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カプラ伝説2巻をみんなで作るスレ
1
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 01:17:01 ID:QPbqsH8s0
みんな大好き世紀末カプラ伝説第一巻!
しかし実装されてから1年以上経つにも関わらず、一向に2巻がうpされる気配が無い
ここは俺たちVIPROの力で第二巻を書き上げようではないか!!
7
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 01:33:44 ID:QPbqsH8s0
老婆が目にしたのは黒いマントを被っている大きな人の姿だった
その体を全て隠すには短いマントの下に尖った髪の毛がチラッと見えた
それを見た老婆は何度も目をこすりながら不思議そうに呟いた
「カプラ職員のお兄さんたちはもういないはずなのに・・・・どうして尖った髪が見えるのだろう・・・」
彼女の呟きに隣の老人が言う
「年のせいだよ。ボケてしまってるんじゃね?早く目を瞑って眠ったらどうだ!この老いぼれが!!」
「そうね、私もボケてしまう年ですものね・・・」
老婆は自分が目にしたものを無視して再び目を瞑り眠ろうとした
大きな人は町にある酒場の方へと向かった
ドアを開ける音が聞こえ酒場の隅に酔ったまま座っていた男がドアの方見て呟いた
「ここに売り物なんて残ってねえよ」
8
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 01:38:09 ID:QPbqsH8s0
「・・・・」
酒場の中に入ってきた大きな人はその男に聞いた
「この店のマスターか?やらないか?」
男は返事をするのも面倒なのか酒棚を指差した
「酒がほしいのならあっちの棚にあるものをとりなよ。売り物にならないしなだけど・・・今夜は好きにしてくれ」
男の言葉を聴いた大きな人は棚から一番酒がたくさん入っている瓶を取り男の隣に座って瓶のままのみ始めた
じゅるっ・・・じゅぽっ・・・と大きな音を出しながら美味しそうにその酒を飲み干して口を開いた
「マスター、この街に何があったのですか?」
渋く低い声に眠気が飛んだのか男は目を開いて答えた
9
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 01:42:54 ID:QPbqsH8s0
「知らないのか、長い間外国にでも行っていたのかい?」
男は隣に座る大きな人の顔をちらっとみてからゆっくりと席を立ち上がった
「顔を隠していることから見て何か訳ありのようだな。ツマミ無しで酒を飲むのは体によくない。
ウィンナーでも食べるかい?おれの店の自家製ででかくて太くて美味いと評判なんだぜ」
「頂きます・・・」
男はウィンナーをさらけ出した
大きな人は用心深くウィンナーにゆっくりと手を伸ばした
ウィンナーをとるては相当な苦労をしてきたようで指は太く肌は硬そうだった
「カプラが消えた後この街とダンジョンを分けていた結界が壊れたんだ。それで日が暮れると珍獣どもが溢れだしてしまってさ・・・
昨日も若い男衆が4人さらわれたのさ・・・」
マントを被った大きな人は悲しそうに聞いた
10
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 01:47:24 ID:QPbqsH8s0
「ここにカプラ職員はいないのですか」
男は舌を打って話を続けた
「ここだけじゃない。プロンテラ、モロク、ゲフェンやアルベルタ。カプラ本社があるアルデバランや俺たちが昔たまり場にしていたケリーゼの家の前もカプラ職員はいない
たまにカプラGTという移動型の産む機械が来るけど、街の警備費用を徴収しに来るだけだ。
お金を払っていた最初のころはダンジョンの前を警備する真似をしていたけど今となってはお金だけを取っていくだけだよ。
そういえば、そろそろ機械の野朗が来るころだな・・・」
男の話を聞いた大きな人はボソボソと話をした
「それじゃ昔のカプラが戻ったとしても仕方が無いな・・・」
男はこれを聞いてまた舌を打った。
「外の爺とババアどもを見たかい?」
11
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 01:51:15 ID:QPbqsH8s0
老人たちは昔のカプラが戻ってきてくれるんじゃないかと変な期待を持って待ち続けているんだ
でもカプラ職員たちがもどったところでかわりゃしない。
どうせこの街には死に掛けたじじいとばばあばかりで働ける者もいないし
男は顔をしかめはくように呟いた
