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前田憂佳の徒然日記かも〜

1川*´ c`):2009/11/18(水) 00:14:19
プロフィール

名前:前田 憂佳(まえだ ゆうか)
出身地:千葉県
生年月日:1994年12月28日
血液型:B型  星座:山羊座
ニックネーム:ゆうかりん
好きな食べ物:チーズオムレツ、サーモン、トマト、桃

2川*´ c`):2009/11/18(水) 00:23:48
つれづれなるままに日暮らし
PCにむかひて心にうつりゆくよしなしことを
そこはかとなく書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ

【意味】
ぼーっとしたまま一日暮らしました
PCに向かって心にうつった好手・悪手を
とりとめなく書いていくと怪しいほどの将棋狂になります


っというわけで、将棋中心のネタをとりとめも無く書いていこうと思います

3川*´ c`):2009/11/18(水) 01:07:42
【第22期竜王戦七番勝負第3局】11/10・11(火・水)
先手:森内俊之九段 vs 後手:渡辺明竜王
http://live3.shogi.or.jp/ryuou/kifu/091110.html

後手の持駒:角 銀 桂 歩六 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉 ・|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|二
| ・ ・v桂v金v歩 ・ ・v歩 ・|三
|v歩 ・ ・v歩 ・ 銀 ・ ・ ・|四
| ・v歩v歩 ・ ・v銀 ・ ・v歩|五
| 歩 ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・v馬 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 玉 飛 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:金 桂 歩 
手数=75 ▲4四銀不成 まで

図がプロ間でも指定局面になっている1つで、
実戦譜では松尾七段が先手を2局持って勝利に結び付けています。

従来の手順で多かったのは
後手の持駒:歩四 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・v玉v桂 角|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・v金 ・v香|二
| ・ ・v桂v金v歩 ・ ・v歩 ・|三
|v歩 ・ ・v歩v銀v銀 歩 ・ ・|四
| ・v歩v歩 ・ ・v歩 ・ ・v歩|五
| 歩 ・ ・ 歩 銀 ・ ・ ・ ・|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・v馬 ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ 飛 ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=60 △2八馬 まで

ここから▲69飛△43銀▲45桂…と進む順でした

▲49飛と途中下車することによって△38馬を誘い
同様に△43銀とすると▲25桂馬〜▲13歩とし
香車を入手して▲39香打の変化を狙っています

75手目では▲44銀成の実戦もありますが
次の△55馬が好手で後手が勝っています
つまり▲4四銀不成は後手の△55馬を防いでいます
しかし実戦では88手目に△55馬が実現し
馬と刺し違えて銀を遠ざけられては先手が辛いように思います

竜王戦の結果は後手勝ちでしたが
研究次第では先手が有利になる順もありそうに思えました

4川*´ c`):2009/11/18(水) 23:40:24
詰将棋紹介001回

ゆうかは詰将棋が好きです
無双・図巧のような芸術的作品を鑑賞するのも良いですが
塚田詰将棋に代表されるような実戦形の方が好きです
将棋の上達にも繋がるし解けた時の爽快感が良いです

ここではゆうかが感じた”良い作品”を紹介してこうと思います

[北原氏・作]

9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉 ・ 馬 ・ ・|一
| ・ ・v銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・ 馬 ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・v金 ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛

5川*´ c`):2009/11/19(木) 23:52:44
【第3期マイナビ女子オープン本戦2回戦】11月19日
先手:岩根忍女流二段 vs 後手:上田初美女流二段 
http://mynavi-open.jp/091119/091119_ueda-iwane.html

振り党同士の対局
特に上田女流二段は振り穴を得意にしていますが
相手が振る時は居飛車穴熊を持つこともあるみたいです
本局もそうなり先手三間vs後手居飛穴の戦型になりました
先手が序盤から意欲的に動き数手進んで…

後手:上田初美女流二段
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・v金v銀v桂 ・|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・ ・v玉v香|二
|v歩 ・v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・v歩v銀v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 歩 歩 銀 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 角 ・ ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・ 玉 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手:岩根忍女流二段
先手の持駒:なし
手数=24 △1二香 まで

