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改訂版投下用スレッド
64
:
鬼と力と情報と
:2003/04/19(土) 02:08
すさまじいスピードで、ダッシュをかける耕一とオボロ。
と、その時その横手の森からから、黒髪の少女が飛び出した
「川澄さん!?」
そう、これが久瀬の失策。オボロを屋根に上げてしまったがために他の鬼に見つかりやすくなってしまうという事。
「グウッ」
耕一は舞を見て、無理やり方向を変える。だが、舞は囮だった。
「もらった!」
向きを変えた耕一の正面から、天沢郁未が飛び出してくる。
言うまでの無い事だが、先ほどの爆発、彼女の不可視の力によるものである。
逃げる耕一、追うオボロ、迎える郁未。
オボロと耕一の距離が縮まるよりも早く、郁未と耕一の距離が縮まっていく。旅人算の法則だ。
耕一は覚悟を決める。
(もう方向は変えられない!跳躍してあの女を抜く!!)
郁未は勝利を確信する。
(勝てる! 抜かせなければ私の勝ちよ!!)
オボロは歯噛みする。
(駄目だ! 追う以上こちらが一歩遅れる!)
久瀬はほとんど何も考えずに叫んだ。
「初音さんの事で話がある!!」
「―――え?」
従妹の名前を呼ばれて、跳躍寸前の耕一の注意が一瞬久瀬に向けられて―――
次の瞬間、二つのタッチの音が同時に―――少なくとも久瀬にはそう聞こえた―――鳴り響いた。
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