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作者クリスすすのバイオハザード「ラクーン市壊滅事件」

1カラス合唱団のクリスすす:2010/03/29(月) 12:56:43 ID:BuLpF9WQ0
バイオ3です
今回もなんとか頑張りま酢

2ウロボロス・アヘリで積んだ人:2010/03/29(月) 13:21:55 ID:BuLpF9WQ0
登場人物&クリーチャー

ジル・バレンタイン
洋館事件の生き残りで主人公。
S.T.A.R.S.ではツンデレキャラであるが、本人は気付いていない。

カルロス・オリヴェイラ
U.B.C.S.隊員でありジルの奴隷で、知能が低い。

ミハイル・ヴィクトール
肩幅が異様に広いU.B.C.S.隊員。

ニコライ・ジノビエフ
腐女子の妹がいる。

バリー・バートン
ジルに片思いする髭オヤジ。
ガンマニアでもあり、S.T.A.R.S.でもあり、父親でもある。

ゾンビ
ラクーン市の人間が感染した状態

ネメシス
アンブレラが夏休みの自由研究で作り上げた生物兵器。

ブラッド・ヴィッカーズ
Mr.チキンというあだ名がある。

3サムライエッジ:2010/03/29(月) 14:08:41 ID:BuLpF9WQ0
チャプター1「ネメシス計画」
アンブレラ本社直属のヨーロッパ支部ではタイラントの新型開発計画が立案され、
遂に第6研究所で、改良型タイラント「ネメシス-T型」が開発されていた。
研究員A「これこそ完成型だ!やりましたね博士!」
スナイダー「いやぁ夏休みの自由研究が完成した!!!」
研究員B「夏休みに頑張ったんですね」
スナイダー「これで君たちの給料もアップだ」
スナイダーの研究室にアンブレラヨーロッパ支部責任者イアン・マークスが入って来た。
その顔は期待に満ち溢れている。
イアン「さっそく見せてもらおうか」
スナイダー「もちろん」
博士は研究室の中心にあるカプセルを開く。
イアン「これは・・・本当にタイラントか?」
スナイダー「ええ。今までの量産型とは違って細胞が大幅に活性化しているので外見は不気味に変容していますが・・・」
イアン「知能はあると?」
スナイダー「そこが今までのタイラントと違う所なんです。知能が向上していますので自己判断能力にも優れているんですよ」
イアン「ならばアークレイ研究所のタイラントとは比べ物にならんな」
スナイダー「はい。ネメシスは複雑な操作を必要とする武器も難なく使いこなしますから」
イアン「では今から量産型タイラントと一緒にラクーンシティに投入する」
スナイダー「今からですか?まだ実戦テストすらやっていないのに!」
イアン「それなら心配する必要はない。相手はS.T.A.R.S.だぞ」
スナイダー「なるほど、あの精鋭部隊ですか・・・いいデータが取れそうだ」
イアン「ヘリポートで待っているぞ 博士」
スナイダー「分かりました」
イアンはそう言うと、部隊を連れて研究室を出て行った。
研究員A「夏休みの自由研究で作ったという事は言わないんですか?」
スナイダー「それを言ったら俺はクビになってるよ」

                                   続く

4サムライエッジ:2010/03/29(月) 17:55:00 ID:BuLpF9WQ0
チャプター2「終焉の始まり」
すべては手遅れだった。かつての市民は何が原因かも分からぬまま、血肉を求めて徘徊している。
アンブレラの所有物と化したラクーンシティには、避けられない運命だったのかもしれない。
それでもジル・バレンタインは悔やんでいた。彼女が独自で調査していたアンブレラの地下研究所。
ラクーンに蔓延しているウイルスは、そこから漏れたに違いないからだ。
こうなってしまった以上、一刻も早く街から脱出し、ヨーロッパへ向かったクリス達と合流するしかない。
ジルはS.T.A.R.S.制式拳銃サムライエッジを手に街へ飛び出した。
口惜しいけれど、今はここから逃げるしかない。

混乱と悲鳴が支配する街を駆け抜けるジルの前に現れるゾンビの群れ。
ジル「何て数なの!?」
路地裏から大通りに出たジルはラクーン警察の警備隊の所に辿り着く。
警備隊A「バレンタインさん!早く装甲車に乗って下さい!この地区も終わりです!」
ジル「どこに逃げるの?ダウンタウンの方も全滅よ!」
警備隊B「アンブレラの救助隊が来るまで持ちこたえましょう」
ショットガンで迫り来るゾンビ達を倒す警備隊員達。
警備隊A「行きましょうバレンタインさん!ヴィッカーズさんがお待ちです」
ジル「ブラッドが?」
装甲車に乗り込むジルと警備隊員達。
警備隊C「とにかく街中走りまくれ!」
警備隊B「OK!」
装甲車が走り出すと、一人の男がジルの隣の席に座った。S.T.A.R.S.隊員ブラッド・ヴィッカーズだ。
ブラッド「やぁジル・・・」
ジル「元気そうね ブラッド」
ゾンビに襲われたのかブラッドのベストは血だらけだ・・・。
ジル「噛まれたの?」
ブラッド「引っ掻かれたんだ・・・ゾンビ共に」
警備隊A「U.B.C.S.だ!ここで降りるぞ!」
車が停車した先にいたのはアンブレラ特殊部隊U.B.C.S.隊員達だった。
ニコライ「私はニコライ・ジノビエフ デルタ小隊B分隊の隊長だ」
ジル「私はS.T.A.R.S.隊員ジル・バレンタイン」
ブラッド「俺もS.T.A.R.S.隊員ブラッ・・・」
ブラッドが自己紹介を始めた時だった。
ニコライ「悪いが君たちは必要ない。ここは我々に任せてくれ」
その時、大通りのバリケードが破壊される音がしたのと同時にゾンビ達が襲って来た。
ニコライ「逃げろ!その通りを進んで行け!」
M4A1カービンを連射するニコライの言う通り、ジル達は大通りのゾンビの群れから逃げ切った。
ブラッド「まったく!あのニコライとか言うヤツ、ウザイな」
ジル「S.T.A.R.S.をなんだと思ってんのよ!あのタコ!」
路地裏で愚痴る二人はアップタウンの商店街に辿り着いたのだった。
 

                                      続く

5サムライエッジ:2010/03/30(火) 18:28:06 ID:BuLpF9WQ0
チャプター3「追跡開始」
ジル「警察署よ!誰かいるかも!」
U.B.C.S.のニコライに邪魔者扱いされたジルとブラッドはラクーン警察の正門に辿り着く。
ブラッド「いやゾンビしかいないさ」
ジル「この腰抜けが!ゾンビの集団に全裸で飛び込んで死ね!!!」
ブラッド「よく言うぜ 洋館事件の時、お前達をヘリで救出したのは誰だ?」
ジル「そもそもアンタが逃げなかったらあんな酷い目に遭わなかったんだから!!!」
その時、ブラッドの背後に黒い防護コートをまとった巨体が現れた。
ブラッド「ぎゃあああああジル!助けてくれ!!!!」
巨体はブラッドをつかみ上げると、その顔面に鋭利な触手を突き刺す。
その姿は洋館事件の時、研究所で戦った生体兵器「タイラント」を思い起こさせた。
ジル「ブラッドを殺してくれてありがとう・・・でも私はやめてよね」
さらに、その怪物は不気味な唸り声とともに「S.T.A.R.S.」という言葉を発したのだ。
ジル「ちょっ こっち来ないでよ!ていうかこっち見んな」
ネメシス「スターズ・・・」
新型兵器ネメシスはブラッドの死体を無造作に投げ捨て、迫り来る。
ジルは警察署の中に逃げ込む。
ジル「勝てるわけない・・・」
わずかな冷静さ、判断力・・・。ジルは手持ちの武器でかなう相手ではないと分かっていたのだ。
ジル「とにかく 逃げなきゃ・・・」

