したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【セ】ナーサリーライムのテロリズム【アマデウス】

1GM:2016/10/21(金) 00:25:58

雅の古都、京都。
かつてヤマトの中心であったこの街に、怪物が顕現する。
鳴り響く童謡。
響き渡る数え歌。
それらは和の気配を微塵も感じられぬ、遥か遠き英国の歌。
良い子はベッドでおねむりよ。
数を数えておねむりよ。

神話創世RPGアマデウス
『ナーサリーライムのテロリズム』

――――これは、君と神が紡ぐ物語。

252守 桃華:2016/12/16(金) 23:14:49
じゃあ玉兎様からの想いを受けてでも全身全霊で妨害してやる!
赤青緑白のインガを一色ずつ消費して【妨害】!

れいりょく!:ダイス合計:14 (3D6 = [6 2 6])

――――職業判定も玉兎様からの想いも受ける必要もなく成功だよバカヤロウこの野郎!
ええと、出目6を一つ白インガに変えて、残りの出目6でスペシャル、成功だ!!

「喉に詰まらせたんだな!?じゃあこれでも呑みやがれ!」
「さっき絶賛製作失敗したアッツアツの霊薬だあああああああ!!」

   ____
   \__/←霊薬
      L(゚Д゚)ノ
        (へ )  
            >

     ||||| (`Д´)ノ
    _|||||ノ(へ ) そぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい!
   /__\  >
   ∬∬∬∬   ザ☆パーーーーーーーーーーーン
   /(   )ヽ
    ││

銅鑼になみなみと入れたグッツグツに煮えたぎった霊薬を・・・貴様らの顔面に叩きこんで妨害する!

253GM:2016/12/16(金) 23:27:28
運命の輪:黒1/1Lv 赤8/3Lv 青5/2Lv 緑7/3Lv 白6/2Lv
――――――――――――――――――――――――――――――


             _,,,... --──--- 、..,,__   「ト、
           ,:'"             `"''ヽ| |:::\    ,.:':「|
          .!     ヽ__,. -‐‐-、___,/    //:::::::::`ヽ,イ::::| |
            _'、__ゝ'"`;Y-‐‐-、_/__ `ヽ、,_  | !:::::::::ニ=-i7i:::::| |
        r'" ̄7>‐''"´       ヾ/  `,| |::::::::::::::::/i:::::::::| |
       「   ;ア´ /   / i   ,'   ヽヘ/ | |:::::::::::;:イ´⌒ヽ! |
       `ヽ/  / / メ、_ハ  /! !  i  ハヽヘ,ヽ、∠/    Y
   |\    ,'  ,' /'ヽl ハ ハ ;イ .ト  .l     ';.     .',
   .\|   .!,  ! !  l/  l:/ l:/シ-lT';.lV.l';     l:      !
   ._|  ノ;  !  _\   '  '′  '' 'l  lヽ:    l.      l  「まぁ、なんてひどいのかしら!」
 ./ /\  レへレ ., ,_>      ェ-_‐_    `l:  l      :!  「これでは二人目と三人目と四人目と五人目と」
   ̄  /|\r:-':ュ, ー′  , _    `ヽ, ,  ,r:.':   l      ,'  「それから六人目と七人目と八人目と十人目が死ねないわ!」
    .|/r':.:r' ヽ'      l   `l   /,Ч/:,.--、: /      ;'
        l:.:,'  ヽ     !    l  /// ,':/    !':. l:      ;'
      ';.',.  / ト、    l_    !   ′l:.! , 、 _, イ/l:      ;'
       ヾ、, '  !,/`'i 、 -` _ ー'__ ... 、r ';:',   / l:     ,'
         iヘ/ヽ、ノヘ   <lr--―'- 7ヾ! ̄|\ l:     ;
       r,  <,__ヽ,:'"ー7:::7:l:l::ヽ,- ,r-t、 .\| l     i
       ´' 'ty  /l l / 、r7ムヽ-'/  /  ヽ      !   . !


お見事、妨害成功!
それならパラグラフが2に移行して、さぁクレアか乱か、どちらか動きな!

254万華 乱:2016/12/16(金) 23:42:21
「まったく、ガチョウのばあさんの言うとおりだよ……」
「空振りがなんだ……ワガママ言ってなにが悪い!」

「オレたちは絶賛反抗期、親に『そう造られたから』って素直に従ってやる必要はない」
「完成体(オトナ)な神様たちみたいに、権能(シゴト)と割り切れなくったっていい……!」

                                アマデウス
                「俺は、俺たちは―――“ 神 子 ”だッ!」

                                   | |  ,r,
                                       | l./  ',
                                        ,|   /! ',
______________________/´ ィ  |_j  ',_____
  ',   ', ヾ、  \   \\   \   \   ヽ、     |/  |  |  |.  ',-≧=- ,'_
  ',   ',   !\  \    ヽ\   ヾ、  \≧=--≧= _    |  |‐-|  ',r-「 |./ /
   〉⌒∨Nz===≠云示==≧zzx、\ー-≧ ,xzz===云示=|  |==|〆 !.l__!-/ /
.  | ⌒>∨{l{.  〃 {::::0::::}`ヽ:::.. `ヾ、::::::::::::〃´ .:::::〃 {::::0::::} レ′ }l}}::l:: ', /_/
   ', 〃::l {l{.   \ ゝ:::::メ /:::.. .::::ミ三三彡.   \ ゝ:::::メ /  .}l}}/::::::} .}
   ', {:::::!乂ゝ.    ̄ ̄ ̄     //::::l::::  ヾ.、     ̄ ̄ ̄    ノ.イ:::)〃 /
.     \ヽ{::',:::.`ゞ、ー-  ,,___メ '.::::::l::::    ヾ.、___,,  -ー彡´.:,':/ /
.      \ヽ',:::.   `¨¨ ―――''゛.::::::::::::::      ''――― ¨¨´   .::,'´ /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
僅かな炎のブレ……あれはきっと、彼女のささやかな反抗。
倶利伽羅の剣の中に生まれる熱を感じる。それ種火に『情熱』を燃やそう。

本日5回目の【寄進】&【親神の恵み】2段階発動!(残り神貨:→3 生命力:→10)

255万華 乱:2016/12/16(金) 23:44:38
怪物本体へ攻撃、命中判定。

diceBot : (4D6+1) → 14[2,4,6,2]+1 → 15

出目6でスペシャル成功、ムードダイスに4指定 → 緑インガを1つ増やす
【英雄の証】発動 → 桃華とクレアの生命力を2点づつ回復

そして威力だ。
【雷霆】で武器威力+4、パラグラフの補正で+2。「●必殺3」&絶望の闇でダイス4d6追加。

diceBot : (6D6+4+2) → 24[3,2,4,6,5,4]+4+2 → 30

輝く光の放出、雷霆の力を完全開放だ!

256GM:2016/12/16(金) 23:59:53

【マザーグース】本体生命力―――――0ッ!


                   _     ─ 、_
                  '´         `、
                /     , '´ヽ ,、   、
                 /      / ニ 三 ニヽ  ヽ
              /    ,/‐=   ⌒ ーヽ  ヽ
               /'''''''''''イ ‐-=`   ´ ̄` 、Y゙゙゙゙゙',    「ああ、そうだ――――それでいい」
.              /     .|ィ=云y ヽ, r ⌒  |    |                      ,、 ,、
.            {     r´l `=ニ´ /  r=云ァ''|_   |                       ヽ`;囗ロ []  []   
             i!    l::}ト::..    /   `ニ=´∧〉  i!                        ハ ロ 囗[] ロ □  []    ロ
             |   `ハ:::;:'   /_〉    ノハ/   |                   t_ー 、  }ヘ [] ロ[] □ロ
             |       ::; /    ヽ  /:/ー'    |                     ヽ `、}:::i 囗ロ []  []   ロ
             l       |::ト ーニ=- } ,':'´      i!                      ` 、.ヽ:囗ロ □ [] []ロ []
             ',.      l  、__ イ |     , '                 r 、      |::::}  □ □ []   ロ
              ' ,    ト-───‐‐-|     /                  ヽ` 、 / ̄ ̄囗 []   ロ    []
      /⌒\        ',.  |三三三三三∧ /                     ヽ `レニ ̄:7  [] ロ  []   。            。
    ∧三三三\____ゝ/三三三三三三\       /⌒□ []   ロ     。  ヽ  .::::'´  囗   ┌┐[]   ロ    ロ
   ∧三三三三三三三三三三三三三三三三三三` 、 _/三三ロ ロ   ロ   ロ      ヽ ハ.   囗   └┘  []   ロ
  ∧三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三囗ロ []  []      ロ ゝ   ロ 囗 ロ    ロ
  〈三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三[] ロ  囗 []  ロ   /三''三□ []   ロ     。



……雷撃を受け、マザーグースが消えていく。
もはや『物語る』能力すら失った老婆が、物語へ帰っていく。
彼女が歌った無数の物語が、情報で構成された異界へと帰っていく。

