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【場】『赫い血風領のネクロニカ』【SW2.0】

1『××』:2012/06/19(火) 22:57:38
我ら名前を血風領!振るう刃は相手を選ばず、退かねば血潮の海となる!

                         ―――――――血風領正騎士の言葉

2『××』:2012/06/19(火) 23:04:45
時は大陸新暦312年

大破局によって文明の崩壊した年輪国家

しかし

わずかに生き残った人族は

ヒィヒィ言いながらも

たくましく――――――――――――生き抜いていた

3『××』:2012/06/19(火) 23:12:16
帝国アイヤール

人族と蛮族が争うここは鋼の最前線(フロンティア)

絶えず続けられる戦争で領地が広がり、または縮められ、まるで年輪のように城壁が、国境が作られる様を見て人々はこう呼ぶ。


年輪国家アイヤール、と。

4『××』:2012/06/19(火) 23:22:42
ここは血風領シュナイダー
武力に秀でたアイヤールの中でも指折り・・・いや、最強と言われるほどの英雄、“闘神”フェルディナンド・シュナイダーの治める領地
大破局による影響か、大地は荒れ果て、木々は実らず、水資源も鉱脈も―――何もかもが乏しい荒れはてた大地

そんなところで、何故ここが領地として成り立っているかと言うと―――


ズドシュ!グシャッ!!

「おっ、このドレイク剣の欠片を超スゲエ持ってるじゃねえか〜!!」
「コボルトどもが食料を持っていたぜ〜!どうやらこいつら補給部隊だったようだな〜!」
「ヒャッハー、水だ!食い物だ〜!」

血風領シュナイダーの騎士たちが、普段の日課――――蛮族の物資の略奪を行っている光景。

「・・・ん?おい見ろよ!こいつガメル銀貨なんて貯めてやがるぜえ〜?」
「馬鹿なドレイクだ!こんなところでガメルなんざ、武器にならねえってのによお!」

領主を筆頭とした超ゞ武闘派の集団であるがゆえに行える暴挙。
ここでは蛮族とは恐ろしい魔物ではない。狩るべき獲物であり――――生きる糧、なのだ。

5バルガ・オクタヴィア:2012/06/21(木) 23:30:27
キャラクター名:バルガ・オクタヴィア
種族:リルドラケン [特徴:鱗の皮膚、尻尾が武器|剣の加護/風の翼]
生まれ:商人
能力値:技5 体11 心9 A6 B8 C11 D12 E4 F6
最終能力値:器用11(1) 敏捷13(2) 筋力22(3) 生命力23(3) 知力13(2) 精神15(2)
冒険者技能:フェンサー1、プリースト/キルヒア2、セージ1
戦闘特技:魔力撃
武器:エストック
防具:ソフトレザー
装飾品:ポンチョ、聖印
所持品:冒険者セット、テント(4人用)、保存食×14
所持金:75G
命中:2 回避:3 魔力:4 追加ダメージ:4 防護点:4

6サイス・アーヴィング:2012/06/21(木) 23:36:36
名前:サイス・アーヴィング
種族:人間 性別:♂ 年齢:22歳 生まれ:斥候
身長:176cm 体重:75㎏ 髪の色:赤
技体心:技10 体6 心5
能力値ダイス:A8 B8 C10 D8 E7 F5
最終能力値:器用度18(+3) 敏捷度18(+3) 筋力16(+2) 生命力14(+2) 知力12(+2) 精神力10(+1)
保有経験点:0
HP:20 MP:10
種族特徴:[剣の加護/運命変転]
冒険者技能:ファイター1、スカウト1、ライダー2
戦闘特技:《武器習熟:スピアⅠ》
騎芸:【振り下ろし】【攻撃指令】
武器:スピア(170G)
鎧:ハードレザー(340G)
所持品:冒険者セット(100G)、騎乗章(100G)、スカウト用ツール(100G)、着替えセット(10G)
騎獣:ホース(レンタル料250G)
所持金:130G
取得言語:交易共通語(会話/読文)、フェイダン地方語(会話/読文)

