Living Greyhawk Journalレヴーッ!!
数字は掲載されたDragon誌の号数ね。
#296
グレイホーク・ワールドガイドのさくいん
(原書のGreyhawk Living Gazetteerにはさくいんがついていなかった。ニュースはお休み。)
#297
CHAMPIONS of Vengeance/復讐の勇者たち
The Knights of the Chase/追跡騎士団
組織的な騎士団というより、“召喚者”トライセリオン/Trithereonに従い、悪政と戦う騎士道精神の持ち主たちを指す総称に近い。旧大王国全域でアイウーズや緋色団に立ち向かう。上級クラスThe Knight of the Chase/ナイト・オヴ・ザ・チェイスはそんな騎士になれるクラス。犬や鷹がついてきたり、4レベルまでのクレリック呪文が使えるようになったりする。混沌にして善の属性をもち、神の名においてそれなりの功績をあげたトライセリオンの信者だけがなれる。
ちなみに、大王国防護騎士団/Knight Protectors of the Great Kingdomとは別モノ。こちらはSword and Fist(未訳)でまさにKnight Protector of the Great Kingdom/ナイト・プロテクター・オヴ・ザ・グレート・キングダムとして上級クラスになっている。こちらは秩序の属性限定。
記事の最後には有名な騎士が3人挙げられている。クラス、レベル、能力値、属性と設定だけ。クラス構成はクレリック8/ファイター3/ナイト〜5、ローグ1/ファイター5/レンジャー1/ナイト〜4、ファイター7/ナイト〜6。いずれ劣らぬ赫赫たる武勲の持ち主で、うち2人は年齢的にもベテランの域にかかっている様子が読みとれる。
#298
THE VAULT OF DROW/ドラウの穴
ダークエルフ(ドラウ)の巨大都市Erelehei-Cinlu/エリールヘイ・センルーの設定。都市そのものの設定+NPC4人、データイラスト付きで13ページ。もちろん都市と周辺地域の地図含む。主要な貴族8家の設定とロルス配下の半神/Demigod、半神/Demigoddess、英雄神/Hero-goddessの設定で3ページ。
NPCはドラウのウィザード、ローグとマインドフレイヤー、バグベアの賞金稼ぎ。
#299
Heroes of Onnwall/オンウォルの英雄
緋色団/Scarlet Brotherhoodに侵略されたオンウォル自由国/Free State ofOnnwalの自由オンウォル側指導者ふたりの詳細な設定。ジアン・デストロン/Jian Destron(28歳)とレイクヘル・チャート(推定年齢45歳以上)
ふたりで3ページ。イラスト付き。
#299
ALL OERTH'S ARTIFACT/オアース・アーティファクト大全
オアース/Oerthのほとんどのアーティファクトを網羅するリスト。ただし名前のついていないものや冒険のネタになりにくいものは除く。
全80個以上。とはいえリストなので名称、出典、備考の3項目だけ。例)「ソード・オヴ・カス ダンジョンマスターズガイド(1e)、ダンジョンマスターズガイド(3e) 吸血鬼カスがヴェクナを殺す際に使用された、そしてその破滅に永遠に関わることになった悪名高い剣。」
#300
DENIZENS OF DARKNESS/闇の住人
エレリールヘイ・ドラウ絡みのNPC5ページで8人。8人の内訳はアサシン3人組とヒューマンひとりにスペルキャスター4人。全員データとイラスト付き。
Living Greyhawk Journalレヴーッ!!
