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チラシの裏

1はしたない名無し:2008/11/13(木) 21:06:14 ID:w.jMmsnM0
            l
   / ̄ヽ    スl
   , o   ',  あテl         _     L  初
   レ、ヮ __/   げ l.l       /  \   v  期
     / ヽ  よタ l       {@  @ i   53 ス
   _/   l ヽ うス l       } し_  /   ま  テ
   しl   i i  で l        > ⊃ <    で  の
     l   ート も l      / l    ヽ    上  ま
 ̄| ̄¨¨~~ ‐‐‐--─|  へ、 / /l   丶 .l   げ  ま
  | | :::::::::::::::::: | |  |/   (_/ |   } l   た
  | | :::::::::::::::::: | |  | (⌒)    ヽ、  l !
  |_i二二二二i_l  |     (´`ヽ、 ヽし!  ガタッ
  ______   |     ヽ ノ     ヽ、 
 l 幵幵幵幵幵 l  |             /|  
 ̄ ̄ ¨¨¨ー─‐‐--- ,,, __ ______// _____
      ,, _    |           ̄¨¨`    
     /     `、  |    臨    _   な 振 L
    /       ヽ .|    時  ./   ヽ. っ  っ u
   /  ●    ●l |   で  l @  @ l .た た k
   l  U  し  U l |    も .l   U   l    ら に
   l u  ___ u l |    行 ヽ, ー  ノ.   L  全
    >u、 _` --' _Uィ l     こ  / i    ヽ   77 部
  /  0   ̄  uヽ |    う ./ /l    l ! に  
. /   u     0  ヽ|  ___| i_l___l l__
/             | /   し'      ソ |
             ト'    └─────┘

231けしからん名無し:2009/11/21(土) 04:29:48 ID:JTKAUdzco
ゴピニク「うごおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
椿「なんてこったい\(^o^)/こいつぁでけぇwwwww」
ゴピニク「がおおおおおおおおおおおおおっ!!」

どどどおおん

椿「あぅうwwwwwwwww」
レス「まるで歯がたたない♪たたない♪」
椿「いたいのれすwwwwwwwww血がでたのれすwwwwwwwwww」

ぎゅおおおおおおおおっ!!

椿「なんといういじめ・・・ゴピニクを見ただけ失禁してしまった・・・このぼきは間違いなく死ぬ」
椿「あ・・・あぅ・・・あ・・・あ・・・」

ゴピニク「がおおおおおおおおおお!!」

ピュン、ピュピュン

椿「!?」

232けしからん名無し:2009/11/21(土) 04:38:19 ID:JTKAUdzco
カルピコ「まったくわしの孫はほんとうに腰ぬけじゃったか・・・」
椿「じーちゃん・・・?」
カルピコ「しかしそれを抜きにしても今年のゴピニクは大物じゃあ、油断してるとわしも食われそうじゃ」
椿「あうぅ」
カルピコ「逃げい、あとはわしがなんとかする!おまえは足手まといじゃ!」
椿「あぅ・・・あぅ・・・」

レス「足手まとい♪足手まとい♪」

どどどおおおおおおおん

カルピコ「ぐっ・・・重い・・・はやく・・・逃げんか・・・」
椿「あぅ・・・あぅ・・・」
レス「腰が抜けて立てないバカ♪」
カルピコ「逃げろツバキ!間に合わなくなっても知らんぞー!!!」
椿「あ・・・あぅ・・・じーちゃん・・・」

どどん!ごおおおおおおおおっ!!

カルピコ「だめじゃ・・・何かを守りながら戦うのは老体には酷・・・」

どうん!!

カルピコ「ぐはっ!」

233けしからん名無し:2009/11/21(土) 04:45:33 ID:JTKAUdzco
びゅおおおん!!どどん!

カルピコ「ツバキぃいいいいいい」
椿「あぅううううう!!」

ざしゅっ!

カルピコ「ぐっ・・・無事・・・か・・・ツバキ・・・」
椿「じー・・・ちゃん?」

バナナ「弓兵第一隊、二隊てえええええ!!」

ピシュピシュピシュピシュ!!

ゴピニク「が・・・がはっ!!」
バナナ「父上!!」
カルピコ「どうやら助かったの・・・」
椿「おぎゃwwwwwww」


@@@@@@@@@@@@@@@モスコビア城
バナナ「馬鹿者!!これほどまでにきさまが腰抜けだとは思わなんだわ!!!」
椿「あぅ・・・」
バナナ「父上は一命は取り留めたものの怪我は重く今後どうなるかわからぬ・・・ただでさえすでに齢84・・・
    普通は隠居している身だぞ」
椿「じーちゃん・・・」
バナナ「もうよい、とにかく成人の儀は失敗。王族の成人としての資格はきさまにはない!どこへでも放浪するがよい!」
椿「おぎゃwwwwwwww」

234けしからん名無し:2009/11/21(土) 05:00:49 ID:JTKAUdzco
@@@@@@@@@@@@@@@@@現在  モスコビア船着場
椿「じーちゃん・・・ぼきは・・・」

イワノフ「た、た、たいへんだあああああ!!モンスターの襲撃だあああああ!!魔王軍だああああああ!!」
椿「!?」


@@@@@@@@@@@@@@@@@ゲフェン ぶるの家
射蘭鳩「きぃいいいいいいい!」
ぶる「あ、たうからの手紙だ。え、ダークロードが・・・これは大変だ!」
かーちゃん「ぶるや・・・気をつけていくんだよ・・・」
ぶる「うん、ママも体に気をつけてね!ちゃんとお薬飲んで寝てるんだよ」
かーちゃん「かあさんの心配はいらないよ・・・おまえのお友達の特製のお薬なんだろ?ちゃんと病気に効いてるよ」
ぶる「うん・・・ほんとに気をつけてね」
かーちゃん「今度も大変な戦いになるんだろ?おまえはこの大魔道士まさるの愛娘なんだから自信を持って戦うんだよ」
ぶる「じゃあいってくるよママ!」


@@@@@@@@@@@@@@@@@プロンテラ 下町
まんま「この人形、また買っていいか」
光太郎「うん!おねえちゃんありがとう」
まんま「あとここは危ないから大聖堂に行きなさい、あそこなら絶対に無事だ」
光太郎「でもママとパパはここにいなさいって・・・」
まんま「そうか・・・また人形買いに来る」
光太郎「うん!」

射蘭鳩「ぎぃいいいいいいいい!!」
まんま「おや?・・・なんてこと!すぐに行かねば!」

235けしからん名無し:2009/11/21(土) 05:18:06 ID:JTKAUdzco
@@@@@@@@@@@@@@@ミッドガルツ北部 北方旅団 作戦本部
メリー「ほう・・・プロンテラは騒がしいようだな」
スカーレット「いかがされますか」
メリー「動かざること山のごとし、ここは動くべきではない」
スカーレット「はっ」
メリー「ミッドガルツを守るのは、この俺たち最強の北方旅団だ。俺たちが慌てふためいたら
    あの森からモンスターたちがあふれ出すだろう。それにシュバルツバルドが攻め入ってくるという
    危険も未だ過ぎ去っておらん」
スカーレット「そうですね・・・シュバルツバルドもまだ混乱の極み、どうなるかわかりませんしね」
メリー「うむ、それにこの国はやわなものではない。なんとかするだろう
     なんとかならぬとも俺たちがおるではないか」
スカーレット「そのときは・・・私が先陣を切らせていただきます」
メリー「頼りにしておるぞ、ミッドガルツ最強の女剣士であり北方旅団歩兵連隊総隊長スカーレットよ」
スカーレット「はっ!」


@@@@@@@@@@@@@@@モスコビア
三桁「うわあああああ!!逃げろ!!魔王軍の侵攻だあああああ!!」
椿「た・・・たいへんなのれす、ぼきも逃げるのれす」

モンスター「GYAAAAAAAAAAAAAA」
三桁「うわああああああああ」
椿「逃げ・・・に・・・げ・・・」

がしゅっ!!

三桁「あああああああやめてええええええ」

ピシュン!!

