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改訂版投下用スレッド

110ランカーズ(4):2003/11/05(水) 14:01
「……誰か起こせよ」
「ごめんね……浩平……」
 さらに移り変わって折原部隊。
 晴子をとっ捕まえた家で一晩を明かしたご一行。
 ……一晩というより、正確には一晩と半日ぐらいを家で明かした、とも言える。
 浩平はもちろん、珍しいことに瑞佳も、そしてスフィーも、ゆかりも、なんとトウカまで、まとめて……
「……ここまで豪快な寝坊は俺だって久しぶりだぞ」
「某としたことが……面目ない」
 ……昼近くまで寝過ごしてしまったのだ。いくら疲れていたとはいえ、かなり気合の入ったドジである。
「でも浩平、確か学校で瑞佳過ごしたことなかったっけ?」
「…………あれは早寝早起きだ。健康のバロメータだ」
「早すぎる気がするけど」
「うっさいスフィー。一番豪快に寝てたクセに」
「うっ……」

「まぁそれはそれとして、だ」
 話が逸れかけたところで、無理やり本題に戻す。
「とりあえずの目的地も無いし、今日は川沿いを歩いてみようと思うんだが、どう思う?」
「某は異存はないが……」
「お前たちはどうだ?」
「別にかまわないよ」
 というわけで決定。
「んじゃ、タラタラと川を上流に上っていくとするか。上手い具合にいけば休憩中の逃げ手にも会えるかもしれないしな」
「そうそう都合のいいことは無いと思うけど……」
「うっさい」
「む、浩平殿。あれを」
「ん?」
 話がまたしても逸れかけたところを、今度はトウカが軌道修正。
「あの先で森が途切れている。どうやら湖があるようだ」
「ほぅ……湖か……。……うっし」


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