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隔離部屋〜眠れぬ夜の姉ちゃんの為に〜

1ななし姉ちゃん:2002/04/09(火) 15:57
地下でヒソーリ。sage厳守でまいりましょう。

24ななし姉ちゃん:2002/04/11(木) 16:27
続きはまだかな(ハァハァ

25ななし姉ちゃん:2002/04/11(木) 18:56
職人さま〜〜、すんばらしいでございます!
続きが楽しみです。小僧はいったい何を企んでるんでしょ・・・(ニヤニヤ
妄想がとまりませんわ(w

26ななし姉ちゃん:2002/04/11(木) 21:22
姉ちゃん達、いつもありがとうです。
今日は、俺パソがイマイチ不調で、なかなか来れませんでした。

27ななし姉ちゃん:2002/04/11(木) 21:29
てことで、ネタが煮詰まるまで雑談など。
今回書いてて思ったんですが、小僧担の「姉ちゃん」という呼称は、
大発明ですよね。小僧のキャラに、これほどはまる呼び方ってないですよ。
だって、もし我々が傘担だとしたら、絶対
「傘、お姉様が教えてあ・げ・る(クス」みたいな絵しか浮かんできませんしね。
ましてや、歪様vsし●べでのあんなことやこんなことなんて・・・・

ああ、姉ちゃんでよかった(ホ

では、続けます。

28ななし姉ちゃん:2002/04/11(木) 23:04
「こんなところじゃ嫌。部屋に戻りたいわ」
私は、泣き言めかして小僧に囁きかけた。
もうもうと上がる湯気と、中途半端な愛撫のせいで、のぼせ上がった体が酷く熱い。
一刻も早く冷やしたかった。じれた体も、心も。
「じゃあ、俺に体流させて」
含み笑いを浮かべながら、小僧はシャワーに手をかけた。
「え、ちょっ、待って」
「こんなに泡だらけじゃあ、上がれないでしょ?」
小僧が蛇口をひねると、激しい水音と共に、勢いよくお湯が迸り出た。
水飛沫が、痛いくらいの強さで肌を打つ。残った泡をかき消すように、小僧の手が体のあちこちを撫でまわす。
バスタブの縁に座らされた私は、ただ小僧のされるがままになっていた。
「ここも、流していい?」
私の耳朶から首筋へと、押し当てていた唇を外し、小僧が問う。
下腹から太腿の付け根のあたり。僅かに、白い泡が残っている。
「・・・・・」
返事をためらう私に構わず、小僧はそこにノズルを向けた。
「んっ!」
小僧はひざまずき、その部分を注視しながら、私のさらに奥へとシャワーを押し当ててきた。
「やっ、やあぁっ・・・・」
引こうとしたはずの腰が、ふっと力を失う。
小僧が、肉を割ってくつろげようとするのに呼応するように、私は自分から脚を緩める。
体が、その先を欲しがっていることに気づき、私は恥ずかしくて目を伏せた。
「姉ちゃん・・・イイ?」
「ん、ふうぅ・・・・んっ」
シャワーが水圧を増し、敏感な部分を激しく叩いた。左右に割れた粘膜の間には、小僧の指先がそっと忍び込み、くにゅくにゅと隠微な律動を繰り返す。
「あ、ああん・・・・そこ・・・・こぞ・・・・」
「姉ちゃんすごい・・・・超やらしい・・・・」
私のそこは、食い入るような小僧の視線に晒されていた。
「すげー濡れてて、赤くなってる」
「みないで・・・はずかし・・・・」
彼の興奮を伝えるかのように、私の奥をまさぐる指が速度を増していく。
「や、あん、はっ、はあっ」
腰から脊椎に、鋭い快感が走る。恥ずかしさも忘れ、私は小僧の髪を掴んで息を荒げた。
「あ、やだっ、だめ・・・・・っ・・・あああっ!!」
暗かった目の前が、突然白くなる。朦朧とした頭の頂にまで火花が走り、私はくたりと小僧の肩にもたれた。
「姉ちゃん、イッちゃったの?」
「・・・・・うん、ごめん・・・・小僧、待っててくれたのにね」
「いいよ、俺のもしてくれるんなら」
「えー?」
「あんなエロい姉ちゃんのあそこ、見せ付けられたんだよ。俺、もうこんなだよ」
小僧は立ち上がり、まだ腰が立たないでいる私の頬に、「こんなの」を押し付けた。
きんきんに張りつめ尖りきったその先端からは、透明な粘液がにじみ出ていた。
「・・・姉ちゃん、して」
鼻にかかった甘え声で、小僧はせがむ。
・・・こんな声でせがまれたらお手上げだ。どんな望みも、かなえてあげたくなる。
私はおずおずと小僧に手をかけ、そっと舌を伸ばし舐めはじめた。
「ふぅ・・・・ん」
小僧が、微かな喘ぎ声を上げる。

29ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 00:01
私は顔を傾け、更に深く咥え込んでいく。
「あんっ、姉ちゃん、すご・・・・っ」
小僧は私の頭を押さえ、小刻みに腰をスライドさせ始めた。
「あはぁ・・・・姉ちゃん、よすぎ・・・・頭へんになりそ・・・・っ」
舌の先に触れる小僧が、更に充血して強張るのを感じる。
「そっ、そこ・・・ぺろって・・・・やぁんっ」
体を硬くし、腕に力を入れて、小僧はくうっと喉を鳴らす。
小僧の素直な反応が可愛くて、私は軽い優越感を覚えながら、先端の括れを音を立てて吸い上げた。
「ひっ!・・・・ダメだ、俺もー我慢できないよ」
小僧は、私の口から強張りを抜き去ると、私の肩を後ろから抱えて床に転がした。
「お尻、こっちに向けて」
床にうつ伏せ、手をついた姿勢の私の腰に手をかけ、小僧は位置を定める。
「・・・・・あっ!」
不意に私は、深く貫かれた。
「すげえ姉ちゃん、もうぬるぬるだから・・・・・根元まで、すっぽり入っちゃった」
小僧は、吐息まじりに言いながら、
「はぁ・・・きもちい・・・・」
切れ切れに言葉をつなげた。

30ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 00:27
小僧ったら、結構ハッキリ言うのね(ポッ

31ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 01:14
小僧イヤラシイなぁ〜。いつからそんなに大人になったんだ?
姉ちゃんハァハァしっぱなしだよ。
小僧カ●イイ顔してるんだろな〜
吐息まじりに「はぁ・・きもちい・・」だなんて
姉ちゃんたまらんよ!

32小僧3世:2002/04/12(金) 02:33
・・・キョロ・・・ん?・・・ヨミ・・ヨ・・・ミ・・・・・・・・・・・・・
キャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
・・・ダッシュスタスタスタスタ・・・

33ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 03:01
あら、3世。フフ・・こんなとこ来ちゃって・・・。
姉ちゃん達の妄想覗きに来ちゃダメよ。
3世もこんなことしたいなら、姉ちゃんイパーイ優しくしてあげるよ。

34ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 04:50
職人様素敵!
こういったネタで一番想像つかないのはひらなんだな・・・
エロ妄想でハァハァしにくいというか何というか、イメージが清純な気がする。

35ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 16:05
姉ちゃん達、今日も暖かい禿増しのお言葉をありがとうございます。

3世・・・スマソ、ここ立ててから姉僕スレに行きづらくて(ビー
ちょっと前まではときどき遊びに逝ってたんだよ。またそのうち、何食わぬ顔で
お邪魔しますかもです。

36ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 16:10
それと、ひらちゃん?・・・・うーむ。

「おねいさん、すきだぁー(がば」
「いやあん、あいばちゃん、いけないわー(はぁはぁ」
「んーと、ここ、さわっちゃえー」
「ああん、そんなとこ、だめぇぇ」
「えっとぉ、おねいさんのここ、なんていうんだっけ・・・・・
くっ・・・・くり・・・・くりねっくす?てへ☆」
「あいばちゃーん(ごうきゅう・・・・・」