236けしからん名無し:2009/11/21(土) 05:26:17 ID:JTKAUdzco
ちょちょ「この魔物どもよ!モスコビア王子、チョチョが相手をするぞ!かかってこい!」
三桁「お、王子!これでかつる!!」
ちょちょ「モスコビア王族は代々弓の名手!わたしの矢でハリネズミになりたいものは前に出ろ!」
モンスター「G・・・GYAAAAAAAAAAAA!!」

ピシュピシュピシュン

モンスター「GYAAAAAAAAAAAAAAAA」

ちょちょ「まだまだああああああ!!」
バナナ「ふふ、さすがだなわが息子よ。騎兵隊よ!王子に負けず魔物どもを討ち取れ!!前へすすめええええ!!」

わあああああああああ!!

ちょちょ「しかし数が・・・多すぎる・・・っ」
バナナ「おじけるな!魔物どもから国民を守るのじゃ!うてえええええい!!」
モンスター「URYYYYYYYYYYY!!」
バナナ「ドーラドラドラドラドラ!!ははは!わしの腕もまだ衰えておらぬようじゃ!」

椿「な・・・なんとかなりそうなのれす・・・ぼきは逃げるのれす・・・」
ちょちょ「あ、兄者?」
椿「ちょちょ・・・」

237けしからん名無し:2009/11/21(土) 05:33:41 ID:JTKAUdzco
ちょちょ「兄者!心配していたのですよ!」
椿「ちょちょ・・・ぼきは・・・」

ピシュピシュ!!

ちょちょ「ここは危ないです、いったん引きましょう」
椿「あぅ・・・」

モロクの現身(天使型)「やれやれ・・・こんな蛆虫どもの小さな国などすぐに落とせないのですか・・・
               使えないやつらだ。なぜこんなところで私が出ないとだめなのですか」
椿「!!??」
ちょちょ「あいつが魔物の長か!私が討ち取ってくれよう!」
椿「あぶないのれす!あいつは強いのれす!」
ちょちょ「兄者のそのビビりはまだ治ってないのですか!兄者は優しい人で大好きだけどそこだけは許せない!
      後ろへ下がってください、私が戦います」
椿「らめぇええええええええ」

バナナ「む、あの馬鹿者。まだいたのか・・・今度はちょちょの足をひっぱろうというのか馬鹿者め
     騎兵隊!あの馬鹿者と王子を守れ!」

ちょちょ「助けはいらない!王族たるものここで力を発せなければ王の資格などない!!」
モロクの現身(天使型)「ふん、蛆虫が・・・つぶしてくれよう!」

238けしからん名無し:2009/11/21(土) 05:41:07 ID:JTKAUdzco
椿「だめなのれす・・・あいつはやばいのれす」
ちょちょ「うるさあああい!!わが国土の肥料となるがいい!」
モロクの現身(天使型)「無力は罪だ・・・な・・・」
ちょちょ「うおおおおおおおおおおおおお!!」

キィン

ちょちょ「なっ!?」
モロクの現身(天使型)「ふん・・・
          パ ル ス ス ト ラ イ ク
           覇  導  衝  撃!!」

ちょちょ「う、うわああああああ!!」
椿「ちょちょ!」

バナナ「ちょちょ!はやく助けを!」
魚「だめです、魔物の攻撃がっ・・・ここを動くことができません!」
バナナ「くそぉっ!!わしがいく!」
魚「王!!」

モロクの現身(天使型)「最近の蛆虫はなかなかタフだな、耐性菌のようだ」

239けしからん名無し:2009/11/21(土) 05:47:07 ID:JTKAUdzco
椿「ちょちょ!」
ちょちょ「ぐっ、兄者は・・・お逃げください・・・ここは・・・わたしが・・・がはっ!」
椿「ちょちょwwwwwww血wwwwwwいっぱいwwwwwwwwww」
ちょちょ「お逃げ・・・ください・・・」


    カルピコ「逃げろ・・・ツバキ・・・」


椿「逃げ・・・逃げ・・・」

モロクの現身(天使型)「あぁイライラする、あなたは簡単には殺しませんよ」

ちょちょ「があっ!!逃げ・・・てぇ・・・」

椿「ぼきはにげないのれす!」
ちょちょ「あに・・・じゃ・・・」
モロクの現身(天使型)「おや?あなたはどこかで・・・ああ、あのときの蛆虫か」
椿「ぼきはモスコビッチ・アレクセイの子孫、モスコビア王族第127代バナナ・アレクセイの息子ツバキ・アレクセイ!」

バナナ「ツバキ・・・」

モロクの現身(天使型)「他の蛆虫に隠れて何もできなかったあなたが私に何をしようと無駄ですよ」

240けしからん名無し:2009/11/21(土) 06:02:06 ID:JTKAUdzco
椿「俺はもう逃げない・・・逃げないのれすじーちゃん!
   じーちゃんに教えてもらったのれす!魔物はこの音が嫌いなんだってね!
   とにかく俺の美しくない音をきけえええええええ!!不協和音!!」

ぎゃああああん、ぎぃいいんパリパリ

モロクの現身(天使型)「ぐっ・・・なんだこの音は・・・頭に響く・・・不快だ、死ね」

ずどおおおおおおん

椿「動きが鈍いっ!!じーちゃんの形見のグスリは特製なのれす
   とくにこの弦はそこらの弓より強力なのれす!

       ア ロ ー バ ル カ ン
      音の雲、矢の雨、血の嵐!!    」

モロクの現身(天使型)「糞虫が・・・っ!!」
ちょちょ「私も助太刀いたします!」
椿「ちょちょ!ならばぼきの力を与えるのれす!

      マ リ オ ネ ッ ト コ ン ト ロ ー ル
     奇術師の奏でる悪魔の囁き天使の歌声!!」
ちょちょ「こ・・・これは!」
モロクの現身(天使型)「おおおおおおおおお!!」

241けしからん名無し:2009/11/21(土) 06:07:59 ID:JTKAUdzco
バナナ「ツバキ・・・ちょちょ・・・」
魚「王子・・・なんて戦いだ」

モロクの現身(天使型)「糞がァ!!殺す!!」
ちょちょ「うおおおおおおおおおおおおおっ!!」
椿「じーちゃん譲りの器用さをちょちょに与えたのれす!ちょちょの弓術と合わさると!!」
モロクの現身(天使型)「おまえらあああ!!殺す!殺してやる!!」
椿「このオーラは・・・まずいっ!ちょちょひくのれす!!」
ちょちょ「うぐっ・・・!!」
椿「ちょちょ!!


     俺の運命は俺が決める、この国の運命も俺が決める、そしておまえの運命も俺が決める!!

       タロット!!シャッフルスタート!!」

しゅぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱ

ちょちょ「こ・・・これは・・・?」
モロクの現身(天使型)「いまさらカード遊びとは・・・気でも狂ったか!」
椿「おまえの運命はこれなのれす!」

ぴっ!

242けしからん名無し:2009/11/21(土) 06:17:58 ID:JTKAUdzco
椿「おまえの・・・運命は!!The Fool!逆さの愚者!その意味は軽率!
   おまえは俺たちの力をあなどった!その浅はかさを後悔するのれす!」
モロクの現身(天使型)「な・・・なんだ!力が・・・抜けていく・・・」
椿「っ・・・!ちょちょに力を与えたままだったのれす・・・」

バナナ「王子たちを支援せよ!ここが攻め時じゃ!!」
魚「うおおおおおおおおっ!!」

モロクの現身(天使型)「うじ虫どもが・・・またも逃げることになるとは・・・」
椿「はぁはぁ・・・」
バナナ「魔物たちが・・・ひいていく・・・」
ちょちょ「勝った・・・のか・・・」

椿「やれやれなのれす・・・でもぼきはここにいるわけにはいかないのれす・・・
  次の王はちょちょでぼきはただの役立たずなのれす・・・」

ちょちょ「父上、無事でしたか」
バナナ「あぁ、おまえは無事ではなさそうだな、すぐに治療を」
ちょちょ「あ、兄者は!?」
バナナ「そうだ、ツバキは・・・おいツバキ!」

243けしからん名無し:2009/11/21(土) 06:25:29 ID:JTKAUdzco
@@@@@@@@@@@@@モスコビア 山間部王族墓場
椿「じーちゃん・・・ぼきはそろそろいくのれす
   昨日はぼきは逃げなかったのれす・・・ほめてほしいのれす・・・」


