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改訂版投下用スレッド

215Donate/4:2004/01/20(火) 22:32
「ふぅ助かった」
一方逃亡に成功のみちる。一連のやり取りの間に体力もやや回復。小走りでディーとの場所から遠ざかっていた。
「オロの双子のわりには抜けた奴で助かった」
 一応元は同じだったのだが……
「そう。みちるはオロと約束したんだから……オロもがんばってるんだろうから、みちるだってがんばらないといけないのだっ!
わざと大きめに声を張り上げ、己を鼓舞する。
 ……と。

スコーーーーーーン!

「にょぐわぅ!!?」
突如としてみちるの後頭部に衝撃が走った。
何やら硬いものが直撃。そのままもんどりうって地面に倒れる。
「にょわっ! にょっ! のおっ!!」
七転八倒。もだえ苦しむ。まるで陸に打ち上げられた鯉のようだ。
「な、なんだっ……!?」
 と涙目に振り向いてみれば、そこにあるのは……
「……これは?」
中空に何やら紙に包まれた塊が浮かんでいた。淡い光を帯び、ちょうど走っていたみちるの頭の高さにふわふわと浮かんでいる。
「………?」
ほうけた表情のままみちるがゆっくりと手を伸ばすと、勝手に光は消え、モノはすぽんと手のひらに収まった。
「…………?」
さらにわけもわからぬまま、紙包みを開いていく。
「……機械?」
 ……中に入っていたのは見慣れぬ機械。
そしてついでに紙の裏に、殴り書きで一言。


『勝手に使え!』


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