ではないさ」
「そうなのか
まあ君らしい理由で安心したよ…それで味をしめて
弟さんにも似たような事をしてみたと?」
レオは拭いたグラスをそっと置いて何かを想う
かのように視線を宙に向けて語りだす
「大会の日
お前が帰ったあと皆で3on3をしたんだがな
試合後にユウくんとミヤネくんがグータッチ
をしていたよ
2人とも良い表情をしていた
普通に生きてたらなんの接点も無かった2人が
ゲームを通じて出合いそして笑いあえたんだ」
715
:
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:2023/02/08(水) 01:44:22 HOST:om126208213155.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)46/48+6
「その時何か答えが見つかったような気がした
たくさんの人たちの運命を交差させそこに喜び
をもたらす
ゲームの可能性を俺は再確認させられた
そんなゲームとゲームに関わる人たちに少しでも
役に立てるような生き方を俺はしてみたい」
「…ゲームはコミュニケーションを促進させる
ツールであるという解釈には同意するよ
そうだな
君に一杯奢ってもいいかい?」
「どうしたんだマミヤ?
これから自首でもしにいく気か?」
716
:
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:2023/02/08(水) 01:52:19 HOST:om126208213155.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)47/48+6
「断じて君のためにではないよ
彼らのこれからの未来に対して少し祈りたい
気分になってね」
レオはちらりと横を見た
おそらくは聞き耳を立てていたであろうママの
ムラミが視線に気付いてその逞しい背を向ける
「…ノンアルならば付き合おう」
程なくしてすでに置かれていた琥珀色のグラスの
横に色鮮やかなカクテルが並ぶ
「それでは…彼らの行く末を祈って」
「そしてそれぞれの明日を祝って」
717
:
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:2023/02/08(水) 01:56:29 HOST:om126208213155.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)48/48+6
2人はそれぞれ手にしたグラスを掲げた
それは照明の光を受けて美しく輝く
「「乾杯」」
718
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:2023/02/08(水) 02:02:25 HOST:om126208213155.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)+1/+6
エピローグ
「久しぶり」
玄関開けたら兄がいた
夜のとあるマンションの部屋の前
その唐突すぎる訪問にキョトンとしているレンの
髪と背は少しだけのびていた
「何?急に…」
「何って…今日はアレだろ?」
「アレって?」
「ほれ」
レオはバッグの中からゲームソフトを取り出した
719
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/08(水) 02:09:37 HOST:om126208213155.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)+2/+6
「お前が優勝した時
の…1つ前のバージョンだな」
「ああ…そういえば今日発売だっけ」
「という訳でやろうか」
「何がという訳だよ
夜中だし…明日も早いのに」
言いつつレンはレオを部屋の中に招き入れる
「そういやバイトもしてるんだっけか?」
「うんまあ…休日だけだけど」
テレビの前のカーペットの上にレオは直接座り
レンはゲーム本体のスイッチを入れる
720
:
DL版へのガンダム・バルバトスルプスレクス付属は8/31(月)の購入まで!
:2023/02/10(金) 07:58:46 HOST:om126208208112.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)+3/+6
すでに開封してあったソフトを本体にセットすると
バンダイナムコのロゴがディスプレイに表示された
「バイトが終わったらユウくんと店外固定だし
父さんからは単位落とすなって言われてるし
資格を取る勉強もしなきゃだし」
「大変そうだな」
「まあね」
「だが充実してそうだ」
「…まあね」
「とりあえずタイマンミラー10連な」
「古いバージョンやると感覚狂うんだけど」
721
:
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:2023/02/10(金) 08:04:20 HOST:om126208208112.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)+4/+6
何も言わずとも機体選択画面でセブンソードを
選ぶ両者
「あのさ…ちょっと思ってた事があるんだけど」
「ん?」
「兄貴ってさ
ひょっとして自分を遠慮なく倒しに来てくれる
ようなそんな存在を求めてたのかなって
マミヤさんは相方だし
カケルは後輩みたいなもんだし
その他の強いプレイヤー達も結局は他人でしか
ないし
僕に本気で倒しにきて欲しかったから
だからあの鍵を送ってきたのかなって」
722
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:2023/02/10(金) 08:09:10 HOST:om126208208112.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)+5/+6
両者のセブンソードがサイド7に降り立つ
「さてな
ただ…俺の好きな言葉にこんなのがある
『ゲームに飽きたんじゃない
成長しない自分に飽きたんだ』
てな
だからと言って別にどうと言う訳でもないが」
試合開始の合図が告げられた
「とりあえず先に謝っとくよ
一方的にボコボコにしたらごめんね?」
「冗談を言うのが上手になったな」
723
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:2023/02/10(金) 08:14:57 HOST:om126208208112.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)+6/+6
外から見た部屋の窓が色鮮やかに明滅し
夜空にレンの声が吸い込まれていく
「兄貴…絶対ここ来る前に練習したでしょ?」
Fin
724
:
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:2023/02/10(金) 23:20:50 HOST:om126208211221.22.openmobile.ne.jp
(´・ω・`)訂正
Stage7がStage6に
Stage8の11/38がふたつ
Stage9の5/45で『そこまで』が重複
24/45は『〜ようです』『しかし〜』
Stage10 バーサスがガンダムに
X スサノヲにトランザム
O スサノヲのトランザム
ミヤネ側はまだ墜ちても大丈夫だったので
バックステップする必要は無かったが手直し忘れ
ページ総数がなかなか決まってませんでした
その他誤字脱字変換ミス等はご容赦ください
したらばの規約及び管理人の判断に従います
無断転載は自己責任でよろしく
読んでくれた方(´・ω・`)アリガトネェ!
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