ちょちょ「兄者!!」
椿「げぇ、ちょちょ」
ちょちょ「お探ししましたよ!兄者・・・兄者のおかげで魔物を撃退できたのです!国の者にせめて一言
      できれば晩餐をご一緒しましょう」
椿「ぼきはいかねばならないところがあるのれす」
ちょちょ「兄者・・・」

バナナ「おい、待ちなさい」
椿「父上!」
バナナ「ふん、馬鹿者のことだ。もう二度と顔も見ることはないと思ったがな
     礼をかいては王族の恥だと思ったのだ。今回のことは礼を言わせて貰う、すまんかった」
椿「父上・・・」
バナナ「きさまが先代が倒れた後、反省しその汚名を晴らすためミッドガルツの魔王討伐隊に志願したこと
     知らぬと思ったか」
ちょちょ「そ、それはまことですか!」
バナナ「そこでの活躍もすべて聞き及んでおる、それと土壇場での腰抜けっぷりもな・・・
     挙句のはてに逃げ帰ってきたと思ったがそうでもないのかね・・・その瞳を見ていると」
ちょちょ「兄者・・・そうだったのですか」

244けしからん名無し:2009/11/21(土) 06:33:09 ID:JTKAUdzco
バナナ「きさまは未だ成人の儀式を終了させていないため、継承権を持たぬが
     魔王討伐の後にもう一度儀式を行う権利をやってもよい・・・」
ちょちょ「父上!」
椿「父上・・・」
バナナ「厳しい戦いであるのはよぉくわかっておる、死ぬんじゃないぞ」
椿「あうwwwwwwww」
ちょちょ「兄者!兄者のご健闘、このモスコビアの地から祈っております!ぜひ魔王を!」
椿「おぎゃwwwwwwwwwwwwwwww」
バナナ「いくがよい、きさまは今きさまを必要とするものがおるじゃろう」
椿「いてくるwwwwwwwwwww」


@@@@@@@@@@@@@@プロンテラ 大聖堂
たう「お、射蘭鳩が戻ってきた。椿以外はすぐ来るのか。椿はどこいったんだろう」
チキン「あいつ案外ビビりなところあるからなぁ」
たう「あいつの詩がないと戦いがきつくなるぞ」
チキン「俺は大丈夫だけど、まあなんとでもなる!それよりちくわんが心配だ」
たう「そうだなぁ」
チキン「人質救出作戦は少人数のほうが動きやすい、やはり助け出すなら俺たちが動いたほうがいいんじゃないか」
たう「俺もそう思う、問題は方法だ」
krs「イーイー!」

245けしからん名無し:2009/11/21(土) 06:41:18 ID:JTKAUdzco
たう「キルシュ!もう仕事はいいのか」
チキン「天使猫大司教も!」
天使猫「ちょうどその話をしようとしていたところです」
たう「!?」
天使猫「内部の問題はちくわん王子の奪取が先決です。外部の問題つまりダークロードに関しては
     わたしたちプリーストにお任せください。悪魔との戦いはわたしたちの仕事です」
たう「そうだな!チキン!」
チキン「おう!パーティーがそろい次第すぐに行こう!」


@@@@@@@@@@@@@@@シュバルツバルド アインブロック
機械「くそったれ、こんなときに飛行船が故障するなど・・・」
ルル「大統領、ここのところ働きづめですのでお休みになるいい機会かと・・・機械だけに」
機械「やかましい、そんなのんびりしていられるか」
マヨ「なーに、わしの手にかかればこんなもの2日で直してやるわいwwwwww
    ゆっくり休んでいるんだな、どうせすぐに忙しくなる、あいつの居場所もつかんでおるしなwwwwフヒヒwwww」
ルル「その通りです、どのみち飛行船が動かないとどうにもなりません」
機械「くっ・・・しょうがない、わたしは少し休む」
ルル「はっ、ごゆっくり。食事はホテルから取り寄せます」
機械「時間になったら起こしてくれ」
ルル「了解しました」

246けしからん名無し:2009/12/02(水) 17:03:27 ID:x9ItXYNgo
ルル「やっと休んでくれた・・・あの人はいつも無茶ばかりして・・・」
マヨ「ヒヒヒ、君もお疲れのようだが?」
ルル「いえ、わたしは大丈夫です。それより博士も働きづめでは?」
マヨ「いやいや、ご心配にはおよばんよwwww
   それより、このままあいつの捜索ばかり続けているわけにもいかんじゃろ
   捜索はうちの研究所で続けるからおまえさんらは別の部隊を連れてミッドガルツへ
   先にいってはどうじゃね」
ルル「それはいい案だと思います、大統領に一度進言してみましょう」
マヨ「フヒヒヒ、おまえも仕事熱心じゃのう。これを飲むと疲れがとれるぞい」
ルル「ありがたく頂きます」
マヨ「ヒヒヒヒヒwwwwwwwwww」


カツカツ、バタン

ルル「・・・あんなやつのものなど口にできるわけがなかろう」

バシャバシャ

ルル「やれやれ、とにかく私はスパイの可能性を調べなければ・・・」

マヨ「・・・ヒヒッ」

247けしからん名無し:2009/12/04(金) 03:07:48 ID:dHmlX2a6o
@@@@@@@@@@@@アインブロック南方 ミッドガルツ海峡付近
OT「ふぅ、いたたたた・・・」
セニア「意識回復、人体損傷率0.3%、非常に健康体」
OT「う、うわああああああああ」
セニア「現在は待機モード、周辺に敵意を持つ存在も見当たらない、安心しろ」
OT「セニア・・・きみは・・・ほんとうに兵器なの?」
セニア「その質問に対しては答えかねる、私は生体研究の末に生み出された
     強化人間の一人、兵器としての転用もできるだけで基本的には研究の一環」
OT「でも君はあの人を殺した・・・よね?」
セニア「あれは人ではなく、私と同じ強化人間の一人。なおこちらに攻撃を加えてきたため
     安全のため破壊した。殺すとはまた意味が違う」
OT「・・・君に意思はないの?」
セニア「意思はある、自我はもたない。OTの健康状態の保持のため、ここに留まるのは
     危険と判断する。」
OT「そ、そうだね・・・お腹減ったな・・・。そういえばさっきの人って君と同じ強化人間っていってたよね
   他にもそんな人がいるの?」
セニア「いる。HWZ003号がこちらに敵対する意思を見せたため、他のシリーズもこちらに攻撃を加えてくる
     可能性が非常に強まった。できれば国外へ避難したほうがいいと判断する。」
OT「っていうかボクフィゲルの外にも出たことないのにいきなりシュバルツバルドの外だなんて・・・」
セニア「ベースとなっているこの体の記憶で私が知りうる情報の中にミッドガルツのものがある
     ミッドガルツへ行くことを提案するが」
OT「いこう・・・どうせボク一人じゃ何にもできないしね・・・」

248けしからん名無し:2009/12/04(金) 04:40:50 ID:dHmlX2a6o
@@@@@@@@@@@@@@シュバルツバルド  鋼鉄の都市アインブロック
ルル「・・・というわけなのですがいかがいたしましょう」
機械「それはいいな、ちょうどここには機械兵部隊が駐留していたな
    それを連れて先にミッドガルツへ向かおう」
ルル「すぐに手配をいたします」
機械「うむ、頼んだぞ」


ダルビッシュ機械兵部隊 総隊長「うぃーっす」
機械「よく来た、大統領命令だ。魔王討伐に加わりその力を遺憾なく発揮せよ」
ダルビッシュ「いいだろう」
ルル「出発準備はできています。」
機械「すぐに向かおう!魔王は待ってはくれない!」
ダルビッシュ「ふふ、新兵器の力・・・見せてくれよう!」


@@@@@@@@@@@@@@リヒタルゼン レゲンシュルム研究所
ニーコ「やっばー」
あろわなぴーく「どないしました?所長」
ニーコ「あのマヨとかいうゲテモノ趣味野郎・・・」
あろわな「うちらも十分ゲテモノ趣味やで・・・」
ニーコ「大統領にやたらすりよってると思ったら今度の魔王討伐作戦とかいうのに自分の作品を・・・」
あろわな「どないしましょ」
ニーコ「わたしたちもいくよ!」
あろわな「そういうと思ったわ・・・しゃーない、いきましょか」
ニーコ「すぐに準備を!」