おねいさんたち、いらしてますか?失礼千万、誠に相すみません(ペコペコ
では。また後ほど。

37ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 16:47
>36 思わずワロタ!ひらがなだけだと、お医者さんごっこみたい。
職人さま、毎度ハァハァさせてもらって、感謝でございます。
か○いく甘えながらも、主導権を握っている小僧が、もう・・・・・
たまらーーーーーーーんっ!!!!!!(ハァハァ
続きを楽しみにしてますので、また宜しくお願いします。

38ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 21:28
こんばんみ〜です。
女性七誌をようやく見ました。ムームー禿カ●だったんですけど、

あ あ い う の 国 内 コ ン で も 遣 っ て く だ さ い ゴルァ

では、続けます。こちらこそシクヨロです。

39ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 22:20
「姉ちゃん」
「・・・なに?」
「今日、最後まで中でしていいの?」
「うん。平気」
「やった」
・・・後背からの交わりで顔は見えない。でも、きっと小僧は笑ってるんだろう。
やがて小僧は、静かに往復を始めた。
深く突き、また引くことを繰り返しながら、私の中に道をひとすじ作っていく。
小僧のおしゃべりは止まり、短く喘ぐ息の音だけが、しんとしたバスルームにたちのぼっては消える。
体の奥底に、深々と小僧が打ち込まれるたびに、小僧を飲み込む襞の周りが痺れるように疼いた。
「ん、んんっ、ねえちゃ・・・なか、せまい・・・・」
喉から絞りだすような声で呟きながら、小僧はなおも私の中を穿ち続ける。
「なんか、いっぱいすいついてくるの・・・・ぅ」
私の背中に胸板をあずけ、ぴったりと肌を密着させあって、小僧は次第に私と溶け合っていく。

40ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 23:04
小僧の律動は、速さを増していった。激しいグラインドを繰り返すたびに、くちゅくちゅと湿った淫らな音が立つ。
ちりちりとつま先から煽られるような快感が、徐々に強まっていく。
「あ、ああん・・・ひぅ・・・」
思わず声を漏らした私に、小僧はすかさず問う。
「ねえちゃん、きもちいいの?」
「・・・・ん、やぁ・・・ん」
「や、じゃないでしょ・・・・ちゃんといってよ・・・」
「ん・・・・イイ・・・・」
「どこが?」
いつの間にか、小僧は私の乳房に手を回して、くにくにと弄んでいた。
「姉ちゃん、おっぱいいじると締るね・・・・」
「いや、やめ・・・・んっ」
「ねえ、どこがイイ?」
――いわないと、やめちゃうよ。
小僧は、すっと身を引きながら囁く。
「ああ、だめ、うぁ・・・ん」
「ほら、ちゃんといって」
「・・・・小僧が、はいってるとこ・・・・」
「うふふ・・・ねえちゃんの、えっち」
「はあぁぁんっ」
小僧は、腰を叩きつけるように激しく突き上げてきた。
「ね、なんか、もうだめみたい・・・・出そうっ・・・」
小僧の声が、少し遠くなる。
目の前の光が白さを増し、体ごと深く落ちていくような錯覚に捉われる。
「あん、いいよ、きて・・・・」
漸くそれだけ呟くと、私は小僧の律動に合わせ、息遣いも荒く腰を使い続けた。
「ねえちゃん、いくよ・・・ああっ」
「あん、あああっ、はあぁっっ」
全身を、うねるような快感が走る。
腕の力ががくりと抜け、床にうずくまると、上から小僧が覆い被さってきた。
背中の上で、激しくあがる息を整えている気配がした。
「・・・ねえちゃんかわいいんだもん。いっぱい出しちゃった」
半ば呆けたままの声で、小僧は言った。
「・・・・ばか」
小僧が、私の体ごと抱きかかえるようにして身を起こした。
小僧の胸に背中を預け、まるで赤ん坊のように、私は支えられていた。
「姉ちゃん。俺のこと、好き?」
耳元で、小僧が問いかける。
「うん。好きだよ」
照れくさくて笑い出しそうになるのを堪え、私は答えた。
「こっち向いて、姉ちゃん」
「なあに?」
振り向いた私に、小僧は笑いかけて。
そのまま、長い長いキスをした。

41ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 23:17
「腹へった」
小僧に支えられるようにして部屋に戻った私をベッドに下ろすなり、小僧は立ち上がった。
「グラタン、食っていい?」
「え、だって」
「レンジでチンすればいいんでしょ?」
「私が・・・」
「いいよ、自分でして来る。姉ちゃん、今それどこじゃないでしょ?」
「・・・・・そうだけど」
体中あちこちに、余韻が気だるく残っていて、私はぴっちりと毛布にくるまる。
「姉ちゃんは?食うの?」
「今はいい・・・・」
いつの間にか、ボクサーパンツを一枚着けて、小僧はグラタン皿をレンジに放り込んでいた。
苦笑しながら、私はうとうとしかける。

「――姉ちゃん、寝るなよ」
「・・・・んー?」
「食ったら、またすんの」
「えー?」
「今度会えるの、いつになるかわかんないし。
今日は、いっぱい食べるんだ。
姉ちゃんの料理も、姉ちゃんも」

生意気で可愛い、年下のこいつ。
いつまで私は、掌で転がされつづけるんだろう。

42余談①:2002/04/12(金) 23:30
「姉ちゃん、あのね」
行為を終え、私の隣でうとうとしかけていた筈の小僧が、
不意に何かを思い出したように目を覚ました。
「どうしたの小僧?寝てたんじゃないの?」
「あのね。傘くんから聞いたんだけどね」
「・・・何を?」
「『パイズリ』って、すっごく気持ちいいんだって」
「はあぁ?」
・・・いきなり目を覚ましたかと思えば、この子は何を言い出すのだ。
私は、不思議な生き物を見る眼差しで小僧を見る。
「あのね、おっぱい大きい女の人に、男のアソコ挟めて擦るんだって。
姉ちゃんもさ・・・・・あれ・・・・・・」
小僧は、私の胸元をしげしげと見つめた。
「あ。(小声)・・・・・はさめないや・・・・・
なんでもない。おやすみ」

ドガッ。・・・ボフッ。

小僧は再び、ベッドに臥した。

改めて眠りに落ちたのか、それとも殴打のショックで昏倒したのか。

私にはわからなかった。

43ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 23:36
えー、とりあえず、こんなところなんですが。
なんか尻すぼみになっちゃったなあ。こういうところに投稿するのはムズイですね。

もう少しお時間をいただけるなら、「小僧と姉ちゃんのお話」を、
もう少し引っ張ってみたいかなあなどと考えております。
こんな二人が見たいとか、何かご要望があれば、是非お寄せください。
皆で作る隔離部屋(w

それから、新たな職人さん、どなたかいらっしゃいませんでしょうか?
私もハァハァさせてください。よろしくでございます。

44ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 23:46
職人様!素敵すぎます!
小僧のナマイキな攻め方にハァハァしっぱなしです。
ホント姉ちゃんで良かった‥‥
続きを楽しみにしてます。

4544:2002/04/12(金) 23:51
あ、ごめんなさい。
41を読んだトコで書いちゃってしまったので
会話的にズレが・・・スマソ・・・
逝ってきます‥‥

46ななし姉ちゃん:2002/04/12(金) 23:53
職人姉ちゃん!イイ!!
最後の小僧がか○いいでございます〜〜(w

47ななし姉ちゃん:2002/04/13(土) 00:31
職人姉ちゃんお疲れ様です。
いやいやいや、カマトト発言承知で言うんだけどもね、今まで
あんまり小僧のことをエロの対象に思ったことはないのよ。
でも・・・もう小僧の顔をまともに見れないっすよ!
オチもちゃんとついてるしね〜。よかったです〜。
個人的には弄ばれて、焦らされる小僧が見たいです。
新職人さんか・・・自分にも才能があればな・・・。

48ななし姉ちゃん:2002/04/13(土) 00:42
職人様、とても良くてらっしゃるわ!
姉ちゃん小僧にメロメロでございます〜
こんなに素敵な文才があるなんて・・
また話を引っ張ってくださいませ!
いつまでも待ちますわよ〜。
新たな職人さんもいらっしゃるといいんだけど。

49ななし姉ちゃん:2002/04/13(土) 00:52
職人様、天球でございました。
ここ数日は、隔離部屋を訪れるのが待ち遠しくて。
小僧ってば、なんて生意気でか○いいのかしら。
無邪気さの中に見え隠れするエロス小僧にやられました。
また新作をお待ちしております。

50ななし姉ちゃん:2002/04/13(土) 03:13
職人さま、ごちそうさまでした。(お口フキフキ
職人さまの小僧と自分の予想する小僧が似ておりまして
かなりツボでございました。
小僧もこんな妄想しちゃえるお年頃。シミジミ
また、かわ○い小僧にあんなことこんなこと期待してます!