その頃、ラクーン市役所屋上
イアン「見事だ・・・S.T.A.R.S.隊員を一人消した」
屋上に設置されたテントの中にあるモニターにネメシスの姿が映し出されている。
スナイダー「さすが私のネメシスだ!S.T.A.R.S.を一人抹殺したか!」
せまいテントで子供のように騒ぐ博士。
イアン「うるさいぞ」
スナイダー「失礼しました・・・ところで他のB.O.W.のデータはどうするんですか?」
イアン「心配するな。そのためのU.B.C.S.だ」
双眼鏡を持った偵察部隊の男がテントに入って来た。
偵察部隊の男「ハンターβ放出の準備が出来ました。移動しますか?」
イアン「よし、安全地帯のマップは?」
偵察部隊の男がラクーン市の地図を広げる。
イアン「セントミカエル時計塔・・・ここに拠点を移す」
スナイダー「今回はネメシスのデータを取るんじゃないんですか?」
イアン「ネメシスだけを特別扱いしたら他のB.O.W.がかわいそうだろ」
スナイダー「優しいんですね」
イアン「・・・・ああ」
アンブレラのB.O.W.データ回収部隊はヘリに乗り込み、時計塔に向かった。

                             続く

6サムライエッジを買ってテンション上がってる男:2010/03/30(火) 18:57:01 ID:BuLpF9WQ0
チャプター4「絶望からの・・・」
署内には誰もいなかった。
ウイルスに感染し、ゾンビと化したかつての同僚たちを除いては・・・。
ジル「クリス!バリー!レベッカ!ウェスカー!エンリコ!ブラッド!ケネス!リチャード!」
彼女は新型兵器ネメシスの登場で頭が混乱しているようだ。
ジル「皆ぁブッ殺したいわぁ」
壊れていくジルの心に男の声が聞こえてくる・・・。
ジル「誰?・・・クリス?」
???「がんばれ 君ならやれる・・・生き延びるんだ!」
ジルの心に響き渡る声・・・。
ジル「クリスね!そうなんでしょう?」
???「いいえ ケネスです」
ジル「お前かぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
怒りがジルの体を駆け巡る。
ジル「ケネスとかザコすぎだろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
ケネスといえば洋館事件の時、洋館一階の廊下でゾンビに首を喰いちぎられていた男である。
その男の声でジルは正気に戻った。
ジル「・・・ありがとう ケネス」
ジルは立ち上がった。S.T.A.R.S.の生き残りとして・・・。

2階のS.T.A.R.S.オフィスでキーピックを回収すると、愛用のショットガンとグレネードランチャーを装備し、
下の階の倉庫で救急スプレー、弾薬を入手した。
ジル「来なさいよ!化け物がぁ!!!!」
彼女のサバイバル本能に火が点いたようだ・・・。
ここからジルの戦いが始まる。
 
                                     続く

7ボンズくん ハエ叩きver:2010/04/01(木) 11:37:24 ID:BuLpF9WQ0
チャプター5「兵士」
ジルが警察署1階東側オフィスの前を通りかかった時、窓を突き破って何かが侵入してくる。
あのロングコートの追跡者だ。
ネメシス「・・・スタァァズ」
ジル「さぁおいで!ぶっ殺してあげる」
ネメシスの腕にはロケットランチャーが握られている。
武器を扱う知能があるのか・・・。
ジル「あ、あのぉ〜ぶっ殺すとか言ってごめんなさい・・・」
ネメシス「スタァァァアアアアアズ」
巨体はロケットランチャーをかまえ、吠える。
ジル「嘘!?」
ロケットランチャーを発射された瞬間、ジルは倉庫のドアに飛び込む。
すると、隠し階段を使い地下駐車場に辿り着いた。
ジル「また変なヤツ作ったのね・・・アンブレラのバカ」
駐車場から警察署を脱出する事に成功したジルの耳に自動小銃の銃声が聞こえて来る。
ジル「U.B.C.S.かしら?でもこのエリアは壊滅したはず・・・」
音を追いかけてレストランに踏み入るが、誰もいない。
床にはゾンビの死体と大量の薬莢が落ちていた。
ジル「これはパンフレット?」
テーブルの上に市長のコメントが書かれたパンフレットが置かれている。
アンブレラに魂で売り渡した政治家の言葉を信じる者などいないだろう。
背後で物音が聞こえる。
ジル「だれ?」
見慣れぬ軍服に身を包み、M4を装備した若い兵士。U.B.C.S.隊員だ・・・。
カルロス「俺はU.B.C.S.隊員カルロス・オリヴェイラだ」
ジル「私はジルよ。ジル・バレンタイン」
その時、不気味な声が近づいてくる。黒衣の追跡者だ。
ネメシス「スタァァァアアアアアズ」
カルロス「何だあの声?生存者か?」
ジル「違うわアホ!裏口から逃げましょ!」
だが、裏口のドアの鍵が閉まっている。
カルロス「何だあの化け物は?友達か?」
ジル「だから違うって!あんな恐ろしい友達いねぇよ!」
愛用のキーピックで鍵を開け、路地裏に飛び出す二人。
カルロス「次はどっち行くんだ?」
ジル「とにかく走って!」
追跡者ネメシスはロケットランチャーを捨て、追いかけて来る。
カルロス「ありゃ〜何て速いヤツだ」
ジル「感心してる場合か!?このクソボケェ!」
ジルとカルロスは死ぬ気で走る。
カルロス「よし!逃げ切ったぞ」
二人はアップタウンのジャックという名のバーに入り、追跡者から逃れる事に成功する。
ジル「あなた、U.B.C.S.でしょ?」
カルロス「そうだ。隊員の中じゃ俺が一番かっこいい」
ジル「いや、それはどうでもいいから。私が知りたいのはアンブレラが部隊を投入した理由よ」
カルロス「そんなの誰でも分かる。市民の救助のためさ」
ジル「いい?よく聞いて。こんな事態になったのはアンブレラのせいなのよ!」
カルロス「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい・・・俺達U.B.C.S.はただの傭兵だぞ」
ジル「何回おいって言うんだよ!?歯止めが効かんのか?」
カルロス「だがな、民間人の救出を任務にしてるってのは本当だ」
ジル「救出?ただのゾンビバスターかと思ったわ」
カルロス「挑発的な女だな。悪くない!惚れた!結婚してやる!」
ジル「次、それ言ったらアンタの首へし折るから」
カルロス「何て危険な女なんだ。ますます好きになったぜ」
ジルがカルロスの首を折る体勢に入った時、バーの中に追跡者が現れた。
ネメシス「スタアアァッゴホッ!ゲホッ!ゲホッ!」
ジル「叫び過ぎて喉痛めたのね・・・」
カルロス「消炎のどスプレー持ってるけどいるかなぁ?」
喉の激しい痛みで怯み出すネメシスに消炎のどスプレーを投げ渡すカルロス。
ジル「敵に同情するなんて!それでも軍人?」
カルロス「U.B.C.S.の規律『喉を痛めてる人は見捨てるな』というのがあるな」
ジル「どんな規律だよ!U.B.C.S.マジで意味不明だよ!」
カルロス「もういいや 行こうぜ」
ジル「・・・ええ」
意味の分からない傭兵カルロスと行動を共にする事になったジルであった。

