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改訂版投下用スレッド

202塚本さんと国崎くん達よ〜塚本さんと夢の魔力〜:2003/12/31(水) 17:21
「大変です、お兄さん!」
塚本千紗は、叫んだ。
「何状況説明してるですか!」
え? あ、はい、俺ですか?
「千紗がどこ探してもいないんです! 柳川のお兄さんを追いかけてるときも! 名倉のお姉さんを追いかけてるときも!
 瑞希お姉さんが謎のアイテムを手に入れたときも! 楓お姉さんを追いかけてるときも!
 きっと千紗は忘れらてしまったんです!」

で?

「にゃぁあ〜、酷いですぅー……」
仕方ないじゃん、書き手が忘れてたんだから。
「駄目です! 千紗がひっそり隅にいないと、国崎のお兄さんチームは成り立たないんです!」
そんなことも無いだろう。
ほれ、猫耳互換の楓はでてるぞ。
「それは別モノ」
そうか。
「にゃあ〜……どうすればいいんだ、ですぅ……」
そんなこといわれても。

「あ、起きた」
「……にゃあ〜……?」
千紗はむくりと起き上がった。そこには、心配そうな表情をした深山雪見と牧部なつみが立っていた。
「大丈夫? 随分うなされてたから。怖い夢でも見てたの?」
なつみが心配そうに訊く。
「にゃあ〜……?」
まだ千紗は状況が理解できていない、という風に辺りを見回した。
「あなた、ずっとここで寝てたのよ。覚えてる?」
雪見が千紗の肩に手を置いた。
「あれ……国崎のお兄さんたちは……どこ行った、ですか……?」
「かわいそうに。置いていかれたのね……」
雪見となつみは千紗の頭をなでてやった。
千紗は、夢の事は一切覚えていなかったらしい。

しかし、何故知るはずも無い国崎一行の動向を、夢の中とはいえ千紗が知っていたのか?
それは、ひょっとすると人間の持つ、夢の魔力だったのかもしれない。
人間の夢とは、かくも不思議な物だと、私は思う。

【千紗 起床】
【鶴来屋二階の一室】
【四日目昼頃 国崎一行が楓を追っている辺りの時間】
【登場鬼:【塚本千紗】【深山雪見】【牧部なつみ】】


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