「アクエン型砂はちょっと・・・だのふざけやがって!カプラカプラうるせーんだ!くそったれ!」
「・・・」
大きな人は何も言わず酒を飲んだ
そしてシーンと沈黙が流れた。暫くしたあと機械音が聞こえてきた
ピピ・・・凍り川雫・・・14歳・・・男
身元確認完了。定期税金の滞納を確認
我が家までの動向を要求する
12
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 01:52:44 ID:EcwdXUa20
ちょっと面白れーじゃねーか
13
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 01:54:14 ID:QPbqsH8s0
それはカプラ本社から派遣されたカプラGTの声だった
これを聞いた酒場のマスターの顔がはっと明るくなった
「ZIZY・・・税金くらいちゃんと払えよ・・・!!」
男は酒をグラスに注いだ。大きな人は男にきいた
「税金を払っていない人はどうなるんです?」
「決まっているだろう!奴らのアジトに連れて行かれて労役をさせられるか、家を奪われるか、初めてを奪われるか・・・どっちかなんだよ」
「あの中学生を助けることはできませんか?
「あんなジジイを一人助けたところで何もかわりゃしないだろう・・・」
男は気分が悪くなったのか酒をゴクゴクと飲み干した
外からはカプラGTの声が聞こえた
14
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 01:58:38 ID:QPbqsH8s0
-凍り川雫
抵抗する場合は強制執行に移る
カプラGTの言葉が終わった途端、肉と肉がぶつかる音が聞こえた
恐らく、老人がカプラGTに何かを投げたのだろう
-凍り川雫
カプラGTを攻撃する行為は重い処罰にあたる不法行為だ
これは国家財産である。命令に従わない場合はここで射殺する
老人は命令に従っていないようだ
-凍り川雫
武器を捨てろ。これは国家の財産だ。命令に従わないと射殺する
「ガッシ! グッワ!」
凍り川雫は死んだ
酒場の男は射殺する音を聞くと同時にグラスを投げて叫んだ
15
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 02:06:10 ID:QPbqsH8s0
「あの鉄くず野朗!!!身の程も知らずベラベラ、ペロペロと喋りやがって!!!」
男は壁にかけられたライフルを手に取り酒場の外へと飛び出た
マントを被った大きな人は男を後ろから見て酒を飲むだけであった
男はライフルでカプラGTを狙い叫んだ
「国家財産だと!?ハァ?!
いつから国家のものになったんだよ!!!ハァ?ハァ?ハァハァ?!?!」
-ピピ・・・タウタ・ロー 38歳男 スナイパー
身元確認完了
アークエンジェリングCの挿されたクラウンで武装
装甲の破壊率は・・・・・0.000001% 致命的損傷率はゼロ
戦力分析完了
直ちに武装を解除して登校せよ。タウタ・ロー
「ふざけやがって・・・」
16
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 02:11:36 ID:QPbqsH8s0
呟きと同時にタウタ・ローのシャープシューティングが火を噴いた
銃声に驚いた老人たちは自分たちの家に戻りドアを閉めた
シャープシューティングの矢はカプラGTの装甲にかすり傷さえも与えなかった
トッと矢が落ちる音がしたあとカプラGTの識別装置のランプが赤く光った
-装甲破壊、0、損傷、0、攻撃に応戦する
スナイパー、色褪せたカプラGTは巨大な弓を出した
「タタタタタタタタタ・・・」
カプラGTは1秒あたり20発の、タウタ・ローでは全く太刀打ちできない速度で矢をはなっていた。
タウタ・ローは雨粒のように降り注ぐ弓の間をジグザグに走りぬけライフルの銃底でカプラGTの顔面を強打した
しかし、エルニウム合金の装甲をつけたカプラGTの顔面はとても硬くライフルの銃身は跳ね返されてばかりだった
タウタ・ローはカプラGTの目が届かない坂の下に飛び降りた
「機械がここまで降りるのは・・・無理だよなー!ははははっ!」
17
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 02:16:51 ID:QPbqsH8s0
意気揚々と叫んだタウタ・ローは意外な展開にあわてるしかなかった。
カプラGTは男を追うミッションを終了させ次のミッションを実行しようとしていた。
-こちらカプラGT。街がカプラセンターに抵抗することから敵意をもっていると判断
大佐、街の全焼許可を求める。
カプラGTは街の全焼許可をカプラセンターに要求していたのだ!