                                  続く

8スーパーボンズ:2010/04/01(木) 14:58:11 ID:BuLpF9WQ0
チャプター6「壊滅的状況」
カルロスは市民を救助するのが任務だと語ったが、洋館事件でアンブレラの実態を
目の当たりにしたジルにとっては、虫のいい話にしか聞こえなかったのだ。
しかし、カルロスは意外な提案をする。
カルロス「この街を生きて出たいなら、協力した方がいいぜ」
ジル「でも・・・」
カルロス「路面電車、そこが合流地点だ。協力するか?」
ジル「OK 協力する」
二人は協力し、街を脱出する決意をする。
ジル「路面電車ならこのまま行けば着くわ」
カルロス「邪魔者がいなきゃいいんだが、そうもいかないらしい」
大通りに出た途端、現れたゾンビ達・・・。
カルロスはM4で確実にゾンビを倒す。
ジル「見て・・・」
道路に横たわる警官隊とU.B.C.S.の死体。
カルロス「なんてこった・・・!ほとんどやられちまった!」
どこを見ても死体だらけだ。これらの死体が動きだし、血肉を求めて徘徊するのも時間の問題である。
ジル「路面電車があったわ!」
カルロス「乗り込むぞ」
路面電車の車内には、腹部に傷を負った男が横たわっている。
カルロスの所属するU.B.C.S.部隊隊長ミハイル・ヴィクトールだ。
激戦の連続だったのだろう。傷は深く手の施しようがない。
ミハイル「カルロス・・・無事だったか。すまない、俺は部下たちを・・・」
彼は自分の負った傷よりも、部下たちを守り切れなかったことで苦しんでいるようだった。
カルロス「この状況じゃ仕方ねぇ・・・アンタは悪くないぜ」
前部車両にいたのはカルロスと同じくU.B.C.S.隊員ニコライ・ジノビエフだ。
ニコライ「カルロス!こんのぉバカ!その女は危険だぞ!」
カルロス「何が?」
ニコライ「この女はS.T.A.R.S.のジル・バレンタインだ。あの忌々しい追跡者に狙われてるんだぞ」
カルロス「部隊は俺と軍曹 あとは死にかけのミハイル隊長しかいねぇ」
ニコライ「それでも駄目なんだって!」
カルロス「協力し合わなきゃこの状況を切り抜けられないぜ?」
ニコライ「まぁいい・・・ただし余計な事はするなよ」
ジル「心配しないで。命令を無視して飛び出す事ぐらいならあるだろうけど」
ニコライ「はぁ・・・分かった。では作戦の確認をする」
カルロス「ああ」
ニコライ「我々は指定されたヘリの発着点である時計塔エリアに移動するため、この電車に電力を供給する必要がある」
ジル「変電所にあるヒューズね」
ニコライ「それが必要だ。それを入手して欲しい」
カルロス「了解 で、アンタは?」
ニコライ「俺は動力部に必要な資材を回収する」
ジル「行きましょ」
カルロス「ああ」

                                 続く

9アルバート・ウェすかぁ?:2010/04/01(木) 16:01:33 ID:BuLpF9WQ0
チャプター7「動き出した男」
ジル・バレンタインと同じくアークレイ研究所からの脱出に成功した男バリー・バートン。
彼は今、家族を米国から安全なカナダへと避難させると、ジルの危険を察知して
死の街ラクーンシティに引き返す準備をしていた。
バリー「一応ドラグノフを持って行こう」
彼はゾンビと戦うためにヘリの中に大量の銃を積む。
オバサン「アンタ馬鹿かい?ラクーンでは暴動が起こってるってのに」
近所のオバサンがバリーの倉庫に飛び出して来る。
バリー「だから暴動なんかじゃないんだよ!ウイルスの漏洩事故だ!」
オバサン「何だいその銃の数は!?戦争でもする気かい?」
バリー「これはゾンビと戦うための・・・」
オバサン「またそれかい!またゾンビかい!?近所の人は皆アンタを変人だと思ってるよ」
無言で弾薬を積むバリー。
オバサン「こんなモン持っちゃってさ」
オバサンはバリー愛用のマグナムを触り始める。
バリー「こらババァ!俺のマグナムに触るな!とっとと洗濯物取り込んで部屋で寝てろ!」
オバサン「取り込んであるわ!クソオヤジ!この熊野郎!」
バリー「てめぇのシワシワのケツにマグナムをぶち込んでやる」
オバサン「アンタの髭全部剃ってインパクトの無いキャラにするぞ!」
バリー「もしくはこのマシンガンでてめぇのブタ小屋みてぇな家を蜂の巣にするぞ」
オバサン「やってごらんよ・・・・だから・・・・」
倉庫の中に沈黙が流れる。
オバサン「だから・・・絶対帰って来てよね・・・」
バリー「ちっ ツンデレかよ!これがジルだったら良かったのになぁ」
ヘリに乗り込むバリーを見送ったオバサンの頬は赤かった。
響き渡るヘリのローター音とともに、バリーはラクーンシティへと飛び立った。
バリー「待ってろよ ジル!」

                             続く

10クラウザーのナイフってかっこいいな:2010/04/01(木) 18:35:14 ID:BuLpF9WQ0
チャプター8「友人」
変電所でヒューズを入手したジルとカルロスは、製薬会社の営業所に辿り着く。
中に入ると、すでにウイルス感染の症状が出始めている若いU.B.C.S.隊員が立っていた。
カルロス「生きてたのか マーフィー!」
マーフィーに歩み寄るカルロス。
ジル「感染したの?」
マーフィー「ああ 俺はょ モぅ別のもんになっちマウ」
ゾンビになる前に自分を撃ってくれと懸念に頼むマーフィーに、
カルロスは首を振りながら答える。
カルロス「てめぇを撃てるわけねーだろ!親友のお前を撃てって言うのか!?」
マーフィー「はやく・・・意識ネェ やれ」
その口から唸り声しかしなくなると、カルロスは目を背けながらM4を連射する。
カルロス「・・・マーフィー」
ジルはカルロスに声をかけようとしたが、何も言えなかった。
だが、彼女は仲間を失う痛みを知っている・・・。どうすればいいのだろう・・・?
ジル(クリス・・・あなたならどうする?)
その瞬間、ジルの心に響き渡る男の声・・・。
ジル(この声は!?)
???「死んで行った仲間達のために生きろ」
ジル(ありがとう クリス)
???「・・・・・・・・・・いいえ ケネスです」
ジル「ちくしょおおおおおおおおおおまたお前かよおおおおおおおおおおおおおおおお」
カルロス「ん?どうした?」
ジル「いや、なんでも・・・ない」
二人は路面電車へと向かった。

