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改訂版投下用スレッド

165第一回ランカーズマラソン:2003/12/07(日) 12:27
一方、他の鬼たちの状況も厳しかった。
ここは第二グループ、
「ゲェーク!くそ、速ぇ!最初の差がいてぇな・・・」
「はぁ、はぁ、くっ、体がもう乾き始めている・・・屋台で水を補給できていれば・・・」
と、その時、
「むおぉぉーーーー!!!」
疲れの見える岩切の横をまいかを抱えたDが猛スピードで駈けていった。
「く、またこいつに負けるのか?私は・・・」
(私はいったい何のために戦っている?このままでいいのか?)
と、岩切が思ったその時、天使は舞い降りた。
「・・・おねえちゃんお水飲みたいの?」
「何?」
「おねえちゃんお水ほしいならだそうか・・・?
 さっきDがひどいことした、まいかからのおわび」
(水?水を持っているのか、しかし・・・・
このような幼女に情けをかけられるというのは・・・このままではいかん!)
「はっ、はっ、いや、わびはもういい。それより、取引をしないか?」
「ん、なぁに?」
「水をくれたらこの勝負、お前達に協力しよう。」
(今から鬼をやっても優勝は不可能だろう、
 ならせめて、私を負かせたこの男を優勝させるのが、私なりのけじめ!!)
「いいの?D達もいい?」
「O.K!」
「むおぉぉーーー」
「・・・いっか、じゃあちょっとまっててね。」
そう言うと目を閉じ、精神を集中させる。そして、
「みずのじゅっぽう!」
ばしゃ!水が岩切にかかった。
「な、何!?水が突然!?」
「うう、ごめんね、うまくできくてお水、かかっちゃった。」
(この娘見かけによらず妖術を使うとは・・・あなどれん!)
「いや、これがいい。ふふ、いい戦友になれそうだよ・・・」

「・・・・・ゲ、ゲ、ゲーック!!!」
水は勢い余って御堂にもかかっていた。
「こ、こ、この・・・く、ち、ちくしょー
なんだってこの俺様がこんな幼女に逆らえんのだ――!!」
御堂の叫びが虚しく森に木霊する・・・

「はぁ、いくら私でもバイクはキツイわ・・・力も射程外ね。」


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