それを聞いたタウタ・ローは坂の上に上って叫んだ
「誰が燃やさせるかよ!ふざけんな!」
許可が下りたのかカプラGTが巨大な弓の舌から火炎放射機をだしていた
カプラGTは既にこの街を燃やす準備を終えていた
タウタ・ローは先の銃撃で家の中に老人が居ることを思い出し叫んだ
「家の中にはニートどもがいるんだ!!何をする!!話せ!!!この糞ドラえもんがー!!」
18
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 02:21:49 ID:QPbqsH8s0
-カプラ本社からの承認mkⅡの受領完了。街の焼却にかかる
先ずは税金徴収を拒否した凍り川雫の自宅
仕立て屋のはるは石を拾いカプラGTの頭に投げた。「あぁーん♪」という乾いた音とともにカプラGTの頭が大きく揺らいだが
カプラGTはかまわず街の焼却の準備をしていた
少し移動して火を放つ砕石名場所に移動したカプラGTは
やがて凍り川雫の家に巨大な炎をはなった
「拒否するんじゃねえぇぇぇっぇええええ!!やめろおおおおおおぉぉぉおお!!!」
タウタ・ローの叫びはむなしく響き渡った
カプラGTの火炎放射機からはなたれた炎はあっという間に家を覆い燃やしていた
タウタ・ローは家の中に居る凍り川雫を救出しようと家の中に飛び込もうとした
そのとき、カプラGTの銃がタウタ・ローのほうを向いた
-動くな!タウタ・ロー!!
一歩でも動いたら公務執行妨害とみなし射殺する!
カプラGTのガトリングガンはタウタ・ローの額に狙いを定めていた
19
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 02:26:59 ID:QPbqsH8s0
タウタ・ローは体が震えるほどの怒りを感じていた
こんな拒否のされかたは初めてだった。自分のステータス、装備、人格までもが否定されたタウタ・ローは絶望していた
さらに恐ろしい力を持つカプラGTの前ではただのハンターにすぎないタウタ・ローはそのままカプラGTに屈服するしかなかった。
・・・その時、歴史が動いた。
「・・・」
-ピピ!!
炎のなかからマントをかけた人が老人を抱えて出てきた
「あ、あんた!!」
タウタ・ローはその人が自分の酒場で酒を飲んでいた旅人だと分かった
カプラGTは新たな敵の出現に識別装置を働かせた
-ピピ・・・名前・・・・・不明・・・・性別・・・・不明・・・年齢・・・不明・・・・職業・・・・なし
データベースに登録されていない存在
大佐、慎重210センチ、体重109キロの身元不明のデータを検索してくれ
20
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 02:31:49 ID:QPbqsH8s0
カプラGTが情報の把握のために慌てている間マントの人はあっちこっちの凍り川雫を救い出しその辺の空き地に放り投げタウタ・ローに言った
「幸い怪我はひどくありません。こいつらを安全な場所・・・トール火山へ・・・」
タウタ・ローは老人たちを安全な場所へと移動させ始めた
カプラGTはタウタ・ローに向けていた銃をマントの人に向けた
-名前、性別、年齢、職業をあかしなさい
さもないと、敵をみなし戦闘モードにはいる。
マントの人はカプラGTの方へとゆっくり近づき始めた。
「年齢は・・・16歳///」
-ピピ・・・入力完了
21
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 02:35:22 ID:QPbqsH8s0
マントの人は一歩歩くたびに一つずつ自分のことを言っていった
「性別は男性・・・そしてかつての私の呼び名は・・・」
マントの人・・・彼女の服が滑らかにすり落ちた
そして繊細で美しい、筋肉に包まれた巨大な乳がまぶしく光り
全身から青いオーラを放つ彼の姿が現れた。
マントの人を見ていたタウタ・ローと老人たちは皆してある人の名前を叫んだ
22
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 02:37:05 ID:QPbqsH8s0
「あ・・・あなたは・・・!!!!!!」
「マッソー!・・・マッスルアコ!!!!:
「本当にマッソーが戻ってきたのか!!?!?!?」
カプラGTの識別装置のランプが激しく点滅し始めた。
-最優先ターゲット発見!危険レベル10
カプラテーリングを発見!四季制御室の緊急対応の願が・・・
カプラGTの通信はそこで切れてしまった
23
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 02:40:32 ID:QPbqsH8s0