51ななし姉ちゃん:2002/04/13(土) 22:03
職人サマ、お疲れサマでした〜!
エロ小僧に萌えまくりでございました・・・フゥ。
小僧と姉ちゃんのお話し、サイコーでしたわ。
是非新作もお待ちしてます。
ちなみに、甘えんぼ小僧ちゃんも大好きですが、年相応な男っぽさ炸裂な
小僧も見てみたいデス。

52ななし姉ちゃん:2002/04/14(日) 05:53
小僧のイメージカラーって、自分では青や水色(次点なぜか黄色)だと思うのさ。
「姉僕」や「ねんね部屋」は、そんな感じなんだけど、こっちはピンク色で
は〜とがぽわ〜んと飛んでるような気が。
多分、姉ちゃんの部屋だからだろうね。

53ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/14(日) 06:51
姉ちゃん達、おはようございます。
たくさんのレスをありがとうございました。
イタイ妄想を吐き出せる場がなかなかないだけに(←当然
こうした機会を持たせていただきまっこと嬉しいッス。

ところで、私事で恐縮ですが、
CDTV見逃しましたが何か(号泣
腰カクカク小僧見たかった〜!もし見てたら、絶対ここの話にフィードバックさせてたのにぃ(w

では、あまり間を空けないうちに。
小僧と姉ちゃん、次のお話です。

54ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/14(日) 07:08
しんと静まりかえった部屋に、深夜テレビの声が空々しく響く。
甘ったるいフルーツワインのグラスを手に、手持ちぶさたの私は、
大して興味も引かないテレビの画面を、ぼんやりと眺めていた。
明日も仕事がある。そろそろ、寝なくっちゃ。
頭ではそう考えながら、なんとなくその気にもなれず、
ベッドに入るまでの時間をだらだらと過ごすのが、この頃の癖だった。

1人が、寂しいわけじゃない。
でも、恋人が訪れない夜は、なんだかひどく長くて心もとない。

テレビを消そうと立ち上がったとき、インターホンが来客を告げた。
どきりと激しく打った鼓動が、目覚し時計みたいに騒ぎ出す。
きたんだ、あいつ。・・・でも、何で?
ざわざわする胸騒ぎを悟られないよう、なるべく平気そうな声を作り、私は受話器をとった。
「・・・姉ちゃん、ごめん。来ちゃった」
「どうしたの、急に」
「上がってから話す。今、いい?」
「いいよ。今、開ける」

夕方、部屋を片付けておいてよかった。
頭の端でそんなことを考えながら、私はオートロックの解除キーを叩いた。

55ななし姉ちゃん:2002/04/14(日) 13:27
もう新作が始まっているぅ〜!!嬉しいです〜!
今度はどんな話しかな?ワクワク・・
職人様、CDTV見逃したとはなんとも残念な・・・。
ちなみに腰はカクカクではなく、ズバッ!!とひと付きってカンジでしたわ。

56ななし姉ちゃん:2002/04/14(日) 14:15
職人さま、ホントに感謝感激です!
エロだけじゃなくって、オチがあって笑えるのが、またイイです。
自分、エロ大好き!妄想大好き!な姉ちゃんなんですが
こうやって文章に起こすほどの能力がなくって・・・役立たずなアフォなんです。
続きを楽しみにしてますので、職人さまのペースで
ハァハァ祭り継続して下さると嬉しいです。

5755:2002/04/14(日) 23:43
ひと付きってなんだ!?>自分
"ひと突き"デシタ。一応訂正。

58ななし姉ちゃん:2002/04/15(月) 01:34
小僧はいったい何をしに来たんでしょう?
波乱の展開なんでしょうか?

59ななし姉ちゃん:2002/04/15(月) 02:39
寝る前にココを覗かずにはいられなくなってしまった(w
続きが気になる木〜!ドキドキ・・・

60ななし姉ちゃん:2002/04/15(月) 03:47
「・・・姉ちゃん、ごめん。来ちゃった」
って、か●いすぎる〜!
小僧、うちにも来てくれー。いつでも真夜中でもオゲーだぞ(w

61ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/15(月) 14:43
ズバッと一突きズバッと一突きズバッと一突き
ズバッと一突きズバッと一突きズバッと一突き

・・・・すみません。ショックのあまりコピペ荒氏になってしまいました(w
なんで自分見はぐったんだろう。欝。

姉ちゃん達こんにちは。ちびちびですが今日もがんばりますよ〜。

62ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/15(月) 15:13
冷蔵庫から取り出したペットボトルのお茶をグラスにつぎ、ソファーの上で膝を抱える小僧の前に置く。
さっきから、小僧は何も話さない。心なしか蒼ざめた顔を俯かせ、床の上に視線を落としている。
戸惑いながら、テーブルの傍に所在無く座ろうとした私に、小僧は、
「姉ちゃん、こっち来て」
しんとした深夜の気配に消え入りそうな声で言うと、自分の隣を「ここ」と手で示した。
「・・・・どうしたの」
請われるまま、小僧の傍らに腰を下ろすと、小僧は私の肩に頭を凭せ掛けてきた。
明るいブラウンに染められた髪が、頬をくすぐる。
ふぅ。私に体を預けたまま、小僧は小さく溜息をつくと、「・・・姉ちゃんだ」呟いてくすっと笑った。
「もしかして、ヘコんでる?」
私は訊く。小僧は、すぐには答えないで、
「姉ちゃん、ダッコして」
私の腕を、小僧の肩に回させた。
暫くの間、何の会話もなく、私は小僧の肩を抱いていた。微かな息遣いと体温とが、私を満たしていく。胸の真ん中が、くすぐったくて甘くて苦しい。

「おかんが、まいっちゃった」
漸く、少し安堵したのだろう。小僧が口火を切った。
「え?」
「珍しく寝込んじゃったんだ、あの人。普段は超元気なのにさ」
「いいの、あなたそばにいなくて」
「姉貴が戻ってきて見てくれてる。悪いとは思ったんだけど、俺」
私のお腹に回る小僧の腕に、きゅっと力が加わる。
「ハワイから帰ってきたあたりから、すげーイタ電掛かってくるようになったんだ。1日に50回くらい。
多分、ファンの子からなんだろうけど・・・・・おかんも、始めはいちいち抗議してたみたいなんだけど、あんまりしつこくて。とうとう、根負けしちゃったらしい」
「そうだったの・・・」

63ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/15(月) 15:42
語りかけるべき言葉を、私は失う。
いつでも人目に晒される特殊な職業だけに、小僧とその周辺の近しい人々は、私には想像するに余りある心労を抱えているのだろう。
そのことで、小僧がどれほど傷ついているか。やり場のない苛立ちを感じながら、なすすべのない自分の無力さが腹立たしい。
「なんかね、時々思うの。イベントとかで女の子達にキャーキャー騒がれて、そんときは自分も嬉しいけど。
・・・でも、本当に俺のこと思ってくれたり、心配してくれたり、大事にしてくれる人って、どんくらいいるのかなぁ・・・って。
俺のこといいって思う人たちが、なんで俺を傷つけるのかなあって」
「・・・・・」
「そうかと思うと、街歩いてて指差されたり、知らない奴からいきなり『ダセー』とか言われたり。
俺って何?って、ヘコむときあるんだ」
「・・・そうだね。テレビとか出てても、小僧は小僧なのにね」
でも、人はそうは思わないのだろうな。浮かび上がる虚像に踊らされて、この子の芯にある感情の揺らぎなんて、想像することすらできないのだろう。
・・・・目の前でどんよりと落ち込む小僧に、そうとは言えなかったけれど。

64ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/15(月) 16:16
「辛かったね、小僧」
心からそう囁き、私は小僧の髪を静かに撫でた。
「でも、そんなときに、ここに来てくれて嬉しいよ。私のこと思い出してくれて、すごく嬉しい」
「迷惑じゃなかった?こんな遅くに」
「全然」
明日の仕事のことが、頭をよぎる。でも、少しでも一緒にいてあげたかった。
「ありがと・・・・だいすき」
小僧は、私の胸にすっぽりと頭を潜らせてきた。
「なんか、もういいや。他の誰にどう思われても、姉ちゃんがいてくれれば」
「えー・・・でも、私なんか何もできないよ。小僧のこと、そういう人たちから守ってあげられないよ?」
「いい。そしたらまた、ここに来るから」
くすぐったい甘苦しさが、痛いくらいに胸を高鳴らせる。
胸元に置かれた小僧の両頬を、掌でキャッチして、
先に唇を重ねたのは、私のほうからだった。

65ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/15(月) 16:18
なんかすみません。ベタ甘小僧がとまりません。
ズバッと一突き男前小僧をご所望の姉ちゃん方、しばしお待ちを。

66ななし姉ちゃん:2002/04/15(月) 16:56
>65
甘えんぼ小僧も、大好物ですよ。
職人さまのお好きなように、小僧と姉ちゃんを味付けしちゃって下さい。
このか○いい小僧があってこそ、ズバッと一突き男前小僧が
またいい味を出してくるのでは?と思います。
職人さま、大変だと思いますが、頑張って下さいね。

67ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/15(月) 22:39
大変だなんてそんなそんな・・・
まだまだ楽しいです。姉ちゃん達のおかげです。
では、続きます。

68ななし姉ちゃん:2002/04/15(月) 23:22
職人様、いつの間にやら新作が!
天球、天球でございます(ペコリ
甘えん坊小僧、ダッコしたいっす。

69ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/15(月) 23:50
首を傾け、少しずつキスの深度を増していく。
差し入れた舌先で、綺麗な歯並びを探るようになぞれば、小僧も唇を緩めて応じてくる。
私が求めるその人のかたちを、揺るぎなく確かめるための儀式。
唇をきつく吸い合うほどに、それは確かに形どられていく。
甘い息遣いと、自分ではない誰かのぬくもりとで、体が深部から溶けていくようだ。
ただ夢中で、むさぼるように、私たちはくちづけを繰り返す。
――どれくらい、そうしていたのだろう。
ふと気づくと、小僧は自分から唇を離していた。
ぼんやりと薄目を開いた私の真上に、小僧の顔があった。
笑わない瞳が、私を凝視している。
細い鼻筋につながる、つぶらで涼しげな眼差し。両端がきゅっと上がった唇。
童顔で可愛いはずの小僧が、実はとても端正な容貌の持ち主なのだと、今さらのように私は思った。
とりたてて美人でもセクシーでもない私は、小僧の真っ直ぐな視線に思わずたじろぐ。
こんな綺麗な子に、しげしげ見られたくない。・・・私は、劣等感で気後れがした。
「ど、どしたの?・・・なんか恥ずかしいよ」
気まずい沈黙を紛らわそうと、冗談めかして声をかけた私に、小僧は無言でのしかかってきた。
「え、あ・・・いやぁ・・・待って、小僧・・・・ああっ」

私から仕掛けたキスのせいで、何だか変なスイッチが押されてしまったらしい。
再び性急なキスをされ、部屋着の下に手を差し入れられながら、私は漸くそう気づいた。

70ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/16(火) 00:08
うへへ、今日はもう寝るです。
甘えっ小僧、ダッコしたって下さい(ぺこり

71ななし姉ちゃん:2002/04/16(火) 00:25
職人姉ちゃんステキングです!
じ、自分も甘えん坊小僧を抱っこしたいであります・・・!!

72ななし姉ちゃん:2002/04/16(火) 01:05
職人姉ちゃん、おっつーでした!
実際でもさ、小僧及びあらちメンはいろいろとあるんだろうな・・と
考えさせられてしまいました。
いつでもどこでもフハハ♪な小僧達を見ていたいもんです。

ところで姉ちゃんと小僧はどこでどうやって出会ったんでしょう?
ちょっと妄想してみました。
 1.姉ちゃんが秋●原のゲーム関連店の店員さんで小僧が常連客だった。
 2.「誰か拾ってください」と書かれた箱に入った中途半端丈のズボンの
   小僧と姉ちゃんの目が合ってしまった。
 3.実は教師と教え子だった!!

73ななし姉ちゃん:2002/04/16(火) 02:22
甘えんぼ小僧マンセー!小僧抱っこしたいよ〜っ!!

姉ちゃんと小僧の出会い方妄想続き。

4.飲み屋或いはお好み焼き屋で意気投合し盛り上がる
5.元同級生の姉−−もしくは小僧姉の同級生
6.姉ちゃんが置き忘れた携帯を小僧が拾う

・・・ダメだ、いまひとつだわ・・。
どなたか他に追加シクヨロ。

74ななし姉ちゃん:2002/04/16(火) 20:46
桜○エ○カの漫画で、ゲーセンにたむろってる若造がいつもする
ゲームの高得点者リストに若い女の名前があって、誰なんだろう…
って気になってて、ある日すっげーイイ女がゲーセンから出てくる
ところを見かけて、探ったらその女(ゲーム雑誌の編集者:ゲーム好
きではない)だった。で、一気にメロメロって話しがあった気がする
んだけど知ってる姉ちゃんいる?

自分は、まったくこの↑イメージでロムってるよ。

75ななし姉ちゃん:2002/04/16(火) 21:10
↑『カジュアルな街角』ってタイトルでヤングユーに掲載されたやつだった。

76ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/16(火) 21:35
姉ちゃん達、おばんです。ダッコ小僧、お気に召して嬉しいです。

それにしても・・・・皆さん素敵な出会いを想像してらしたんですね。
私はなんか、あんまり劇的じゃない、フツーの出会いをイメージしながら
書いてたんです。・・・ネタばらしは、無粋になるのでやめますが。

77ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/16(火) 21:44
実は、出会いは飲み会かなんかかな、なんては思ってました。
73姉ちゃん、イイ線ですわ。
72姉ちゃん、教師ネタなんですが、実は、いつか「ノブと先生」をやりたいなと思ってたんですよ。
でも、ココで書いて、著作権とか引っかかったらモニョモニョベッコシなので、現在様子見です。
・・・隠しページでも作るかな(w
で、2.が非常に素敵ですね(ぽ 今度、これ書きたいなあ・・・

78ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/16(火) 21:49
74姉ちゃん、これカッコイイ!!!
こんな素敵な出会いをイメージしながら読んでいただけていたとは、
ちょっとカンゲキかも・・・(ウル

