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ダンゲロス流血少女MM:生徒会応援スレ

21彩妃言葉:2015/08/05(水) 08:28:54
『二つの西瓜は手のひら一つに納まらない』二玉目


「……いま、見比べましたよね?」
「?」
「比べましたよね?あなたのその巨乳とあたしのこのぺったんこな胸を!」
「あの……」

突如、鷲掴みにされるコトハの双丘

「そもそもそんなスリムボディで巨乳とか!どうやったらそんなふざけた身体になるんだぁ。あぁ!?」
「……ご飯をいっぱい食べる、とか」
「毎日三食!栄養バランスもしっかりした物食べてるっつーの!ついでにおやつもだ!!」
「……いっぱい運動する、とか」
「水泳部舐めんなよ?泳ぐ以外にも走ったり筋トレしたりしてるからな!?」
「……いっぱい寝る、とか」
「早寝早起き、夜更かし厳禁!毎日7時間睡眠!!その乳は惰眠で育ってんのか、あ゛ぁ!?」

そっと開いた手の平を興奮する少女の前に向ける。

「……5(ぼそっ)」
「あぁん!?」
「5年、くらい」
「は?5年って……えっ?」

さすがに予想外の答えが返ってきたのかぺたんの勢いが止まる、しっかりと両手でコトハの胸を掴んだまま。

「5年くらいずっと寝てたみたいです。家の人がみんな言ってました」
「それは、なんというか……マジですか……」

二人の間に気まずい空気が流れる、が胸は掴んだままである。

「……5年って、コトハさん何年生なんですか?」
「今年で高等部の3年生になったって聞きました」
「まさかの同い年かぁ……(年下だと思ってました)」
「あの、大鶴さん」
「あ、え、何でしょう?」

慌てたようにようやく両手を離すぺたん。

「よかったらお友達になってくれませんか?こんなにお話できた人、初めてなので」
「このタイミングで言います!?私は巨乳の友達になる気なんて……」
「……(しゅん)」
「ああもう!なんでそんなに分かりやすく落ち込むんですか!!」

いそいそと水鉄砲とタンクを持ち上げ退散しようとするぺたん。
急ぎ足でヤシの木陰から離れるとコトハに向かって指を指す。

「いいですか!あたしは巨乳と馴れ合うつもりはありません!同級生としてお話してあげるだけですからね!!」

そう宣言すると雄たけびを上げながら海面に浮かぶ生徒達の群れに突撃していった。
ぺたんの去り際の言葉を理解したのかしていないのか、コトハはどこか嬉しそうな顔をしていた。
そっと被っていた麦わら帽子に手を当てると黄色とピンクのバラの花が咲く、それは新しい話し相手が出来た証。


彩妃言葉&大鶴ぺたん 応援SS『二つの西瓜は手のひら一つに納まらない』終


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