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ダンゲロス流血少女MM:生徒会応援スレ

67エるだぁ・マじかる・後藤さん:2015/08/12(水) 08:35:43

「ふふっ、もう遅いですよ。こうして『閉鎖された墓地』が構築された以上、ハルマゲドンはもう避けられません」

タタン!
愛雨は懐からマカロフPMを抜いてニ連射。
紫のネガ雨乞い波動を帯びた二つの弾丸がうさを襲う。
うさは甲冑から分泌した粘液で盾を生成、弾丸を難なく受け止める。

その時、愛雨の能力『リフメア』が発動!
うさの粘液盾から水分が奪われ、逆向きの雨となって天に登る。
粘液盾の成分はほぼ100%水分だ! 盾が消滅!

「ぬうっ! やはり能力の相性は最悪のようじゃな! ツツジを置いてきたのは失敗だったかのう!」
うさが歯がみしながら次の粘液を分泌しつつサイドステップで距離をはかる。

「というわけで、観念してハルマゲドンにご参加願えますかっ!?」
愛雨のステップの方が速い!
粘液の水分が変化した癒しの雨を身に受けながら、武傘の突剣による突き!
雨竜院流『雨月(あめつき)』!

「もうハルマゲドンは懲り懲りじゃよ!」
粘液を纏った節足の手甲で紫の武傘を受け止める。
粘液が武傘にまとわり付き、動きを封じようとするが、武傘に纏っていた『リフメア』の波動が粘液を触れる端から逆さまの雨に変えて行く。
うさは『海ソーサリー』による絡め取りを断念、甲の固さのみで武傘を上に弾いて反らす。
ここまでの動きは愛雨も折り込み済みで、武傘を引いて次の攻撃に移ろうとするが……

がしゃん!
愛雨の想定していなかった衝撃が武傘に加わった。
それは、ぷてりんの鋏脚!
うさの頭部甲冑からウサミミめいて延びている、ぷてりんの鋏が強靭な一撃で武傘を更に弾いたのだ。

体勢を崩した愛雨に、うさの追い打ち!
両腕から少量の粘液を分泌して愛雨の顔の前でぱしんと手を打ち合わせて、粘液を飛び散らせる!
「ぐっ、猫騙し……!」
愛雨の眼鏡に粘液が張り付き視界を奪った一瞬の隙に、うさはミゅーかす・ドらいぶ跳躍!
そして逆向きの肩車めいた体勢で、愛雨の顔面に全身で組み付く!

「おぬしの脱水と、儂の粘液分泌。どっちが速いか勝負じゃ!」
うさが全力で粘液を分泌!
愛雨の頭部が分泌した粘液で球状に覆われる。
このままでは窒息死してしまう。
『リフメア』による脱水は?
既にやっている! 粘液の塊からはゲリラ豪雨めいた勢いの逆向きの雨! だが、追い付かない!!

「ご……ゴボォ……」
粘液の中でくぐもった声を出す愛雨の上体がよろめき、後方に傾く。
逆向きの雨は止んだ。うさは粘液分泌の手を緩めない。
勝負あったか!?


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