249けしからん名無し:2009/12/08(火) 04:24:02 ID:rDBkpTwQo
@@@@@@@@@@@@鋼鉄の都市アインブロック  飛行船発着所
機械「で、でかい・・・」
ルル「こ、これは・・・」
ダルビッシュ「これが我々機械兵部隊開発部の総力を結集して作り上げられた作品の一つ!
        シュバルツバルド軍アーティクト級強襲揚陸艦1番艦『アーティクト』!!
        鋼鉄の都市アインブロック周辺で採掘される良質なエルニウムに
        シュバルツバルド一の飛行船ドッグ、そしてうちに優秀な開発人が生み出した傑作だ!
        コイツでアルナベルツだろうがミッドガルツだろうが落としてみせますよ!」
機械「落とさなくていいが・・・いやしかしこいつはすごいな。最大速力は?」
ダルビッシュ「天気とエンジンの機嫌にもよりますがコイツならここから2日でミッドガルツの首都に到着しますぜ」
機械「はやい・・・。よし、ではいこうか」
ルル「はい」
ダルビッシュ「うちの開発部の作品はこれだけじゃないんでさ!まあ時間がないですしこいつの中で説明しますぜ」
機械「期待しておこう」
マヨ「まあこっちはこっちに任せときなさいヒヒヒヒ」
機械「何かあればすぐに連絡を」
マヨ「ヒヒヒ」
機械「では出発するぞ!!エアフォースワンはアーティクトの1番格納庫へ!!
    目標はミッドガルツ唯一の飛行船発着所があるイズルードだ!」
ダルビッシュ「へい!!」

250けしからん名無し:2009/12/08(火) 04:53:07 ID:rDBkpTwQo
@@@@@@@@@@@@@@シュバルツバルド ジュノー周辺
OT「ふう、ここはどこだろう」
セニア「ジュノー南南東10km」
OT「ってことは案外ミッドガルツの近くまできてたんだ」
セニア「この速度のまま進むなら休息込みで約5日後にミッドガルツ国境に到着予定」
OT「ミッドガルツか・・・セニアはそこで何をしてたんだい?」
セニア「わたしはシュバルツバルドの研究所で作り上げられた、わたしの記憶には
     ほとんど残っていない。団地という男性の名、そして飛行船事故の記憶」
OT「んー、それだけじゃわからないなぁ・・・。行ったらわかるのかな」
セニア「不明、ショックにより記憶の蘇生が稀に発生しているがごく一部のシーン記憶のため
     その時のセニアの思考や背景などが不明、よってミッドガルツに行ったとしてどうなるかは予測不明」
OT「何もないって場合もあるのか、まあなんとかなるよ!」
セニア「・・・西方向から敵意を持った物体が高速で接近、距離2km、接敵予測・・・42秒後」
OT「え・・・?え?」
セニア「非常に危険、迎撃モードに移行、付近の人間に警告します。周辺100m以内は危険ですので離脱してください
     繰り返します、周辺100m以内は危険ですので離脱してください」
OT「セニア・・・」

ズガガガガガガガガ!!!

エレメス・ガイル「見つけたぞ・・・」

251けしからん名無し:2009/12/08(火) 05:29:20 ID:rDBkpTwQo
セニア「迎撃モード・・・AX12号、隠密作戦用生体兵器エレメス・ガイル・・・」
エレメス・ガイル「てめー・・・カトリーヌ殺したらしいな。」
セニア「あれはこちらに攻撃を加えたため安全を重視した判断をした結果です、こちらが仕掛けたものではない」
ガイル「ははぁ・・・とにかく、シュバルツバルドの研究者どもに復讐してぇ俺らからしたらおまえはやっかいな存在なんだよ
     仲間にならねーってんなら殺すまでだ」
セニア「わたしにインプットされた最大の命令は『いかなる理由を持ってしても破壊されてはならない』です
     わたしに害を加えるというのなら・・・」

シュババババババ

ガイル「うっせーよおまえ・・・命乞いするなら助けてやると思ったが殺すことにしたわ!!」
セニア「近接戦闘モードに移行する」

ガキィン!!

ガイル「はっ!最新兵器さまはやっぱ違うな!!殺し屋だった生前の血が騒ぐぜぇ!!今は血ないんだけどなあああああ!!」
OT「ひぃ!!」
ガイル「ガキが目障りだな!殺すかあああああはっはああああああ!!」

ばっ!!

セニア「ここは危険・・・早急に安全な場所へ」
OT「う、うん。でもセニアは・・・」
セニア「わたしは大丈夫」
OT「死なないでね・・・」
セニア「了解した」

252けしからん名無し:2009/12/08(火) 05:35:44 ID:rDBkpTwQo
ガイル「なーにをこそこそしてるんだよおおおおおお!!」
セニア「近接戦闘モード復帰・・・」

ガキィン!!キィン!!

ガイル「さすがに・・・やばいかなこれ・・・」
セニア「警告、消耗度78%、約52秒後に撃破予定
     最警告、退くなら今です」
ガイル「ひけっかよおおおお!!あいつに殺されるくらいならここで自爆してやんよ!!」
セニア「警告は発しました、攻撃を続行します」

ザシュ!!

ガイル「このままじゃ・・・おいセニア!!おまえの生前のことを教えてやる、取引だ」
セニア「!!」
OT「し、知ってるの?」
セニア「取引は不可能、だが話してもらう」
ガイル「へっへ・・・実は俺ら初期シリーズは生前の記憶を残されたまま作られたんだよ」

253けしからん名無し:2009/12/08(火) 06:01:11 ID:rDBkpTwQo
ガイル「俺はミッドガルツで殺し屋をやってた、それなりに成果あげてたんだぜ。まあドジ踏んでこんなことになっちまったんだが
     まあ俺の過去なんざどうでもいい、ただお前の改造前のことは噂できいてた。ミッドガルツで17歳という若さにして最強の名をほしいがままにしている女剣士
     それがお前の過去だ。実は有名人なんだぜぇ・・・おまえら何も考えずにミッドガルツに行こうとしてるんだがそこんとこわかってんのか?
     大騒ぎんなるぜ」
セニア「そうか・・・わたしはミッドガルツ出身だったのか、他に知っていることはないか」
OT「セニアはミッドガルツ出身だったんだ・・・」
ガイル「まあまて、全部話しきってない
     俺は裏社会の人間だったからな、おまえみたいなのと住む世界が違ったんだが
     あるときおまえと接触する機会があったんだよ、結局ニアミスだったがな」

ガイル「その接触の機会ってのが仕事だった、おまえを殺す、それが依頼のな・・・
     依頼者はわからんがどうもシュバルツバルドからの亡命者か誰かだと思ってた、訛りがあったからな
     しかしすげぇ大金だったんだ、一生遊んで暮らせる金だった
     俺は当然引き受けた、金もそうだったが殺し屋としての能力を測る数少ない機会だぜ
     なんたって最強の女剣士だ、生きた伝説になれる・・・俺はわくわくしていた・・・だが」
OT「・・・。」
ガイル「俺は仕事を遂行することはできなかった、おまえが消息をたったからだ
     俺も人間だ、気になってしょうがなかった。おまえを探した・・・
     大金もかかってたしな、血眼で探したぜぇ・・・」
セニア「わたしは一体どうしてこうなったのだ」
ガイル「わからない、死ぬ前の記憶はさっぱり欠落しててわからんが
     俺はどうやらドジ踏んでこうなっちまったらしい。別に生きてる間とやってること変わらないからいいんだけどな
     ただ、最近お前のことを噂できいた時にピンときたぜ・・・」

254けしからん名無し:2009/12/08(火) 06:06:22 ID:rDBkpTwQo
ガイル「そういう過去があるんだよ、だからおまえに一度会いたかったそれだけだ」
セニア「そうか」

ざくっ!!

ガイル「な・・・なにを・・・?」
OT「ちょ・・・セニア!!」
セニア「取引は不可能と先に忠告したはずだ、それにわたしが一撃を加えるのが0.23秒遅ければOTを殺していた」
ガイル「お見通しってわけ・・・か・・・さすが最新兵器さまだぜ・・・」

ビリビリ・・・ボン!!

