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改訂版投下用スレッド

154恋慕の袋小路・改定版/2:2003/12/05(金) 03:07
 管理者・水瀬秋子が食事などのために席を外すというので、社長業務をしていた手を止め、管理者の仕事を始めた千鶴。
有事の際にこそ出てきていたが、実は通常の管理者としての仕事はあまりこなしていなかった。
管理者の仕事を続けていて疲れの見える足立にはサポートに専念してもらい、その仕事を順調に覚えていった頃、事件は起きた。
自分が惜しくも逃がした相手、リサ・ヴィクセンと、自分の想い人、柏木耕一が逃げ手と鬼として対峙したのだ。
当然、耕一の華麗な活躍を期待していた千鶴だったが、事実は違った。
柏木耕一は浮気したのだ。(別に千鶴に対して耕一が操を立てているわけでもないので、妄想ともいえるが)
キレたとしか表現しようのない千鶴は管理人室内で暴走した。
来栖川エレクトロニクス自慢の暴徒鎮圧用HMでも止められなかった彼女を止めたのは、状況を聞いた秋子のたった2度の発言であった。

「大丈夫よ、千鶴さん。浮気は男の甲斐性って言うでしょう。それとも、耕一さんは甲斐性無しなのかしら?」
「ま、まさか!耕一さんほど素敵な男性がそんなはずは…!」
「なら、何の心配も無いでしょう?耕一さんは、他の女の人とあなたを比べて、あなたには誰もかなわないことを確認しているのよ」
「まぁ、耕一さんが、そこまで私のことを…」

 暴走もすっかりおさまり、少女のように顔を赤らめる千鶴。
普段なら絶対に納得しないであろう理屈に、暴走していて短絡的になっていた彼女は秋子の語調もあってか見事に簡単にやり込められた。
その後は秋子が管理業務に戻ったが、耕一のことを思うと社長業務が手に付かず、頭を冷やすため、と言って千鶴は外に出た。


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