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改訂版投下用スレッド
237
:
その思いが届けば
:2004/04/18(日) 14:49
(散歩でも行こうかな。美汐なんかほっといて)
そう思い、窓から空をぼーっと眺めている瑠璃子を誘おうと、声をかけようとして、
それよりちょっと早く佐祐理が声をかけた。
「あ、瑠璃子さん。ひょっとしたらって思ってたんですけど、お兄さんいらっしゃいませんか?」
「うん……いるけど……佐祐理ちゃん、お兄ちゃんに会ったの?」
「やっぱりそうだったんですね〜 はい、昨夜お会いしました」
その言葉に、顔をゆがめて瑠璃子が尋ねた。
「佐祐理ちゃん、お兄ちゃんにひどいことされなかった……?」
佐祐理は笑って手を振った。
「あはは〜 そんなことないですよ。よくしてもらいました。実はですね―――」
真琴は瑠璃子を誘うことを諦めて、昨夜の事を話す佐祐理の声を聞き流しながら、駅舎から外に出た。
「ん〜……! いい天気〜!」
青空の下、歩きながら伸びをする。
天候は良好。気温も温暖。お昼寝には持って来いの環境だ。
やっぱり雪が降る季節より、こういう方が好きだと思う。
「今も逃げてる人っているのかなぁ?」
こういうマッタリとした天気の下で、今も必死に逃げてる人たちがいるのだろうか?
ゲームがまだ終わっていないのだからいるはずなのだが、どうもそれが遠い世界の話に思えてしまう。
真琴は今まで会って、別れてきた逃げ手の人達のことを思い出した。
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