トリビアの泉　in　ポケぱー

32：名無しさん、君に決めた！：2004/05/14(金) 01:59: 　イメージというのは恐いもので、一度抱いてしまうと先入観が働くために、受け手のイメージしやすい部分がより強調されて受け取られていく傾向があります。思い込みというやつです。
　例えば日本サッカー界のカリスマである中田氏に関して、世間一般で定着しているイメージは、クール，不愛想，個人主義，理性的などではないでしょうか。しかし彼のHPに書かれてることなどを読むと、意外に天然の明るい性格らしいとわかります。
　そして何より、彼の趣味のひとつがビックリマンシール収集であることを知ってしまうと、クールも糞もありません。無愛想に箱買いですか？理性的にファイリングですか？彼がニヤニヤしながら、数百枚のシールを並べて、眺めているところを想像するだけで、ご飯が３杯はいけそうです。

　日本のスポーツマスコミははっきり言って未熟で、一流のスポーツ選手に相対する姿勢を知りません。天才であったり、一流であったりする選手ほど、そのスポーツに対する姿勢は真摯ですが、彼らの活躍ばかりでは記事がマンネリになるから、そういう選手のゴシップを切望する傾向がマスコミの方にあります。
　海外のまともなメディアでは、スポーツ選手の価値はグラウンドにあるという意識が徹底しており、プライベートな話題をあまり掘り下げて報道しません。しかし日本のマスコミはプロスポーツ選手と芸能人を混同してしまっている部分があり、それゆえ中田氏にしろイチロー氏にしろ、マスコミと話をすること自体に嫌気が差してるんじゃないでしょうか。
　そういうマスコミに対する頑ななリアクションが報道されることで、彼らの無愛想、サービス精神の欠如などがイメージして定着してしまうということでしょう。

　ではここで、皆さんがどれくらい思い込みに左右されているか、ひとつ簡単なテストを。ガキの頃なら、誰もが見たことがありそうな戦隊物。よく思い出してください。レッドは正義感溢れるリーダー、ブルーはちょっとニヒルな一匹狼、ピンクは紅一点、グリーンは存在感が薄い（ホワイトやブラックはどーなってんだとか言ってはいけません）。そしてイエロー。カレー好き。
　そう、多くの人がイエロー＝カレー好きを思い浮かべるのではないでしょうか。しかしここに思い込みの恐ろしさがあります。実際には全27戦隊のうち、カレーの好きなイエローはたった３人しかいません。これも初代イエローのキレンジャーがカレー好きだからついた、イメージの産物にすぎません。いやホント、イメージって凄いですね。そして怖いですね。

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