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ワタルが書く三流小説

1ワタル:2009/07/29(水) 18:26:56 ID:8rxXRJAk
スレ立てたのはいいけどいいの書く自信がありません・・・
へたくそすぎるかもしれませんが勘弁してください。

2ワタル:2009/07/29(水) 18:32:00 ID:8rxXRJAk
登場人物α
1 ワタル(一応僕が書くんで主人公になります。)明るく勇敢である。
2 カズキ 戦い好きであまり集団で戦うのを好まない。
3 Y・A 冷徹。ワタルらに冷たいが、本当は親切である。

3ワタル:2009/07/29(水) 21:20:55 ID:8rxXRJAk
序章 〜幻想〜
物語は、1つの幻想に過ぎない。
そしてこの物語もまた、1つの幻想である。
しかし、幻想には必ず終わりが来る。終わり無きものなど無い。
彼らの住む幻想世界にも、終焉が訪れようとしていた・・・・・

4ワタル:2009/07/29(水) 21:25:42 ID:8rxXRJAk
〜LAST REQUIEM〜

5ワタル:2009/07/29(水) 21:34:23 ID:8rxXRJAk
ここは、魔洸都市ビッグ・シェル。皇帝が治めるある種の帝国で、
発達した工業力のおかげで人々は豊かな暮らしを送っていた。

6ワタル:2009/07/29(水) 21:42:04 ID:8rxXRJAk
彼は、皇帝の護衛として働いていた。剣術に優れると評判であり、
皇帝からの信頼も厚かった。
彼の名前はワタル。そう、この幻想の主人公とでも言うべき存在だ。
そして、もう一人。皇帝の護衛でありながら、群れる事を嫌い、
忠誠心の欠片もないといわれている。しかし、戦闘力は、皇帝自身も
恐れるほど強く、皆から孤高の1匹狼といわれている。名は「カズキ」

7ワタル:2009/07/29(水) 21:45:28 ID:8rxXRJAk
この完璧な幻想は、終わり無きものと思われていたが、突然、終焉の前兆はやってきた。
彼らでさえ、それを防ぐ事は出来なかった・・・・

8ワタル:2009/07/29(水) 21:46:34 ID:8rxXRJAk
序章ー終了

9ワタル:2009/07/29(水) 21:48:13 ID:8rxXRJAk
第2章〜発端〜
                       
それは突然起きた。

10ワタル:2009/07/29(水) 21:53:23 ID:8rxXRJAk
その日、ワタルは、護衛同士の力比べとして、他の兵士と
皇帝の前で戦っていた。もちろん、カズキも強制参加させられた。
そして、試合はあっという間に進み、最後にワタルとカズキの試合が
行われようとしていた・・・その時だった。
入り口のほうで悲鳴が上がったかと思うと、数秒後、奇妙な男が
現れた。

11ワタル:2009/07/29(水) 21:59:50 ID:8rxXRJAk
男はぶつぶつ何かをつぶやいたかと思うと、突然あたりに煙が現れた。
吸ってはいけないものだと直感したものの、意識はすでに無くなっていった。
薄れゆく意識の中で、だれかの「ウボアァーー」という断末魔を聞いたような気がした・・・・・

12ワタル:2009/07/29(水) 22:09:07 ID:8rxXRJAk
「うっ・・・何が・・・」
ワタルの視界は開いていった・・・見えたものは・・天井・・倒れた兵士・・血・・・
そして血まみれで倒れている皇帝。
「皇帝!!」
「無駄だ、もう死んでる」
「!?」
振り向くと、カズキが立っていた。傷だらけだ。
そう聞いたとたん、全身に痛みが走った。見ると、自分も傷だらけだ。

13ワタル:2009/07/29(水) 22:22:30 ID:8rxXRJAk
「何があった!?」ワタルは聞いた。
カズキは、しばらく黙っていたが、やがて口を開いた。
「俺も気を失っていた・・・気がついたら、皇帝は死んでいた・・・」
「そうか・・・・」
辺りには兵士たちの体が転がっている。二人以外には生存者は誰も
いないようだ。どうやら、力比べのときに着ていた鎧が、二人の
体を守ったらしい。
大切な仲間・・・一緒に仕事をし、一緒に頑張り、一緒に笑った。
もう、彼らと一緒に笑える事はない。戦うことも出来ない。
自分を護衛に入れてくれた優しい皇帝ももういない・・・
ワタルは、怒りがこみ上げずにはいられなかった。
哀しんでいる暇は無い。必ず敵は討つ。そう決心した。

14ワタル:2009/07/29(水) 22:30:43 ID:8rxXRJAk
「おい、カズキ。これからどうするつもりだ?」
「こいつらの敵を討つ。」どうやら、目的は同じようだ。
「それなら、俺と一緒に行こうぜ。俺も敵を討ちたい!」
「俺は俺の方法で敵を討つ。お前はついてくるな。」
「何故だ!?お前も敵を討ちたいんだろ!じゃあいいじゃないか!」
「何でそうなる。とにかく、俺は俺なりにやらせてもらう。
「そうか。分かったよ!!もうお前には頼まない。
 犬死しても知らないからな!!!」
「・・・・・」
一日後、宿で回復した二人は、一緒に旅に出る事になった。

