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ミステリ好きがまったりと雑談するスレ
183
:
空
:2009/10/21(水) 00:34:27
神奈川近代文学館の「大乱歩展」に行ってまいりました。
あんなにたどり着くまでの風景が楽しい文学館もなかなかないかも。港の見える丘公園を上って、左手に
海を見ながら「霧笛橋」という趣のある橋を渡ると、緑の木々にかこまれた中にひっそりとあるんです♪
で、肝心の展示の中身ですが、いや興味深いのなんの。気がついたら二時間以上経ってました。
とりあえず一ミステリファンとして「日本に江戸川乱歩がいて良かった」と思わずにはいられませんでした。
有名な「貼雑年譜」に代表されるように、乱歩という人自身が「記録・分類・保存」することに終生異様な
情熱を燃やしていたからこその膨大な資料は圧巻! むせかえるような「時代」の匂いにもうクラクラ。
生い立ちから団子坂で二人の弟と古書店を営むなどさまざまな職業を経て創作の道を邁進する若き頃、
作家デビューを果たし本格推理小説への理想に燃えながら現実とのギャップに苦しみ、
しまいには当局の厳しい検閲によって創作への意欲を奪われる不遇の戦前期、
少年探偵団に代表される児童向けミステリを旺盛に執筆しつつ、雑誌の編集や新人の発掘などに精力的に取り組み
日本推理小説の発展に超人的に尽力した戦後から晩年にかけて……
まさに乱歩の辿った生涯はほぼそのまま我が国のミステリの歴史なんですね。
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