46銀&36歩(&38飛)のコンビネーションで3筋からの攻めを狙っているのに対し
後手が初志貫徹の12香としたためここから激しい展開になりました
先手のこの攻め筋は最近のゴキ中vs居飛穴の対局ではよく見られるものです
△12香の代わりに△32金と事前に備える手や
△42角として△86歩を狙う手もありそうです
ただし△42角▲65歩となれば次に▲45銀があるので
後手は△12玉〜△22銀のような囲いで妥協することになりそうです
また先手側もすぐに仕掛けず▲18香〜▲19玉〜▲28銀(〜▲39金)
としてから仕掛ける手もあったと思います

ここから大駒交換&打ち合いを含む激しい応酬が続きますが
意外と局面の均衡はとれているのかもしれません

先手が望めば比較的誘導しやすい局面なので
激しい戦いが好きな人やがっちり組んだ居飛穴にウンザリしてる振り党には
試してみる価値はありそうです

6川*´ c`):2009/11/20(金) 23:51:14
温故知新

最近プロの対局で横歩取りが増加傾向にあるようです
戦法のブームはその勝率や第一人者の影響が大きいでしょう
特にタイトル戦で指されれば注目を集め指定局面が生まれることもあります
今年を振り返ってみると…

・第58期王将戦七番勝負第6局 深浦vs羽生戦
・第67期名人戦七番勝負第5局 郷田vs羽生戦
・第80期棋聖戦五番勝負第5局 木村vs羽生戦
・第57期王座戦五番勝負第3局 山粼vs羽生戦
・第50期王位戦七番勝負第7局 深浦vs木村戦

大体タイトル戦1つにつきもれなく横歩取りが1局ついてくるペースですね
棋王戦は振り飛車党の久保さんが挑戦者だったのでさすがに横歩は出現しませんでしたが…
現在進行中の竜王戦でも横歩取りを見れると予想してたのですが角換わり2局、矢倉1局
全て渡辺竜王が勝ちとなり残り1局なので難しいかもしれません
ちなみに今日のA級順位戦(木村vs丸山戦)や先日のA級順位戦(佐藤vs三浦戦)も横歩取りだったみたいです

激しい変化を多く含んでいながら未開の地が多いのがその魅力だと思います

7川*´ c`):2009/11/23(月) 02:09:12
ゴキゲン中飛車vs穴熊考察Part1

最近のプロの対局でもよく見られるゴキ中対策の1つに穴熊があります
ゴキ中は攻撃的な振り飛車でありもともとは居飛車の穴熊を牽制する意味合いもありましたが
穴熊党の努力によってゴキ中相手でも穴熊に組む下地ができつつあります
この序盤に関してハロプロエッグ視点で考えていこうと思います

初手より
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛
▲4八銀

よくある出だしです
まだ序盤で後手の次の手の選択肢も広いと思いますが
局面をリードする意味でもゴキ中党ならば中央を制圧する△55歩が一番自然でしょう
以下も従来通りの定跡を踏襲して…

△5五歩
▲6八玉 △3三角 ▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7二玉

後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金 ・v金v銀v桂v香|一
| ・ ・v玉 ・v飛 ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ 角 玉 ・ 金 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=14 △7二玉 まで

ここまではよくある局面です
従来ですとここから右の銀を3七or4七に据えて
左銀を7七と配置して角交換を未然に防ぎながら右銀を繰り出して
押さえ込むような感覚で指すのが多く指されていた方針でした

図から穴熊を目指すには
A.66歩 B.77角 の2通りが考えられます
後手も無難な駒組みをすれば手順前後で結局同じ形に合流しますが
後手が戦機と判断して56歩仕掛けてくると変化手順に違いが出てきます

◆A-1 ▲66歩に△56歩の変化

図より
▲6六歩 △5六歩 ▲6七金 △5七歩成 ▲同 銀 △4二銀 ▲5六銀

A-1結果図
後手の持駒:歩 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金 ・v金 ・v桂v香|一
| ・ ・v玉 ・v飛v銀 ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 歩 銀 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 金 ・ 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ 角 玉 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=21 ▲5六銀 まで