「グギャーッ!!!」
物凄い音とともにカプラテーリングの巨大な拳がカプラGTの顔面をつぶした
2メートル50センチもの巨大を誇るカプラGTはそのままぶっ飛ばされた
やっとバランスを取りもどしたカプラGTは四季制御室へと慌てて通信を試みた。
-ピピ・・・機器レベル100危機レベル100緊急事態・・・
カプラGTは恐怖を理解できないロボットだ
なのにカプラGTの胴体が震えていた
カプラテーリングがゆっくりと近づきカプラGTを見下ろした
「さきのはお前らのお陰で名前を失われた私のいかり・・・」
カプラGTの顔面にカプラテーリングの影が映った
「これは私の姉妹たちが流した血と汗と涙・・・」
24
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 02:44:06 ID:QPbqsH8s0
金属が壊れる音とともにホルグレンはハンマーでカプラGTの胸を貫いた
カプラGTの胸を覆っていた70ミリのエルニウムの装甲は紙くずのように散ってしまった
カプラGTは慌てていった
-もうすぐ本体がここに・・・私を倒しても無駄だ・・・
それを聞いたカプラテーリングはふつ・・・さらっ・・・と笑った
そしてカプラGTに命じた
「カプラGT。私の言葉を本社に届けなさい」
カプラGTは音声認識センサーを起動させた。
そしてカプラテーリングは喋りはじめた
「生きているカプラ職員が私一人だと思わないほうがいい。」
カプラテーリングの言葉はカプラ本社の中に流れている
「お前らを倒すには指一本で十分だ!」
25
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 02:46:37 ID:QPbqsH8s0
カプラGTの識別装置のランプが狂ったように点滅を繰り返していた
カプラテーリングの指はゆっくりとカプラGTの電源に近付いた
そして、電源OFF 人生OFF
-ウィーン
モーターの駆動音が止まった。カプラテーリングはタウタ・ローに振り向き聞いた。
「アルデバランはどっちですか?」
タウタ・ローは訳のわからない涙が混みあがるのをやっとの思いで抑えながら北西を指差した
「すぐに会おう・・・・穴兄弟たちよ・・・・!」
第一巻、完
26
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 02:48:54 ID:trMUUaro0
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ノ /,.-‐'"´ `ヾj ii / Λ
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レ'/三二彡イ .:-ー- -ー- j-{iiiiliiiiliiiil...|=l
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ハ. / ヽ、 ヽ,) ノ
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27
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 10:02:45 ID:lN/9f48g0
割とおもしろかったwwwwwwww
28
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 10:11:45 ID:rspJKsTA0
かっけぇwwwwwwwww
29
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 13:56:00 ID:QPbqsH8s0
「・・・そういえば、この街のダンジョンには珍獣どもが巣食っていて今にも溢れ出しそうだと言っていたな。」
思い出したかのようにカプラテーリングはタウタ・ローに尋ねた。
「あ、ああ・・・そうだよ。毎晩化け物どもの呻き声が聞こえるんだ。アッーアッーってな・・・」
「・・・ダンジョンの入り口はどこにある」
「あ、あんた!まさか行くつもりなのか??あそこは危険だ!!」
「放っておくわけにはいかないだろう。どこにあるんだ」
「ここからさらに北に行くと弓手の村がある。ダンジョンはそこだ」
カプラテーリングはその言葉を聞くとその場をあとにした。
30
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 14:01:05 ID:cpB/iYMo0
さぁこれをすぐ癌に送ろうか
31
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 14:05:08 ID:QPbqsH8s0