その2。数字は掲載されたDragon誌の号数ね。
#290
The Death Knights of Oerth Part One/オアースのデス・ナイトたち(その1)
死の騎士(デス・ナイト)と呼ばれる強力な(そして幸いにも希少な)アンデッドの起源と歴史。そしてテンプレート。グレイホーク・ワールドガイドの大王国防護騎士団の項でも触れられている、デーモンを解き放ったカーゴス卿/Kargosと、彼に従った13人の裏切りの騎士のお話。
Window of he World/世界の窓から
3ページにわたるサム・ウッド/Sam Woodのスケッチ集。アローナ、ネルル、アイウーズのような神格や、ジョフのジャイアント殺し、アメディオジャングルのスエル人といった一般的な絵、ホーガ/Halga、オーシア/Althea、ナル/Nullといったアイウーズの重臣、そして八者の円/Circle of Eightの面々が描かれている。サイズはいろいろ。顔だけのアップもあればぶち抜きほぼ全身とかも。
#291
The Death Knights of Oerth Part Two/オアースのデス・ナイトたち(その2)
#290で概説されたデス・ナイトの、個々人のデータ、設定など。
#293
Place of mystery: Spinecastle and Veralos/スパインキャッスルとヴィラロス
ここで言うスパインキャッスル/Spinecastleとは、同名のボーン・マーチの首都にある城砦のこと。何百年も大王国防衛の一翼をになっていた要塞であったが、共通暦563年にヒューマノイドの軍勢に攻め落とされて現在にいたる。とまあ、このあたりまではグレイホーク・ワールドガイドの内容が詳しく書かれた程度の内容だが、これに加えてDM’s Noteとしてシナリオで使えそうな裏話が書かれてる
Veralos/ヴィラロスとは、所在の知られていない幻の古代都市。ザギッグや若き日のマーリンド、キーオタムらThe Company of Seven/7人の仲間が発見し、そこから宝を持ち帰ったとも言われているが。とにかくこの古代都市の設定には有名人が出てくる。それも現在20レベル〜神クラスの。こっちの設定としても面白い。
A Splintered Sun
オンウォルの要する騎士団The Order of Golden Sunとその精鋭The Glaives of Azharadianについて。古のエアディ族の大将軍にして英雄神ジョイディー/ Johydeeの息子、生涯1度たりとも戦いに負けるのことのなかったAzharadianの伝説と、その名を冠するエリート集団の設定。
上級クラスThe Glaive of Azharadian/ザ・グレイヴ・オヴ・〜はハイローニアスを信仰する騎士で、hpが0〜−9になると【耐久力】にボーナスがつく(そしておそらくはhpが1以上になる)特殊能力や、使っているロングソードかバトルアクスにKeenやHolyの特殊機能がつく能力がもらえる。
#294
Artifact of Oerth/オアースのアーティファクト
初めにアーティファクトとは何なのか、グレイホーク・キャンペーンでどのような位置を占めるべきものなのかといった一般的な説明がなされている。続いてメジャー・アーティファクト4つ(The Chalice Everlasting、The Crook of Rao、Druniazth、Kuroth’s Quill)が解説されている。
#292 Arcane Lore: Rune-Skull of the Abbor-Alz/アバー・オーズのルーン・スカル
アバー・オーズ丘陵/Abbor-Alz Hillsで発見されたドルイドの新呪文とか。その発見経緯もあるんだけど、これはそのままシナリオにも使えそうなので書かないでおく。
#292 ‘Nearth Xarcallon’s Fane/
Baator/ナイン・ヘルにあるXarcallon’s Faneという塔に住むRogue Pit Fiend/はぐれピット・フィーンドのXarcallonは、20年前ヴェクナ/Vecnaの配下ブラックガード/Blackguard、Decailと同盟し、Beurenの修道院からTalisman of Pure GoodとStaff of Banishmentを盗み出した。これらのアイテムをめぐり、Baator/バートールを舞台に激しい戦いが行われたが、結果敵味方とも壊滅。この戦いで使われた装備は伝説になっている。
#294 Beings of POWER
FOUR GODS OF GREYHAWK/グレイホークの4柱の神々
アイウーズ/Iuz、フォルタス/Pholtus、ラオ/Rao、タリズダン/Tharizdunの記述。Deities and Demigods形式。Divine Rank(神さまとしての強さのバロメータみたいなの)、在住プレーンの記述もある。ほかには教義、信仰形態と寺院、Avatar/化身の能力なんかがそれぞれ1ページ分くらい。
タリズダン用に「Madness/狂気」と「Force/力場」の領域、呪文も掲載されてる。「狂気」の領域特典は「邪悪寺院ふたたび」とはちょっと違う内容らしい。「力場」の領域は文字通り力場系の呪文満載。マジック・ミサイルとかメイジ・アーマーとか。敵専用でこれは何かずるいよなあ。
#294 Bazaar of the Bizarre: Relics of the Faith
PHBのほとんど+上記4柱の神格に関わるマジックアイテム。神格の力を模した効果や、その領域に近い効果を持ってる。神格大半はン万からン十万単位のお値段。