後手の△56歩を▲同歩と取ってしまうと

▲同 歩 △同 飛 ▲6七金 △5一飛

となり後手に51飛の選択を与えて損をします
A-1結果図は次に▲55歩と制圧する手と▲45銀と攻める手があり
先手が面白い局面と思います

8川*´ c`):2009/11/23(月) 02:10:11
ゴキゲン中飛車vs穴熊考察Part2

◆B-1 ▲77角に△56歩の変化1

▲7七角 △5六歩 ▲6六歩 △4二銀 ▲6七金 △5七歩成
▲同 銀 △5三銀 ▲5六銀 △5四銀

B-1結果図1
後手の持駒:歩 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金 ・v金 ・v桂v香|一
| ・ ・v玉 ・v飛 ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・v銀 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 歩 銀 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 角 金 ・ 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ ・ 玉 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=24 △5四銀 まで

▲66歩に△56歩の変化と比べると▲77角と△42銀の交換が入ったことになり
後手の銀の出足が一歩早くなっています
結果図1は一局ながらこう進むなら先手としては先に66歩を突く方が無難といえそうです

◆B-1 ▲77角に△56歩の変化2

▲7七角 △5六歩 ▲同 歩 △同 飛
▲2四歩 △同 歩 ▲3三角成 △同 桂 ▲2三角 △3二金
▲3四角成 △7六飛 ▲7七歩 △7四飛 ▲3五馬

B-1結果図2
後手の持駒:角 歩三 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金 ・ ・v銀 ・v香|一
| ・ ・v玉 ・ ・ ・v金 ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v桂 ・v歩|三
| ・ ・v飛 ・ ・ ・ ・v歩 ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 馬 ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 歩 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ ・ 玉 ・ 金 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=29 ▲3五馬 まで

▲77角型の場合は△56歩に堂々と▲同歩とする変化もありそうです
以下△同飛なら▲24歩と突き捨て(後からだと手抜かれるかも〜)
角交換して馬を作る手順は「ゴキ中vs▲78金」型の定跡で部分的に見られる手順ですが
先手が自然と玉を囲えている分得していると思います
結果図2もこれからの将棋と思いますが馬が手厚そうに思えるので
66歩と角交換を避けるよりは積極的にこの局面を選びたい気がします

続く・・・かも〜?

9川*´ c`):2009/11/24(火) 23:48:48
詰将棋紹介002回

詰将棋の図面を貼るときはkifuを使わなくても配置を確認できるような
表現にした方が良いのか悩みつつもkifu表記で貼り付けてしまいます。
一見して簡単に詰みそうですが迷路に嵌る可能性もある作品。

[勝浦九段・作]

9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ 馬 ・ ・v玉|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 歩|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 銀 香

10川*´ c`):2009/11/28(土) 00:11:45
【第22期竜王戦七番勝負第4局】11/25・26(水・木)
先手:渡辺明竜王 vs 後手:森内俊之九段
http://live3.shogi.or.jp/ryuou/kifu/091110.html

今回の戦型は一手損角換わり腰掛銀
一手損角換わりにも2種類あり本局のように後手が飛車先不突きで組む場合と
△84歩▲25歩の交換を入れて組む場合がありますが
前者の場合は含みが多く理解できません…
ただし手順が進んで△84歩▲25歩型と合流することも多々あり本局もそうなりました

後手:森内 俊之 九段
後手の持駒:角 歩 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・v玉v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・v金 ・v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂 ・v歩 ・ ・v歩 ・|三
|v歩v歩v歩v歩v銀v銀v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 桂 ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ 銀 歩 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 歩 歩 金 ・ ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:渡辺 明 竜王
先手の持駒:角 
手数=41 ▲4六歩 まで

図の局面をどう見るかが一つのテーマだと思います
先手は桂馬を45まで進めて24歩の狙いを残して手を渡しておき
飛車先の交換を見せながら駒を入手たら35歩や71角などの攻めが狙えそうです
従って後手もここから攻めることになりそうですが
8筋の歩が伸びていないのと▲66歩が突かれていない為△65歩が争点にならないのがどうなるか…

