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改訂版投下用スレッド

146奥義・フリオニール式戦闘術/2:2003/12/04(木) 13:00
 んでこちらは川の中の黒きよ小隊。二人からは少し離れた場所。
「……何なのよあの二人」
 さすがの黒きよもこの人外の戦いには参加できず、ただ成り行きを見守るしかなかった。
「まぁ、なにせムツミさんはウィツァルネミテア様の娘ですし」
「対抗するには少なくとも兄者様ぐらいの実力がないと」
「ちょっと僕らじゃ」
「辛いですねー」
 顔を合わせてあきらめの言葉を漏らす二人。
「何かないの? あなたたち、國では一応弓兵部隊率いてるんでしょう?」
「うーん、そういわれましても」
「モノホンの矢を使うわけにいきませんし」
「……別に倒す必要はないのよ。要するに触ることができれば、一瞬でも動きが止められればいいのよ」
 と言いながら前方を指さす。そこでは『目にもとまらぬ』という表現ピッタリに二人が壮絶な戦いを繰り広げていた。
「まぁ……必殺技でも使えれば別でしょうけど……」
「必殺技?」
「はい。僕らは技のレベルを上げると連撃の最後に強力な必殺技が使えるようになるんです」
「たぶん、それなら焼かれることなく多少はムツミさんやあっちのおっきい人にも効果はあると思いますが……」
「なんだ、いい方法があるじゃない。ならさっさとやりなさいよ、その必殺技とやら」
「いやー、しかしですねー……」
「何よ。まさか『MPがたりない!』とか言うんじゃないでしょうね」
「いえ、僕らにMPの概念はありませんから。実際カミュ様やウルトリィ様も術法使い放題ですし」
「それに僕らの必殺技は物理攻撃扱いですから」
「じゃあ、さっさと……」
「あ、いえ、その代わり『技ゲージ』がたまらないとダメなんです」
「けど、今僕らはほぼゼロ。当分使えそうにありません」
「……それ、どうやったらたまるの?」
「攻撃したり……」
「攻撃されたりすれば……」
「ふ〜ん……」


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