自分の書いたものが、いろんな方に見ていただけて、それぞれいろんな
読み方をされるのって、やっぱり嬉しいことですね。

では。続きます。

79ななし姉ちゃん:2002/04/16(火) 23:09
職人姉ちゃん最高です。今後の展開もたのしみにしております。

ここにくるといつも頭がふわふわ・・・おかげで、62の「おかんが、まいっちゃった」
という小僧セリフを、「おんかんが、まいっちゃった」と読んでしまった・・・(アァ

80ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/17(水) 00:21
小僧は、私の上衣に手をかけ、力任せに剥ぎ取ると、
自分の着ていたシャツももどかしそうにたくし上げ、傍らに脱ぎ捨てた。
細いけれど、均整の取れた少年の肢体が、明るいままの照明に映える。
眩しくて顔をそらした私の首筋に、小僧は唇を押し当ててきた。
鎖骨から乳房の隆起まで、唇は肌のラインを滑っていき、ところどころで留まっては痛いほどに吸いつく。
「だめ・・・痕、残っちゃう・・・」
私の声は、耳まで届かないらしい。小僧は熱に浮かされてでもいるように、私に消えない刻印を残していく。
熱い息が肌にかかるだけで、うなじがぞくりと粟立つ感覚がして、私は力を込めて小僧の背を強く抱いた。
体ごと、快感の受容体に変わってしまったかと思うほど、あちこちがずきずきと痛甘く疼く。
「あ、ああ・・・ん」
乳首に吸いついた唇が、微かにうねり動く。先端を舌でちろちろと転がされるたびに、腰がびくりと跳ねた。
「は、あん、んっ・・・くっ」
間断なく這い回る唇に狂わされて、私は泣くように声をあげ続けた。
小僧の左手が、ショートパンツの前ボタンにかかる。
ファスナーを下ろすのに手間取っているのか、小僧は束の間頭を上げた。
さっきまで強気に攻めていたはずの唇の隙間から、荒い息が幾つも漏れる。
私は腰を浮かせ、着衣を下ろしやすいようにした。

8174:2002/04/17(水) 00:26
職人姉ちゃんにそう言ってもらえて嬉しいです。
さっき読み返してみたら、その若造(恒平だった)もちょうど
18歳で…。
姉ちゃんは23歳の編集者でしたね。
因みに「ラブストーリーズ」という単行本にまとまって掲載さ
れてるので機会があったら立ちらみでもしてみて下さい。

82ななし姉ちゃん:2002/04/17(水) 11:05
すごい勢いで更新されてますね〜職人様素敵!
ここって何人の姉ちゃんがいるのかな?リアルタイムでワショーイ出来たらいいのにね。
職人様、更新される時呼びかけて下さればワショーイレスさせて頂きますけどどうでしょう?

瓦版↓
http://jbbs.shitaraba.com/game/bbs/read.cgi?BBS=493&amp;KEY=1014225736

とかに時刻を書き込んで頂ければ(場所は書かずに)大勢でハァハァできるのにな。
すみません、あらちの去った羽合に逝って来ます・・・

83ななし姉ちゃん:2002/04/17(水) 15:05
おっ、いよいよエロエロシーンに突入ですね。
荒々しい小僧・・・いいっすね〜(ポッ
ためらう姉ちゃんをガンガンに攻め上げてくれぃ。
職人さま、楽しみにお待ちしておりま〜す。

>82
リアルタイムハァハァいいですねぇ。
職人さまと時間が合えば、ハァハァしながらレスさせて頂くのに〜。

84ななし姉ちゃん:2002/04/17(水) 21:11
某所の告知を見てずうずうしくもお邪魔させていただきました元祖エロ担でございます(笑
小僧ちゃん、素敵ですねぇ・・・少年の中に垣間見える男らしさほどセクスィ〜なものはないですわ。
ただ、これは自担の長いエロ道での教訓ですが、ネタがネタなだけいくらここの姉ちゃんでも
あまりここのお話を好んで読まない方もいるかもしれません。
ひたすらヒソーリ水面下で情熱的な営みを続けるのが一番だと思いますわ。
逐一チェックしてハァハァしてらっしゃる姉ちゃんは告知せずとも
ちゃんといらっしゃるでしょうから。
でしゃばって申し訳ないです。ハチマキ(豆絞り柄)で首を締めながら逝ってまいります。

85ななし姉ちゃん:2002/04/17(水) 23:27
姉ちゃん達、おこんばんはです。
誠に申し訳ないのですが、今日はサーバーメンテナンス@自分(爆 のため、
更新は明日に回させていただきます。
>74姉ちゃん、いずれ是非読ませて戴きます。ありがとうです。
>79姉ちゃん、「音感が参る」のは当然です。だって小僧だもん(w

86ななし姉ちゃん:2002/04/17(水) 23:43
職人様、残念ですわ・・・鯖メンテとは(ワラ
でも、いよいよ来ましたね。エロエロ‥‥
早くハァハァしたいでございます。
楽しみに待ってま〜す。

87ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/17(水) 23:47
トリップ付け忘れちまった。いやはやなんとも。
>84(おそらく)お姉様、ようこそいらしゃいました!もしかして、壷時代から
書かれていたお姉様ですか?いやぁ〜、エロ職人としてお姉様は目標でした(マジレス
こんな拙い文章にお付き合いいただき、禿しく光栄でございます。

最近、壷リベがまた荒れ始めていたりして、私もここを続けていて大丈夫だろうか、
他の姉ちゃん達(エロ絡みがお好きでない方を含め)にご迷惑ではないだろうか、なんて
ことを考えていました。なので、お姉様のご意見はとても貴重で有難いものでした。

申し訳ありませんが、いましばらくはヒソーリで逝かせていただけないでしょうか。
82、83姉ちゃん、どうぞご理解ください。

明日にはまた復活します。もしよろしければ、どうぞ覗いてやってください(ペコリ

88ななし姉ちゃん:2002/04/18(木) 00:34
84お姉様こんばんは。アドヴァイスをしていただいてありがとうございます。
お姉様方のざっつくーるの精神にはいつも感服してるんですよ。
まさに翔様(あえて呼ばしてください)の現在の髪の色ぐらい、キラキラと
輝いておりますわ!

87姉ちゃん
私もハァハァ祭りができたらいいなと思ってたんですけど、姉ちゃん今のところ
一人ですもんね。ちょっと負担がかかりそうかもしれませんな。
今日一日は。ゆっくり休んで鋭気を養われてくださいね。

89ななし姉ちゃん:2002/04/18(木) 02:36
期待sage

90ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/18(木) 22:18
うたばんを見てたんですが。
・・・・ああいうの露出って言うんでしょうか(怒

そんなわけで姉ちゃん達、おばんでございます。

91ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/18(木) 22:22
>86姉ちゃん、おかげ様でメンテ効果上々です。
>88姉ちゃん、ありがとうございます。鋭気びんびんです。
そして、>90姉ちゃん、保全sage(w お世話様です。

92ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/18(木) 22:32
>91
あ、失礼。sageて下さったのは89姉ちゃんでしたね(汗

では、続きます。

93ななし姉ちゃん</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/18(木) 23:52
小僧の指が、ショーツの上にあてがわれた。
布越しにそろそろと撫で上げられ、私は目蓋を固く閉じて唇を噛む。
快感に溺れることをおそれ、息を潜める私のためらいを断ち切るように、きつく噛みしめた唇は小僧の唇にまた塞がれた。
歯がゆそうに蠢く指先が、いきなり薄布を引き剥がす。拒む間もなく、私は真裸にされた。
小僧は、躊躇なく私のスリットに指を潜り込ませると、小さくて敏感な芽をやわらかく探り始めた。
「ん、んんっ、ふぅ・・・んっ」
私の口腔を舌先で冒しながら、小僧は小刻みに指を遣い私を弄る。
・・・いつの間に、こんなこと覚えたんだろう。
無言のまま、じりじりと追い詰められるような愛撫を受けながら、私はまた一つ、自分の知らない小僧を知ったと思う。
「ん、んふぅ、んぐぅ・・・・んっ」
くりくりと弄われる芽を中心に、腰から脊椎へと突き上げる快感が、濃厚さを増していった。
せつなく漏れる息も喘ぎも、絡められた舌に遮られ、喉元へと落ちていく。
息苦しさに、私は子供が駄々をこねるように首を振った。くちづけが一瞬、途切れる。
「はぁ・・・・だめよ、苦しい・・・・」
漸くそれだけ伝えると、私は上に被さる小僧の首に腕を回した。
小僧は首を傾げ、私を見る。
逆光のせいで、小僧の表情は黒く陰り、あまりよくはわからない。しかし、目だけはぎらつく光を宿していた。
あどけなさの残る頬の線の下に、剥き出しの男の肉欲が潜んでいる。
小僧を初めて、怖いと思った。
同時に、そんな小僧を、私も剥き出しの欲望で求めている。
相反する感情に、胸がちりちりと灼かれた。