7エキストラさん:2012/06/21(木) 23:56:04
名前:ミグリッド・ラグーズ
種族:ルーンフォーク 性別:♀ 年齢:16歳 生まれ:魔術師
身長:135cm 体重:90㎏ 髪の色:青
技体心:技9 体8 心9
能力値ダイス:A8 B2 C12 D5 E11 F2
最終能力値:器用度17(+2) 敏捷度11(+1) 筋力20(+3) 生命力13(+2) 知力20(+3) 精神力11(+1)
保有経験点:0
HP:19 MP:17
種族特徴:暗視、HP変換
冒険者技能:ソーサラー2、レンジャー1、セージ1
戦闘特技:《魔法誘導》
武器:ロングスピア(1H両)(発動体加工,320G)
鎧:ソフトレザー(150)
所持品:冒険者セット(100G)
所持金:30G
取得言語:交易共通語(会話/読文)、魔導機文明語(会話/読文)、魔法文明語(会話/読文)、妖精語(会話)

8ティーセット:2012/06/22(金) 00:36:57
キャラクター名:ティーセット
種族:ルーンフォーク 性別:? 年齢:?歳 生まれ:射手
身長:132cm 体重:36㎏ 髪の色:金
能力値:技12 体8 心6 A10 B2 C4 D8 E7 F5
最終能力値:器用22(3) 敏捷14(2) 筋力12(2) 生命力16(2) 知力13(2) 精神11(1)
保有経験点:500
HP:22 MP:14
冒険者技能:マギテック1/シューター2
種族特徴:暗視、HP変換
戦闘特技:精密射撃
武器:トラドール
防具:クロースアーマー
装飾品:マギスフィア、ガンベルト、手袋、頭リボン、腰リボン
所持品:冒険者セット
所持金:無一文(0G)
取得言語:共通交易語(会話/読文)、魔動機文明語(会話/読文)

9『セッション1:始動編〜乱世〜』:2012/06/24(日) 21:13:03
そんな蛮族達との奪い合いの絶えないフロンティア。

当然二束三文のおだちんの方が命よりも重いようなロクデナシ・・・冒険者はここにはワラワラ集まってくる。

すえたような血の匂い、照りつけるような日差しが外につるしているドレイクの水分を刻一刻と奪っていく。
広場では子供たちがボガードの首に油の染みた布を巻きつけて火をつけて遊んでいる。

そんなほのぼのとした日常の中、血しぶきとすえたような屍臭が漂うのがチャームポイントのごく普通の冒険者の店、『肉屋』

物語は、ここから始まる。

10『セッション1:始動編〜乱世〜』:2012/06/24(日) 21:19:01
カチャ・・・カチャ・・・カチャ…

薄暗い『肉屋』の店内、まだ人気はなく、奥で人影が何やら作業をしている音が聞こえるのみ。

そんな空間の中、君たちは――――

11ティーセット:2012/06/24(日) 21:29:20
店内には一人のスタッフが箒を構えながらブツブツとひとりごとを垂れ流していた。

「ちょっとお客さんに飛びついたからって・・・店内の掃除ボクひとりに押し付けるだなんて酷いデスヨ〜」
中性的な容姿の子は掃除を続けている。
だらけた作業を続けていると時折マスターに睨まれ、その瞬間のみせかせか働くのだった。

12『セッション1:始動編〜乱世〜』:2012/06/24(日) 21:38:03
>>11
「うるせえ色ガキ、ここの客(ゴミクズ)共はああいうことに慣れてねえ奴が多いんだよ。」

ちなみにティーセットが飛びついたお客さんは外でドレイクと一緒に吊るされている。
おもにそのスキンシップを本気にして(ニャーン)なことをしようとしたが故に。ちなみに下半身は裸だ。

「ここは全員血と殺しをガパガパ浴びてる酔っ払いどもばかりなんだ、あんなことされりゃあすぐ本気にする。」
「・・・少しは銃の心得に慣れたかと思ったがまだ一般常識ってやつが足りねえな、どうやって叩き込むかねえ・・・」