その頃、セントミカエル時計塔
イアン「なんだお前!?ジル・バレンタインはどうした?」
ジルを抹殺出来ずに帰って来たネメシスに怒り狂う責任者イアン。
スナイダー「まぁまぁ ネメシスだって頑張ってるんですよ!?」
ネメシス「・・・」
イアン「女一人に手こずるB.O.W.なんかいらんわ!」
イアンはノートパソコンを叩き付けて叫ぶ。
スナイダー「ネメシスがかわいそうですよ!やめて上げて!ほらネメシス涙目になってる!」
B.O.W.ネメシスの目に光る涙。
イアン「どうしてくれるんだよ!?セルゲイ大佐になんて言えばいいんだ!?」
スナイダー「ネメシスならあの女を抹殺してくれます!期待しましょうよ」
イアン「よし いいだろう」
スナイダー「行ってこいネメシス!」
ネメシス「イッテキマアァァァァス」

                        続く

11biohazard3:2010/04/02(金) 11:01:22 ID:BuLpF9WQ0
チャプター9「籠城」
路面電車を修理する目処は立った。
後は生存者を捜し出し、救出するだけだ。
カルロス「ここだ・・・」
アップタウンにある倉庫、そこに生存者達が籠城している。
その情報を掴んだジルとカルロスは倉庫内に足を踏み入れた。
中に居たのは男性3人だけで、金属バットなどで武装している。
ダリオ「何なんだ?お前達は?」
カルロス「俺達はゾンビじゃねぇ!お前達を助けに来たんだ」
ジル「早くここから出て」
オットー「嫌だね 外は動く死体でいっぱいなんだ」
ジル「ここが安全だとでも?」
オットー「ガキの俺でも分かるよ。この街も終わりなんだろ?」
カルロス「だから助けてやるって言ってんだろ クソガキィ!」
ロイド「絶対に外なんか出ないぞ!」
ヒステリックにわめき立てるだけの生存者達。
ジル「こんな倉庫だってすぐに・・・」
そう言いかけた時、倉庫のドアを破壊してアンブレラの狩人達が
襲い掛かって来たのだ。
ジル「ハンター!?」
洋館事件の時より、パワーアップしたハンターに圧倒されるジル。
カルロス「こいつらトカゲみてぇだ!」
M4を連射するカルロス。
ダリオ「く、来るなぁぁあああああああああ」
ハンターはその鋭い爪でダリオの首を宙に飛ばす。
体から吹き出す大量の血・・・。
ジルはダリオを葬ったハンターにショットガンを撃ち込む。
ハンターに対抗すべく、金属バットを振り回すオットーに爪を突き刺すハンター。
オットー「ぐわあああああああああああああああああ」
オットーの痛々しい悲鳴が倉庫内に響き渡る。
カルロス「このトカゲ野郎共!!!」
ハンターの攻撃は続く。だがしかし、狩人達はカルロスのM4の前に散っていく。
ロイド「ぐぇえええええ」
ロイドの方を見ると、顔面は血だらけで動かなくなっていた。
ジルはショットガンを乱射し、ハンター達を倒す。
結局、二人は生存者を救う事が出来なかった・・・。
カルロス「畜生・・・!」
辺りは血の海だ・・・・・・・。
ジル「悔やんでも仕方ないじゃない・・・」
カルロス「・・・ああ」
U.B.C.S.隊員カルロス・オリヴェイラは立ち上がった。
死の街から脱出するために・・・・。

                              続く

12魔人探偵脳噛レオン:2010/04/02(金) 17:44:03 ID:BuLpF9WQ0
チャプター10「終わらない追跡」
路面電車に戻る途中、またしても、あの黒衣の追跡者が現れる。
ネメシス「スタァァァァァァアアアアアアアアアアアアズ」
喉の調子はすっかり良くなったようだ。
カルロス「おお・・・治ったか」
ジルは女性とは思えない腕力でカルロスを抱き上げ、もの凄いスピードで走った。
まともに戦っても勝ち目がない。
カルロス「おろしてくれぇええ!落ちるッ!」
ジル「うるさい!いいから黙って!」
ネメシスはまだ追って来る・・・。
ジル「しつこいわね!」
彼女は、カルロスを地面に叩き捨て、ネメシスにグレネードランチャーを発射する。
カルロス「やった!倒したか・・・!?」
しかし、ネメシスは地面に膝を付いただけだった。
その時、ジルはドラム缶を発見する。
ジル「カルロス!ドラム缶よ」
カルロス「OK!」
カルロスがM4でドラム缶を狙った時だった。
ネメシスが鋭い触手で攻撃してきたのだ。
ジルはその巨体にグレネードランチャーを撃ち込む。
ネメシスはグレネード弾を受けながらも、カルロスを掴み上げ、建物の壁に叩き付ける。
カルロス「ぐわああああ触手プレイかよぉおおおおおおお」
それを見たジルが、触手にショットガンの銃弾を浴びせる。
カルロス「あっあっ 触手プレイだけは〜〜〜〜〜〜〜〜」
ジル「ちょっと待ってて!」
ショットガンで触手を攻撃していくジル。
カルロス「はぁはぁ あっ・・・あっあっアッーーーーーー」
恐ろしいほど発狂するカルロス。
ネメシス「・・・・ぷふっ」
笑いを必死に堪えるネメシス。
カルロス「何がおかしいんだ?何笑ってるんだ!?」
その時、ネメシスは自分の指名を思い出し、カルロスを投げ捨てる。
ジル「どいて!」
ジルのショットガンはドラム缶を捉えていた。
ネメシスの巨体は爆風で吹っ飛ぶ。
カルロス「急いで電車に戻ろうぜ」
ジル「こいつが起きる前にね」
二人は路面電車へと急いだ。

