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改訂版投下用スレッド
247
:
せめて最後の援護を
:2004/05/05(水) 23:21
前を向き、彼は走る。ひたすらに、足を動かす。
彼は必死だ。恐怖に駆り立てられて彼は走る。
だが、悲しいかな。所詮、彼は凡人。
はるか前を行く人外の集団に追いつけるど道理など無い。
―――だからなのだろうか。彼が前から視線をそらし、地に顔を向けたのは。
―――だからなのだろうか。彼が誰も気付くことの出来なかった、地に埋められた男に気付くことが出来たのは。
「……な、なにをやってるんだ?」
その異観に、彼は思わず足を止め、呟く。
その呟きに、男は驚いたように目を見開き、それから微笑んだ。
「……ようやく、私を見てくれたんだな―――」
柏木楓と彼女を追いかける集団は、三つへと分割されようとしていた。
先頭集団は、まず楓。
それを追う、途中参加であり体力を残している光岡。
それから、同じく途中参加であり体力に余裕を残しているアルルゥとユズハだ。
いや、正確にいうのなら、体力を残しているのは彼女達が乗るムックルであるが。
続く集団はまず葉子だ。意識せざる障害物の妨害によって勝負手をミスしたこと、
さらにユンナ戦での疲労が残っていることが災いして、先頭集団から少し遅れてしまっている。
さらに続くのはウルトリィに神奈。商店街のアーケードの中ということで、二人ともかなり飛びにくそうであり、
やはり先頭集団から少し遅れてしまっていた。
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