「あ・・・・あん・・・・」

小僧は再び、私の体中に雨のようなキスを注ぐ。
凹凸のある体表のラインをトレースし、小僧の唇は下腹へ、そして太腿へとスライドする。

そこに辿り着いたとき、小僧はふと唇を離し、私を見上げた。
「ここ、いい?」
目の表情だけで、私に許しを求める。
私は、小僧の髪を掴むと、自分に向け引き寄せた。

やがて、小さな獣が水を舐めるのに似た音が、そこから立ちはじめた。

94ななし姉ちゃん:2002/04/19(金) 00:33
おお〜職人さま、天球でございます。
剥き出しの欲望、小さな獣に卒倒しそう。
続きをお待ちしております(ハァハァ

95ななし姉ちゃん:2002/04/19(金) 00:44
こら!小僧!!おかんがダウンしてるのに、姉ちゃんまで
(別の意味で)ダウンさせる気かいっ!!

96ななし姉ちゃん:2002/04/19(金) 00:49
職人様、素敵すぎます!
毎晩ここを覗くのが日課になってる姉ちゃんです。
小僧どんどん男っぷりあげてますね。
小僧の顔見るたび脳内妄想が日に日にエスカレート
してしまってます。エロ小僧だいちゅき!

97ななし姉ちゃん:2002/04/19(金) 03:56
職人様・・・(尊敬のマナザシ〜
エロ小僧も職人さまもだいちゅきです・・・ポッ(マッカッカ〜

98ななし姉ちゃん:2002/04/19(金) 04:36
小僧はバター犬って事でまとめちゃっていいですか?

99ななし姉ちゃん:2002/04/20(土) 01:09
ええ、そうです。エロな心意気のバター犬なのでございます。

100ななし姉ちゃん:2002/04/20(土) 03:27
職人様の作品で何がイイって、もちろん、いかにも姉ちゃんが
求めている小僧っぽさがよく出てるところと、あとはストレートな
部位名(で、わかります?)が出てこないところもイイ!
もしかしたらエロ小僧が姉ちゃんにわざと言わせたりするのはアリかも、
とも思うけど、あまり連発されると萎え〜なので。
これからもこの路線でお願いしたい姉ちゃんでした。
(反対意見の方がいたらごめんなさい)

101</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/20(土) 04:37
姉ちゃん達、おはようございます。炬燵(まだしまわんのか!)でトリップしてました。
気づいたらこの時間です(禿欝

>94
そんなわけでごめんなさい。続きお待たせなりです。
>95
若い人は元気が有り余ってますからね。
>96
えへ、ありがとうです。一番ここを多く覗いてるのは、ナルで構ってちゃんな
私自身ではないかと(痛
>97
私も、姉ちゃんだいちゅきです・・・・チュパ ←吸うのかよっ!!

102</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/20(土) 04:44
>98、99
バターは小岩井、これ最強。
>100
100ゲトーですね。おめでとうございます。
人の生理に関わる話は結構諸刃の剣(wだと思うので、具体的に突きつけずにエロさを
感じてもらうのが、職人の腕の見せ所かなあと思っておりました。嬉しいです。
今でも充分きわどいとは思いますが(ぽ

103</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/20(土) 06:17
温かく柔らかい舌先が、窮屈な肉の隙間を幾度もえぐる。
そこから得られる快感は、指での刺戟とは比べられないほど微弱なものに思えた。
そこが小僧の目に晒されていることも忘れ、私は小僧の髪を更に強く、
自分に向け引き寄せる。
「ひぁっ」
先刻まで、散々に弄り責められて膨らみ、尖った芽を、舌の先が探り当てた。
「ん、ふぅぅ、あぅ・・・ん・・・」
もどかしいほどに緩やかな波が、粘膜の下でうねる。
「あ、やぁ、恥ずかしい・・・イイ・・・・」
腰がふわりと軽くなり、崩れ落ちそうで不安になる。
私は太腿を立てて閉じ、小僧の頭をきゅっと挟み込んだ。
「ん、そこ・・・・なめて、もっと・・・・ああぁん・・・・」
体中が、軋むように焦れている。
恥ずかしさは掻き消え、感じることにだけ、私は貪欲になる。
「・・・んんっ!なに、これ・・・・すご・・・・いぃ・・・・」
小さな突起を、小僧は強く吸い、舌先で扱くように舐めはじめた。
ちゅく、ぴちゃ・・・濡れた音が、耳に纏わりついて胸をくすぐる。
実際、そこはとろとろになっていた。小僧の唾液と、私の粘液が混ざって、
床を汚していくのがはっきりとわかる。
小僧は、舌の動きを速めた。充血したそこから体の隅々まで、断続して痺れがくる。
「ああ、いいのっ・・・・いっちゃぅ、も・・・ちょっと・・・・
ん、あっ!・・・・・あっあ・・・はぁぁぁぁんっ!」
切れ切れに訪れていた波が、大きくうねって皮下を走り出す。
腰から背骨へ来た電流は、一瞬で頭から爪先まで突き抜けた。

目を固く閉じ、詰め物を抜いた人形のように放心して、体中に残る快感の残滓を私は味わう。
傍に小僧がいることすら、忘れてしまっていたかも知れない。

不意に、腰が持ち上げられた。
はっとして顔を上げると、私の膝の間に割って入った小僧が、すでに私を貫く態勢に入っているところだった。

「・・・・きて」
声をひそめ、私は小僧の首を抱いた。
体を反らし、小僧は私の腿を抱えると、いきりたって弾けそうなものを私の裂け目に擦りつけた。
「ん、やあ、はやく・・・」
目を閉じ、小さく息を漏らしながら私に悪戯する小僧を、下から盗み見る。
湿りを帯び、ぽってりと息づく唇が僅かにゆがむ。
小僧自身も気づいていないだろうその妖艶さに、私は芯から疼きを覚えた。

擦りつけられていた先端が、いつしか潜り込んできた。
はぁ、はぁ・・・・
耳元に、熱い息がかかる。
眉間に皺を刻み、歯を食いしばるように口角をきゅっと締めて、
小僧は私に深く侵入しはじめた。

104ななし姉ちゃん:2002/04/20(土) 23:12
職人様、天球です。
この間の甘えん坊小僧とはうってかわっての激しい小僧で頭がクラクラします。
脳内映像活発です。
・・・小僧、きて(ポッ

105</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/21(日) 01:49
「ん、うくぅ、ふ・・・ぅっん・・・」