15ワタル:2009/07/29(水) 22:32:10 ID:8rxXRJAk
第2章ー終了

16ワタル:2009/07/30(木) 09:51:37 ID:8rxXRJAk
第3章ー仲間

17ワタル:2009/07/30(木) 09:57:16 ID:8rxXRJAk
ワタルは誰かの怒鳴り声で目を覚ました。
ゆっくりと視界が開く・・・皇帝と兵士が倒れている。
(前にも、こんな事があったっけな・・・)
(本当に俺、生きてるのかな・・・)
そう思ったとき、頬に痛みが走った。それとともに、
自分が生きている事を痛感した。
「いい加減目を覚ませ」
そういって彼の頬を一発殴ったのは、カズキだった。

18ワタル:2009/07/30(木) 10:09:52 ID:8rxXRJAk
二人は身支度をして1階へ降りた。すると、宿屋の主人が飛びだしてきた。
「君たち、昨日の事件の生き残りだろ?さっき報道陣が殺到してね。うるさくて迷惑だから思いっきり怒鳴って退散させたよ」
(一番うるさかったのはお前だろ・・・)カズキは密かにそう思った。
主人の話では、皇帝への襲撃、そして皇帝の死は、朝のうちに新聞で広まったらしい。
皇帝の遺体は今、検査とともに解剖が進められているらしい。
それよりも、都市を治める皇帝が死んだ今、この都市は廃れていく事が予想された。

19ワタル:2009/07/30(木) 10:44:57 ID:8rxXRJAk
「このままここにいても仕方が無い。早速旅に出ようぜ」
「何でお前と一緒に行くんだ・・・」
「よっしゃ、決まり!」
「おい、俺の話を聞い・・・
「じゃあおじさん、ありがとな」
「ちょっと待て、君たちの防具はぼろぼろじゃないか。
 それに、武器も今にも折れそうじゃないか。ここを北に行った先に
 武器屋と防具屋があるから、そこで装備を整えると良いぞ。」
「お、そうか。ありがとう!」
「・・・・・・」

20ワタル:2009/07/30(木) 11:53:53 ID:8rxXRJAk
1時間後
「北じゃなくて西だったじゃん、あのおっさん嘘教えやがったな!」
「うるさいぞ。それにお前が信じるのが悪い。・・・ん、あれだな」
そこに見えたのは、「武器・防具の正宗」と看板に書かれた店だった。
半ば痛んだ扉を開けると、「いらっしゃい」と、気さくな感じの店主が迎えてくれた。
ふと気がつき、ワタルはポケットを探った。やはりだ。お金がほとんど無い。
「おい、カズキ。お前何ギル持ってる?」
「先月の月給と、緊急時用のものをあわせて8600ギルだ。」
「え、そんなに持ってるの?俺さ、この前新しいゲーム買ったからお金がないんだ。ちょっと貸してくれ」
「それはお前の自業自得だ。自分で何とかしろ。」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「お二人様分以上お買い上げの方には福引券を差し上げますよ」気まずい雰囲気を変えようと、主人は言った。
「・・・・・仕方ない。じゃあ防具一式を二人分と、仕込みトンファーと魔法剣を一つずつ。
 できるだけ安いやつで。」

21ワタル:2009/07/30(木) 12:00:43 ID:8rxXRJAk
どうやら、カズキは福引券目当てらしい。
「ありがとな!!今度必ず返すぜ!」
「・・・期待せずに待ってる」
こうして二人は、それぞれの武器と防具を手に入れた。
「あ、その福引券、今すぐ使えますよ。」
「え?今できるの?やる、やる!」どうやらワタルは自分の立場を
わきまえていないようだ。
「お前は引っ込んでいろ。俺がやる。」
そう言って、カズキは福引券を店主に渡し、取っ手に手をかけ回した。
回転する福引台の穴から出てきたのは・・・・・白い玉だった。

22ワタル:2009/07/30(木) 13:26:43 ID:8rxXRJAk
「なあ、元気出せよ。福引に外れたぐらいでくよくよするなよ。」
「うるさい・・・こいつの分買わなきゃ良かった・・・」
カズキの心境とは反対に、空はその輝きを増さんとするばかりだった。
二人は、太陽が高く照っている間、皇帝たちを殺した人物について、
情報収集をしてまわった。しかし、誰一人としてその真実を知る人は
いなかった。そして、二人が諦めかけたそのとき――

23ワタル:2009/07/30(木) 13:33:56 ID:8rxXRJAk
「おい、向こうの村が燃えてるぞ!!」
誰かがそう叫んだ。振り向くと、古びたビルの間から、遠くから煙が
上がってるのが見えた。
「あそこは、隣村のカカリコ村だったな。もしかしたら、皇帝たちを
 殺した奴の仕業かもしれない。すぐ行こう!」
「ああ。確かにそうかもしれない。」
彼らはすぐにこの都市を出て、村へ向かった。しかし、
道中にそれはいた。
「もう少しで村だな。急ごう。」
「ケケケケ。ここを通れると思うなよ!」
「!?」

24ワタル:2009/07/30(木) 14:07:26 ID:8rxXRJAk
「お前は・・・まさか・・」
「知ってるのか、カズキ?」
「ああ・・・あいつはフライングデビル・・・皇帝の命令で
 討伐したはずだ・・・何故生きている?」
「ケケケ!あの方の力があれば、何度でも蘇られるのだ!」
「なんだか知らないけど、とりあえず邪魔するな!」
ワタルは魔法剣で斬りかかった。しかし、その悪魔は
ひらりと身をかわした。しかし、懲りずに何度も斬りかかる。
そのたびにかわされる。


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