つまりしつけの一環としてティーセットに掃除させてるわけですね。

13『セッション1:始動編〜乱世〜』:2012/06/24(日) 21:46:40
そんなことを言いながら奥、台所でここのマスター、タビットのセガールが何やら煮込み料理を作っている。

物資が乏しい時でも大量に作れて、暖かく、腹にたまりやすい。
多少古い材料でも気にならないように、香辛料はその場にあるだけふんだんに使用してたりもする。
こういう緊張している戦域での食事は、こういったものがメインになるそうだ。

今は未だ仕出しの最中であり、ここにいるのはあなた達二人。
ゴミクズ共はまだ二階の宿屋スペースで寝ていることだろう。

14ティーセット:2012/06/24(日) 21:59:25
>>12
「ボクは本気なんですけどねー?マスターは子供扱いしすぎなんデスヨ。」
「それにしてもドレイクさんの方ごめんなさいなのデスヨー、ボクが勝手に下ろすとマスターが怒っちゃうので、しばらくそうしといてくれると助かるデスヨ。」
と、干されてしまってるドレイクを眺めたりぼそぼそ小言を漏らしつつZAZZAZと掃除を続けています。

15『セッション1:始動編〜乱世〜』:2012/06/24(日) 22:06:29
>>14
ふん、とティーセットのセリフを聞いて鼻を鳴らすセガール。

すると・・・

「ん・・・そろそろゴミクズどもが起きるころかな。」
「ティーセット、掃除はもういい。」
「サイスの野郎に、そろそろ片づけをして皿洗いを手伝えって言って来い。今頃馬に飼い葉でもやってるだろうからよ。」

そう言ってきた

16ティーセット:2012/06/24(日) 22:14:22
>>15
「アイアイサー、デスヨー」
と言って釣りされ勢に話すのをやめる。
掃除道具を片づけトタタタタとサイスのところへ向かいますね。

「サイスーさ〜ん、マスターが皿洗い手伝えって呼んでるデスヨー」

17サイス・アーヴィング:2012/06/24(日) 22:22:44
>>16
厩に入ると、ちょうど餌やりが終わるところであった。
このどこにでもいそうな普通の人間……逆にここでは浮くくらい凡人オーラが滲み出るこの男こそ、サイス・アーヴィングその人である。

「……ん、りょーかい。」

ブラシとデッキブラシと水桶と飼葉桶とその他諸々を片付け、店内に入る。

18ティーセット:2012/06/24(日) 22:26:41
>>17
「マスター、サイスさん連れてきたデスヨー」
「ボクもこれから皿洗いするデス?」
とサイスと共にマスターの元に戻っていきますね。

19ティーセット:2012/06/24(日) 22:30:47
「ところで、サイスさんのお馬さん名前なんて言うんです?」
「ここに来てからまだ聞いてなかった気がするデスヨ。」

(馬にはたぶんちょっかいだしてますこいつ)

20サイス・アーヴィング:2012/06/24(日) 22:40:45
>>19
「『ニンジャ』号だ。」
「ちなみに隣の鬣が薄いのが『ボンズ』号で、逆隣のが『テング』号……」
「一番奥のデカいのが『黒王』号だったな。」

名前は今適当に考えた。

21ティーセット:2012/06/24(日) 22:47:23
>>20
「なんだかマスターの本棚の中にそんな名前が出てたような気がしすデスヨ。」
「しかしそう言われるとデカいのからはタダ者ならぬ覇王のオーラを感じるデスヨ!?」
「サイスさんは黒王ちゃんにも乗るのです?」