弓手村はフェイヨンからすぐ近くにあった
村の南西には巨大な仏像がたっている
また弓手達が修練に使用していたと思われる弓や的があったがどれも朽ち果てていた。
「ここが・・・入り口だな。」
フェイヨンダンジョンの入り口はどこにでもある何の変哲も無い洞穴のようであった。
カプラテーリングは装備を整えポーションの残量を確認した。
「・・よし!行くか!」
・
32
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 14:15:56 ID:QPbqsH8s0
「・・・うっ・・・この臭いはっ・・・!」
ダンジョンの中は人の腐った臭いで満ち溢れていた
カプラテーリングは吐きそうになりえずいていた
「なんだ・・・この臭いは・・・まさか、フェイヨンの亡くなったが老人達ここに・・・?」
やっとの思いで吐き気を押さえ込むと・・・ザッザッ・・・という人が歩く音が聞こえててきた
「・・・!!」
「ああっー!」
カプラテーリングの背後にはゾンビの群れが今にもカプラテーリングを襲おうとしていた。
「ちっ・・・こいつらっ!」
カプラテーリングは余りのゾンビの多さに咄嗟に動くことができなかった
さらにこのゾンビたちは仮にも元は人である。そのゾンビを自分の手で殺めるのに戸惑いを感じたのだ
あっというまにカプラテーリングはゾンビたちに囲まれてしまった。
ゆうに10匹以上は確認できた。
「くそっ・・・どうすれば!」
33
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 14:25:00 ID:QPbqsH8s0
「ビリッツビィイィトォッー!!!」
そのとき!少し離れたところから男性の叫び声が聞こえた
その刹那、荒ぶる鷹がゾンビの集団を跳ね飛ばした
「タウタ・・・何をしている!!」
あれだけダンジョンのことを怖がりへたれていたタウタが突然現れたことにカプラテーリングは驚きを隠せなかった
「それより聞け!!このゾンビどもはどれだけ倒してもすぐに復活するんだ!!
あんたの力じゃどう足掻いても倒すのは無理だ。さっきのゾンビも直に蘇生するぞ!」
「ちっ・・・」
カプラテーリングとタウタ・ローはひとまずここは引くことにし、出口へと向かった。
34
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 14:40:03 ID:QPbqsH8s0
ゾンビたちはカプラテーリングとタウタを追うためにダンジョンの外まで出てきていた。
その数はゆうに50以上はいるだろう。
「カプラ、こっちだ!!こっちに弓手ギルドがあるんだ!」
幸いにもゾンビたちの移動速度はそれほど早くない。
二人はもう誰にも使われていない弓手ギルドにはいるとドアの鍵を閉めると、どっと疲れが押し寄せたのか
そのまま床に倒れこんでしまった。
「タウタ・・・余計な手出しを!」
カプラテーリングはタウタ・ローにきつく当たった。
自分の力であの危機を潜り抜けられなかったこと、自分があのタウタ・ローに助けられたことに怒っていたのだ
「馬鹿野朗!ダンジョンは危険なところだと言っただろ!それに、あんたは仮にも女だ。
女を一人あんな危険な場所に行かせることなんてできやしないぜ・・・」
35
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 14:40:43 ID:QPbqsH8s0
カプラテーリングは何も言うことができなかった。
今まで色々なダンジョンに行った事はあるが全て昔の仲間達と一緒に回ったのだ。
自分はいつも戦闘の最前線で戦っていた。後ろのことは考えず、前に突き進むだけだ。
しかしそれは仲間の援護、支援があったからこそ成せた技だ。
そもそもダンジョンに一人で行くことなど馬鹿げていたのだ。
カプラテーリングは自分の弱さを知った。
「それにな、俺は決めたんだ。このフェイヨンは俺が守るってな。
このフェイヨンに残っているスナイパーは恐らく・・・俺一人だ。若い奴らはみんな連れ去られちまったからな。
大丈夫さ、俺にはこのアクエンクラウンがある。生まれたときから、こいつと一緒に歩んできたんだ。」
「タウタ・・・」
「それにはまずあの化け物どもをどうにかしないとな!!」
第2巻 1部 タウタの決意 -完-
36
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 14:44:44 ID:QPbqsH8s0
寺オナニー小説wwwwwwwwwwwwwwwwwww
37