本局は去年の王位戦第1局の羽生名人×深浦王位戦が下地になっています

先手:羽生 善治 名人
後手:深浦 康市 王位
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8八角成
▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △6二銀 ▲4六歩 △6四歩
▲4七銀 △6三銀 ▲6八玉 △9四歩 ▲9六歩 △5二金
▲7七銀 △4一玉 ▲1六歩 △1四歩 ▲3六歩 △7四歩
▲3七桂 △5四銀 ▲5六銀 △3一玉 ▲7九玉 △8四歩
▲4八金 △7三桂 ▲4七金 △4四歩 ▲2五歩 △3三銀
▲4五歩 △同 歩 ▲同 桂 △4四銀 ▲4六歩 △9五歩
▲同 歩 △7五歩 ▲6六角 △4三銀 ▲3五歩 △6五歩
▲7五角 △6三金 ▲9四歩 △7四歩 ▲8六角 △8五歩
▲9三歩成 △6二飛 ▲9五角 △9三香 ▲7三角成 △同 金
▲9三香成 △8六歩 ▲同 歩 △4五銀 ▲同 銀 △5五桂
▲2四歩 △同 歩 ▲4四香 △9六角 ▲4三香成 △同 金
▲5一銀 △6六歩 ▲同 歩 △2五香 ▲2六歩 △同 香
▲同 飛 △7八角成 ▲同 玉 △6七角 ▲8八玉 △8七歩
▲9八玉 △7八角成 ▲2八飛 △6六飛 ▲7八飛 △6九飛成
▲7九香 △4一玉 ▲6二銀打 △9七歩 ▲8七玉 △6七桂成
▲2三角
まで97手で先手の勝ち

図から後手は9筋を突き捨てて△75歩と突きました
取れば後手からの攻めが早くなりそうな感じがしますが
渡辺竜王は堂々と▲75同歩と応じ森内九段の△22角からの構想を
きっちりと受け止めたように思います

個人的には△85歩と突いていない後手の攻めがやや軽い印象を受け
ともすると一手損角換わり腰掛銀の駒組み段階で後手がもう一工夫必要なのかもしれません

11川*´ c`):2009/11/29(日) 19:59:53
【第3期マイナビ女子オープン本戦2回戦】11月27日
先手:石橋幸緒女流四段 vs 後手:中村真梨花女流二段 
http://mynavi-open.jp/091127/091127_ishibashi-nakamura.html

居飛車党の石橋女流四段と振り党の中村真女流二段
予想通りの対抗形に進みましたが同じ対抗形の中でも
誰もが教科書で目にしたことのあるような四間飛車vs46銀左急戦に進みました

後手:中村 真梨花 女流二段
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・v金v飛 ・ ・ ・|二
| ・v歩v歩v歩v歩v銀v角v歩v歩|三
|v歩 ・ ・ ・ ・v歩v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・|六
| ・ 歩 ・ 歩 銀 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 角 玉 ・ 金 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:石橋 幸緒 女流四段
先手の持駒:なし
手数=24 △3三角 まで

ここからすぐに▲46銀と出る手や▲16歩と待つ手などもありますが
本局は▲68金上△12香の交換を入れてから▲46銀と進みました

後手:中村 真梨花 女流二段
後手の持駒:歩二 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂 ・|一
| ・v玉v銀 ・v金 ・v飛 ・v香|二
| ・v歩v歩v歩 ・ ・v角 ・v歩|三
|v歩 ・ ・ ・v歩v歩v銀v歩 ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ 歩 銀 ・ ・ ・|六
| ・ 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 角 玉 金 金 銀 飛 ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:石橋 幸緒 女流四段
先手の持駒:歩 
手数=35 ▲3八飛 まで

▲24歩を突き捨てて▲38飛車は居飛車の最強手段かも〜
ここで後手にも1.△45歩 2.△36歩 3.△37歩 など有力な選択肢があります
1.△45歩を選べば角交換から直線的な攻め合いになり詰みに直結する局面まで進む可能性が高いです
3.△37歩はかなり有力と思います
▲37同飛車とさせて△28角を打つのが主な目的ですが
▲68金上△12香の交換が入っている為に
先手が▲22角と打っても1手で香車を拾うことができず交換が後手に有利に働きそうです
本局は2.△36歩が採用されました