セニア「破壊完了」
OT「ちょっとセニア!!」
セニア「?」
OT「セニアはやっぱり殺人兵器なんだ・・・」
セニア「殺人という言い方には語弊がある、わたしは『人』を殺してはいない、こちらに害をなす兵器を破壊したまで」
OT「でも!!でもさっきまでしゃべってたじゃないか!自分の意思を持ってて、そして過去もあった!!
   それを断ち切っちゃってセニアは平気なの!」
セニア「わたしは兵器だ・・・」
OT「もういいよ・・・。ボクはセニアとは一緒にいられない・・・」

255けしからん名無し:2009/12/22(火) 03:49:24 ID:RakTq1uY0
OT「っつ・・・」
セニア「先ほどの爆発が原因で負傷、人体の補修方法ならインプットされている、右腕を」
OT「いいっ!!セニアと一緒にいるとほんとに大怪我しそうだよ
  セニアなら一人でいけるでしょ!ボクは普通の人間なんだよ!兵器なんかじゃない!
  あんな戦いに巻き込まれて平気なわけないでしょ!」
セニア「警告はした」
OT「もういい・・・ボク帰る・・・」
セニア「ここからOTの家まで約632km」
OT「家出るときにもらったパパのお財布があるから大丈夫、ジュノーから飛行船でてるし」
セニア「現在ジュノーは旧勢力の巣窟となっていて危険」
OT「ボクみたいな子供に手を出すわけないでしょ」
セニア「念のため護衛する」
OT「いいって言ってるだろ!!セニアといるほうがよっぽど危険だよ!!」
セニア「しかし・・・」
OT「セニアは殺人兵器なんだ!!もし命令があればボクのことだって平気で殺すんだろ!!」
セニア「そんな命令は受けていないし現状下る事情もない」
OT「だからもういいって・・・じゃあねバイバイ」
セニア「OT・・・」
OT「もう会うこともないだろうけど・・・。団地だっけ?会えるといいね・・・」
セニア「・・・」

256けしからん名無し:2010/01/12(火) 21:44:40 ID:epZ5aO0wo
OT「っつ・・・」
セニア「先ほどの爆発が原因で負傷、人体の補修方法ならインプットされている、右腕を」
OT「いいっ!!セニアと一緒にいるとほんとに大怪我しそうだよ
  セニアなら一人でいけるでしょ!ボクは普通の人間なんだよ!兵器なんかじゃない!
  あんな戦いに巻き込まれて平気なわけないでしょ!」
セニア「警告はした」
OT「もういい・・・ボク帰る・・・」
セニア「ここからOTの家まで約632km」
OT「家出るときにもらったパパのお財布があるから大丈夫、ジュノーから飛行船でてるし」
セニア「現在ジュノーは旧勢力の巣窟となっていて危険」
OT「ボクみたいな子供に手を出すわけないでしょ」
セニア「念のため護衛する」
OT「いいって言ってるだろ!!セニアといるほうがよっぽど危険だよ!!」
セニア「しかし・・・」
OT「セニアは殺人兵器なんだ!!もし命令があればボクのことだって平気で殺すんだろ!!」
セニア「そんな命令は受けていないし現状下る事情もない」
OT「だからもういいって・・・じゃあねバイバイ」
セニア「OT・・・」
OT「もう会うこともないだろうけど・・・。団地だっけ?会えるといいね・・・」
セニア「・・・」

257けしからん名無し:2010/01/12(火) 21:45:49 ID:epZ5aO0wo
@@@@@@@@@@@@@@@@プロンテラ城 王の間
水飴「どうやら城下が慌しいようねぇ・・・」
富竹「あぁ」
水飴「どうしてやろうかしらうふふ」
富竹「あいつを解き放つか」
水飴「あいつ?」
富竹「くくく・・・俺をあれだけ手こずらせた人間はあいつだけなもんだ・・・」
水飴「あらあら」
富竹「おい、そこの衛兵!!地下牢獄最奥に囚われているシェスタの縄を解け!!」
衛兵「え、しかしあいつは・・・」
富竹「あァ?おめー、俺に口答えすんのか・・・?」
衛兵「はっ!!申し訳ございません!!すぐに!」
水飴「そいつ、強いの?」
富竹「まあ俺のほうが強いけどな」

258けしからん名無し:2010/01/12(火) 21:47:54 ID:epZ5aO0wo
@@@@@@@@@@@@@@@@@@プロンテラ城裏
天使猫「ここから地下牢獄へ入れます、使いの者の証言では最奥の牢屋に入っているらしい」
たう「おう」
チキン「さあて、囚われの王子さまを助けにいこうじゃないか!」
まんま「まったく手のかかる王子さまだな」
ぶる「すっごい冷たい風が出てきてるんだけど・・・」
キルシュ「イーイー!!」
天使猫「ではキルシュ、この者たちをお願いします。我々はもう一度グラストヘイムへ出向き
    ダークロードの影を封印します。」
キルシュ「イー」
たう「キルシュ頼んだぜ!!」
チキン「お前が俺たちの生命線だ!」
まんま「生命線か・・・まさにその通りだな」
ぶる「ぼくも頑張るよ!!」
キルシュ「イー!!」
チキン「出発!!」


天使猫「さーて我々もいきますか」
ふらい「そうですね、悪魔に好き勝手されては困ります」
天使猫「ではワープポータルを開きます!」
プロンテラ大聖堂所属 聖歌隊隊長ばんがいち「こっちは準備おkです」
プロンテラ大聖堂所属 十字軍軍団長手羽サキ「いつでもいけるッスよwwwwwwwww」
天使猫「さあお行きなさい、わたしたちは決して悪魔に屈しない!!」

259けしからん名無し:2010/01/12(火) 21:49:03 ID:epZ5aO0wo
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@プロンテラ城 地下牢獄最奥 通称『釜の底』

カツン カツン・・・

衛兵「おい・・・おい!!」
シェスタ「・・・」
衛兵「おい!!返事しろ!!」
シェスタ「・・・」

ガン!!

シェスタ「ペッ・・・」
衛兵「返事しろや囚人風情が!」
シェスタ「・・・」
衛兵「今からおまえの縄を解く、よかったな出られるぞ」
シェスタ「なんだァ?」
衛兵「王がおまえに恩赦をお与えになった、立て!!」
シェスタ「あの逆毛の糞野郎が・・・?」
衛兵「逆毛王はお亡くなりになった!!今は富竹親衛隊隊長が王の座に」
シェスタ「なんでまたあの腰ぎんちゃくが王なんかに・・・つかあのジジイ死んだのか」
衛兵「グダグダしゃべってんじゃねえ!!立てオラァ!!」
シェスタ「おいてめぇ、調子のってっとそのクビひねるぞ?」
衛兵「ぐっ・・・」
シェスタ「雑魚は黙ってろ・・・この俺を出すってことは何か事情でもあるんだろ・・・
     富竹に会わせろ、話によっちゃ協力してやんよ」
衛兵「ちっ・・・来い」
シェスタ「くっくっく・・・」
衛兵「何を笑っている」
シェスタ「おまえはおかしくねーのかwwwwwwww
     はっはっはあアアアアアアアア!!ミッドガルドも落ちぶれたもんだぜwwwwwww」

260けしからん名無し:2010/01/12(火) 21:49:56 ID:epZ5aO0wo
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@シュバルツバルド ジュノー上空
機械「さすがにはやいな」
ルル「そうですね」
ダルビッシュ「そりゃそうだろ、うちの開発部なめてもらっちゃ困る
       先の内紛で改革派を勝利に導いたのは俺ら機械兵部隊だからな」
機械「・・・そうだな」
ダルビッシュ「まあ魔王とやらは見たことないが・・・つええんだろ?」
機械「相当らしい、俺もミッドガルツには昔行ったことがあるが、うちの内紛並みにひどい状況だった
   魔王には会わなかったが街の様子を見ただけで・・・」
ダルビッシュ「シュバルツバルド並みの状況か・・・同情すんぜ。
       なおさら頑張らねーとな!」
機械「うむ」
ルル「大統領、マヨ博士から入電です」
機械「つなげ」