【マザーグース】
「なぁアンタ、聞かせておくれ」
「雷神さまの子よ、どうかこのババアに聞かせておくれ」
「アンタは今、楽しく夢を見ていられるかい?」

グズグズに焼け焦げたガチョウを労りながら、老婆は穏やかな微笑みと共に乱に問いかけた。
古くから子供のためにあった想いのカタチが、これだけはと問いかけた。

257万華 乱:2016/12/17(土) 00:10:05

ゆっくりと地面に降り立つと、振り返り仲間を見る。
力を合わせ冒険を駆け抜けた友人たちだ。

「あぁ、最ッ高に青春―――夢の中(モラトリアム)さ」

「子供はいずれ物語を離れて大人になる。歌はおしまい、名残惜しいな」
「でも……将来、俺たちが親になったらまた会うんじゃないかな。それでいいよな?」

258GM:2016/12/17(土) 00:24:12

【マザーグース】
「ああ、そうだね。そんなら、アタシも老骨にムチ打った甲斐がある」
「どうやったって、アタシにゃ悪夢を見せるってことしかできなかったが」
「アンタみたいなバカがいるなら、誰だって夢を忘れないでいられるだろうよ」

――――それは、怪物の嘆き。
人々に忘れ去られる嘆き――――ではなく。
未だ語り継がれるマザーグースであるからには、彼女が人に忘れ去られることなどあるはずもなく。
ただ、人々が大事な何かを忘れようとしていることを嘆く、お節介な怪物の乱暴な老婆心。

【マザーグース】
「そうとも、アンタらが大人になって」
「古い物と新しい物と借りた物と青い物と、それから靴の中の6ペンス硬貨を、身に着けたり受け取ったりした後に」
「そしたらどうかその時は、アタシの名前を呼んどくれ」

親から子へと、永遠に語り継がれる物語。
想いを乗せて、どこまでも旅する夢のカタチ。

【マザーグース】
「アタシの名前はマザー・グース!」
「いつかと誰かの想いのカタチ」
「ババアの説教、これにておしまい。それってつまりは――――」



.       / / ,' ,  ,            /    \\\
      / / / ,'   ,' ,'      il|ミツ    , _, \\\
      i\!_,!_,!_, ,,!_,,,!  ,     i||  // /  _, \\l
     |lll|lll|ll|lll .l  l\!_,!_,!_, ||| / / , '¨./ /, 一 ソi|
    |!l !!l !l !  :  : lll|lll|ll|lll||レ / ,,/ //  1彡'〈
.      | l| !l| !|    ,' |!l !!l !ll|||ル'/ _,,- /   レ'/¨iミヽ
.     | !; '     , ,'l| !l| !|lllllH/ /,,- ー- 、 ヾ≦彡}
      |.       ,   ; ' ; ' lll/ レ/ /三ミ;;\ \:::::l|
     |      / ,' ,  '  ;il/ レ'  /彡≠テ;'';::::\ \l|
     |\,!_,,!_,!,/ /     /i ノ. // / / '  ';:::::::\ \
.      ||lll|lll|ll|, ,'iill ,,!_,,,!_,,_/|//∠,/ ,/     ' ;;::::::\_〉
       |ll!l !!l !l ! |ll: l  li 〈 / ' //ハヾ¨      /└-≠ハ    「――――めでたし、めでたし!」
.       |ll| !l| !| : l  / ̄\\ ,'// ;        /,___,,/ノ. :i
        |l!; ; ' ;  l {ハ \\\_,ハヾ\   ,' {少' /. : ::ヽ
        |!;     ,'i\\イミヽ、`≦ ̄`¨、 \ {; ¨<   : ::ノ}
.      |       ,i | l|lゝ二二,,__)ー--,,,___\,,_  ヾ_//
.       |       ,' !l| !|l |lll|lll|::::::::::/  \ \ ¨Tー-,-;-一´
      |      ,'l| !l| !|l |lll|lllト、::/.     \ヽ .| / l



最後に結句を歌い上げ――――物語の怪物は、きれいさっぱり消えてしまった。
絶界がひらけ、絶望の闇が晴れて、これで全ては元通り。
最初から神話災害なんて嘘だったみたいに、京都の町は元通りに戻っていた――――

259鈴谷 慎:2016/12/17(土) 00:51:40
「夢はいつだってこの胸にあるよ」

「それにここは古都京都。古いものと新しいものが混ざり合って共存する土地」

「異人さんのもんも歓迎するわぁ」

笑う。
心の底から笑って見せる。
勝者の笑みではない。鈴谷慎が見せるマザーグースと少しだけ繋がろうとした心が生んだ笑顔。
闘えば誰であろうと敵だ。
しかし終われば誰であろうと大切な隣人だ。
少なくともこの老人に関していえば。

「ふふ。縁があったらいつでも呼ぶわ。そん時は狐と人間の恋物語でも用意しといておくれやす」

「ただ、またこっちにちょっかいかけはるんやったら」

「頭踏んずけたるから、そのつもりで」

にっこり笑ったまま怪物の終わりを見届ける。
次合う時は願わくばいい形で出会ってみたいものだ。

「ふぅ。なぁんや皆さん凄かったねぇ」

(……ウケちゃんにご褒美ねだるんやったら、もうちょっと貢献しとった方がエエんかなぁ……)

(ま、エエか。今が平和やったらそれで)

260守 桃華:2016/12/17(土) 23:05:47
「もうちょっと大人しい教訓にしてもらえるとアリガタいんですけどね・・・!!!」

教訓にしてもハシャぎ過ぎだろう、まあ得てして災害とはそういうものではあるが。

「忘れたくても忘れられるインパクトしてませんよあなたはね。」
「それでもさびしいと言うなら何度でも何年後にでもやってきなさい。」

「何度でも。何代重ねても。私たちはあなたに勝ってあげますよ。」

そしてそういう形でしか災害は関われないと言うのなら、まあその対処は神子の仕事だ。
かかってこい、相手になってやんよ!

261クレア・フローラ・ヴィッカーズ:2016/12/18(日) 22:23:08
夢。クトゥルフ神群の神子にとって、夢と言う言葉は重要な位置を占める。
最も、決して良い事ばかりではない。むしろ、彼らの見る夢は、いつだって悪夢ばかりだ。
だから―――良い夢、と言う物はよくわからない。

「さようなら、マザー・グース。」
「あなたの歌は、どこか、懐かしかった。」

「お疲れ様でした。私は一足先に失礼します。」
「―――所長がまた妙な事をしていないとも限りませんので。」

一礼して、その場を立ち去ろう。

―――まあ、大変な、夢だったけれど。
終わってみれば、そう悪くもなかったかもしれない。

262万華 乱:2016/12/18(日) 22:29:31
「意味が抜け落ちても気が付かない、形を残したままの摩耗か」
「こんな形で忘れられていた怪物なんてのもいるんだな」

たしかに、今回襲ってきた脅威たちは、どれも耳馴染みはあっても、
本来はどんなストーリーを持った歌なのかは、クレアに聞くまで知らなかった。

「世の中、上っ面だけ知ったつもりになっている事って、結構多いのかも?」

倶利伽羅の剣に「もっと自由な生き方もある」と、先輩気取って説いたりもしたが、
自分もまだまだ物を知らない若輩なのだ。反省。

「これは……もっと、真摯に向き合ってみなくちゃわからないな!なにごとも!」

263倶利伽羅の剣:2016/12/18(日) 22:47:35

「――――――」

 唐突な終焉を迎えた戦いに、固まったままの倶利伽羅の剣。

 逸れた照準、運命的な回避、そこからの反撃を見せた万華。二つの死を、一度に見た。
 刹那の攻防、されども久遠の時を経たかのような。
 心臓があれば、張り裂けていただろう。それほどの衝撃だった。

「…………めで、たし……?」

 ぽつりと、反芻する。
 携えた直剣を鞘に納めることも忘れたまま、腕をだらりとぶら下げる。

264GM:2016/12/18(日) 23:01:09

見送る者がいた。
言葉を贈る者がいた。
去る者がいて、考える者がいて、それから呆然とするものがいた。

この物語は、これでおしまい。
ここから先は、読者が物語を読んでどうするかは――――


                              ――――――――――シーンエンド

265GM:2016/12/18(日) 23:18:07
エピローグ1
シーンプレイヤー:倶利伽羅の剣
――――――――――――――――――――――――――――――


――――それから。
倶利伽羅の剣はまた、お堂で静かに時を待っている。
次の予言を受け、使われる時を待っている。
それが『倶利伽羅の剣』の役目だ。
何度も何度も使われて、壊れて燃え尽きるまで使い潰される消耗品。


                _ -― ニ - _
               /      ヽ ,_ヽ_
               l         ヽ"ー,、ヽ、
               ヽー 、      ヽ`ヽ'///;ヘ
               //>、ヽ     , `  ゙、ヽl`ハ
               l/〈i‐; l//≧、―- _  ,li///ハ、
             ,ィ/ ー、ヽl    `‐'ヽ.....、ヽ l.l////〉`,、     「――――なにか」
            / \  l、l     ´ ' l`ー'ヾヽ//// / ヽ、
           イ    \ l l、  ‐ 、 ー'    l//// /  ハ、ヽ;.  「思うところあったらしいな、剣よ」
          ,ヽヽ '    \`、\  /      l// /  , 、 l 、
        /- ヽヽ ヘ `  ゝ ',  ̄ゝ、` ‐ 、  ヽー''ヘ , '  ー  \
       /  / ヽヽ ゝ / ,ィ l /l´ l ト,ヽ  `ー,、 \''        \
      / l lく  ヽ \\//ヽl l// l\ヽヽ\  l  ` 、ヽ         \
     /l´ ̄` ヽ\\―ヽ/ `  ̄ニ- l―''   l l    \         ゙:,
    ,l l      ヽヽ          `ヽ、  l l/    lヽ        `゙、
     l/       \         _` ヽ、,l l      \ー       l