後手:中村 真梨花 女流二段
後手の持駒:角 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂 ・|一
| ・v玉v銀 ・v金 ・v飛 ・v香|二
| ・v歩v歩v歩 ・ ・ ・ 歩v歩|三
|v歩 ・ ・ ・v歩 ・v銀v歩 ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・v歩v歩 ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ ・ ・|六
| ・ 歩 ・ 歩 銀 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ ・ 玉 金 金 銀 ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ 飛 桂 香|九
+---------------------------+
先手:石橋 幸緒 女流四段
先手の持駒:角 歩 
手数=45 ▲2三歩 まで

本局はここから△28角〜△19角成と進みましたが
この手が攻めを急ぎすぎた勇み足だった気がします
▲23歩に△同銀と落ち着いて対応すれば互角以上に戦えたと思います

鷺宮定跡にも繋がるこの局面は急戦の中でも膠着状態が続き
1手の差や1歩の差にも気を遣う繊細さが求められる将棋だと思います

12川*´ c`):2009/12/06(日) 00:42:51
ゴキゲン中飛車vs穴熊考察Part3

>>7-8では後手が△56歩から仕掛けてきた変化を考察しましたが
今回は後手が一直線に左の銀を繰り出し先手の角頭の弱点である
7筋の攻撃を狙う準備段階の駒組みを考えてみようと思います

初手より
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛
▲4八銀 △5五歩 ▲6八玉 △3三角 ▲7八玉 △6二玉
▲5八金右 △7二玉 ▲7七角

後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金 ・v金v銀v桂v香|一
| ・ ・v玉 ・v飛 ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 角 歩 歩 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ ・ 玉 ・ 金 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=15 ▲7七角 まで

▲77角では▲66歩でも一局ですが今回は便宜的にこちらの指し手を採用しました
図から後手の有力手もいくつかありそうですが攻撃を急ぐ△42銀からの変化を考えてみます
尚後手の囲いは7筋を攻める都合上穴熊がベストかと思います

図より

△4二銀 ▲6六歩 △8二玉  ▲8八玉 △5三銀 ▲6七金
△6四銀 ▲9八香 △7四歩

後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金 ・v金 ・v桂v香|一
| ・v玉 ・ ・v飛 ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩 ・v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・v歩v銀 ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 角 金 歩 歩 歩 ・ 歩|七
| 香 玉 ・ ・ ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| ・ 桂 銀 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=24 △7四歩 まで

後手の42銀にすぐに▲88玉と寄る手も一局だと思いますが
銀が33角にヒモをつけているので後手からの△56歩の権利が強まっています

◆C-1 △42銀に▲88玉の変化

△4二銀 ▲8八玉 △5六歩
▲6六歩 △5七歩成 ▲同 銀 △5六歩 ▲4六銀 △4四歩
▲6八金上 △5三銀 ▲6七金右 △6四銀 ▲5八飛 △5五銀
▲6五歩 △4六銀 ▲同 歩 △5七銀 ▲同金寄 △同歩成
▲同 金 △4七金

穴熊を目指すなら△56歩には角交換を避ける▲66歩が無難と思いますが
後手が攻勢を取ると先手が穴熊に組むのは難しそうです
変化手順は一例ですが先手が望む変化ではありません
▲88玉の前に▲66歩を突いておけば△56歩には▲67金があります

13川*´ c`):2009/12/19(土) 22:59:46
佐藤九段&藤井九段 A級終了のお知らせ

栄枯盛衰という言葉があります
かつては名人を獲り永世棋聖の称号も持つ佐藤九段
藤井システムという戦法革命で竜王三連覇の偉業をなした藤井九段
この2名が今期のA級で陥落することになりました