私の中にゆっくりと沈みながら、小僧は絶えず低くうめく。
反らせた喉仏が、震えながら上下する。
肩にかけられた手も、密着する肌の感触も、
全てが愛しく、胸にみちていく。
最奥まで行き着いた小僧が、ふと動きを止めた。
私を見下ろす眼差しに気づき、気恥ずかしくて目を閉じる。
小僧は身を伏せ、私の胸に重なってきた。
すっぽりと包み込まれる幸せに酔い、私は小僧の背をきつく抱く。
体を重ねあったまま、小僧は小刻みに腰を動かし始めた。
内壁が擦られるごとに、体内の底部に響くような感覚が拡がっていく。
「ん、ああっ、こぞ・・・っ、いい・・・・」
自分から腰をくねらせ、私は応じた。
「ひ、ぅぅ、はぅんっ、んんっ」
小僧の声が、トーンを上げる。遠慮がちに使っていた腰の振り幅が大きくなる。
きつく突き上げられ、芯部を穿たれて、体のあちこちがひくつきはじめた。
腰周りに、思わず力がこもる。
「やっ!・・・んふぅ、んんっ」
小僧が一瞬、半身を仰け反らせた。
「・・・ねえちゃん、きつ・・・もっとして・・・」
沈黙したまま行為に没頭していた小僧が、初めて言葉を漏らした。
気持ちのままにねだってくる小僧が可愛くて、
「こう?」
私は太腿を締め上げるように、小僧の体を挟み込む。
「んんっ、すげっ・・・きつきつ・・・ああんっ」
小僧は窮屈そうに、もじもじと腰をくねらせる。
「あ、あん、そこ・・・・」
「ねえちゃんも、気持ちいい?」
「・・・うん。すっごく、感じる・・・」
「ねえ。俺のこと、好きっていっぱい言って」
ゆったりとしたスライドを止めないまま、小僧が囁いた。
ついさっき、するりと滑り込むように部屋のドアをくぐった小僧の伏目がちな顔を、
私は思い浮かべた。
傷つき、やり場のない怒りに駆られながらも、小僧は私を訪れてくれたのだ。
「・・・・小僧、好きよ、好き、大好き・・・」
言いながら、私は小僧を抱く腕に力を込めた。
思いが途切れないよう、強く強くその細い背を抱きしめる。
「ねえちゃん・・・・」
小僧は、ぽつりと呟くなり、腰をさらに大きくうねらせはじめた。
数度浅く擦った後、深く突き上げる。
「あん、あはぁ、やぁ・・・っ」
かき回されるそこが、痛いほどの熱を帯び、私は白い目眩に襲われる。
「ねえちゃ・・・ん・・・・おれ、いく・・・いい?」
「ん、いい・・・いこ・・・・」

小僧は激しく、腰を叩きつけはじめた。
小僧のもので貫かれている最奥に、その先端が当たって、ぞくぞくする快感がせり上がってくる。
しんとした部屋にもう言葉はなく、
二人の放つ荒い息の音だけが、無音の空気に吸い込まれていった。
「ん、んん、はあぁぁ・・・んっ」
「ああん、んあぁ・・・くぅ・・・っ」
皮膚の下にびっしりとひしめく小さな泡が、次々と弾け出す。
無数の泡が全て弾け、体がふっと浮き上がる感覚をおぼえたとき、
その波は強く私を打った。
「んあああああっ」
掠れる声で喘ぎ、小僧の背にしがみついて、私は果てた。
僅かに遅れて、小僧の頭ががくりと垂れ床に伏した。

「姉ちゃん」
まだ息も整わないままに、小僧が呼びかける。
「ん?」
ぼんやりと焦点の合わない目で、私は小僧を見た。
「ちゃんと、好きって言ってくれた・・・・ありがと」
小僧は体をせり上がらせて、私の頭を自分の胸に抱き寄せた。

抱き合うことで、癒される悲しみがあるから。
いいしれない孤独に苛まれる夜、小僧はまた私を訪れてくるのだろう。
それはとりあえず、幸せなことだった。
胸の隅に、不意に湧き上がるざわめきを、私はそっと飲み込む。

「・・・・俺も」
「ん?」
「姉ちゃん、大好き」
小僧は私を見て、無邪気に笑った。

106</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/21(日) 01:56
>104
どうもどうも、こちらこそ天球です。
小僧はちょっとそちらには逝けませんので・・・私でよければ・・・(ゴクリ
あ、いりませんか?すんまそん。

107ななし姉ちゃん:2002/04/21(日) 02:39
職人様、本当に感謝カンゲキでございます。
脳内妄想しすぎてハァハァしっぱなしです。
最後の「姉ちゃん、大好き」+無邪気に笑った
が禿カ○イらしくて倒れそうです‥‥

108ななし姉ちゃん:2002/04/21(日) 03:16
はぁ〜職人様、最高です。 素晴らしい。
読みながら、いろんな想いが湧き上がってきました。
ここで会える小僧、姉ちゃんも大好きです。

職人様は、今までにも小説などお書きになられてきたのでしょうか?
こんなに素晴らしい文章が書けるなんて、尊敬の眼差しでございます。
また次の作品を楽しみにお待ちしております。

109ななし姉ちゃん:2002/04/21(日) 03:35
職人様、どうもありがとうございました。
ドキドキズキズキしました。
プレッシャーをかけるつもりじゃないんですが、
また次もよろしくお願いします。

(余談)
ちょっと気になって下の病院に行ってみたら、
診察するうちにすごい恥ずかしい態勢をさせられて、
まいわゆる出産態勢っていうのでしょうか、
恥ずかしくて泣きたい気分だったんですけど、
こちらの話を思い出し脳内変換して耐えて来ました。
その節はお世話になりました。

110</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/21(日) 07:44
添い寝する人を失ったベッドの、微妙な温度差に気づき、
不安に捉われながら私は目覚めた。
カーテンの向こうから、蒼く白い夜明けの気配が忍び込む。
微かな物音に目を向けると、小僧が脱ぎ捨てたままのシャツを羽織り、
身支度をしているところだった。
「小僧・・・」
声をかけた私に、小僧は振り返る。
「ごめん、姉ちゃん。起こしちゃった」
「・・・もう、行くの?」
「うん。母ちゃん達、起きる前に帰らなきゃ」
「そか・・・・そだね・・・・」

胸の隅にくすぶっていた思いが、またふつふつと蘇ってくる。

ここに来て、私を抱き、感情の負荷を癒していく小僧。
でも、私が孤独なとき、この子は私を癒してくれるのだろうか。

特殊な立場にある恋人を、不要なトラブルから守るために、
私は些細な我儘さえも胸の奥に押し込めて絶えることを余儀なくされていた。
こちらからはなるべく電話しない。
余程の用事がない限り、メールも送らない。
二人の関係を保つために、それは当然のことだと思っていたし、
今までは難なくこなしてきたつもりだった。
――今、小僧がドアの外に消えたら。
今度は、いつ会えるんだろう?
1人ここに取り残される寂しさと不安とで、鳩尾の奥がきりきりと痛む。

顔には出すまいと思っていたのに。
ベッドの上で、毛布の端を握りしめたまま黙り込む私を、
いつしか小僧が心配そうに覗き込んでいた。

「姉ちゃん、どうしたの」
着替えを済ませた小僧が、ベッドの端に腰掛ける。
「ん?・・・まだ眠いから、ぼんやりしてた」
「うそ。姉ちゃん、寂しそうにしてた」
「・・・・ばれた?」
冗談めかして私は答え、ぺろりと舌を出して見せた。
「ごめんね。でもひきとめない、大丈夫だから。暇になったら、電話ちょうだい」

・・・ぎゅっ。
骨が軋んで、音を立てそうな強さで、私は小僧に抱きすくめられた。
「ずっと、一緒に居られたらいいのに」
すべらかな頬を私の頬に押し当て、小僧が呟く。
「・・・・うん」
どんなに望んでも、手に入らないものがあることを知りながら、
小僧の言葉に私は頷く。
私の寂しさを、小僧が共有してくれている。
その事実だけで、私は孤独を乗り越えていけると思った。

小僧は私に、そっと触れるだけのキスをすると、
「姉ちゃん、大好き」
言い置いて、部屋を出て行った。

1人の夜明けは、やっぱり心もとなく静かだった。
深部に疲れを宿したままの体を、再びベッドに横たえる。
会えない日々の長さを、羊のかわりに数えながら、
とろとろと浅く、ぎこちない眠りに私はついた。

間もなく、朝が動き出す。
予期せず舞い降りた、夢のような一夜を振り切るように。

111</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/21(日) 07:54
昨夜はなんか、中途半端で終わってしまってすみません。
一応、ここで一区切りです。
>107
小僧の笑顔はオカズです(コソ あれだけでご飯3杯は・・・
>108
小説ですか?いえいえそんな。消〜工房時代、ちょっと作文が得意だっただけです。
>109
一体何を想像したのかと小一時間(後略
いやいや、災難でしたね。そんなところでお役に立てるとは、冥利に尽きます。

112ななし姉ちゃん:2002/04/21(日) 19:19
職人さま、お疲れさまでした。
第1作目は、最後のオチに笑わされましたが
第2作目の終わりは、何だか切なくって泣けてきました(ウルウル
ハァハァあり、涙あり、笑いありで、ホント素晴らしいです!
ここの小僧と姉ちゃんの今後をヒソーリと応援したい気分になりました。
終わったばっかりなのに恐縮ですが、またお時間がありましたら
次回作も宜しくお願いします。

113ななし姉ちゃん:2002/04/21(日) 23:37
職人姉ちゃん、禿スバラシイ!
私も>112さん同様、今回のお話は切なくて思わず涙してしまいました・・・
こんなに胸をキュンとさせてくれる職人さまアンド小僧に・・・乾杯!