                        続く

13クリスすす:2010/04/03(土) 12:49:39 ID:BuLpF9WQ0
チャプター11「消えた男」
路面電車に戻ったジルとカルロス。
カルロス「ミハイル隊長、軍曹はまだか?」
ニコライの姿がない事に気付く・・・。
まだ資材を探しに行ったままなのか。もし、そうじゃないとすれば・・・。
ミハイル「まだ帰って来てない・・・」
彼は傷口を押さえながら、苦るしそうに答える。
だが、さっきより顔色が良くなっている。
ジル「どうするの?」
カルロス「通信も途絶えた・・・。このまま目標地点に急ごう」
ジル「そうね」
カルロスは路面電車を発車させる。
その間、ジルは後部車両に残ってミハイルに話しかける。
ジル「気分はどう?」
ミハイル「ああ、最高だ・・・」
ジル「どうしてU.B.C.S.に?」
ミハイル「昔、映画館のポスターを盗んでな・・・」
彼は質問に答える。
ミハイル「その後、国家軍に逮捕されたんだ」
ジル「盗みで国家軍が!?」
ミハイル「ああ、そしてアンブレラにスカウトされ、U.B.C.S.に入隊した」
ジル「U.B.C.S.ってじゃあ・・・」
ミハイル「その通り。ならず者の集まりだ」
ジル「カルロスもそうなの?」
ミハイル「あいつはインディオの血を引く男だから・・・」
ジル「彼は何をやったの?」
ミハイル「商業ビル爆破、婦女暴行、麻薬密売、大量殺人とか色々やったらしい・・・」
ジル「インディオ関係ねぇええええ!!!ていうか極悪人だぁあああああああ!!!!!!!」
カルロスの過去を知ったジルは絶叫した。
ミハイル「しかもカルロスはU.B.C.S.隊員のケツの穴にスタングレネードをぶち込んだりしてたな」
ジル「カルロス悪過ぎる・・・」
ジルはミハイルに騙されていた。
ミハイル(これでカルロスのイメージが悪くなって、この女は俺を善人として見るはず・・・むふふ)
ミハイル・ヴィクトール、恐ろしいほど腹黒い男だ・・・。
ジル「脱出する時、ヘリからカルロスを突き落とそうかなぁ」
完全に信じてしまったジル。
ミハイル(むふふふ・・・この女が俺の嫁になるのも時間の問題か・・・)

                                  続く

14クリスすす:2010/04/05(月) 10:18:02 ID:BuLpF9WQ0
チャプター12「軍人の覚悟」
追跡者が走行中の路面電車に乗り込んで来た。
ネメシス「スターズ・・・」
喉を痛めないように、控えめに叫ぶネメシス。
ネメシス「スタァアアアアアアアアズ」
ジル「言い直すな!!!」
ミハイル「こいつは任せろ!お前は前部車両に急げ!」
ミハイルが、M4を掃射してネメシスの歩を止める。
ジル「重傷を負ったあなたを置いて行けって言うの?」
ミハイル「俺はただの軍人だ。軍人ってのはなぁ・・・死ぬ事を恐れちゃいけない」
元デルタフォースのジルには理解できるセリフだった。
ジル「分かったわ・・・」
ジルは、後部車両から前部車両に向かっていく。
ネメシス「モウイイ?」
ミハイル「いいぞ。好きにしろ・・・。丁度M4も弾切れだ」
弾倉が空になったM4を床に置き、覚悟を決める。
もう悔いる事はない・・・。
ネメシス「スターズジャナイノニゴメンネ」
ロングコートから鋭利な触手を出し、ミハイルを窓に叩き付ける。
ミハイル「ぐはっ・・・」
転倒したミハイルにとどめを刺そうと、近づくネメシス。
ミハイル「化け物・・・軍隊葬って知ってるか?」
ミハイルは不適な笑みを浮かべる。
ネメシス「???」
その時、彼は最後の力を振り絞り手榴弾のピンを引き抜いた。
ネメシスは電車の外に投げ出され、後部車両は炎に包まれる。
爆発音を耳にしたジルとカルロスは何が起こったのかを悟った・・・。
カルロス「商業ビル爆破、婦女暴行、麻薬密売、大量殺人とか色々やったらしいけど、いい人だった・・・」
ジル「それってあなたでしょ?」
カルロス「いいや、映画館のポスターなら盗んだが・・・」
ジル「・・・騙しやがったな!!!ミハイル!!!!このクズ野郎があああああああああああ!!!!!!!」
消し飛んでいった後部車両に向かって叫ぶジル。
カルロス「ん?制御できねぇ!」
路面電車は爆発の衝撃で制御不能になる。
ジル「非常ブレーキは?」
カルロス「駄目だ!動かないぞ!」
そのまま、路面電車はメインストリート沿いの時計塔の脇へと突っ込んでいった。

                                     続く

15クリリン:2010/04/06(火) 16:48:15 ID:BuLpF9WQ0
チャプター13「セントミカエル時計塔」
横転した路面電車からの脱出に成功したジルとカルロスは、
ヘリの発着点である時計塔の内部に潜入する。
遠くの方から漂って来る腐臭と、うめき声・・・。
カルロス「時計塔の中は安全だろう」
ジル「だといいけどね・・・」
ギシギシと音を立てながら床を歩いて行く二人。
ジル「階段があるわ」
カルロス「とにかく合図の鐘を鳴らさないとな」
ジル「最上階でしょ?」
カルロス「ああ、そうだ」
二人は銃をしっかりとかまえ、時計塔の二階へと上がって行く。
廊下には人間の死体が散乱している・・・。
カルロス「こいつらも動き出すんじゃ?」
ジル「・・・ええ」
そう言った瞬間、死体達は動き出し、襲い掛かってくる。
カルロス「くそぉ!」
カルロスはM4を乱射する。
ジル「待って!鍵を開けるから!」
ジルはキーピックで鍵を開ける事に成功。
カルロス「うおおおおおおおお!」
二人は別の部屋に飛び込み、ハシゴを使って上の階へと歩を進める。
どの階もゾンビだらけだ。
早くここから脱出しないと・・・。
カルロス「はうっ!・・・・うぅっうぅ」
ジル「どうしたの?」
カルロス「小便がっ・・・!」
ジル「トイレなら一階にあったわよ」
カルロス「また戻るのかよぉ〜うぐっ」
鍛えられた傭兵も尿意には勝てないのだ。
カルロスは一階に戻っていった。
ジル(ふふふ 私一人で脱出しちゃおっかな〜)
彼女の心の闇が開きかける。
そこに現れる黒い影・・・。追跡者ネメシスだ。
ジル「うげっ!」
ネメシス「スタッフゥゥゥウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!」
ジル「間違えてんじゃねぇか!」
ネメシス「アッ・・・アアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
ジル「もう原形ねぇよ!絶対セリフ忘れてるだろ!!!」
ネメシス「ウルサイワ〜ボケェェェ!!!!」
怒り狂った追跡者は触手を振り回して攻撃してくる。
ジル「もうここで死ねって!」
部屋にある椅子で殴り掛かるジル。
ネメシス「イテェ!カナグノブブンガイテェヨ〜!」
凄まじい椅子攻撃で、ネメシスは窓から突き落とされる。
ジル「はぁはぁ・・・もう戻って来んなぁあああああああああ」
ネメシス「アノオンナコロス・・・・」