確率論からいうと残留の可能性は両者に残っているのですが
宝くじを買って1億円の使い道を考えるほうがまだ現実的かもしれません

A級6回戦終了時点の順位は以下の通りです

【第68期A級順位戦】 ※挑戦1名、降級2名
順 棋士名_ 成 績 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 9回戦
07 谷川浩司 5−1 ○木村 ○郷田 ○丸山 ○佐藤 ●森内 ○井上 先藤井 _三浦 先高橋
03 森内俊之 4−2 ○丸山 ○高橋 ●井上 ○三浦 ○谷川 ●郷田 _佐藤 _木村 先藤井
08 三浦弘行 4−2 ○井上 ○丸山 ●木村 ●森内 ○佐藤 ○藤井 先高橋 先谷川 _郷田
09 高橋道雄 4−2 ○佐藤 ●森内 ○藤井 ○木村 ○郷田 ●丸山 _三浦 先井上 _谷川
01 郷田真隆 3−3 ○藤井 ●谷川 ○佐藤 ●井上 ●高橋 ○森内 先木村 _丸山 先三浦
04 丸山忠久 3−3 ●森内 ●三浦 ●谷川 ○藤井 ○木村 ○高橋 _井上 先郷田 _佐藤
05 木村一基 3−3 ●谷川 ○藤井 ○三浦 ●高橋 ●丸山 ○佐藤 _郷田 先森内 _井上
10 井上慶太 3−3 ●三浦 ○佐藤 ○森内 ○郷田 ●藤井 ●谷川 先丸山 _高橋 先木村 
06 藤井  猛 1−5 ●郷田 ●木村 ●高橋 ●丸山 ○井上 ●三浦 _谷川 先佐藤 _森内
02 佐藤康光 0−6 ●高橋 ●井上 ●郷田 ●谷川 ●三浦 ●木村 先森内 _藤井 先丸山

両者の残留の条件を考えると
佐藤九段は順位は2番目ですが圧倒的6連敗なので残り全勝して尚且つ
井上八段、藤井九段が3連敗か丸山九段、木村八段、藤井九段のうち二人が3連敗が必要
順位が悪い藤井九段は残り3局のうち2勝しても現時点で上回れるのは井上八段のみ
3局全勝すれば残留の可能性はぐっと上がりますが…

後手:藤井 猛 九段
後手の持駒:歩五 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v玉v桂v金 ・ ・ ・ ・ ・v香|一
|v香 ・ ・ ・v金 ・ ・v飛 ・|二
| ・ ・v銀v歩v銀 ・v桂v歩 ・|三
| 歩v歩 ・ ・v歩v歩v歩 ・v歩|四
|v歩 ・ ・ 銀 ・ ・v角 歩 ・|五
| ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ 銀 ・ 歩 ・ ・ ・ 歩|七
| ・ ・ 玉 金 金 ・ ・ ・ 飛|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:丸山 忠久 九段
先手の持駒:角 
手数=57 ▲9四歩 まで

後手:三浦 弘行 八段
後手の持駒:角 歩二 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩 ・ と ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・ ・v歩|四
| 歩 ・ ・ ・ ・ 龍 歩 ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ 歩 金 ・ ・ ・|六
| ・ 歩 銀 金 ・ 歩vとv全 ・|七
| ・ 玉 金 ・v圭vと ・ ・v玉|八
| 香 桂 ・ ・ ・v飛 ・ ・v馬|九
+---------------------------+
先手:藤井 猛 九段
先手の持駒:銀二 桂二 香 歩五 
手数=182 △4八と寄 まで

こんな投了図を築いていてはA級はおろかB1でも戦えないでしょう

両者がB1に落ちるのは仕方ないとして
気持ちを切り替えて1期でA級復帰して欲しいと思います

14川*´ c`):2009/12/23(水) 14:27:01
【第35期棋王戦挑戦者決定二番勝負第1局】12月22日(火)
先手:佐藤康光九段 vs 後手:山粼隆之七段 
http://live3.shogi.or.jp/kiou/kifu/kiou091222.html

久保棋王への挑戦を決める決戦は捲土重来を狙う佐藤九段と
王座戦に続いての挑戦を狙う山粼七段の間で争われました
棋王戦の挑は敗者復活システムなので勝ち続けてきた佐藤九段は1勝で
敗者側から勝ちあがった山崎七段は2勝で挑戦権を獲得します

本局は山粼七段の後手番一手損角換わりの注文に佐藤九段が早繰り銀で応じた1局となりました

後手:山粼 隆之 七段
後手の持駒:角 歩 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉 ・ ・v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・v金 ・ ・|二
|v歩 ・v歩 ・v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・ ・v歩v銀 ・ ・ ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ 銀 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 銀 金 玉 ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:佐藤 康光 九段
先手の持駒:角 歩 
手数=24 △8五歩 まで

