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ダンゲロス流血少女MM:生徒会応援スレ

14鬼姫計都/羅喉:2015/08/04(火) 18:01:36
この世に産まれ落ちた時には、既に私達は一緒に居た。
それは明確にハッキリと認識出来てた、私自身の内に存在するもう一人の私。
「忌子」と呼ばれ「鬼子」と蔑まれた少女、それが『羅喉』だった。

「気味が悪い――――――――――」
産まれて間もない私を見て、実母が放った第一声がソレだ。
後で知ったが、産まれた時の私は右眼が碧眼、左眼が紅眼の虹彩異色症(オッドアイ)だったそうで、実母はそんな私達を偉く怖れた。

それでも、優しく接してくれる人も居た。
それが実姉のレオナだった、彼女とは三つ歳が離れていて、まだ幼かった私達をよく可愛がってくれたと記憶してる。
そして、私達が一歳になる頃には虹彩異色症も治まったのだが――――――――――。

『初めて私が、自分の意思で表に現れたのは一歳の誕生日だった。
あの時の事は多分、死ぬまで忘れない。』

ひっ!
『母は小さく悲鳴を上げて腰を抜かした。
それは無理も無いと思う、普段は計都が表に出てるのだけど、その際は髪が黒色で両目とも碧眼なのだ。』

め、目、眼が紅い!!
『そう、私が出る時は両目とも紅眼になり、そして何故かしら髪が金髪になってしまうのだ。
全く、本当に困った体質?だ。』

悪魔!この子は悪魔の子よ!
『大層取り乱す母を尻目に――――――――――。』
初めまして!私はレオナ!貴女のお姉さんよ?よろしくね!!
『とても嬉しかった、普段から母や周囲の人達から疎ましく思われている私達に、何の物怖じもせず接してくれた。』

『それからの私は、母の隙を見ては表に現れ、レオナ姉さんと遊ぶようになった。
あの頃の私はそれが生き甲斐だった――――――――――。』

二重人格者の過去―①―


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