ヒノカグツチが話しかけてきたのは、そんな折であった。
神話災害を処理し、その過程で何かあったようだと、そう思い彼は訪ねた。

266倶利伽羅の剣:2016/12/18(日) 23:29:08

「―――――ヒノカグツチ、さま」

 お堂に響く、鈴のように鳴る声。

 名は、倶利伽羅の剣。
 不動明王が携える、三毒破る智慧の利剣。
 元は、強力なれど生身の神子には負担が強すぎる彼の『神の血』を活かすための、受け皿として生み出された。
 この身は、死の炎を燃やすための薪。壊れて燃え尽きるまで使い潰される消耗品。

 そのために作られたのだから、そうあるべきだ。
 そうあれない自分に、存在価値はない。


 そして、自分はあの一瞬、

「…………たいせつなお話が、ございます」

 確かに、その在り方を迷ったのだ。


 やや舌足らずな声は、それでも意志を秘めている。
 現れた姿は、着物の裾を握り締め、怯え、惑い、けれども決意を込めたもの。

267GM:2016/12/18(日) 23:35:49

【ヒノカグツチ】
「……なんだい」
「言ってみなさい」

ヒノカグツチは、いつも通り少し悲しそうな顔をしていたが……優しく、穏やかに。

【ヒノカグツチ】
「大切な話なんだろう」
「怯えることはない。そんなところまで、私に似なくてもいいのだ」

それはまるで、父のように。
あたかも『血を分けた父子』のように、ヒノカグツチは話を促した。

268倶利伽羅の剣:2016/12/19(月) 00:01:09

「…………、その」

 幾らか解けた緊張ののち、一呼吸を置いた。
 慈悲を知る神と知ってはいても、神子として親神へ意見するのは少なからず恐れを伴うものだ。
 自身の価値を見積もっているならば、猶更だろう。

 この身は消耗品。戦いのために、火を灯すために、そうあるために作られた――――しかし。


「……少しの間、いとまを……いただけないでしょうか」


 問題は、『誰がそれを決めたのか』ということだ。


「修行の旅が、してみたいのです」

 思えば、ヒノカグツチは一度も、その在り方を強いることはなかった。
 ヤマト神群の他の神々からの介入もない。
 『そのために作られた』、その事実は違わない。

 けれども、『そうあるべきだ』と何よりも自分を律していたのは、自分自身ではなかったか。

「私は……いろいろなことを、知りませんでした。それは、ただ経験が浅いだけ、かもしれません。
 知る必要が、なかったからかもしれません。……知らなくていい、そう思っていたからかもしれません。
 だって私は、戦うために、【神話災害】を焼き払うために作られて、それが私を私にするたった一つの価値で、でも、」

 言葉がたどたどしいのは、話しながらも考えているためだ。

 いずれ死の炎は、この身を焼く。
 そのために、この身は作られた。
 『神の血』を宿すものとして、その結末に変わりはないだろう。

 ――――それだけで、終わっていいのだろうか。

 あの老女は最後に、「大人になった時」、と。
 私たち全員に、確かにそう語ったのだ。
 未来に価値を見出さなかった人形にまで、未来の話をくれたのだ。

 思えば結末にばかり目を向けて、その過程など、考えたことすらなかった。


「『何のために』、この身を燃やすのか。きっと最期は一度きりだからこそ、それを見定める目を養いたいのです」

「……し、【神話災害】の際は、必ず駆けつけます! 神子としての義務は怠りません!! だから、……」

269GM:2016/12/19(月) 00:17:05

【ヒノカグツチ】
「…………私はね」
「産まれた時に、全てが終わっていたんだ」

静かに話を聞いていたヒノカグツチが、ぽつりとこぼす。

【ヒノカグツチ】
「私の役目は、母から生まれ出で、母を焼き殺し、そして父に殺されることだった」
「それが私の“物語”だ」
「私はそれが……とても、悲しかった」
「母を殺し、父に殺されるためだけに産まれたということが」
「それで全てが終わってしまったということが」
「だが……」

ぐす、とヒノカグツチが赤い血の涙を流す。
その表情は、不思議と晴れやかで。

【ヒノカグツチ】
「そんな私がな」
「子を、作れたのだ」
「例え兵器として産まれたものであったとしても……お前という子が産まれた時、私は嬉しかった」
「だから……グスッ、おお……泣けてくる……」
「うぅっ、悲しいからではないぞ。嬉しくて、泣いているのだ」

泣き腫らした顔で、それでも彼は笑っていた。

【ヒノカグツチ】
「――――私は嬉しい」
「お前がそうして、やっと外の世界に足を踏み出そうとしていることが」
「だから、好きにするといい」
「お前の役目は、殺すことと死ぬことだ。それでも……」
「お前にはまだ、“物語”を紡ぐことができるのだ」
「だからどうか、好きにするといい」
「そしてお前の物語が幸せなものであることを、私に祈らせてくれ……うぅっ、おおお……!」

そこまで言い切ると、ヒノカグツチはもはや涙を止めようとせず、わんわんと泣いた。
頬を濡らし、袖を濡らし、赤子のように泣きじゃくった。
娘の巣立ちを祝う父のように、いっぺんに泣いた。

270GM:2016/12/19(月) 00:42:52


  {//::,:::::::::::::,::::::::::::::/:::::/:::::,イ:::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::::::::::::.
   '::/::::::::::/:::::::::::::/:::::/::'::/ ::::::::::::::::: |:::::∨:::::::::::∨::: ∨::::::::::::|
  /:::'::::::::::/:::::::::::::/::: /::/|::|  |:::::::::::::::::ト::::: ∨::::::::: |::::::: ∨:::::::: |
  '::::l::::::::::':::::::::::::/ :::/_l/ |::|  {:::::::::::::::::| ヽ::: ∨::::::::|::::::::: |:::::::::: |
  |:::{::::::::::|::::::::::/ {/ { `ヽ、  ',:::::::::::::::|,.ム斗∨:::: |::::::::: |:::::::::: |
  |/' :::::::::|:::::::::| ,ィ≦≠=、{|   ∨ ::::::: |  ,...--、::/|::::::::: |:::::::::: |
  { |!{::::::: |:::::::::| {  {て::::斥、  ∨::::::::| ,イて::拆ヾl!::::::::∧::::::::::|    「…………もう。
   { ∨:: |:,:::::::ト   う:::::刈    ∨::::::|  う::::刈  |:::::::; /::::::::::::      そんなに何度も泣いてしまっては、
    Ⅵ:|:::、::::{ム  弋こソ     \:::| 弋こソ /}::::/ '::::::::::::::|        いつか声が嗄れてしまいますよ……?」
    ∧:|:::|:\}:::.  :.:.:.:.:        \  :.:.:.:. /:::|:/:::::::::::::::::: |
    /::::\:!:::::::::::| 、       ,          ,.:::::::/: :、:::::::::::::::|
    ,:::::::::::八::::::::::{: : : 、       _        イ::::::/: : :_\::::::::::::|
  /:::::::::/-、: \:::::\: : >    `’   <:::::::::// ,. :-∧::::::: |
 ,:'::::::::::/: : : :`ヽ\:::::\: : :\` ¨ ´ ,ィ/::::::::// / : : : : }:::::::::.
.:´:::::::::::,{: : : : : : : \`ヽ:::\: : \____/:::::: // / : : : : : : |:::::::::::.
:::::::::::::::∧: : : : : : : : :\: \::ヽ : }=、_,/:::::::/ : /:/: : : : : : ,:::::::::::::::.
:::::::::::::/:::::::、: : : : : : : : :\:从:}: :、: : ,:::/{:/:/:, ': : : : : : : : /::::::::::::::::::\
::::::::::/:::/::::::\: : : : : : : : : :ヽ:リ: : :∨{/: /: :/: : : : : : : : ,:'::::::::::::::::::::::::::::
:::::::/::::,::::::::::::::}: 、: : : : : : : : : \: : :∨イ: : :/: : : : : : : : /::::\::::::::::::::::::::::
:::::/:::::{:::::::::::::::| : ',: : : : : : : : : : :Y 介 ー ,': : : : : : : : /|:::::::::::\::::::::::::::::
::/:::/|::::::::::: ∧: : 、: : : : : : : : : : ∨八  /: : : : : : : : ,: :ヽ:::::::::::::\:::::::::::
'::::/  、:::::::::/: : : : : :,: : : : : : : : : : }' l ∨: : : : : : : : /: : : :}:::::::::::\\::::::
::::{   ∨::::{: : : : : : :} : : : : : : : : : | ∧/: : : : : : : : :,' : : : ∧、::::::::::::\`ヽ


