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改訂版投下用スレッド
130
:
セパレイト(6)
:2003/11/08(土) 21:48
ちょうど、それと同じタイミングで。
「……あの〜……お取り込み中、すいません」
一行がやってきた方向から、突然二つの人影が現れた。
二人の方には、たすきが。鬼を示す御印であるその鬼のたすきが掛けられている。
「しまった! 気配を探るのを……忘れていたッ! 美凪! みちる! 話は後だ! 今は……逃げるぞ!」
ハクオロはそのまま後ろから美凪とみちるを抱きかかえ、森の中へと走り去ろうとする。
しかし、鬼の片割れ……佐藤雅史は慌てて叫ぶ。
「ま、待ってください! 僕らは怪しいものではありません! ……鬼ではありますけど、あなたを捕まえる気はありません! ハクオロさん!」
傍とハクオロが足を止める。
「……私の、名を……?」
息を整えると、雅史は言葉の続きを伝える。
「突然失礼しました。僕の名前は佐藤雅史。……ハクオロさん、あなたへのお手紙を預かっています。差出人は……エルルゥさんです」
「……エルルゥだと!?」
【美凪、みちる 決別の意思をハクオロへ伝える】
【雅史、沙織 ハクオロに追いつく】
【まなみ 近くにいる】
【四日目午前 森の中】
【登場 ハクオロ・遠野美凪・みちる・【佐藤雅史】・【新城沙織】・【皆瀬まなみ】】
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