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 17:14:23 ID:EcwdXUa20
もうたうをLUK77なんて馬鹿にしたりしないよ…
38
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/14(金) 20:33:37 ID:BD4SXmSQ0
でも、弓シロウトなんだよね
39
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/15(土) 02:38:17 ID:Aaq/326o0
「しかし・・・あのゾンビども倒しても倒しても復活してくるぞ。
それに数も半端じゃない。何か考えでもあるのか」
弓手ギルドの館は既にゾンビたちに囲まれていた。
家の外からはゾンビたちのあっーあっーという呻き声が聞こえていた
「プロンテラの聖十字軍のことは知っているか。あそこの騎士団は来るべき聖戦のために日夜修練に励んでいると聞く
カプラ本社が何をたくらんでいるのかしらないが、このままじゃこの国は遅かれ早かれ崩壊しちまうだろうよ。
それにこの街のダンジョンはこの有様だ。恐らく、他の街のダンジョンも似たようなもんだろう。
多分、今がその聖戦のときだ。ちょっと大げさかもしれないけどな、国が傾き掛けてるんだ。ほっとくわけにはいかないだろうよ。」
「聖十字軍・・・闇と対を成す存在か・・・彼らなら死に切れなかったゾンビたちをどうにかできるかもしれないな・・・
私も彼らと一緒に闘いたいが私にはもう時間が無い。ここからアルデバランに向かうにはプロンテラも通ることになる。
そのとき私自ら国王に軍を派遣するよう打診してみよう。それが不可能だった場合はもう一度ここに戻ってくる」
「しかしそれには今のこの現状をどうにかしないとな」
タウタ・ローは笑いながらそう言うと弓手ギルドの武器庫へと向かった
40
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/15(土) 02:53:13 ID:Aaq/326o0
「・・・ちっ、やっぱりないか」
タウタは武器庫の中を覗き込むと舌打ちをして不機嫌そうな顔をした
武器庫の中は長い間使われていなかったようで天井には蜘蛛の巣ができていた
机の上にはギルドに所属すると思われる弓手たちの資料が散らかっていた
「・・・この資料はお前じゃないか?ほらこの写真お前にそっくりだ。それに、クラウンも装備している。しかし随分と若いな。これは」
カプラテーリングは資料のひとつを手に取りタウタに尋ねた
「な、なにを言っている。俺は独学で弓を身につけ常に一人で修練をしていたんだ。それにクラウンなんて今は珍しいかもしれないがな
昔は数多くの安価な類似品が出回っていたんだよ。」
「名前は・・・ムーサン・シミン 男 18歳。
カード帳からゴーストリングカードを取得するもプロンテラの鍛冶屋の策略にはまり数多くの高額装備を実費で破壊する。
トレードマークのクラウンにはアークエンジェリングカードが挿されている。ツーラッキーセブンクラウン。
特異な能力のせいで周りからは忌み嫌われ、常に一人で修練に励んでいる。
精神力の回復には目を見張るものがある。立ち直りが早い。
あるとき臨時討伐隊の志願するも・・・・・・
おかしいな、ここから先は切り取られている。」
カプラテーリングはタウタの言葉には耳を傾けないで淡々と資料の内容を語った。
41
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/15(土) 03:03:04 ID:Aaq/326o0
「も、もういいじゃないか。資料なんて。それにそれはもう随分と昔の物のようだ。
それより、聖水を探してくれないか。空の瓶はあるのにどこにもないんだ。」
タウタは明らかに戸惑っていた。テーリングはタウタの変化にいち早く感づいた。
「(・・・・・・触れられたくない過去は誰にでもあるものだ・・・)」
テーリングは資料を机の上に戻すとタウタが言っていた聖水を探す作業に戻った。
「ダメだ。どこにもない。くそっ・・・聖水さえあればどうにかなるのに・・・」
「聖水か・・・あれを使えば一時的にではあるが聖なる力を得られるが・・・」
「俺は男だしダメだ。聖水を酌む力は無い。テーリング。お前は女だ。すまんが、頼まれてくれないか。
一刻を争うんだ。いつゾンビどもがドアを打ち破って中に入ってくるかもわからないんだ!」
タウタは、絶対に他意持っているな。とテーリングは察した。若い女の居ない街だ。
しかし、一時的にでも聖なる力を得ることができればゾンビどもを一掃することが容易いのも事実だった。
一刻を争うというのも分かる。