 殺すことと、死ぬこと。
 生まれた理由や、結末は変えられない。けれども、その中に別の価値を見出すことは出来る。
 少なくとも、自分はそれを許されたのだ。

「私が」

 同じ理由をもって生まれ、同じ結末を辿った神が、それを祝福してくれている。
 ならば、それに応えるのも義理だろう。

 すっかり熱を失った缶コーヒーを、おもむろに両手で包み込む。
 ひと先ずは、その意味を教えてくれた人にでも、会いに行こうか。


「――――私が、証明してみます。そうやって生まれた存在でも、幸せになれるんだって!」

271GM:2016/12/19(月) 00:42:52


  {//::,:::::::::::::,::::::::::::::/:::::/:::::,イ:::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::::::::::::.
   '::/::::::::::/:::::::::::::/:::::/::'::/ ::::::::::::::::: |:::::∨:::::::::::∨::: ∨::::::::::::|
  /:::'::::::::::/:::::::::::::/::: /::/|::|  |:::::::::::::::::ト::::: ∨::::::::: |::::::: ∨:::::::: |
  '::::l::::::::::':::::::::::::/ :::/_l/ |::|  {:::::::::::::::::| ヽ::: ∨::::::::|::::::::: |:::::::::: |
  |:::{::::::::::|::::::::::/ {/ { `ヽ、  ',:::::::::::::::|,.ム斗∨:::: |::::::::: |:::::::::: |
  |/' :::::::::|:::::::::| ,ィ≦≠=、{|   ∨ ::::::: |  ,...--、::/|::::::::: |:::::::::: |
  { |!{::::::: |:::::::::| {  {て::::斥、  ∨::::::::| ,イて::拆ヾl!::::::::∧::::::::::|    「…………もう。
   { ∨:: |:,:::::::ト   う:::::刈    ∨::::::|  う::::刈  |:::::::; /::::::::::::      そんなに何度も泣いてしまっては、
    Ⅵ:|:::、::::{ム  弋こソ     \:::| 弋こソ /}::::/ '::::::::::::::|        いつか声が嗄れてしまいますよ……?」
    ∧:|:::|:\}:::.  :.:.:.:.:        \  :.:.:.:. /:::|:/:::::::::::::::::: |
    /::::\:!:::::::::::| 、       ,          ,.:::::::/: :、:::::::::::::::|
    ,:::::::::::八::::::::::{: : : 、       _        イ::::::/: : :_\::::::::::::|
  /:::::::::/-、: \:::::\: : >    `’   <:::::::::// ,. :-∧::::::: |
 ,:'::::::::::/: : : :`ヽ\:::::\: : :\` ¨ ´ ,ィ/::::::::// / : : : : }:::::::::.
.:´:::::::::::,{: : : : : : : \`ヽ:::\: : \____/:::::: // / : : : : : : |:::::::::::.
:::::::::::::::∧: : : : : : : : :\: \::ヽ : }=、_,/:::::::/ : /:/: : : : : : ,:::::::::::::::.
:::::::::::::/:::::::、: : : : : : : : :\:从:}: :、: : ,:::/{:/:/:, ': : : : : : : : /::::::::::::::::::\
::::::::::/:::/::::::\: : : : : : : : : :ヽ:リ: : :∨{/: /: :/: : : : : : : : ,:'::::::::::::::::::::::::::::
:::::::/::::,::::::::::::::}: 、: : : : : : : : : \: : :∨イ: : :/: : : : : : : : /::::\::::::::::::::::::::::
:::::/:::::{:::::::::::::::| : ',: : : : : : : : : : :Y 介 ー ,': : : : : : : : /|:::::::::::\::::::::::::::::
::/:::/|::::::::::: ∧: : 、: : : : : : : : : : ∨八  /: : : : : : : : ,: :ヽ:::::::::::::\:::::::::::
'::::/  、:::::::::/: : : : : :,: : : : : : : : : : }' l ∨: : : : : : : : /: : : :}:::::::::::\\::::::
::::{   ∨::::{: : : : : : :} : : : : : : : : : | ∧/: : : : : : : : :,' : : : ∧、::::::::::::\`ヽ


 殺すことと、死ぬこと。
 生まれた理由や、結末は変えられない。けれども、その中に別の価値を見出すことは出来る。
 少なくとも、自分はそれを許されたのだ。

「私が」

 同じ理由をもって生まれ、同じ結末を辿った神が、それを祝福してくれている。
 ならば、それに応えるのも義理だろう。

 すっかり熱を失った缶コーヒーを、おもむろに両手で包み込む。
 ひと先ずは、その意味を教えてくれた人にでも、会いに行こうか。


「――――私が、証明してみます。そうやって生まれた存在でも、幸せになれるんだって!」

272GM:2016/12/19(月) 00:47:13

【ヒノカグツチ】
「ああ――――いってらっしゃい」

父の声を受け、剣の子は巣立っていく。
暗いお堂の外へ。
大空の下の、外の世界へ――――自分の物語を探して、旅立っていく。



                                       ――――――――――シーンエンド

273GM:2016/12/19(月) 23:29:03
エピローグ2
シーンプレイヤー:守 桃華
――――――――――――――――――――――――――――――

――――さて。
キミは無事に神話災害を解決し、月宮殿へと帰還した。
そして玉兎に仔細を報告し……


             _,.-―- 、_, ,,.. .
          , -‐''":::::::::::::::::::::::::::::::::,>丶
      ,r一, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/    \
      | /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::     丶\
       レ:::::::::::/::::::::::::::// ハ::::::::::::::∨    '.:::'.,
     /::::::::::::/:::::::::::ノ / ./  \:::::::::::::'.,    '.'.,
      {:::::::::::/::::::::/  ! /_______ ヽ|::::::::::'.    '.
     .|:::::::::::!::::_∠_   Y  __`゙  ',::::::::'.     '.                       タオファ
      |::::::::!./ ___    ィ´ i:::::::ハ、 |:::::::::|     '.   「――――はい、お疲れ様です桃華ちゃん」
     |::::::::!::::/".応!`    弋_ン   |:::::::::|      \  「初めての任務はどうでしたか?」
       ! .!::::!:人 辷!           |::::::::::'.       '., 「初めての地上はどうでしたか?」
      'リ!'::.リヽ    、     '''   |:::/::::::'.      ,  「何を感じ、何を得たのか」
     /  \:::| '''   _,    ノ |/::/|       ,  「そこまで含めての修行ですよ」
     /  :::::\丶.、.,_     . ''´ イ \ |::::::::::.........::ノ
    (    ::::::::::丿‐- -` ー:',´::::,. '´   .人 \_ __, ノ
     \ ::::::::ノ    _ _ / \::/\  /::::::>─ヘ
       `'´     /'ハ/.| ,.へ/\/ |/:::/:::::: i
            /::/::>:|ノ _ノ:::::::::::::::|:::::::|:::::::::::::ヽ
           /::::ノ:/:::/ヘ/ ̄ ̄ つ|:::::::|::::::::::::::::'.
           //:::\ 丿   / /::\|::::::::::::::::::'.
          イイ:::::::::::::::ゝ|...::::/ /::::::::::::\:::::::::::::::、
          //:::::::::::::::::::::::ソ、/ /::::::::::::::::::::::\::::::::::|
         /:::::::::::::::::::::::○::|::< /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
        /::::::::::::::::::::::::::/○ ∟::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
        /:::::::::::::::::::::;/:::|::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ


【玉兎】
「あ、カレシとか……いいなって思う子とかできました?」
「できたら教えて下さいね。一発でキメられる方法を教えてあげます」

……今こうして、あれこれ聞かれているわけだが。

274守 桃華:2016/12/19(月) 23:41:37
「玉兎さま・・・」

桃華はどこか悟りを得たような瞳で自身の親神に語りかける。

「男はクソですね!」

その悟りは魔境であるが。

「知らぬ土地に来た人に対して騙して金を巻き上げる輩(=鼻眼鏡を売りつけられた)とか」
「いきなり怒鳴りつけて殴りつける輩とか・・・ええ、なんか汗臭いしムサ苦しいし会話が通じないし動物以下デス!」
「怪物(マザー・グース)の方がまだ会話が通じましたよ!?」

そして何か玉兎様に子供のころのように抱きついたりとかしていくぞ!!
主に胸に頬をすりつけながら抱き上げようとかしてきたりとかな!

「その点神サマとか女の子はいいですね!柔らかいし会話は通じるしいい匂いがしますし・・・」
「ええ!ワタシ決心を固めましたよ!?西王母様の下で働くための決心がより強くなりましタ!!」

「さあお勉強しましょう修行しましょう訓練しましょう玉兎サマ!蟠桃園に行くために!!」

――――まあ、克己心は高くなったようではあるが。

275GM:2016/12/19(月) 23:59:00

【玉兎】
「わぷっ」

玉兎はキミに抱き上げられ(めっちゃ軽い)、足をバタつかせた。

【玉兎】
「う、うーん、まだ実践は早かったかなぁ」
「モチベーションは上がってるみたいですが……」

これには玉兎も苦笑い。
初めての神話災害は、どうもマイナスのことばかりおこったようで。

【玉兎】
「……まっ、オトコの良さはまたそのうち教えてあげればいいですね!」
「今度九天玄女様のお弟子さんでも紹介してもらうとして……」

――――しかし玉兎もよくない方向にポジティブだった。
気をつけろ桃華。
ウカウカしてると貞操が危ない。
気を抜くとクスリ盛られて房中術修めた男とか連れてこられるぞ。

【玉兎】
「それではまた明日からお勉強です!」
「実践を踏まえてより一層ビシバシやっていきますから、頑張ってくださいね!」

276守 桃華:2016/12/20(火) 00:06:44
「ええ、玉兎様!」

まあ、幸いにも神子たちに対する悪印象がないのはいいことと言えるのではないだろうか。

「あの怪物とも約束しましたしね!今度また来たら同じように叩き返してやるって!!」
「次は俗世に関わる間もないうちに送り返してやりますよ!」

彼女ならばこの親神からの試練も無事に乗り越えられるだろう・・・
桃華の冒険はまだ始まったばかりだ!