114ななし姉ちゃん:2002/04/22(月) 00:42
職人様、お疲れ様でした。
>112.113姉ちゃん
ウルウルしたのは、自分だけでなくて嬉しいです。

職人様、おヒマを見てまた書いていただけたら嬉しいです。
ホントありがとうございました!

115ななし姉さん:2002/04/22(月) 15:15
職人様、すばらしい作品ありがとうございました。
姉ちゃんじゃない私まで毎日お邪魔してドキドキしてしまいました〜
覗き見してすみません…>職人様&姉ちゃん
はう〜、最近小僧が大好きでたまりません…

116余談②:2002/04/22(月) 16:20
残業を終え社屋を出ると、通りは雨だった。
根を詰めた作業の後でくたくただった私は、舌打ちでもしたいような気分で、
バッグの中から折りたたみ傘を取り出し広げた。
暗い夜空から落ちてくる雨は、結構な勢いで傘を叩く。
疲れた足を引きずるようにして、それでも気持ちだけ急きながら、
私はとぼとぼ家路についた。

終電間近で、意外に混んでいた電車からようやく解放されて。
コンビニの角を曲がり、人通りの少ない裏道に入れば、アパートは目の前だ。
ほっとしながら家路を急いでいた私の視界に、違和感が生じた。

いつものゴミ捨て場に、大きな段ボール箱が棄てられている。
普通は潰して置いて行きそうなものなのに、それはしっかりと原型を留めていた。
――それにしても、大きい。大型テレビでも入っていたんだろうか。
胸の奥で、PCのアラート音に似た音が鳴る。
ほっとけよ、めんどくさいことになったらどうするんだよ。
理性が必死で私を止めたが、
残業で感覚の麻痺していた私は、好奇心を抑えることが出来なかった。
思い切って箱の蓋に手をかけようとした私は、
「ひっ!」
小さく叫んで後ずさった。
思わず、傘を取り落としてしまうほどの勢いで。

箱の蓋はひとりでに開き、中から2つの眼を持つ何かがわっと立ち上がった。
「・・・・・・ぁっ」

・・・・・少年。
箱の中からいきなり飛び出してきたのは、
男の子と呼ぶにはちょっと育ちすぎ、な感じの少年だった。
スカイブルーのTシャツの下に、淡いグレーの長袖Tを重ね着し、
サンドベージュのハーフパンツを穿いた少年。
アッシュブラウンの短髪、屈託なく笑うくりくりした瞳、
口角がキュッと上がった唇。
尖った顎の横に、小さなほくろ。
言葉を失い、ただ立ちすくむ私に、
少年は愛想のいい微笑をニコニコニコニコ投げかける。

「あ、あんたいったい・・・・」
かなり思い切って、私は口火を切った。
少年は相変わらず穏やかに笑ったまま、箱の側面を指差す。
指された先に目を向けると、そこには稚拙な筆文字で、
「こぞぅ」
と、書かれていた。

ああ、やっぱりこんなものに関わるんじゃなかった・・・・・
私は、「何も見なかった」と自分に言い聞かせ、その場を去ろうとした。
「待って、姉ちゃん」
少年はやおら叫んだ。男の子にしては異常に声が高い。
「待って、姉ちゃん」
スピッツを連想させる、きゃんきゃんした声で再び呼ばれ、
私はついつい振り返ってしまった。
「・・・雨が、やまないでございます・・・」
降り注ぐ雨に体中うたれ、髪からいくつも雫を滴らせながら、
少年は天を仰ぎ指差した。
困惑したまま、私が少年を見ると、少年も私の目を凝視した。
首を傾げ、だらりと下げた左腕を支えるように右手で持って、
じっと立ち尽くしたまま私を見つめる少年の瞳は、
街灯に照らし出されて、うるうると潤んでいた。

私は大きく息をつくと、少年に傘を差しかけた。
少年は声をあげ「フハハ」と笑うと、するっと身軽に箱から抜け出して、
私と肩を並べ歩き出した。

小僧は、こうして今、家に居ついている。
生意気だけど、素直で可愛いい小僧は、私の宝物だが、
とりあえず、煎餅代とキ●茶代は毎月馬鹿にならない。

117</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/22(月) 16:35
>>72姉ちゃん、ご覧になってますかー?
捨て小僧があんまりカ●イかったもので、こんな話を書いてしまいました。
無断借用スマソです。

>>112-114
ありがとうございます。姉ちゃん達にそう言っていただけると、また次も頑張りたくなりますよ。
てか、ここの小僧と姉ちゃんは基本的にラブラブハッピーなので、次回はまた能天気な話を、
と考えてます。今後ともよろしくです。

>>115
姉さん、こんな辺境にお越しいただきありがとうございます。私、青木さんをヒソーリ
見に行った平安大好き姉ちゃんなので、カンゲキもひとしおです。
またいらしてくださいね!ネタがある限り、ヒソーリ回してますんで。

118</b><font color=#FFB6C1>(dTU/9jqY)</font><b>:2002/04/22(月) 16:40
では、明日以降にまた参ります。
次回は、以前どなたかが言っていらした、
「姉ちゃんに翻弄されてハァハァ小僧」をやってみたいかなと。
シクヨロでございます。

119ななし姉ちゃん:2002/04/22(月) 19:13
職人さま〜、素晴らしいでございます!
捨て小僧、想像しただけでもう・・・カワイイ!
伏せる事も出来ないくらいです。
雨の夜に、捨て小僧を捜しに裏路地のゴミ捨て場に出かけてしまいそう・・・(ホンキ
職人さま、発案者の72姉ちゃん、か○いいお話天球でございます〜。

次回作も楽しみに待ってます〜

120ななし姉ちゃん:2002/04/22(月) 23:44
職人様お疲れです!
ハァハァさせていただきました。
そしてか●いい「捨て小僧」に和んでしまいました。
119姉ちゃん同様、雨の夜は小僧探しにいきそう。
次回作もハァハァ物ですね。禿期待!
でもでもエロ小僧もいいけどドキドキさせないホンワカな小僧も
ちと見たいかな・・(ポツリ

121ななし姉ちゃん:2002/04/23(火) 00:11
はーい!現場の72でーす!見てますよー!
私の他愛の無いレスから、このような可愛い小僧を書いてくださって、
職人さんには本当に感謝しております。
小僧はね、裕福なお家の4兄弟に飼われていたんですが、海外への引越し
のためにやむなく捨てられたんです、きっと。(嘘)

「うるさいから捨てちゃわなーい?」(クスクス
「え〜、かわいそうだよぅぅ。」
「でもさ〜、連れて行くことできないっつーの!」
「・・・ふがし入れといてやる、すまん、ゆるせ・・・」

姉さん、お姉様、おねいさん、し●べ様、お許しください。

122ななし姉ちゃん:2002/04/23(火) 00:18
>「姉ちゃんに翻弄されてハァハァ小僧」
似たようなことをお願いいたしましたのは、ハイ自分です。
弄ばれて、焦らされる小僧もなかなか乙なものではなかろうかと思いまして。
ここの姉ちゃん、自ら感じつつも小僧にもきっちりよい気持ちをさせて
いますよね?実はけっこうなテクニシャンのような気がします。

123ななし姉ちゃん:2002/04/23(火) 01:04
次回作期待sage


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