例えばフォルタスのAdjudicator/アジュディケイターは、フリー・アクションでロングボウにもツー・ブレーデッド・ソードにもなる+4武器。124075gp也。Gauntlets of Gruumsh/ガントレット・オヴ・グルームシュはそれ自体+2で、筋力にボーナスとかプロテクションとか多機能なロックト・ガントレットひとそろい。こちらは24011gp也。
#299 Oath and Order
The Monks of the Oath of Nerull
モンクの1流派Monk of the Enable Hand/モンク・オヴ・エネイブル・ハンドと、ネルル/Nerull信者のモンクReaper’s Child/リーパーズ・チャイルドとのふたつの上級クラス。どちらも3e小説The Oath of Nerullに出てきた流派らしい。エネイブル・ハンドはエンバータンの流派らしい。記事の最後にはモンク流派のデザインの仕方についての記述もある。未訳サプリOriental Adventure参照、とか。
#300 Hellish Fangs on Abyssal Wings/奈落の翼・地獄の牙
ローワー・プレーンに住むドラゴン6種。
スティクス河に住むスティクス・ドラゴンとか、ヤヴァイ。
#294はノームの発明品とか、後にArms and Equipment Guide/武器・装備ガイドに載る乗り物ルールとかも載ってて意外にお買い得かも。
#302
MASK OF IRON/黒鉄の仮面
共通暦477年にはじまる千旗戦争/the Battle of Thousand Bannersで大王国の侵略を経験した黒鉄連盟/Iron Leagueが立ち上げたスパイ組織Mask of Jade/翡翠の仮面。これがグレイホーク戦争で緋色団に壊滅させられ、再建後は英雄神ジョイディー/Joydeeを崇拝する、オアリディアン/Oeridian民族主義をおびた集団に変わったという設定。
上級クラスMask of Johydeeはその名の通り、上の組織の構成員をあらわすクラス。神聖呪文を使えるローグ系クラス。属性は中立にして善オンリーなれど裏切り者は容赦無し。
#304
Place of mystery: Gateways to Adventure
The Dragonshead Barrows/
オンウォル半島のヘッドランド丘陵には莫大な財宝が眠っている、という話。ドラゴンの巣が多くあることや、先史時代の王の墓があることなどがその理由として挙がっている。
The Hool Beacon/
フール沼地、ジャヴァン川、恐怖森林などの設定らしい。固有名詞がどんどん出てくる。
#305
(おやすみ)
#306
Paladins of Greyhawk
特定の神格に従うパラディンをクローズアップした記事。信仰ごとのパラディンの称号や信条をあらわすひとこと、そして聖騎士団の歴史や現状、活動拠点のある地域などの詳しい解説が載っている。そして各Patron/守護神ごとの特技も。
例えばラオ/Raoのパラディンの称号はEnvoysやHeraldで「使者」という意味合いなのに対して、ペイロア/PelorだとCrusadersで「聖戦士」といった趣。聖カスバートをPatron/守護神とするパラディンの一般的な信条は「人の本質は、その手でも心でもなく、精神ではかられるものである」とか。
名前の挙がっている神格はマイアヘン/Mayahein、マーリンド/Murlynd、ペイロア/Pelor、ラオ/Rao、聖カスバート/St. Cuthbertの5柱。それぞれのスペシャル特技は、盾の乙女らしく信仰の恩寵/Divine Graceを他人にも与えるマイアヘン、グレイホークでも銃が使えるようになるマーリンド、クレリック並のアンデッド退散能力を持てるペイロア、特殊能力に魅力ボーナスではなく判断力ボーナスを適用できるラオ、悪を討つ一撃で混沌も討てるようにななりさらに回数も増える聖カスバート。
データもそうだけど記事全体としても、枠にはまりがちなパラディンに個性を出す助けになりそう。
Five Shall be OneとHowl from the Northはプレイすると
グレイホーク戦争の引き金をPCが引けるという愉快なシナリオ。
SVGAMESでDL購入可能。
ただし、PCがナシェルパパことブルークやベレム的な役割を果たすので、
PLに恨まれないような注意が必要。素人にはお勧めできない。
グレイホーク・ワールドガイドにもある偽ヴェイタン神光臨の裏話。
but other races of humanity are also plesent(for example, the dark Touv of Hepmonalnand).
("Living Greyhawk Gazetteer"p4 右段)
P.5オーマン人の記述「〜隣接する暗黒頭部人との間で戦争が発生した結果、」
Internal strife and wars with another human race the dark Touv, caused them to abandon their old cities.
("Living Greyhawk Gazetteer"p6 右段)
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どちらも、the dark Touvとなっています。
特に前者の「邪悪なトーヴ人」というのはどこから来たのか…
せいぜい「暗黒トーヴ人」ですよね。