22サイス・アーヴィング:2012/06/24(日) 22:52:01
>>21
「黒王はおやっさん(セガール)のウォーホースなんで……俺にはちょっと……」

レベル10……ライダーギルドが飼いならしている一般的ウォーホースの到達点である。
これより上となると、伝説のスレイプニールとかその辺りだ。

23ティーセット:2012/06/24(日) 22:57:43
「マスターのだったのですか・・・どうりでなかなか触らせてくれなくて、手厳しいわけです・・・。」(ボソ
「ところでサイスさん!今度ニンジャ号にいっしょに乗ってみたいデスヨ!」
と、何処か古傷を抑えるような仕草を見せ隠ししつつも、そんな話題を振ってみる。

24サイス・アーヴィング:2012/06/24(日) 23:11:20
>>23
「えー、ヤダ。」
「俺一人でも正直一杯一杯だってのに他人の面倒とか見てらんねーし。」

古傷を抑えるような仕草は見て見ぬふりをした。

25ティーセット:2012/06/24(日) 23:13:35
>>24
「(´・ω・`)」
ティーセットは上目つかいを使った。

26サイス・アーヴィング:2012/06/24(日) 23:17:37
>>25
「慈悲はない。」

さて、程よく駄弁ったところで皿洗いを始めよう。

27ティーセット:2012/06/24(日) 23:20:55
「(´;ω;`)」
交渉の余地はなかったようだ。。。
お皿洗い手伝いましょう。

28『セッション1:始動編〜乱世〜』:2012/06/24(日) 23:22:20
そうして、二人でともに店に向かおうとすると

「――――――では、そのようにお願いします」

銀の前身鎧を身に包んだいかにも騎士!と言う感じの男が店から出て、別のところに向かっていくのを目撃した。

29ティーセット:2012/06/24(日) 23:28:46
「マスター、さきほど珍しくヒャッハーしてない感じの騎士さんが見えましたが・・・」
「何かお仕事のお話です?」

とお皿洗いの準備をしつつもマスターに訪ねます。

30サイス・アーヴィング:2012/06/24(日) 23:30:07
>>28
「……まともな騎士が来るなんて珍しいな。」
「おやっさーん、なんかあったんすかー?」

エプロンを取り換えつつ聞いてみる。

31『セッション1:始動編〜乱世〜』:2012/06/24(日) 23:33:59
>>29-30
「・・・・・・・・・・・・・・・・」

そうやって中に入っていくと、まず目に入ったのは紙切れをにらんでいるマスターの渋い顔。

だけど。

「!」

君たち二人が入ってくるのを見て、急に表情が明るい、笑顔になった。

「ん、ああまあ仕事っちゃあ仕事なんだが・・・」
「サイス、ティーセット。お前らもそろそろ下地ができてきてるころだ。」
「この仕事、やってみないか?」

笑顔でこういった。

32ティーセット:2012/06/24(日) 23:39:17
>>31
「マ、マスターついにボクも掃除と皮むきとお使い以外のお仕事できるです?」
と、あまり掃除生活100状態に不満があったらしく単純にパアァァと嬉しそうな反応をします。
ちょっと前の渋い顔してた事などすぐに忘れてね。

33サイス・アーヴィング:2012/06/24(日) 23:41:51
>>31
「……どんな仕事なんです?」

この顔は……何かよからぬ事を考えている顔だ!
とりあえずやるかどうかは依頼内容を見てからだ。
これ冒険者の基本である……とか当のおやっさん本人が言ってたはずだ。

34『セッション1:始動編〜乱世〜』:2012/06/24(日) 23:50:43
>>32-33
「おう、ここから二日・・・馬なら一日ほどか、それくらいの距離のところにある村なんだがな。」
「どうにも廃村を利用して作られた、妖魔種の隠れ里みたいになってるみたいなんだわ。」
「隠れて住む程度の蛮族だ、大したレベルの奴なんざいねえだろ・・・・つーわけでお前ら。」

セガールは笑顔で両手を前にだし。

「その村、更地にしてこい。」

鶏を絞めるような『コキャッ』というような動作を取った。

35ティーセット:2012/06/24(日) 23:53:53
「コレは皆さんがやってるアレですね!」
「ヒャッハーあの村を襲えー!デスヨ。」

とどこからともなく(きっとお客さんの)モヒカンセットを持ちだして銃を構えるよ。

36サイス・アーヴィング:2012/06/25(月) 00:05:18
>>34
「……えーっと……報酬は? あと目的地までの地図。」
「それから……えーっと……あ、遠出だから保存食がいるな。一週間分セットで。あと水。」