ここまでは良くある定跡形でここから

1.▲24歩 △同歩 ▲同銀
と進むのが良くある進行で他には

2.▲79玉 △86歩 ▲同歩 △同飛 ▲24歩 △同歩
  ▲77角 △82飛 ▲24銀 △同銀 ▲同飛 △23歩
  ▲28飛 △55銀打
という進行も羽生木村戦(棋聖戦)で指されてから流行になっています

本譜は
3.▲34歩 △22銀 ▲16歩 と進みました

個人的にこの▲34歩はちょっとのリードを保ち
直接的な良さよりも湾曲的な良さを求める難しい手に思います

四間飛車vs急戦の定跡に例えると…

後手の持駒:歩 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・v金 ・v飛 ・ ・|二
| ・v歩v歩v歩 ・ ・v角v歩v歩|三
|v歩 ・ ・ ・v歩v歩v銀 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ 歩 銀 ・ ・ ・|六
| ・ 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 角 玉 ・ 金 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=30 △3四同銀 まで

この局面で
A.▲24歩 △同歩 ▲38飛 と進む直線的な定跡ではなく
B.▲35歩 と一旦抑えてから徐々に良くしていこうという定跡に近い感覚があります

数手進んで…

後手:山粼 隆之 七段
後手の持駒:角 歩 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・v玉 ・v金v銀 ・|二
| ・ ・v桂v金v歩v歩v歩v歩v歩|三
|v歩 ・v歩v歩v銀 ・ 歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 銀 ・ ・ ・|五
| 歩 歩 歩 ・ ・ ・ ・ 飛 歩|六
| ・ 銀 桂 歩 歩 歩 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 玉 ・ 金 ・ ・ ・|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:佐藤 康光 九段
先手の持駒:角 歩 
手数=57 ▲4五銀 まで

後手の左辺を壁形にしたまま上手く戦機を捕らえた先手が指しやすくなったように思います
以下はポイントを積み重ねた佐藤九段が順調に押し切り久保棋王への挑戦を決めました
去年と同じカードとなり好局が期待できそうです

15川*´ c`):2010/01/22(金) 22:24:32
郷田九段不戦敗…

□森内俊之 vs ■郷田真隆 竜王戦1組
遅刻による不戦敗だったらしい…
持ち時間5時間なので1時間40分で判定負けになってしまいますね
好カードなだけに残念です…

16川*´ c`):2010/02/04(木) 02:05:53
佐藤九段ドンマイ!

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/45975/1258470859/13
で述べたように佐藤九段のA級陥落が現実のものとなってしまいました
降級争いをしている藤井九段との直接対決で
先手の藤井九段が採用した戦法はレグスペでした
※(レグスペ=角交換振り飛車+穴熊)

藤井九段のこの勝利は大きく
順位下位の井上八段が敗れた為星が並んだので自力残留の芽が出ました
最終局の組み合わせは 藤井九段vs森内九段  井上八段vs木村八段 です

藤井九段の残留はあるかもしれません

17川*´ c`):2010/02/05(金) 20:46:36
【第35期棋王戦五番勝負第1局】2月5日
先手:久保利明棋王 vs 後手:佐藤康光九段
http://live3.shogi.or.jp/kiou/kifu/kiou100205.html

防衛・奪取の立場を入れ替えて前期と同一のカード
戦型は先手が久保棋王なので大方の予想通り先手石田流の出だしに
対する佐藤九段の対策は4手目の角交換
ゆうかもこの手は有力な対策のひとつと思います

後手:佐藤康光九段
後手の持駒:角 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金v玉v金v銀v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・v馬 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手:久保利明棋王
先手の持駒:なし
手数=4 △8八角成 まで

図から▲88同飛△45角と進みました
この形では次に▲76角の受けがあり先手も不満無しと見られていますが
果たして実戦もその通りに進み▲38銀とあがったところで28に空間が出きたので
そこを狙っての角交換が後手のひとつの狙いです

後手:佐藤康光九段
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金 ・v金v銀v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・v角 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 角 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ 飛 ・ ・ ・ ・ 銀 ・ ・|八
| 香 桂 銀 金 玉 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:久保利明棋王
先手の持駒:なし
手数=10 △5四角 まで

実戦でも△28角の打ち込みが実現し
先手も▲55角から飛車を取って▲18飛と打ち込み
後手の角を捕獲したのですが結局この18飛が働かないまま負担になり
後手の佐藤九段が勝利を収めました