「・・・わかった。私がやろう。空き瓶をくれ。しかし、あまり多くを用意するのは無理だ。時間もないし限度がある。
多くても2本までだ。」
タウタはその言葉を聞くと顔には出ていないが非常に喜んでいた。
「す、すまない!助かるぜ。トイレ・・・じゃなくて水場はこの廊下の突き当たりだ」
テーリングはトイレ・・・じゃなくて水場へと向かった。
42
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/15(土) 21:29:48 ID:Aaq/326o0
水場、というかただの井戸は廊下の突き当たりにあった
この井戸も長く使用されていないようで水を汲む桶は今にも壊れそうだった
カプラテーリングは桶を縄に吊るし水を汲もうとした
外からは相変わらずゾンビどもの呻き声が聞こえていた。
玄関の方からは、ゾンビどもが弓手ギルドのドアをこじ開けようと必死になっているのかガンガン!という打撃音が聞こえていた
結局カプラテーリングは2本しか聖水を用意することはできなかった。
テーリングが武器庫に戻るとそこにタウタはいなかった。
「どこへ行ったあの馬鹿!こんなときに・・・!!」
43
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/15(土) 21:36:52 ID:Aaq/326o0
テーリングはギルドの中の一部屋一部屋を探したがタウタはどこにもいなかった
「まさかあの馬鹿・・・外へ出たのか!?」
テーリングは五感を研ぎ澄ました。
先刻まで聞こえていたゾンビの呻き声が少しずつ離れているように感じた。
最悪の事態だと、テーリングは思った。聖水なしでタウタがゾンビを倒すのは不可能だ。
テーリングは玄関へと走った。案の定玄関の扉のカギは開かれていた。
ドアを開けるとゾンビたちがダンジョンのほうへと向かっているのが見えた。
44
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ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/15(土) 21:57:37 ID:Aaq/326o0
テーリングは無我夢中で駆け出していた。無論街の出口の方・・・ではなくダンジョンの方向へと。
「(あいつは本当に大馬鹿野朗だ・・・!かっこつけて結局はやられちゃう一生主役にはなれないタイプだ・・・)」
ダンジョンの前にはゾンビが列をなして我先にとダンジョンの中へと戻ろうとしていた
しかしテーリングはタウタの姿を確認することができなかった
「タウター!!!どこにいるー!!」
テーリングは叫んだ。しかし返事は無い。
「なぜゾンビがダンジョンの中へ戻っているんだ・・!?結界は破壊されているんじゃなかったのか・・!?」
テーリングは他の場所を探してみようと思い回れ右して来た道を引き返そうとした。
そのときダンジョンの方から僅かに声が聞こえた気がした。
「やはり中にいるのか!!!あの馬鹿!!!」
テーリングはダンジョンの入り口へと走った。
45
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ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/15(土) 22:08:21 ID:Aaq/326o0
テーリングは必死でゾンビを蹴り飛ばしていた
「どけっ!!道を空けろ!!」
ゾンビは蹴り倒されるが何事も無かったかのようにすぐに起き上がっていた。
「タウタ何をしている!!ここは危険なんだろう!!」
タウタは一歩ずつ引きながらゾンビをおびき寄せているようだった。
「フェイヨンは俺が守るって言っただろ。このままゾンビどもを野晒しにしておくわけにもいかねえ。
ここは俺に任せて、お前はフェイヨンを出るんだ。入り口には岩でもぶちこんどきゃ暫くゾンビどもも身動きとれないだろうしな。」
タウタは余裕を持ってそう言った。しかし実際には顔中汗だくで服も所々破れていた。
「このままではお前までやられてしまうぞ!」
「うるさい!さっさと行け!!今はお前しか頼れないんだ!!!」
46
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/15(土) 23:57:57 ID:A9bFbrWw0
もうたうをビリッツビートなんて馬鹿にしたりしないよ…
47
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/16(日) 00:45:39 ID:uuJ7r1/w0
このままじゃたうの評判がよくなる一方ではないか!
