[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
改訂版投下用スレッド
36
:
誤解、再び
:2003/04/03(木) 15:23
篠塚弥生はちょっとしたジレンマに陥っていた。
――――森川、由綺。
いうまでもなく、緒方英二プロデュ―スのアイドルである。
そして、自分はその担当マネージャー。
それだけといえばそれだけの、しかしその言葉だけでは到底尽くせない関係。
弥生にとって、由綺はただのアイドルではない。だが、それを他人が知る必要はない。
「弥生さん、こんなところにいたんですね」
彼女にしか出来ない微笑を浮かべて近づいてくる由綺。(と誰か知らない少女)
向かいでは、好機とばかりに目を輝かせている響子。
たしかに今、目の前に由綺がいる。
もとより彼女を探していたのだから、それはいい。
しかし、彼女はこれからある人物を探さなければならなかった。
マネージャーという立場上、由綺を無視するわけにはいかない。
お互いに鬼であるだからここは共に行動するのがマネージャーとして本来正しい選択だろう。
だが、ある人物を発見してからのことを考えると、由綺の同行は弥生の本意ではなかった。
アイドルは舞台で輝いているものだ。舞台から下りて、泥にまみれる必要は無い。
――――どうする。
この本意と不本意が入り混じった状況が弥生にある選択をさせた。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板