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改訂版投下用スレッド

149奥義・フリオニール式戦闘術/5:2003/12/04(木) 13:02
「ああっ、痛いです!」
「我慢なさいドリィ! 私も辛いのよ! 仲間であり、従者である(いつの間に)あなたを撲つだなんて! 私も辛いのよ!
 けど、これもすべては勝利のため……我慢してちょうだい!」
 バチィン! バチィン! バチィン!
「あつっ! あわっ! くあっ……! く、黒きよさん! なんか、楽しんでませんか!? 喜んでやってませんか!? ひょっとして!?」
「そんなことないわ!」
 バチィン! バチィン! バチィン!
「私も本当はこんな手段を取りたくない! けど事は急ぐのよ! ドリィ、我慢して!」
「その割には顔が妙にうれしそうなんですけどー!」

 数分後。

「うう〜ん……」
「どう、グラァ!?」
「ダメです! マゾレベルと下僕レベルは順調に上がってますが、技ゲージはまだまだです!」
「よしよし! いやよくない! まだまだいくわよぉぉぉぉぉーーーーーー!!!」
「……やっぱ楽しんでんじゃないですかーーーー!!!!」

 ガッ!
 両手に具現化させた闇の剣をクロスさせ、迫る巨岩を受け止める。
「くっ……!」
 その動きが止まった瞬間を耕一が見逃すはずがない。巨大な水柱を伴い、一足でムツミへと飛ぶ。
「もらった!」
 岩の真後ろから、直線に拳を振り下ろす。……岩を砕き、そのままムツミも捕まえるつもりだ。耕一の腕力ならば造作もないだろう。
(……回避。いや、間に合わない! なら!)
 ムツミも一瞬で判断を下す。瞬間二本の剣を解放。そのまま×の字に岩を斬りつけた。


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