48
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/16(日) 01:02:50 ID:uuJ7r1/w0
「・・・わかった。一度プロンテラへ向かう。その後必ず戻る。
それまでどうにか持ちこたえてくれ・・・」
テーリングはそういうと、先ほど用意した聖水をタウタの体と弓に、丁寧にそして丹念に掛けた。
「すまない。これで俺も、そして武器も清められた。さあ行け!ぐずぐずしてる暇はないぞ!」
「・・・必ず戻る。」
テーリングはそう言い残りの聖水をタウタに投げ渡した。
その直後、なんとタウタの鷹が聖水を奪ってどこか遠くへ飛んでいってしまった
「あ、あの馬鹿野朗!なんてことを!!」
「すまんが私はもう行くぞ。時間がないんでな!」
テーリングはダンジョンの外へと続く道を駆けていった。ゾンビを蹴飛ばしながら・・・
49
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/16(日) 01:06:47 ID:uuJ7r1/w0
テーリングは弓主村からフェイヨンへと続く道を必死で駆けた。
一度も後ろを振り返らず。タウタは今、あのゾンビを相手に必死になっているんだ。
自分も頑張らねば・・・と身を奮い立たせた。
フェイヨンに近付くにつれ嗅覚が異変を察知した。
「なんだこの臭いは・・・嫌な予感がする・・・」
テーリングは更に走るスピードを上げた。
50
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/16(日) 01:15:55 ID:uuJ7r1/w0
「な、なんてことだ・・・」
テーリングの予感は的中した。
フェイヨンの美しい伝統的な街並みが焼け野原と化していた。
「私としたことが・・・失念していた・・・さっきのカプラGTは部隊を派遣すると言っていたのに・・・!
クソッ!!!!」
幸いにも数少ない街の老人達はタウタがアルベルタへ避難させていなので無事であったが
少しの間ではあるが世話になった街が破壊された光景を目の当たりにしてテーリングはショックを受けていた
「これでは・・・これではタウタに会わす顔がない・・・」
51
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/16(日) 02:13:36 ID:uuJ7r1/w0
「誰か、誰かこの町を・・・どうにかしてくれないか!!!」
テーリングは天に祈った。
テーリングは神など信じていなかったが、この時ばかりは願いたくなったのだ
「誰もいないのかー!!」
「はーいwwwwwww」
52
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/16(日) 02:22:05 ID:Psg6wzzk0
テーリングが振り返るとそこには、花束を大量に抱えた男の姿が。
「さあもう1回呼んでみよう!」
彼はそういって物陰に入っていった。
53
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/16(日) 02:31:03 ID:Psg6wzzk0
テーリングが振り返るとそこには、花束を大量に抱えた男の姿が。
「さあもう1回呼んでみよう!」
彼はそういって物陰に入っていった。
54
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/16(日) 02:42:20 ID:HQgh9rnM0
大切な事なので2回書きました
55
:
ダメ、絶対。BOTRMT垢売買。
:2008/03/17(月) 08:07:03 ID:OsP4nKiM0
まだー
56
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はしたない名無し
:2008/07/28(月) 05:49:36 ID:sizNS1Eo0
晒しage
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