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改訂版投下用スレッド

30名無しさんだよもん:2003/04/03(木) 00:55
「知らなかったこととはいえ、御免なさいですの…」
半壊した屋台の前で、すばるがルミラに土に付くほど頭を下げて謝った。
「気にしなくていいのよ、悪いのは全部アレイのせいだから」
「そ、そんなあ…ルミラさま〜」
屋台の破片を拾い集めていたアレイがルミラに涙声をあげたとき、
エルルゥが『進呈』と書かれた包み紙をもって、ルミラの前に戻ってきた。
「ハクオロさんの逃げた後に置いてありました。
中に入っている宝玉は皆さんの迷惑料として受け取って下さい。
今回、ハクオロさんが支払えなかったお金は必ず明日までに用意するそうです。
それでは、私、ハクオロさんを追いかけますので失礼します」
エルルゥはルミナに宝玉の入った包み紙を渡すと、急いで来た道をUターンしていった。

「ばきゅう☆とっても綺麗な宝石ですの」
すばるが宝石に目を奪われる。
「ルミラ様、この宝玉なら充分壊れた屋台の修理代になりますね」
「まあ、それはそれ、これはこれだから……
──彼らが明日までに3万5千円用意出来なかった場合、どうしようかしらねえ」
ルミラは目を細めながら苦笑した。


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