277GM:2016/12/20(火) 00:09:35


                              ――――――――――シーンエンド

278GM:2016/12/20(火) 00:36:13
エピローグ3
シーンプレイヤー:鈴谷 慎
――――――――――――――――――――――――――――――

――――そして。
怪物を討ち果たしたキミは、いつもの場所に来ていた。
いつもの、町はずれのお稲荷さん……ウケモチのいる場所。



                   }´ ̄''ーi'´⌒ヽ
                ,,.. -‐‐/-‐‐(⌒ヽ、_,/-、
                /;:;:;:;:;:;:;:;`ー''"!__/ヽ`  〉
                /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;(__,.__ゝ-'、ヽ、
             /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; | |ヽゝi!
          /;:;:;:;:;:;:;:/;:/;!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l;:;:;i;:;:;:;|_|;:;:;:;:;l
            /;:;/;:;:!;:;:;!__i_i!_、;:;:l;:!;:;l!-i!- !、;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
         l;:;:;i;:;:;:!;:;:´i!;:;:!__ ヽi! !/_!_l /! `;:;:;:!;:;:;:;:;l、   「……ありがとう、慎ちゃん」
         i;:;:;l、;:i!ヽ、;lイi  !  イi  !`;:;/;:/:;:;!:;/;;ヽ   「京都を守ってくれて、ウケちゃんは嬉しい」
            ヽ、!ヽ!;:;:;ヽ弋zソ    ヒzり;:;:/;:/;:;:;l;/:;:;:;:l
          i!;:;:l!;:;:;!;;:! "" ,   "" //!/';:;:;:;!':;:i、;:;l!
          l;:;:i!l;:;:;|;:;:;> 、 ―   7/;:;/;:/;:;:i!;:;:l !;:;l
          ヽ;:!|;:;:;!;:;!、_> _,.. <!/、///;/;:;:/ |;/
           ` ヽ;:!`!  ! | i! / i' >ー-、/ l/
- ._     _       ,/i!  l  l/  /  /´ ヽ
)  `'ー,. ''",..._\-、 /´//   l/  /    !     \
- .._ `''´   ̄`!-l  /   /  /      i'     ヽ
\ ヽ ̄`''―- .._/-'! /   /  /   __   !      i\
  ヽ ', 〜'´ ~ ー\ヽ!|  l ,i  l    .i' !  l        \
   ',  !      ヽi !_ヽ! l ! ! / ! l!ニl _!、      ,.、_, -\
    }  ! 〜、_,. -'  i !>、ニニ ー-----!'ヽ!ニ{!       )  ゝ_`-\
   /!  !      ヽヽ_,、!  ̄T  ̄/lT! \-ヽ_,二ニ __ヽ、/! _ヽ'´ `'ー ._
  ;' l!  l '´⌒  ,. - ヽヽ__`ー、!ヽ/;:;:|;lヽ;:;:ゝ 〉      ヽ、_ゝ     \
  .i  !  l  -ー''"   __ `''ー-- ..'ー-' ! ∨;:/                  ヽ
  l!┌ヽ ヽ、   ,.‐'´     ,. `''ー- .._/  ,. 、,.....,      ノ⌒ノ,-‐‐, !
  | !_ヽ `' 、_ ´     ,._,-'       `''ー-( ../_,  `    ヽ ゝ、'´ }'" !
  |  /,-' `ヽ、 `''ー-- .._´     ソ     `''ー-'-- ..__ └'"__/  /
  i!      /`''ー--- ..__`''ー--- ._   ,.. i!      `ヽ`ヽ∨   /
  ヽ__,,. --/;:;:;:;:;|;:!;:;:;:;:;:;:;:;:;: ̄ ` ''ー- ._`ヽ、 ヽ'      , .. `\\,/
       i!;:;:;:;:;:|;:!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽヽ;:;:;:;:;:;:`ヽ、`ヽ、   ,_ }      \\
       !;:;:;:;:;:;|;:;!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽヽ;:;\;:;:;:;:;:`ヽ、\           ヽ \


ウケモチは賽銭箱に腰かけて、ぱちぱちと手を打った。
他に人はいない。
耳を澄ませても、喧騒が聞こえてくることもない。
キミが勝ち取った平穏だ。

279鈴谷 慎:2016/12/20(火) 00:47:16
>>278

「ウケちゃんが喜んでくれて、僕も嬉しい」

喜色満面。
この平穏。今この瞬間流れる時間。
勝ち取ったのだ。仲間たちのこの瞬間を。

「えっと、その……ウケちゃん?」

「相談っちゅうか、お願いが、あるんやけどぉ……エエ?」

280GM:2016/12/20(火) 00:56:25

【ウケモチ】
「……?」
「いいよ、なんでも言ってみて」
「貴方の喜びが、私の喜び」
「ウケちゃんにできることなら、なんでもするよ」

ウケモチは、ぴょんと賽銭箱から飛び降りて、てとてとと鈴谷の下へ歩み寄った。
触ることはできない。
だが、幻影であっても、そこにはいるのだ。

【ウケモチ】
「もしかして、ごちそうが欲しい?」
「ウケちゃん、それなら得意だけど」

281鈴谷 慎:2016/12/20(火) 01:16:20
>>280

「えっと……」

(やっぱ、やめとこかな……でも、いわんと縮まるもんも縮まらん、よなぁ……)

鈴谷の瞳がウケモチを見つめる。
心臓が高鳴っているのを感じる。
触れられないといえど愛している対象だ。
長い付き合いとはいえこれから起こりうることに緊張していた。

「初めての出来事やったし、その、すっごい活躍したぁとは言わんよ?」

「でも、その、命がけで頑張ったから今日はちょっと、ご褒美欲しいなぁって」

(いまやったらまだ引き返せる、引き返せる)

真剣な瞳だった。体が強張る。
耳を少し赤く染め、呼吸を整えて鈴谷はいった。

「ちゅ、ちゅーして欲しい……触られへんけど」

(言うてもうたぁ……どないしよ。これ、引いてへんやろか)

鈴谷慎はそこで逃げの一手を打った。

「なんちゃってー。冗談やよ」

「冗談。そう、冗談」

「ごちそうでも……お願いしよかなぁ……」

(は、はは……)

282GM:2016/12/20(火) 01:31:40


            ー ' (;∧:l';:::::ヾ::::::::::::';ゝ    ‐ ´ .:'::/l」/ 
              ,、_´ヾヾ;:::::\::::::::ヾ'ーz_-...- '゙/ノ〃′ クスッ
              〃"、 /゙ヾ`゛ ヽヾ、ミゝ: ヽ´:丶、 ′       「――――いいよ」
                /{'ヾ::/>,-―-zx: : : :\`!: : V : : :ハ
             ーゝ'゙ヾ::ヽ 、: :\ : : : : V: : : V: : : l
               l  ゝ: ヽ';_: : ヽ: : : : :l : : : !: : :ハ  r---― - ., , 、 _
              / /  ヾ::ヽ`丶,ヽ: : : l : : : !: : :! ! L'_, ー{~` '' し‐ -....ヽ_
           _r‐ ',,  l   ,. ヾ::ヽ  ハ : j: : : : !: : :} i´ _,- '` ー-...,       ̄/ヽ
      , - '  ̄.. 'ー′~ィ=l 、  、 `丶⊥;ヽ': : : : j : :/  ヽ/∠       ` ー-.....,  l:::C==
     _ ゝ'´_くー{彡 /:::::::::}、_ー、 ` - zォ-ト 'ー―''''"´ ̄ ̄ ̄` ー- ...,       /
   r '  て__ノ   〃:::::::::/    >'´  ゙t'ヽ_           _,......-――-、` ー....(_
   `ヽ ..′  _.//::::::::::l ,  '´      ゙ー'`,,,      > ´ー――――‐`ー‐ ' ´
     \゛゛"   ` ー-/                   /


トン、とウケモチが飛ぶように跳ねた。
そのまま慎の顔を包むように、『両手を添える』。

――――――触れている。
柔らかく頼りない、肉の感触がある。


                    チュッ


【ウケモチ】
「……ほんとはいけないんだけど」
「ここはウケちゃんの社だし」
「慎ちゃんも頑張ったから、今だけは特別」

有無を言わさず、慎の頬に口づけを残して、ウケモチはするりと離れた。
それから、少しだけ不安げに首を傾げる。

【ウケモチ】
「………………これで平気?」

283鈴谷 慎:2016/12/20(火) 01:43:22
>>282

「へ?」

(嘘、触れて―――――)

「んっ」

鈴谷慎の時間が止まる。
思考が、鼓動が感じられない。
確かなふれあいの感触のみを感じている。
永遠のように長い時間。
それが本当に永遠なら鈴谷慎はそのまま死ぬ道を選んだだろう。