                          続く

16クリすスス:2010/04/09(金) 17:43:31 ID:BuLpF9WQ0
チャプター14「暴走」
ネメシスを撃退したジルは時計塔の鐘を鳴らし、救助ヘリに合図を送っていた。
ジル「誰・・・?」
救助ヘリを待つ彼女に近づいて来る足音・・・。
イアン「待っていたぞ。ジル・バレンタイン」
現れたのは特殊部隊を従えたイアン・マークスだった。
彼女に銃を向けている・・・。
イアン「君の生きる事への執着心は素晴らしいね。B.O.W.には慣れているらしい・・・」
ジル「B.O.W.?ああ、前にもお世話になったわ」
イアン「あのアークレイの洋館で?」
ジル「・・・・・・・・・・」
イアン「クリス、バリー、レベッカ、ブラッドは元気かね?おおっと、ブラッドは死んだか」
ジル「あいつはクソだった・・・だからあのストーカーには感謝してるの」
イアン「そうか それはよかった!だが次に死ぬのは君だぞ」
ジル「分かってる・・・」
その時、追跡者ネメシスが壁を突き破ってジルの前に現れた。
ネメシス「スタッフゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
イアン「セリフを間違えるな」
ネメシス「スタッ・・・」
何か様子がおかしい。ネメシスの上半身の筋肉が肥大化していく・・・。
スナイダー「あわわわ・・・やばいぞぉ」
イアン「博士、どうなってる!?」
ネメシスの肉体が強化され、ロングコートを突き破り鋭利な触手が飛び出す。
スナイダー「こ、これは第二形態だ・・・!!!」
博士が叫んだ瞬間、ネメシスは暴走し始めた。
遂に制御不能になったのだ。
アンブレラ特殊部隊がネメシスにマシンガンを発砲するが、まったく効いていない。
イアン「くそぉ!」
そこからネメシスの反撃が始まり、部隊は壊滅した。
スナイダー「お前を作ったのは私だぞ・・・ぐはっ!」
暴走状態のネメシスは開発者スナイダー博士の心臓に触手を突き刺す。
イアン「ジル・バレンタイン!じっくり楽しみたまえ」
そう言うと、イアンは階段を下りてその場からいなくなった。
ジル「仕方ないわね・・・ヘリが来るまで遊んであげる」
彼女はネメシス第二形態に銃を向ける。

                               続く

17クリすスス:2010/04/09(金) 18:20:45 ID:BuLpF9WQ0
チャプター15「ウイルスの脅威」
暴走状態のネメシスの攻撃力は凄まじい・・・・。
銃弾を弾き返すほど強靭な肉体、鋭い触手と筋力が発達した腕。
ジル「しまった・・・!」
彼女の銃は全て弾切れになっていた。
その時、ネメシスの触手がジルの肩を貫く。
ネメシス「スタッフゥゥゥウウウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ジルは床に倒れ込んだ。
意識が無くなってくる。Tーウイルス・・・。
これで終わりか。彼女がそう思った時、聞こえてくる銃声・・・。
カルロスか・・・?
もう彼女は、考える事すら出来なくなって来る。
かなり高濃度のTーウイルスを注入されたようだ。
知能が低下し、血肉を求めて徘徊するのか・・・。
恐怖心が彼女を襲う・・・・。 

声が聞こえて来る。今度はケネスの声ではない。
これはカルロスの声だ・・・・。
何か言っている。よく聞き取れない・・・・。
ワクチン・・・!?ラクーン・・・病院・・・?
そして、カルロスの声が聞こえなくなった。

その頃、暴走状態のネメシスを見事撃退したカルロスはTーウイルスのワクチンを求めて、
ラクーン病院に来ていた。
カルロス「Tーウイルスのワクチンどこじゃ!?」
勇敢な傭兵カルロスは看護婦のコスプレをして、病院内を駆け巡った。
カルロス「今はコスプレ出来る!!!だっているのはゾンビだけだもの!!!!!」
彼は笑いながらM4を連射するのだった。

                            続く

18クリスすす:2010/04/11(日) 18:58:42 ID:BuLpF9WQ0
チャプター16「ワクチンを求めて」
カルロスはラクーン病院の地下室に辿り着き、ワクチン生成法が書かれたファイルを入手していた。
カルロス「ど、どうすればいいんだぁぁぁあああああ!!!!」
彼は数々の戦場を生き延びてきたが、頭はチンパンジー並みである。
つまり、ファイルに書かれた文が暗号に見えるのだ。
カルロス「とりあえず玉ねぎエキスとレモン汁を用意しよう」
ファイルに悩まされ、混乱の表情を見せ始める・・・。
カルロス「なんとかしてワクチンを!!!」
カルロスが地下室の治療器具を探り始めると、彼の前にU.B.C.S.隊員タイレル・パトリックが現れた。
カルロス「お前は・・・・えぇと・・・誰だ?」
タイレル「パトリックだ。仲間の名前も覚えられんのか」
カルロス「失せろ。殺されたいのか?」
タイレル「俺はお前に言いたい事があるんだ」
カルロス「ちょ・・・・告白か?」
タイレル「違う!」
カルロス「じゃあ何だよ」
タイレル「いいか?よく聞け・・・ニコライに気をつけろ」
カルロス「ニコライだって?」
タイレル「奴はアンブレラのスパイで・・・ぐはっ」
銃声が鳴り響くと、タイレルは床に倒れた。犯人はニコライだ・・・・。
カルロス「待て銀髪野郎!!!」
逃走するニコライを追うカルロス。
だが、地下室にニコライの姿は無くなっていた。
カルロス「くそぉ!ぶっ殺してやる」
その後、カルロスは『さるでもわかるわくちんせいせいほう』というマニュアルを読み、ワクチンを完成させた。
カルロス「これでジルを救えるぜ」

ここからはカルロスの妄想タイム
カルロス「ワクチン持って来たぜ」
ジル「ありがとう。あなたって男らしいのね」
カルロス「だろ?さぁ行こう。この街を出て結婚しよう」
ジル「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
カルロス「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

                                         続く

19クリスすす:2010/04/14(水) 17:31:50 ID:BuLpF9WQ0
チャプター17「銀髪の男」
カルロスは時計塔の裏手の小屋に寝かせたジルの所へ戻った。
カルロス「ほら!ワクチンだぞ!」
ジル「早く〜〜〜〜」
カルロスはワクチンをカートリッジから取り出し、ジルの腕に注射器を突き刺す。
ジル「痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたた」
カルロス「ははは ケンシロウのモノマネか?うまいなぁ」
ジルはサムライエッジを発砲し、カルロスの耳を撃ち抜いた。
カルロス「ひでぶっ!!!!」
ジル「一回は一回よ」
そう彼女は冷たく言い放ち、自分でワクチンを投与し、復活した。
カルロス「くそぉ 妄想とえらい違いだぜ」
ジル「そういえば救助ヘリは?」
彼女は耳を押さえながら苦しむカルロスの髪の毛を引っ張る。
カルロス「痛っ!やめっ・・・・」
ジル「質問に答えないと次は心臓を撃つから」
冷酷にも程がある。ジルの正義感はどこへ行ったのだろう・・・。
カルロス「・・・分かった 答えるよ」
ジル「早く答えて」
カルロス「救助ヘリはここには来ない・・・。これは罠だったんだ」
ジル「でもニコライが・・・」
カルロス「アイツがスパイなんだ。アンブレラの・・・」
ジル「またウェスカー的なポジション来ちゃったか・・・。とにかく、ここからは独自に脱出法を探しましょう」
カルロス「分かった。俺に任せろ」
ジル「え?」
カルロス「俺は数々の任務を成功に導いて来たんだ。こんな街すぐに脱出できる」
ジル「ハイウェイも封鎖されてるのよ」
カルロス「下水道から逃げよう」
ジル「駄目よ。汚染されてるわ」
カルロス「ヘリを探そうぜ。どこかにあるはずだ」
ジル「この近くにアンブレラの廃工場があったはず・・・」
カルロス「そこにヘリがあるのか?」
ジル「倉庫に輸送用ヘリがあるのを見たの」
カルロス「よし、行くか」

