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改訂版投下用スレッド

284DreamPower 10:2004/05/18(火) 21:58
「で、ですからまずはお互いの誤解を解くのが先決では……」
「ソノ罪……」
「ちょ、ちょっとお待ちを!」

『死スラ生ヌルイ!!!!!』

 ゴゥッ、とDの右拳に光が収束する。

「 大 神 昇 竜 券 !!!!!!!!!!!!」

「だから誤解なのですーーーーーーーーー!!!」
 強烈なアッパーが決まり、ゲンジマルは星になった。
「かつて部下であり同士であり友人だった汝……せめてもの情けだ。迷うことなく常世への道を歩むがいい……」
 その目元がキラリと光ったのは、ただの汗か、それとも強敵(とも)への餞か……

「というわけで岩切、ご苦労だったな」
 意趣返しも終わってひと段落。ねぎらいの言葉をかけるべく、Dは三人の下へと戻っていった。
 岩切もだいぶ回復してきたのか、レミィの肩を借りながらもなんとか立ち上がっている。
「やれやれ……結局いいところはお前に持っていかれてしまったか。
 それにしてもよくもまぁ仙命樹持ちでもないお前がこの短時間に回復したな。何があった」
 Dはフフン、と軽く鼻で笑うと、
「まぁそれは何というか……愛の力だな」
「……言ってて恥ずかしくないか?」
「いや別に」
「そうか……」
 と、ここで岩切が思い出す。
「って! ンなことのんびりと話している場合ではなかった! 急げD! 獲物はあっちだ!」
 ビシッ! と自分が向かおうとしていた方向を指差す。
「ん? ……ああ、そういえばそうであったな。あちらで間違いはないのか?」
「おそらくはな。あの女がこの道に立ちふさがっていた。ならば向こうに奴の仲間がいると考えるのが普通だろう」
 クイッと木の根もとのトウカを指差す。
「某はいつまで放置されていればいいのだろう」


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