「へ、平気っちゅうか。その、あの……」

赤面しもじもじとする鈴谷。そのままぺたんと尻餅をついた。
そして頭の中を埋めつくす一つの言葉が口から零れ落ちた。

「大好き……」

284GM:2016/12/20(火) 01:47:47

                      ___
                 ,. . . :´: : : : : : : : : : :`: .、_ /´⌒ゝ‐-、
               ,. :´: : : : : : : : : : : : : : : 、: : :.( レ'フ  ノー-、
             ,. : : : : , . . : : : : : :   . . : : ',: :/⌒/´f':::;:;。'   }
               / : : : . ,'  ,'  . . . . . :ヽ : : ',.{  {_ノ-、゚'”ゞ-<
.             /.: . . . ,. . . .i: : :l: l: : :l: : : : :', : : ,ヽ._ 〉-、 }"´ ノ }
           ,′     l: : : ;l: : ハ l: : :l:i : : l: l ! : ',: :{   〉‐-<.._.ノ
           l ,i l . : l: :l_」L⊥ ',: i :l:l、 :⊥Ll _: l : `ーヘ.__ノ 、
           l/ l | : レ小ハ_j_ V从l \l_:l l:ヽ:ト、: :l、:.: . ’, ヽ,/
           l ヽ: ',: : l ィ圻刈`    ´抔示x/:. :..小: : l: :.',
               |:\ヽ l:l 込以      以炒/:. :.,イノ∧: !: : :,  「――――うん」
               |: : l\八:.:.:.:..   ,   ..:.:.:./:.:/:.lイl:.ヘ:!:. .:.i. 「ウケちゃんも大好き」
               |: : l:.: ∧     、 ,   //l:.:.:/:.l l:.:l:.ハ:.i
               |: : l.:.ハ:.> .. _    _ .. <l:.:∧:.l l:.:l/ }ノ
              !:./∨ Vハ _r┤  ̄  ト-t 、 l/l:. ::| l:/
      _,r─ 、_,rく`ヽ  __ノ´.: ヽ',   / /.: :ヽ、!:.:/ ′
    r'´   _,r‐<  〉' .:´ /.l.: .: .: .:ヾく_,ノ , ' .: .: :}`ー-:. ..、
    人  f´ん-- ∨l    l..:',.: .: .: .: .\/.. .: .: .:/.!     }              ..:
   {  ー<{ (句 ,' l    !: .:ヽ.: .: .: /:. .:  .: .:/ l    /l´ ̄`ヽ、         .:.:: 
   ノ    }ゝーイi  ヽ、  l', .: .:ヽ/ .: .: .: .: :,.'.: .. /  ,.' lv─- 、ムx、:.     .:.::.: :
     ̄`Y´ >‐く |    ヽi.: }.: ./.: : .  .: .:/ .: .: {:. /  l`Y⌒く  ハ:.:..   .:.:::.::::
       .:`く    _|     ∨-─- 、.: .: /.: .:  :.∨   .l!(句) Y´ い:::.:.......:.:.::.::.::::
:..     .:.:.:::::`¨¨´ー|      ',、    >'"´ ̄ ̄`ヽ//   ilゝーく {  } }:::.::.:.:.:.::.:::::::::
:::.:.:.... ...:.:.:::::::::::::::::.: il.       ',` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〃    .l l、_,人ノーく_ノ:::.::..:..:.:.::::::::::
:::::::.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::.:. l l.         ',:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:./       .l: l、   j__ノ::::::.:::.:.::.:.::::::::::::
:.:::::::.:.:.:.::::::::::::::::::.:.:.j l         ',==<ニ>==/      .l.: l `¨¨´ :::::::::::.:.::.::.::.::::::::::::::
:.:.:::::::.:.:::::::::::::::.:.:.:.:::l  l.         ',:..:..:..:..:..:..:..:..:/ r'⌒ヽ     l :::::::::::::::::::::.:.:.:.:.::.::.:::::::::::::
.:.:..::::. .::::::::::..:.:.:.:.:.:::l  l       ヽ:.:..:..:..:..:..:./ (  〇 _,)  ノ ::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.::.::.::.:::::::::::

285鈴谷 慎:2016/12/20(火) 01:57:35
>>284

「あはは」

「うん。おおきに。大好きやで、ずっと昔から」

赤い顔ではにかんだ。
まだ照れくさいのかまっすぐにウケモチを見れてはいない。

「ずっと一緒やで」

「そのためやったら京都でも日本でも地球でも」

「ウケちゃんも守るから」

鈴谷の人生は彼にとって楽しいものではなかった。
しかしウケモチという存在だけが美しく輝いていた。
そして今では友と一緒に闘った記憶も。

「これからもあんじょうよろしゅう」

今この瞬間の幸せを鈴谷は忘れない。
いつまでも、いつまでも。

286GM:2016/12/20(火) 01:59:11

いつまでも、いつまでも。
鈴谷慎とウケモチの物語は、続いていく。
この古都の片隅で、続いていく。


                              ――――――――――シーンエンド

287GM:2016/12/20(火) 23:21:56
エピローグ4
シーンプレイヤー:万華 乱
――――――――――――――――――――――――――――――

……さて。
スーパーアマデウスであるところのキミは無事にマザーグースを下し、それから数日が経過した。
現在地は万神殿。
そこに来れば、まぁ当然のように……


    、  \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V:::|  _,
  、__\`ー`::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄:/
   \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::``::....、__
   __>::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,::/::/:::i::::::::::::::::::::::::::::、:::、::::::::::::、:::::::::::::::_::/
    _>::::::::::/:::/::/:::::/:::::i::::::|::|:/::レ'|::::::::::::i:ヽ、!`ヽ::\!ヽ::``:゙`::::::::::ヽ_::>
-=ニ_::::::::://レ'::::::/:|:::/|::|::|::::ヘ/::::::::::::ト、ト、ヾへヽ:::::``ヽ::\ヽ、__:::`ー‐ァ
   _∠ -‐ァ::::::::/:::::::::::::::::://|:::::::::::::::::::::::| ヽ!ヽヽ::::::::\:::\:ヽ::\::::::::::::::::::::/
     /:::::::::/::::::::::/:::::/:::| |:::::::::::∧j::ハ!_i!_ヽ::ト、::ヽ:::ヽ:::::\\::::::::::::::<
   <__/:::::::::/:|::::/|:ハレ!メ:::::::| |厂>‐j!-、ヽ`ヽ:::\!:ヽ::::::\!::::::::::___>
     _/::::::/|/|:::|::├V_レ┼|:::::|  レ '´ ,.ィf云ミ≪_ヽト、:::::::::::、::::`:::::::::\    「お、やってるな、ラン」
    -'―‐ァ/:::::::::::::|:::レ´,,. ィ斗ミ、:|      _ぅゞ'_,〃   |::::::::ト、ヽ!::::::::::::ヽ`    「こないだの神話災害、どうだった?」
     _∠ -‐/::::::::|:ハ 《 、_ぅゞ' ヽ!             |:::::::ヒ_ ヽ::::::::::__\.   「カワイイコとかいた?」
          /イ::::,.ィ::∧      l |               jィ::∧ 〉 ハ`:::::ト、  
        _// 从:ハ     り             レ'{,.´ /:::ト、ヽヽ
           / jハ,ヘ      `ヾ `           ,.--<::::::|  |` `
                  ハ.                    ∧::::::::ト、:|  |
                 、     __,. -―- 、       / /:::ハ:|   -'、
                    ヽ.   'ーー――‐'   /  i::::::! !    \
                      ` .、  `こ´    /  i  レヘ! 〈      \
                       >    ,. '    |  |    ヽ       \
                   / ∧ `ー<     / ヽ               \
                  /   ∧       ∠ 、     \               \
                   /      ハ       | 「 i |     `ヽ、              ヽ、
               「rヘ、    | .j     | | | |     / i\               `  、
             / | |  ||    |      | | .| |     ├ 、! `、               ` 、
          ,.  '′/| |  \   |       | |/| |     i  「 ̄ ヽ                  ` 、
      _,... ' ´  /  | | /\\∧___/´  入\   |  !    ,ヘ
    / ! _,.  '′    〃 /  /  | フ´   /   \\ | /   / ∧


ゼウス
パパとエンカウントして、世間話に移行するわけだが。

288万華 乱:2016/12/20(火) 23:51:03
「おっと……」

面倒なのに会っちゃったなという顔になる。
ゼウスと顔を合わせる=面倒な頼みごとをされる。
一応、この前の事件のあらまし等は(父との接触を避けるべく)ヘラクレスを通じて報告してある。
まぁ、彼が聞きたいのはそういう事じゃあないんだろうが。

「……最近の神子たちはすごかったです、父さん」
「鼻眼鏡翻訳がケーキを作って銅鑼がソナーになって爆発しました」
「探偵のコはどのルートから挑んでも、深く切り込めない隙の無さを放つ鉄の女というか……」

「今回の事件は忙しくって話し込むような時間も……あ、いましたよ。カワイイコ」

289GM:2016/12/21(水) 00:14:07

【ゼウス】
「すごいな現代の神子」

鼻眼鏡……ドラ……爆発……うん、意味が解らない!

【ゼウス】
「あー、身持ちの固いコはなー」
「思い切って押せ押せで行くか、あるいはロマンチックに行くかだな」
「戦闘とか冒険と一緒だよ。押して押して押しまくれ、だ!」

百戦錬磨の親神はいうことが違った。
押し倒せばいいと思うよ、とのお達しだ。

【ゼウス】
「お、なんかいい子いた?」
「聞かせてくれよー。女の子に餓えてるんだよー」

290万華 乱:2016/12/21(水) 00:42:03
「えぇ、すごいですよ。最近のは」
「不思議と勝てるイメージがないんだよなぁ」

なにか、東洋の体術で自分だけ時空間の穴に投げ落とされそうな。
ロマンチックにいくにしても要求ステータスは英国紳士級とかだろう。
折角の京都での仕事だからせめてウケモチ様の社に顔を出そうかと思ったけど、
こっちにはコワイ番犬が付いてたし……。

「んー、そうですね」

首に掛けているネックレスを弄りながら、考え中。
組紐に『木彫りの小さな指輪』を通したシンプルなデザインのネックレスだ。

「タイプでいうと――そう、“情熱的”な“頑張り屋”なコですね。きっと」
「ま、これ以上詳しくは教えません」フフン

291GM:2016/12/21(水) 01:27:19

【ゼウス】
「なっなにィーーーーーッ!」

ゼウスはおこった。

【ゼウス】
「おまっ、ズルいぞ!」
「俺にも教えてくれよー! 独り占めは無しだろー!?」

カワイイ子の独占……それは罪……ッ!
主神にのみ許された……まさしく神の所業……ッ!
例え自らの血族であっても……カワイイ子の独占は許されない……ッ!