                            続く

20クリスすす:2010/04/15(木) 17:59:22 ID:BuLpF9WQ0
チャプター18「S.T.A.R.S.の男」
ラクーンシティのメインストリート沿いにあるショッピングモールの屋上から鳴り響く銃声。
一人でアンブレラ特殊部隊に立ち向かう男の姿・・・・・・。
隊員A「この男は何だ!?」
隊員B「こいつはS.T.A.R.S.のリストにあった・・・!」
隊員C「バリー・バートンだ!」
バリー「正解だ」
ジルを救うため、ラクーンシティに戻ったバリーはアンブレラ特殊部隊を撃ち倒していく。
隊員B「ぐえぇ!」
バリー「正解したご褒美にマグナムをプレゼントしてやる」
そう言うとバリーは余裕の表情を浮かべながら、隊員達にマグナムの銃弾を浴びせる。
隊員A「撃てぇ!撃ち殺せぇ!」
アンブレラの隊員達はサブマシンガンMP5で対抗するも、S.T.A.R.S.隊員のバリーには無意味だった。
バリーの44マグナムの銃弾は吸い込まれるように隊員達の急所に命中する。
隊員C「ぐわぁああああ」
そして、バリーは部隊を壊滅させると、ジルを捜しに飛び出す。
バリー「死ぬなよ ジル」

その頃、ジルとカルロスは地下鉄のプラットホームに辿り着いていた。
ここから反対側に出れば廃工場の近くに出れる・・・。
ジルはラクーンシティの地形を全て理解していたのだ。
カルロス「落書きだらけの駅だな・・・」
ジル「この駅は深夜に不良が溜まってたから」
カルロス「へぇー」
暗闇のプラットホームを歩く二人の背後に近づく怪物の影。
ジル「逃げるわよ!」
カルロス「ああ、そうだな!」
不気味な姿をしたノミ型の怪物、ドレインディモスが襲い掛かる。
天井から飛んで来る怪物にM4を撃ち込むカルロス・・・。
ジル「無視して逃げて!あいつは虫よ!」
カルロス「ダジャレ言ってる場合かッ!!!!」
二人は駅からの脱出に成功し、何とか工場付近に近づいた。

                              続く

21クリスすす:2010/04/16(金) 17:34:58 ID:BuLpF9WQ0
チャプター19「裏切り者の末路」
ラクーン市立公園を抜け、地下道から目的地である廃工場に辿り着いた二人は、
ゾンビの襲撃に苦戦しながらも、なんとか工場内に潜入する。
ジル「やっと着いたわ・・・」
しかし、カルロスは黙っていた。何かの気配を感じ取ったのか?
その瞬間、二人の所へ閃光手榴弾が飛んで来た。
ジルは物陰に身を潜め、サムライエッジを握りしめる。
カルロス「ぁぁああああ!目がぁああああ!!!!目がぁあああああ!!!!!」
閃光をまともに浴びたカルロスは手で目を覆い叫んだ。
ジル「・・・ニコライ?何故あなたが・・・!?」
ニコライ「クックックッ・・・他の隊員達には死んでもらった」
カルロス「目がぁぁあああ!!!!!目がぁぁぁあああ!!!!!」
ニコライ「ボーナスは交渉次第でね・・・」
ジル「私達は無関係でしょ」
ニコライ「君は雇い主に嫌われている」
カルロス「目がぁぁああああ!!!!目がぁぁぁああああ!!!!!」
ニコライ「君の死亡確認にも報酬が出る。安い金額だがね」
カルロス「目がぁああああああああああああああああああああああ」
ジル「お前うるさい」
カルロス「ほ〜〜〜〜い ゴメ〜〜〜〜〜ンヌ!」
ジル「謝り方が意味不明でウザイ・・・」
ニコライ「名残惜しいがお別れだ」
ジル「逃がさないわよ」
ジルは素早くサムライエッジをかまえ、ニコライに向けて発砲。
銃弾は見事にニコライの腹部に命中していた。
ニコライ「貴様・・・・よくも・・・もずくッ」
そして、ニコライは大量の血を流し、息絶える・・・・。
カルロスがニコライの死体を調べ始めた時、工場のスピーカーから男の声が聞こえてくる。
ジル「この声は・・・」
支部長イアン・マークスだ・・・。

                        続く

22伝説のジェダイ騎士クリスすす:2010/04/16(金) 18:21:46 ID:BuLpF9WQ0
チャプター20「滅菌作戦」
イアン・マークスは工場内のスピーカーを使い、ジルに最後の勝負を挑む。
ジル「どこにいるの?出て来なさいよ!」
イアン「ジル・バレンタイン、カルレイス・オリンベラ!君たちは勇敢だった・・・」
カルロス「ぅぅぅう・・・俺の名前間違ってるぅ・・・」
イアン「だが、それも終わりだ。良い事を教えてやろう」
ジル「?」
イアン「これよりラクーン市は米政府によって滅菌される」
ジル「どういう事?」
イアン「あと数分でこの街はミサイルで消し飛ぶのだ」
カルロス「アンブレラめ・・・。どこまで腐ってるんだ!」
イアン「オリンベラ君、これは政府の作戦だ。アンブレラの意向ではない」
カルロス「だから何で名前間違うんだよ!」
ジル「あと数分で・・・」
カルロス「おれはカルロス・オリヴェイラだ!!!!!!!!」
ジル「急いで!上の倉庫に行くわよ」
イアン「さぁジル・バレンタイン・・・。勝負だ」
その時、ジルとカルロスがいる処理ルームにネメシス第二形態が侵入してきた。
ネメシス「スキップゥウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カルロス「スキップゥウウウ〜〜〜〜〜〜〜」
ネメシス「マネスンナ コロスゾ」
カルロス「しぃましぇん・・・」
ジル「弾がほとんど無い。まともに戦うのは避けないと」
その時、ジルの目に飛び込んで来たもの・・・。
配管から吹き出る有害ガス。あれを利用すれば致命傷を与える事が出来るかもしれない。
ジル「あのガスよ・・・」
カルロス「ああ、やるしかなさそうだ」

