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改訂版投下用スレッド

200るみまんが七瀬 改訂版:2003/12/17(水) 21:15
「え、え、え、え、え?」
佐祐理は訳がわからず動転する。
「ま、まさか……」
――死んだ?
「えぇー!? そ、そんな……」
そういえば、さっきとは音が違ったような気がする。何かが壊れるような鈍い音。
つまり。
「外し方が……間違ってたんですね……ごめんなさい、七瀬さん……」
ああ、私はなんて最低なんだろう。そんな自責の念が佐祐理の心中を支配する。
「私なんか……私なんか……どっかに飛んでいってしまえー!」
がちゃん、と自分の側頭部にツインテールを装着した。
ぱたぱたぱた、とツインテールは回転し始め、佐祐理の体が宙に浮く。
「どこ行くのー?」
そんなツインテールの声と共に、佐祐理は何処かへ去っていった。
ツインテールのなくなった七瀬の身体を残して。


場所は穴の底。そこには5人の人間がいる。
その穴はちょっとした喧騒に包まれていた。
「え? え? え? 七瀬のアレって持ち上がるの?」
キョロキョロあたりを見回しながら自分のツインテールをいじる真琴と。
『うわぁ』『なの』『うわぁ』『なの』『うわぁ』『なの』……
意味の分からない事をスケッチブックに書いていく澪と。
「……アホですか? 私……」
呆れかえった顔でほぅ、と息をつく茜と。
「何なんですかー! 今のはー! 七瀬さんは飛べるんですかー! ていうかツインテールはみんなそうなんですかー!」 
混乱状態でちょっと意味不明なことを叫ぶ佐祐理と。
(クスクス……ちょっと電波で悪戯してみたけど、面白いなぁ。あとで七瀬ちゃんに謝っておこう……)
笑いをかみ殺している瑠璃子がいた。
ネタは最近読んだ漫画だ。七瀬のツインテールがなんとなくハマったから使ってみた。
要は退屈した瑠璃子のちょっとした悪戯だったらしい。


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