【ゼウス】
「例え俺の子であっても、それだけは許さないぜ……!」
「会議会議また会議。これじゃあ満足に遊べやしない……!」


<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l l:l:::l l:::l::::::::::: l  l::::::l.l:l  l::::ll:::::::::::::::::::::::::::::::::>
: : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::/l::l >;,::l .l:::∧::::: .l  l:::::l l:l  l::l‐l:::::::::::::::, ヘ>≧
: : : : :::::::::⌒、::::::::::::::/l::l   >、∧::: :: l  l:::::l l:l イl::l l::::::::::::::\: ; : : /: : : : :: : : : : : : : : : : : : : :\
: : : :::::::::/, ヽl:::,:::::::::/ l::>ー ― 、弋:::: ::l  l::::l<≠ー 、∧:::::::::::::::::、 /: ::,: : : : : : : : : : : : : : : : : : ::{ \
: : :::::::::/ l ノl::ll:::::::/ .l::i   {!i::} l  ∧ :::l  l::::斥 !i::}  ノ l:::::::, .::::::::ヽ:.:.::i: : : : : j:..:/ハ: /: リ: : : : : :
: : :::::::::l ー' .lノ l:::/  i! ヽ_ _ ノ i!  l::ノ  l:::'  ー'  イ  l::::::lヘ \::::、 : :|: : : : :,' :/  V :/: : :j: : :.:i  「俺は女の子に餓えてるんだよッ!」
: : :::::::::、 l: : l .l::/            .イ  l:/  ̄ ̄¨  / l:::::z : : : \ハ: :|: : : :/ /  __ V: : ::/:.:i i: {
<_ .::::::::ヽー'  l'             .!  :'       , ∧::::l|:ヾ: : |/  Ⅵ: : /}:/ィ芹气刈}: /: : }:Ⅵ
ー―::::::::::::、  : :               i:       l ./:l \:..:i\{    Ⅵ/ /   弋゚ノ/j: /: : :ハ: :\
ー――,::::/ .l::::..:::!:               ,:        ,::::::::,l\{:..:|  \       ゞ=彡'j/ }/: : :ヾミ=-
   .//::イ .: l::/ l:l: 、     .                ,::ソ¨.V : :{ヾ{                }: :|: : :.:|
ー‐' /: : : .l:' lソ: : :、     ;   ,ー―――z,     / |: : :i:ヾ:|       ,:            j : |: : :.:|
  .!: : : : : ノ  i!: : : : 、     /. ー― -l     /.  |: : :| ::人       `         , i :|: : :i:|     /|
ー-: : : : : : : : ヽ  : : : 、   l. : : : : : : : : : l   イ、  |: : :| : :|:|      _ _       //|: |: : :l:|    / └────┐
  !: : : : : :  : :\ : : : : :、   、: : : : : : : :.ノ  イ  !\、 : :| : :|:| }\        `    /i |: |: :; l:|    \ ┌────┘
: : : !        : \: : : : \  ー――-'   イ   .ヽ  \、: :|:| j:i: :|::::...         イ:i: :| |: |:/ :リ     \|
 : :           ゝ: : : : : \  ー- イ      \   \___,|:::::::> _,..:<  |_ |: :| |: /: :/
 : : !      /⌒\ |: : : : : : : ゝ _ _イ : :        ヽ_      ¨ヽ::::::::::::::::::  / {: :| |/: :/
.   :.      //   .| : : : : : : : :. : : :\ :   <ー< ̄          \ =<     }ヽ /: ::/


―――――あっ。

292万華 乱:2016/12/21(水) 22:13:18
「いいですか父さん。女性というのは(タイプにもよりますが)孤独に探求すべき地平線です」
「手垢に塗れるような場所に掲げ置くトロフィーではないんですよ」

「それと、父さんがうっかり触れて大やけどしないようにという配慮も少々」

きっと炎に巻かれるだけではすまぬ。
これでも大勢力の長だし、長期入院なんてさせられない。

>あっ
「あっ」

「……じゃあ、オレは青春を貪るのに忙しいのでこの辺で!」

293GM:2016/12/21(水) 22:27:06

【ゼウス】
「あっ、待てラン! 逃げられると思ったか!」
「俺は雷神ゼウスだぞ! 雷の速度でお前を地の果てまで……」

    ぽんっ

【ヘラ】
「……で、何に餓えてるって?」
【ゼウス】
「――――ちっ、ちがっ、これはその、違うんです。俺は悪くない。俺はただ失われた青春を……」
【ヘラ】
「うんうん、話は向こうの洞窟でちゃんと聞くわ」
「別に怒ってなんかないのよ。ただちょっとお話したいだけなの。ね、いいでしょうゼウス?」
【ゼウス】
「ひっ」


……悲鳴を背に、乱は下界へと帰還する。
モラトリアムは、そう長くない。
定命の人であればなおさらだ。
だからこそ――――その限られた時間を、精いっぱいの物語として紡ぐのだ。
いつか、キミもゼウスのように冒険を終える時が来るのだろう。
愛する人と家庭を作り、子を送り出す時が来るのだろう。
だが、それはもう少し先のこと。
さぁ、次の冒険が、キミを待っている――――――!


                             ――――――――――シーンエンド

294GM:2016/12/21(水) 22:51:01
エピローグ5
シーンプレイヤー:クレア・フローラ・ヴィッカーズ
――――――――――――――――――――――――――――――

そして、キミはロンドンに帰還した。
ベイカーストリート221B、モリアーティ探偵事務所。
そこでは、キミの雇い主が紅茶を淹れて待っていた。
キミが帰ってくる時を完全に把握していたかのような、完璧なタイミングで。


                ,,,,,,,,,,,,、
             ..,,zZ7/////ヘゞx,-- 、
           ,r´从从、´ /ノI´ゞミミミム
          /从从彡7,__ノノソ-、 ` ̄ヽリ
         /从从彡k゙ -__ソ、ヽ ゙,    lミ!
         /从γ´`lj ./-、ゝ_。ヽヽk/___lリ
         !从l!l l´` l/  ` ー´  `ヽ。_ノ
        ∧从{ ゙、/∧   , t´_    ゙ ,<
          >从 )l  ゙,/´  ``ヽー- ゙ }
           /从kゝ;|  l! ´、 __  l  l   「――――パンチとジュディは、圧倒的な強者たるパンチが暴れまわる物語」
        /从イl!  ゙:,  l:   ` --゙ / /   「立場を逆転させ、敵をジュディに落とし込むのは適切な回答と言える」
        l从从ソ   ゙:,   ヽ-   ィ゙     「しかし、未来視の精度があまりに甘いのはいただけないな」
        ゝ从      ゙;,       ∧     「キミが見るべきはリジー・ボーデンでなく、ハンプティ・ダンプティあたりだった」
       ,zZ7´`ヽ,  l   l     ∧
   _ ,zZ/////ヽ;.、 `:::..、 ゝ __ノ
zZ7ヽヽ////////ハ、..、  `/;、  |
/////ヽヽ///////ハ` ヽ、/___ヽ<.|z、
///////ヽヽ///////ゝ、  \:::::::::lk7Zz、
////////ハ .∨///////ゝ、  ヽ:::/ ∨/∧z、
/////////ハ.∨////////´ヽ/:::∨>///ハ ∨7Zz、
//////////ハ ヽ//////´三二ニヽヽ/ハ ∨///7Zz、
k///////////∧ ゝノ ///////////ゝ、ヽハ ∨//////Zz、
l!/////////////ゝ- ゙l! |/////////////ゝ、ヽ l/////////ハ
|/////////////////| .|///////////////ヽ、j/////////∧


――――そして、報告もしていないキミの冒険を、その目で見てきたかのように彼は語るのだ。

【モリアーティ】
「おかえり、ミス・ヴィッカーズ」
「日本での冒険は如何だったかな?」

295クレア・フローラ・ヴィッカーズ:2016/12/21(水) 23:09:21

「―――その口振りだと、概ね把握しているんじゃなくて?」
「見たいものだけ見れるなら、こんな苦労はしていないわ。」

いつもの流れだ。
探索から帰還した後は、まずダメ出しが入る。
概ね正鵠を射ているのがまた厭らしい。

「ただいま、ミスタ・モリアーティ。」
「はい、お土産。和菓子はあまり詳しくないから、現地の先輩に選んで戴いたのだけれど。」

豆餅と宇治茶の茶葉をテーブルの上に置く。
ちなみにこれは、いつぞや交流に失敗した帰り道の道すがら選んでもらったものだ。

296GM:2016/12/21(水) 23:36:16

【モリアーティ】
「ふふふ、事象を観測することはできても、キミの精神までは観測できないからね」
「ともあれ土産はありがたく頂こう。次の次の依頼人が和菓子に目が無くてね。茶うけに出そうか」