先手の分岐としては▲36歩〜▲46角など他の対抗手段もあったので
まだまだ難しいところはあると思いますが
先手がこのような展開を避けるなら5手目に▲88同銀と取り
立石流のような形を取るほうが無難かもしれません

18川*´ c`):2010/08/10(火) 01:15:49
超久々に将棋指したらとんでもないことになりました\(^o^)/


開始日時:2010/08/10手合割:二枚落ち
下手:川*´ c`)
上手:強い人

△6二銀 ▲7六歩 △5四歩 ▲2六歩 △5三銀 ▲2五歩
△3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛
△5二玉 ▲4八銀 △6二金 ▲5六歩 △6四歩 ▲5八金右
△7四歩 ▲6八銀 △6三玉 ▲7七銀 △4二銀上 ▲8六銀
△7三金 ▲7八金 △4四歩 ▲6九玉 △4三銀 ▲3六歩
△3四歩 ▲3七銀 △8四歩 ▲2六銀 △9四歩 ▲1五銀
△4二銀 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 銀 △2二歩 ▲2三歩
△3一銀 ▲4六歩 △6五歩 ▲3七桂 △6四金 ▲4五歩
△5五歩 ▲同 歩 △4五歩 ▲3五歩 △4六歩 ▲2六飛
△7三桂 ▲4六飛 △4四歩 ▲2六飛 △8五歩 ▲7七銀
△3五歩 ▲6八銀 △3四銀 ▲3三歩 △2三金 ▲同銀不成
△同 歩 ▲5四金 △同 金 ▲同 歩 △4三金 ▲5三金
△同 金 ▲同歩成 △同 玉 ▲5四歩 △4三玉 ▲5六飛
△6四銀 ▲6三金 △5五歩 ▲5三歩成 △3三玉 ▲2六飛
△3六金 ▲2九飛 △3七金 ▲6四金 △4六桂 ▲5五角
△5八桂成 ▲同 玉 △3八金打 ▲5四金 △4八金上 ▲6九玉
△2九金 ▲4四金 △2四玉 ▲2六銀 △2五銀 ▲同 銀
△同 玉 ▲2六歩 △3六玉 ▲3七銀 △4七玉 ▲4八銀
△同 玉 ▲5九銀 △3九玉 ▲7三角成 △2八金 ▲6八金
△8六歩 ▲5八金 △2七銀 ▲4八金 △8七歩成 ▲5八玉
△8八飛 ▲6八桂 △8九飛成 ▲3七馬 △5七歩
まで125手で上手の勝ち

19|||s・ _・):2010/08/10(火) 07:37:38
お久しぶりなのれす〜。
久々にしては十分指せてる気がする・・・。

紗季とも指してくれなのれす〜。

20川*´ c`):2010/08/10(火) 21:31:30
サキチィ久しぶり〜
あまり頻繁にインできないかもだけど
対局の申し出あればいつでもおkです

>>18の補足を少し…
24手目の86銀は上手の73金を誘って桂馬の活用を遅らせる狙い、善悪は不明
42手目は上手が22歩と打たせたことに満足して35歩から銀の活用もあったかも…
78手目の56飛が痛恨の逸機で代わりに55金、もしくは46飛で
上手の44の地点を狙えばほとんど勝ちだったぽい…><

21川*´ c`):2010/08/10(火) 21:37:32
佐藤九段の新刊が3週間後くらいにマイコミから出るらしいです
題材は後手一手損角換わりで
青野vs佐藤戦(後手玉62のまま42飛から先手迎撃)の
実戦も含まれてるらしいです
ソースは佐藤九段の発言からなので間違い無い

今日は高野五段vs青野九段と
>>18の強い人vs佐藤九段の対局を観戦してきました
前者の対局内容が丁度「後手玉62のまま42飛から先手迎撃」に当てはまります
後者の戦型はゴキ中からの相穴熊
リクエストか余力があれば棋譜うpするかも〜
(2chで既にありそうだけど…)

22名無しさん:2010/08/19(木) 12:05:14
ゆうかりんさん、好きです

23(●´ー`):2010/08/26(木) 22:09:46
>>21
(●´ー`)つ[リクエスト1票]


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