[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
改訂版投下用スレッド
305
:
До свидания
:2004/05/29(土) 17:00
「じゃあな」
木の幹に背を預けるヴィクセンを置き、俺はまた道を引き返した。
……ある程度距離が離れたところで、ヴィクセンに、言う。
「戦いは……お前の、勝ちだ」
「?」
「最後の一撃……あれはただの偶然――いや、ここが木陰だったからかわせただけのことだ。
もう一度あれを見舞われたら、俺もかわせる保証は……ない」
仙命樹の活性化による感覚神経の鋭敏化……それがなければ、おそらく、アレには……反応することすら難しかっただろう。
俺が勝てたのは、俺の力によってではない。邪道な手段によって……だ。
だが、ヴィクセンは再度笑みを浮かべると、
「事実は一つ。あなたは、かわした。それだけよ」
と言った。
「……そうだな」
それ以上交わすべき言葉はない。
俺は無言のまま、その場を後にした。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板