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改訂版投下用スレッド

283DreamPower 9:2004/05/18(火) 21:58
 嫌な予感がよぎった刹那、どこからともなくゲンジマルの側頭部に脚が飛んできた。
 さすがのゲンジマルも反応できず、直撃を受けでド派手に吹っ飛ぶ。
 空中に投げ出された幼女の体は、飛んできた人間が抱きとめた。
「ゲンジマル貴様! 我が娘に何をしている!?」
「お、あ……貴方様は……」
「まいか大丈夫か!? 怪我はないか!? あの男に何かされなかったか!?」
「……でぃー? 治ったの?」
「バッチリだ! お前の方こそ大丈夫だったか!!?」
「あのおじいちゃん……あのおじいちゃん……」
 ちょっと涙目になりながら、やや演技っぽい仕草で、
「まいかのからだを蹂躙(だっこ)した!!!」

 プッツゥゥゥ――――――――――――――――――――――――――――――――ン!!!!

「レミィ、まいかを頼むぞ」
「ウ、ウン……」
 異常に静かなテンションのまま、Dはレミィを地に下ろすと彼女に娘を預ける。
 そして、ゆっっっっっっっっくりとゲンジマルに歩み寄っていった。
「な、あ、貴方様もこの島に……?」
 一応、刀を構えてみたりなんかしてみる。
「ゲンジマル……久しいな……」
「は……はい、お久しぶりにございます……」
「まさかお前が……エヴェンクルガ稀代の英雄が……そういう趣味を持っていたとはな……」
「あ、あいやその、それはですな……おそらくお互いの認識の食い違いというものでは……」
「言い訳とはお前らしくもないなゲンジマル……」
「で、ですから……」
『動くな』
 Dの言葉と同時に、凍りついたようにゲンジマルの身体が動かなくなった。
「ぐっ……な……? こ、これは……」
「貴様の罪……」
「あ、あの、貴方様……まずは落ち着いてくだされ……」
「我が娘を汚した罪……」


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