パチンと指を鳴らせば、テーブルの上の豆餅と宇治茶が消え失せた。
今更驚くことでもない。
この男の前では、全てが狂気であり常識となる。
そして――――


                   . . .-─-. . .
                >: : : : : : : : : : : : : : :<
             /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ
            /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
           ,.ノ: : : : : : : : /: : : : : :/ : : : : : : : : : :.
         _ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }、
          7: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
          /: : : :/ : : : : : : : : : :/ : : : : : : : : : : : : : : : :.
          ノ: : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
         彡ノ!: : : : : : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : :}
        (   ノノ: : :/ : : : : : : : : :/ : : : ::/7ナV}: : : : : : :
          (´}: :〃 : : : : : : : : : : : ::/、r__, ノ: : : : : :/
           _彡'!: : : : : : : :ノi/)ノ/     ̄ ノ: : : :;ィ/  「――――そう」
               }/ⅵ/Ⅳ´ .′      _彡: ::/ ,}   「ダオロスの認識は多元に及ぶ」
                  圦     .、      }/{      「彼の者の夢は紐解くこと叶わず、翻訳は多次元を滑り落ちる」
                     ,_ _
                     /{\   ー   /}
                /..../   \≧-≦/  .}`ヽ
             _,..ィ≦/、......〉     ,ヘ__,ヘ    ./!.....ヘ≧、_
     _,....ィ≦.............{....}....{ .ヤ  / >:::<´ヘ  / .|.......ヘ........≧
   /´i................................|....l.....! .ヘ、/ //^}}ヘ .ヤ/  !.........ヘ.........
  ./......i................................!....!....|    // .!| }!    |............ヘ.......
 /.........i................................!..ノ.....!  //  !| l|    |...............ヘ.....


いつの間にか、モリアーティの向かいに少年が鎮座している。
銀の格子に囲まれ、拘束服に身を包む少年――――キミの親神、輝ける幽閉者ダオロス。

【ダオロス】
「ダオロスは、ダオロスの子が狂気の波に呑まれなかったことを喜ぶ」
「また、ダオロスはダオロスの子が悲しむことを悲しむ」
「……ダオロスの子よ。ダオロスの子は鵞鳥番の老婆の歌に、過去を見ただろうか?」
「それとも、未来を見たのだろうか」
「ダオロスは夢を翻訳することはできるが、心の波を読み解くのは難しい」
「どうかダオロスに翻訳を伝えてほしい」

……難解な言葉。
ニヤついた顔で紅茶を啜った犯罪王が、不敵にキミを見る。

【モリアーティ】
「どうやら、君の後見人も君の冒険譚をお望みのようだ」
「お茶会にはお話が必要だ」
「マザーグースのように、我々に冒険譚を聞かせてはくれないかな?」

【ダオロス】
「……無貌の人獅子よ」
「無謀の人獅子の言葉は悪意に満ちている」
「ダオロスはダオロスの子が悲しむことを悲しむ」
「ダオロスがダオロスの子に尋ねるのは、ダオロスの子の過去がダオロスの子を悲しませていないかということだ」

【モリアーティ】
「つまり、彼女がホームシックにかかっていないか気になると?」
「亡き親の歌を思い出し、心に傷を負っていないか確認しなければ気が済まないという訳だ」
「まったく君も子煩悩だな。しかし、私も同じ気持ちであるとも」

【ダオロス】
「…………無貌の人獅子の言葉は欺瞞に満ちている」

297クレア・フローラ・ヴィッカーズ:2016/12/21(水) 23:59:22

「―――そう。貴方でも、何でもお見通しとは行かないのね。」
「それはともかく、こうして言葉を交わすのは久しぶりね、ダオロス。今回は助かったわ。」

自分の親神ではあるが、ダオロス自身と対話する機会は本当に稀だ。
何しろ彼は、クトゥルフ神群の中でも特に危険な存在である。
何しろ、彼の神子でさえ悪影響を受け、狂気に陥る事もしばしばあるくらいなのだ。

とは言え、彼自身は望んでそういうものとして生まれたわけではない。 ―――ないと思う。
彼は自身の神子に対して務めて理性的に、且つ愛情を以て接する。聊か言葉が難解なのが難点だが。

「―――彼女の歌は、懐かしかった。そういうものだから、と言うのも無論あるのでしょうけれど。」
「それでも―――そうね。悲しい、と言うわけではないわ。単純に懐かしかっただけ。」

「こういった事を話すのは、あまり得意ではないのだけれど―――」

298クレア・フローラ・ヴィッカーズ:2016/12/22(木) 00:00:47


                         . :    ̄   : .
                       / /            丶
                          / /〃   イ   ;   }:.   \
                       ′ !/ / l  /  イⅰ| :.ハ
                         ⅰ 七7  ̄ ! ′ リ :| l   il ⅰ
                        Ⅵ{:ⅰ乍 ̄′/ // :∟!   l! !
                        '个ミ jル'/ノ /   lつ〉  ! l
                           / ノ    ´ ´ /  :!)/  : :|
                       /  `        ,′  ;:´ :   .:!   「―――それでも良ければ。」
                          ′ .:.ハ´    . /   /: :    .:.!
                   ∠=-―‐-=ー≦、 /   Λ: !   .:ⅰ   「付き合ってあげるのも、吝かではないわ。」
                      _ △` Ⅵ | .: ハ Y/   '/ Ⅵ{  .:.:ⅰ
                 }-ー_ヘ ', !| :! Ⅳ〜‐/   /彡乂i:.  .:.:.ⅰ
              / {ニ=-八r―ミ r'彡´/′   /く:i:i:i:i:\ .:.:. ⅰ
               //  }ァ〜{_ `ア三ア //   .'//i:i:/:⌒ヽ. ⅰ
.             〃 / /´   ` Y:i:\/ ,.://   //´:i:/:i:i:i:i:i:i:Λ.ⅰ
           /{ :./〈     ⅰ{// / ′.:/./i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:l: ⅰ
           /ⅰ :{(:. : :> _:.   \ノ ./ ´/' /:i:{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i7!:. ⅰ
            / λ {(: : : : :.くi:`/´*ヽ イi:i:/ /:i:i:i:Ⅵi:i:i:ー:i:i:i:i:7i|:. ⅰ
.          /:| { ヽvゝ-=イi:r:{.* * ∨/ /:i:i:i:/:i:`:<i:i:i:/:i:|   ⅰ
         {:Λ {  /:i:i:i:i:i:i://:i:i:\* *,彡:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:/⌒:l:i:i|:   ⅰ
           乂 \ {i:i:i:i:i:i://:i:i:i:i:i:i:\*_}\:i:/:i:i:i:i:i:i:/〜-=イi:i:|   ⅰ
             Ⅵ>' ー―---==ミアi:i:i:´:i:i:i:i:i:i:/: : : : : : :L斗 i ⅰ

 ―――それでは、話をしよう。
 京都に響く、わらべうたの話を。

299GM:2016/12/22(木) 00:03:57

それは、どこか懐かしい、古都での話。
数を数えて子供をあやす、わらべ歌の話――――


                              ――――――――――シーンエンド

300GM:2016/12/22(木) 00:16:26



      γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
      | むかぁしむかし  |
       乂_______ノ


                              γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                              |ではない話  |
                               乂_____ノ



      γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
      | ババアの話はこれでおしまい  |
       乂_____________ノ




                    γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                    |  だから、それじゃあもう一度…   |
                     乂______________ノ





.       / / ,' ,  ,            /    \\\
      / / / ,'   ,' ,'      il|ミツ    , _, \\\
      i\!_,!_,!_, ,,!_,,,!  ,     i||  // /  _, \\l
     |lll|lll|ll|lll .l  l\!_,!_,!_, ||| / / , '¨./ /, 一 ソi|
    |!l !!l !l !  :  : lll|lll|ll|lll||レ / ,,/ //  1彡'〈
.      | l| !l| !|    ,' |!l !!l !ll|||ル'/ _,,- /   レ'/¨iミヽ
.     | !; '     , ,'l| !l| !|lllllH/ /,,- ー- 、 ヾ≦彡}
      |.       ,   ; ' ; ' lll/ レ/ /三ミ;;\ \:::::l|
     |      / ,' ,  '  ;il/ レ'  /彡≠テ;'';::::\ \l|
     |\,!_,,!_,!,/ /     /i ノ. // / / '  ';:::::::\ \
.      ||lll|lll|ll|, ,'iill ,,!_,,,!_,,_/|//∠,/ ,/     ' ;;::::::\_〉  「――――めでたし、めでたし」
       |ll!l !!l !l ! |ll: l  li 〈 / ' //ハヾ¨      /└-≠ハ 
.       |ll| !l| !| : l  / ̄\\ ,'// ;        /,___,,/ノ. :i   「こっから先は、アンタら次第!」
        |l!; ; ' ;  l {ハ \\\_,ハヾ\   ,' {少' /. : ::ヽ
        |!;     ,'i\\イミヽ、`≦ ̄`¨、 \ {; ¨<   : ::ノ}
.      |       ,i | l|lゝ二二,,__)ー--,,,___\,,_  ヾ_//
.       |       ,' !l| !|l |lll|lll|::::::::::/  \ \ ¨Tー-,-;-一´
      |      ,'l| !l| !|l |lll|lllト、::/.     \ヽ .| / l

301GM:2016/12/23(金) 02:34:30
【経験値処理】

PC1鈴谷慎―――――140点
PC2守桃華―――――130点
PC3クレア・フローラ・ヴィッカーズ―――――130点
PC4倶利伽羅の剣―――――150点
PC5万華乱―――――150点


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板