マヨ「あー大統領?」
機械「どうした」
マヨ「あいつなんだけどさ、どうもねー戦闘モードに入ってる形跡があるんだよね」
機械「戦闘モード?」
マヨ「戦闘モードに入って尚且つ反応があるってことは、つまりはどっかの誰かを殺したってこと」
機械「な・・・なんだって?」
マヨ「まあどっかのバカが見た目に惑わされて手出したんじゃねwwwwww
   暴走してる可能性も捨てきれないけどね」

261けしからん名無し:2010/01/12(火) 21:51:33 ID:epZ5aO0wo
機械「うぬぬ・・・暴走して国民に何かあれば大変だ」
マヨ「それはどうでもいいわ、暴走した末にコントロールをテロリストとかに握られちゃうと困るんだよ
   まあそういうことじゃヒヒヒwwww」
機械「しかしあいつはおまえの・・・」
マヨ「心配ご無用、こういうこともあろうかと対になる作品は用意しておるわい」
機械「そうか、なら頼むぞ。できることならすぐにでも捕まえて魔王討伐隊に合流してほしい」
マヨ「おkおkwwwwwではわしも出発するでなwwwwwwヒヒヒwwwwww」

ルル「よろしいですか?」
機械「ああ」
ダルビッシュ「俺はあいつ嫌いだねぇ・・・黒い噂が絶えないし」
機械「そういうな、この内乱を治めたのはやつの力によるものが大きい」
ダルビッシュ「いやーあんたが一番えらいと思うぜ、俺は。あの演説・・・鳥肌もんだったよ」
機械「やめろ恥ずかしい」
ダルビッシュ「とにかく・・・生ものをいじくりまわして兵器にするなんて普通の人間じゃ無理さ
       鉄はいい、いじくる人によって表情を変えてくれる・・・そこに争いとかそういう俗な物を感じない」

262けしからん名無し:2010/01/12(火) 21:54:55 ID:epZ5aO0wo
@@@@@@@@@@@@@@@@@@グラストヘイム城
モロクの現身(精霊型)「ここが・・・グラストヘイム・・・」
ダークロード「ナニ・・・モノ・・・」
モロクの現身(精霊型)「すさまじい・・・力・・・」
ダークロード「おマエ・・・あノ糞ガキノ分身か・・・」
モロクの現身(精霊型)「はい、あなたを魔界最強の王と見込んでお願いがあります」
ダークロード「申セ」
モロクの現身(精霊型)「私は人間との共存を願っております、あの人を止められるのはあなたしかいない」
ダークロード「馬鹿モノめガ、人間ナドすべて消し去ッテやれバいイ」
モロクの現身(精霊型)「な、何を申されるか!!」
ダークロード「貴様コソ、ワシを愚弄すルか・・・今ワシハ最高に機嫌ガ悪い
       貴様なド消シ炭にしテやってモよいんだぞ」
モロクの現身(精霊型)「わたしとてそう簡単にやられはしまいが、平和を乱すというのなら
           わたしが相手になりましょうぞ!!」
ダークロード「フ・・・ふザケる・・・ナ・・・!!!!!!!!!」
モロクの現身(精霊型)「これだから嫌なのよ!この世界は争いばかり!!お館さまとて平和を願っているはず!!」
ダークロード「少シ、痛い目二あッた方ガいいようだナ」


バキィン!!!

ダークロード「こんなものでワシを封じたつもりだろうが・・・愚かもの共が!!!!!」

天使猫「馬鹿な!!私のキリエエレイソンが破られているだと!!」
モロクの現身(精霊型)「人間!!」
天使猫「くっ、悪魔め・・・おまえが外から破ったのだな!!まとめて消し去ってくれよう!!」
モロクの現身(精霊型)「ち、違うのだ!!話を!!」

263けしからん名無し:2010/01/12(火) 22:17:34 ID:epZ5aO0wo
天使猫「悪魔の囁きを聞く耳は持たぬ!!十字軍ッ前へ!!」
手羽サキ「了解ッスwwwwwwwww歩兵部隊、プリーストたちを守るッスよwwwwwwww」
ばんがいち「聖歌隊、プリーストたちと十字軍の補助を!」
       
       

ダークロード「わらわらと・・・うっとおしいわアアアアアアアア!!」
天使猫「悪魔に怯えてはならぬ!!われらの使命を忘れるな!!」
ダークロード「ウオオオオオオオオオオオ!!!」
手羽サキ「うちら別にお前を倒せる『剣』はないッスよwwwwwでも誰かを守る『盾』は持ってるッスwwwwwww
   ここは通せないッスねwwwwwサーセンwwwwwwwww」

シュウン!!ガキン!!

手羽サキ「全員盾を構えるッスwwwwwwwwww絶対に守り通すッスよwwwwwwwww」
モロクの現身(精霊型)「しょうがあるまい・・・加勢するぞ人間!!」
天使猫「邪魔をするな!!」
モロクの現身(精霊型)「加勢すると申しておるのだ!!あやつは影とは言え力は本物、おぬしら人間だけで
           どうにかなる相手ではあるまい!!」
手羽サキ「なんでwwwwあいつがッスかwwwwwwwおかしいッスねwwwwwwwサーセンwwwwwww」
天使猫「よかろう!!ならば貴様から消し去ってくれよう!!」
モロクの現身(精霊型)「馬鹿な!!話を聞くんだ!!」
天使猫「皆のもの!!動揺するな!!敵はグラストヘイムにあり!!」
手羽サキ「了解ッスよwwwwwwww全隊微速前進ッスwwwwwwwwww」
ばんがいち「祈りを唱にこめるんだ!喉がかれても歌うんだ!!」

264けしからん名無し:2010/01/13(水) 00:11:53 ID:ATbXFaSso
ダークロード「雑魚どもが・・・蹴散らしてくれる・・・


         メ テ オ ス ト ー ム
       獄 紅 魔 炎 弾 !!      」

       
        
キラン・・・・・・・ゴゴゴゴゴゴッゴゴオオオオオオオオオ!!!!!

手羽サキ「なんて力ッスかwwwwwwwwwここはなんとしても守りきるッスwwwwwwwww」
ばんがいち「唱を途絶えさせてはいかん!!」
モロクの現身(精霊型)「くっ・・・これが本当の魔王の力・・・」
天使猫「
    母よ、我らを産みし偉大なる聖母よ

    その深き慈愛で我を抱きたまえ


       ア ス ム プ テ ィ オ
      天に昇る聖母の愛           」

モロクの現身(精霊型)「人間とはめんどうな生き物だ、その程度の魔法に
           詠唱を施さねばならんとは

             アスムプティオ!!」

天使猫「魔物の使う邪法を絶対神の術と同じにするんじゃない」

265けしからん名無し:2010/01/13(水) 00:13:17 ID:ATbXFaSso
モロクの現身(精霊型)「ごたくはよい、我が先陣を切る!!兵どもは我に続け!!」
手羽サキ「いまいち信用できないけど了解ッスwwwwwwwww」
ダークロード「人間に手を貸すなど理解できん!ブオオオオオオオオオオ!!!!!」
モロクの現身(精霊型)「ひるむな!!我が引き受ける!!」
天使猫「よし、今ならいける!!」

 ――――――――――――――シーン

手羽サキ「あれがきたッスwwwwwwwもうちょっとの辛抱ッスwwwwwwww」
モロクの現身(精霊型)「な、なんだこの魔力の集中は・・・」
ダークロード「させるかあああああああああ!!」

ガキィン!!

モロクの現身(精霊型)「ぐっ・・・」
手羽サキ「ちィ!!」

266けしからん名無し:2010/01/13(水) 00:14:03 ID:ATbXFaSso
天使猫「
   主よ、我らを創りたもうし偉大なる主よ
   今一度問う

   この豊かな大地を創造したのは誰か
   この甘い大気を吐き出したのは誰か
   この深き大空を描き出したのは誰か

   主よ、我らを深く包み込む慈愛の主よ
   今一度感謝する

   この豊かな大地を創造されたことを
   この甘い大気を吐き出したことを
   この深き大空を描き出したことを

   主よ、我らを試される厳しき主よ
   今一度祈る

   この豊かな大地を傷つける者に
   この甘い大気を汚す者に
   この深き大空を黒に染める者に

   今一度祈る・・・

   主の創りたもうし我らに害をなす者に正義の鉄槌が下されることを!!