そういや馬の食費ってどうすればいいんだ。

37『セッション1:始動編〜乱世〜』:2012/06/25(月) 00:14:15
>>35-36
「おう、蛮族の戦利品を剥いで持ってきな。数に応じてこづかいを出すぜ。大体相場の3倍くらいで買い取ってやるよ。」

そう言ってセガールは簡単な地図と、カウンターの下に保管してある水と保存食を投げてきた。

「少し多めに見積もって、二人で一週間分ほど持たせてやる。14日分だな。尽きるまでに帰って来いよ?」

馬の食費は・・・まあ考えなくていいだろう、その辺の草を食うんじゃないかな

38ティーセット:2012/06/25(月) 00:22:43
>>37
「マスター、ありがとうなのデスヨ!さすがモフモフです愛してるデスヨ!」
と、ゼルダのBGMがしそうなポーズで保存食を嬉しそうに神々しく掲げるティスであった。

「・・・ところで、ティスはニンジャ号に乗せてくれるのです?」
と、移動手段について凄くデジャブなシチュエーションでサイスに上目つかいをしてみる。

39サイス・アーヴィング:2012/06/25(月) 00:38:47
>>37
「……あ。」

ぶっちゃけ一人分しか計算してなかった。引っ掛け問題だ。
実戦はこれが初めてだからね。しかたないね。

「んー……」
「……蛮族が来たら即降りろよ。俺後ろに人乗せて戦闘とかほんと無理だから。」

精一杯の譲歩である。
馬をもう一頭借りる金?
んなもんあるわけなかろう。

「……と、忘れるとこだった。OK、この依頼受けます。」

と言うわけで旅支度を済ませ次第出発する事とする。

40ティーセット:2012/06/25(月) 00:44:51
>>39
「乗せてくれるんです!?」
とダメ元のお願いだったので思いの外喜んで飛び跳ねるティス。

「さっそくニンジャ号に挨拶(ペロペロ)してくるデスヨ!」
と馬屋の方へ走り去るティス、そして数秒後に馬の吠える音と共に「フギャッ」というティスの悲鳴が聞こえてくるのであった・・・。

41サイス・アーヴィング:2012/06/25(月) 00:53:33
>>40
「あ、ちょっとま……」

ヒーヒヒヒン! ボグシャア

「遅かったか……」

先行き不安だが、とにもかくにも出発だ。

42『セッション1:始動編〜乱世〜』:2012/06/25(月) 02:13:27
>>40-41
「ん、まあダメなら帰ってくるだろ」

それができないような育て方はしてないよ〜♪といいつつ彼は。

べちょ

「あーあーあーティーセットの奴仕方がねえな、モップかけがまだあになってるじゃねえか・・・」

肉屋の、掃除を始めていたり

43『セッション1:始動編〜乱世〜』:2012/06/25(月) 22:20:46
OPフェイズ〜バルガ・オクタヴィアとミグリッド・ラグーズの場合〜

ここで英雄候補の話をしよう。

血風領の端、戦線になることすらもできないほどに荒れ果てた砂漠。

生けるもの全てのひしおを奪うその苛烈なまでの日差しは蛮族すらも退ける。

そんな辺境に、動く影が1つ――――いや、2つ。

ここで英雄候補の話をしよう。

神の叡智をたたえたかのような物腰、頑強な鱗としなやかな筋肉の両面を持つ竜人。

そして己の身の丈ほどもあろうかという槍を持ち、その身に強力なマナを宿す機械人形。

将来第二の闘神とも呼ばれるやもしれぬ、英雄候補である彼ら二人は―――――――――

『        カッ          』

この砂漠で。いきなり遭難をブッコいていた。


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