                           続く

23小麦粉はドリンクだ:2010/04/19(月) 17:12:08 ID:BuLpF9WQ0
チャプター21「マインスロアー」
ジルとカルロスはわずかな弾薬でネメシスに立ち向かう。
二人を襲う疲労。救急スプレーも無い・・・。
絶望的な状況でも二人は諦めなかった。生きてこの街を脱出するために・・・。
ジル「触手に気を付けて!」
カルロス「分かってる!それより・・・こいつ大暴れしてやがる!」
ネメシスは触手を振り回し、カルロスを壁に叩き付けた。
ジル「カルロス!」
彼女はネメシスの頭部に弾丸を撃ち込む。
効いている気配はない・・・。
すると、ネメシスはジルに迫って来る。
ジルはそのまま処理ルームの壁に追いつめられた。
カルロス「これを使え!」
カルロスは散乱するガラクタの中からグレネードガンらしきものを取り出し、ジルに投げ渡す。
銃の名は「マインスロアー」、アンブレラ製対B.O.W.兵器だ・・・。
ジル「これで終わりよ!」
ジルはマインスロアーを発砲し、時限爆弾で有毒ガスが流れるパイプを撃ち抜いた。
カルロス「やった・・・」
そして、ネメシスは大量の有毒ガスを浴び、肉体を蒸発させながら床に崩れた。
これで終わったのか・・・。
カルロス「死んだのか・・・」
ネメシスの肉体は溶け出し、不気味な音を立てて変形していた。
ジル「あとはヘリを見つけるだけ・・・」
カルロス「イアン・マークスはどうする?」
ジル「どうでもいい」
カルロス「OK」

                       

                           続く

24小麦粉はドリンクだ:2010/04/19(月) 18:22:41 ID:BuLpF9WQ0
チャプター22「復讐の女神」
二人は焼却処理室に辿り着く。そこには見慣れぬ巨大な機械が設置されていた。
書類を確認すると、これは米軍が開発した「スネ毛ジャンボエレクトロビーム」という
レールキャノンらしい・・・。
それ以外に目立つものといえば、隅に横たわるタイラントの死体だけだった。
驚く事に、ロッカーの中にはロケットランチャーとうまい棒が入っていたのだ。
カルロス「こ、これはうまい棒(アンブレラ味)じゃねぇか!!!」
ジル「ロケランより興味そっち!?ていうかどんな味だよ!?」
カルロス「ムシャムシャ・・・傘の味だ オウェッ」
ジル「傘を食べた事あんのか!?」
カルロス「うん・・・ムシャムシャ アイツだ!まだ生きてたのか!ムシャムシャ」
ジルが振り返ると、死んだはずの追跡者ネメシスが異様に膨張した姿で現れた。
ネメシスはタイラントの死体を取り込み、さらに醜く変貌していく。
カルロス「ムシャムシャ・・・ジル!ロケランをぶち込んでやれ!」
ジル「いつまでうまい棒食ってんだ!?」
第三形態へと進化したネメシスは肉体が崩壊してもS.T.A.R.S.抹殺のために襲い来る。
まさに復讐の女神・・・・。
カルロス「モッサモッサ・・・とにかく急げ!もうすぐこの街も終わりだ!」
ジル「分かってる!食うのをやめて!」
カルロス「オヴェッ オヴェエエエエエ」
ジル「ちょっ 吐くほど食うな!」
ネメシスにロケットランチャーを撃ち込み体力を奪っていくが、ネメシスは毒液を
散布しながら近づいて来る。
その時、ジルはスネ毛ジャンボエレクトロビームを起動。
一直線に電撃と青い閃光が走り、ネメシスの動きを止めた・・・。
だが、まだ息が残っている・・・。
ジルはそばに落ちていたマグナムリボルバーを拾い、とどめを刺す。
ジル「アンタみたいな化け物は消えて無くなればいい・・・」
アンブレラが開発した生体兵器ネメシスはマグナムの銃弾を浴び、動かなくなった。


                                     続く

25闇夜に生きる邪神 ボンズ:2010/04/19(月) 18:51:33 ID:BuLpF9WQ0
チャプター23「救出」
ネメシスを倒し、廃工場の倉庫に辿り着いた二人の前にイアン・マークスが現れた。
殺気立った表情で銃口を向けている・・・。
イアン「君たちのおかげで計画は失敗だ。このままでは私もアンブレラに消される」
ジル「・・・」
イアン「アンブレラのために死んでもらう」
カルロス「うまい棒あげるから許して!」
イアン「いらんわ!お前らは地獄に送ってやる」
そして、拳銃をジルの額に向ける・・・。
イアン「それから、ここにあるヘリは私が制御不能にしておいた。どっちにしろ脱出は無理だ」
ジル「あなたはどうするの?」
イアン「2分後、部下が向かいに来る。心配はいらんよ」
バリー「いや、お前の部下はもういない」
見覚えのある44マグナムリボルバーを構えた髭面の男がイアンの背後に現れた。
イアン「貴様・・・!!!」
バリーは彼の顔面を思い切り殴り飛ばした。
イアンはそのまま倉庫の下の階に仮設された鉄骨で頭を強打し、息絶えた・・・。
ジル「いいパンチよ バリー」
バリー「無事でよかった・・・」
カルロス「よろぴく 俺はカルロスだ」
バリー「黙れ お前を助けに来たわけじゃねぇ」
カルロス「ショボ〜ン・・・」
バリー「とにかく時間が無い!俺のヘリに乗れ!」
ジル「カルロスも連れて行ってあげて」
バリー「チッ 仕方ないな」
カルロス「わーいわーい」
バリー「騒いだら撃ち殺すぞ」
カルロス「ひぃいぃぃいいいい」
ジルとカルロスはバリーのヘリに乗り込む。
ついにラクーンシティから脱出する時が来たのだ・・・。
    
                            続く

26雑巾使い ボンズ:2010/04/20(火) 18:42:18 ID:BuLpF9WQ0
チャプター24「地図から消えた街」
ヘリはラクーン市外に急発進する。夜明けと共にミサイルが発射され、
眼下の街は爆風に飲み込まれていく・・・。
バリー「しっかりつかまってろよ!」
街の中心部に撃ち込まれたミサイルの爆風でヘリの機体が揺れる。
ラクーンシティは激しい爆炎の中で消滅した。
ジル「バリー ありがとう」
バリー「礼なんかいらん それより俺の嫁になれ!」
カルロス「何ッ!?このオッサン強引だな」
ジル「アナタには家族があるじゃない」
バリー「いいや、家族の事はいい!付き合え!」
ジル「格好良かったのは登場シーンだけね」
バリー「ああ。俺はお前のためなら・・・ここで脱ぐぜ」
彼はそう宣告すると、操縦席から立ち上がり下半身を露出した。
ジル「ぎゃあああああああああああああああああ」
カルロス「俺のよりデカイ負けた! ぎゃああああああああああああああ」
バリー「さぁジル 俺のマグナムを・・・!!!」
ジル「あっ墜落する・・・!?」
カルロス「俺が操縦する!!!任せろ!!!」
ジル「それからバリー! 近づいたらアンタの家族・・・ふふふ」
バリー「は、はい・・・ヤメます」


それから数日後、大企業アンブレラの恩恵を受け、栄華を誇っていたラクーンシティは
地図上から消えた・・・。
この事件で罪のない多くの市民、かつての同僚達が犠牲になったのだ。
ジルは誓った・・・。
必ずアンブレラを壊滅に追い込んでみせる・・・。

                           END

27最強の剣士 ボンズ:2010/04/20(火) 18:44:57 ID:BuLpF9WQ0
バイオ3はこれで終わり

次は「忘却のゲーム」で会おう


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