           
            マ グ ヌ ス ・ エ ク ソ シ ス ム
          偉大なる主の大いなる輪廻の儀式

267けしからん名無し:2010/01/13(水) 00:14:37 ID:ATbXFaSso
ダークロード「ぐぅ!!これは!!」
モロクの現身(精霊型)「な、なんだ!!ふき・・・とばされる・・・ッ!!」
天使猫「今が貴様らの終末の時!!無に帰れ悪魔ども!!」
モロクの現身(精霊型)「我まで・・・最初からこのつもりだったのか!!」
天使猫「悪魔と手を組むつもりはない!!」
ダークロード「このわしがああああああああ消えるなどおおおおおおおおお!!」
天使猫「無駄だッ!!」
ダークロード「ぐああああああああああああああ!!」


ずずぅん・・・ごおおおおおおおおおお!!

天使猫「な、なんだ!!」
モロクの現身(精霊型)「お館さま!!これはお館さまの気!!」

魔王モロク「グォオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
天使猫「こ、これが魔王モロク・・・ッ!!」
手羽サキ「やばいッスねwwwwwwwこれはwwwwwwww」
モロクの現身(精霊型)「なぜここに!!」
モロクの現身(天使型)「今あなたに死なれたら困るだけです」
魔王モロク「虫けらどもが、絶望しながら俺様に逆らったことを後悔するがいい!!」
ダークロード「こんの糞ガキが、しっかり飼い犬は首輪につないでおけや」
魔王モロク「小うるさい老人め・・・消し炭にしてくれよう!!」

268けしからん名無し:2010/01/13(水) 01:29:36 ID:ATbXFaSso
天使猫「まとめて吹き飛ばしてくれる!!

   主よ、我らを創りたもうし偉大なる主よ
   今一度問う

   この豊かな大地を創造したのは誰か
   この甘い大気を吐き出したのは誰か
   この深き大空を描き出したのは誰か

   主よ、我らを深く包み込む慈愛の主よ
   今一度感謝する

   この豊かな大地を創造されたことを
   この甘い大気を吐き出したことを
   この深き大空を描き出したことを

   主よ、我らを試される厳しき主よ
   今一度祈る

   この豊かな大地を傷つける者に
   この甘い大気を汚す者に
   この深き大空を黒に染める者に

   今一度祈る・・・

   主の創りたもうし我らに害をなす者に正義の鉄槌が下されることを!!


           
            マ グ ヌ ス ・ エ ク ソ シ ス ム
          偉大なる主の大いなる輪廻の儀式

269けしからん名無し:2010/01/13(水) 01:30:49 ID:ATbXFaSso
魔王モロク「きかぬわぁ!!攻撃とはこのようにするのだ!!」
天使猫「うわああああああああああ!!」
モロクの現身(精霊型)「人間!!」
モロクの現身(天使型)「やはりお父様は力はすばらしい・・・」
ダークロード「このやろう・・・ここらでどっちが魔王か決めとくべきだなあああああああああ」
魔王モロク「虫けらが・・・その勇気だけはかってやろう」
天使猫「この二つの巨悪がぶつかりあえばこの世界はただではすまない・・・」



@@@@@@@@@@@@@@@プロンテラ城 地下牢獄
たう「天使猫たちは大丈夫なんだろうか」
まんま「なに、ダークロードと言えどただの影なんだろう。なんとでもなる」
チキン「結局影ってどういうことなんだよ、本体はどこにいんの?」
まんま「おまえに説明したところで理解できるのか?」
チキン「あ、いや・・・」
ぶる「まんま・・・」
まんま「あぁ、さすがのおまえも気がついたか」
ぶる「すごく・・・禍々しい・・・」
たう「どうしたんだ」
キルシュ「イー・・・」
まんま「この底にとても禍々しいものが」
チキン「なんだ?」

270けしからん名無し:2010/01/13(水) 01:31:59 ID:ATbXFaSso
まんま「わからない、しかし強大なオーラを感じる」
たう「王子が心配だ、急ごう」
まんま「うむ」


チキン「ようやく底が見えてきたな」
たう「ほんと深いな」
まんま「近い・・・警戒を!!」
チキン「くるかッ!?」

衛兵「何者!!」
チキン「てめぇこそ!」
シェスタ「あァ?何事だ?」
衛兵「チキン殿!!それにたう殿!」
チキン「ああ、プロンテラ城の・・・」
シェスタ「何者なんだこいつら」
衛兵「犯罪者はだまってな、こいつらは偉大な魔王討伐軍の・・・」

ざくっ・・・

チキン「なっ!?」
衛兵「ぐはっ・・・な・・・なに・・・を・・・」
シェスタ「魔王を討伐だって?」
たう「何者だ・・・」
シェスタ「魔王を討伐ってこたぁ俺の敵ってことだなあああああああああ!!!」

271けしからん名無し:2010/01/13(水) 01:32:55 ID:ATbXFaSso


ガキィン!!

チキン「ぐっ・・・おもい・・・」
シェスタ「力こそ正義!!力のある魔王モロク様がこの世を統べるに相応しい!!モロクこそ神!!
     神罰の代行者として・・・貴様らを滅してやろう!!」
まんま「キルシュ!!衛兵の手当てを!!動きをとめる!!スパイダーウェブ!!」
キルシュ「イー!!!」
シェスタ「おせぇええええええええ!!」
ぶる「はやい!!」
たう「射乱鳩いくぞ!!ファルコンアサルト!!」
射乱鳩「ぎぃいいいいいいい!!」
シェスタ「ただの鳥がああああ!!」

どごおおおおん

射乱鳩「ぎぃい!!」
たう「射乱鳩!!」
チキン「肉弾戦ならこの俺が!!」

ぶぉおおおおん!!

シェスタ「槍なぞ・・・懐にはいればおしまいだろうがアアアア!!」
チキン「ッ・・・しまった!!」

272けしからん名無し:2010/01/13(水) 01:33:46 ID:ATbXFaSso
シェスタ「発頚!!」

・・・ドン!!

チキン「ぐはあああっ!!」
たう「チキン!!ダブルストレイフィング!!」
まんま「しとめた!!」
シェスタ「残念・・・そちらは残影だ・・・」
たう「!!」
シェスタ「飛び道具でしとめられると思ったのか、頭がお花畑のやつァ平和でいいなあああああああ!!」
たう「うおおおおおおおおお!!」

しゅぱぱぱぱぱぱぱぱぱ!!

シェスタ「飛び道具とはこういうもんを指すんだよ!!指弾!!」

ぎゅいいいいいんどどどどどっどど!!

たう「うわあああああああっ!!」
まんま「ちっ、たうまで」
ぶる「だめだ、地下室だから大地の魔法は使えない・・・クァグマイアさえ使えたら・・・

   この地に住まう氷の精霊よ!凍てつく世界の王よ!
   われらを守りたまえ!!
   ア  イ  ス  ウ  ォ  ー  ル
   激 氷 の 聖 な る 障 壁!!」

273けしからん名無し:2010/01/13(水) 01:36:04 ID:ATbXFaSso
シェスタ「小細工がきくわけねぇだろ!!」

バリィン!!

ぶる「アイスウォールが!!」
まんま「スパイダーウェブもあたらない」
シェスタ「おとなしく俺に殺されろおおおおおおお」
キルシュ「イーイーイイー!!

     イーイーイイイイー
     イーイイイイーイー

     イイーイー・・・
           イイーイイ
         黄金比率の大聖堂            」

ビィン!!

シェスタ「こんなもの!!猛虎硬爬山!!」

バリィン!!

まんま「聖職者最強の防御魔法が肉弾でやぶられただと・・・!?」
ぶる「成功するかわかんないけどやるしかないよね!!ボクは大魔道師まさるの娘!!


   この大地に眠りし狂気よ、目覚めよ!

