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改訂版投下用スレッド

208見えない壁と白い悪魔と:2004/01/12(月) 23:23
「不可視の力か!」

御堂の銃と腕に対し起きた出来事を、祐一は理解した。
御堂が放った銃弾は、その目の前にあった不可視の力の障壁に激突し、展開。
さらに、その障壁を爆発させて、御堂へと押し返された。
文字通り、不可視の技だが、魔物との戦いや、鬼ごっこが始まってからの経験でわかった。
郁未が、敵の武器を無力化した、ということに。
その郁未が自分の横を通り過ぎる。

「やったな、郁未!ライバルを1人撃破も同然じゃないか!」
「まあね。でも、あのオッサン、足速いから…一応、足止めヨロシクね」
「うわっ」

郁未は、祐一の肩をドン、と強く押して走って颯爽と駆けていった。

「あのオッサンの妨害さえなければ、すぐに捕まえてやるわよ!」

郁未に押され、バランスを崩した祐一は、咄嗟に近くにあったものにつかまった。
ねちょ、と異様に柔らかい、粘着質な感触のもの、即ちトリモチの絡まった御堂の腕に。


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