      グラビテーションフィールド
    重 力 限 界 突 破     」

274けしからん名無し:2010/01/13(水) 01:37:28 ID:ATbXFaSso
シェスタ「むっ、体が・・・おもい・・・」
ぶる「やった!!」
まんま「スパイダーウェブ!!」
シェスタ「ちぃ・・・」

ガラガラ・・・

まんま「様子がおかしい・・・天井が崩れる!!!」
ぶる「うわああああああああああっ!!」
キルシュ「イーィ!!」


ずどどどどどどどぉおおおおん


ぶる「いったぁい・・・ここは?」
まんま「一気に底まで抜けたが・・・そこまで深くなかったようで助かった」
キルシュ「イー!!!」
ちくわん「その声は!!キルシュか!」
ぶる「王子!!」
まんま「すぐにカギをあけるぞ」
たう「ぐっ・・・」
キルシュ「イーイー!!」
たう「助かる・・・チキンは?」
ぶる「あそこに倒れてる!!」
まんま「あいつはどこだ!!」
キルシュ「イイー!!」

275けしからん名無し:2010/01/13(水) 02:31:28 ID:ATbXFaSso
シェスタ「てめぇら・・・なめた真似してくれやがって・・・」
たま「シェスタァ、苦戦してるようだな」
シェスタ「たまか、てめぇも出ろ!!」
たま「久しぶりの娑婆の空気が吸えるんなら喜んで助太刀するぜェ!!」
ユウ「おやびん!!あっしも出してくだせぇ!!」
シェスタ「出ろ!!」
カスミ「あらぁ、シェスタちゃんじゃない、元気?」
シェスタ「以前のように助けてくれるか?」
カスミ「当たり前でしょ」

キルシュ「イー!!!」
まんま「あれは誰なんだ?キルシュ知っているのか」
キルシュ「イー、イイーイーイーイイー」
ぶる「はぐれ聖職者か・・・どこにでもいるもんだね」
チキン「くっ・・・あいつの力どうなってんだよ・・・」
たう「何者なんだあいつ」
キルシュ「イーイイーイーイーイイーイー」
まんま「シェスタ・・・どこかできいた名前だと思ったら魔王信仰のやつらのリーダーだな」
ぶる「ボクもきいたことあるかも、とてつもない体術の使い手だとか」
たう「危険な存在ってことか」

276けしからん名無し:2010/01/19(火) 09:42:34 ID:m4X6zwL6o
シェスタ「おまえらは神に仇なすもの!!滅びよ!!」
ぶる「王子をはやく!!ボクはあいつをくいとめる!!

     この大地に眠りし狂気よ、目覚めよ!

      グラビテーションフィールド
    重 力 限 界 突 破     」

シェスタ「くっ・・・なんどもなんども・・・おい手ェ貸せ!!」
たま「あいあい!!」

ガツン!!

チキン丸「この体朽ち果てようとも仲間は守ってみせるッ!!」
ぶる「チキン!!」
krs「イーイー!!」
まんま「王子は助け出せたならここを抜け出したほうがいい、地理とやつの能力の相性がよすぎる
     圧倒的に不利だ」
たう「しかしこの状態で撤退は無理じゃないか・・・?」
王子「あそこに抜け穴がある!いこう!!」
たう「おk」

277けしからん名無し:2010/01/19(火) 09:55:47 ID:m4X6zwL6o
@@@@@@@@@@@@@@@グラストヘイム城
魔王モロク「ぐおおおおおおおおおお!!!!!!!」
ダークロード「ああああああああああ!!!!!!!!」
天使猫「大変だ・・・いったいどうなる!?」
モロクの現身(精霊型)「人間は逃げろ!!消し飛ぶぞ!」
モロクの現身(天使型)「あんな蚤どもの心配などいらないですよ、あなたはお父様のフォローにまわりなさい」
モロクの現身(精霊型)「くっ・・・逃げろ・・・逃げるんだ・・・この戦いに人間は入れない・・・」

ズどおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!

ダークロード「がああああああっ!!!!糞ガキが!!」
魔王モロク「最強の魔王と称されてもただの影では俺様の相手にもならんようだな!!」
ダークロード「なめやがって・・・うおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


ごごごごごおおおおおおおお

天使猫「この方向はまずい!!このままではプロンテラにまで戦火が!!」
手羽サキ「これはwwwwwwやばいッスねwwwwwww」
天使猫「とめられるだけとめましょう、せめて街に被害が出ないように・・・」
魔王モロク「ふん、俺様の力を持ってすれば貴様を魔界から引きずり出してやってもいいんだぞ」
ダークロード「なめられたものだがいらん心配だ!!震え上がるがよい!!我こそ真の魔界の王ダークロード!!伝説の名を冠する唯一の魔王ぞ!!」

どごおおおおおおおおおおおおおん!!

モロクの現身(天使型)「さすがといったところでしょうか、しかし私達分身らを相手にまわしてまで戦えるわけではないでしょうッ!!!」

278けしからん名無し:2010/01/19(火) 15:52:03 ID:m4X6zwL6o
ダークロード「ふん、おまえらの相手はこいつらだ!!いでよ我が分身!!ダークイリュージョン軍団!!」
ダークイリュージョン「ガアアアア!!」
魔王モロク「愚かな・・・俺様の力を見せてやろう・・・魔界より引き連れしゴーレムよ敵を滅ぼせ!!」


ずどどどどどど・・・


天使猫「なん・・・だと・・・?」
ダークロード「泥人形ごときで我が分身をうちやぶれるかァああああああああ」
魔王モロク「幻想なぞ俺様自身で打ち砕いてくれよう!!ぐおおおおおおおおお!!!!」

ごごごっごごごごごごっごおおお

ダークロード「ぐぅ、貴様ァ・・・」
魔王モロク「なまっちょろいぞ最強の魔王!!」

ガガン!!

モロクの現身(精霊型)「この方向はプロンテラ!!人間の街に被害が!!」
モロクの現身(天使型)「手がとまってますよ何をしているのですか?」
天使猫「聖歌隊!十字軍!死なない程度で防御にまわります、無理だと思えば撤退!!しかし意地でも進路を逸らせます!!」
手羽サキ「おkッスwwwwwww」
ばんがいち「了解!!」

279けしからん名無し:2010/01/19(火) 16:11:26 ID:m4X6zwL6o
@@@@@@@@@@@@@プロンテラ城 王の間
水飴「ふふ・・・宴はもうすぐ・・・」
富竹「そのようだな」
水飴「お父様がここにいらっしゃるの・・・楽しみでゾクゾクするわぁ」

ふらっ・・・

富竹「は・・・俺・・・は・・・いったい・・・な・・・にを・・・」
水飴「なっ、私の術が切れた!?」

ピキィン!!

富竹「あぅっ!!くっそ・・・」
水飴「もう完全に私の支配化においてしまうしかないわね、それだと自我が完全に崩壊しちゃうからつまらないんだけど・・・」

パリィン!!

富竹「あ・・・が・・・イエス・・・ユアハイネス・・・」
水飴「このおもちゃもそろそろね・・・はやくお父様きてくださらないかしら」
富竹「お・・・父様・・・?おや・・・っさ・・・ん」
水飴「まだ自我残ってるの?タフすぎでしょ」

パリィン!!

富竹「・・・」
水飴「あーあ完全に壊れちゃった、そういえば王子が救出途中なんだっけ、次のおもちゃにしよーっと」

280けしからん名無し:2010/01/19(火) 18:06:24 ID:m4X6zwL6o
@@@@@@@@@@@@@@ジュノー南部
OT「うーん、そろそろジュノーのはずなんだけど・・・」
マヨ「やあ」
OT「誰?」
マヨ「君は・・・OT君かな?」
OT「そうだけど・・・誰?」
マヨ「君、さっきまで誰かといなかった?」
OT「え?セニアのこと知ってるの?」
マヨ「知っているも何も我々はセニアを探しているんだよ
   わしはマヨ、研究者だよ」
OT「研究者・・・じゃあおまえがセニアを改造したんだな!!」
マヨ「うん」
OT「ひとでなし!!」
マヨ「でもあいつが望んだことだったんだよ、とにかくセニアはどこへ向かっているか教えてほしいんだよ
   もう一度改造を施す必要が出てきたんだ」
OT「な・・・ばーか、誰が教えるか!!べーっ」
マヨ「これだから子供は嫌いなんだ・・・連れて行け、健康体の子供だよ、何かの実験に使えるじゃろ」
OT「やめろ!!離せ!!セニアあああああああああああ!!!」

がっしぼか

マヨ「あっ、逃げたよ」
OT「くっそ、セニアが・・・セニアが危ない!!」


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